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東北 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1とはずがたり:2008/10/26(日) 18:15:14

統一地方選スレから東北地方のネタを独立させます。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/l40
合併ネタはこちら
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1066974699/l40
宮城スレもあったけど政治ネタは引き続き此処へ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1212635128/l40
北海道はこちらへ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1223878241/l40

561千葉9区:2009/06/24(水) 22:51:58
>市議会(定数60)の無所属を除く全6会派の代表が提出。起立採決の結果、47人が賛成した。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009062401000719.html
仙台市長の問責決議可決 タクシー券使用問題で
2009年6月24日 18時09分

 仙台市議会は24日の本会議で、不明朗なタクシー券使用問題で説明責任を果たさず、市民の信頼を損ねたとして梅原克彦市長(55)に対する問責決議を賛成多数で可決した。梅原市長はタクシー券問題を受け“丸刈り”にして7月の市長選に出馬表明しているが、選挙戦直前の問責決議は大きな痛手となりそうだ。

 梅原市長は市議会閉会後、記者団に「私の不徳の致すところ。大変重く受け止めている」と陳謝。同時に「政策に大きな誤りはないと自負している。あと4年間のチャンスを与えていただけるよう市民に真正面から訴えたい」と再選への意欲をあらためて強調した。

 問責決議は、市議会(定数60)の無所属を除く全6会派の代表が提出。起立採決の結果、47人が賛成した。法的拘束力はない。市議会事務局によると、仙台市長の問責決議は記録がある1958年以降初めて。

 梅原市長の不明朗なタクシー券使用は昨年12月に発覚。市長は行き先未記載分など約260万円を市に返還しているものの、市議会では「記憶が定かでない」などと繰り返し、具体的な説明をしていない。

(共同)

562とはずがたり:2009/06/25(木) 15:31:50
47議員がレッドカード 梅原仙台市長の問責決議
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/06/20090625t11030.htm

 タクシーチケットの不適正使用問題で、仙台市議会で24日あった梅原克彦市長問責決議案の採決は、決議案を提出した6会派の47議員がそろって「レッドカード」を突きつけた。その一方、採決を退席、反対した議員からは、問責決議という手法に疑問の声が漏れた。

 最大会派の改革ネット・自民の柿沼敏万会長は決議案の提案理由で「市長としての対応に誠実さがない」「市政の停滞と混乱を招いた」と強く批判した。
 本会議終了後、第二会派の民主クラブ仙台の木村勝好代表は「仙台市議会として極めて異例の決議。議会の意思表示を重く受け止めるべきだ」と強調した。

 7月12日には仙台市長選(26日投票)が告示される。きぼうの鈴木勇治代表と公明党市議団の笠原哲団長は「市長選で市民の審判を仰ぐことになる」と口をそろえた。

 百条委員会の設置動議を否決された社民党市議団の辻隆一代表は「最低限の意思表示はできた」と説明。共産党市議団の福島かずえ団長は「与党会派も最後の最後に梅原市長と決別した」と受け止める。

 一方、採決前に退席した鈴木繁雄議員(改革ネット・自民)は前回市長選で多くの議員が梅原市長を推しながら、市長の政治姿勢を変えられなかった責任に言及。「市長の失職か議会の解散を伴う不信任決議をするべきだ」と強調した。

 決議に反対した大泉鉄之助議員(同)は「政治信条から反対した」と語った。
 石川建治議員(社民党市議団)は所用で本会議を欠席した。問責決議に反対、採決前に退席した議員は次の通り。(敬称略)

 ▽反対 大泉鉄之助、大内久雄、庄子晋、田村稔(改革ネット・自民)▽採決前退席 鈴木繁雄、佐藤正昭、佐竹久美子(改革ネット・自民)、斎藤建雄(民主クラブ仙台)、熊谷善夫、伊藤新治郎(きぼう)、渡辺博(無所属)

◎梅原市長「至らぬ点あった」

 梅原克彦仙台市長は24日、報道関係者の取材に応じ「不徳の致すところ。わたし自身に至らぬ点があった」と述べた。
 任期中、最後の市議会定例会で問責決議案が可決され、梅原市長は「厳しく受け止めている。地方自治の両輪として、議会とはよりコミュニケーションを図らなければならない」と反省点を挙げた。

 市議会には「第三者への譲渡先など説明責任が果たされていない」との批判がいまだにくすぶっている。梅原市長は「記憶が不鮮明で十分な説明ができない」との主張を繰り返した。
 市長選に向けては「一連の経過を市民におわびする。もう一度チャンスを与えてもらえるよう、選挙戦で政策などを真正面から訴えたい」と強調した。


2009年06月25日木曜日

563千葉9区:2009/06/26(金) 21:20:08
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/06/20090626t31020.htm
宮古市長選 与野党対決が過熱 勢い既に総選挙
 任期満了に伴う岩手県宮古市長選(28日投開票)は、次期衆院選の前哨戦の様相を呈している。ともに無所属新人で、元市教育委員長の山本正徳氏(53)と元市議の坂下正明氏(57)による事実上の一騎打ち。山本氏を自民、公明両党、坂下氏を民主、社民両党が応援し、与野党が激しい火花を散らしている。(盛岡総局・久道真一、宮古支局・阪本直人)

 今年最高の気温32.2度を記録した25日、市中心部であった街頭演説会。会場の片隅で耳を傾けた自営業男性(58)が冷ややかに感想を漏らした。「これといった市政の課題はなく争点もない。でも総選挙が近いから、どうしてもその目で見ちゃうよね」

 一方、政党関係者は熱い。宮古市を含む衆院岩手2区は県内4小選挙区で唯一、自民党が議席を持つ。自民党宮古支部が支援し、公明党岩手第3総支部が支持する山本氏と、民主党県連と社民党県連が推薦する坂下氏との激突は与野党対決の構図を浮かび上がらせる。

<政党色前面に>
 21日の山本氏の第一声には自民党の鈴木俊一衆院議員(岩手2区)、熊坂義裕市長、自民、公明両党の県議、市議らが駆けつけた。マイクを通して「市政の継続」「国政との連携」を盛んに強調する言葉が聞かれた。

 自公両党は当初、「市民党」を掲げる山本氏に配慮。推薦ではなく支部レベルの「支援」「支持」にとどめた。だが告示が近づくにつれ、公明党時局講演会や鈴木氏後援会の集会に山本氏を呼ぶなど、政党色を前面に出す戦いに転換した。

 対する坂下氏の第一声には民主党の国会議員や社民党、連合岩手の幹部らのほか、2区に立候補予定の民主党新人畑浩治氏が参加。マイクを握った同党の藤原良信参院議員は「国政は大きくうねり、政権交代も近い。市民の良識を問いたい」と声を張り上げた。

 坂下氏は出馬に伴い民主党籍を離れたが、今も畑氏の地区後援会長を務める。このため同党参院議員や秘書、県議らが連日宮古入りし、「市長は坂下、国政は畑」と訴える。

<似通った票差>
 衆院選で、鈴木氏と畑氏の対決は2度目。元首相で実父善幸氏(故人)の地盤を継ぎ、7選を目指す鈴木氏は盤石そうに見えるが、2005年の前回衆院選は約2万2000票差。宮古市で鈴木氏が上回ったのは7000票だった。

 その2カ月前に行われた市長選では自公が支援した現職熊坂氏が民主系候補に勝ち、その時が約6600票差。市長選の結果が直後の衆院選に反映しただけに、与野党の応援にも力が入る。

 自民党県連の菊池勲会長は言う。「告示前から県議団を投入し、一つの首長選としては異例の対応を取ってきた。総力戦で何としても勝つ」

 佐々木順一民主党県連幹事長も「前回は現職市長に敗れたが、新人同士の今回は十分に勝算がある。宮古から政権交代を実現する」。
 市長選には、元海上保安庁職員の八木常雄氏(66)も立候補している。

 ◇宮古市長選立候補者
山本正徳 53 歯科医 無新(自・公支)
坂下正明 57 会社役員 無新(民・社推)
八木常雄 66 無職 無新



2009年06月26日金曜日

564千葉9区:2009/06/26(金) 21:25:56
http://mainichi.jp/area/miyagi/archive/news/2009/06/25/20090625ddlk04010091000c.html
選択:見えぬ争点・仙台市長選/上 市長問責決議案可決 /宮城
 ◇不満蓄積と求心力低下−−現職続投問う「信任投票」の様相
 仙台市長選(7月26日投開票)があと1カ月余りに迫った。候補予定者もほぼ出そろい、現職対新人の選挙構図は固まった。だが、前回選挙(05年)での「地下鉄東西線建設推進」のような明確な争点は浮かんでいないのが現状だ。仙台市議会は24日に現職の梅原克彦市長への問責決議を可決。市長選は現職続投の是非を問う「信任投票」の様相を帯びつつある。市長選前の現状を探った。【高橋宗男、須藤唯哉】

 「梅原市長に対する問責決議案に賛成の諸君は起立を求めます」。仙台市議会第2回定例会最終日の24日、野田譲議長が促すと、議長と退席した議員を除く51議員中47人が立ち上がった。決議が可決された瞬間、梅原市長は議員らをちらりと横目に見て、口を固く結んだ。

 決議案は市議会の全6会派代表が連名で提出した。市議会は市長のタクシーチケット不適切使用問題を巡って半年にわたり真相究明を図ってきたが、市長は説明責任を果たさず、市政に対する市民の信頼を大きく損ねたと指摘。「責任者たる市長としての対応には誠実さがなく、はなはだ遺憾である」と強調し、「議会は梅原克彦市長に猛省を促すとともに、その責任を強く問う」と結んでいる。

 梅原市長は今月13日、タクシーチケット問題で説明責任を果たせなかった「おわびの印」として丸刈り頭で記者会見し、市長選に出馬、再選を目指すと表明した。しかし、市議会からは定例会の会期中にあえて議会以外の場を選び出馬を表明したとして「議会軽視」の声が出た。「幼稚なパフォーマンス」との厳しい叱責(しっせき)も飛んだ。

 市長選の投票日まで1カ月余りのこの時期に、事実上の「不信任決議」に等しい問責決議を提出することに異論がなかったわけではない。退席した議員の一人は「議会を政局の場にすべきではない」という。

 だが、保守系第3会派「きぼう」の鈴木勇治代表は「議会としてもけじめが必要。あなたとはもう一緒に歩めないという決別状だ」と解説した。

 ◇  ◇  ◇
 05年の前回市長選で市議60人のうち44人の支持を得て初当選した梅原市長だが、蜜月に近かったスタート時の風景は1期目のゴール地点で完全に色あせてしまった。だがなぜ、ここまでこじれてしまったのか。

 タクシーチケット問題で「記憶が不鮮明」と繰り返した答弁が、「不誠実」と映ったことは間違いない。だがそれ以外にも、県立高校の一律共学化に反対する市長が深夜に県教育長の自宅を訪ね手紙を渡した行為など、「我の強い独断的手法」への不満が周囲に蓄積され、議会のみならず市役所内部でも求心力が低下していった。

 「報道を見て残念に思うのは(梅原市長の)実績を一つも評価していないところだ」。今月18日に仙台市青葉区内のホテルで開かれた梅原市長の激励会で、支持者らは不満を噴出させ、同時に「梅ちゃんと呼ばれる親しみやすさも必要」といった声が相次いだ。

 議会と対立し、四面楚歌(しめんそか)にも見える状況に追い込まれた梅原市長だが、出馬への恐怖心がないかと尋ねるとこう答えた。「全くない」

565千葉9区:2009/06/26(金) 21:26:39
http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20090626ddlk04010177000c.html
選択:見えぬ争点・仙台市長選/下 希薄な政策論争と政党色 /宮城
 ◇市民の関心にブレーキ「内輪のもめ事に見えるかも」
 「仙台市を覆う黒い雲を追い払いたい」

 前仙台市副市長の奥山恵美子氏(58)は24日朝、JR仙台駅近くの路上で通勤途中の市民に手を振り、そう訴えた。この日、市議会が梅原克彦市長(55)に対する問責決議を可決。奥山氏は翌朝、「由々しい事態。市政の危機を象徴している」と指摘し、現市政を覆う閉塞(へいそく)感の払しょくを訴えの中心に据える。

 梅原市長との路線対立から今年3月に副市長を辞任した奥山氏。今月5日に市長選への出馬を表明し、19日には政策骨子を発表した。個別の政策は来月上旬までにまとめる方針だが、「市民の日常生活を支えるのが市政」と述べ、梅原市政の政策を6〜7割は継続していく考えを示した。強調したのは「同じ施策でもソフトの手法に違いが出る」点だ。

 「誰が出ても目指すところは一緒。ただどうやってそこにたどり着くかはそれぞれ」。民主党の市議はそう解説する。

 現職市長と前副市長という選挙の構図に対し、市議の柳橋邦彦氏(68)は「内輪のケンカに市民を巻き込むのは到底許せない」と異論を唱え、今月12日に出馬表明した。梅原市長まで3代続いた「役所出身」からの脱却が必要と強調し、「官から民」のスローガンを掲げる。

 5月9日に立候補を表明した市議の渡辺博氏(59)も「市長には民間の感覚が必要」と訴える。「奥山氏は副市長として市長の暴走を止められなかった。その責任は重い」と指摘し、「市民生活の中から出た初代市長を目指す」と意気込んでいる。

  ◇  ◇  ◇

 「衆院選が重なってくるかもしれない。女性候補同士、連携できないか」

 梅原市長の支援グループが青葉区内で事務所開きを行っていた今月20日午後、奥山氏は民主党選出衆院議員、郡和子氏の事務所を訪れ、こう打診した。

 衆院の解散、総選挙が迫る中、先月のさいたま市、今月の千葉市と相次いだ政令市長選で民主への追い風が明らかになった。だが仙台市長選では、衆院選の前哨戦となる「自・公対民主」の構図は成立しそうにない。

 民主党県連が奥山氏支援をいち早く打ち出すと、前回市長選(05年)で梅原市長を支持した自民と公明は今回の市長選で「自主投票」を決定した。共産党も現段階で候補を立てておらず「(擁立しない場合は)各候補の政策を見極める」方針だ。

 元市議会議長として人望もある柳橋氏の下には、少なくない保守系市議が参じるとみられている。保守層の切り崩しを狙う奥山氏は「あまり民主が表に出過ぎると公明が引いてしまう」と、民主色を打ち出すことへの戸惑いを郡氏に打ち明けた。

 政策論争と政党色の希薄さが、市長選に対する市民の関心にブレーキをかけているようにもみえる。「市長と前副市長、それに2人の市議。市民にしたら内輪のもめ事に見えるのかもしれない」。市職員の1人が自嘲(じちょう)気味に語った。【高橋宗男、伊藤絵理子、須藤唯哉】

566千葉9区:2009/06/28(日) 20:39:07
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20090627-OYT8T00083.htm
議長、副議長を不信任
北秋田市議会 市民病院問題で説明怠る
 10月開業の北秋田市民病院の赤字を市が全額負担する方針を示している問題で、市議会の吉岡興議長と庄司憲三郎副議長が、病院を運営するJA秋田厚生連が、赤字を負担するとしていた基本協定を結ぶことはできないと、岸部陞前市長から説明を受けていたのに議会に報告していなかったことが26日、わかった。この日の議会では、議長、副議長の不信任決議案が提案され、賛成14、反対10の賛成多数で可決された。不信任に法的拘束力はない。

 不信任決議案を提出した武藤忠孝市議によると、議長と副議長は4月中旬、退任間際の岸部前市長から、市は赤字を負担できないと主張したが、厚生連に受け入れてもらえず、「基本協定を任期中に結ぶという約束を果たせなくなった」と報告を受けた。しかし、議会運営委員会を開かず、市議会には説明しなかった。

 6月に初めて事情を知った市議らから議長の責任を問う声が上がっていた。

 吉岡議長は決議後、「こうした事態を招き、議会に申し訳ない。今後のことはゆっくり考えたい」と謝罪し、体調不良を理由に退場した。

 市議会はこの日、議員定数を減らす決議案を反対多数で否決。一般会計補正予算案などを可決し、閉会した。

(2009年6月27日 読売新聞)

567秋田2区の名無し:2009/06/28(日) 21:44:46
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090628o
鹿角市長選、児玉氏が再選果たす
 任期満了(7月2日)に伴う鹿角市長選は28日、市内69カ所で投票を行い、午後8時15分から市記念スポーツセンターで即日開票された。その結果、現職の児玉一氏(62)が1万1199票を獲得、次点の元市議の石川徹氏(44)に1610票差をつけ、元病院臨床検査技師で無職の柏木修次氏(61)を含む三つどもえの戦いを制し、再選を果たした。

 投票率は、過去最低だった2005年の前回を22ポイント上回る71・39%で、2番目の低さとなった。

568千葉9区:2009/06/28(日) 22:07:37
804 :無党派さん:2009/06/28(日) 21:44:12 ID:rlIplkkj
岩手宮古市長選、山本正徳(自民推)当確

569千葉9区:2009/06/28(日) 22:09:32
ソースあった
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/06/20090628t31033.htm
宮古市長選 山本氏が初当選
 任期満了に伴う岩手県宮古市長選は28日、投票が行われ、即日開票の結果、無所属新人の元市教育委員長山本正徳氏(53)が、いずれも無所属新人で元市議の坂下正明氏(57)=民主、社民推薦=、元海上保安庁職員の八木常雄氏(66)を破り、初当選した。

 山本氏は産業と教育の振興、小学生までの医療費無料化を訴えた。自民、公明各支部の支援と支持を得て、各層から幅広く集票した。
 投票率は67・23%で、前回を9・13ポイント下回った。当日の有権者は4万7296人。

<山本正徳(やまもと・まさのり)>53無新 
開業医(歯科医、市教育委員長)宮古市、岩手医大=《自》《公》



2009年06月28日日曜日

570いなばやま:2009/06/28(日) 23:47:29
>>569
ソースはザ・選挙だが
宮古市議補選、共産党公認候補が勝利らしい

岩手独特の自・共協力か

それにしてもびっくりだわ

571とはずがたり:2009/06/28(日) 23:59:03
>>570
へぇ。。此れ↓っすね。
それあるのかも知れませんね〜。

后子ちゃん圧勝か〜

http://www.senkyo.janjan.jp/senkyo_flash/0906/0906280987/1.php

6月28日の開票速報(宮古市、鹿角市、横須賀市、魚沼市、宇部市)
「ザ・選挙」編集部2009/06/28
 6月28日に投票が行われたのは5市の7選挙。いずれも同日夜に開票の予定で、「ザ・選挙」編集部は、開票結果が判明次第、このページで開票結果を速報します。

 今週告示された選挙のうち、4町村の6選挙はいずれも立候補者が定数を越えず無投票での当選が決定しています。これらの選挙も併せて掲載します。

(■は28日投票の選挙、■■■は結果判明済み、□□□は無投票当選の選挙)

□□□礼文町長選挙(北海道) 現職の小野徹氏(58)が連続無投票で再選 ⇒結果
□□□礼文町議会議員選挙(北海道) 定数10に立候補者も10人、全員無投票当選 ⇒結果
□□□新篠津村長選挙(北海道) 現職の東出輝一氏(62)が連続無投票で再選 ⇒結果
□□□新篠津村議会議員補欠選挙(北海道) 定数1に立候補者も1 ⇒結果
■■■宮古市長選挙(岩手県) 自公支援の山本正徳氏が民主・社民推薦の前市議を破る ⇒結果
■■■宮古市議会議員補欠選挙(岩手県) 共産の元職落合久三氏が当選 ⇒結果
■■■鹿角市長選挙(秋田県) 現職の児玉一氏が再選 44歳前市議の善戦及ばず ⇒結果
■■■横須賀市長選挙(神奈川県) 無党派・33歳の吉田雄人氏が現職破る ⇒詳細
■魚沼市議会議員選挙(新潟県) 定数24に29人(現職15、新人12、元職2)が立候補 ⇒詳細
■■■宇部市長選挙(山口県) 環境派元県議の久保田后子氏が圧倒的な初当選 ⇒結果
■宇部市議会議員補欠選挙(山口県) 定数3に4人(新人2、元職2)が立候補 ⇒詳細
□□□津奈木町長選挙(熊本県) 現職の西川裕氏(63)が連続無投票で5選 ⇒結果
□□□和泊町長選挙(鹿児島県) 現職の伊地知実利氏(65)が無投票で再選 ⇒結果

572名無しさん:2009/06/29(月) 01:01:47
>>570-571
これは驚愕…共産圧勝ですね。
新市長より得票が多いですよ。

17024 落合久三 61 共産 元 政党役員
11863 武蔵和夫 50 無所属 新 税理士
http://www.senkyo.janjan.jp/election/2009/3/00010234.html

573名無しさん:2009/06/29(月) 02:03:16
武蔵氏は告示当日急遽立候補したから負けて当然
むしろこれだけ取れているほうが不思議

574とはずがたり:2009/06/29(月) 02:26:38
>>573
市長選への影響を恐れて自公も民主も補選の候補者を立てられなかったと云う事でしょうか?

