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東北 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1とはずがたり:2008/10/26(日) 18:15:14

統一地方選スレから東北地方のネタを独立させます。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/l40
合併ネタはこちら
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1066974699/l40
宮城スレもあったけど政治ネタは引き続き此処へ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1212635128/l40
北海道はこちらへ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1223878241/l40

3510チバQ:2015/03/21(土) 11:27:39
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150321_11025.html
<大衡村長選>跡部氏は? 複数候補者が浮上

 大衡村長の跡部昌洋氏(66)が辞職することに伴う出直し村長選で、跡部氏が出馬するかどうかが焦点になっている。一方、村長の辞表提出直後から村内では新たな候補者探しが一気に活発化。4月21日告示、26日投開票と見込まれる中、動きは風雲急を告げてきた。
 跡部氏は20日も体調不良で公務を休み、3日連続で公の場に姿を見せなかった。村長選への出馬についても本人の意向は不明だ。
 後援会幹部は「意思が確認できず、対応は未定」と説明する。村長を支持し、ただ一人、不信任決議に反対した前村議は「本人が決めることだ」と話す。
 関係者の多くは、出馬は困難とみる。職員にセクハラをしたとして提訴されたことが辞表の契機となっただけに、女性票が期待しにくいとの見方もある。
 ただ、可能性が残っているとの声は一部にある。跡部氏が辞表提出時に村を通じて出したコメントには「村議会解散という重い決断をしたので、自らも村長の職を辞すことにした」とあり、ある職員は「村議選と同時に村長選で信を問うと取れなくもない」と深読みする。
 新たな村長候補者を模索する動きは既に始まっており、19日には早くも前村議の女性が名乗りを上げた。このほか、複数の前村議や村内の有力者ら4、5人の名前が浮上している。前村議の一人は選挙日程をにらみ「擁立へ向けた準備作業は来週にかけてピークを迎えそうだ」と話した。


2015年03月21日土曜日

3511チバQ:2015/03/21(土) 11:28:24
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150320_11029.html
<大衡村長選>前村議の赤間氏 出馬意向


赤間しづ江氏
拡大写真
 大衡村の跡部昌洋村長が辞職することに伴う出直し村長選で、前村議の赤間しづ江氏(67)が19日、河北新報社の取材に対し、無所属で立候補する意思を固めたことを明らかにした。出直し村長選への出馬意向を示したのは赤間氏が初めて。
 赤間氏は「イメージダウンした村を明るくしたい。しがらみのない村政を実現し、安心して子どもを育てられる社会をつくる」と語った。
 赤間氏は大衡村出身、日大通信制卒。村職員を経て、2007年の村議選で初当選。村長への不信任決議案の可決を受けて跡部氏が村議会を解散した17日、村議2期目途中で失職した。


2015年03月20日金曜日

3512チバQ:2015/03/21(土) 21:04:26
2011年秋田県議選まとめ

秋田市(定数:13)                     2015年から定数12に 当 冨樫博之14735〈元〉衆院議員秘書自民55現        2012年衆院選当選   当 中泉松司11544農業自民31現               2013年参院選当選 当 田口聡_11508党県代表公明56現 当 沼谷純_9800〈元〉県職員民主38新          会派「民主党」 当 丸野内胡桃8764環境NPO会長無所66新        会派「いぶき」 09年市長選落選 当 工藤嘉範8407農業自民53現 当 山内梅良7918党県副委員長共産63現 当 竹下博英7917獣医師自民57現             旧河辺郡を地盤 当 北林康司7763〈元〉党県幹事長自民69現 当 三浦茂人6939〈元〉秋田銀行員無所52新       会派「新みらい」 当 まるさん6434〈元〉市議無所56新           本名:菅原博文 タレント 15年自民から出馬 当 石川ひとみ6028党県代表社民60現 当 瀬田川栄一6019社福法人理事長無所63現        会派「県民の声」(1人会派) 落 淡路定明5900国際NPO理事無所51現 落 石川錬治郎5633〈元〉市長国民71現          秋田市長 2015年出馬 落 鈴木陽悦5500〈元〉参院議員無所62新        06年当選 10年参院選落選 落 黒崎一紀5269〈元〉衆院議員秘書みん52新 落 三浦芳博4350〈元〉市議無所60新 落 大門義春455車整備会社役員無所58新

■補選 冨樫の衆院選出馬に伴う 
当 64111 最上英嗣 46 自新
  55877 黒崎一紀 54 無新
能代市・山本郡(定数:4) 当 武田英文12835製材会社長自民66現       引退。09年知事選では川口博を支援 当 能登祐一9229建設会社顧問自民64現 当 中田潤_7930生コン製造社長無所64現      会派「新みらい」 当 宮腰誠_7893党総支部代表社民72元       引退 落 吉方清彦6164善光寺住職民主40新       15年無所属出馬 落 今野清孝4244農業無所58新 落 原田悦子2632洋裁店経営みん65新 横手市(定数:4) 当 柴田正敏10586農業自民60現 当 鶴田有司10284事務機販社顧問自民58現 当 土谷勝悦8651農業無所62現          会派「新みらい」         当 小原正晃8269〈元〉道の駅社員民主34新    会派「民主党」 落 小田嶋伝一7083農業民主75現 落 我妻桂子5146党県委員共産56新        15年出馬

3513チバQ:2015/03/21(土) 21:05:08
あれ? なんかぐちゃぐちゃだ・・・

3514チバQ:2015/03/21(土) 21:06:34
秋田市(定数:13)                     2015年から定数12に
当 冨樫博之14735〈元〉衆院議員秘書自民55現        2012年衆院選当選  
当 中泉松司11544農業自民31現               2013年参院選当選
当 田口聡_11508党県代表公明56現
当 沼谷純_9800〈元〉県職員民主38新          会派「民主党」
当 丸野内胡桃8764環境NPO会長無所66新        会派「いぶき」 09年市長選落選
当 工藤嘉範8407農業自民53現
当 山内梅良7918党県副委員長共産63現
当 竹下博英7917獣医師自民57現             旧河辺郡を地盤
当 北林康司7763〈元〉党県幹事長自民69現
当 三浦茂人6939〈元〉秋田銀行員無所52新       会派「新みらい」
当 まるさん6434〈元〉市議無所56新           本名:菅原博文 タレント 15年自民から出馬
当 石川ひとみ6028党県代表社民60現
当 瀬田川栄一6019社福法人理事長無所63現        会派「県民の声」(1人会派)
落 淡路定明5900国際NPO理事無所51現
落 石川錬治郎5633〈元〉市長国民71現          秋田市長 2015年出馬
落 鈴木陽悦5500〈元〉参院議員無所62新        06年当選 10年参院選落選
落 黒崎一紀5269〈元〉衆院議員秘書みん52新
落 三浦芳博4350〈元〉市議無所60新
落 大門義春455車整備会社役員無所58新

■補選 冨樫の衆院選出馬に伴う 
当 64111 最上英嗣 46 自新
  55877 黒崎一紀 54 無新

能代市・山本郡(定数:4)
当 武田英文12835製材会社長自民66現       引退。09年知事選では川口博を支援
当 能登祐一9229建設会社顧問自民64現
当 中田潤_7930生コン製造社長無所64現      会派「新みらい」
当 宮腰誠_7893党総支部代表社民72元       引退
落 吉方清彦6164善光寺住職民主40新       15年無所属出馬
落 今野清孝4244農業無所58新
落 原田悦子2632洋裁店経営みん65新

横手市(定数:4)
当 柴田正敏10586農業自民60現
当 鶴田有司10284事務機販社顧問自民58現
当 土谷勝悦8651農業無所62現          会派「新みらい」        
当 小原正晃8269〈元〉道の駅社員民主34新    会派「民主党」
落 小田嶋伝一7083農業民主75現
落 我妻桂子5146党県委員共産56新        15年出馬

3515チバQ:2015/03/21(土) 21:07:30
大館市(定数:3)
当 鈴木洋一13855建設会社顧問自民67現
当 佐藤賢一郎10524〈元〉比内町長自民63現
当 虻川信一8686〈元〉市議民主65新        会派「民主党」
落 石田寛_8183党県幹事長社民64現

男鹿市(定数:1)
当 菅原広二9921石材会社副社長無所59新     自民入り
落 下間俊悦7607不動産会社長自民51現
落 船木正博2763電子部品会社長無所63新

湯沢市・雄勝郡(定数:3)
当 大関衛_15301党県政調会長自民43現
当 安藤豊_10806農業無所58現          会派新みらい→羽後町長選出馬当選
当 東海林洋7625〈元〉県職員無所55現        会派「いぶき」
落 うなづきみつる2902タレント無所42新

■補選(無投票当選)
佐藤正一郎 60 無新(1)           [元]羽後町長、09年出馬落選 会派「新みらい」

鹿角市・鹿角郡(定数:2)
当 川口一_8218農業自民60現
当 大里祐一7290医師自民75現
落 石川徹_5100〈元〉市議無所46新        15年出馬 13年市長選出馬落選
落 阿部博雄2703〈元〉衆院議員秘書民主52新

由利本荘市(定数:4)                     2015年から定数3に
当 佐藤健一郎9843自動車整備社長自民59現
当 小田美恵子9403〈元〉本荘市議自民64現
当 加藤鉱一9258〈元〉市議自民62現
当 三浦英一8917学習塾経営無所55現      会派「新みらい」
落 佐々木三知夫5949〈元〉県職員無所65新

潟上市(定数:1)
無投票
当 児玉祥子―〈元〉県議秘書無所56現      引退。会派「新みらい」

3516チバQ:2015/03/21(土) 21:08:02
大仙市・仙北郡(定数:5)
当 加藤麻里11255〈元〉県職員無所53新         会派 社民
当 渡部英治11182〈元〉東北電力社員無所61元      会派「新みらい」
当 原幸子_10330〈元〉社福法人職員自民40現
当 小松隆明9207〈元〉西仙北町長自民63現
当 大野忠右ェ門8013党県党紀委員長自民73現
落 樽川隆_6877農業無所69現
落 佐々木博嗣5206〈元〉衆院議員秘書自民56新

北秋田市・北秋田郡(定数:2)
当 北林丈正11578ゴルフ場会社長自民50現
当 近藤健一郎7116〈元〉森吉町長自民55現
落 小塚光子5797〈元〉市議民主64新

にかほ市(定数:1)
無投票
当 渋谷正敏―機械製造社会長自民62現

仙北市(定数:1)
無投票
当 佐藤雄孝―〈元〉西木村助役自民59現

南秋田郡(定数:1)
当 平山晴彦10042党県組織委員長自民56現
落 芳賀洋介3342〈元〉五城目町職員民主35新

3517名無しさん:2015/03/21(土) 22:24:33
http://mainichi.jp/area/aomori/news/m20150313ddlk02010035000c.html
三沢市議会:当初予算案 自民系会派が反対 背景に市長選か /青森
 三沢市議会(定数18)の定例3月議会最終日の12日、本会議で行われた来年度一般会計当初予算案の採決で、自民系の最大会派「拓心会」の6議員と無会派(共産)1議員が反対した。予算案自体は賛成多数で可決されたが、初めて会派として予算案に反対した拓心会の動向が臆測を呼んでいる。

 6月7日投開票の市長選では、拓心会所属の鈴木重正氏と、現職の種市一正氏が立候補を表明し... 続きを読む

3518チバQ:2015/03/22(日) 12:10:55
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150322_51034.html
<山形県議選>自民、早くも過半数確定?

 統一地方選で行われる山形県議選(4月3日告示、12日投開票)は県内19選挙区のうち、現時点で6割近い計11選挙区で無投票となる公算が大きい。各党の候補者擁立状況から計算すると、告示前にもかかわらず、自民党が既に定数44の過半数を手中に収めている。

 河北新報社が20日現在で集計した政党別立候補予定者数は表の通り。自民党以外の政党の擁立数が少なく、対決構図になっていないのが要因とみられる。
 無投票の可能性が大きいのは酒田市・飽海郡(定数5)、新庄市(2)、寒河江市(2)など11選挙区。議席数は合わせて20。立候補を予定するのはいずれも現職で、自民党公認が17人、民主党公認が1人、無所属が2人となっている。
 一方、選挙戦が見込まれるのは、定数9に対し10人が立つ山形市など8選挙区。仮に落選者が全て自民党公認と仮定しても、同党は山形市、鶴岡市、東根市の3選挙区で6議席を獲得する計算。無投票を含め計23議席の確保にめどが立った。
 民主、公明、共産、社民各党が今後、さらに公認候補を擁立するのは困難とみられる。無所属の立候補者が急増しない限り自民党の過半数は揺るがず、注目点は早くも自民党が改選前の勢力(33議席)を維持できるかどうかに移っている。
 山形県議選は現行の定数と区割りになった2007年以降、同年は9選挙区、11年は11選挙区と半数前後が無投票。1〜2人区に多く、今回を含め長井市と尾花沢市・北村山郡の両選挙区(各1)は4回連続、西村山郡選挙区(2)は5回連続で選挙が行われない。


2015年03月22日日曜日
関連ページ:山形政治・行政統一選

3519チバQ:2015/03/22(日) 12:11:29
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150322_11018.html
<大衡村長辞表>萩原前議長が村長選出馬へ


萩原達雄氏
拡大写真
 大衡村の跡部昌洋村長が辞職することに伴う出直し村長選で、村議会前議長の萩原達雄氏(66)が21日、無所属で立候補する意思を固めた。前村議9人から同日受けた出馬要請に応えた。
 萩原氏は河北新報社の取材に「村長辞任と村議会解散による政治的な空白を避けるため、即戦力として期待された。これまでの政策は大筋で引き継ぎ、村を負のイメージから早く回復させたい」と語った。
 萩原氏は大衡村出身、黒川高卒。農業を経て1995年の村議選で初当選。07年から議長を務めた。村長への不信任決議案の可決を受けて跡部氏が村議会を解散し、5期目途中で失職した。
 大衡村長選は4月21日告示、同26日投開票の見込み。これまで前村議の赤間しづ江氏(67)が立候補の意思を示している。

3520チバQ:2015/03/23(月) 20:35:51
http://www.sankei.com/politics/news/150323/plt1503230005-n1.html
2015.3.23 06:37
【地方再考】
全国唯一の議員報酬「日当制」 福島県矢祭町議会で賛否真っ二つ

ブログに書く1




(1/3ページ)

福島県矢祭町議会では議員報酬の「日当制」をめぐる存廃論議が続いている=17日、福島県矢祭町役場の町議会議場
 全国で唯一、議員報酬に「日当制」を導入している福島県矢祭町(人口6203人)の町議会(定数10)で、報酬制度を見直し、月額制に戻すかどうかの議論が続いている。19日には町議会が見直しを検討する特別委員会を初めて開催したが、議論は平行線をたどった。先進的な取り組みとして脚光を浴びた日当制は、存廃の分岐点に立たされている。

 日当制は平成20年3月、財政難を背景に議員も身を切るべきだと導入。月20万8千円だった月額制を廃止し、議会活動を行った日は3万円を支給するよう議員提案で条例を変えた。支給対象は本会議や委員会、全員協議会などに限られ、おおむね年間40日程度。年収では100万〜120万円ほどとなる。

 日当制をめぐっては、一部議員から「経済的に余裕がなければ議員活動を続けるのは難しい。若い人もなりにくい」などの不満の声が上がっていた。

 3万円の根拠は、役場で最も忙しい課長職の給与が日換算で約4万5千円だったため、それより低い水準にした。菊池清文議長は「審査すべき議案も少なく、月20万円の対価をもらうほどの仕事をしているとは正直いえない」と話す。町の人口は約6200人。菊池議長は「人件費など固定費を除けば、町の予算は25億円くらい。議員報酬を増やすぐらいなら、福祉などにもっとお金を使うべきだ」と意義を強調する。

 しかし、弊害も出ている。月額化を主張する鈴木敏男副議長によると、議案の調査日数が足りず会期を延長した際、「そんなに3万円が欲しいのか」と一部町民から揶(や)揄(ゆ)されたこともあったという。「慣習が強く残るこの町で、判断を間違えば、一町民としても生きていけなくなる」

 「日当派」と「月額派」の町議は現在5人ずつで勢力は拮(きっ)抗(こう)。「条例改正案を出す前に町民にも議論の行方を知ってほしい」(鈴木副議長)と特別委で議論したが、双方の主張は平行線をたどり、意見を集約できないままだ。ある議員は「すぐ変えるのではなく、来春の町議選の争点にし、民意を問うべきだ」と述べた。(福田涼太郎)

 ■改革…相次ぐ「揺り戻し」、2年で成果報酬制度破綻のケースも


 議員の切(せっ)磋(さ)琢(たく)磨(ま)を促す、財政難に対応するため-。そうした理念を持ってスタートした議会改革だが、あまりに高いハードルを掲げたために、後に撤回される「揺り戻し」の動きが相次いでいる。

 人口1200人の熊本県五木村議会は平成22年、議員の成果に応じて報酬額を決める全国初の「成果報酬制度」を導入した。

 議長が選んだ村民(5人以内)で構成する外部委員が、議員の活動ぶりを「優秀」から「普通」までの5段階で評価。評価に応じた成果報酬(年額最高68万4千円、最低0円)を年度ごとに追加支給する仕組みだった。

 議会活性化が狙いだったが、しがらみなどから公平な評価が難しく、導入2年目に当時の議長が「なぜ自分が一番じゃないのか」と委員に迫ったり、独自に議員を評価した資料を委員に渡したりしていた問題が発覚。翌年には外部委員を引き受ける村民がいなくなり、24年に廃止になった。

