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東北 地方議会・首長,政治・選挙スレ

660千葉9区:2009/07/29(水) 21:12:52
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1039/20090729_03.htm
【連載】圧勝の断面(下)問われる決意/「緩んだ関係」危うさ

 <5会派相乗り>
 仙台市長選の投開票から一夜明けた27日午後。初当選を果たした前副市長の奥山恵美子氏(58)が仙台市役所の市議会棟を訪れた。16万票の圧勝を演出した市議に謝意を伝えるためだ。

 仙台市長選では、市議60人のうち共産党市議団を除く5会派の35人が「市議の会」を結成。分厚い支援態勢で奥山氏を圧勝に導いた。
 5会派の代表世話人と対面した奥山氏。「自分は素人。これからもご指導いただきたい」と頭を下げ、市政運営への協力を求めた。

<等距離を徹底>
 ことしに入って行われた名古屋、さいたま、千葉の各政令市長選は、与野党が対決する国政の図式がそのまま持ち込まれた。仙台市長選は政権選択を問う総選挙直前の大型地方選だったが、奥山氏陣営に5会派が相乗り。むしろ国政の構図を打ち消す方向に各会派の議員が動いた。

 序盤戦、奥山氏の街頭演説で公明党市議団の議員が政党名を連呼すると、他会派は猛反発。民主党系の議員が河村たかし名古屋市長を応援弁士に招こうと画策すると、「政党色が出る」との批判が噴出し、計画は白紙になった。

 奥山氏自身も選挙戦で「市民党」を掲げ、政党、会派との等距離外交を徹底した。ベテラン市議は「選挙で各会派との貸し借りの差を生まない。当選後の市政運営をにらんだしたたかな戦略だ」と解説する。

 一方、「市議の会」に加わらなかった議員は、奥山氏の立ち位置に疑問を投げ掛ける。「国政も(宮城)県政も当局、与野党が緊張感を持って議論を戦わせている。市議会と時代遅れの緩んだ関係になって、改革ができるのか」

<抗議受け後退>
 弛緩(しかん)の種は、職員との間にもまかれた。
 7月4日、青葉区のせんだいメディアテークで開かれた公開討論会。
 「職員を4年で800人減らします」。奥山氏は硬直する市財政の再建策として、「身内」を切る決意を宣言した。

 この発言に敏感になったのが、奥山氏を支援する市職員労働組合だ。7日、佐々木安夫委員長らが奥山氏と面会。「人員削減の数値目標など認めていない。政策協議を無視するのか」と迫った。

 結果的に、行財政改革に向けた奥山氏の決意はトーンダウン。マニフェスト(公約集)に数値目標を盛り込まなかった。
 タクシー券問題で「市民、市議会との信頼関係を大きく損ねた」と出馬を断念した梅原克彦市長(55)。一方で「良くも悪くも職員の間に緊張感があった」(市幹部)との声もある。

 当選後、奥山氏は行財政改革について「仙台市が破産して職員だけが残ることはありえない」と改革を断行する姿勢をあらためて強調した。
 新市長は、弛緩の芽を摘み取れるのか。市民の厳しい視線が注がれることになる。


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