選挙:宮古市長選/宮古市議補選 市長選、新人3氏が立候補−−告示 /岩手
 ◇市政継続、刷新争点に
http://mainichi.jp/area/iwate/news/20090622ddlk03010022000c.html

 任期満了(7月2日)に伴う宮古市長選は21日告示され、前市教育委員長で歯科医師の山本正徳氏(53)と、前市議で海産物加工販売会社社長、坂下正明氏(57)=民主、社民推薦、元海上保安庁職員の八木常雄氏(66)の、いずれも無所属の新人3人が立候補を届け出た。新人同士の戦いは現職の死去で3人が争った81年以来となる。【鬼山親芳、岸本桂司】

 山本候補はJR宮古駅前で「熊坂市政を継続、発展させ、雇用対策や住み良い町づくりに取り組んでいく」と第一声を放った。
 坂下候補は、宮古市南町の選挙事務所前で第一声。「争点は市政の継続か改革かだ。流れを変えよう」と訴えた。
 昨年秋からの不況の直撃を受けたコネクター産業や水産、観光、商工、建設業などの雇用確保策が最大の争点となる。
 投票は28日、市内50カ所で行われ、午後8時10分から市民総合体育館で即日開票される。20日現在の有権者数は4万8062人(男2万2484人、女2万5578人)。

 ◇市政継承、住みよい町を−−山本正徳氏

 雇用対策は国、県と協力して生活支援、資格取得の施策を講じる。小学6年生までの医療費の無料化も所得制限なしで実現したい。あすの宮古市を担う子どもらが幸せになるよう教育にも力を入れる。県立宮古病院の医師不足については出身の岩手医大の支援を得て確保に努める。中心市街地ににぎわいを取り戻さなければならない。小さいころから1人でやる競技よりも野球やサッカーなどみんなでやるスポーツが好きだった。熊坂市政を引き継ぎ、市民と手を携え、子どもからお年寄りまでが安心して暮らせる住み良い町を築いていきたい。【鬼山親芳】

 ◇流れ変え、市民が主役に−−坂下正明氏

 今の市の経済産業は、大変厳しい状態にある。「地元でできることは地元で」を合言葉に、入札制度を見直して地元の中小業者を支援する。地産地消を推進し、第一次産業を振興する。観光産業を強化し交流人口の拡大に努める。子育て支援策として、中学生までの医療費を無料にする。今度の選挙の争点は今の市政の継続か、改革か。産業振興をうたいながら、地元の商工業者を活気立ててこなかった今の市政では、市の経済を立ち直らせることはできない。政治の流れを変えて、市民が主役の政治を推し進めていかなければいけない。【岸本桂司】

 ◇市議補選に2氏
 市議補選(改選数1)も21日告示され、無所属の新人で税理士の武蔵和夫氏(50)と、共産党の元市議、落合久三氏(61)の2人が立候補を届け出た。28日投票、即日開票される。
==============
 ◇宮古市長選立候補者(届け出順)
山本正徳(やまもと・まさのり) 53 無新
 山本歯科医院長[歴]宮古歯科医師会副会長▽市教育委員会委員・委員長▽岩手医大
坂下正明(さかした・まさあき) 57 無新
 宮古魚菜市場理事長▽海産物加工販売会社長[歴]市議・教育民生委員長・総務委員長▽中央大=[民][社]
八木常雄(やぎ・つねお) 66 無新
 [元]海上保安庁職員[歴]宮古海運社員▽法大
==============
 ◇宮古市議補選立候補者(改選数1−2、届け出順)
武蔵和夫 50 税理士       無新
落合久三 61 党地区副委長 (2)共元

毎日新聞 2009年6月22日 地方版

575名無しさん:2009/06/29(月) 07:39:36
>>573
無所属推薦とか共産党員無所属とかではなく、公認候補ですからねぇ。
投票所の記載台に、名前と共に「共産党」と書かれている訳です。

共産党への拒否度は、私が考えているより相当落ちていたということでしょうね。

576千葉9区:2009/06/29(月) 22:02:37
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20090629-OYT8T00108.htm?from=dmst3
宮古市長に山本氏 初当選

 宮古市長選は28日、投開票が行われ、いずれも無所属の新人で、歯科医師の山本正徳氏(53)が、前市議の坂下正明氏(57)と元海上保安庁職員の八木常雄氏(66)を破り、初当選した。当日有権者数は4万7296人。投票率は67・23%で、前回の76・36%を下回った。

 市長選は、自民、公明が支援する山本氏と、民主、社民が、推薦する坂下氏の事実上の一騎打ちで、衆院選前哨戦としても注目された。

 山本氏は、熊坂義裕市長の全面的な支援を受け、市議29人のうち自民系を中心に19人が支持。間近に迫る次期衆院選をにらんで、岩手2区選出の自民党の鈴木俊一衆院議員も応援に駆けつけ、支持基盤の宮古医師会や市内3漁協などの票を手堅く固めた。

 当選を決めた山本氏は、事務所に詰めかけた支持者たちに何度も頭を下げ、「まだまだ宮古市は産業振興と雇用を確保する必要がある。これからも熊坂市政の継続・発展に努めたい」と日焼けした顔に満面の笑みを浮かべた。

 一方、坂下氏は、民主党の工藤堅太郎参院議員ら国会議員も連日のように宮古入りして支持を呼びかけたほか、連合岩手も加わり、組織的な運動を展開したが、及ばなかった。

 八木氏は、宮古の活性化を訴えたが、及ばなかった。

〈市議補選は落合氏〉

 宮古市長選と同時に行われた市議補選(欠員1)は、元議員で共産党地区役員の落合久三氏(61)が返り咲いた。

〈山本(やまもと) 正徳(まさのり)氏《1》〉

歯科医師(元)宮古歯科医師会副会長、市教育委員長→岩手医科大歯学部→宮古市→宮古市田老

(2009年6月29日 読売新聞)

577千葉9区:2009/06/29(月) 22:11:28
>>469>>481>>488
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/06/20090629t11023.htm
宮城県知事再選戦略 「村井流」注目の夏
 仙台市長選(7月12日告示、26日投票)、次期衆院選と大型選挙が続く宮城県で、秋に任期満了を迎える村井嘉浩知事の動向が注視されている。複雑な構図となった市長選では中立を保ち、迫る衆院選では自民党候補の支援を鮮明にしている。秋の知事選に向けた態度も含め、村井政治の流儀が正念場を迎える。

<悩ましい構図>
 「市民が市長にふさわしい人を選ぶのだと思います。わたしは何も決めていません」
 宮城県議会6月定例会で一般質問が行われた24日、村井知事は民主党県議に仙台市長選への対応を問われ、こう答えた。
 市長選は再選を目指す現職の梅原克彦市長(55)に、前副市長の奥山恵美子氏(58)、ともに仙台市議の柳橋邦彦氏(68)と渡辺博氏(59)が挑戦する。

 前回市長選(2005年)のとき、村井知事は自民党県議。党が支持した梅原市長を応援したが、タクシー券の不適正使用問題などで批判を浴び、市議会が問責決議案を可決した。

 民主党はいち早く奥山氏支援を打ち出し、自民、公明両党は自主投票を決めた。市議レベルでは両党とも奥山氏支援が基軸だ。現職が「脇役」に回ったような選挙構図が知事を悩ませている。
 「多かれ少なかれ4候補とつながりがある。したたかな等距離外交でやり過ごすしかない」。自民党県連関係者は知事の心境を推し量る。

<立候補は通説>
 梅原市長はもちろん、副市長だった奥山氏も県とつながりがある。自民党籍がある柳橋氏は前回知事選(05年)で村井知事を強力に支援。渡辺氏とは県議時代の選挙区が同じだ。

 10月8日告示、25日投票に決まった知事選に、村井知事が再選を目指して立候補することは県政界の「通説」だ。
 保守系のベテラン市議は「市長選でしくじれば再選戦略に少しは影響する。簡単に勝ち馬に乗れないのが本音では。陣営に顔を出すなら、平等にということになるだろう」と読み解く。

<びくともせず>
 周到な計算か、それとも直感か。次期衆院選の話になると、一転して「自民党愛」を鮮明にするのが村井流だ。

 「政治家・村井としては過去の経緯もある。そのときの状況に応じて、深く考えて行動していきたい」。知事は26日の県議会一般質問で、民主党県議から政党への距離感を問われて強調した。週末には自民党の立候補予定者の会合に足を延ばすことも多い。総選挙では自民党の強力な援軍になることは間違いない。

 自民党県連幹部は「自民党が負けたとしても、村井県政はびくともしない」と言い切る。逆に民主党県連幹部は「仮に民主党政権が誕生したなら、知事選を正々堂々と戦う」と意気込む。
 秋まで続く宮城の政治対決は、村井知事を中心に動いていく。



2009年06月29日月曜日

578千葉9区:2009/06/29(月) 22:36:05
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20090628-OYT8T00891.htm
業者と市 重なった思惑
青森市談合疑惑 グループ制が温床に
 青森市が発注する土木工事を巡り、市内の業者が23日に公正取引委員会の一斉立ち入り検査を受けて1週間。公取委は、市が業者を三つにグループ分けした仕組みに関心を寄せ、ほぼ固定された業者がメンバーとなるグループ制が談合の土壌になったとの疑いを強めている。どのような経緯でグループ制はできあがったのか――。関係者に取材を進めると、確実に工事を受注したい業者と、業者からの圧力をかわしたい市の思惑が交錯する中で出来上がったシステムだったことがわかってきた。

(談合問題取材班)

■グループ制

 今の3グループ制になったのは2006年度。4000万円以上の土木工事の入札に参加できる「Aランク」の登録業者を市が3グループに振り分けた。当時、「Aランク」は30社(現在は29社)。10社ずつに分かれ、市は入札のたびに、どのグループに参加させるかを決めていた。

 公取委は、グループ内のメンバーが同じ顔ぶれで固定されていることに注目。30社の中から任意で入札参加業者を決める一般的な指名競争入札とは異なり、どの業者が入札に加わるか、互いに分かる仕組みが談合を常態化させたとみている。「確実に談合はやりやすくなっていた」。立ち入り検査を受けた業者の関係者は明かし、元市幹部も、「談合を招きやすいシステムだったのは間違いない」とした。

■業者の圧力

 さかのぼること01年4月、市は予定価格の公表に踏み切った。官製談合を疑われかねない業者の圧力をかわすのが狙いだった。「当時、業者はこぞって、予定価格を知ろうと、あの手この手で役所に働きかけていた」。業者の一人は振り返る。市は入札前に価格を公表することで、これら働きかけを断ち切ろうとした。

 この結果、入札価格を探ろうとする業者の圧力はなりを潜めた。しかし一方、入札に参加する業者すべてが予定価格以下の枠内で争うことになったため、業者間の競争は激化。予定価格に対する落札価格の割合(落札率)も軒並み落ち込んだ。

■談合破り

 競争の激化は、「談合破り」を横行させた。談合で決まった額よりも低い価格で札を入れる「下くぐり」と呼ばれる行為だった。

 価格のたたき合いは不良工事や業者の倒産を招きかねず、困惑した市は03年1月、一定の価格を下回る落札を防ぐため、最低制限価格を導入。ところが、その直後に行われた河川改修工事の入札で、ある業者が最低制限価格とぴったりの額で落札した。最低制限価格は非公表。このため、市側の価格漏えいも取りざたされ、市は再び、業者からの圧力に神経をとがらせた。下くぐりする一部業者との入札を嫌った業者からは「同じ工事の入札に指名しないでほしい」との圧力もあった。

■「よい子」と「悪い子」

 04年頃になると、市は業者を二つのグループに分けて入札する仕組みを導入する。談合によって安定した価格の落札を目指すグループと、下くぐりしてでも落札したいグループ。市側は「ランダムに振り分けた」と説明する。

 しかし、それぞれのグループは、業界内では「よい子」と「悪い子」と称され、住み分けられた。「仲間が分かっているので、わざわざ役所から指名業者の情報を取らずに談合できる。逆に、役所は圧力を受けずに済み、談合と一線を画すこともできる」。複数の業界幹部は取材に対し、口をそろえた。「役所と業者の双方にメリットがあった」とも語った。

 また、「悪い子」グループの落札率が下がれば「よい子」も含めた全体の落札率は低下し談合を疑われず、一方の市はダンピングを防げるメリットもあった。

 その後、グループは変遷を経て、「よい子と悪い子、その他」と細分化。各グループ内での受注機会が増えたため、たたき合いの必要がなくなった「悪い子」内でも、談合が繰り返されるようになった。市は今年6月、「あらぬ疑いをかけられる」とグループ制をやめた。

 ある業者は、「元のもくあみ」とばかりにせせら笑った。「再びたたき合いになれば、指名業者や最低制限価格を知ろうとする動きが活発になるに違いない」

(2009年6月29日 読売新聞)

579二階席:2009/06/30(火) 05:40:09
今さら遅い低姿勢のような気がする・・・。

http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000000906300001

民意の在りかは 「ワンマン」現職包囲網
2009年06月30日

 「マスコミ報道は、実績を一つも評価していない。着々とやっているのに」
 6月18日、仙台市の梅原克彦市長(55)の後援会が開いた会合。あいさつに立った
支援者の一人は、地下鉄東西線の工事推進、アジア太平洋経済協力会議(APEC)会合の誘致、
新型インフルエンザ対策など梅原市長の実績を並べたうえで不満の声をあげた。
 実際、梅原市長をめぐる報道はこの半年、市長によるタクシー券の不適正使用疑惑に染まった。
 くわしい説明を避けて返金や謝罪で幕引きを図るが市議の調査などで新事実が発覚、
再び追及を受ける、という流れが続いた。回答を修正するたびに「虚偽答弁だ」との指摘が
加わった。
 市議会が問題視したのは、説明責任を果たさない姿勢だった。就任当初からワンマン的な
手法を指摘され「市民の声を聞かない」との批判を呼んでいた梅原市長。タクシー券問題の
報道が広がるのに呼応する形で、水面下で進んでいた「梅原おろし」の動きが表面化してきた。
(以下略)

582とはずがたり:2009/06/30(火) 11:30:46
>>579
政治をする上での信用とかそういう基本に欠ける政治家にはご退場願いたい所ですな。
こういう実績があるとするとそこら辺で評価されたりするとちょいと心配。。
>地下鉄東西線の工事推進、アジア太平洋経済協力会議(APEC)会合の誘致、新型インフルエンザ対策

583とはずがたり:2009/06/30(火) 19:41:03
’09衆院選:宮古市長選、差縮めた民主系候補 2区前哨戦、与野党思惑交錯 /岩手
http://mainichi.jp/area/iwate/news/20090630ddlk03010153000c.html

 衆院岩手2区の前哨戦として注目された宮古市長選(28日投開票)は、自民、公明両党の支援を受けた山本正徳氏に軍配が上がり、民主、社民両党推薦の坂下正明氏は与党の厚い壁を崩せなかった。だが、ほぼ同じ構図の選挙戦となった前回は約6600票差だったのに対し、今回は2239票差に縮まった。差し引き4000票余りに与野党の思惑が交錯する。

 山本氏の初当選を祝う万歳を終えたばかりの28日午後11時すぎ、自民党宮古市支部には2区選出の鈴木俊一衆院議員ら約30人の関係者が集まった。「次はいよいよ鈴木先生。必勝を期しましょう」。鈴木宮古後援会会長代行の三上敏市議会議長が声を張り上げた。

 05年の衆院選で、鈴木氏は民主党新人の畑浩治氏に2万2000票余りの差をつけた。このうち宮古市は7139票差を稼いだ最大の地盤だ。鈴木氏も「今回(山本氏が)敗れていたらとんでもないことになっていた。いい形で衆院選に突入できる」と安堵(あんど)した。

 しかし、市長選で民主系候補に差を詰められたことに鈴木陣営の反応は複雑だ。幹部の一人は「貯金が減ったと見ることができる。気を引き締めなければいけない」と危機感を募らせる。

 民主党は市長選の勝利が衆院2区での議席奪取につながるとみて、畑氏や県選出の参院議員4人らが市内を回るなど県連を挙げて挑んだ。坂下氏の落選が決まった直後の事務所で、畑氏は鈴木氏の壁の高さを痛感していた。だが報道陣に2000票余りの差について聞かれると、「(鈴木氏の地盤の)宮古が変わっているなという感じが十分にある」と言い切った。

 05年の市長選と衆院選の得票差はほぼ同じだった。今回も同じ傾向にあるとみる工藤堅太郎県連代表は29日、「宮古で(鈴木氏に)勝つのは相当に難しい。差をどれだけ詰めるかが勝利につながる」と力を込めた。【岸本桂司、狩野智彦】

毎日新聞 2009年6月30日 地方版

584千葉9区:2009/06/30(火) 21:42:28
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20090630-OYT8T00096.htm
宮古市長選2239票小差 2区の行方は
自公危機感 民主は手応え
 間近に迫る衆院選挙の前哨戦としても注目された28日投開票の宮古市長選。自民、公明の支部が支援した山本正徳氏が初当選したものの、両党の関係者は危機感を隠さない。一方で熊坂義裕市長が全面支援した相手に、2239票差まで追い上げた坂下正明氏を推薦した民主、社民両党は、手応えを感じている。

 宮古市は、衆院選岩手2区の中で最も有権者が多い。岩手2区の選挙戦の構図は、2005年の前回選とほぼ同じで、事実上自民党の鈴木俊一衆院議員と民主党の畑浩治氏との一騎打ちとなる見通しだ。

 今回の市長選の得票差は2239票差。仮にこれを衆院選岩手2区の構図にあてはめると、前回衆院選での鈴木氏と畑氏が宮古市内で獲得した票差の7139票差が3分の1以下に縮まったことになる。今回の市長選の投票率は67・23%で、前回衆院選での同市内の投票率72・11%よりも低かったこともあるが、鈴木氏にとっては出身の山田町と並ぶ牙城の一つで、差を縮められたショックは小さくない。

 自民党の千葉伝県連幹事長は「最初は党派色を出さなかったので苦労した。最初から自民党を前面に出していればもっと開いた」と、選挙戦を振り返る。同党県連幹部は26日、党本部で細田幹事長、古賀選挙対策委員長から「地方の選挙を大事に」との指示を受けていただけに、衆院選に向けて陣営を引き締めたい考えだ。

 公明党県本部の小野寺好代表も「差が詰まったのは、山本氏が新人だったからだが、衆院選でも今回に近い形となる可能性もある」と危機感を表す。

 他方、民主党県連の佐々木順一幹事長は、市長選の結果について、「残念。票差は詰めたが、今回の結果を検証して衆院選に向かいたい」と慎重に言葉を選ぶが、地元選出の伊藤勢至県議(民主)は「敗軍の将、兵を語らずだが、この票差なら次の2区は勝てる」と強調した。

 社民党県連の伊沢昌弘幹事長は「衆院選では逆転できる。次の戦いにつながる選挙だった」と評価した。

(2009年6月30日 読売新聞)

585千葉9区:2009/06/30(火) 21:43:44
>>577
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news/20090630-OYT8T00022.htm?from=nwlb
知事人気、争奪戦に 仙台市長選
支援求める動き活発化

 仙台市長選(7月12日告示、26日投開票)の立候補予定者の間で、経済界から主婦まで幅広い支持を集める村井知事に、支援を求める動きが活発化している。知事は29日夜、出馬表明した市議の柳橋邦彦氏(68)の集会に出席した。「今回の選挙は等距離外交に徹する」と語る知事が、立候補予定者の会合に参加するのは初めて。知事の人気を当て込んだ駆け引きが加速している。

 若林区卸町で開かれた柳橋氏の市政報告会。村井知事は約200人を前に、「柳橋さんは4年前、選挙演説で涙を流し、私を応援してくれた。ぜひ市長に」と熱弁を振るった。知事と県議時代の勉強会仲間の同氏は「人気を誇る知事が来てくれれば知名度不足も解消できる」と今後も集会への参加を要請する考えだ。

 現職の梅原克彦氏(55)の陣営も「集会への参加要請を検討したい」と明かす。初当選した直後の梅原氏が4年前、知事選に初めて立候補した村井氏の演説に駆けつけた。ただ、「知事選も控え、あまり迷惑をかけたくない」(陣営幹部)と強くは依頼しない考えだ。

 前副市長の奥山恵美子氏(58)は30日、知事室を訪問するが、支援者は「人気のある知事の応援はぜひ欲しい」と打ち明ける。市議の渡辺博氏(59)は「(知事への支援要請は)今のところ考えていない。正々堂々と戦う」と静観する構えだ。

 知事は周囲に「どの陣営にも偏らない。要請があれば1回は出向くが、告示後は動かない」と漏らしているという。自民党県連幹部は「どの陣営も、知事の影響力に期待している。これから綱引きが活発化する」としている。

     ◇

 市議会の共産と無所属を除く5会派の市議32人が29日、奥山氏を支援する「市議の会」を発足させた。社民党県連も同日、奥山氏を応援する方針を発表した。

(2009年6月30日 読売新聞)