 一方、財政難から徐々に議員報酬を下げながら、昨年5月に一転して8万円増の27万円とした群馬県みなかみ町議会。それまでは人口や予算など類似した規模の自治体と比べ、低い水準の報酬額を維持してきた。

 だが、地方分権による議会の役割の拡大や活動時間の増加などから町は議員の「なり手不足」を危惧。岸良昌町長は25年12月の町議会で「若い世代を含め、いろいろな人が立候補できる環境整備を図ることが必須」と報酬額の引き上げを提案し、可決された。

 しかし、報酬額を引き上げた直前の昨年4月実施の町議選では、与野党問わず報酬額の引き下げを公約に掲げた候補が多数当選。半年もたたない昨年10月から報酬額を再び約1割カットするなど曲折が続いている。

3521チバQ:2015/03/23(月) 21:32:25
http://www.news24.jp/nnn/news8859152.html
いわて県民クラブが平野参院議員に知事選出馬を要請
(岩手県)

県議会の会派「いわて県民クラブ」は23日記者会見を開き、平野達男参議院議員に対し8月20日に告示される県知事選挙に出馬するよう要請したことを明らかにした。『いわて県民クラブ』によると、所属する議員8人が22日夕方、盛岡市内で平野達男参議院議員と会談し県政に対する想いを伝え、知事選への出馬を要請したという。これに対し、平野参議院議員は、「重く受け止める。ただし今は国会が予算審議中で、当面、参議院議員として国会審議に集中しなければならない。近日中に答えたい」と話したという。一方、知事選への出馬を表明している達増知事は23日の定例会見で参議院選挙で平野氏の選対本部長を務めた経緯などから平野氏の出馬に否定的な見方を示した。
[ 3/23 19:20 テレビ岩手]

3522チバQ:2015/03/23(月) 21:40:39
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150323_21004.html

<青森知事選>連合青森支援未定、焦り見えず


1月の定期協議で、知事選候補者の早期擁立を要望する内村会長(右から2人目)
拡大写真
 任期満了に伴う青森県知事選(5月21日告示、6月7日投開票)で、約5万票を持つとされる連合青森が支援の態度を決めかねている。主戦論を唱える民主党県連の候補者選考が遅れているのが理由だが、連合青森内にはむしろ落ち着きを見せる雰囲気さえある。背景には4選を目指す現職三村申吾氏(58)との良好な関係や、昨年12月にあった衆院選の影響が見え隠れする。

<前回は自主投票>
 青森市内で1月下旬に行われた連合青森と民主県連の定期協議で、内村隆志会長は「早めに候補者を選定してほしい」と要望した。民主県連は速やかに選考作業に入る方針を示したが、2カ月たった今も具体的な名前は上がっていない。
 田名部定男県連代表は今月中旬、「(県議選後の)4月13〜15日にも候補者に関する意見を県議らに聞きたい」と主戦論の維持を強調。内村会長は「擁立の期限は特に設定していない」とし、民主県連の動きを見守っている。
 連合青森に焦りの色がほとんど見えないのは、三村氏と政策面での距離が近づいている事情がある。県内の有効求人倍率は現県政下で1倍近くまで上昇するなど、雇用情勢が持ち直している。内村会長は「連合の雇用政策が吸い上げられている」と評価する。
 三村氏が自民、公明両党の推薦を受けて初陣を飾った2003年の知事選で、連合青森は対立候補を推薦。07年は一転、三村氏を推した。11年の前回は民主候補が出馬しながら、三村氏との関係維持のため自主投票とした。連合青森内には「民主が擁立しないなら気をもまずに済む」との声もささやかれる。

<4者連携崩れる>
 今回、連合青森は昨年12月の衆院選と同様、民主県連、維新の党県総支部、社民党県連との連携を模索していた。青森1区に出馬した升田世喜男氏(維新)が比例代表で復活当選した勢いを生かす思惑があった。
 しかし、社民県連が知事選出馬を表明した前県保険医協会長の大竹進氏(64)の推薦をいち早く決定。升田氏派の選挙違反事件が摘発されたこともあって、4者連携の枠組みは崩れた。
 内村会長は「票が取れる候補者を民主が擁立すれば支援を検討する。そうでなければ推薦しない場合もある。県議選が終われば方向性を出す」と説明した。


2015年03月23日月曜日
関連ページ:青森政治・行政

3523チバQ:2015/03/24(火) 20:21:26
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150324ddlk04010217000c.html
選挙:大衡村長選 一騎打ちの様相 村議選と来月26日投開票 /宮城
毎日新聞 2015年03月24日 地方版

 大衡村の選挙管理委員会が23日開かれ、跡部昌洋村長の辞職申し出と議会解散に伴う出直し村長選と村議選を、統一地方選後半の4月21日告示、26日投開票の日程で行うことを正式に決めた。村長選にはこの日、前村議会議長の萩原達雄氏(66)が記者会見で出馬を表明、先に意向を示した前村議の赤間しづ江氏(67)と無所属同士の一騎打ちの様相が強まっている。

 村議5期目、議長2期目だった萩原氏は多数派の議員の要請で出馬。「異常事態の村を即戦力として早急に立て直したい。村の事業は大枠で継承するが、跡部村政には独断専行の面があったので、正すべきは正す」とし、多選自粛条例の制定や農業の大規模集約化などを政策に挙げる。

 跡部村政の反対派議員らが支援する赤間氏は「政策以前の課題が山積しており、利権としがらみの村政の体質を変え、村民の信頼を回復する」と強調。当選すれば初の女性村長になり「村と村教委が昨年定めた『ハラスメント防止要項』を徹底させたい」と話す。

 両選挙の立候補予定者説明会は30日。投票は4月26日午前7時〜午後6時、村内6カ所で行われ、同7時から役場併設の平林会館で即日開票される。3月2日現在の有権者は4565人。【渡辺豊】

3524チバQ:2015/03/24(火) 20:24:45
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150324ddlk03010296000c.html
選挙:知事選 県民ク、平野氏に出馬要請 各陣営の動き加速へ /岩手
毎日新聞 2015年03月24日 地方版

 9月6日投開票の知事選で、県議会会派「いわて県民クラブ」は23日、平野達男参院議員(無所属)に出馬要請したと発表した。平野氏は「国会の予算審議に当面集中しなければならない」と回答を保留したという。関係者によると、4月上旬の予算成立後に態度を表明するとみられる。知事選では達増拓也知事が昨年11月に3選出馬を表明。共産党も独自候補擁立を目指しており、今回の出馬要請で各陣営の選挙準備が加速するとみられる。【安藤いく子、浅野孝仁、春増翔太】

 記者会見した県民クの小田島峰雄代表によると、22日夕に盛岡市で要請すると平野氏は、「重く受け止める。国会の状況なども見ながら近日中に報告したい」と語ったという。

 平野氏を推す理由は「農政の大きな転換期。TPP(環太平洋パートナーシップ協定)への対応、米価下落、農協改革などで人心を一新すべき時に適任」とした。達増県政は「過去8年間で決算不認定は5回。審議で見解を異にすることが少なからずあった」と批判した。

 政党や他会派との連携について飯沢匡(ただし)幹事長は「決まっていないが、我々が突破口を開いたので賛同者が名乗りを上げることを期待したい」と述べた。平野氏は毎日新聞の取材に「会見で小田島代表が話した以上は申し上げることはない」とコメントした。

 県民クは無所属県議で構成し、2013年の参院選では平野氏を支援した。

 ◇警戒感と期待感交錯
 平野氏の知事選挑戦は以前から取りざたされてきた。擁立に向けた具体的な動きの表面化に、県政界は警戒感と期待感が交錯した。

 達増拓也知事は23日の定例記者会見で「一昨年の参院選で、(平野氏が)議員を続けさせてほしいと訴え、県民の負託を受けて当選した。(わずか2年で)辞めるのはあり得ない」とけん制。達増氏を支援する生活の党県連の佐々木順一幹事長は「立候補するのは自由。こっちはこっちで全力で準備を進める」と突き放した。

 平野氏が離脱した民主党県連の高橋元幹事長も「平野氏は出るだろう。任期4年を残して2年前の選挙は何だったのか。民主がつくことはない」と不快感を示した。

 一方、達増氏の対抗馬擁立を目指す自民党県連の嵯峨壱朗幹事長代理は「達増氏以外の名が出ることで競争が生まれる」と連携に含みをもたせる。社民党の県議は「自民ではなく無所属が出るなら良いこと」と歓迎する。

 前回知事選は民主推薦の達増氏と、自民・地域政党いわて・社民が擁立した前県議の事実上の一騎打ちだった。

3525チバQ:2015/03/24(火) 20:30:46
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150324ddlk02040080000c.html
平川市長選選挙違反:「全面否認」どう判断 2市議きょう判決 /青森
毎日新聞 2015年03月24日 地方版

 昨年1月の平川市長選を巡る公職選挙法違反事件で、同法違反(被買収)罪に問われた4市議の判決が今週、青森地裁弘前支部(森大輔裁判官)で言い渡され、事件で逮捕・起訴された17人の1審判決が出そろう。4市議は、落選した前市長の支援者の水木貞・元被告(67)から現金20万円を受け取ったとする起訴内容を全面否認。弁護側は唯一の証拠とされる水木元被告の供述や証言に「信用性がない」と無罪を主張している。検察側は「元被告が虚偽を述べる理由はない」としており、森裁判官の判断が注目される。【石灘早紀】

 判決は、24日に対馬実被告(64)と古川昭二被告(64)に、26日に成田敏昭被告(71)と佐々木利正被告(50)に個別に言い渡される。4被告は、水木元被告から2013年8月10日ごろに現金を受け取ったとする起訴内容を全面否認し、水木元被告の供述が不自然だと主張。「疑わしきは被告の利益に」との刑法体系の原則に基づき、無罪を求めている。

 対馬被告は「病気の父が在宅していたのに、元被告はそれについて一言も触れていない」、成田被告は「在宅中なら家の前にトラックを駐車しており、元被告供述通りには車をとめられない」などの主張を展開。また、弁護側は元被告の供述と、それぞれの自宅の実際のドアの形状やチャイムの音、服装などが食い違うとし、元被告の供述の信用性に疑念を呈する。

 アリバイを主張する古川被告は「田んぼの草刈りをしていた」とし、佐々木被告は「疲れて寝ていた」としたが、検察側はいずれも「供述が変遷しており、信用できない」と反論している。

 元被告の供述で13年8月10日ごろに現金を供与した7市議のうち、最後の4人が全面否認しており、弁護側は「不自然だ。元被告が途中で買収をやめたが、(事前に4市議も買収対象にすると合意していた)大川喜代治・前市長へのメンツで虚偽の供述をしたのではないか」と主張する。

 一連の事件では、大川前市長と水木元被告の有罪判決が確定。元被告から現金20万〜100万円を受け取ったとの起訴内容を認めた9市議も有罪が確定して辞職・失職した。一方、現金の額や趣旨を一部否認した福士恵美子被告(71)と古川敏夫被告(70)は1審で有罪とされたが、福士被告は即日控訴(市議は辞職)し、古川被告も控訴の方針。

 2月5日の水木元被告自身の判決では、4市議の公判も担当する森裁判官が「供述全体の真実性が十分に担保されている」として4市議への買収も有罪と認定した。4市議本人たちの判決でも同様の判断を下すかが焦点だ。

3526チバQ:2015/03/25(水) 19:19:12
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150325ddlk02040444000c.html
平川市長選選挙違反:全面否認2市議も有罪 地裁弘前支部判決「水木供述、信用性高い」 /青森
毎日新聞 2015年03月25日 地方版

 昨年1月の平川市長選を巡る公職選挙法違反事件で、同法違反(被買収)罪に問われ、起訴内容を全面否認している対馬実被告(64)と古川昭二被告(64)=いずれも市議=の判決公判が24日、青森地裁弘前支部(森大輔裁判官)で個別に行われた。森裁判官は両被告にそれぞれ懲役10月、執行猶予5年、追徴金20万円(求刑・懲役10月、追徴金20万円)の有罪判決を言い渡した。全面否認の4市議への判決はこの日が初めて。【石灘早紀、松山彦蔵】

 判決によると、両被告はそれぞれ2013年8月10日、平川市内の自宅で、大川喜代治・前市長=落選=のための選挙運動の報酬として、支援者の水木貞・元被告(67)から現金20万円が入った茶封筒を受け取った。

 両被告の公判では、唯一の証拠とされた水木元被告の供述の信用性を巡って検察側と弁護側が対立。弁護側は「元被告は捜査に迎合的で、供述が変遷している」と主張していた。森裁判官は、捜査段階の供述を初期、中期、終盤などの5段階に整理。同年8月2日、当時の市議20人のうち、全面否認の4市議を含む16人の買収を前市長と協議した▽同年8月8〜10日の「連続した2日間」に、11人に20万円ずつを渡そうとした▽全面否認の4市議を含む9人が現金を受け取った−−などの供述が「核心部分を網羅している」と捉え、「一貫性を維持しており、信用性が高い」とした。

 弁護側の「犯行日や現金授受の状況などの供述に不合理な変遷がある」との主張については「捜査の初期段階の断片的な供述が、適宜修正されるのは当然かつ合理的な成り行き」などとして退けた。

 対馬被告は「居間に病気の父がいたのに、水木被告がそれについて言及しないのは不合理」と主張したが、森裁判官は「別室に移動させずに客を通すという供述は社会通念に照らして奇異で不自然」とした。「田んぼの草刈りをしていた」と主張していた古川被告に対しては「別の日を活用したとして十分に説明がつき、被告の供述は推測の域を出ていない」と退けた。

 ■2被告側は控訴へ

 判決後、対馬、古川両被告の弁護士は「判決文を検討して控訴するかどうか考える」とする一方、「判断に苦しむところがある」「納得できない部分がある」と控訴の意向を示唆した。

 対馬被告は判決後、口を一文字に結んで退廷。報道陣の問いかけには応じず、無言のまま裁判所に横づけした車に乗り込んだ。古川被告は「進退は弁護士と相談のうえ判断したい」とだけ述べた。

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 ■地裁弘前支部判決の要旨

 【水木元被告の供述の信用性】

・水木元被告の供述は、買収対象の人選、順序、金額と理由も合理的に説明し、現金入り茶封筒を渡す状況の説明も具体的で迫真性に富んでいる。核心部分は何ら変遷せず一貫性を維持し信用性は相当に高い。捜査初期段階の断片的供述が、捜査の経過にしたがい適宜修正されるのは当然かつ合理的な成り行き。

 【虚偽供述であるかどうか】

・弁護人は「買収対象の最後の4人のみが現金受領を否認しているのは、水木元被告がなんらかの理由で(途中から)現金を供与しなかった証左だ」「選挙資金集めに関する余罪追及回避のために元被告が事実と異なる供述に及んだ」と主張するが、あえて自己及び大川(喜代治前市長)の刑責を実態より加重した揚げ句、さらに偽証罪の刑責を負う虚偽供述に及ぶべき利益は見いだせない。

 【被告のアリバイ】

・古川被告の「10日の午前中いっぱい草刈りをした」との供述は推測の域を出ていない。

・対馬被告は「農作業後に朝食を取り仮眠していた」と供述するが、水木元被告と面会したことと全く矛盾しない。

3527チバQ:2015/03/25(水) 19:25:42
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150325mog00m010023000c.html
全国自治体調査:「4年で4件」福島の村/「26年で2件」の都 政策条例、熱意に差
2015年03月25日
 自治体議会の活発度や改革度の指標とされる議員提案の「政策条例」を、過去4年間で4本可決した村議会がある。毎日新聞の全国自治体議会アンケートで4年間に2件以上可決した議会は全体のわずか6%。県議会や政令市議会が多い中で、唯一の村議会として異彩を放つ。一方、日本最大の自治体議会である東京都議会が設けた政策条例は平成以降の26年間で2件。対照が際立っている。【日下部聡、井上英介】

政策条例を作った西郷村議会=同村役場提供
政策条例を作った西郷村議会=同村役場提供
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 4件の政策条例を作ったのは、福島県西郷(にしごう)村議会だ。うち3件は東京電力福島第1原発事故に関連する具体的な政策で、理念的な内容が多い他議会の政策条例に比べて目を引く。議会事務局によれば、議員提案による政策条例の成立は過去に例がなかったという。

 「原発事故から5日後くらいの時期に、学校では子供たちが屋外でテニスや野球をしていた。村の対応に危機感を抱いた」。条例提案の中心的役割を担った佐藤富男議員(65)=無所属=はそう話す。

 村は県南部の栃木県境にある。住民は2万人弱。日本で3番目に人口が多い村だ。東北新幹線新白河駅と東北自動車道白河インターチェンジを擁し、大企業の工場が多いため、財政は比較的豊かとされてきた。

 福島第1原発から約80キロ離れているが、3月上旬でも役場前の線量計は毎時0.3マイクロシーベルト。除染の目安の同0.23マイクロシーベルトを上回る。

 佐藤議員は7期目で、議長も経験したベテランだが、2007年福島県議選に自民党公認で出馬して落選し、東日本大震災当時は浪人中だった。11年8月の村議選で「放射能汚染から子供たちを守る」を公約にして再び村議となった。