586千葉9区:2009/06/30(火) 21:47:09
http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20090630ddlk04010204000c.html
選択:仙台市長選 奥山氏支援「市議の会」、共産党除く全会派から参加し発足 /宮城
 仙台市議会(定数60)の議員有志32人が29日、来月26日投開票の仙台市長選に出馬を表明している前副市長、奥山恵美子氏(58)を支援する「市議の会」を発足した。共産党を除く全会派から議員が横断的に参加。支援表明を受けた奥山氏は特定政党によらない「市民党」の立場で選挙戦に臨むと強調した。

 議員有志は同日開催した「所信を聞く会」で奥山氏から政策骨子や市政運営に対する考えについて説明を受けた後、市議の会を設立。保守層を切り崩し、幅広い支持の獲得を目指す奥山氏は「さらなる飛躍の翼を頂いた」と述べた。

 奥山氏に対しては民主党県連が支援を決定。自民党市連と公明党県連は自主投票とすることを決めている。衆議院の解散、総選挙が近づきつつあるが、市長選には「自公対民主」の対立構図は当てはまらない見通しだ。

 公明党の市議は「あくまで市民党の立場で政党の争いに巻き込まれぬようお願いしたい」と要請し、民主色が強まる事態を回避するようくぎを刺した。また社民党県連は同日、正式な支持・推薦ではなく奥山氏を「自主的に応援する」と明らかにした。

 市長選には奥山氏を含め、現職の梅原克彦氏(55)、ともに市議の渡辺博氏(59)、柳橋邦彦氏(68)の計4人が出馬を表明。05年の前回市長選では44人の市議が梅原氏支持に回ったが、市議会は24日にタクシーチケット不適切使用問題を巡り市長に対する問責決議を可決し、市長への「決別状」を送っている。【高橋宗男】

587名無しさん:2009/07/01(水) 01:05:02
>>586
民主主導とはいえ、なんだか実質相乗りの無風選挙になりそうな感じですな…

588杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2009/07/01(水) 12:38:45
マジ!!  Σ(゚Д゚;) これで奥山の勝算が大きくなったかも知れないけど、与野党相乗りになりそうな気配だしなぁ・・・・・

梅原氏一転出馬せず「市民の信頼損なう」 仙台市長選
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/07/20090701t11056.htm

 任期満了に伴う仙台市長選(12日告示、26日投票)で、現職の梅原克彦市長(55)は1日、青葉区の後援会事務所で記者会見し、「支援してくれる人に苦しい戦いを強いることは、自分の性分に合わない」と述べ、立候補を断念する意向を表明した。
 梅原市長は「活力仙台」のメンバーとともに会見に臨んだ。自身のタクシーチケット不適正使用問題に関連し、「数日間、市民の声を聞き、市長として一番大切な市民との信頼関係が、思っていた以上に損なわれていると痛感した」と述べた。その上で「短期間に修復することは不可能だと肌で感じた」と立候補見送りの理由を述べた。
 梅原市長は仙台市出身で、東大卒。経済産業省地域協力課長、通商交渉官などを経て、藤井黎前市長の引退に伴う2005年の市長選で初当選。ことし6月13日、再選を目指し、立候補を表明した。
 梅原市長をめぐっては昨年11月以降、タクシーチケットの不適正な使用問題が表面化。仙台市議会が6月24日、梅原市長に対する問責決議案を可決するなど、厳しい批判にさらされていた。
 市長選では、前副市長の奥山恵美子氏(58)、市議の柳橋邦彦氏(68)、渡辺博氏(59)が既に立候補を表明し、ベンチャー企業経営の佐藤崇弘氏(29)も出馬の意思を固めている。

589とはずがたり:2009/07/01(水) 12:56:59
寧ろこれで奥山相乗りの方向性が確定してしまった感じですね。
何やっても勝てそうにないと判断したんでしょうな。

590千葉9区:2009/07/01(水) 21:41:03
だったら俺が出馬したのに・・・


と秋葉は思っていそう

591やおよろず ◆U3upeXXkAk:2009/07/01(水) 23:47:34
宮城県知事選は、現職が強力ですから、こういうわけにはいかないでしょうね。

592千葉9区:2009/07/02(木) 00:10:22
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/07/20090701t11021.htm
仙台市長選 29歳佐藤氏出馬へ 民間発想の改革強調
 任期満了に伴う仙台市長選(7月12日告示、26日投票)で、ベンチャー企業を仙台市で経営する佐藤崇弘氏(29)は30日、無所属で立候補する意思を固めた。河北新報社の取材に対し「仙台市に競争力、PR力を付けて、日本をリードする都市にしたい」と述べた。3日にも正式に出馬表明する。

 佐藤氏は立候補を決意した理由を「たくさんの方から、市役所主導の政治を変えてほしいとのメールや電話をもらった。官主導の市政を変えることが自分にはできると判断した」と語った。

 主な施策として(1)民間から職員を積極登用し、市役所を活性化する(2)減税を実施し、企業立地や人口増を促す―などを訴えるという。

 佐藤氏は福島市出身で宮城大卒。在学中に障害者通所施設などを設立し、運営。長野県の全国公募で2004年、課長級職員に採用された。退職後の05年、仙台市内で障害者雇用を支援する会社を起業した。

 仙台市長選には現職の梅原克彦市長(55)、前副市長の奥山恵美子氏(58)、ともに市議の柳橋邦彦氏(68)、渡辺博氏(59)が立候補を表明している。



2009年07月01日水曜日

593千葉9区:2009/07/02(木) 00:12:20
株式会社ウイングル 代表取締役CEO 佐藤崇弘 Takahiro Sato
 1980年、福島県生まれ。県立福島高校卒業後、医大を目指すが2度の受験に失敗し、医者の道を断念。心機一転、起業を志し、県立宮城大学事業構想学部へ進学する。同大学在学中に、米国NASDAQ市場でデイトレードを開始。ここで得た売買益を軍資金に、知的障がい者施設「ふれあい福祉会」を開設、代表となる。その後、高齢者施設を運営する有限会社ライフサポート、宮城県から委託された障がい者施設の第三者評価機関NPO法人総合研究所などを立ち上げる。大学卒業間際に知った、長野県庁の幹部職員募集に応募し、採用。2004年9月、田中康夫知事の下、長野県コモンズ福祉課福祉幹(課長級)に就任。7カ月後、社会参事(部長級)に抜擢されるも、2005年9月に自ら退庁。大学時代を過ごした仙台に戻り、同年12月、株式会社イデアルキャリア(現・ウイングル)を設立し、代表取締役に就任。障がい者に就労機会を提供するアウトソーシング事業を展開している。
http://www.dreamgate.gr.jp/feature/inteview/bestlife/85/

594とはずがたり:2009/07/02(木) 00:13:54
>>591
仙台市長の次は宮城県知事っすね〜。
民主は誰を立てますかねー。

595とはずがたり:2009/07/02(木) 02:44:40
>>588
表題が下の様に挿し替わっている様だ。別記事とともに投下。

告示直前の撤退に衝撃 梅原氏、会見で質疑拒否
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/07/20090701t11063.htm

大勢の報道関係者が詰め掛けた後援会事務所。梅原市長は用意した紙を読み上げた後、質問に一切答えず、退席した=1日午前10時35分、仙台市青葉区国分町1丁目

 仙台市の梅原克彦市長(55)が1日午前、市長選(12日告示、26日投票)への立候補断念を表明した。告示まで10日余りでの唐突な方針転換に市役所には衝撃が広がった。市幹部は同日の公務をキャンセルするなど慌ただしく対応に追われ、前哨戦に突入していた対立候補も、現職の退場に驚きを隠さなかった。

 午前10時半、青葉区の後援会事務所に現れた梅原市長は用意した文書を淡々と読み上げ、「支持してくれた皆さんにお礼とおわびを申し上げたい」と繰り返した。

 支援団体「活力仙台」の菅原裕典代表のあいさつの後、梅原市長は報道関係者の質問には一切答えず、会場を後にした。報道陣からは「市民への説明が必要ではないか」といった声が相次いだ。

 梅原市長は午前中、「社会を明るくする運動」の街頭キャンペーンなどの公務が入っていたが、秘書課は出馬断念の会見に合わせ、すべてキャンセルした。
 市幹部は「青天のへきれきだ。梅原市政の善しあしを審判してもらう機会が奪われたのは残念」と言葉少なだった。

 市長選には、前副市長の奥山恵美子氏(58)、ともに市議の柳橋邦彦氏(68)、渡辺博氏(59)が立候補を表明し、ベンチャー企業経営者の佐藤崇弘氏(29)も出馬の意思を固めている。現職の出馬断念で、構図は大きく変わることになる。

 渡辺氏は青葉区八幡町で街頭演説中、支持者から梅原市長の出馬断念を伝えられた。「正々堂々と政策を論じるつもりだった。現職がいなくなれば、市役所全体に批判の矛先が向くのは避けられない」と驚きを語った。

2009年07月01日水曜日

梅原仙台市長、一転出馬断念 タクシー券批判やまず
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/07/20090701t11056.htm
2009年07月01日水曜日

596二階席:2009/07/02(木) 06:50:12
もはや梅原にはコメントなし。
というか河北が火をつけたタクシーチケット問題なのに、河北が一番驚いているのって
ちょっと滑稽。

共産もほぼ自主投票の方向で動いているので、8割方奥山優位は動かない。
泡沫であれ何であれ、5人目6人目の候補でも出た日にゃ知名度合戦になり
ますます奥山で決まり。

街へ出たらわかる。今回勝手連的支援がほぼ奥山に固まっている。
だから政党も下手に動けないのだ。

宮城県知事選については、心配なのは低投票率。
県財政の壊滅的な悪化を受けて、さすがに現職に変わるだけの「強烈なタマ」がいなければ
衆院選圧勝後の民主でも県政奪還は苦しい。

ただ、「タマ」次第。県民も積極的に現職支持ではない。
さすがにもう浅野はしゃしゃり出てこないだろうし、ある意味宮城県民が真剣に
将来を見据えるチャンスではある。

・・投票率は仙台市長選挙は60%を僅かに切るところか。宮城県知事選は、
下手をすると選挙疲れから30%切るかも。

597名無しさん:2009/07/02(木) 23:44:08
>>594
議員では、桜井が最強クラスかと思いますが、
それでも負ける可能性があるのではないかと思われます。

598とはずがたり:2009/07/03(金) 13:53:14
>>596-597
自民色を前面に出す現職に民主が候補を立てない訳にはいかんでしょうね。
在野から鎌さゆさまとか如何でしょう?桜井氏も良さそうですが現職参院議員ではちょいリスクが高すぎますね。。

599千葉9区:2009/07/03(金) 22:52:55
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1039/20090702_05.htm
急転 仙台市長選(上)突然の翻意/「裸の王様」街で痛感?/市民の不信、予想以上

  任期満了に伴う仙台市長選(12日告示、26日投票)で、現職の梅原克彦氏(55)が1日、立候補断念を表明した。告示まで残り11日と迫る中で、なぜ立候補を取りやめたのか。現職不在で構図が激変した選挙戦の行方は―。急転した前哨戦の裏側を追った。(仙台市長選取材班)

<淡々と表明>
 説明は5分足らずで終わった。
 「市長として一番大切な市民との信頼関係が、考えていた以上に大きく損なわれていた」
 1日午前10時半、仙台市青葉区の後援会事務所。梅原克彦は用意した紙に視線を落とし、淡々と読み上げた。記者の質問には一切答えない。足早に会場を後にし、車に乗り込んだ。

 6月13日には丸刈り姿で「人生再チャレンジ」を掲げて、出馬の決意を語った。唐突な翻意は、支援団体「活力仙台」にとっても寝耳に水だった。
 6月30日夜、後援会事務所に支援者約20人が緊急招集された。部屋は重苦しい空気に包まれる。梅原は出馬断念の考えを切り出した。
 選対本部長の飯岡智(62)は「本人が断念するとなれば、支援のしようがない」とメンバーの思いを代弁する。

<首長も距離>
 マニフェスト(公約集)の公表を3日に控えていた。再選に執念を燃やした梅原の気持ちが折れた原因は、自身が記者会見で語ったように市民の根強い不信を感じとったからにほかならない。
 梅原は6月22日から平日の毎朝、白いポロシャツ姿で、JR仙台駅前などの街頭に立った。浴びたのは激励の声ではなく、冷ややかな視線だった。面と向かって「あなたには投票しない」と言われたこともあった。
 宮城県内の首長も距離を置いた。

 先週末、県北の首長に梅原から電話があった。「12日(告示日)の第一声に来てほしい」。首長は「公務多忙」を理由に断ったが、本音は違った。
 「梅原さんに世話になった首長は少ない。まして、市議会から問責決議を出された市長の応援に行ったとなれば、われわれの評判にかかわる」
 梅原に近い立場にいる県内の政界関係者は「自分が裸の王様だったことに、ようやく気付いたのだろう」と話す。

 6月20日に開設した後援会事務所は閑散としていた。壁に張られた激励文は1、2枚。再選を目指す現職陣営としては異様ともいえる光景が広がっていた。
 「われわれの耳に入る市民の梅原さんへの評価は厳しかったが、さすがに本人には言えない。街に出てみて、初めて実感したのではないか」(政界関係者)

<精いっぱい>
 記者会見終了後、活力仙台代表の菅原裕典(49)は、質問に答えず退場した梅原の心境を「冷静に伝えられないことを、本人が一番よく知っている。今の彼には精いっぱいだろう」と気遣った。
 梅原から立候補についての相談を受けた経済人は指摘する。

 「悩み抜いた末の決断だろう。強気と弱気は表裏一体。ここに来て、自分の強気は通じないと感じたと思う」
 わずか5分の会見で、梅原は弱気の正体を語ることはなかった。(敬称略)



2009年07月02日木曜日

600千葉9区:2009/07/03(金) 22:53:40
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1039/20090703_04.htm
急転 仙台市長選(下)包囲網/批判の矛先、次は「官」/政策論争、仕切り直し

 <かすむ旗印>
 幕開けを間近に控えた時期に突然、「主役」が降板した。ほかの役者たちはシナリオの練り直しを迫られた。
 仙台市長の梅原克彦(55)が市長選(12日告示、26日投票)への立候補断念を表明して一夜明けた2日。立候補予定者の一人、前副市長の奥山恵美子(58)は青葉区のエル・パーク仙台で集会を開いた。

 毎朝、街頭に立ち、「市民の声を聞こうとしない」と梅原の市政運営を批判してきた。「自分は対話を重視する」と姿勢の違いを強調することも忘れなかった。それが、集会では「梅原」の名前が封印された。
 奥山を支援する保守系市議はこう解説する。「梅原が出馬しないとなれば、『対梅原』を意識した手法は使えない。戦術を変えなければいけない」

 ともに市議の柳橋邦彦(68)と渡辺博(59)も「市政刷新」を旗印に名乗りを上げた。
 3人に共通する訴えは「市民との対話の姿勢」や「市民感覚」の重視。独断専行型、トップダウン型ともやり玉に挙げられた梅原という「敵役」が存在してこそ、成り立つ主張だった。
 現職が舞台から去り、新人が唱えてきたキーワードの意味合いは一気に薄れた。「市政の継続か刷新か」といった争点もぼやけた。

<新たな構図>
 「次に批判の矛先が向くのは奥山。官僚批判を一身に浴びることになる」。奥山を支持する別の議員は懸念を深める。

 梅原が出馬断念を表明した1日、会社社長でもある柳橋は記者会見し「『官から民へ』の目標がよりはっきりした」と力を込めた。渡辺も「現職がいなくなれば、市役所全体に批判が向くのは避けられない」と市役所出身の奥山をけん制する。

 「自分なら官主導の政治を変えられる」。3日に正式に立候補を表明するベンチャー企業経営の佐藤崇弘(29)も報道機関の取材に、「官対民」の構図を強調した。

<公約を模索>
 「梅原包囲網」が解かれ、代わりに浮上してきた「奥山包囲網」。対する奥山は「市役所の中でも直接、市民と接する現場で仕事をしてきた」と市民との近さをアピールする。有権者がどう判断するのか、まだ先は見通せない。

 肝心のマニフェスト(公約集)は、奥山以外は骨組みも示していない。現職の立候補断念という「サプライズ」はあったが、4〜6日には立候補予定者による公開討論会が予定通り行われる。

 市地下鉄東西線建設の是非が問われた前回選挙のような争点は今のところ明確になっていない。立候補予定者は市民に何を約束するのか。
 告示まで10日を切った。仕切り直しの政策論争がこれから始まる。(敬称略)



2009年07月03日金曜日

601千葉9区:2009/07/04(土) 10:30:51
構図が激変したとなると、奥山と佐藤@29歳の対決になりますかねえ

602千葉9区:2009/07/05(日) 10:45:18
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/07/20090705t11012.htm
岩崎副市長出馬へ「退くことはない」 仙台市長選
 任期満了に伴う仙台市長選(12日告示、26日投票)で、副市長の岩崎恵美子氏(65)は4日、無所属で立候補する意思を固めた。岩崎氏は、河北新報社の取材に対し「支持者の声を踏まえ、選挙に向けた準備を進めている。退くことは考えていない」と語った。6日に正式表明するとみられる。

 岩崎氏をめぐっては、梅原克彦市長(55)が出馬を断念した1日以降、擁立の動きが浮上。3日には、市内の医師と女性団体有志ら約10人が市役所を訪れ、「このまま選挙に向かうのは疑問。市政のため手腕を発揮してほしい」などと岩崎氏に出馬を要請した。

 その直後に報道関係者の取材に応じた岩崎氏は「梅原市長とともに新型インフルエンザ対策などを進めてきた。梅原市政を継承、発展させたいという思いはある」と強調。「前向きに検討したい」と述べ、立候補への意欲をのぞかせていた。

 岩崎氏は新潟市出身。新潟大卒。病院勤務の後、国際協力事業団(現国際協力機構)派遣専門家を経て、1998年から厚生労働省仙台検疫所長。2007年4月から副市長を務めている。



2009年07月05日日曜日

603とはずがたり:2009/07/05(日) 12:04:35
>>602
梅原後継の位置づけですね。
どういう経歴なんだ?新潟大でて病院事務やってからJICA行ってその経歴から検疫所長?
>岩崎氏は新潟市出身。新潟大卒。病院勤務の後、国際協力事業団(現国際協力機構)派遣専門家を経て、1998年から厚生労働省仙台検疫所長。2007年4月から副市長を務めている。

604とはずがたり:2009/07/05(日) 12:04:58
それとも医者か??>病院勤務。

605千葉9区:2009/07/05(日) 16:39:20
医者ですね。検疫所長時代の経歴より
http://www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/n2004dir/n2572dir/n2572_03.htm
岩崎恵美子氏
1968年新潟大卒。1978年新潟臨港総合病院耳鼻咽喉科医長,1996年タイ国MAHIDOL大学医学部熱帯医学衛生学ディプロマ取得。インド,タイ,パラグアイで医療活動を行なう。1998年11月より厚生省仙台検疫所長に就任し,2000年にはWHOの派遣要請によりウガンダ現地におけるエボラ出血熱の診療・診断・調査活動に従事。2003年5月SARS対応協議ASEAN+3カ国空港当局者会議,同年6月WHO主催SARS対策専門家世界会議にそれぞれ日本代表として出席している。

606とはずがたり:2009/07/05(日) 17:07:37
あざーすm(_ _)m
名門旧六医専の一つ新潟大医学部出身って訳ですな。
検疫所長とかは医者(医学系技官?)のポストなんですね。

607千葉9区:2009/07/06(月) 21:19:38
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/090706/lcl0907061723010-n1.htm
仙台市長選で岩崎副市長が出馬表明 2人の女性副市長対決へ
2009.7.6 17:21
 任期満了に伴う今月26日投開票の仙台市長選で、岩崎恵美子副市長(65)が6日、市内で記者会見し、無所属での立候補を正式に表明した。3月に副市長を辞職した奥山恵美子氏(58)も出馬予定で、現職の梅原克彦市長(55)が任命した2人の女性副市長が争う異例の選挙戦となりそうだ。

 岩崎氏は記者会見で「梅原市政の評価すべき点は継承したい」と表明。奥山氏について「私は途中で職を投げ出すようなことはしない。市役所出身者に市政改革はできない」と違いを強調した。

 市長選には奥山、岩崎両氏のほか、元市議の柳橋邦彦氏(68)、市議の渡辺博氏(59)、会社社長の佐藤崇弘氏(29)が立候補を表明。政治団体「幸福実現党」も公認候補を擁立する方向で調整している。

608千葉9区:2009/07/06(月) 21:20:08
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090707k0000m010074000c.html
仙台市長選:岩崎氏、届け出名「ドクターいわさき」に
 任期満了に伴う仙台市長選(12日告示、26日投開票)に向け、仙台市副市長の岩崎恵美子氏(65)が6日、無所属での出馬を表明した。岩崎氏は感染症対策の専門家で、元厚生労働省仙台検疫所長。新型インフルエンザの軽症患者を地域の診療所が診察する「仙台方式」を国に先駆けて整備してきた。医師であることを強調するため、選挙管理委員会への届け出名を「ドクターいわさき」にする考えを示した。