 その直後の同年9月に佐藤議員は「放射能対策特別委員会」の設置を提案、全会一致で承認された。正副議長を除く16議員全員が委員となり、委員長には佐藤議員が就任。東電への要望、与野党国会議員への陳情、賠償請求についての弁護士との勉強会などのほか、原発事故をめぐる「村民と議員の対話集会」も2回開催した。「議会はよく動いてくれたと思う」と、村に住むパート女性(46)は話す。

 さらに議会は12年3月、「原子力損害賠償対策審議会条例」を全会一致で可決した。村民の東電への損害賠償請求について審議する第三者機関を設けるとの内容で、最初の政策条例だった。

 翌年6月には、甲状腺や内部被ばくの検査ができる医療機関誘致のための融資制度などを定める「子ども診療所等誘致条例」が全会一致で可決。放射線量が局所的に高い「ホットスポット」の除染を村に義務づける「放射能障害防止のための環境保全に関する条例」も賛成多数で可決。

 3本の政策条例はいずれも、佐藤議員が法律や既存の条例を参照しながら起草した。「毎日ネットを調べたり書類を読んだり、朝から晩まで大変だった」と振り返る。

 だが、条例は「開店休業」の状態だ。昨年3月に出された放射能対策特別委の報告書にはこう書かれている。「村長がこの条例による施策を執行しないことは誠に残念である」

 背景には佐藤議員と佐藤正博村長(67)との対立がある。佐藤村長は条例を執行しないことについて「国や県がすでに手厚くやっていることであり、(条例の執行は)必要ない」と説明する。

 一枚岩で動いたかに見える村議会にも、村長派と反村長派の間に深い溝がある。昨年3月には村長選があり、佐藤村長が4選された。村長派の議員からは「佐藤議員の条例提案は村長追い落としのためだったのだろう」との声も漏れる。

 地方自治体は、議員と首長がそれぞれ選挙で選ばれる「二元代表制」だ。本来は議会全体が首長のチェック機関であり、与党も野党もないというのが制度の趣旨だ。しかし現実には、首長選での支持関係から与野党に分かれることが多く、西郷村も例外ではない。

 3条例が成立した当時は「野党」が1人だけ多かったため、佐藤議員が主導権を握ることができたのだ。

 「与党が1人でも多ければ、全部これですよ」と佐藤議員は、拳を下に向けて物を潰す仕草をしてみせた。「でも、村長に気兼ねして執行部提案に手を挙げるだけの議員なら、村民にますますそっぽを向かれてしまう。村民の声を聞いて、それを政策として実現させるのが議員の職責だと思う」

3528チバQ:2015/03/25(水) 19:25:54
 一方、村長与党会派代表の白岩征治議員(76)=無所属=は「我々は是々非々で対応している」と話す。審議会条例と診療所誘致条例には賛成した。「村民のことを考えれば、反対すべきではないと判断した」

 政策条例については「村長が気づかない部分を提案することはあってもいい。ただ、事前に村長の了解を取り付けないと。いくら条例を作っても村長が執行しなければ何の意味もないでしょう」

 佐藤村長は、条例を議員が提案することについて「予算や規制を伴う条例は我々が提案する。議会には『乾杯条例』のような村の雰囲気を盛り上げるような条例をお願いしたい」と話す。

 村議会は17日、4件目となる政策条例「子育て支援及び高齢者福祉推進基金条例」を全会一致で新たに可決した。議員定数を2人減らして16人とするのに合わせ、村民にその意義を示すために2人分の議員報酬額を福祉目的の基金として積み立てる−−という条例だ。原案は佐藤議員が提示した。

 佐藤議員は定数の4減、白岩議員は2減を主張していたが、委員会での協議の結果、佐藤議員が2減を受け入れ、白岩議員は政策条例に賛成することで合意が成立したのだ。

 現在、議会は欠員1で、議長を除く与野党は8対8で同数。政策条例案の提出に積極的な議員の存在に加え、かつて体験したことのない災害と「与野党伯仲」の緊張関係が議会内の妥協を促し、多くの政策条例成立につながっていた。しかし、実効性のあるものにするには、首長とも一定の妥協が必要という現実も、西郷村の事例は示している。

 ◇制定阻む首長の権限

 昨年自民党に属していた議員による女性蔑視のやじで注目を浴びた都議会。国内最大の自治体議会で議員待遇もいいが、政策条例に積極的とは言い難い。

 平成に入り制定した一つ目は、10万人が犠牲となった東京大空襲の3月10日を「東京都平和の日」とする条例(1990年7月)。

 二つ目は、西郷村と同じく東日本大震災が後押しした「省エネルギー推進条例」(2011年7月)だった。都民や事業者と都が協力して省エネに努めよう、という内容。民主党(当時比較第1党)と都議会生活者ネットが共同提案し、共産党が同調した。自民は「抽象的な行為規範」、公明党は「思いつきの単なるパフォーマンス」と反対した。少し前に自民党議員が1人急死しており、記名投票したところ可否同数。民主が出した議長の裁決により、紙一重の差で可決された。

 制定にかかわった民主の都議は「予算提出権は知事(首長)のみが持ち、その手を縛るような条例は作れない。自然と理念が先行してしまう」と話し、政策条例作りは難しいとする。

3529チバQ:2015/03/25(水) 21:03:24
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150325_31003.html
<岩手知事選>対達増氏 どうする自民

 岩手県知事選(8月20日告示、9月6日投開票)で、県議会会派いわて県民クラブが平野達男参院議員(60)=岩手選挙区=に立候補要請したことで、当面の焦点に自民党の対応が浮上している。3選を狙う現職の達増拓也氏(50)への対立軸を探ってきた自民党にとっても、平野氏は候補の一人。県議会では県民クラブと連携して「反達増」に回る局面が多い。平野氏を挟んだ「連携」が取り沙汰される。
 「県民クラブ側から具体的な働き掛けはまだない。自民として対応を協議する段階ではない」。自民党県連の嵯峨壱朗幹事長代理は、仮に平野氏が立候補する場合の対応に関し慎重な言い回しを繰り返す。
 県民クラブ議員と自民党は前回知事選(2011年)で元県議を擁立し、達増氏に挑んだ。昨年12月の衆院選岩手4区では県民クラブメンバーが自民党公認候補の応援マイクを握るなど、生活代表の小沢一郎氏に対抗。連携姿勢をにじませてきた経緯がある。
 平野氏支持の県議の中には「自民党が強くはない岩手では自民色が濃くなるのは得策でない」と擁立段階での自民党の関与に消極的な意見があるという。
 現時点では、県民クラブ側が平野氏の決断を促しながら自民党の出方を待つ。自民党側は民主党出身の平野氏が達増氏に挑戦するのか、じっと静観する状況だ。
 自民党県連の鈴木俊一会長(衆院岩手2区)は2月の役員会で「開かれた県政にふさわしい人を選ぶ」と語った。関係者は28日にある県連大会での議論を注視する。
 くすぶっていた平野氏擁立論が具体化し、達増氏側の動きも慌ただしくなってきた。24日には連合岩手が達増氏の推薦方針を決めた。「県民党」を掲げる達増氏が「団体には広く支援を得たい」と要請していた。
 独自候補の擁立を断念した民主党県連の高橋元・幹事長は「一つの会派が擁立の動きに出たからには、われわれも何もしないわけにはいかない。連合とも情報を共有し結論を出したい」と対応を急ぐ構えだ。


2015年03月25日水曜日

3530チバQ:2015/03/25(水) 21:05:08
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150325_31020.html
<岩手知事選>連合岩手は達増氏推薦

 岩手県知事選(8月20日告示、9月6日投開票)で、連合岩手は24日、三役会議を開き、現職で3選を目指す達増拓也氏(50)を推薦する方針を決めた。今後、連合本部に上申する。
 達増氏側から2月25日に推薦要請があり、対応を協議していた。連合岩手の豊巻浩也会長は「東日本大震災からの復旧・復興の取り組みなど、4年間の成果を総合的に判断した」と理由を述べた。
 連合岩手は過去2回の知事選でも達増氏を推薦した。

3531チバQ:2015/03/26(木) 23:09:58
http://mainichi.jp/select/news/20150327k0000m040102000c.html
公職選挙法違反:青森・平川市長選…市議15人全員有罪
毎日新聞 2015年03月26日 21時32分(最終更新 03月26日 21時48分)

 昨年1月の青森県平川市長選を巡り、市議15人(10人が辞職・失職)が逮捕された公職選挙法違反事件で、青森地裁弘前支部(森大輔裁判官)は26日、同法違反(被買収)罪に問われた市議2人に有罪判決を言い渡した。これで、逮捕・起訴された前市長=落選=と、前市長の支援者1人を含む計17人全員が1審で有罪になった。
 事件当時の市議のうち、起訴内容を一部否認する2人は既に控訴、全面否認する4人も控訴する方針。

 26日の判決で森裁判官は、全面否認する成田敏昭(71)と佐々木利正(50)の両被告にそれぞれ懲役10月、執行猶予5年、追徴金20万円(求刑・懲役1年、追徴金20万円)を言い渡した。判決によると、両被告は2013年8月10日、前市長のための選挙運動報酬として、支援者から現金20万円を受け取った。【石灘早紀】

3532チバQ:2015/03/28(土) 10:38:54
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150328_41003.html
<秋田県議選>自民空白区、前哨戦熱く

 統一地方選で行われる秋田県議選(4月3日告示、12日投開票)の潟上市選挙区(定数1)は、全14選挙区で自民党が現在、議席を持たない唯一の空白区だ。自民は元県職員鈴木雄大氏(44)を擁立し、非自民の現職の後継として出馬する無所属の元市議佐藤敏雄氏(42)と、新人同士の一騎打ちになる公算が大きい。自民の全区制覇が懸かるだけに、前哨戦は日増しに熱を帯びる。

 「議席がないのは潟上だけ。応援をよろしくお願いします」。22日、同市天王で行われた鈴木氏の集会。自民県連会長の金田勝年衆院議員が力を込めた。悲願の議席奪取へ、党を挙げて後押しする。県選出の参院議員2人も駆け付け、詰め掛けた約400人の支持者と共に気勢を上げた。
 鈴木氏は、自民党が国政、県政ともに与党であることを強調。「潟上が成長するための政策を実現していくには、自民党の力が必要だ」と意気込んだ。
 対する佐藤氏も一歩も引かない。第二会派「新みらい」所属で、引退を決めた児玉祥子氏から後継指名を受けた。石川光男潟上市長も、市議を辞して転身を図る佐藤氏の支持に回る。市町村長は通常、県政与党の候補者を支持することが多いが、石川市長は自らの後援会を挙げて協力する構えで、全ての集会でマイクを握って応援の前面に立つ。
 佐藤氏は政党に推薦を求めず、幅広い支持を集めたい考えだ。「自民に対する敵対心はない」としつつも、「無所属の市民党として、潟上の思いを県政に伝えたい」と静かに闘志を燃やす。
 区割り変更で1人区になって以降、無所属の児玉氏が07年は自民候補と一騎打ちで、前回は無投票で議席を獲得した。県議会(定数45、今回から43)で26議席と圧倒的な勢力を誇る自民が、さらに盤石の態勢を築くのかに注目が集まる。


2015年03月28日土曜日

3533チバQ:2015/03/29(日) 11:42:52
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150329ddlk02010087000c.html
選挙:県議選 生活の党県連、重点候補3人を支援  /青森
毎日新聞 2015年03月29日 地方版

 生活の党県連は28日、4月12日投開票の県議選で、ともに無所属新人の塚本悦子氏(五所川原市)と北谷正則氏(北津軽郡)、民主党公認の新人、藤森友子氏(むつ市)の3人を「重点候補」として支援することを決めた。

 青森市内で同日あった拡大役員会後の記者会見で同党県連の平山幸司代表が明らかにした。候補者の擁立や推薦、支持はしないが、協力要請のあった3人は県連幹部が街頭で支持を呼びかけたり、後援会の活動を支援したりするという。

 3人のほかにも、無所属と民主の候補者を複数人を支援する予定だが、候補者の意向で非公表とする。平山代表は県議選で10人以上の支援候補者の当選目標を掲げ、「非自民の地域に根ざした候補者を支援し、一人でも多く当選させるため全力を尽くしたい。国政選挙に向かっても連動したい」と述べた。【石灘早紀】

3534チバQ:2015/03/29(日) 12:08:17
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150329_21027.html
三沢市長選は自主投票 自民青森県連

 任期満了に伴う三沢市長選(5月31日告示、6月7日投開票)をめぐり、現職と新人から出された推薦願の扱いを検討していた自民党青森県連は28日、双方とも推薦せず、自主投票とすることを決めた。保守分裂選挙となる見通し。
 党三沢市支部は昨年12月、3選を目指す種市一正市長(73)と前市長の長男鈴木重正市議(46)から推薦願を受け、2月の党員投票を経て鈴木氏推薦を党県2区支部(支部長・江渡聡徳衆院議員)に申請。2区支部は結論を出さないまま県連に判断を委ねた。
 対応を一任された大島理森県連会長は、推薦を見送った理由について(1)党員投票で決めるという協議を2区支部内でもっとすべきだった(2)党員歴を考慮せず、一様に投票権を与えた(3)党支持者にも広く意見を聞くべきだった-を挙げた。
 大島会長は「総裁選の場合は継続して2年間、党員でなければ投票できない。市長選の公認・推薦で党員投票のルールがなく、今後の課題として考えていきたい」と述べる一方、「分裂選挙ではないと思っている。しこりが残らないように市支部にお願いした」と強調した。小比類巻正規市支部長は「最良の方法と思い党員投票で決めた。支部の決定が支持されず残念だが、県連に時間をかけて検討してもらい感謝している」と話した。


2015年03月29日日曜日
関連ページ:青森政治・行政

3535チバQ:2015/03/30(月) 18:27:28
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150323ddlk02010106000c.html
15年県議選:選挙区の構図/1 青森、5党が公認候補擁立 東津軽、西津軽は無投票か /青森
毎日新聞 2015年03月23日 地方版

 2015年の統一地方選のトップを切って行われる県議選(4月12日投開票)の告示が4月3日に迫った。定数48に対し現職、元職、新人の計65人が既に立候補を表明。現行定数となった07年以降で最少の少数激戦となる見通しだ。16選挙区のうち、黒石市、つがる市、東津軽郡、西津軽郡、南津軽郡の計5の1人区が無投票の可能性がある。勢力拡大を狙う最大会派の自民党に対し、民主党など非自民勢力がどこまで対抗できるかが焦点となる。各選挙区で予想される顔ぶれや情勢を追った。

 【青森市】(定数10=青森市)

 県都の定数10は16選挙区で最大。現職10人に加え、元職と新人各1人の計12人が出馬を表明している。現行の区割りとなった07年以降で最も少ない候補者数だが、県内最多の5党が公認を擁立。自民が現有5議席を維持するのか、社民県連代表の新人か、連合青森推薦の元職が割り込むのか、激しい対決が予想される。

 自民現職は、いずれも広い支持基盤を持ち、5選を目指す森内之保留氏と、前回トップ当選の高橋修一氏が安定した地盤固めを進める。前回返り咲きの山谷清文氏、現職最年少の花田栄介氏、昨年自民会派入りした奈良岡央氏も再選に向けて着々と準備を進める。

 民主は、現職の渋谷哲一氏が3選を狙う。県都唯一の議席死守が最重要課題で、党勢回復に向けた戦いに臨む。公明は、強固な組織票を背景に、県本部代表の伊吹信一氏が4選をうかがう。共産は、ベテランの諏訪益一氏が反自民の受け皿として浸透を図る。社民は県連代表の三上武志氏が県議選に初挑戦。党勢回復に加え、前回失った1議席の奪還に向けた戦いに挑む。

 無所属では、旧浪岡町長の現職、古村一雄氏と、県議会青和会所属の関良氏が再選を目指す。前回次点だった東北電力労組出身の元職、一戸富美雄氏は連合青森の推薦を受けて返り咲きを期す。

 【東津軽郡】(定数1=外ケ浜町、今別町、蓬田町、平内町)

 自民現職で、県連幹事長の神山久志氏が盤石の支持基盤で8選を視野に入れる。前回と前々回は無投票当選で、今回も他に擁立の動きはなく、無投票の公算が大きい。

 【西津軽郡】(定数1=鰺ケ沢町、深浦町)

 自民県連総務会長の現職、工藤兼光氏が4選を狙い、着々と準備を進める。他に対抗馬擁立の動きはなく、前回、前々回に続き3回連続で無投票の可能性が高まっている。=つづく

==============
◇各選挙区の立候補予定者
【青森市】(定数10)

森内之保留 50 自現(4)

山谷清文 57 自現(2)

高橋修一 44 自現(2)

奈良岡央 58 自現(1)

花田栄介 33 自現(1)

渋谷哲一 53 民現(2)

伊吹信一 54 公現(3)

諏訪益一 70 共現(5)

三上武志 63 社新

古村一雄 70 無現(2)

関良 56 無現(1)

一戸富美雄 58 無元(1)

【東津軽郡】(定数1)

神山久志 67 自現(7)

【西津軽郡】(定数1)

工藤兼光 71 自現(3)

3536チバQ:2015/03/30(月) 18:27:50
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150324ddlk02010084000c.html
15年県議選:選挙区の構図/2 弘前、6現職に3新人挑む 黒石は無投票が濃厚 /青森
毎日新聞 2015年03月24日 地方版

 【弘前市】(定数6=弘前市、西目屋村)