 同市長選には岩崎氏を含め、新人5人が出馬表明。今年3月に現職との路線対立を理由に副市長を辞任した奥山恵美子氏(58)もおり、岩崎氏は現職を支え続けた点で「私は奥山さんとは違う」と強調。「副市長」や「恵美子」と肩書や名前が重なる点を考慮し、「混乱を避けるためにも『ドクターいわさき』で届け出たい」と述べた。同市長選にはほかに、市議の渡辺博氏(59)▽前市議の柳橋邦彦氏(68)▽障害者雇用企業経営の佐藤崇弘氏(29)が立候補の意向を表明している。

 市選挙管理委員会は届け出名について「通称名の簡略化ならば問題はないが、実際に届け出があったわけではないので何とも言えない」と戸惑っている。【高橋宗男】

609千葉9区:2009/07/06(月) 21:25:41
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/07/20090706t11017.htm
“相乗り”民主、「県連支援」脇役に 仙台市長選
 名古屋、さいたま、千葉と政令市長選で3連勝し、勢いづく民主党が仙台市長選(12日告示、26日投票)では一転、「市民党」を掲げる支援候補の「脇役」に徹している。自主投票の自民、公明両党も同じ候補の応援が主軸で、事実上の相乗り状態になった。民主党は市長選勝利へ和戦論を優先したが、衆院解散・総選挙と秋の宮城県知事選を控え、党内には違和感もくすぶる。(報道部・長谷美龍蔵)

 民主党県連は4日の幹事会で、市長選に立候補する前副市長の奥山恵美子氏(58)を「県連レベルで支援」することを決めた。ほかの政令市長選で見られた「推薦」や「県連支持」とは違い、政党色を薄めた態度決定だ。
 党国会議員や県議、市議が奥山氏を招いて集会を開くなど支援態勢は「推薦級」だが、奥山氏の近くで党の旗やポスターは掲げず、国政の話題も控えめ。民主党色をひた隠しにしている。

 4月の名古屋を皮切りに、5月のさいたま、6月の千葉と、いずれも自民、公明両党との対決となった政令市長選を制した民主党。西松建設巨額献金事件で小沢一郎前代表が辞任し、急落した党勢も瞬く間に回復した。
 県連幹部からは「今や民主党の看板さえあれば、どんな候補も当選する」と強気の言葉も飛び出すが、仙台市長選はちょっと事情が違った。

 奥山氏は幅広い支援を獲得しようと、「政党の推薦や支持は一切受けない」との立場を取る。「ここで民主が前に出ると、自民、公明が黙ってはいない。そうなれば結果として奥山氏を窮地に立たせることになる」と別の県連幹部は明かす。
 市長選には奥山氏のほか、元市議の柳橋邦彦氏(68)、市議の渡辺博氏(59)、ベンチャー企業経営の佐藤崇弘氏(29)が立候補する。起意を表明した現職の梅原克彦氏(55)は1日に断念。代わって、副市長の岩崎恵美子氏(65)が立候補の意思を固めた。

 自民、公明両党の市議の多くは奥山氏を支援する会に名を連ねる。もちろん、そこには民主党市議も多数加わる。
 県連幹事長の木村勝好市議もその一人。「民主党の全国的な動向は承知しているが、地域にはそれぞれ事情がある。決して不本意な戦いをしてはいない」と強調する。

 この戦略は、オール与党志向が強い市議会特有の政治力学とも映るだけに、党県議の一部は不満を漏らす。秋の知事選(10月8日告示、25日投票)が迫るためだ。
 再選立候補が確実視される村井嘉浩知事(48)は自民党出身だ。次期衆院選で仮に民主党が政権党になれば、直後の知事選は一大決戦になる可能性もある。

 「総選挙、知事選を念頭に、自民、公明との対決姿勢を強く示したいが、市長選に悪影響を与えるわけにもいかない」。微妙な立ち位置に、党県議らはもどかしさも感じている。



2009年07月06日月曜日

610千葉9区:2009/07/06(月) 22:58:43
>>607
> 市長選には奥山、岩崎両氏のほか、元市議の柳橋邦彦氏(68)、市議の渡辺博氏(59)、会社社長の佐藤崇弘氏(29)が立候補を表明。政治団体「幸福実現党」も公認候補を擁立する方向で調整している。

さらりと幸福実現党が公認を擁立するかも
http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20090706ddlk04010056000c.html
選挙:衆院選 幸福実現党党首、仙台で街頭演説 /宮城
 次期衆院選に向け、幸福実現党の大川きょう子党首(43)が5日、仙台市中心部を訪れ街頭演説を行った。同党は消費税と相続税の全廃などを主張しており、大川党首は「安い税金と小さな政府を目指す」と15分間熱弁を振るった。

 演説には、党ののぼり旗やポスターを持った支持者が多数集まった。大川党首は、北朝鮮が4日にミサイル7発を発射したことに触れ、「北朝鮮は今、戦争を予定して着々と準備を進めている。日本は外国が攻めてくることを考えていない」と訴えた。【須藤唯哉】

611千葉9区:2009/07/08(水) 19:57:36
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/07/20090708t11040.htm
異例の会派内投票で決着 宮城県議会議長選
 宮城県議会6月定例会最終日の7日に行われた議長選は、最大会派の自民党・県民会議の一本化調整が難航した。会派内で6人が名乗りを上げ、4年ぶりの会派内投票で畠山和純氏が選出され、議長就任が決まった。

 会派内投票は非公開で行われた。正副議長とも7日昼すぎに投票を実施。いずれも1回目の投票で過半数を獲得した人がおらず、上位2人の決選投票を行ったという。

 統一候補が決まったのは本会議開会時刻の午後1時ごろ。会派執行部が他会派へ説明に回り、本会議開始が10分遅れた。

 議長候補の選定作業は慎重を極めた。6月29日の候補者受け付け以降、連日行われた調整作業は議長選当日の7月7日午前まで続いた。会派内投票は無記名で行い、所属議員に投票結果を伝えない手法を取った。

 一部に「投票結果を公表しないのは透明性に欠ける」との批判があったが、安藤俊威会長は「会派にしこりを残さないための知恵だ」と説いた。

 県議会の慣例では、議長になる人は当選5回以上の場合が多い。畠山氏は4期で通常ならこのルールに当てはまらない。

 畠山氏と議長のいすを争ったのは同期1人と5期以上の4人。中堅議員は「これまで議長は年功序列で決まったが、今回は『実力本位』との声が強かった」と振り返る。

 ベテラン議員は「本来なら話し合いで決めるのが望ましいが、投票で会派の総意が反映されるのなら尊重する」と話す。

 本会議の正副議長選で「造反」した所属議員はいなかった。安藤会長は「ぎりぎりまで話し合い、全員が納得した」と強調する。

 従来の枠に当てはまらない議長選びは偶然か、議会が新しい模索を始めた証しなのか。秋の知事選を前に村井嘉浩知事の現県政が節目を迎える中、新しい議長の手腕が答えを出してくれるはずだ。(報道部・小木曽崇)



2009年07月08日水曜日

612千葉9区:2009/07/08(水) 19:59:10
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/07/20090708t11039.htm
宮城知事選 民主が独自候補模索
 宮城県議会の民主党系会派「改革みやぎ」は7日、任期満了に伴う知事選(10月8日告示、25日投票)に、独自候補を擁立することを視野に検討を始めた。党県連は同会派の意向を尊重する方針で、知事選の構図に大きな影響を与えそうだ。

 候補者の選定方法などは今後、会派内で詰めていく。「県政マニフェスト」の策定にも着手する。衆院解散・総選挙と知事選の日程が近接する可能性もあり、衆院候補者と連携してアピールすることも視野に、作業を急ぐことにしている。

 改革みやぎの藤原範典会長は「あらゆる選択肢を残しながら、じっくり議論していく」と語り、菊地文博幹事長は「現県政の4年を検証した結果、対立候補を立てるべきだとの認識では一致した」と話した。

 現職で自民党出身の村井嘉浩氏(48)は、再選立候補が確実視されている。民主党は前回知事選(2005年)で元総務官僚を支援して敗れた。



2009年07月08日水曜日

613千葉9区:2009/07/09(木) 23:26:10
会派は公明のよう。
選挙で公認は得ていませんが
榎本:最大会派新政クラブ
草島;一人会派みどり鶴岡
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/07/20090709t51009.htm
鶴岡市長選 芳賀氏出馬へ
 任期満了に伴う山形県鶴岡市長選(10月4日告示、11日投票)で、同市議の芳賀誠氏(67)が8日、立候補する意向を明らかにした。公明党に支援を求める方針。

 芳賀氏は取材に対し「トップダウンからボトムアップへ市民協働のまちづくりを進めたい。現市政とは違った視点でまちおこしを図る」と意欲を語った。

 芳賀氏は鶴岡市出身で早大卒。学習塾経営を経て、1999年の同市議選で初当選した。

 同市長選には、ともに市議の榎本政規氏(59)、草島進一氏(44)が立候補を表明。現職の富塚陽一市長は今期限りでの引退を決めている。



2009年07月09日木曜日

614千葉9区:2009/07/09(木) 23:26:56
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1039/20090709_05.htm
医師会票が漂流 梅原氏推薦目前に戦線離脱
  任期満了に伴う仙台市長選(12日告示、26日投票)で、かつては会員一人当たり100票の影響力を持つともいわれた医師会票が、宙に浮いている。市医師会の政治団体「市医師連盟」が新型インフルエンザ対策で信頼関係を築き、推薦を固めていた梅原克彦市長(55)が突然、出馬を断念。連盟は8日までに、政令市移行後の市長選で初となる自主投票を決めた。

 若林区の市医師会館で7日夜開かれた執行委員会。同日までに立候補を表明した5人の対応について協議した。梅原市長以外の立候補予定者からも秋波を送られていたが、「会員それぞれに付き合いがある」「今さら気持ちが切り替えられない」との意見が相次ぎ、異例の判断を下した。

 医師会は梅原市長が進めた新型インフルエンザ対策や危機管理対策を高く評価。2日開いた会合で、2005年の前回選挙と同様、梅原市長の推薦を決める予定だった。

 その前日、梅原市長はタクシーチケット問題などで市民の信頼を損ねたことを理由に出馬断念を表明。推薦状は行き場を失ってしまった。

 2日の会合には、医師会会員でもある副市長の岩崎恵美子氏(65)がひそかに訪れ、医師会幹部らに立候補に向けた意欲を示した。

 だが、幹部の一人は「市長のあだ討ちをすると言われても気持ちは急に変えられない」と戸惑いを隠せない。

 家族や患者、医薬品業者らに幅広く影響力を持つといわれる医師会票。会員約600人が加盟する医師連盟には、前副市長の奥山恵美子氏(58)、元市議の柳橋邦彦氏(68)も推薦を要請していた。

 それでも、別の幹部は「岩崎、奥山、柳橋の3氏とも、さまざまな場面で一緒に仕事をしてきた。誰か1人を応援するのは難しい」と打ち明ける。
 約500人加盟の仙台市薬剤師連盟も8日までに自主投票を決めた。市薬剤師会理事の市議渡辺博氏(59)と監事の柳橋氏が立候補を表明し、医師連盟と同様、対応を決めかねたという。



2009年07月09日木曜日

615千葉9区:2009/07/09(木) 23:27:40
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1039/20090705_10.htm
岐路100万都市(1)雇用と生活/「安全網」頼りは民間

定額給付金の支給に合わせ、街頭で社会的弱者を支援する募金を呼び掛ける市民団体のメンバー=6月21日、仙台市青葉区


  東北の中枢都市・仙台の「成長神話」が終わりを遂げつつある。地域経済は冷え込み、少子高齢化や人口減を見据えたまちづくりは遅れ、市財政は危機的な状況に陥った。12日告示、26日投票の市長選に向けて、岐路に立つ100万都市の課題を考える。
(仙台市長選取材班)=5回続き

<急増する求職者>
 6月25日、仙台市産業振興事業団が青葉区のアエルで開いた就職支援セミナー。「給料が安くとも安定した仕事に就きたい」「首都圏のIT企業を辞めた。地元で何とか仕事を」。参加者が思いをぶつけ合う。会場には今春、大学を卒業したばかりの就職浪人の姿もあった。

 世界的な不景気が広がった昨秋以降、事業団が毎月開くセミナーの応募者は急増している。定員30人に対し、申し込みは毎回のように超過。2月からは個別相談会の受付数も2倍に増やした。

 事業団の担当職員は「以前は女性が多かったが、働き盛りの男性が目立つようになった。職探しの事情も複雑、深刻化している」と説明する。

 仙台公共職業安定所によると、昨年9月に0.78倍だった管内の有効求人倍率は、今年5月に0.40倍まで下がった。仕事は求職者数の半分もない。家計収入の目減りを補おうと働き口を探す自営業者や主婦が増えた。1年近く相談に通い詰める人も珍しくない。

<業況判断も悪化>
 「仙台は『支店経済』の色彩が濃く、商業などサービス業が中心。中央や個人消費の動向に依存せざるを得ない」。菊田稔職業相談部長は仙台特有の構造を説明し「仙台が回復を果たさないと宮城、東北の立ち直りはさらに遅れる」と、問題の根深さを指摘する。

 仙台市は1月、緊急雇用対策をまとめ、公共事業の前倒し発注や臨時職員の採用拡大、離職者に市営住宅を低額で提供するなどの方針を打ち出したが、抜本的な改善にはつながっていない。雇用の鍵を握る企業の採用意欲も冷え込んだままだ。

 市が実施した1〜3月の地域経済動向調査=?=では、自社の業績を「良い」と判断した割合から、「悪い」とした割合を引いた業況判断指数(DI)はマイナス65.6。前期(昨年10〜12月)に比べ、11.4ポイントの大幅下落になった。

 調査時点以降の見通しDIも、さらに悪化するとの回答が多くを占めた。「底入れの時期はまだ見えない。先行きの不透明感は依然として強い」(市経済企画課)

<土台どう支える>
 そんな中、市内では昨秋以降、仕事からあぶれ、路上などで生活する人の姿が目立ち始めている。ネットカフェや車中生活を含めれば200人を超えるとされ、セーフティーネット対策が社会問題化しつつある。

 「派遣切りなどのリストラに遭った人が『仙台に行けば何とかなる』と望みを託して集まってくる。だが、支援の多くを担うのは行政ではなく、わずかな民間の力ばかり」。反貧困みやぎネットワーク代表の新里宏二弁護士の嘆きは、深い。

 雇用悪化に端を発する貧困の連鎖。東北の経済首都として、いかに暮らしの土台を下支えするか、底力が試されている。

[仙台市の地域経済動向調査] 市内の1000事業所が対象で、半数近くが小規模企業。1〜3月の調査では、9業種すべてで業況判断が悪化。運輸、飲食・宿泊、製造業の落ち込みが激しい。4〜6月の調査結果は7月下旬に公表予定。



2009年07月05日日曜日

616千葉9区:2009/07/09(木) 23:28:10
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1039/20090706_03.htm
岐路100万都市(2)子育て/待機児童解消は遠く

子どもに昼食を与える保育士。待機児童対策、保育所民営化など仙台市の保育行政に課題は多い=宮城野区


 <不名誉な日本一>
 「待機児童日本一」。2008年、仙台市に不名誉な称号が与えられた。認可保育所の入所を待つ児童は740人。横浜や大阪を上回った。
 ことし4月時点の待機児童の数は620人。「日本一」は返上できそうだが、深刻な状況は変わらない。

 「子どもが0歳のうちに、育児休業を切り上げていればよかった」
 障害者施設で働く宮城野区の20代女性は悔やむ。2月に1歳半の長女の入所を申し込んだ。だが、希望した3カ所の認可保育所はどこも1歳児枠がいっぱい。第1希望の保育所は、1歳児だけで十数人が待機していた。

 就職活動や病気といった一時的な利用のための「一時保育」を使って仕事に復帰した。だが、延長保育が利用できない。同僚に気兼ねしながら定時で仕事を終える。残った仕事は自宅に持ち帰るか、週末にこなす。
 女性は「次の子が欲しいが、また保育所で悩むかと思うと考えてしまう」とため息をつく。

<高まる保育需要>
 市のまとめでは、認可保育所入所児童は増え続け、既に1万人を超えた。一方、幼稚園の就園児は減り続ける。市子供未来局は「不況で共働き夫婦が増え、保育所のニーズはますます高まる」とみる。

 「待機児童がこれほど多いのに、公立保育所の民営化を進めていいのだろうか」。市大野田保育所(太白区)の岩崎庸子所長は悩む。
 同保育所は10月の民営化に向け、4月から社会福祉法人柏松会(宮城県村田町)と合同保育をしている。各クラスに法人の保育士が入り、公立の保育を学ぶ。

 市は07年、公立保育所50カ所のうち老朽化が進む22施設を16年度をめどに民営化する方針を打ち出した。大野田と原町(宮城野区)の2保育所はその端緒となる。

 民間の力で老朽化した公立保育所の施設を更新するのが狙いだが、市側には行財政改革に伴うコスト削減の思惑がある。民間は人件費が抑えられるため、児童一人当たりの市の補助額は1カ月で2万5000円ほど安くなるとの試算もある。

<整備1ヵ所のみ>
 公立から民間へ、円滑な引き継ぎに日々苦心しながら、岩崎所長は葛藤(かっとう)する。
 「公立は公立の役割があり、民間の力は認可保育所の増設に向けた方がよかったのではないか」

 保育所待機児童の激増を受け、市が打ち出した保育サービスの緊急整備計画は認可保育所新設や入所枠の拡大が中心だ。本年度から3カ年で2300人分を整備する。

 しかし、本年度に整備される保育所は、5月に若林区でオープンした1カ所のみだ。
 「子供が健やかに育つ街・仙台」。子どもを安心して預けられる場所がなければ、市の基本理念は掛け声倒れになりかねない。

[認可保育所入所児童]仙台市が政令市に移行した1989年以降、保育所整備に伴って増え、10年前の99年は6971人、ことし4月現在で1万1597人(前年比103人増)。これに対し、幼稚園就園児は5月現在1万5489人で、前年比593人の大幅減となった。



2009年07月06日月曜日

617千葉9区:2009/07/09(木) 23:28:49
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1039/20090707_04.htm
岐路100万都市(3)財政再建/歳出削減、当座しのぎ

耐震化工事が施された仙台市役所本庁舎。財政難から基金が廃止され、当面、建て替えはできなくなった


 <庁舎の新築断念>
 仙台市青葉区の仙台市役所本庁舎を正面玄関から入った1階フロア。市民を迎えるにはやや不釣り合いな鉄筋の筋交いが、天井や柱を支える。
 本庁舎は1965年完成で築43年。市は昨年10月までに、約9億円を掛けて耐震化工事を行った。財政局の佐藤清次長は「最低限の補強だが、当分これで持たせないといけない」と語る。

 市は2004年度から庁舎建て替えのための基金を積み立ててきた。だが、09年度当初予算を組むのに財源が足りず、基金を廃止。福祉予算などに使える財政調整基金に回し事実上、建て替えはなくなった。

 これでも09年度当初予算の財源が足りず、都市整備基金も廃止した。「虎の子」の保有株の売却益も歳入に見込んだ。歳出は普通建設事業費を大幅に抑えた。

 だが、高齢化の進展で扶助費は増加の一途をたどる。一方、09年度は市民税全体で5.2%減の見通し。このうち法人市民税は景気低迷が直撃し、18.9%と大幅に落ち込む見込みだ。

 このため、財政局の試算では10年度当初予算を組むには、232億円が不足する見通しとなっている。

<自助努力も限界>
 歳出を抑えて歳入を増やす方針の下、市は06〜10年度の5カ年で累計300億円の確保を目標にした行財政集中改革計画を策定。08年度当初までに約154億円を絞り出したが、「焼け石に水」(市幹部)の状況だ。

 今後は市職員の人件費カットなど抜本的な歳出削減策に加え、敬老乗車証の利用者負担の見直しといった住民サービスの低下に直結する施策も余儀なくされる。

 とはいえ、仙台市を含めた地方財政は国からの地方交付税の動向に左右される。自助努力に限界があることも確か。
 国の三位一体改革の影響で、地方交付税と臨時財政対策債は大幅に減らされた。08年度は03年度に比べ、計240億円が減額。市の08年度の一般財源の1割に相当する。

 佐藤次長は「今の地方財政制度の下では、数年はしのげても、いずれ行き詰まる。国と地方の在り方を含めた制度の抜本的な見直しが必要」と訴える。

 現実に、東北市長会をはじめ全国知事会など全国の自治体トップから「このままでは立ち行かない」と、国に税源移譲を求める大合唱が起きている。

<制度見直し訴え>
 横浜、大阪、名古屋の3政令市は、大都市制度構想研究会を設置。独立した「都市州」を創設し、国から税源を移譲して全国に再配分する仕組みの導入を訴えている。