 定数6に対し、現職6人、新人3人の計9人が出馬を表明する混戦模様となっている。それぞれ手堅い地盤を持つ現職に、元市町議など政党や後援会組織の強力な支援を受ける有力な新人が挑む構図。票の動きが読みづらい情勢で、各陣営とも早くから臨戦体制に入っている。

 自民は、県連副会長の西谷洌氏をはじめ、4選を目指す岡元行人氏、再選を狙う斉藤爾氏の現職3人が支持固めに躍起となっている。さらに地元選出の木村太郎衆院議員の秘書を務めた元市議、谷川政人氏が新人ながら党公認を得て出馬し、激しい戦いが予想される。

 民主は、元藤崎町議の新人、鶴賀谷貴氏を公認で擁立。弘前市を地盤とする党県連幹事長の山内崇氏の支援を受け、非自民票の受け皿として浸透を図る。津軽地域で一定の支持基盤を持つ共産は、現職の安藤晴美氏が議席死守や票の上積みを目指す。

 無所属では、元市長で前回トップ当選を果たした現職、相馬〓一氏が盤石の体制で8選を目指すほか、県議会青和会代表で連合青森の推薦を受ける川村悟氏も3選に向け、年明け早々から活動を本格化させている。無所属の新人では、元市議の菊池勲氏が出馬を表明。いち早く支持者回りに奔走し、無党派層を取り込んで初の議席獲得を狙う。

 【黒石市】(定数1=黒石市)

 昨年6月の補選で初当選した自民現職、鳴海恵一郎氏以外に出馬の動きはなく、補選に続き無投票が濃厚となっている。昨年、県議を辞職して黒石市長になった高樋憲氏から後継指名され、協力体制を築いている。

=つづく

==============

各選挙区の立候補予定者

【弘前市】(定数6)

西谷洌 70 自現(5)

岡元行人 50 自現(3)

斉藤爾 44 自現(1)

谷川政人 45 自新

鶴賀谷貴 52 民新

安藤晴美 63 共現(2)

相馬〓一 78 無現(7)

川村悟 67 無現(2)

菊池勲 33 無新

【黒石市】(定数1)

鳴海恵一郎 42 自現(1)

3537チバQ:2015/03/30(月) 18:28:06
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150326ddlk02010381000c.html
15年県議選:選挙区の構図/3 八戸、自民と民主が勢力二分 無風一転、三沢は一騎打ちか /青森
毎日新聞 2015年03月26日 地方版

 【八戸市】(定数8=八戸市)

 国政選挙レベルでも「八戸戦争」といわれる自民と民主が勢力を二分する戦いを繰り広げてきた選挙区。自民の滝沢求氏の参院転身に伴い欠員1となり、現有議席は自民3、民主3と伯仲している。定数8に対し、現職6人と新人3人の計9人が出馬する少数激戦の構図が固まり、当落線上でしのぎを削る争いが予想される。

 前回は4議席を獲得した自民。現職の清水悦郎氏、熊谷雄一氏、藤川友信氏の3人が再選を目指す。滝沢氏の後継は、滝沢氏の公設秘書を務めた新人の大崎光明氏で、党勢拡大に向けて前回の4議席確保をうかがう。

 一方、前回1議席を減らした民主。前回1万票以上を獲得したベテランの中村寿文氏が引退するため、中村氏の支持票の行方が注目される。現職では、県連代表の田名部定男氏と、4選を目指す山田知氏に加え、新人の市議、田中満氏を公認候補として擁立。現有勢力の維持が至上命令となっている。

 公明は安定した組織力を生かし、党県本部幹事長の現職、畠山敬一氏の議席確保に全力を挙げる。共産は、市議の新人、松田勝氏を擁立。昨年12月の衆院選で大幅に票を上積みした勢いに乗って、初の議席獲得を目指す。このほか、無所属での出馬を予定していた山内卓氏が支持者の反対などを受け、急きょ出馬を取りやめた。

 【三沢市】(定数1=三沢市)

 自民現職で3選を目指す小桧山吉紀氏が前回に続き無投票当選するとの見方が強かったが、今月下旬になって元市議の藤田光彦氏が急きょ「無投票が続くのは三沢の汚点」と出馬を表明。一転して一騎打ちの見通しが強まった。

 小桧山氏は市長選(6月7日投開票)に出馬する現職の種市一正氏を支援すると表明し、連動した活動を展開。藤田氏は2007年に続く2回目の挑戦で、民主が公認する方向だ。=つづく

==============

 ◇各選挙区の立候補予定者
【八戸市】(定数8)

清水悦郎 65 自現(4)

熊谷雄一 52 自現(3)

藤川友信 66 自現(1)

大崎光明 47 自新

田名部定男 68 民現(5)

山田知 45 民現(3)

田中満 46 民新

畠山敬一 59 公現(2)

松田勝 67 共新

【三沢市】(定数1)

小桧山吉紀 64 自現(2)

藤田光彦 61 (民)新

 ※藤田氏は民主が公認予定

3538チバQ:2015/03/30(月) 18:28:23
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150328ddlk02010090000c.html
15年県議選:選挙区の構図/4 五所川原、現元新5人が激戦 平川、北津軽は三つどもえに /青森
毎日新聞 2015年03月28日 地方版

 【五所川原市】(定数3=五所川原市、中泊町)

 現職3人に、元職1人と新人1人が挑み、定数3に計5人が出馬表明する激戦区。

 現職では、自民県連筆頭副会長で8選を目指す成田一憲氏と、五所川原市を地盤に平山誠敏市長と関係が深い寺田達也氏が、それぞれ自民の支持層を固めて再選を狙う。

 前回次点に終わった民主県連副代表の元職、今博氏は早くから地元回りに注力し、党勢回復の足がかりにしたい考え。

 前回トップ当選を果たした櫛引ユキ子氏は、保守系無所属の立場で幅広い層へ浸透を図る。無所属新人で元中泊町議の塚本悦子氏も名乗りを上げ、組織に頼らず無党派層を中心に支持拡大を目指す。

 【平川市】(定数2=平川市、大鰐町)

 長尾忠行・平川市長が2013年12月に市長選出馬で県議を辞職し現在は欠員1。自民現職で再選を目指す工藤義春氏と、ともに無所属新人で元大鰐町議の山口多喜二氏、元平川市議の斎藤正明氏が出馬予定で、2議席を争う三つどもえの激戦を繰り広げそうだ。

 【北津軽郡】(定数1=板柳町、鶴田町)

 昨年9月の補選で初当選した元大相撲力士の自民現職、斉藤直飛人氏に、相川正光・鶴田町長の妻の相川順子氏と、元鶴田町議の北谷正則氏の2新人が挑む構図で混戦が予想される。

 再選を狙う斉藤氏は地元・板柳町で地盤固めを進め、鶴田町での浸透が鍵となる。一方の新人2人はともに鶴田町が地盤。相川氏は補選で接戦を演じた勢いの再現を狙い、北谷氏は地元町議らの支援を受け、それぞれ票の取り込みに躍起だ。

 【南津軽郡】(定数1=藤崎町、田舎館村)

 県議会議長の阿部広悦氏が地元・藤崎町を中心に盤石の支持基盤で6選をうかがう。前回に続き、田舎館村議の鈴木和久氏も出馬を検討していたが、今回は見送り、無投票の公算が大きくなった。=つづく

==============

 ◇各選挙区の立候補予定者
 【五所川原市】(定数3)

成田一憲 76 自現(7)

寺田達也 52 自現(1)

今博 63 民元(2)

櫛引ユキ子 61 無現(2)

塚本悦子 70 無新

 【平川市】(定数2)

工藤義春 65 自現(1)

山口多喜二 65 無新

斎藤正明 43 無新

 【北津軽郡】(定数1)

斉藤直飛人 39 自現(1)

北谷正則 66 無新

相川順子 57 無新

 【南津軽郡】(定数1)

阿部広悦 67 自現(5)

3539チバQ:2015/03/30(月) 18:28:38
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150329ddlk02010077000c.html
15年県議選:選挙区の構図/5 十和田、三つどもえの戦い むつ、自民公認3人で混戦 /青森
毎日新聞 2015年03月29日 地方版

 【十和田市】(定数2=十和田市)

 7選を目指す田中順造氏と、4選を狙う丸井裕氏の自民現職の2人に、元衆院議員で無所属新人の中野渡詔子氏が挑む三つどもえの戦いとなりそうだ。当初は無投票の可能性もあったが、中野渡氏が2月に急きょ参戦を決めた。

 自民現職の2氏は議席死守が絶対の使命。それぞれ強固な支持基盤を誇るが、警戒感を強めて組織の引き締めに力を注ぐ。中野渡氏は昨年12月の衆院選で青森2区から維新の党公認で出馬・落選したが、初挑戦となる県議選には無所属で出馬。元国会議員としての知名度を生かし、無党派層の取り込みを図る。

 【むつ市】(定数3=むつ市、大間町、東通村、風間浦村、佐井村)

 定数3に対し、自民現職3人と、新人2人が出馬を表明。自民が3議席独占を維持できるかが焦点だが、前回1人だった自民公認が3人に増えたことで混戦も予想される。

 自民は、現職で県議会副議長の越前陽悦氏、ともに再選を目指す横浜力、菊池憲太郎の両氏の3人全員を公認。前回公認は横浜氏だけで、越前氏は推薦、菊池氏は民主推薦だった。前回との情勢の変化が得票にどう影響するかが注目される。

 新人は、連合青森下北地域協議会議長の藤森友子氏が民主公認で出馬し、連合青森の推薦を受ける。無所属新人で元五戸町議の大久保利夫氏は、原子力施設が集中する下北半島の選挙区で反核燃を掲げる。=つづく

==============

 ◇各選挙区の立候補予定者
 【十和田市】(定数2)

田中順造 65 自現(6)

丸井裕 58 自現(3)

中野渡詔子 44 無新

 【むつ市】(定数3)

越前陽悦 69 自現(4)

横浜力 62 自現(1)

菊池憲太郎 46 自現(1)

藤森友子 61 民新

大久保利夫 71 無新

3540チバQ:2015/03/30(月) 18:28:56
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150330ddlk02010219000c.html
15年県議選:選挙区の構図/6止 三戸、「五戸」対決が焦点 上北、現新の少数激戦 /青森
毎日新聞 2015年03月30日 地方版

 【三戸郡】(定数3=三戸町、五戸町、田子町、南部町、階上町、新郷村)

 定数3に対し、現職は民主2、自民1と、県内で唯一民主が自民を上回る選挙区。現職3人に加え、自民の推薦を受ける無所属新人の対馬孝将氏が名乗りを上げ、計4人の少数激戦となる見通し。五戸町を地盤とする民主現職と自民系新人の「五戸対決」も焦点となる。

 自民は前回、前々回とトップ当選の現職、夏堀浩一氏が3選を狙う。民主は6選を目指す北紀一氏と、4選を狙う松尾和彦氏の現職2人が出馬する。夏堀氏は南部町、松尾氏は三戸町を地盤にそれぞれ支持を固める。一方、ベテラン北氏と、若さをアピールする対馬氏はともに五戸町が地元で、議席争いが熱を帯びそうだ。

 【上北郡】(定数4=野辺地町、七戸町、六戸町、横浜町、東北町、おいらせ町、六ケ所村)

 定数4に、現職4人と新人1人が出馬予定で、少数激戦となる見通し。3議席を有する自民が議席を保持できるかが焦点となる。

 自民は、前回トップ当選の現職、工藤慎康氏が地元・七戸町の支持層を固め、3選をうかがう。ともに東北町を地盤とする蛯沢正勝氏と沼尾啓一氏は、前回は党推薦で出馬したが、今回は公認で再選を期す。

 民主は前回次点に終わった元野辺地町議で新人の木明和人氏が再び公認で出馬し、非自民や無党派層への浸透を図る。

 無所属では、県議会公明・健政会所属の吉田絹恵氏が地元・おいらせ町の支持を固めて再選を狙う。

 【つがる市】(定数1=つがる市)

 自民現職の三橋一三氏以外に出馬の動きはなく、前回に続いて無投票の公算が大きい。福島弘芳・つがる市長と良好な協力関係を築いており、強固な支持基盤で4選を目指す。=おわり(この連載は森健太郎、宮城裕也が担当しました)

==============

 ◇各選挙区の立候補予定者
 【三戸郡】(定数3)

夏堀浩一 61 自現(2)

北紀一 73 民現(5)

松尾和彦 51 民現(3)

対馬孝将 36 無新

 【上北郡】(定数4)

工藤慎康 45 自現(2)

蛯沢正勝 67 自現(1)

沼尾啓一 67 自現(1)

木明和人 49 民新

吉田絹恵 68 無現(1)

 【つがる市】(定数1)

三橋一三 47 自現(3)

3541チバQ:2015/03/30(月) 23:36:21
チバQ 勝手に注目区

=青森=
■三沢市長選
種市一正 市長
鈴木重正 前市長の長男

■十和田市(定数2)
田中順造 65 自現(6)
丸井裕 58 自現(3)
中野渡詔子 44 無新

■平川市(定数2=平川市、大鰐町)

自民現職で再選を目指す工藤義春氏
無所属新人で元大鰐町議の山口多喜二氏
元平川市議の斎藤正明氏

■三戸郡区(定数3)
北紀一   (69)    民現4
松尾和彦  (47)    民現2
夏堀浩一  (57)    自現1
沢田恵   (53)    自新


■上北郡区(定数4)
木明和人  (45)    民新
工藤慎康  (40)    自現1
蛯沢正勝  (63)    無新
工藤章   (58)    無新
沼尾啓一  (62)    無新
山田昭二  (58)    無新
吉田絹恵  (64)    無新


=秋田=
【潟上市】
鈴木雄大44自新天王
佐藤敏雄42無新天王

【大館市】
鈴木洋一70自現(6)花岡町
佐藤賢一郎67自現(2)比内町大葛
虻川信一69民現(1)櫃崎
石田寛68社元(5)下代野

=山形=
東根市区(定数2―予定3)
野川政文 60 県議 自現
青柳信雄 70 県議 自現
青柳安展 68 元東根市議 無元

3542名無しさん:2015/03/31(火) 20:09:04
http://www.yomiuri.co.jp/local/fukushima/news/20150330-OYTNT50257.html
矢祭町議「日当制」 当面存続へ
2015年03月31日
住基ネットのシステム画面を表示させる職員(30日、矢祭町役場で)
住基ネットのシステム画面を表示させる職員(30日、矢祭町役場で)

 町議の報酬を一般的な月額ではなく日払いの「日当制」にしている矢祭町議会で、制度の存廃を議論する特別委員会が30日、開催された。「議員活動に支障が出ている」と廃止を主張する町議に対し、存続派は「制度を了解して議員になったはず」と譲らず、議論は打ち切りに。制度は当面、存続される見通しになった。

 議員の報酬は月額制の自治体が多いが、同町は2008年度、歳出削減などを目的に日当制を始めた。それまでは月額20万8000円だったが、原則年4回開会の本会議や各委員会の開催日などに限って1日3万円を支給する方法に変更し、ボーナスにあたる期末手当も廃止した。日当制の導入で、全議員の報酬総額は導入前の約3470万円から13年度は1320万円まで削減されたという。

 日当制の是非を検討する特別委員会は今春、町議の発議で設置された。廃止を求める町議は「活動が制限され、議員としての調査、研究に支障を来している」「町議会の委員会も機能的に動けていない」などと主張した。

 存続派の町議は「制度を了解したうえで当選してきたはず。この時期に、なぜこういう動きが出てきたのか納得できない」と強く反発。2回目の開催となった30日の特別委でも議論は平行線で、鈴木敏男特別委員長が両論併記で町議会議長に報告し、特別委での検討を打ち切ることを提案し、賛成多数で可決された。

 終了後、鈴木委員長は「こんな何も決まらない委員会をまた開いて、3万円もらうのかと町民に言われかねないので打ち切った」と自嘲気味に語った。

◆住基ネットようやく接続…カード交付せず

 住民基本台帳ネットワーク(住基ネット)に全国で唯一、接続していなかった矢祭町が30日、接続した。2002年の稼働以来初めて、全国の自治体の接続が実現した。

 町役場では同日午前9時過ぎ、専用のパソコンを職員が操作し、住基ネットに接続した。今後、町民から要望があれば国民に割り振られた11桁の番号(住民票コード)を伝えるというが、「個人情報の漏えいの可能性がある」として住基カードの交付はしないという。

 町は個人情報漏えいの可能性を理由に稼働時から接続を拒否していた。来年1月に運用が始まる予定の「共通番号(マイナンバー)制度」は、住基ネットとの接続が前提で行政の仕組みから拒めないため、今回の接続を決めたという。

 古張允まこと町長は「マイナンバー制への移行に合わせて仕方なく接続した。住基ネットの情報漏えいの危険は消えていない」と話した。

2015年03月31日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

3543チバQ:2015/03/31(火) 21:54:09
福島
http://www.asahi.com/articles/CMTW1503310700003.html
宗方県議、会派会長辞任 政活費問題
2015年3月31日17時43分
●43万円 議会に修正届

 宗方保県議(67)による政務活動費(政活費)の不適正支出問題で、宗方氏は30日、所属する会派「民主・県民連合」の会長を引責辞任した。2013年度に支出した事務所費など計約43万6千円を県に返還するため、会派は収支報告書の修正を議会に届け出た。

 県議会によると、収支確…

3544チバQ:2015/03/31(火) 22:15:06
チバQ 勝手に注目区 訂正版

=青森=
■平川市(定数2)  保守分裂
工藤義春 65 自現(1)
山口多喜二 65 無新
斎藤正明 43 無新

■北津軽郡(定数1)  保守分裂
斉藤直飛人 39 自現(1)  板柳町
北谷正則 66 無新    鶴田町
相川順子 57 無新    鶴田町

■十和田市(定数2) 中野渡詔子出馬
田中順造 65 自現(6)
丸井裕 58 自現(3)
中野渡詔子 44 無新

■三戸郡区(定数3) 自自民民
北紀一   (69)    民現4
松尾和彦  (47)    民現2
夏堀浩一  (57)    自現1
沢田恵   (53)    自新

■上北郡区(定数4)  保守分裂しまくり
木明和人  (45)    民新
工藤慎康  (40)    自現1
蛯沢正勝  (63)    無新
工藤章   (58)    無新
沼尾啓一  (62)    無新
山田昭二  (58)    無新
吉田絹恵  (64)    無新


=秋田=

■秋田市
11年落選の石川錬治郎(元秋田市長)

■大館市 自自民社 定数3
鈴木洋一70自現(6)花岡町
佐藤賢一郎67自現(2)比内町大葛
虻川信一69民現(1)櫃崎
石田寛68社元(5)下代野

■由利本荘市 定数1減で定数3 現職1人が必ず落ちる
佐藤健一郎63自現(6)矢島町七日町
小田美恵子68自現(4)川口
加藤鉱一66自現(2)岩城亀田大町
三浦英一59無現(3)出戸町

■潟上市 唯一の非自民区 定数1
鈴木雄大44自新天王
佐藤敏雄42無新天王

=山形=
東根市区(定数2―予定3)
野川政文 60 県議 自現
青柳信雄 70 県議 自現
青柳安展 68 元東根市議 無元

3545チバQ:2015/04/05(日) 11:25:26
http://www.minpo.jp/news/detail/2015040521969
先崎県議が交通費重複受給 「事務的ミス」 政活費返還へ
 田村市・田村郡選出の先崎温容県議(41)=自民、1期=が平成25年度の政務活動費の中で、県外視察の交通費の一部を誤って重複して県に申請し、4万8240円を過分に受給していたことが4日、分かった。先崎氏は所属会派・自民党、県議会を通じて県に全額を返還する。
 先崎氏によると、25年12月に三重県伊勢市を視察した。新幹線代4万8240円をクレジットで支払い、同月中に県に領収書を提出した。しかし、クレジットの明細書が届いた翌月にも再度、全く同じ内容の支払い証明書を提出してしまったという。
 先崎氏は福島民報社の取材に「事務的な確認ミスだった」とした上で、「県民に深くおわびしたい。二度と繰り返さないよう確認を徹底する」と話した。

( 2015/04/05 08:40 カテゴリー:主要 )

3546チバQ:2015/04/06(月) 20:37:26
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201504/20150406_71023.html
<統一選>3知事、県議選へのスタンスに濃淡


県議選に対する3県知事の関わり具合には濃淡がにじみ出ている。(右から)三村、佐竹、吉村各知事
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 12日投開票される青森、秋田、山形の3県議選で、各県知事のスタンスの違いがにじみ出る。関わり具合の濃淡は自身の選挙や県議会との距離感、政治信条など、さまざまな要素がはらむ。順風な県政運営をにらみ、選挙戦にどう向き合うのか。

<告示後も積極的>
 「12年前、自分自身の厳しい戦いがあり、あの日から県政をよくしたいとの思いで共に歩んできた。ぜひ勝利していただきたい」
 青森市で3月29日にあった公明党現職の事務所開きで、マイクを握った三村申吾青森県知事は、有らん限りのほめ言葉をあいさつの中にちりばめた。
 約2カ月後に迫る知事選(5月21日告示、6月7日投開票)で、自民党県連と公明党本部から推薦を受けた三村氏にとって、県議選は恩を返す場にも自身の選挙の前哨戦にもなる。
 年明け早々、両党現職らの決起集会や事務所開きなどに出席。告示後も「推薦を頂いており、公務のない時などに激励のため事務所にうかがわせていただく」と積極姿勢を隠さない。

<必要に迫られず>
 2013年3月に無投票で再選され、任期の折り返しを迎えたばかりの佐竹敬久秋田県知事は目立った動きを見せていない。知事を支持する自民党は過半数を上回る26議席を握り、今回はさらなる上積みを狙う。
 佐竹氏は1日の記者会見で「自分の後援会には社民の人も民主の人もいる。あっちに行って、こっちに行かないとはいかない。期間中は静かにしています」と笑みを浮かべた。
 県幹部の一人は「議会とは一定の間合いを取るのが秋田県庁の伝統。特に選挙への介入は戒めるべきだという不文律がある」と解説する。静観の背景には恩を売る必要に迫られず、県庁出身で庁内事情の酸いも甘いも知る佐竹氏ならではの空気感がありそうだ。

<現職の会合出席>
 吉村美栄子山形県知事は昨秋から民主、社民両党系の現職が開く県政報告会や総決起大会に出席。「吉村県政に欠かせない」と支援を表明している。両党は吉村氏を09年の初当選時から支える県政与党だ。
 それと並行し無投票だった13年の再選時、「支援する県議有志の会」に名を連ねた自民党現職の一部も激励して回り与野党双方への配慮をうかがわせる。国政選挙については「義と恩を大切にする」と語り、選挙の借りは選挙で返している吉村氏。記者会見では前哨戦や告示後の支援に関する発言を避けるが、信念は貫かれているように見える。


2015年04月06日月曜日
関連ページ:広域政治・行政統一選

3547チバQ:2015/04/06(月) 20:38:04
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201504/20150406_41022.html
<統一選>秋田掲示板「余白広すぎ」


余白が広い県議選ポスター掲示板
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 3日告示の秋田県議選(12日投開票)で、16人が立候補した秋田市選挙区(定数12)のポスター掲示板が「余白が広すぎる」と話題になっている。
 掲示板全体の大きさは縦2.2メートル、横7.7メートル。21区画ある県議選用のスペースは二回りほど小さい。19日告示、26日投開票の市議選(定数39)でも利用するため64区画を確保した結果、その差の分が目立ってしまった。
 設置した秋田市選管によると、市議選用の板の上に同じ大きさの県議選用を張った二重構造。県議選用の板を外せば、すぐに市議選で使えるので、撤去と設置の負担が軽くなるメリットがあるという。
 この方法は2007年の統一地方選から採用されているが、転勤族ら事情を知らない人も少なくない。「あのスペースは何か」と、違った角度から選挙への関心を高めている。


2015年04月06日月曜日
関連ページ:秋田政治・行政統一選

3548チバQ:2015/04/07(火) 21:06:32
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1157/20150407_01.html
<統一選>維新 秋田動かず、青森動けず


秋田県議選で、自民候補の応援演説に駆け付けた維新の村岡衆院議員=5日、由利本荘市
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 3日告示された青森、秋田、山形の3県議選(12日投開票)で、維新の党は公認候補を擁立せず「不戦敗」となった。青森と秋田には衆院比例東北の議員が1人ずついて、次の国政選挙をにらみ維新の県議を誕生させる絶好の機会だったが、それぞれ、動かない、動けない事情があった。
 「地域を良くしたいという思いは、党派が違っても変わらない」
 定数1減で4現職が3議席を争う秋田県議選の由利本荘市選挙区。自民現職の一人は5日、街頭演説でそう強調した。隣に立つのは維新の村岡敏英衆院議員。この日は「衆院選の恩返し」として、自民2人、無所属1人の応援に回った。
 村岡氏は衆院秋田3区で自民の御法川信英氏と4度議席を争った。2012年12月と昨年の2回は比例東北で復活したものの、小選挙区では未勝利。雪辱を果たすため、衆院議員として迎える初の県議選で、維新県議の擁立に動くのが自然だが、そうはしなかった。
 地元では、こんな見立てがある。
 村岡氏が由利本荘市、御法川氏は大仙市と地盤にすみ分けがあり、3区で農業や建設などの組織票は政党より個人について回る。あえて維新から新人を立てれば、自民現職との関係が崩れかねない。無所属現職に公認を迫れば、踏み絵を踏ませることになる。「村岡派」であれば、維新でなくても構わない-。
 村岡氏は候補者擁立を見送った理由を「衆院選が終わったばかりで時間が足りなかった」と説明。3区外の自民県議は皮肉交じりに「国政選挙で県議は国会議員の分身として動く。党の看板を背負った候補を立てるのが常道だ」と話す。
 同じく維新候補がゼロとなった青森は様相が異なる。昨年の衆院選青森1区で落選し、比例東北で当選した升田世喜男氏の陣営は運動員の選挙違反事件が摘発され、統一選では鳴りを潜めざるを得なくなった。
 青森県内では昨年10月、民主党県連の呼び掛けで維新、社民各党県組織と連合青森の4者が統一選での連携に向けた調整を開始。急転直下の衆院選での協力に結実し、議席獲得を後押しした。升田氏自身も衆院選直後には「この枠組みを一過性のものにしてはいけない」と述べ、4者連携を念頭に統一選での地盤固めに意欲を燃やしていた。
 その後、状況は一変した。升田氏支持者の一人はこう語る。「もう、それどころではない。今後、議員でいられるのか心配で、これまで支えてきた人は意気消沈している」


2015年04月07日火曜日

3549チバQ:2015/04/07(火) 21:08:02
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150408k0000m040061000c.html
宮城・大衡村村長:村長選不出馬の考え セクハラ行為否定
毎日新聞 2015年04月07日 20時17分

 セクハラ問題で女性職員から提訴され、辞職を申し出た宮城県大衡(おおひら)村の跡部(あとべ)昌洋村長(66)は7日、村内で記者会見し、村長選(21日告示、26日投開票)には、体調不良を理由に出馬しない意向を明らかにした。セクハラ行為については「全くない」と否定した。跡部村長は8日付で辞職する。

 跡部村長は議会を解散した先月17日を最後に登庁せず、約3週間ぶりに公の場に姿を現した。会見の冒頭で「村民や関係者の皆様におわび申し上げる」と村政の混乱を謝罪。議会解散した上での辞職申し出について、「2回も選挙をすると村民に迷惑がかかるので、同時選挙がいいと考えた」と説明した。

 跡部氏の弁護団は職員の提訴について、請求棄却を求めて全面的に争う姿勢を示し、名誉毀損(きそん)で近く反訴する意向を明らかにした。【近藤綾加、渡辺豊】

3550チバQ:2015/04/08(水) 21:43:44
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1157/20150406_03.html
<統一選焦点区>(上)山形・最上 自民岸氏の長男出馬


自民現職2人に参院議員の長男らが割って入った山形県議選最上郡選挙区は激戦となっている
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 参院予算委員長を務める自民党の重鎮岸宏一氏(74)が、なりふり構わず党公認2候補に割って入った長男の応援に駆けずり回る。
 「宏一を応援する気でせがれを当選させてほしい。政治人生50年の総決算との思いがしている」
 告示された3日も、地元金山町であった出陣式で頭を下げた。

◇山形
 【最 上】(2―4)
高桑 順一 69 元高校教諭  無新(共支)
伊藤 重成 59 漁協理事   自現(4)
小松 伸也 52 党県副幹事長 自現(1)
岸 倫一郎 40 元参議員秘書 無新 

<公認申請は却下>
 岸家は金山杉で知られる山林を持つ一門。親族らに続き、宏一氏も7期27年町長の座にあった。
 「岸さんの家が役場の前にあるのではなく、役場が岸さんの家の前にある」。倫一郎氏は、そう言われる町役場前で第一声を上げ「若さを武器に最上を元気にしたい」と訴えた。
 1年半前に父親の公設秘書となった倫一郎氏が出馬を決めたのは年明け。現職2人を公認済みだった党県連に対し、あえて公認申請したが退けられた。
 3月末にあった決起大会には、吉村美栄子知事、高橋和雄元知事も姿を見せた。宏一氏は時に党の決定、方針に背き、各種選挙で独自の動きをしてきた。2人の支援も政治歴を物語る。
 「党に迷惑はかけるが息子が決意した以上応援したい。親子の情やみ難しだ」
 岸親子に対し、党県連は怒りを隠さない。3月に開かれた現職の県政報告会で県連幹部は「党規違反であり許せない。勝ったら自民入りするようなことが言われているが、そんなに甘くない」と踏み込んだ。

<すみ分けが一変>
 5日には中谷元防衛相が現職2人の演説会に駆け付けた。県議選で大臣が応援に入るのは極めて異例の対応といえる。
 現職のうち、とりわけ危機感を抱くのが金山町と接する真室川町を地盤とし、再選を狙う小松伸也氏だ。郡南部の舟形町を拠点に5選を目指す伊藤重成氏とは、暗黙のうちにすみ分けができていただけに、思惑は一変した。
 前回、無投票で初当選した小松氏は「この試練を乗り越えなければ自らの成長はない」と前を向く。
 選挙区のもう一つの焦点には、県が建設を進める最上小国川ダムへの有権者の反応が浮上した。
 あくまで建設反対を唱える高桑順一氏が3月に入って出馬を表明、共産党の支持を受ける。「聞く耳を持たない県の態度は許せない。県政を変える」と訴えを一点に絞る。
 地元小国川漁協は昨年9月、長年の懸案だったダム問題で建設を容認した。「ダムと漁業を両立させていく責任がある」。漁協理事でもある伊藤氏は、県とともに計画する地域振興策の周知を図る。


2015年04月06日月曜日

3551チバQ:2015/04/08(水) 21:44:01
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1157/20150407_02.html
<統一選焦点区>(中)弘前/攻めの自民 三沢/市長選で内紛


激戦となっている弘前市選挙区。有権者の関心も高まりつつある
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<共倒れの懸念も>
 「県議会には、どっしり構える人が必要だ。何としても県政の壇上に送ることを切にお願いする」
 弘前市内で4日朝、西谷洌氏の応援演説に立った自民党県連の大島理森会長が声を張り上げた。県連幹事長、県議会議長を務めた西谷氏をここまで後押しするのは、擁立候補を全員当選させたいとの気負いがあるからだ。
 党勢拡大に向け主戦論で臨む自民は、弘前市選挙区で西谷氏のほか、岡元行人氏と斉藤爾氏、谷川政人氏を擁立した。
 新人とはいえ谷川氏は、同選挙区を地盤とする木村太郎衆院議員(青森4区)の秘書を5年間務め、太いパイプを持つ。3月22日にあった総決起集会には木村氏に加え、葛西憲之弘前市長、関和典西目屋村長が出席。集まった支援者約500人を前に「トップ当選を目指す」と息巻いた。
 これまで木村氏の支援を受けてきた重鎮も、強い警戒感を抱く。西谷氏は「太郎さんから分けてもらっていた票を、さらに分け合うことになる」と共倒れを懸念する。
 盤石だとささやかれる谷川氏陣営は「一人一人きっちりと票を取る」と引き締めを図る。陣営幹部は「西谷さんの若い支持者は確かに流れてきている。戦いとなった以上、票固めは徹底する」と勝負を懸ける。

<あつれき表面化>
 三沢市選挙区には、市長選(5月31日告示、6月7日投開票)の自民党推薦をめぐる内紛が影を落とす。現職市長と、前市長の長男の市議が推薦願を出し、「自主投票」に決まった3月下旬に保守分裂選挙が確定。現職支持の小桧山吉紀氏と、市議を推す党市支部との間にしこりが生まれた。
 間隙(かんげき)を縫うように告示直前、2007年の前々回に激突した藤田光彦氏が名乗りを上げた。
 県議選が告示された3日の出陣式で、小桧山氏は市長や保守系市議を前に、「党支部長から『責任を持って県政に送り出す』との言葉を頂いた」と結束を強調した。
 しかし、市長選のあつれきは表面化しつつある。市支部幹部の市議らは4日以降、小桧山氏の街頭演説で前面に立つことはなくなった。幹部の一人は「市長と二人三脚で街頭演説する候補のところには行けない」と不満を隠さない。
 陣営関係者は「市支部幹部の支持者が投票するかどうか分からない」と危ぶむ。
 強固な保守地盤に挑む藤田氏は、相手陣営の足並みの乱れを意識しつつ「相手は大きな組織だが、勝ちに行く」と街頭活動に力を入れる。

<青森>
 【弘前】(6-9)
川村悟   67 団体役員   無現(2)
鶴賀谷貴  52 会社役員   民新
菊池勲   33 会社役員   無新
西谷洌   70 法人理事長  自現(5)
谷川政人  45 党市支部役員 自新
岡元行人  50 元木材業   自現(3)
相馬?一  78 税理士    無現(7)
斉藤爾   44 団体役員   自現(1)
安藤晴美  63 党中央委員  共現(2)

 【三沢】(1-2)
藤田光彦  61 米基地従業員 民新
小桧山吉紀 64 社福法人役員 自現(2)


2015年04月07日火曜日

3552チバQ:2015/04/08(水) 21:44:19
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1157/20150408_02.html
<統一選焦点区>(下)秋田/党勢拡大へ自民強気 由利本荘/4現職生き残り必死