 東北大大学院経済学研究科の佐々木伯朗准教授(財政学)は「地方は自分たちに見合った財政制度を設計していけるよう国に訴えていくべきだ。同時に、サービス維持のためにどれだけの負担が必要かを住民に説明する努力も重要」と話す。

 かつてない財政難の時代だからこそ、地方自治体のトップには、国と住民双方に対しての発信力が問われる。


[仙台市の財政]一般会計総額は2009年度当初で4143億2800万円。歳出のうち義務的経費の割合を示す経常収支比率は年々上昇し、07年度は過去最高の97.4%に達した。市の試算では、09年度以降5年間の収支不足は1340億円に上る。



2009年07月07日火曜日

618千葉9区:2009/07/09(木) 23:29:14
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1039/20090708_03.htm
岐路100万都市(4)高齢者福祉/特養・予算、不足明らか

仙台市健康福祉事業団のはつらつ運動教室に参加する市民。市は運動や食生活改善などの介護予防に力を入れている=青葉区の市シルバーセンター


 <定員の5倍近く>
 特別養護老人ホーム(特養)が足りない。
 仙台市内にある全36施設(定員2388人)への入所希望者を単純に合計すると、6月現在で1万1529人。3年前より約1500人増え、定員の5倍近くに達した。このうち複数の施設に申し込んでいる分を除き、要介護度が高いなど緊急性のある人は約900人に上る。

 青葉区の女性(61)は、グループホームに入った父親(88)のため、特養2カ所の空きを待つ。グループホームの料金は、父親の年金を上回る。この4年弱で、蓄えは底をつき、自分の年金を充てている。
 女性は「自己負担が少ない特養に入所させたいが、こんなに待機がいるのでは…」と表情を曇らせた。体の動く限りパート勤務を続けるという。

 市は2011年度までの3カ年で、民間に特養を建設してもらい500人分を増やす計画。だが、施設は造れば造るほど需要を生み出す側面もある。
 ある施設の相談員は「在宅の負担があまりに大きいので、割安な特養に人気が集中する。介護保険の仕組みそのものを変えないと状況は変わらない」と訴える。

<介護予防を重視>
 仙台市は、65歳以上の人口の割合を示す高齢化率=?=が全国平均を下回るが、超高齢社会は例外なく訪れる。

 高齢者が要支援者になったり、要介護度が高くなったりしないよう、市は介護予防に力を入れる。6月中旬には「SKY大作戦」と銘打った大々的な介護予防のイベントを初めて実施。約1000人の高齢者が参加し、講演に聞き入り、運動教室で汗を流した。

 イベントに参加した若林区の女性(67)は一人暮らしだという。「介護の大変さは並大抵でない。体に気を付け、周りに迷惑を掛けないようにしたい」と語った。
 財政難の中で年々増え続ける福祉予算に、市は頭を抱える。

 70歳以上の高齢者が、市内の地下鉄やバスを無料か少額負担で利用できる「敬老乗車証交付事業」。本年度の利用は10万人を突破し、市は23億円の補助支出を見込む。

 市が行財政改革の柱として、乗車証交付事業の見直しを打ち出したのは07年。しかし、実施すれば高齢者の強い反発は避けられず、見直し作業は暗礁に乗り上げている。

 市高齢企画課の鈴木茂樹課長は「閉じこもりがちなお年寄りが気軽に外出できる制度だが、高齢者の増加に合わせて機械的に交付していけるものではない」と悩む。

<不況が追い打ち>
 不況が高齢者福祉にも影を落とし始めた。宮城野区の地域包括支援センターの所長は最近、在宅介護の家庭の変化に気付いた。
 「家族が職を失い、高齢者の年金に頼って生活している」
 十数年後には、団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となる。増え続ける高齢者をどう支えていくか。仙台市は明確な道筋を見いだせていない。

[仙台市の高齢化率]2009年3月現在の高齢者は18万2892人で、高齢化率は18.2%。全国の高齢化率(07年10月現在)は21.5%。仙台の要介護者は08年度、3万493人で、11年度には3万4308人に増えると推測されている。



2009年07月08日水曜日

619千葉9区:2009/07/09(木) 23:29:46
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1039/20090709_07.htm
岐路100万都市(5完)まちづくり/道路整備、残る地域差

仙台市太白区茂庭台の住宅団地。都市計画道路の存廃を検討している仙台市に対し、建設促進を求めている


 <計画と現状乖離>
 仙台市はことし3月、都市計画道路の未着手路線の存廃を検討する「都市計画道路網見直し方針」を発表した。

 将来の事業効果、防災機能などを基準に検討を進め、2010年度末までに、整備計画を抜本的に見直す考えだ。

 都市計画道路の整備は、40年ほど前の高度経済成長期の計画がベース。しかし交通渋滞の緩和、市財政の悪化といった新たな要素が加わり、現状との乖離(かいり)が目立ち始めている。

 08年7月に市街化区域の拡大抑止方針を発表したのに合わせ、「拡大成長のインフラ整備に歯止めをかけ、機能集約型都市への誘導を目指す」(市幹部)のが狙いだ。

 だが「できると思っていた」道路が存廃の俎上(そじょう)にあることに、市民から不安の声も上がっている。

<「郊外は不十分」>
 市中心部から南西へ約8キロ。1980年代に開発された住宅団地の茂庭台地区(太白区)。真っすぐ市中心部に向かう都市計画道路「山田茂庭線」が存廃の検討対象になっている。

 茂庭台学区町内会連合会の山口強会長は「郊外はまだまだ道路整備が不十分だ」と訴える。

 市が見直し方針の案を昨年11月に発表したのを受け、ことし1月、近隣2町内会連合会と「山田茂庭線」などの整備推進を求める要望書を市に提出した。

 整備を求める理由の一つは災害時のライフラインの確保だ。茂庭台地区から市中心部への経路の現状は、県道をいったん北上か南下してから国道を進むルートしかない。

 県道はもともと地盤が弱く、4年前には豪雨で土砂崩れが発生。現場は一時通行止めになり、片側通行が数日続いた。

 山口会長は「県道が不通になったら、急病人の搬送や火災の発生時に住民はどうなるのか。地区の高齢化が進めば、なおさら不安が増す」と、地区の将来を心配する。

<高齢化する団地>
 仙台市西部には、70〜90年代に開発されたニュータウンが「飛び地」のように点在する。近い将来、地区全体が高齢化の問題に直面する。

 住宅団地の課題を探るため仙台市は2008年秋、鶴ケ谷(宮城野区)、松陵、住吉台(いずれも泉区)、中山(青葉区)の4住宅団地を対象に、住民調査をした。

 人口、世帯、児童の推移の分析やアンケートを実施。現在、集計を進めている。市都市整備局の小島博仁住環境部長は「公共交通や地域コミュニティー、福祉に対する不安が上位を占めている」と話す。

 仙台市は年度内に調査結果をまとめ、今後の施策に反映させる方針。しかし、住宅団地の多岐にわたる課題を調整する「全庁横断的な取り組みがないのが現状」(市都市整備局)だ。

 縦割り行政の壁は取り払えるのか。拡散した都市機能の集約と住宅団地の生活環境の維持を、いかに両立させるのか。100万都市のリーダーの力量が問われることになる。
(仙台市長選取材班)

[都市計画道路網見直し方針] 総延長503キロのうち、未着手の133キロが対象。仙台市の都市計画道路の事業費は1993年度の265億円をピークに、2007年度は91億円にまで減少している。07年度の事業費ベースで整備を続けた場合、未着手路線の完成には80年かかる見通し。



2009年07月09日木曜日

620千葉9区:2009/07/09(木) 23:30:54
>>610
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1039/20090709_04.htm
幸福実現党の椿原氏が出馬表明 仙台市長選
  任期満了に伴う仙台市長選(12日告示、26日投票)で、政治団体「幸福実現党」東北ブロック副代表の椿原慎一氏(47)は8日、市役所で記者会見し、党公認で立候補すると表明した。

 椿原氏は「多額の借金を解消しながら市政が発展していくには、未来ビジョンが必要だ」と主張。起業しやすい環境づくり、「学都」の発展、国際文化都市の実現などを主な施策に掲げた。

 椿原氏は札幌市出身で東北大大学院修了。1991年4月に宗教法人「幸福の科学」に入り、法人が政治団体を設立した今年5月、党東海ブロック副代表に就任。7月から東北ブロック副代表。

 仙台市長選では、副市長の岩崎恵美子氏(65)、前副市長の奥山恵美子氏(58)、会社社長の佐藤崇弘氏(29)、元市議の柳橋邦彦氏(68)、市議の渡辺博氏(59)の5人が立候補を表明している。

621とはずがたり:2009/07/10(金) 13:02:31
>>611-612

宮城県議会議長に畠山氏 副議長は小野氏
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/07/20090708t11041.htm

 宮城県議会(定数61)は7日の本会議で、正副議長選を行い、無記名投票の結果、第36代議長に最大会派「自民党・県民会議」の畠山和純氏(62)=気仙沼、4期=を選出した。副議長には同会派の小野隆氏(65)=泉、3期=を選んだ。

 2年交代の慣例による正副議長の辞任に伴う選挙で、任期は2011年4月まで。

 議長選の投票結果は畠山氏が47票、共産党県議団の横田有史氏(65)が2票、無効12票だった。畠山氏は自民党・県民会議(38人)と公明党県議団(4人)、社民党県議団(4人)、21世紀クラブ(1人)の支持を獲得した。民主党系の第2会派「改革みやぎ」(12人)は無効票を投じた。

 副議長選は小野氏が43票、改革みやぎの坂下康子氏(50)が18票だった。

 畠山氏は「議会は知事との信頼関係と緊張感を持ちながら、県勢の発展と県民の幸福実現のため、努力していかなければならない。議会活動のさらなる活性化に向け、全力で取り組む」と抱負を語った。

 畠山氏は旧唐桑町(気仙沼市)出身。早大卒。気仙沼青年会議所理事長などを経て1995年に初当選。自民党県連政調会長、会派会長などを歴任した。

 小野氏は仙台市出身。日大卒。旧泉市議1期、仙台市議2期を経て、99年に初当選し、会派政調会長などを務めた。


2009年07月08日水曜日

622とはずがたり:2009/07/10(金) 13:03:10
渡辺県議が出馬を表明 いわき市長選
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/07/20090709t61008.htm

 任期満了に伴う福島県いわき市長選(9月6日告示、13日投票)で、元福島県議会議長で県議の渡辺敬夫氏(63)は8日、無所属で立候補することを正式に表明した。記者会見で渡辺氏は「現職とは違う手法で地域医療や少子高齢化などの課題に取り組み、2期8年で解決したい」と話した。

 渡辺氏はいわき市出身、日大卒。いわき市議を経て県議5期目。自民党に所属していたが、8日に離党した。
 同市長選には、現職の櫛田一男市長(72)が再選を目指して立候補することを表明している。


2009年07月09日木曜日

623千葉9区:2009/07/10(金) 20:42:09
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/07/20090710t11034.htm
仙台市長選 「官対民」対立軸に? 梅原氏離脱で構図崩壊
 任期満了に伴う仙台市長選(12日告示、26日投票)で、公務員経験のある立候補予定者が「官」の色を薄め、民間の立場を強調する姿勢が目立つ。現職の梅原克彦市長(55)の出馬断念で「市政の継続か刷新か」の構図が崩れ、次の対立軸として「官対民」の図式が浮上しているためだ。

 「私は市役所でも市民に近い立場で仕事をしてきた。自分を『官』とは考えていない」。前副市長の奥山恵美子氏(58)は8日の事務所開きの後、報道関係者にこう答えた。官出身の批判を意識し、市民との接点をアピールした。

 副市長の岩崎恵美子氏(65)は6日の立候補表明の記者会見で、「私は『官』と誤解されている。16年間、民間病院の医師として働いた。役人の感性で仕事をしたことはない」と述べた。

 一方、8日に立候補を表明した政治団体「幸福実現党」東北ブロック副代表の椿原慎一氏(47)を除く、ほかの3人の立候補予定者は「官対民」の構図に持ち込もうとする意図がはっきりしている。

 会社社長で元市議の柳橋邦彦氏(68)は「民間の発想で市役所を改革する」と強調する。

 市議の渡辺博氏(59)も「役人や官僚出身者が市長になってもしがらみで動けない」と訴える。

 長野県職員の経験がある会社社長の佐藤崇弘氏(29)は「長年市政に携わった人が市長になっても、組織改革ができるかどうか疑問だ」と官出身者のほか、市議会に身を置いた柳橋、渡辺両氏もけん制する。

 市幹部は「行政に精通した官出身者は政策立案の面で分がある。だが、財政難で行政が行き詰まっている今、民間出身者の方が大胆な組織改革ができるイメージを持たれている」と受け止める。

 ただ、「官か民か」が選択の決め手になるかどうかは不透明だ。立候補予定者の公開討論会を傍聴した男性(59)は「出自よりも、大切なのはまちづくりのビジョン。仙台をどういうまちにしたいのか、将来像を聞きたかった」と話した。



2009年07月10日金曜

624千葉9区:2009/07/13(月) 23:00:54
>>360>>418

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090713-OYT1T00922.htm
北秋田市長選で落選の名物町長、買収で逮捕
 秋田県警は13日、4月12日投開票の北秋田市長選で落選した同市栄、元鷹巣町長岩川徹(60)と、同市上杉、無職二階堂甚一(61)の両容疑者を公職選挙法違反(買収など)の疑いで逮捕した。


 発表によると、岩川容疑者は2月中旬、二階堂容疑者に現金十数万円を渡し、票のとりまとめを依頼した疑い。

 岩川容疑者は、北秋田市に合併する前の鷹巣町長を2003年まで3期12年間務めた。自治体初の24時間ヘルパー派遣や、介護施設での身体拘束を禁じる全国初の条例制定など福祉分野での取り組みが注目された。

(2009年7月13日20時10分 読売新聞)

625とはずがたり:2009/07/14(火) 19:01:22
副市長の恵美子が2人も居るのは判りにくいね。。

仙台市長選:告示 新人6人が立候補
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090713k0000m010031000c.html

 仙台市長選が12日告示され、6人が立候補した。26日投開票される。現職の梅原克彦市長がタクシーチケット不適切使用問題で出馬を断念し、新人同士の争いとなった。仙台市長は元官僚や元市職員が3代続いたため、経歴の違いによる「官対民」の構図も指摘されるが、前副市長の2人も「民間の視点」を強調しており、明確な争点は浮上してない。4月以降、名古屋、さいたま、千葉の政令市長選と静岡県知事選の4主要地方選で連勝中の民主は、県連が奥山恵美子氏を支援する一方、自民、公明の政権与党は自主投票を決めている。【高橋宗男】
 ◇仙台市長選立候補者

(届け出順)

岩崎恵美子65 [元]副市長=無新
佐藤 崇弘29 会社社長=無新
渡辺  博59 [元]市議=無新
奥山恵美子58 [元]副市長=無新
椿原 慎一47 政党役員=諸新
柳橋 邦彦68 [元]市議長=無新

 ◇「ドクターいわさき」あきらめ本名で出馬

 12日告示された仙台市長選(26日投開票)に立候補した同市前副市長、岩崎恵美子氏(65)は、選挙管理委員会への届け出名を「ドクターいわさき」ではなく仮名書きの本名で提出した。告示前は、既に出馬表明していた前副市長の奥山恵美子氏(58)と肩書と名前が重なるため、医師で感染症対策の専門家を強調し、「ドクターいわさき」で届け出る意向を示していた。

 選管によると、事前審査の書類は「ドクターいわさき」名だったが、選管は「本名に代わるものとして広く通用していることを証明しなければならない」と説明。立候補は仮名書きで届け出たという。

626二階席:2009/07/14(火) 19:17:57
>>625

取材の結果わかったこと。

岩崎恵美子は「いわさきえみこ」で(報道の通り)。
奥山恵美子は「奥山えみこ」で。

いずれも期日前投票所で確認されたようです。

627千葉9区:2009/07/15(水) 00:55:59
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/07/20090713t11027.htm
最大の敵は「埋没」 対立軸探し陣営躍起 仙台市長選告示

 衆院解散・総選挙を控えた「真夏の仙台決戦」が12日、幕を開けた。新人6氏の争いとなった仙台市長選。梅原克彦市長(55)の不出馬で、市政継続の是非という最大の争点は消えた。政令市長選は国政を占う戦いとされるが、名古屋、さいたま、千葉のような与野党対決の構図にはならず、全国的な注目度もいまひとつ。各陣営は選択の対立軸を求め、手探りの14日間を走りだした。

 無所属新人の男性候補はこの日、閣僚経験がある衆院議員に応援を要請。2時間にわたって青葉区のアーケード街などを練り歩き、「仙台を変えよう、日本を変えよう」と気勢を上げた。

 一緒に「役人政治からの転換」を叫んだ候補者。陣営幹部は「手応えは十分。改革者のイメージを鮮明に打ち出し続けるしかない」ともくろむ。

 一方、青葉区のオフィスビル前で第一声に臨んだ別の無所属新人の男性候補も、訴えの軸は「官から民への市政改革」。「政策で戦う」と候補者は意気込むが、「有権者には違いが見えにくいようだ。衆院解散がぶつかれば、市長選そのものがさらに埋没してしまう」(支援する市議)との不安も抱える。

 総選挙の時期に関心が高まる国政をよそに、与野党対決とは一線を画した形の市長選。「主役」になるはずだった梅原市長が撤退した中で、「市民主役の市政」「市政の大改革」「対話の市政実現」と、各候補者が連呼するスローガンは行き先を失い、宙に浮いた状態にも映る。

 無所属新人の女性候補は「行財政改革、保育所の待機児童対策など項目はみな同じだが、中身で勝負する」と強気だ。しかし、市中心部の商店街で演説に耳を傾けていた若林区の会社員男性(42)は「きょう(12日)開票される都議選の方が気になる」と手厳しい。

 8月21日に任期満了を迎え、後任にバトンを託す梅原市長は6日から市内の病院に入院し、尿管結石症の治療を続けている。数日中には公務に復帰するとみられるが、市長選についてのコメントは一切出さなかった。



2009年07月13日月曜日

628とはずがたり:2009/07/15(水) 17:56:52

横山氏と佐々木氏が出馬へ にかほ市長選
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090715a

 にかほ市長の横山忠長氏(61)=同市象潟町大砂川字菅7=と、にかほ市議会議員の佐々木清勝氏(70)=同市畑字福田51=は14日、任期満了(11月12日)に伴う同市長選にともに無所属で立候補する意思を固めた。

 横山氏は15日、佐々木氏は17日に記者会見し、正式に表明する。

 横山氏は「合併市の発足から市政運営に懸命に取り組んできた。世界同時不況の影響などで、目標とする市の姿に到達していない部分もあり、もう1期頑張りたい」とし、▽長期的雇用につながる産業の振興▽特別養護老人ホームの整備▽教育環境の充実?などに取り組むとしている。

 佐々木氏は「現市政の運営は可もなく不可もなくという印象で、激動の時代に対応できない。政策に優先順位を付けて若者に夢と希望を与える市政にしたい」と話し、▽離職で所得を減らした世帯への生活支援▽中小企業向け融資の拡充▽奨学金の制度創設?などに取り組むとしている。
(2009/07/15 08:30 更新)

629秋田2区の名無し:2009/07/15(水) 20:19:59
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/07/20090715t11023.htm
任期満了に伴う仙台市長選(26日投票)で、河北新報社は12〜14日、電話による世論調査を実施し、本社取材網の分析も加えて情勢をまとめた。前副市長の奥山恵美子氏(58)が先行し、前副市長の岩崎恵美子氏(65)が追っている。元市議の柳橋邦彦氏(68)、元市議の渡辺博氏(59)、会社社長の佐藤崇弘氏(29)が続いている。政治団体「幸福実現党」東北ブロック副代表の椿原慎一氏(47)は伸び悩んでいる。現時点で回答者の6割弱が投票する候補を決めておらず、流動的な要素が残っている。

 民主、社民の両党県連と市議会超党派の議員35人の支援を受けた奥山氏は、5区すべてで他候補を引き離している。男女ともすべての世代で他候補を上回った。職業別では事務・技術職、現業職、専業主婦層の支持が厚い。政党別では民主、共産、社民支持層の4割以上をまとめ、自民の3割弱、公明の2割、支持政党なしの層でも2割強を集めている。

 岩崎氏は泉区を除き4区で、奥山氏に続いて浸透している。職業別では管理職の支持が他候補を上回った。商工・サービス業の支持も比較的強い。政党別では、公明支持層の2割強を集めた。候補者の中で同党の支持を最も集めている。

 柳橋氏は地盤の泉区で奥山氏に次いで支持を集めている。自民支持層の一部も取り込む。自由業や60代以上に比較的浸透している。

 渡辺氏は宮城野区の後援会を主体にした選挙戦を展開しており、同区のほか、太白区で支持の広がりがみられる。40代で一定の支持を集める。

 佐藤氏は泉区の一部に浸透し、事務・技術職と現業職にも一定の強さをみせる。世代別では、20代と50代の男性に食い込んでいる。

 椿原氏は全体的に広がりを欠いている。
 現段階で既に投票する候補を「決めている」「だいたい決めている」と答えた有権者の合計は、回答者の4割超にとどまる。投票率の増減によって情勢が変わる可能性もある。

[調査の方法]仙台市内の有権者を対象にRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施。地域や性別、年代が有権者の構成に近くなるように割り当てた。実際に有権者のいる世帯に電話がかかった2287件のうち、938人から回答を得た。

630千葉9区:2009/07/16(木) 22:45:24
http://mainichi.jp/area/aomori/news/20090716ddlk02010139000c.html
鹿内・青森市長:公約実現の異例人事 組織改編で138人異動 /青森
 青森市の鹿内博市長は15日、計138人の人事異動を発表した。市長公室を設置して自治体経営局を廃止するなどの組織改革をすることに伴うもので、公約に掲げた市民百人委員会の設置など「鹿内カラー」を打ち出した組織体制が21日に整うことになった。市人事課によると、この時期に100人規模の異動をするのは、少なくとも過去20年間で例がない。

 異動は部長級2人、次長級2人、課長級22人で、部長級は田中道郎・市長公室準備室長が新設の市長公室長に、佐々木淳一企画財政部理事が経済部理事になる。着服問題が発覚して総務部次長が兼任していた秘書課長には、石沢幸造・経済部産業政策課長が就く。農林水産部に新設される「あおもり産品販売促進課」の課長ポストは県から派遣される。

 鹿内市長は、6月に停職処分歴のある秘書課長を懲戒処分にした問題を踏まえ、「前回を教訓として対応した」と語った。

 また、佐々木誠造・前市長が進めるコンパクトシティ計画の要だった中心市街地対策課は廃止し、経済部に新設される商店街振興課に移管した。鹿内市長は「従来やってきた中心市街地のみならず、他の市内全域の商店街の活性化を進める」としている。

 公約にかかげた市民百人委員会については、市長公室の下に新設した市民政策課が担う。同課はこの他、市長の特命を受けた新たな政策の企画や行財政改革を担当する。【鈴木久美】

631千葉9区:2009/07/16(木) 23:02:47
>>624
http://mytown.asahi.com/akita/news.php?k_id=05000000907160002
元鷹巣町長、戸別訪問の実態明らかに
2009年07月16日

 4月の北秋田市長選を巡る公職選挙法違反事件で、同法違反(現金買収、事前運動)の疑いで逮捕された元鷹巣町長岩川徹容疑者(60)=北秋田市栄=と、同法違反(被買収、事前運動)容疑で逮捕された運動員の二階堂甚一容疑者(61)=北秋田市上杉=の2人が、同市の合川地区で、禁止されている戸別訪問を投票日直前まで繰り返していた実態が15日、地元関係者への取材で明らかになった。


 県警によると、岩川容疑者は今年2月、同市のコンビニ駐車場で、二階堂容疑者に票のとりまとめを依頼。その報酬として現金十数万円を渡し、戸別訪問や集会への呼びかけなど事前に選挙運動をした疑いがある。二階堂容疑者は容疑を認め、岩川容疑者は黙秘を続けているという。


 二階堂容疑者と同じ合川地区に住む無職男性(66)宅を2人が訪ねたのは、北秋田市長選告示前の3月末。


 「居だがい?」。二階堂容疑者の声がしたので男性は玄関に向かったという。隣に岩川容疑者がおり、二階堂容疑者にうながされて入り、「今度、市長選に出るのでよろしくお願いします」と言った。


 近くに住む別の無職男性(71)宅には4月12日の投票日の3、4日前に来た。二階堂容疑者が先に玄関に入り、あいさつ。その後、2人で並び、岩川容疑者が「(市長選を)よろしくお願いします」と依頼した。


 別の無職男性(81)宅へも2人は顔を出し、その際は岩川容疑者だけが中へ入り、玄関の外から二階堂容疑者の顔がのぞいていた。「福祉政策に力を入れて取り組んでいきます」と話したという。


 公選法は、家々を回り、投票を呼びかける戸別訪問を禁止。県警は、2人が合川地区で、少なくとも二十数件の戸別訪問をしたとみている。


 また、二階堂容疑者は調べに対し、「金がなく困っていた」と供述し、選挙後の5月には破産していたことも15日、関係者の話でわかった。


 県警などによると、二階堂容疑者は地元の特産品などを販売する第三セクターの役員などを勤めていたが、昨年に解散。逮捕容疑の時期は無職だった。これまで二階堂容疑者は本格的な選挙運動の経験はなかったという。

632千葉9区:2009/07/17(金) 22:19:23
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1039/20090714_04.htm
【連載】街のつぶやき(1)国分町 閑古鳥鳴かないで

営業努力を続けるママたちの思いは、候補者にどこまで届くのか=仙台市青葉区国分町2丁目


  正直言って、選挙は嫌いだ。理由は単純。選挙になると、客足が決まって落ちるからだ。
 東北一の歓楽街、仙台市青葉区国分町でバー「ノアール」を経営するママの庄司洋子さん(43)。この道18年の経験から、「選挙中は閑古鳥が鳴く」という国分町の俗説は本当だと実感している。

 「飲み歩く姿を誰かに見られて選挙に不熱心と思われるのを嫌がって、多くの人が夜の街に寄りつかない。役所がらみの仕事をしている人は特にそう」。実際、店に誘っても「選挙中だから」と渋る人が多い。

 それでなくても国分町は不況の荒波にもまれている。ここ数年で、全店舗数の1割超に当たる300〜400軒が店を畳んだといわれる。

 国分町でホスト歴8年という男性(31)は「人通りがすっかり減って、景気は最悪。転職したホスト仲間もいる」と愚痴る。仙台市長選の候補者の顔触れさえまだ把握していないが、「景気は良くしてほしい」と投票には行くつもりだ。

 ことしは市長選後も、衆院選、宮城県知事選と選挙が続く。閑古鳥が鳴き続けそうな気配だが、庄司さんの表情に悲嘆の色はない。

 「不況でも、選挙でも、お客さんはゼロにはならない。厳しい中でも選ばれる店になることが大事」。昨年12月、店を持って11年で最高額の月商を記録した。不況真っただ中の好成績。長年の営業開拓と投資が実ったようだ。

 「ほかの客と顔を合わせず、ゆっくり飲みたい」との声に即応、昨夏までに、二つの別室を同じビル内に用意した。家賃は倍増したが人気は高く、売り上げは伸びた。
 経営者らの交流組織に飛び込んで人脈を広げ、スタッフ全員に接客法をまとめた手製マニュアルを配るなど、生き残る努力を重ねてきた。

 「役所の仕事も同じ。どこまで市民のために汗を流せるか。市長がけん引役にならないと」
 国分町全体に活気が戻ることを願い、1票を投じる。
   ◇
 26日の投票日に向け、舌戦が始まった仙台市長選。100万都市の新しいリーダー選びを、市民はどんな思いで見つめているのか。街のつぶやきを拾った。(4回続き)



2009年07月14日火曜日

633千葉9区:2009/07/17(金) 22:19:53
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1039/20090715_04.htm
【連載】街のつぶやき(2)政治に届かぬ路上の絶望

支援団体から豚汁の配給を受けるホームレス。思いは政治に届いていないと感じる=仙台市青葉区五橋1丁目、五橋公園


  「市長選なんて興味がない。誰がなっても市政が良くなるわけでない」
 12日の仙台市長選告示を目前にした今月上旬の夜。JR仙台駅の通路の片隅で、ホームレスの男性は、吐き捨てるように言った。

 60歳。2006年秋、親族と同居していた仙台市内の家を飛び出して以来、駅周辺で路上生活をしている。

 1日2食。朝食は100円ショップで買う食パンで済ませることが多い。値段の割に、腹持ちが良いからだという。夕食は支援団体から支給される即席めん。こんな生活を、もう3年も続けている。

 駅で話した数日後、支援団体の炊き出し会場で男性に再会した。配られた豚汁を食べながら、男性は市長選について語りだした。

 「候補者の公約を見たけれど、おれらと関係のないことばかりだね」
 政治に関心がないわけではない。国が支給した定額給付金。住所がないというだけで、もらえないことに不満が募る。「不正受給を勘ぐるのは分かるが、本当に必要なわれわれに回ってこないのは問題だ」

 一票に、生活や未来を託したいとの思いはあるが、投票券が届かない男性にとって、自分の意思を表明する機会はない。自分と同様、支援が必要なホームレスの声が市政には届いていないと感じる。

 路上生活者の自立を支援する仙台市のNPO法人「ワンファミリー仙台」の新沼鉄也事務長が、男性たちの思いを代弁する。

 「まず住まいがあるかどうかから始まり、行政の支援はいつも条件付き。無条件の支援が必要なホームレスとミスマッチが起きている」

 仙台市内のホームレスは124人(1月現在、市調べ)。ネットカフェ難民や車中生活者を合わせると、約300人が住居を失い、街中をさまよっているとされる。

 「政治には絶望している。いま生きることで精いっぱいだ」。豚汁を食べ終えると男性は、再び雑踏へと戻っていった。



2009年07月15日水曜日

634千葉9区:2009/07/17(金) 22:20:31
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1039/20090716_02.htm
【連載】街のつぶやき(3)不況乗せて 行き先不透明

「チケットを使ってくれる企業が減っている」。景気低迷が気掛かりだ=仙台市青葉区のJR仙台駅前


  「お客さん、行き先をちゃんと書かないと会社に怒られますよ」
 7月上旬の深夜、仙台市泉区の住宅街。タクシー運転手の佐々木義実さん(63)は、タクシーチケットを出して降りようとしたスーツ姿の男性客を呼び止めた。

 市中心部で乗車してから約30分間、行き先以外は何も話さず、眠り込んでいた男性客。行き先が空欄になったままのチケットを返そうとすると、にらむような視線で、こう言った。
 「だからタクシーは嫌いなんだ」

 現職市長が立候補を断念するきっかけとなったタクシー券問題。頻繁に報道されだした昨年末から、ある変化を感じた。世界同時不況が深刻化した時期でもある。

 「ささいなことで言い掛かりをつけてくる人が多くなった。タクシー券の問題もあって、タクシーまで悪者にされたようで、たまったもんじゃない」
 別の男性運転手(52)は「仙台市外に客を乗せていくことがほとんどなくなった」とぼやく。

 仙台市内を走るタクシーの数は約3000台といわれ、供給過剰が指摘されてきた。違法駐車の客待ちタクシーや低料金参入に見られるように、景気低迷で業界内は依然厳しい競争が続く。

 製造業の会社に就職し、定年の55歳まで勤め上げた佐々木さん。老後の生活費の足しにと、2004年からタクシー運転手の仕事を始めた。ただ、正業とするにはつらい仕事だと感じる。
 「自分は年金や蓄えがあるからまだいいが、タクシーの水揚げだけで生活していくのは大変」

 運転手仲間には、リストラで仕事を失った若い人や同年代も少なくない。深夜勤務中心の厳しい労働環境にもかかわらず、乗務員を希望する人は絶えることがない。

 新聞に必ず目を通すという佐々木さんだが、今回の市長選にはあまり興味がわかない。

 「世間に注目してほしいのは、使われたタクシーチケットの行き先ではなく、チケットを使ってくれる企業が減っていること。景気を良くしてくれる人なら誰でもいい」



2009年07月16日木曜日

635千葉9区:2009/07/17(金) 22:21:03
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1039/20090717_04.htm
【連載】街のつぶやき(4完)等距離外交 悩む町内会長

選挙中、個人演説会も各地区で開かれる。町内会長にとって神経を使う日々が続く=仙台市青葉区


  「本当のことを言えば気が重い。憂うつだよ」
 仙台市泉区の70代の町内会長はつぶやいた。
 目下の市長選から、衆院選、宮城県知事選と続く選挙の季節。町内会長は試練の時を迎える。

 告示前から、候補予定者の集会には町内会長の出席が期待される。町内会長が居並ぶことで「地域全体が支持している」と参加者に印象付けることができるからだ。

 実際、出席せざるを得ない事情もある。「かつて地域の要望を聞いてくれた人が立候補すれば、無視できないのが人情」とこの会長は打ち明ける。
 ただ、こうした協力は一つの陣営だけにとどまらない。「何でうちの集会に来なかった」と以前、猛烈な抗議を受けたことが頭から離れない。ある陣営だけ応援弁士を務めると、ライバル陣営からの批判がやまない。

 「会長来なかったね」。時に、町内の支持者が集会の出欠を確認する監視役になるだけに、「どこから矢が飛んでくるか分からない」。「等距離外交」が求められ、今回の市長選は、誘いがあった4陣営をはしごする。

 このため、告示後は事務所訪問の「ノルマ」が生じる。「1陣営当たり、告示直後と中盤の最低2回は事務所に顔を出さないと、陰口をたたかれる」と心配する。

 候補者が6人立っているものの、内心は「だれがなっても大差ない」と思う。協力への見返りを要求するつもりはない。希望するのは、生涯学習の拠点になるコミュニティーセンターの増設ぐらいだ。「新市長には高齢者の生涯学習を後押ししてほしい」と願う。

 「町内会が選挙事務をボイコットしたらどうなるのか」。青葉区の60代の町内会長は、選挙のたびに夢想する。
 「投票所の立会人などは善意で協力してきた。町内会への市の支援が先細りするようなら、選挙事務を担えない地域が出かねない」といら立ちを見せる。

 だから、新市長への注文は明確だ。「町内会の仕事が多すぎる。町内会の負担を減らしながら、地域の活性化を図れる政策を実現してくれたら」



2009年07月17日金曜日

636千葉9区:2009/07/19(日) 21:20:00
町議補選の票差がすげえ・・・同じ元職同士の対決なのに
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20090713ddlk07010059000c.html
選挙:西会津町長選/西会津町議補選 町長選、伊藤氏が初当選 /福島
 ◇多選批判が奏功
 任期満了に伴う西会津町長選は12日投票され、即日開票の結果、新人で元町議の伊藤勝氏(59)=無所属=が、現職の山口博続氏(74)=同=を破り、初当選を果たした。当日有権者数は6700人、投票率は88・22%だった。

 伊藤氏は「多選が権力の一極集中を生んでいる。町政の刷新が必要」と訴えて立候補。山口氏のトップダウンによる行政運営や政策と町民意識とのかい離など、多選の弊害を強調して現町政への批判票を結集し、24年ぶりの選挙戦を制した。山口氏は、6期の実績を訴えたが、多選と高齢による健康不安が響いた。

 伊藤氏は「町民の声をよく聞き、行政に反映させたい。特産物の販売所の活用、農家への民泊などによる観光誘客などを通じ、町の活性化を図りたい」と話した。

 一方、町議補選(改選数1)も同夜、当選者が決まった。【太田穣】

==============

 ◇西会津町長選開票結果=選管最終発表
当 3580 伊藤勝  59 無新

  2293 山口博続 74 無現

 ◇西会津町長略歴
伊藤勝(いとう・まさる) 59 無新(1)

 [元]町議[歴]会社員▽西会津高

 ◇西会津町議補選開票結果(改選数1−2)
当 5009 佐野悦朗  71 無元

   341 板垣富士雄 61 無元

 =選管最終発表

637千葉9区:2009/07/19(日) 21:55:06
http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000000907150003
選挙証紙足りない? 仙台市選管ミス
2009年07月15日

 仙台市長選の候補者が、自分の主張を書いて市民に配る「選挙ビラ」。そのビラに張る必要がある「証紙」を、市選管が法定の7万枚より少なく候補者に配っていた可能性があることが14日、明らかになった。


 候補者は証紙を張ったビラを最大7万枚配れる。市選管は8人分の証紙を用意。告示の12日、候補者6人の陣営に証紙7万枚分のシートの束を渡した。ところが同夜、市に残った予備の2人分の束を数えたところ、いずれも法定数未満だった。


 原因はシートの数え方。証紙作製を受注した市内の印刷会社が、シートの束を重さで量った。だが、シートはシール状。のりが十分に乾いていないと重く、7万枚分の重量があっても枚数が少ないケースが生じた。


 市選管は、証紙が不足していたら補充するという。今回のミスについては「納品後のチェックを厳しくしたい」としている。

638千葉9区:2009/07/21(火) 23:54:46
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news/20090719-OYT8T00860.htm
奥山氏先行 追う岩崎氏
本社世論調査 
 仙台市長選(26日投開票)で、読売新聞社が仙台市内の有権者に実施した世論調査では、前副市長の奥山恵美子氏(58)が一歩リードし、前副市長の岩崎恵美子氏(65)が追う展開となっている。両氏に、前市議の渡辺博氏(59)、元市会議長の柳橋邦彦氏(68)、会社社長の佐藤崇弘氏(29)が続き、幸福実現党の椿原慎一氏(47)は浸透し切れていない。ただ、有権者の4割近くが態度を決めておらず、情勢は流動的だ。

     ◇情勢 

 奥山氏は県連レベルで支援する民主、社民支持層の4割近くを固め、自民支持層の1割以上、公明支持層の2割弱が支持。共産支持層でも3割強が支持し、無党派層の2割に浸透と幅広い支持を集める。年代別では全世代で他候補を上回った。職業別では専業主婦の支持が厚く、地域別では、宮城野区で岩崎氏と並ぶほか、4区で他候補を上回る。

 岩崎氏は自民、公明支持層の3割強を固め、共産支持層の2割が支持。民主、社民支持層の1割も取り込む。地域別では宮城野区で2割強の支持を得て奥山氏と並び、若林区を除いた3区で2割弱に浸透している。

 渡辺氏は、自民、民主、公明支持層の1割前後に浸透、地盤の宮城野区に加え、太白区でも支持を広げ、職業別では専業主婦の一部が支持する。柳橋氏は自民、民主、公明支持層の1割弱が支持。60代以上に浸透し、職業別では商工サービス業が多い。佐藤氏は民主、共産支持層の1割が支持し、20代と学生の2割弱に浸透。椿原氏は全体的に広がりを欠いている。

    ◇関心度  市長選に関心がある人は「大いに」「多少」を合わせて83%。投票に行くかどうかを聞いたところ、「必ず行く」が67%で、「なるべく行くつもり」と合わせて9割を超えた。現職が出馬を断念し、新人6人が乱立したこともあり、関心は高いようだ。

     ◇争点 

 争点として重視したい問題は、「医療や福祉の充実」(87%)が最多で、次いで、「市の行財政改革」(77%)、「産業の振興や雇用対策」(74%)など。不況を背景に、20〜60代で「産業の振興や雇用対策」を挙げた人が7〜8割を占めた。30代では「少子化対策や子育て支援」が8割と全世代で最多だった。また、市長に必要な資質は、「改革への熱意」がトップだった。

(2009年7月20日 読売新聞)

639千葉9区:2009/07/24(金) 21:51:20
http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000000907240002
民主、知事選に強気/村井氏と対決姿勢鮮明
2009年07月24日

 10月投開票の知事選に向け、民主党県連が独自候補の擁立を急いでいる。自民党の県議出身で再選立候補が確実視される村井嘉浩知事とは、もともと折り合いの悪い同県連。自民への逆風を意識し、「衆院選の勢いに乗り、新知事を誕生させる」と対決姿勢を強めている。(守真弓)


 「県議会でも知事は『比例は公明、選挙区は自民』と明言している」


 20日、民主党県連の常任幹事会終了後の会見で岡崎トミ子県連代表は、村井知事の政治姿勢を自民寄りだと指摘。10月25日投開票の知事選を「政権交代後、初の大型地方選挙」と位置づけ、党独自の候補を擁立すると発表した。


 来月30日に投開票される衆院選後、時をおかずに候補を決めることを目指しており、現在、県議会の会派内で話し合いを進めている。党内外からの公募は、時間が足りないために難しそうだが、同党のある前衆院議員は「衆院選の直後で、相当勢いのある態勢の中での選挙になる」と自信をのぞかせる。


 自民党県連の幹事長も務めた村井知事が、民主系の浅野史郎前知事が推した候補に競り勝ってから4年。「みやぎ発展税」導入などにより、トヨタ系の「セントラル自動車」の県内誘致にも成功した村井知事は、大阪府出身でありながら、県内で最も人気のある政治家の一人とされる。


 だが、麻生政権のもとで最初に解散総選挙があると目された昨秋以来、民主党との溝は急速に深まった。


 背景には、自民の立候補予定者への「応援」がある。同党の予定者らは知事の人気にあやかろうと、こぞって集会などに応援を要請。3月以降の政党ポスターも小選挙区の予定者6人のうち5人が知事をパートナーに選んだ。


 民主系の県議らは県議会などでたびたび「県民は自民党員だけではない」などと批判したが、知事の態度に変化はなかった。


 こうした姿勢が民主党県連を刺激した。同党の前衆院議員は「今の時代に合わない知事は、追放するしかない。そもそも宮城出身の人がなるべきだ」と不快感をあらわにする。別の県連幹部も「宮城の知事がひどく自民寄りだということは党本部もよく知っている。政権交代後の県政運営を考えれば民主系知事の方が県のためだ」と話す。