激戦を勝ち抜くため、雨の中、通行車両に向かって支持を呼び掛ける候補者=秋田市
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<現新7人を擁立>
 「企業誘致を進める県政の流れを止めてはならない」。自民の工藤嘉範氏は3日、秋田市内の第一声で支持者に訴えた。
 定数12に16人が立候補した秋田市選挙区。県議会で過半数の26議席を持つ自民は、今回から定数1減にもかかわらず、現職5人と新人2人を擁立した。党内には「全員当選は厳しい」という声もあるが、党県連秋田市支部長の工藤氏は「党勢拡大のための戦略だ」と強気の姿勢を崩さない。
 鍵を握るのは、前回(2011年)はともに自民から出て1位、2位で当選し、その後国政に転身した冨樫博之氏(衆院秋田1区)と中泉松司氏(参院秋田選挙区)が獲得した約2万6000票。冨樫、中泉両氏とも特定の候補に肩入れしておらず、獲得票の奪い合いは激しさを増している。
 自民候補が激戦を繰り広げる一方、民主、公明、共産、社民の各党は1人ずつを立て、現有の1議席の確保に必死だ。
 民主は昨年12月の衆院選で冨樫氏に敗れた寺田学氏が比例東北で復活当選したものの、党勢は停滞したままだ。
 寺田氏は4日夜、県連幹事長の沼谷純氏の応援に駆け付け、「県政に厳しい目を持った人が多くいることを示す選挙だ」と熱弁を振るった。沼谷氏も「県当局と議会の緩んだ関係をただせるのは自分だけだ」と自民との対決姿勢を強調した。
 危機感をあらわにするのは社民県連代表でもある石川ひとみ氏。定数13の前回は12番目で当選した。3日は福島瑞穂副党首がマイクを握り「何としても当選させてほしい」と、戦後守り続けてきた議席の死守を訴えた。

<2衆院議員火花>
 秋田市選挙区同様、定数が1減となった由利本荘市選挙区。現職4人が出馬し、1人は議席を失う。5日、街頭演説した自民の加藤鉱一氏は「誰が当選しても誰が落選してもおかしくない」と声を振り絞った。
 無所属の三浦英一氏は、非自民の受け皿になりうるが、自民候補の攻勢に楽観はできない。同じ日の街頭演説で「これからも地域のために働かせてほしい」と頭を下げた。
 2人の衆院議員による、さや当てという側面も混戦に拍車を掛ける。
 維新の村岡敏英氏(比例東北)は三浦氏のほか、自民の加藤氏と佐藤健一郎氏を「衆院選の恩返し」として支援。自民の御法川信英氏(秋田3区)は自民の小田美恵子氏を支える。御法川氏は第一声の応援演説で「小田さんが当選しないと、由利本荘の地方創生はないと思ってほしい」と聴衆にくぎを刺した。

<秋田>
 【秋田】(12―16)
石川ひとみ  64 党県連代表  社現(2)
石川錬治郎  75 元秋田市長  無元(1)
丸の内くるみ 70 NPO代表  無現(1)
鳥井修    47 会社員    無新
加賀屋千鶴子 53 党県委員   共新
菅原博文   60 タレント業  自現(1)
鈴木健太   39 司法書士   自新
今川雄策   42 党支部役員  自新
北林康司   73 党県常任委員 自現(7)
最上英嗣   48 会社社長   自現(1)
三浦茂人   56 会社社長   無現(1)
田口聡    60 党県本部代表 公現(3)
黒崎一紀   56 会社社長   無新
竹下博英   61 獣医師    自現(2)
工藤嘉範   57 農業     自現(2)
沼谷純    42 党県連幹事長 民現(1)
 【由利本荘】(3―4)
佐藤健一郎  63 会社役員   自現(6)
三浦英一   59 学習塾経営  無現(3)
                (民推)
加藤鉱一   66 会社役員   自現(2)
小田美恵子  68 主婦     自現(4)


2015年04月08日水曜日

3553チバQ:2015/04/08(水) 21:44:37
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1157/20150408_01.html
<統一選>「無風常連区」で4新人激闘


激闘を繰り広げる立候補者の演説に耳を傾ける有権者=5日、村山市
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 12日投開票の山形県議選村山市選挙区(定数1)は、新人4人が連日激闘を繰り広げている。いずれも衰退する市勢の立て直しを訴えるが、地盤とする地域や政治経験、年代、政党色は「4者4様」に異なり選択軸が交錯する。16年間無投票が続いた「無風常連区」に、嵐が吹き荒れている。
 「今こそ、村山市を前進させる時だ」。自民党の能登淳一氏は5日、自身の地盤、市北部の袖崎地域の演説会で力を込めた。
 能登氏は市議4期を務め、議長も経験した。今回、自民党現職の引退に伴い、「後継」に名乗りを上げた。「党が政権復帰し、国、県、市が1本のパイプでつながった。これを基礎に将来をつくる」と強調した。
 市の人口は1990年をピークに減少の一途。北村山地域の中心地だった勢いは見る影もなく、停滞感が漂って久しい。隣接する東根市は人口増が著しく、地域格差は広がるばかりだ。
 「太いパイプを選挙の道具に使われても地域は良くならない」。能登氏をこう批判するのは、社民党が推薦する無所属の須藤和幸氏。市議を7期務め、副議長も経験した。市西部の河島地域を地盤とする。
 吉村美栄子知事が掲げる「あったかい県政」の推進役を掲げる。3月7日の総決起大会では「労働環境を改善することで、地域経済を活性化させる」と従来手法との違いを際立たせた。
 民主党が推薦する無所属の菊池大二郎氏も知事との連携を強調する。3月8日、総決起大会に駆け付けた近藤洋介党県連会長は「知事も村山を再生させたい一心。やっと話ができる人が現れた」と語った。
 菊池汪夫・元村山市長の次男で、市中心部の楯岡地域が地盤。徒歩や自転車で遊説し、若さをアピールする。菊池氏は「いま変革しなかったら10年後に村山市はない。立派な政治経験は必要ない」と声をからす。
 「政党の縛り、しがらみのある政治家に村山市は変えられない」。告示日の3日、長谷川元氏は完全無所属を強調し、他の候補と一線を画した。市議2期目で立候補を決意。楯岡地域を地盤に浸透を図る。
 無投票が続いた16年間の停滞ぶりを強く批判。3月29日の総決起大会では「村山市の時計は壊れている。直して、針を前に進めなければいけない」と訴えた。
 経験か若さか、政党色か出身地域か。有権者がどの選択軸を重視するかが、超激戦の雌雄を決しそうだ。


2015年04月08日水曜日

3554チバQ:2015/04/08(水) 22:00:38
>>3471
http://www.sankei.com/politics/news/150408/plt1504080010-n1.html
2015.4.8 09:43

「ゴルフを遊びと思ってるの?」 公務欠席しコンペの秋田市長が会見で発言

ブログに書く2




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記者会見で質問に答える秋田市の穂積志市長=2日、市役所(渡辺浩撮影)
 「ゴルフって遊びだと思ってるの?」。秋田市の穂積志市長が定例記者会見で、地域振興イベントに課長を代理出席させて自身は後援会主催のゴルフ大会に参加していた問題を問われ、気色ばむ場面があった。

 穂積市長は昨年7月、秋田商工会議所などでつくる実行委員会主催のイベント「秋田港海の祭典」に担当課長を代理出席させ、自身や石井周悦、鎌田潔の両副市長、高橋善健商工部長ら関係幹部は後援会主催のゴルフ大会に参加していた。

 発言があったのは2日の会見。「(イベント主催者側は)毎年やってるから日程は分かるはずだと言うが、案内状が来て初めて公務としての取り扱いになる。先に組んでいる部分(ゴルフ大会)を優先した。適切な対応だった」と説明した。

 記者から「ゴルフ大会は市長の政治活動なのか、プライベートの遊びなのか、公務なのか」と質問され、「私の後援会活動だと思ってますよ。政治活動です」と答えた上で「あれかな。ゴルフって遊びだと思ってるの? 野球大会は出ていいの? ゴルフに対して偏見があるとか、そういうことではないよね」と述べた。

 会見に同席し、自らもゴルフ大会に参加した高橋洋樹総務部長は「市長への案内は年間数千規模あり、全てに出ていただくのは現実的に無理。そのときは代理や祝電で対応している」「職員は動員されたわけでもなく、公費を使って参加したわけでもない。個人の判断で、リフレッシュしながら情報交換の機会として参加した」と話した。

3555チバQ:2015/04/09(木) 21:11:03
>>1696
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150409ddlk05010267000c.html
’15統一地方選:大館市長選 近江屋氏が福原氏支持 前回選の「2位3位連合」 /秋田
毎日新聞 2015年04月09日 地方版

 19日告示の大館市長選を巡り、2011年の前回選で落選した近江屋信広・元衆院議員(65)は8日、前回三つどもえで争った相手で今回も立候補を表明した新人の福原淳嗣氏(47)を支持する考えを明らかにした。前回選の“2位3位連合”が成立する。

 近江屋氏は自民党衆院議員を経て、現在は維新の党東京本部事務局長。大館市の後援会(石井好二会長)が文書で明らかにした。

 文書によると近江屋氏は、自身が掲げる「新生・大館へのビジョンと重点政策」など3項目について福原氏と政策合意に至った。このため、今回の市長選出馬を支持者から求められたが固辞し、福原氏支持に回るという。

 市長選には現職で7選を目指す小畑元氏(66)も立候補を表明している。前回選の獲得票は小畑氏1万9665票▽福原氏1万7032票▽近江屋氏1万1892票。当時の得票は福原、近江屋両氏の合計が小畑氏を上回っている。【田村彦志】

3556チバQ:2015/04/09(木) 22:55:25
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201504/20150409_41005.html
<統一選>秋田農政連、候補7割に推薦乱発


秋田県農政連が入る県JAビル
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 12日投開票の秋田県議選で、農協グループの政治団体「秋田県農協政治連盟」は立候補者56人の7割を超す40人を推薦した。定数以上の候補者全員を推薦した選挙区も複数あった。推薦を乱発する状態では、当落の鍵を握るほどの決定力はないというのが大方の見方だ。生産者からは「これでは政策論争が深まらない」と困惑の声が出る。
信条よりも地元
 推薦を受けた候補者を党派別に見ると自民25、民主2、共産、社民各1、無所属11。県農政連の淡路保事務局長は、大量の推薦の理由を「県議選では政治信条よりも地元候補という点が優先される」と説明する。
 国政選挙は、候補者に農業政策への考え方を質問し、回答を公表するという手順を踏む。だが県議選では、県内に15ある各農協ごとに組織された県農政連支部の考えを尊重する。
 定数3の由利本荘市選挙区は自民3、無所属1の現職4人全員が推薦を要請。「誰か1人だけ外すまねはできない」と4人推薦の案が通った。同様に定数3の大館市選挙区は4人、定数4の能代市・山本郡選挙区も5人を推薦した。
 減反廃止や米価下落に農家の動揺が広がる中、自民への推薦が抜きんでている。「農協改革など安倍政権に対する批判を投票行動に反映させるとすれば国政選であり、県議選ではない」というのが県農政連の立場だ。
農業政策語らず
 推薦を受ける一方で、候補者は農業政策について多くを語らない。盛り上がりを欠く政策論争に、横手市の60代の農家男性は「農協改革イコール農業改革ではない。若い世代が就農したくなる魅力ある政策がないと国内農業の先細りは止まらない」と不満を抱く。
 大潟村の農業法人の40代男性社長は、まず農家自身が経営改善を自助努力し、行政は後押しするのが望ましいと考える。地元選挙区は無投票に終わった。「農家の自主性を支援するにはどうすべきかという論戦を期待していたのだが…。政治に頼り切るつもりはない」と話した。
胸の内は苦しく
 県農政連はかつて、各種選挙で集票マシンとして大きな影響力を持った。今の実力はどれほどなのか。
 農協正組合員は全県で約10万人(2013年)だが、県農政連会員は農協役職員ら約2500人。過去2回の参院選比例代表でJA全中出身候補が県内で得たのは、約1万2000票と約8000票にとどまる。
 農協改革の風にさらされながらの県議選。淡路事務局長は「影響力がないとなれば軽んじられるし、あるとなれば抵抗勢力と見なされる。痛しかゆしだ」と苦しい胸の内を明かした。


2015年04月09日木曜日

3557チバQ:2015/04/09(木) 22:57:30
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201504/20150409_51004.html
<統一選>9月山形市長選に直結 上位争い激化


山形市役所前で支持を訴える県議選候補者の選挙カー
拡大写真
 12日投開票の山形県議選山形市選挙区(定数9)は、自民、民主、社民各党候補、支持者らが山形市長選(9月6日告示、13日投開票)の前哨戦第1ラウンドと位置付ける。市議選(19日告示、26日投開票)とともに、「得票順が、市長選に直結する」と訴え、激しい集票、上位争いを繰り広げている。

 自民の金沢忠一、奥山誠治、今井栄喜、大内理加の4氏は、党推薦で市長選への立候補を表明している元経済産業省職員佐藤孝弘氏(39)を集会などに招く。佐藤氏の知名度アップに一役買いながら、若き市長候補との連携をアピールして相乗効果を狙う。
 告示後の集会で今井氏は、市執行部にはリーダーシップが欠けていると批判。「佐藤さんを市長に押し上げ、次の時代の山形市を設計しよう」と呼び掛けた。
 2011年の前回市長選で、現職の市川昭男市長(73)を推薦した民主、社民の両党候補らは、市川氏が4選への態度を明確にしていないものの、「非自民市政」の継続を目指す意向で一致している。
 民主の吉村和武氏は前回、1万5300票余りを獲得してトップ当選した。7日夜の集会では国の福祉政策などが自治体への配慮を欠くと指摘し、「中央に強くものを言う必要がある」と強調。応援弁士を務めた党市議は「圧倒的勝利でなければ、市議選、市長選につながらない」と自身の戦いさながらに力を込めた。
 社民からは広谷五郎左ヱ門、高橋啓介の2氏が立った。高橋氏は3日の出陣式で党市議らと並び「市議選でも議席を勝ち取り、9月の市長選に臨みたい」と支援を求めた。応援のマイクを握った支持団体代表は「上位当選を目指して頑張ろう」と熱弁を振るった。
 民主、社民とともに前回、市川氏を推薦した共産の渡辺ゆり子氏陣営は、市長選を争点とせず、党の主張を訴える。公明の菊池文昭氏陣営も市長選には触れず、政策に掲げる地方創生などの浸透を図っている。

 【山 形】(9―10)
金沢忠一64  元団体職員  自現(4)
奥山誠治55  団体役員   自現(2)
広谷五郎左ヱ門64農業     社現(5)
高橋啓介62  党県幹事長  社現(2)
渡辺ゆり子62  団体役員   共現(2)
菊池文昭51  党県代表   公現(1)
吉村和武42  党県幹事長  民現(2)
今井栄喜73  学校法人理事 自現(6)
大内理加52  党県女性局長 自現(2)
大泉正信63  英語講師   無新 


2015年04月09日木曜日
関連ページ:山形政治・行政統一選

3558チバQ:2015/04/10(金) 21:02:14
http://www.sakigake.jp/p/special/15/kengisen/feature/03/article_01.jsp
連載企画:注目区を行く
[由利本荘市]
現職4人、サバイバル “代理戦争”の様相も
 「大変厳しい選挙です。皆さんの力で再び県政に押し上げてください」―。由利本荘市選挙区は定数削減により、現職4人が3議席を争う「サバイバルレース」を展開。各陣営の訴えには必死さが漂う。さらに昨年12月に実施された衆院選秋田3区の激戦ぶりが尾を引き、激しさを増している。


現職4人が生き残りを懸けて支持を訴えている由利本荘市選挙区
 「昨年、支援を頂いた県議の皆さんにはお返しをする」。秋田3区で落選し、比例東北で復活当選した村岡敏英衆院議員(維新)の事務所関係者は言葉に力を込めた。村岡氏側は4候補のうち佐藤健一郎候補(63)=自民、三浦英一候補(59)=無所属、加藤鉱一候補(66)=自民=を支援する構えだ。村岡氏本人は5日、それぞれの遊説先で応援演説を行う予定だ。

 一方、秋田3区で当選した御法川信英衆院議員(自民)は小田美恵子候補(68)=自民=を支援。御法川氏は3日、小田候補が市役所前で行った街頭演説に駆け付けマイクを握った。次期衆院選をにらんだ“代理戦争”の様相も呈している。

 非自民である地元の維新国会議員が自民候補2人と非自民候補1人を、自民の国会議員が自民候補1人を応援するという構図。一見すると有権者には分かりにくいが、定数1減の3議席を現職4人で争う厳しい戦いゆえ、支援を受ける各陣営も党派にはこだわってはいられないというのが実情のようだ。

 7期目を狙う佐藤候補は票田とする矢島、鳥海など内陸部を回った後、5日に本荘入りする。街頭では国直轄の鳥海ダムが建設段階に移ったことを強調。矢島では「本荘の仲間たちに声掛けを」と支援を呼び掛けた。陣営は「有権者の半数を占める本荘への食い込みは不可欠だ」と話す。

 本荘を地盤とする三浦候補は4日、出身地の矢島などを回った。街頭では「自民だけでは県政は良くならない」と非自民の必要性を強調し、格差の是正などを訴えた。本荘の街中では自転車で回り、若さもアピール。選挙カーは村岡氏側から応援を受けていることも訴えていた。

 岩城などを地盤とする加藤候補は4日、本荘の街中を回った。「候補者が減った今回は当選ラインは上がる。地盤を固めるだけでは厳しい」と、今後も市議らの支援を受け本荘を重視した戦いを展開。街頭では「合併時の町長であり、市の発展には責任がある」と支持を訴えていた。