 民主のこうした候補者擁立の動きについて、まだ再選立候補を明言してはいない村井知事は、22日の記者会見では「県民にとって選挙の選択肢は多いほどいい」と述べるにとどまった。だが、周囲には「どういう状況になろうと『自公一本』でいく」と決意を漏らしているという。

640千葉9区:2009/07/24(金) 22:42:27
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1039/20090718_01.htm
【連載】疾走奔走(上)オール新人/独自カラー創出懸命

  東北唯一の政令市のリーダーを決める仙台市長選(26日投票)は、中盤に差し掛かり各候補の舌戦が熱を帯びてきた。6新人は独自の政策やアピール方法で他候補との違いを打ち出し、公務員経験のある候補と民間出身の候補が「官対民」の対立軸をめぐって激しい攻防を繰り広げている。「百万都市」を東奔西走する6候補を追った。(仙台市長選取材班)

<知名度上昇狙う>
 16日夜、泉区の住宅で開かれた個人演説会。岩崎恵美子候補が約20人の支持者に強調したのは医師、感染症対策専門家の経歴だった。自信に満ちた表情で「新型インフルエンザの正しい知識を広めたい」と語った。

 経済対策も、健康福祉産業、サイエンス産業の創出による雇用拡大など「医療・福祉」が基軸だ。「市民のために健康福祉政策をきっちりやりたい」と、医師の看板を前面に打ち出す。

 「携帯電話、インターネットで『サトウタカヒロ』を検索してください」。14日午後、若林区の住宅地。佐藤崇弘候補は選挙カーから有権者に手を振り、「ネットで検索」を連呼した。

 告示9日前に出馬表明した佐藤候補が、出遅れ挽回(ばんかい)の秘策と考えたのが、インターネットを活用した戦略。「ビジネスで学んだ効果的な手法」と、選挙ポスターや選挙ビラに検索コードを載せ、知名度の急上昇を狙う。

 梅原克彦市長(55)の出馬断念で、新人同士の戦いとなった今回の市長選。乱戦模様の中で各陣営は、経験や政治手法、PR方法など候補者の特徴を最大限アピールすることに懸命だ。

 渡辺博候補は14日午後、若林区のスーパー前でマイクを握り、買い物に訪れた有権者らに訴えた。「市政がお茶の間にお邪魔して、市政課題を議論する。テレビでのやりとりを施策に反映させる日本初のトーク番組を実現させたい」

 「市政テレビトーク番組」の放映は、渡辺候補が掲げる施策の目玉。「市民の対話」「親しみやすさ」が売りだ。ポスターや選挙運動用ビラにも刷り込み、積極的にアピールしている。

 16日午前8時すぎ、若林区卸町の繊維商社に柳橋邦彦氏の姿があった。「地元経済の浮揚に全力を挙げる」と右の拳を振り上げると、約50人の社員から拍手の渦が巻き起こった。柳橋候補は「仙台の経済を何とかしてほしいとの期待をひしひしと感じる」と手応えを口にする。

 会社社長でもある柳橋候補。経営者として培った経験を経済施策に反映させ、他候補との差別化を狙う。連日、複数企業の朝礼を回る。

<経済対策前面に>
 市政全般に及ぶ争点が乏しい中で、各候補の訴えで共通するのが、地域経済をいかに立て直すか。市民の関心も高い。

 16日午後、青葉区のレストラン。「街の経済を元気にすることが大切。地元企業への公共事業発注など皆さんを支援する方法を考えたい」。奥山恵美子候補は経済関係者約140人がそろった集会でこう強調した。

 市職員として子育て支援、教育、市民協働に深くかかわった奥山候補。一方、経済手腕は未知数で、陣営は経済界の反応を注視する。15日に始めた個人演説会でも、地元商店街の活性化など経済対策を意識的に訴える。
 椿原慎一候補は「資金繰りに困っている企業を支援する」と強調する。



2009年07月18日土曜日

641千葉9区:2009/07/24(金) 22:42:47
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1039/20090719_01.htm
【連載】疾走奔走(下)官か、民か/「市民派」演出に腐心

 <演説会で気炎>
 15日午後、仙台市宮城野区の集会所。柳橋邦彦候補が、個人演説会で気炎を上げた。会社社長である自身を「民」と位置付け、「官」批判を繰り広げた。
 「仙台市長は中央官庁や市役所出身者が3代続き、また市役所の人間がなれば組織は固まる。市役所出身者に役所改革はできない」

 攻撃の的は、対立候補の2人の前副市長、特に市役所生え抜きの奥山恵美子候補だ。
 渡辺博候補も、「官」をやり玉に挙げる。12日の告示後、街頭に立っては「政党や組織に縛られた市政はもういらない。私はしがらみがない自由な立場を貫く」と演説している。

 市の財政危機の原因は、役人出身の市長が続いたためだと持論を語り、「市民による市民のための代表を選び、新しい市役所をつくろう」と、ひたすら呼び掛ける。
 現職の梅原克彦市長(55)が立候補を断念し、「主役不在」(市議)と言われる今回の市長選。選挙戦に入り、「市役所一家」と皮肉られるほど強固な結束力を持つ市役所組織に批判の矛先が向けられている。

<他候補を意識>
 前副市長の岩崎恵美子候補は16日夜、泉区の個人宅での演説会で「わたしは最後まで梅原市長を支えた。旧体制に戻ってはいけないと思った」と立候補を決断した経緯を説明した。梅原市長とたもとを分かち、副市長を辞めた奥山候補を強く意識した発言だった。
 民間病院で16年間、勤務医を務めた経験から「自分は民間人」と位置付け、「官」批判をかわす。一方で「危機管理対策や新型インフルエンザ対策に取り組んだ」と副市長の実績を強調することも忘れない。「官」「民」両方の経験を巧みに使い分けている。

 企業経営者の佐藤崇弘候補は15日、青葉区の中心商店街で声を張り上げた。
 「市は間もなく倒産する状態なのに、市役所出身者も市議会出身者も責任を取ろうとしない」
 市政を担う両輪の市役所と市議会、双方を糾弾。「大きな団体や政党の支援はないが、民間出身は私だけだ」と付け加え、「改革者」のイメージの浸透を図る。

 ほかの候補者から集中砲火を浴びる奥山候補。しかし、「官」批判に正面から反論することはない。批判のターゲットを、立候補のきっかけになった梅原市長に絞る。
 16日夜に太白区であった個人演説会。奥山候補は「この4年間の市政は対話がなく、市民の気持ちと違う方向に行ってしまった」と語った。

 「市職員が持つ力をフルに発揮できれば、本当に市民のための市政を実現できる。そのための力になりたい」。職員の力を引き出し、市役所改革につなげる―と、古巣にも思いを寄せる。
 椿原慎一候補は「行政には民間の経営感覚が必要」と訴えている。



2009年07月19日日曜日

642千葉9区:2009/07/26(日) 18:16:27
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/07/20090726t61010.htm
総選挙より市長選? 福島5区 自・民の選対本部長辞任
 衆院選福島5区で事実上の一騎打ちを演じるとみられる自民、民主両陣営の選対本部長が、解散前に相次いで辞任した。衆院選の2週間後に控えたいわき市長選(9月13日投票)をめぐる動きで、今後も衆院選と市長選が複雑に絡み合いながら推移しそうだ。

 自民党前衆院議員の選対本部長だった渡辺敬夫県議(63)は7月上旬、市長選立候補に備えて本部長を辞任した。本部長を引き受けたのは昨年12月のこと。市長選の9カ月前で、渡辺氏は「解散がここまで遅くなるとは思わなかった」と苦しい胸の内を明かす。

 一方、民主党前衆院議員の選対本部長だった佐藤健一県議(60)も同じ時期に辞意を伝え、解散3日前の18日に受理された。

 理由は「市長選に立候補する渡辺氏の支援に本腰を入れたい」。2人は親類関係にあり、佐藤氏は個人的に渡辺氏を支援するとみられている。

 両陣営とも後任の選対本部長が既に決まっており「交代による影響はない」と、組織的に問題がないと強調する。

 ただ市長選との絡みで微妙な影響を指摘する声もある。
 市長選には、元自民党県議で現職の櫛田一男氏(72)と渡辺氏がともに無所属での立候補を表明しているが事実上、自民党の分裂選挙となる。

 その中で、さらに自民、民主両党の前衆院議員の選対本部長だった2人が手を組むことになり、地元有権者にとっては入り組んだ分かりにくい構図となっている。

 自民、民主両党の前衆院議員の陣営は「総選挙と市長選は切り離して対応する」と強調。一方で「衆院選よりも市長選が大事なのか」とぼやきに似た声も漏れる。

 ◇衆院福島5区立候補予定者
坂本剛二 64 自前(6)
吉田泉 60 民前(2)
石渡剛 40 諸新 



2009年07月26日日曜日

643二階席:2009/07/26(日) 20:24:25
【仙台市長選挙】

意外にも0打ちしませんね・・・。

圧倒的に奥山らしいのですが。

644千葉9区:2009/07/26(日) 21:00:10
>>643
地元民放ではゼロ打だったとか
http://www.47news.jp/CN/200907/CN2009072601000488.html
仙台市長に奥山氏初当選が確実に 政令市で女性初
 任期満了に伴う仙台市長選は26日投開票され、無所属新人で前副市長の奥山恵美子氏(58)の初当選が確実になった。新人6人が出馬していた。全国市長会によると、政令指定都市、県庁所在地の市長に女性が就任するのは初めて。

 衆院解散後、初の大型地方選挙。自民、公明、共産各党が自主投票とし、奥山氏を県連レベルで支援した民主、社民両党も推薦や支持を見送ったため「政党対決」の構図にはならなかったが、支援候補が勝利した民主党は政権交代を目指す衆院選への弾みとしたい考えだ。

 奥山氏は「市民党」を掲げ、政党色を抑えた選挙戦を展開。市議60人のうち民主、社民に加え自民、公明各党を含めた35人から支援を受けた。「市民との対話」を重視した市政運営を訴えて無党派層にも浸透し、幅広い支持を集めた。

 無所属の前副市長岩崎恵美子氏(65)は医師として新型インフルエンザ対策の取り組みなどをアピールしたが、出馬表明が告示6日前となるなど出遅れが響いた。会社社長佐藤崇弘氏(29)、元市議の渡辺博氏(59)と柳橋邦彦氏(68)、団体役員椿原慎一氏(47)は支持を広げられなかった。

 梅原克彦市長(55)は不適切なタクシー券使用問題を受け最終的に出馬を断念。梅原市長が任命した2人の女性前副市長が争う異例の選挙戦となった。

 奥山氏は秋田市出身で東北大卒。仙台市教育長などを歴任し2007年4月、岩崎氏とともに副市長に就任した。

2009/07/26 20:26 【共同通信】

645名無しさん:2009/07/26(日) 21:19:35
>>644
>民主党は政権交代を目指す衆院選への弾みとしたい考えだ。

ヘタれて推薦も支持も出さなかったくせに、何を言ってるのやら…

646千葉9区:2009/07/26(日) 21:28:42
奥山が推薦拒否ったんじゃなかったでしたっけ?
秋葉が出る/出ない言ってましたから政党色つけたくないと

647とはずがたり:2009/07/26(日) 21:33:18
順当っすね。
次は自民系知事最強の村井をどうするかって所でしょうか。

>>645
全方位したがった奥山が嫌がったんじゃあないっすか?
当選濃厚で民主としては推薦出したかったんじゃないでしょうかね?

648名無しさん:2009/07/26(日) 22:50:40
>>646-647
奥山の推薦拒否を押し切れなかったのをヘタれたと表現しました。

推薦拒否するなら別候補を推すぐらいは言ってもよかったと思います。
千葉知事選の白石は、実際に推薦を差し替えましたしね。

649とはずがたり:2009/07/27(月) 11:14:16
>>648
まあ確かに。最初は奈良市長選でもそういうちょっとしたごたごたが有りましたが最終的には民主推薦を受け容れしかもそれが効いて圧勝でしたしね。
今回は相手岩崎陣営が自公候補と云う色が弱かったので仕方がなかった面もあるかと思います。

「官」批判を退け圧勝 仙台市長に奥山さん
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/07/20090727t11028.htm

 新人6人が14日間の戦いを繰り広げた仙台市長選は26日投開票され、前副市長の奥山恵美子さん(58)が100万都市の新しいリーダーの座を射止めた。県内初の女性首長の誕生に喜びいっぱいの陣営事務所。一方、前副市長の岩崎恵美子さん(65)ら落選した5人の事務所では、選挙戦を支えたスタッフや支持者が無念さをにじませた。

 「対話と納得、実行を選挙戦で訴えてきた。市民と対話を進めていく」。奥山恵美子さんは、支持者約200人が喜びに沸く青葉区堤通雨宮町の事務所で、選挙戦を振り返り、市政への抱負を語った。

 奥山さんは取材に対し「市民の力がわたしを市長の地位に就かせてくれた。光栄に思うとともに、厳粛に受け止めている」と述べ、表情を引き締める。
 訴えの柱に掲げた「市民協働」について「区役所をより現場型にし、市民と職員が対話してつながりを持てるようにする」と強調した。
 市議会9月定例会を控え、「景気対策の補正予算案を提出すると同時に、今後の市の方向性を決める総合計画の議論をしたい」と力を込める。

 民主、社民の両党と超党派の市議35人の支援を受け、手堅い戦術を展開した。選挙戦では終始リードしていたため、他候補から「市役所出身者に市役所改革はできない」と集中砲火を浴びた。

 「わたしは市役所の中で市民と共に仕事をしてきた。選挙戦では34年間の実績を訴え、支持してもらえた。行財政改革は待ったなしの覚悟で取り組む」と決意を述べた。

 選挙期間中、夫の忠信さん(59)ら、いずれも県外で働く家族が何度も応援に駆け付けた。「立候補を決意したときから、家族は全面的に支援してくれた」と家族の協力、理解に感謝の言葉を述べた。

◇仙台市長選開票結果(選管最終)
当161,545奥山恵美子無新(1)
  67,107岩崎恵美子無新 
  54,316渡辺  博無新 
  40,210柳橋 邦彦無新 
  32,281佐藤 崇弘無新 
   2,735椿原 慎一諸新 

2009年07月27日月曜日

民主、衆院選へ勢い 自・公「国政に影響ない」
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/07/20090727t11027.htm

 仙台市長選は民主、社民両党県連が支援した前副市長奥山恵美子氏(58)が初当選した。「市民党」を掲げる奥山氏の陣営は事実上、主要党派の相乗り状態で、政党対決の構図にはならなかったが、8月の衆院選を前に各党の思いが交錯した。民主党が「市長選の勝利を衆院選にプラスに生かそう」と勢いづけば、自主投票で臨んだ自民、公明両党は「影響はない」と口をそろえた。

 選挙戦で、民主党県連は社民党県連と共に奥山氏を支援。2005年の市長選で梅原克彦氏(55)を支持した自民、公明両党のほか、共産党は自主投票となった。
 奥山氏陣営は12日の告示後の第一声に民主、社民、自民、公明の4党の市議が大勢駆け付けるなど、相乗り色の濃い陣立てとなった。

 民主党県連の木村勝好幹事長は「全国の地方選で、民主党は連勝している。それを途絶えさせることなく継続できたのは大変うれしい」と、上げ潮ムードを衆院選につなげる考えを示した。
 自主投票とした各党は市長選と衆院選の間に線を引く。

 自民党県連の柏佑整幹事長は「奥山氏は全政党と全方位外交だった。自民党にも民主党にも他の政党にも偏らなかった」と指摘。「今後に控える選挙戦には影響はないと信じている」と語る。
 公明党県本部の石橋信勝代表も「選挙は予想通りの結果。総選挙や知事選に与える影響はない」と強調する。

 この20年で初めて独自候補擁立を見送った共産党県委員会の中島康博委員長は「奥山氏には、市民の声を聞き入れなかった梅原市政を改め、住民本位の政策を展開してもらいたい」と話した。
 民主党県連と共に支援した社民党県連の岸田清実幹事長は「支持グループも幅広かった。奥山氏の当選はどこの政党のおかげでもない」と述べた。

2009年07月27日月曜日

650とはずがたり:2009/07/27(月) 11:14:33

党派超え広い支持 民主の6割固める 出口調査
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/07/20090727t11031.htm

 仙台市長選が投開票された26日、河北新報社は投票を済ませた有権者への「出口調査」を市内25カ所の投票所で行い、946人の回答を得た。民主、社民の両党と市議35人の厚い支援を受けた奥山恵美子氏は、民主支持層の6割、自民支持層の3割強をはじめ、党派を超えた幅広い支持を得て他候補を圧倒した。岩崎恵美子氏はいずれも自主投票となった自民支持層の2割強と公明支持層の3割強の支持を集めたが、及ばなかった。

 奥山氏の支持は、公明支持層の4割強、共産支持層の5割弱、社民支持層の7割。どの政党も支持しない無党派層でも4割強に達し、岩崎氏らを引き離した。年代・男女別では20代男性を除くすべての層で首位に立ち、50代以上の男性と40代女性、60代以上の女性では支持が50%台に達した。

 岩崎氏は自民、公明、社民支持層で奥山氏に次ぐ票を集めた。60代以上の男性、30、50代と70代以上の女性に浸透し、30代と70代以上の女性の支持が2割強あった。無党派層では伸び悩んだ。

 渡辺博氏は自民支持層で岩崎氏に並び、民主支持層と無党派層で奥山氏に次ぐ2位の票を得た。年代・男女別でも40、50代男性と20、40、60代女性で奥山氏に次いだ。

 柳橋邦彦氏は自民支持層の2割弱、民主支持層と無党派層の1割弱から得票。20、40代と60代以上の男性、20、30代の女性の支持が1割を超えた。
 佐藤崇弘氏は20代男性では3割強の得票で首位。30代男性の2割弱、20〜60代女性の1割強の支持を得るなど若年層ほど強みを発揮した。
 椿原慎一氏は全体的に伸び悩んだ。

 有権者が投票の際に重視した点は「政策・マニフェスト」が25.4%でトップ。「人物・人柄」が23.9%、「経歴・実績」が12.1%、「政治姿勢」が11.4%、「若さ・新鮮さ」が5.6%。「ほかに良い人がいない」も9.7%あった。

 政党支持率は自民24.5%、民主38.1%、公明2.0%、共産2.6%、社民1.8%、国民新党0.3%、新党日本0.4%、支持政党なし26.0%だった。

◎奥山さん全区でトップ 

 仙台市長選では、奥山恵美子氏が各区で幅広く票を集め、次点の岩崎恵美子氏を圧倒した。有効投票数に占める得票率(相対得票率)は奥山氏45.1%、岩崎氏18.7%で、26.4ポイントの差をつけた。

 奥山氏は5区すべてを制覇し、宮城野を除く各区で2位の候補を倍以上引き離した。各区の得票率は青葉45.1%、宮城野39.8%、若林45.5%、太白50.1%、泉44.1%。棄権者と無効票を含めた全有権者に占める絶対得票率は、19.9%だった。

 岩崎氏は最も票を伸ばした青葉区でも21.3%の得票率にとどまり、奥山氏の半分に届かなかった。奥山氏との差が最も開いた太白区では、31.5ポイント差をつけられた。

 渡辺博氏は市議時代の選挙区だった宮城野区で得票率2位となる24.6%を獲得。青葉区や若林区でも岩崎氏に迫った。柳橋邦彦氏は地盤の泉区で18.8%と2位に食い込んだが、ほかの4区で苦戦した。
 佐藤崇弘氏は5区とも一けた台の得票率にとどまった。椿原慎一氏は各区で低調だった。

【注】案分票切り捨てのため、奥山氏と岩崎氏は各区の票の合計と総得票数が一致しない

2009年07月27日月曜日

651とはずがたり:2009/07/27(月) 19:02:44

「時間不足」悔やむ岩崎さん 訴え及ばず、渡辺さん
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/07/20090727t11029.htm

 「届かなかったか」。岩崎恵美子さんの落選が伝わると、青葉区国分町の事務所は重い空気に包まれた。事務所に遅れて入った岩崎さんは涙をこらえ、深々と何度もお辞儀した。

 梅原克彦市長の出馬断念を受け、立候補を決意。届け出まで副市長を務めた。選挙戦では医師の実績を前面に出し、新型インフルエンザ対策の推進を強く訴えた。岩崎さんは「名前と実績を市民に浸透させる時間が本当に足りなかった」と悔しそうに語った。
 持ち前の明るい笑顔をつくった岩崎さんは、落胆する支持者を励ましながら「支えてくれてありがとう」と固い握手を交わしていた。

◎「支援に感謝したい」/渡辺さん
 宮城野区五輪にある渡辺博さん(59)の事務所では、開票開始前から陣営幹部ら約50人が集まり、開票の動向を見守った。落選が決まると、事務所は重苦しい空気に包まれた。

 渡辺さんは午後9時20分すぎ、選挙戦と同じ白いブレザーと赤いネクタイ姿で現れた。「しがらみのない市政の実現を目指し、全力で政策を訴えたが、及ばなかった。皆さんの支援に感謝したい」と敗戦の弁を述べた。

 14日間の選挙戦を支え続けた妻明美さん(53)と共に深々と頭を下げた後、支持者一人一人と握手を交わした渡辺さん。連日の街頭演説で日に焼けた顔には、充実感ものぞかせていた。

◎「申し訳ない」深々頭下げる/柳橋さん
 青葉区中央の柳橋邦彦さん(68)の事務所では、落選の知らせが入ると同時に、支持者から大きなため息が漏れた。

 柳橋さんは「一生懸命支援してくれた方々の期待に応えることができず、本当に申し訳ない」と語り、支持者に深々と頭を下げた。事務所には落選に涙ぐむ支持者の姿もあった。
 官から民への転換を訴え、支持拡大を目指したが、地盤の泉区以外での知名度不足が最後まで影響した。

 「次の時代を担う若い人たちに支援してもらったのはうれしかった」と選挙戦を振り返った柳橋さん。14日間、共に選挙を戦ったスタッフや支持者らの手を握り、労をねぎらった。

◎「結果を真摯に受け止めたい」/佐藤さん
 青葉区木町通の佐藤崇弘さん(29)の事務所には、選挙戦を支えた同年代の若者らが集まった。落選が確実となり、佐藤さんは「結果がすべて。負けを真摯(しんし)に受け止めたい」と淡々と語った。
 自分のブログを活用したインターネット戦術を展開。渡辺喜美元行政改革担当相も2度応援に駆け付け、若さや民間出身による改革をアピールした。

 「組織や団体に頼らない選挙で財政再建を訴えたが、知名度を上げる時間が足りなかった」と敗戦の弁を語った佐藤さん。支持者から「頑張った」「お疲れさま」とねぎらいの言葉を掛けられると「ありがとうございました」とお礼を述べた。

◎「敗戦を糧に」/椿原さん
 「未来ビジョンが伝わらなかった」。落選が確実となり、青葉区一番町の事務所に現れた椿原慎一さん(47)は肩を落とした。
 リニアモーターカーの敷設や人口倍増計画など独自の政策を訴えたが、及ばなかった。「敗戦を糧にしたい」と語った。


2009年07月27日月曜日

652とはずがたり:2009/07/28(火) 11:20:17
「東北の都市と交流」 奥山氏、広域連携に意欲示す
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/07/20090728t11020.htm

 26日に投開票が行われた仙台市長選で初当選した前副市長の奥山恵美子氏(58)は27日、河北新報社の取材に応じ、「東北ブロックの中心都市として、東北の他都市と仙台との双方向交流を進めたい」と広域連携に力を注ぐ考えを明らかにした。

 奥山氏は「広域観光や物産品の販売など、さまざまな面白い組み合わせができる。東北市長会で提案したい」と述べた。さらに「東北から仙台に人を吸い込むのではなく、知恵の集積した仙台から何を届けるか。そうした双方向の交流を大事にしたい」と強調した。

 総選挙の大きな争点になってきた地方分権については「分権なくして国の将来はない」と指摘。「交付税を減らされ、結果だけを問われるのは困る。財源移譲をきちんとしてもらい、地方自治体が住民の視点でサービスを提供できる仕組みをつくるよう声を上げたい」と述べた。

 道州制に関しては「多くの市民にまだ実感がない。東北という範囲で観光や製造業などの分野で何ができるか、具体的な事例を積み上げることが先ではないか」との考えを示した。

2009年07月28日火曜日

653とはずがたり:2009/07/28(火) 11:20:32

奥山氏 エル・ソーラ移転問題など課題山積 待ったなし
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/07/20090728t11039.htm

 仙台市長選で初当選した前副市長の奥山恵美子氏(58)は8月24日に初登庁し、新市政の船出を迎える。秋には、中長期的な市政運営の指針「市基本計画」の策定作業が本格化。男女共同参画推進の拠点施設「エル・ソーラ仙台」の縮小、移転問題など、市政が停滞した影響で判断が先送りされた懸案も多い。「奥山市政」は待ったなしの対応を迫られている。(1.3面に関連記事)

▼数年後に人口減少 
 1998年策定の「市基本計画」は2010年度で終了する。10年の計画人口を約112万人としていたが、人口の伸びは大幅に鈍化。数年後には減少へと転じる見通しで、次期計画では少子高齢化への対応を中心に据えた都市政策の見直しが求められる。

 市は既に基礎調査を取りまとめており、10年度中には基本計画と詳細な実施計画を策定する方針。ことし9月の市議会定例会前後には審議会を発足させ、1年に及ぶ議論を開始する予定だ。

 総合計画課は「まず約30人の審議会委員を固める必要がある。いかに幅広い市民の声を組み込むか、新市長との間で検討を急ぎたい」と話す。

▼梅原氏のこだわり
 JR仙台駅前の複合ビル「アエル」内にある「エル・ソーラ仙台」の縮小、移転問題は棚上げ状態になっている。

 市は昨年12月に方針を決める意向だった。しかし、根強い市民の反発に加え、梅原克彦市長のタクシーチケット不適正使用問題で、行財政改革への理解を求めるのが一層難しくなった。

 そもそも、男女共同参画拠点施設の見直しは「梅原市長のイデオロギーに基づくこだわりが出発点」(市幹部)とされる。アエルの賃料の引き下げや引っ越し費用などを踏まえ、移転の方針が修正される可能性もある。

▼水族館移転案件も 
 マリンピア松島水族館(松島町)の仙台港背後地(仙台市宮城野区など)への移転計画、人気キャラクター「アンパンマン」のテーマパークをJR仙台駅東口(宮城野区)に誘致する案件なども市の対応が焦点になっている。

 松島水族館の移転について、市は10億円近い出資を検討していた。アンパンマンのテーマパーク誘致にも7億円ほどが必要とされる。市の財政が危機的な状況にある中、事業への関与や費用負担のあり方を早急に精査することになりそうだ。

2009年07月28日火曜日

654とはずがたり:2009/07/28(火) 11:20:44

梅原市政「転換を」 出口調査で6割超 厳しい評価浮き彫り
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/07/20090728t11038.htm

 仙台市長選で前副市長の奥山恵美子氏(58)が初当選したのを受け、現職の梅原克彦市長(55)は任期満了となる8月21日に退任する。26日の投票日に河北新報社が実施した出口調査によると、梅原市政について62.1%の有権者が「転換すべきだ」と回答。「継承すべきだ」は7.9%にとどまり、厳しい評価をしていることが分かった。

 1期4年の梅原市政に対する新市長のスタンスはどうあるべきか、出口調査での結果はグラフの通り。「転換すべきだ」との回答は、60代で約7割に達した。

 支持政党別にみると、転換を求める見方は民主、共産、社民で7割以上、無党派層でも6割を超えた。梅原市長が初当選した前回市長選(2005年)で支援した経緯がある自民、公明支持層でも約半数を占めた。

 梅原市長をめぐっては昨秋以降、タクシーチケットの不適正使用問題が発覚。6月中旬に再選立候補を表明したが、「市民との信頼関係が損なわれ、短期間での修復は不可能」として今月1日、出馬を断念した。

 出馬見送りの判断について、河北新報社が12〜14日に実施した世論調査では、「当然だ」との回答が60.3%に上った。「立候補取りやめはやむを得ない」は26.5%。「立候補すべきだった」との答えは10.7%で、梅原市政への不信感が浮き彫りになった。

2009年07月28日火曜日

655とはずがたり:2009/07/28(火) 11:20:54

民主、知事選に独自候補 村井知事、対抗心あらわ
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/07/20090728t11041.htm

 村井嘉浩宮城県知事は27日の定例記者会見で、民主党県連が任期満了に伴う知事選(10月8日告示、25日投票)に独自候補を擁立する方針を決めたことに関連し、「民主党は『総選挙で思う存分、与党の応援をしなさい』というメッセージをわたしに発したのだと思う」と述べ、衆院選(8月18日公示、30日投票)で自民、公明両党を支援することをあらためて表明した。

 村井知事は25日の自民党県連主催の政経セミナーで自民、公明両党支援を鮮明にした。「知事になるまで自民党に籍を置き、育ててもらった。麻生太郎首相からも応援してほしいと頼まれた」と説明した。

 景気対策を中心とした与党の政権運営については、「株価が上昇し始め、市場が評価をしている」と指摘。衆院選後の政権は「大きな日本丸が急にかじを切ると転覆する可能性もある。引き続き自公両党が政権を担った方が安定した発展を望める」と強調した。

 26日投開票された仙台市長選で前副市長の奥山恵美子氏(58)が初当選したことに関しては、「福祉、教育施策に果断に取り組んでほしい。富県宮城実現へいろいろ手伝ってほしい」とエールを送った。
 県政と仙台市政に共通する政策課題をめぐっては「奥山氏の市長就任前に、重要施策をピックアップして話し合いたい」と語った。

2009年07月28日火曜日

656とはずがたり:2009/07/28(火) 11:26:15

(宮城県)知事選「県民の会」が候補擁立へ
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/07/20090728t11040.htm

 仙台市の市民団体「明るい民主県政をつくる県民の会」(代表委員・庄司捷彦弁護士ら)は27日までに、任期満了に伴う知事選(10月8日告示、25日投票)に向け、独自候補を擁立する方針を決めた。

 選考の方法や時期などは今後詰めるという。同会は2005年の知事選で、元県高校教職員組合委員長の出浦秀隆氏を擁立した。

 構成団体の一つで共産党県委員会の中島康博委員長は「大企業ばかりを優遇する村井嘉浩知事の県政運営は容認できない。県民の暮らしを第一に考える候補者を立てたい」と話している。

 自民党出身の村井嘉浩知事(48)は再選を目指して立候補するのが確実視されるが、現段階では沈黙を守っている。
 政党では、民主党県連が独自候補の擁立を目指している。


2009年07月28日火曜日

657千葉9区:2009/07/28(火) 20:33:49
http://sankei.jp.msn.com/region/tohoku/miyagi/090728/myg0907280315001-n1.htm
【フォーカス】奥山「市民党」どこまで
2009.7.28 03:14
 ■仙台新市長 政党・議会・市役所と“しがらみ”も

 26日投開票された仙台市長選で、無所属新人で元副市長の奥山恵美子氏(58)が、無所属新人で元副市長の岩崎恵美子氏(65)らを破って初当選を果たし、全国の政令市で初の女性市長となった。市長選は元副市長同士の奥山、岩崎両氏の対決が焦点となったが、結果は奥山氏の圧勝だった。両氏を中心に選挙戦を振り返る。(石崎慶一、高山豊司、中村翔樹)

 当選の喜びに沸く奥山事務所。仙台市議の有志でつくる「市議の会」世話人の柿沼敏万(としかず)市議(改革ネット・自民)は、祝福に駆けつけた民主党県連代表の岡崎トミ子参院議員らと握手を交わした後、「『市民党』の運動組織を構築できたことが勝因。幅広い支持を得ることができた」と満足げな表情を浮かべた。

 市議の会は、議会(定数60)の半数を超える共産を除いた超党派議員による奥山氏の支援グループで、選挙戦では市議がそれぞれの地元で奥山氏を「引き回す」(選対関係者)など、支持を浸透させた。

 平成19年に梅原克彦市長に市教育長から副市長に起用された奥山氏は、梅原市長との政治手法をめぐる考えの違いから3月に辞職。

 前回市長選は自主投票だった民主党県連は次期衆院選をにらみ、他党に先駆け、5月に「勝てる候補」として奥山氏を支援する方針を決めた。

 この後、前回選で梅原市長支持だった自民党県連、公明党県本部は「自主投票」を決める。自民党県連は、梅原市長が議会に対し自身のタクシー券問題の「説明責任を果たしていない」ことなどを理由に同党市連が「自主投票」を決めたことを尊重した。

                   ◇

 こうした中、市議会で会派横断的に奥山氏支援の機運が高まり、市議の会が6月末に発足した。「市長選を衆院選の前哨戦にするのではなく、あくまで奥山氏を市長にするための戦い」(柿沼市議)という共通認識で集まった。

 奥山氏は民主党県連に対し、政党色のない「市民党」の立場で市長選に臨む意向を示した。同党県連はこれを尊重し、県連レベルでの支援にとどめることを決めた。だが政党色を薄めたとはいえ、全国の地方選で好調ぶりを示す民主の支援は追い風となった。奥山氏は市全域で高い支持を得て、得票率は45.1%にのぼった。

 奥山氏には市議や政党のほか、市役所の現職やOBからの支援があった。

 こうした奥山氏を「市役所の旧体制の象徴」として、「旧体制に戻してはならない」と出馬したのが、岩崎氏だった。

                   ◇

658千葉9区:2009/07/28(火) 20:34:09

 岩崎氏は19年に厚生労働省仙台検疫所長から梅原市長によって副市長に“スカウト”された。再選出馬に意欲をみせていた梅原市長がタクシー券問題で立候補を取りやめたことを受け、急遽(きゅうきょ)出馬した。

 「人事や政策が決まる過程が明確でない。市役所と議会でいつの間にか決まっている」と岩崎氏は在任中に「旧体制」に不満を感じたという。

 岩崎陣営にとって、奥山氏は旧体制そのものだった。ある選対幹部は「市役所と議会が勝手に市長を決めていることを当初、選挙で訴えようとしたが、結局、新型インフルエンザ対策を前面に打ち出した」と語る。感染症の専門家として陣頭指揮にあたった先進的な新型インフルエンザ対策の実績を掲げ、無党派層の取り込みを図ったが、結果は奥山氏に約9万5千票の大差をつけられ、次点に泣いた。

 「旧体制を崩せなかったのが残念だ。力をまざまざと見せつけられた」と岩崎氏は無念さをにじませた。

 今回の市長選は大きな争点がないことなどから、投票率の行方が注目されたが、44.72%とわずかながらだが前回を1.05ポイント上回った。市長選の最中に衆院が解散、8月総選挙が決まったことから、選挙への関心が高まったとみられている。

 その衆院選の対応について、奥山氏は「市民党の立場で戦ったので、支持者と相談して決めたい」と述べるにとどめている。だが「脱政党」で戦ったとはいえ、奥山氏に民主のイメージは重ねた有権者も多かったのではないか。「党派にこだわらず、等距離で付き合うのが基本的なスタンス」と語る奥山氏だが、今後、政党とどう間合いを取っていくかも注目される。

                   ◇

 ■16万票の重み…緊張感

 仙台市長選で初当選した奥山恵美子氏は、当選から一夜明けた27日、選挙事務所で会見し、「16万票という大きな数字をいただいた」と感謝し、「多くの市民から『市政を任せた』といわれていることに、肩がずっしりと重くなるような緊張感を覚えている」と気を引き締めた。

 政令市では初の女性市長になることには、「女性初にどれほどの意味があるかについては、それぞれに考えはあると思う」とした上で、「初の女性市長というポジションのメリットを生かし、政令市の市長会などでも仙台市の発言力が増すように努めたい」と語った。

659千葉9区:2009/07/29(水) 21:11:00
http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20090729ddlk04010165000c.html
選択:16万票の重み・仙台市長選/上 「オール与党」の議会 /宮城
 ◇旧態依然の保身体質 「チェック機能果たすべき」
 26日投開票された仙台市長選は、前副市長の奥山恵美子氏(58)が初当選した。6人もの候補が乱立したにもかかわらず、有効投票総数の約45%にあたる16万票以上を獲得しての大勝。陣営からは「勝ちすぎ」の声さえ出た。大量得票の背景にある「政治風土」や今後の市政運営への影響を検証した。【高橋宗男、須藤唯哉】

 奥山氏の当選から一夜明けた27日昼、仙台市議会には長丁場の選挙戦を終え、ほっとしたムードが漂っていた。会派室のソファに腰を下ろした民主党県連幹事長の木村勝好市議が冗談めかして言う。

 「4年後はもう絶対にやらない。こんな役回りはごめんだ」

 役回りとは、奥山氏を支持した超党派の「市議の会」と民主党本部の調整役のことだ。衆院選に向け「民主の連戦連勝」というイメージを思い描く党本部からは「なぜ(党として)表に出ない」とプレッシャーを受けた。一方で「市議の会」の保守系議員からは「衆院選の前哨戦にはしない」と政党対立の構図を打ち消すよう釘(くぎ)をさされた。板ばさみの木村氏は「仙台には仙台の事情がある」と、なんとか党本部を説得した。

  ◆  ◆  ◆

 市民団体や超党派の「市議の会」が候補を担ぐ選挙戦は藤井黎(はじむ)元市長の1期目だった93年から続く仙台市長選の伝統的特徴だ。必然的に政党色は薄くなり、勝ち馬に乗った面々が「オール与党」に近い状況を作ることになる。

 「与党であり続けようとする議会の保身体質は島野武元市長時代(58〜84年)からの後遺症」

 ベテラン市議はこう指摘し、半世紀にわたって変わろうとしない旧態依然の体質に危機感を示した。

 議院内閣制の国政とは異なり、直接選挙で選ばれる市長は大統領のような存在とも言える。ベテラン市議は「地方議会は野党のようにチェック機能を果たすべきなのに、仙台はこのままでいいのか」と頭を振った。

  ◆  ◆  ◆

 超党派の「市民党」を宣言し、大量得票を得た奥山氏は27日、「党派にこだわらず等距離での付き合いが基本的スタンス」と述べた。「支援はいただいたが、市議の皆さんは『政策に関しては是々非々だ』と言っている」と、「しがらみ」の影響はないことを強調した。

 28日午後に行われた定例の市長会見。4年前、奥山氏と同じように「市議の会」などの支援を受けて初当選した梅原克彦市長は「しがらみ」について問われ、「個別のリクエストには一切、聞く耳を持たなかった。(それによって)逆にいろんな人の不満、恨みを買った」と述べた。政党に加えて市職員OBを含む「市役所一家」にも触れ、「奥山さんが傀儡(かいらい)とならぬよう切に望む」と付け加えた。

 神輿(みこし)から引きずり下ろされた現職市長の「恨み節」は、市政と議会に対する警鐘と言えなくもない。

660千葉9区:2009/07/29(水) 21:12:52
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1039/20090729_03.htm
【連載】圧勝の断面(下)問われる決意/「緩んだ関係」危うさ

 <5会派相乗り>
 仙台市長選の投開票から一夜明けた27日午後。初当選を果たした前副市長の奥山恵美子氏(58)が仙台市役所の市議会棟を訪れた。16万票の圧勝を演出した市議に謝意を伝えるためだ。

 仙台市長選では、市議60人のうち共産党市議団を除く5会派の35人が「市議の会」を結成。分厚い支援態勢で奥山氏を圧勝に導いた。
 5会派の代表世話人と対面した奥山氏。「自分は素人。これからもご指導いただきたい」と頭を下げ、市政運営への協力を求めた。

<等距離を徹底>
 ことしに入って行われた名古屋、さいたま、千葉の各政令市長選は、与野党が対決する国政の図式がそのまま持ち込まれた。仙台市長選は政権選択を問う総選挙直前の大型地方選だったが、奥山氏陣営に5会派が相乗り。むしろ国政の構図を打ち消す方向に各会派の議員が動いた。

 序盤戦、奥山氏の街頭演説で公明党市議団の議員が政党名を連呼すると、他会派は猛反発。民主党系の議員が河村たかし名古屋市長を応援弁士に招こうと画策すると、「政党色が出る」との批判が噴出し、計画は白紙になった。

 奥山氏自身も選挙戦で「市民党」を掲げ、政党、会派との等距離外交を徹底した。ベテラン市議は「選挙で各会派との貸し借りの差を生まない。当選後の市政運営をにらんだしたたかな戦略だ」と解説する。

 一方、「市議の会」に加わらなかった議員は、奥山氏の立ち位置に疑問を投げ掛ける。「国政も(宮城)県政も当局、与野党が緊張感を持って議論を戦わせている。市議会と時代遅れの緩んだ関係になって、改革ができるのか」

<抗議受け後退>
 弛緩(しかん)の種は、職員との間にもまかれた。
 7月4日、青葉区のせんだいメディアテークで開かれた公開討論会。
 「職員を4年で800人減らします」。奥山氏は硬直する市財政の再建策として、「身内」を切る決意を宣言した。

 この発言に敏感になったのが、奥山氏を支援する市職員労働組合だ。7日、佐々木安夫委員長らが奥山氏と面会。「人員削減の数値目標など認めていない。政策協議を無視するのか」と迫った。

 結果的に、行財政改革に向けた奥山氏の決意はトーンダウン。マニフェスト(公約集)に数値目標を盛り込まなかった。
 タクシー券問題で「市民、市議会との信頼関係を大きく損ねた」と出馬を断念した梅原克彦市長(55)。一方で「良くも悪くも職員の間に緊張感があった」(市幹部)との声もある。

 当選後、奥山氏は行財政改革について「仙台市が破産して職員だけが残ることはありえない」と改革を断行する姿勢をあらためて強調した。
 新市長は、弛緩の芽を摘み取れるのか。市民の厳しい視線が注がれることになる。


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