 小田候補は100人余りが集まった出陣式で「何としても勝ち抜く」と声を張り上げた。地盤とする本荘を中心に回り、地域の発展に向け市、県、国を結ぶ役割を担うと訴えた。御法川氏は「小田さんが勝たなければ、市や県の地方創生はないというくらいの気持ちだ」と後押しした。

(2015/04/05 付)

3559チバQ:2015/04/10(金) 21:02:41
http://www.sakigake.jp/p/special/15/kengisen/feature/03/article_02.jsp
連載企画:注目区を行く
[能代市・山本郡]
「読めない票」どこへ 顔触れ変わり混戦模様
 県議選能代市・山本郡選挙区は、現職2人、新人4人が4議席を争っている。他のベテラン現職2人が引退するなど、7人が競った前回から顔触れは大幅に変わった。各陣営が「票の流れが読めない」と嘆く混戦は序盤から激しい票の奪い合いになっている。


前回とは顔触れが大きく変わり、序盤から激しい票の奪い合いが繰り広げられている能代市・山本郡選挙区
 前回選挙の有効投票数のうち、今回は出馬していない4人が獲得した票は54%を占めた。この票の行方が選挙戦の焦点になりそうだ。

 「読めない票」をめぐり、初めて出馬する候補者らは必死に選挙区を駆け巡り、迎え撃つ現職らは地盤に加え他地域への浸透を図るなど票の上積みに懸命だ。引退する2人の「後継候補」がどれほどの票を継承できるかも注目されるなど、従来とは異なる構図の戦いとなっている。

 自民新人の佐藤信喜候補(40)は、県議選が告示された3日夜、地元・三種町の安戸六地区で約50人を前に初の街頭演説を行った。唯一の郡部の候補として、議席獲得を目指す決意を強調。終了後、「大勢の人が待ってくれていた。感激している」と初々しさをのぞかせた。

 自民新人の高橋武浩候補(53)は、県議を4期務め、前回トップ当選した武田英文氏の後継。前回は1万3千票近かった「武田票」を少しでも多く取り込もうと懸命だ。5日は地盤の能代市二ツ井町と藤里町を遊説。「武田氏の仕事を引き継ぐ」と、後継候補であることをアピールした。

 新人の吉方清彦候補(44)は、前回までは公認、推薦候補として民主の支援を受けて選挙戦を展開したが、今回は無所属での立候補。地元の能代市豊祥岱地区で3日開いた個人演説会では、「どこからも推薦を受けないのは初めてで怖いが、偏りのない政治をしたい」と強調した。

 無所属現職で4期目を目指す中田潤候補(68)は、早くから集落単位で集会を重ね、郡部にも浸透を図ってきた。3日の告示後も、集会をほぼ連日開催。4日には能代市扇田地区で「地域に新しい産業を興し、若い人のために雇用の場をつくらなければならない」と訴えた。

 6期目に挑む自民現職で議長の能登祐一候補(68)は、旧市の地盤固めに余念がないほか、出身の建設業界などを通じて郡部への浸透を狙う。4日は農村地帯の能代市桧山地区で「国の農政転換に農家が対応できるよう、しっかりとした情報提供と相談窓口が必要」と力説した。

 社民と連合秋田の推薦を受けた無所属新人の薄井司候補(54)は、社民県議として通算4期務めた宮腰誠氏の実質的な後継。個人票が多かった「宮腰票」の確保と労組の支持固めに励む。3日は昨秋まで勤務した能代市役所の前で「皆さんと一緒に頑張りたい」と元同僚に呼び掛けた。

(2015/04/06 付)
ソーシャル用ボタン

3560チバQ:2015/04/10(金) 21:03:08
http://www.sakigake.jp/p/special/15/kengisen/feature/03/article_03.jsp
連載企画:注目区を行く
[潟上市]
市議会を二分し激突 自民対市長派の構図に
 県議選能代市・山本郡選挙区は、現職2人、新人4人が4議席を争っている。他のベテラン現職2人が引退するなど、7人が競った前回から顔触れは大幅に変わった。各陣営が「票の流れが読めない」と嘆く混戦は序盤から激しい票の奪い合いになっている。


選挙事務所で第一声を上げる鈴木候補(右)と佐藤候補
 同選挙区では8年ぶりの選挙戦となった。こだま県議は2007年選挙で自民候補に勝利し、11年の前回選挙は無投票で3選を果たした。これまで支援してきた石川市長は、こだま県議が後継に選んだ佐藤候補を応援する。

 石川市長は05年の合併市長選で、自民のベテラン県議だった対抗馬を破って初当選し現在3期目。今回の県議選は05年市長選、07年県議選に続き、石川市長・こだま県議勢力対地元自民勢力の様相を呈している。

 象徴的だったのは告示日の一幕だ。鈴木、佐藤両陣営の選挙カーが街頭演説のため、市役所天王庁舎へ向かった。石川市長は2番目に到着した佐藤候補の演説だけに顔を出し、「佐藤さんは市議として私を支えてくれた。他にふさわしい人はいない」と訴えた。6日も昭和、飯田川庁舎前で応援演説した。

 一方、自民は党県連会長の金田勝年衆院議員や中泉松司参院議員らを応援演説に投入。鈴木陣営は県職員だった経験を踏まえて「県とのパイプ役」を強調し、人物本位の戦いに持ち込みたい考えだ。陣営幹部は「どちらの候補が潟上市のために働けるかを市民に公平に判断してもらいたい」と話す。

 両陣営には多数の市議が選対幹部として名を連ねる。市議19人のうち鈴木陣営に9人、佐藤陣営に6人がつく。石川市政に疑問を示すことが多い市議と、石川市長を支える市議に分かれている。

 鈴木陣営のある市議は「最近の石川市長の政治運営は強引。県議選に関わりすぎだ」と批判。県議選の結果次第で、4期目の市長選に向け勢いづくことを警戒する。対する佐藤陣営の幹部は「負ければ石川体制がレームダック(死に体)になりかねない。なんとしても勝たなければならない」と意気込む。市幹部は「どちらが勝っても、市議会にしこりを残すのではないか」と懸念する。

(2015/04/07 付)

3561チバQ:2015/04/10(金) 21:03:38
http://www.sakigake.jp/p/special/15/kengisen/feature/03/article_04.jsp
連載企画:注目区を行く
[秋田市]
定数1減、激戦展開 16人、実績や変化訴える
 秋田市選挙区は現職10、新人5、元職1の計16人が立候補した。政党別では最多が自民の7人。社民、民主、共産、公明が各1人で、残る5人が無所属。定数は2011年の前回選挙より1減の12となり、激しい戦いを展開している。


12議席をめぐり16人が火花を散らす秋田市選挙区
 新人のうち4人は、秋田市議を務めたか、過去に県議選への出馬経験がある。各陣営では「どの候補も一定の知名度があり、接戦となるのではないか」との見方が広がっている。

 石川ひとみ候補(64)=社民現=は「皆さんの声を集め、社民党の議席を死守したい」と懸命に訴える。元職の石川錬治郎候補(75)=無所属=は街頭で「今の県議会は議論がない。投票で民意を示そう」と呼び掛ける。丸の内くるみ候補(70)=無所属現=は「働く女性の環境の充実が必要だ」と主張し、支持拡大を狙う。

 鳥井修候補(47)=無所属新=は秋田市議3期の経験を訴え、「秋田の未来のために頑張りたい」と支持を求める。秋田市議を4期務めた加賀屋千鶴子候補(53)=共産新=は社会保障の充実や農協改革反対を訴える。まるさん(本名・菅原博文)候補(60)=自民現=は経済活性化やスポーツ振興の必要性を強調。知名度を生かし再選を狙う。

 鈴木健太候補(39)=自民新=は若さやしがらみのなさを前面に打ち出し、「秋田の政治を変える」と話す。秋田市議を2期経験した今川雄策候補(42)=自民新=も「若い力」をアピールし、県政と市政の連携強化を訴える。

 8期目を狙う北林康司候補(73)=自民現=は「秋田創生への取り組みが急務だ」と訴え、雇用拡大策を掲げる。最上英嗣候補(48)=自民現=は「秋田経済の立て直しが不可欠」として秋田港の整備などを主張し再選を目指す。同じく再選を狙う三浦茂人候補(56)=無所属現=は「人口減などの課題解決には雇用の確保が必要」と訴える。

 田口聡候補(60)=公明現=は、医療福祉分野に力を入れてきた実績や若者の起業支援策を訴え、4選を目指す。黒崎一紀候補(56)=無所属新=は5回目の挑戦。街頭では産業振興策のほか、有言実行の姿勢をアピールする。

 竹下博英候補(61)=自民現=は獣医師として畜産農家と関わってきた経験から、農家の所得向上策などを訴える。工藤嘉範候補(57)=自民現=は佐竹県政を「成果の芽が出てきた」と評価し、推進に協力する考えを示す。沼谷純候補(42)=民主現=は県議会の現状を「オール与党」と批判。自転車での遊説や動画配信を行っている。

(2015/04/08 付)

3562チバQ:2015/04/10(金) 21:04:29
http://www.mutusinpou.co.jp/index.php?cat=117
'15県議選 選挙区を行く
弘前市区=上
2015/4/8 水曜日



激戦の弘前市選挙区。選挙戦は混沌としたまま終盤に向かっている
 「完全に横一戦。激戦、大激戦という印象だ」「何度も県議選を戦ってきたが、今回ぐらい読めない選挙はない」。複数の陣営幹部が口をそろえる。
 県議選弘前市選挙区は現職6、新人3の合計9人が6議席を争う県内でも有数の激戦区。激戦となっている要因は、有力とされる新人の参戦が大きい。
 3人の新人のうち、自民公認の谷川政人(45)は告示日の3日、市役所前で演説した。市議を辞職するまで所属していた市議会与党会派の議員が駆け付け、葛西憲之市長も早速マイクを握った。
 谷川は衆院議員木村太郎の元秘書で、木村も街頭から支援を呼び掛け、選挙事務所は選挙をよく知る“木村派”のスタッフが固める。谷川は「市政、県政、国政をつなぐ橋渡し役を担えるのは私だと思う」と強調した。
 民主公認の鶴賀谷貴(52)は2月の出馬表明以降、党本部から国政選挙並みの支援を受けており、最終盤の11日は枝野幸男幹事長が来弘予定だ。同選挙区は党県連幹事長山内崇の地元。党県連はかつての山内の議席奪還に総力を挙げている。
 無所属の菊池勲(33)は人口減少社会に対応した新たなモデルを作るため、若い世代の政治参画が必要と訴える。松下政経塾出身で第一声には同塾OBも来弘。街頭演説では「現状維持か、若い世代が変えていくのか。それが争点だ」と世代交代を強調している。
 一方の現職は新人と支持者が重なるなど、過去にない厳しさを感じているもようだ。自民は公認候補を前回から1増の4人としており、その影響を懸念する声もささやかれる。
 6期目を目指す自民の西谷洌(70)はがんで声帯を摘出し、声を失うハンディを負っての選挙戦。街頭では「西谷の声となる」という家族や友人がマイクを握り、候補者の医療や福祉分野に対する熱い思いを代弁する。西谷自身も機械を使って訴えを重ねており、6日には市役所前で「自分に思い切り仕事をさせてほしい」と訴えた。
 同じく自民の岡元行人(50)は「市民の目線で考えたい」と市民感覚を重視。簡単に折り畳めるユニークな政策パンフレットや、スマートフォンを使って選挙ポスターから動画を閲覧できるようにするなど独自の試みを次々展開。若者の関心を引き、投票率向上を図ろうと知恵を絞る。
 前回、岩木地区から47年ぶりの県議となった自民の齊藤爾(44)。3日の出陣式では、同地区の市議らから「この県議の座を何としても死守したい」という声が相次いだ。陣営は「厳しい戦い」とし、齊藤自ら支持固めに奔走している。
 共産の安藤晴美(63)は県議選後に控える弘前市議選の候補予定者とも連動し「消費税引き上げ反対、原発ノーの声を託して」と訴える。唯一の女性候補という点もアピール。昨年の衆院選で同党は非自民票の受け皿として議席を増やしており、県議選でもその勢いを維持したい考え。
 過去7回の県議選を勝ち抜いた無所属の相馬●一(78)は税理士の経験を生かし、農業者や中小企業の所得向上、人口減少対策の必要性を訴える。長年の支持者が多く、他候補の影響は少ないとみられるが、陣営は「支持者が高齢化している」と票読みに苦心する。
 「今回ほど厳しい選挙はない」と危機感をにじませるのは無所属の川村悟(67)。3日の出陣式では陣営幹部が「もう1回、1から積み直そう。今まで良い流れで来ている」と奮起を促した。第一声以降、精力的にミニ街頭を重ね、訴えの浸透を図ろうと懸命だ。
 激戦の割に有権者の反応はいまひとつとされ、各陣営とも手応えをつかみかねている様子。過去には僅差で当落が分かれた選挙もあり、ある陣営幹部は「最後まで分からない。気を引き締めていくしかない」。県内選挙区では最も早く、年明け早々に活発化した選挙戦は混沌としたまま終盤に突入している。
(文中敬称略)
※●は金へんに昌

3563チバQ:2015/04/10(金) 21:04:45
五所川原市区=中
2015/4/9 木曜日



五所川原市のショッピングセンター前で、選挙演説に耳を傾ける聴衆
 「これまでにない厳しい選挙」「どうか押し上げてほしい」。定数3に対し、現職3人と元職1人、新人1人の5人が立候補した県議選五所川原市選挙区は、各候補者が「激戦」を口にする。
 選挙サンデーとなった5日、五所川原市の金木総合支所前で、自民現職の寺田達也(52)の応援演説に立った市議は「温かい支援を。どうか1番で当選させてくださるようお願いします」と、集まった聴衆に向かって声を張り上げた。
 与党会派の市議や平山誠敏市長らの支援を受け、五所川原地区を中心に強い支持基盤を持つ寺田。だが寺田は「気の緩みが一番怖い。今はひたすら全力を尽くすだけ」と表情を引き締める。
 「大きな組織力はないが、底力で戦い抜きたい」。前回トップ当選を果たした無所属現職の櫛引ユキ子(61)。地元で「ママ」の愛称を持つ櫛引が立つと、自然に高齢者や女性が集まってくる。
 前回は、激戦だった市長選への出馬の余波もあっての得票数。陣営は「前回と同じようには戦えない」とにらむ。衆院選で初当選した北五地域が地盤の升田世喜男は今回動きを見せていないが、升田支持層の一部は櫛引に流れるとの見方がある。
 6日、弘前市で公務を終えた三村申吾知事が真っ先に向かった先は五所川原市の飛び地である市浦地区。自民公認で8選を目指す重鎮、成田一憲(76)の隣で、左手に予算書、右手にマイクを握りこれまでの実績を猛烈にアピールした。知事は8日までに中里、金木、市浦、小泊と4回街頭に立つ異例の応援態勢を取った。陣営は「同じ中泊町から新人候補が出たことで、“勝つ”という意識が高まっている」とさらに気を引き締める。
 街頭には知事のほか、小野俊逸中泊町長はじめ10人余の町議がずらりと並び、町、県、国との太いパイプを強調。聴衆を前に成田は「皆さまの力を貸していただきたい」と激戦を意識し、各地区をくまなく奔走する。
 前回146票の差で成田に敗れて落選した民主元職の今博(64)は、「背水の陣で臨む」と気迫をみなぎらせる。連合青森、社民の支持層からも一定の得票が得られると見込まれており、維新の票の一部も入ると予想されている。
 5日に市内の大型ショッピングセンター前でマイクを握った今は、同選挙区における自身を「非自民勢力の象徴」と表現し自民党政策を批判。「農家を救うことが五所川原、中泊を発展させる。どうか頑張らせてほしい」と支持を呼び掛けた。
 同選挙区の政治構図に一石を投じる形となった無所属新人塚本悦子(70)は、組織の力に頼らない“市民派スタイル”で挑む。
 初出馬となる塚本は町議を2期務めた。「インフラがどんなに整っても、若者がいなくなっては意味がない。子どもを育て、教育環境を充実させたい」と女性目線での政策を地道に訴える。
 陣営は「昔から当選するために必要とされるジバン(組織)、カンバン(知名度)、カバン(資金)はないが、草の根レベルで活動を広げ支持拡大を目指す」とし、浮動票獲得に力を入れる。
(文中敬称略)

3564チバQ:2015/04/10(金) 21:05:12
平川市区=下・完
2015/4/10 金曜日



3候補が2議席を争う県議選平川市区。平川市長選をめぐる選挙違反事件の影響から、投票率低下が懸念される
 前回1万票近くを得てトップ当選した長尾忠行・現平川市長が昨年の市長選出馬で県議を辞職し、現職1人と新人2人の3人が2議席を争う構図となった県議選平川市選挙区。長尾市長の地元であり、有権者が最も多い同市平賀地区の動向が勝敗のカギを握るとみられるが、市長選に絡む選挙違反事件の影響から市民の関心はいまひとつだ。一部では投票率が4割前後まで落ち込むとの予想もあり、各陣営とも「票が読み切れない」と気をもむ。
 「県議1期4年の実績を生かし、皆さんの手足となって働く」
 7日、同市碇ケ関地区の街頭に立った自民現職の工藤義春(65)は、県政与党の立場で国と市町村のパイプ役を担ってきた経験を強力にアピールした。同市尾上地区に地盤を持ち、前回選では5600票余りを獲得し初当選。今回も地元の支持を固めつつ選挙区全域で精力的に街頭演説をこなし、票の上積みを図る。周辺には「頭一つリード」との見方も広がるが、陣営は「選挙違反事件で政治家や選挙そのものへの不信感がまん延している。尾上は有権者数が少ないので、投票率が下がれば不利だ」と引き締めに躍起。工藤は演説の中に投票の呼び掛けを盛り込み、「自分の1票を大事にして」と繰り返し呼び掛ける。
 無所属新人の齋藤正明(43)は、出馬表明が2月下旬と他候補に比べ遅かったものの、「告示日から有権者の反応が変わってきた。特に地元(平賀地区)の人から頑張ってと声が掛かる」と好感触をつかんでいる。選挙戦前半は旧平賀町議、平川市議時代に培った人脈を生かし、選挙カーでの連呼や支持者回りに重点を置き運動を展開。終盤に向けマイクを握る回数も増やしており、9日は津軽尾上駅前で「若い人の雇用を守り安心して仕事ができるようにしたい」と声を張り上げた。
 「(3候補の中で)一番年齢が若く、若者の目線に近いのが自分の強み。今後は特に若い世代への訴えに力を入れる」と、平賀地区を中心にさらなる票の掘り起こしを進める構えだ。
 1998年以来となる大鰐町からの県議を目指すのは、無所属新人の山口多喜二(65)。町民からは「待望の候補者」との声も聞かれ、中盤までの期日前投票は平川市が低調な一方で同町は前回選を上回って推移するなど、選挙への注目度は他地区に比べ高い。陣営は「今回の選挙がそのまま町のことにつながるとの当事者意識が強い」と地元の盛り上がりを感じている。
 今後は、平川市での知名度アップが課題。長尾市長の後援会から支援を受ける山口は、政策の一致を強調し「スクラムを組んでやっていく」と訴えるなど“長尾票”の取り込みに懸命。同市での反応について「県政で(長尾市長の)後任を務めるという姿勢が受け入れられているのでは」と手応えを語る。
 選挙戦終盤に向け意気が上がる各陣営に対し、有権者の心情は複雑だ。同市の会社員男性(24)は「投票には取りあえず行く」としたが「やっていることは大差がないので注目している政策はない」と冷めた様子。同市の無職女性(78)は「ああいうこと(選挙違反事件)は二度と嫌。うそのない人を選びたい」とつぶやいた。
(文中敬称略)

3565チバQ:2015/04/10(金) 21:08:52
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2015/20150407103744.asp
2015年4月7日(火)
五戸対決、階上票も焦点/三戸郡区



 「近年で一番厳しい戦い。『実績』『経験』を前面に押し出している」。6期目を狙う民主党現職の北紀一(73)だが、陣営は危機感をあらわにする。同じ五戸町を地盤とする自民党推薦で無所属新人の對馬孝将(36)が出馬したからだ。北は、6月に同町長選を控える現職三浦正名とタッグを組み、トレードマークの長靴姿で精力的に票固めに動く。


 一方の對馬は知名度向上に躍起。5日に同町でマイクを握った自民党県連会長・大島理森は「いまは若さと情熱だけで十分。後はみなさんで育ててほしい」とアピール。選対幹部は「五戸からの自民県議は二十数年来の悲願。大島会長の後押しで、ようやく3番手の背中が見えてきた」と語る。

 各候補が重点の一つに置くのが、候補者不在の階上町。三戸町が地盤の民主党現職の松尾和彦(51)も4日、階上入り。階上町長の浜谷豊美や党県連代表代行・田名部匡代の応援を受け「町民のおかげで過去、薄氷の勝利を得てきた。元気な地域へのお手伝いのために再度お力添えを」と訴える。

 自民党現職の夏堀浩一(61)は、県政での発言力アップを狙い3度目のトップ当選を目指す。他陣営は頭一つ抜け出したと見るが、夏堀陣営は「地盤の南部、階上町は票田(計2万8千人)なだけに有利なのは確かだが、何があるか分からず油断はできない」と、緩みと上滑りを警戒する。

3566チバQ:2015/04/10(金) 21:09:15
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2015/20150407103823.asp
2015年4月7日(火)
滝沢・中村票の行方が鍵/八戸市区

自民、民主の勢力争いを軸に激戦が展開されている八戸市区。館鼻岸壁の朝市では買い物客らに支持を訴える両党陣営がすれ違う場面も=5日朝
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 「今回もよろしく」「力を貸してください」-。告示3日目の5日、八戸漁港館鼻岸壁で開かれた日曜朝市。午前6時半すぎ、県議選八戸市区に立候補した各陣営が出店者や来店客にあいさつを繰り返した。赤や緑、青など、そろいのジャンパーに身を包み、時折、鉢合わせになった。


 「少しでも多くの人に名前を伝えたい」と時間を惜しむように頭を下げる新人候補。同8時、近くの道路で現職と新人の2候補がマイクを握り、朝市会場に支持を訴える声が響いた。

 定数8に現職6人、新人3人の9人が立候補。自民党と民主党の対決が軸となる。各陣営は「少数激戦」と口をそろえる。「従来と違い、だれが落ちるか見えない」と話す関係者も。一昨年夏に県議から参院議員に転身した自民党の滝沢求(56)、引退する民主党の中村寿文(75)の票の行方が鍵を握る。

 3月16日、自民党現職の3人と新人の大崎光明(47)が壇上に並んだ。集会は滝沢が主催。大崎は滝沢の元秘書で「滝沢の後継」と見る向きもあるが、滝沢は現職県議3人から応援を受けて参院選に当選した経緯があり、“弟分”の大崎だけを支援できない。滝沢は「(4人の)全員当選を目指し、汗をかく」と強調した。

 そうした中、大崎は「元気な八戸を『求』め」と滝沢の名前を取り込んだキャッチフレーズを掲げ、滝沢後援会の支持を得ようと懸命だ。大崎と一緒に滝沢の秘書を務めた経験を持つ市議は、告示日前日の2日夜に集会を開催。滝沢と大崎を壇上に上げ「(滝沢の父で県議を務めた故人の)章次さん、求さんと守ってきた議席」と大崎の支持を呼び掛けた。

 市議からの転身を狙う民主党新人の田中満(46)は、党県連代表代行・田名部匡代とタッグを組んで知名度アップを図る。3月22日の集会で、田名部は「市議選で最下位当選だったが、強い情熱と志を持って立ち上がった」と田中を紹介。「同志の全員当選を目指す」と力を込めた。

 田中はチラシに田名部と自分の2人の写真を掲載。3月下旬からは、引退する中村の写真も加えた。中村の名前の横には「田中君を応援します」の文字。党派や組織にかかわらず幅広い支持者を持つ中村票がどの程度、田中に流れるか。党関係者も関心を寄せる。

 4日、市中心街に共産党県委員会の車が陣取った。新人の松田勝(67)が車上から「県政を変えてほしいという願いを私に託して」と声を振り絞る。「八戸から初の議席獲得」は陣党にとっての悲願。八戸へ何度も応援に入っている衆院議員・高橋千鶴子がこの日もマイクを握り「昨年の衆院選の躍進をさらに広げるチャンス」と呼び掛けた。

 現職もしのぎを削る。「東北で最も厳しい選挙区が八戸」。3日昼すぎ、公明党東北方面本部の幹事長・若松謙維が訴えた。隣に立つのは現職の畠山敬一(59)。畠山は5日夜、これまで開いたことのなかった地元・白山台公民館で初の集会を開くなど新たな試みにも挑戦、票を固める。

 前回トップ当選の自民党現職・熊谷雄一(52)の陣営は「『大丈夫』という声を払拭(ふっしょく)しなければ」と陣営の緩みを警戒。自民党現職の清水悦郎(65)と藤川友信(66)は市内各所を丁寧に回り、支持拡大を訴えている。

 民主党現職で党県連代表の田名部定男(68)はミニ街頭を繰り返し、現政権の批判票取り込みを図る。民主党現職の山田知(45)は個人演説会を重ね、支持固めを進めている。

3567チバQ:2015/04/10(金) 21:09:48
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2015/20150408110059.asp

2015年4月8日(水)
五戸対決、町二分/県議選三戸郡


【写真上】北(右)と十数年にわたり共闘態勢を取る三浦=3日、五戸町下大町【写真下】對馬(右)の応援演説に立つ川崎=3日、五戸町上大町



 県議選三戸郡区(定数3)で、五戸町を地盤とする民主党現職北紀一(73)と、自民党推薦の無所属新人對馬孝将(36)は、五戸町長選(6月2日告示、7日投開票)の立候補予定者とそれぞれ連動した動きを見せ、町を二分した戦いを展開している。(敬称略)


 「5期20年の経験は五戸の財産。これからさらに力を発揮してもらわなければならない」。県議選初日の3日、五戸町中心街。約50人の聴衆を前に同町長の三浦正名(61)が横に並ぶ北を持ち上げた。

 北は、三浦の父道雄、兄雄一の地盤を継ぎ、1995年に県議に初当選。町長4期目の三浦とは、非自民の元参院議員・田名部匡省系同士で、連携を深めてきた。昨年末、五戸町長選に出馬表明した三浦と北の共闘態勢はさらに強まりを見せている。告示前の合同懇談会も十数回に及んだ。

 北は、「経験」「実績」を前面に出し、初当選時と遜色ないほど郡内をくまなく歩いている。「(對馬の出馬は)雷に打たれた思いだが、政治活動への初心を呼び覚ましてくれた」と語る。

 三戸郡区で2回連続次点だった自民党系三戸町議が昨年12月に出馬を断念。直後に對馬が出馬を表明した。同時期に、自民党系町議の川崎七保(65)が五戸町長選に名乗りを上げた。

 「20年、30年後の政治に責任を持つのは私たち若い世代。みなさんの声を国や県へ届ける役割を担わせてほしい」。對馬は、告示前から「若さ」と「国や県とのパイプ」を強調する。

 川崎も「五戸の風を変え、さまざまなことにチャレンジできる好機。大島(理森)代議士や三村(申吾)知事に相談できる人が對馬だ」と訴える。

 衆院選小選挙区の区割り変更で昨年12月の同選挙から、五戸町は3区から2区に編入されたが、3区の大島は告示前、数度にわたり同町入りした。会合では20代後半で政界に進んだ自身を引き合いに「ずばり(對馬の)若さを買った。声なき声をすくい上げる政治家になれるよう育てて」と呼び掛ける。

 「大島さんが地方選挙でこれほど多く訪れることはないのでは。本気度が伝わる」。對馬支持の町議はそう語った。

 三戸郡区では、自民党現職夏堀浩一(61)、民主党現職松尾和彦(51)も、それぞれの地盤の南部町、三戸町の支持固めを進めている。

3568チバQ:2015/04/10(金) 21:10:27
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2015/20150409103556.asp
2015年4月9日(木)
「動き見えず不気味」2現職が新人警戒/十和田市区

 「演説はさすが、上手だな。簡潔で市民に訴えかけるものがある」

 現職陣営のある幹部は、無所属新人で元衆院議員・中野渡詔子(44)について、こうつぶやいた。8年ぶりの選挙戦。自民党現職の田中順造(65)と丸井裕(58)に中野渡が挑む。両現職陣営は「意識し過ぎないようにする」「動きが見えず不気味」と警戒感を強める。機動力を生かした「どぶ板選挙」の中野渡に、従来からの組織戦で受けて立つ。(敬称略)



 田中陣営は中野渡が「反自民、女性票の受け皿となりうる」と気にかけるが、田中は「(自分は)選ばれる立場。選ぶ側にいろいろな判断材料を提案しないと」と政策を訴えることに注力する。

 丸井陣営は、1万2千票の獲得を目標に置き、トップ当選を狙う。丸井は「江渡聡徳衆院議員、三村申吾知事、小山田久市長との太いパイプ」を強調し「使える議員を県政に送って」と訴える。

 一方、中野渡は市内を駆け回り、手を振ってくれる人を見つけては車から降り、握手する。「1日100回くらい車から降りる。市内すべての道路を通り、1人でも多くの人に会っていく」と草の根選挙を展開する。

 街頭では「二つの議席が同じ政党、同じ業種の人で占められている。一つを私に託して」と訴え続ける。

3569チバQ:2015/04/10(金) 21:13:13
http://yamagata-np.jp/news/201504/09/kj_2015040900195.php
県議選終盤情勢、村山は自民候補が先行 東根、南陽は接戦
2015年04月09日 08:01
 8選挙区で計24議席を懸けて36人が舌戦を繰り広げている県議選は12日の投開票まで3日間の運動期間を残すのみとなった。山形新聞が本社、支社を挙げて終盤情勢を探ったところ、新人4人で1議席を争っている村山市区では自民候補がややリード。現元3候補が激突している東根市区(定数2)と、現新一騎打ちの南陽市区(同1)はともに接戦。最上郡区(同2)西置賜郡区(同1)米沢市区(同3)鶴岡市区(同5)山形市区(同9)では現職が優位な戦いを進めている。

 村山市区は現職の勇退に伴い、4新人が熱戦を繰り広げている。保守票を手堅くまとめる自民候補を他の3候補が激しく追う展開が続いている。

 東根市区は、県連幹事長を務め6期目を目指すベテランと4期目を目指す中堅の両自民現職が基盤固めを進める一方、返り咲きを狙う無所属元職が切り崩しを仕掛け、接戦に持ち込んでいる。南陽市区では、ともに保守層を基盤とする自民現職と無所属新人がつばぜり合いを続けている。

 最上郡区は自民現職2氏に無所属新人2氏が挑む構図で、組織に勝る現職2氏を一方の無所属新人が猛追している。現新一騎打ちの西置賜郡区では自民現職が小国、飯豊両町で優位に立ち、無所属新人が大票田の白鷹町を拠点に懸命に追い上げている。

 米沢市区では無所属と自民の現職2氏が安定した戦いで、続いて自民新人が当選圏をうかがう。鶴岡市区は自民2氏と民主1氏の現職3氏が上位グループを形成。残る2議席を懸けて自民新人、無所属現職、共産新人の3氏が競っている。定数が最多の山形市区では唯一の新人(無所属)の活動が限定的で、現職の厚い壁を崩すまでの勢いは見られない。

 現段階で誰に投票するか態度を決めていない有権者も多く、その動向が選挙戦の行方を左右しそうだ。

3570チバQ:2015/04/10(金) 21:13:50
http://yamagata-np.jp/news/201504/09/kj_2015040900208.php
【2015統一選】【山形市区】トップ争う吉村、大内 現職勢が優位をキープ
2015年04月09日 10:49
(定数9―10)
 現職勢9人が支援団体や地盤を固めて優位を堅持。一方、全域に漂う低調ムードを払拭(ふっしょく)できず、各陣営は組織の引き締めに懸命だ。

 上位は3期連続トップ当選を狙う民主現職の吉村和武と自民現職の大内理加が競り合っている。

 吉村は告示日以降、全域での個人演説会を徹底。同年代の支援グループによる集会も開き、若い世代への支持拡大を訴えた。低調な選挙ムード、他陣営からの切り崩しに警戒感を強めながら足場固めに力を注ぐ。

 大内は上滑りを警戒し、地盤の北部に軸足を置いて支持固めに徹する。企業決起集会や集落単位の集会もこなし幅広い層に浸透。トップ当選も視野に入れ、新興住宅地の浮動票や女性票による上積みを目指す。

 中位グループは自民の金沢忠一、公明の菊池文昭、自民の奥山誠治と今井栄喜、社民の高橋啓介が混戦から抜け出そうと、それぞれの支持基盤を固め、さらに攻勢を強めている。

 金沢は地盤の沼木を中心に南西部を手堅くまとめる。南沼原では高橋としのぎを削っており、市長選や市議選の候補予定者と共に基盤を強化。元市長で父の忠雄時代の支援者らを起点に全域への浸透を図る。

 菊池は初当選した前回以上の得票を目指し、組織を引き締めながら、票の掘り起こしに努めている。地元の鈴川地区を拠点に、党公認で3人が出馬する市議選との連動を強化し、運動を活発化させている。

 奥山は市街地で地道に支援の輪を広げて足場を強化してきた。青年部組織「せいちゃんの会」を軸に若い世代の取り込みにも必死。山形商高同窓会などのネットワークも生かし、最終盤の追い込みをかける。

 7期目を目指す今井は後援組織の高齢化が課題だったが、青年部を一新。女性の集いも開いて各層に訴える。飯田や鈴川など各地の地縁を生かすため、市議選候補予定者と連動しながら全域からの集票を図る。

 高橋は地元・南沼原を固めつつあり、元県議・前田利一や系列市議と連動し、滝山などで票の上積みを図る。7日には自治労など支援労組の総決起集会を開き、最終盤の追い込みに向けて結束を再確認した。

 これに続くのは共産の渡辺ゆり子、社民の広谷五郎左エ門。

 渡辺は市内全域で共産の組織票を固めている。党市議の地盤で個人演説会を開くほか、中心部では党の衆院議員と演説し、政権批判票など新たな支持者の獲得で、7千票余りだった前回を上回る得票を狙う。

 6選を目指す広谷は他候補の切り崩しを警戒しつつ地元西部地区で強みを見せる。出遅れと後援会の高齢化が懸念材料だが、出身の全水道、情報労連など支援労組が活発に動き、根強い支持層にアピールする。

 無所属新人の大泉正信は活動が限定的で独自の戦いが続いている。現職批判の受け皿となるまでには支持が広がっていない。

■立候補者(届け出順)
◇山形市区(定数9―10)
金沢忠一 64 県議 自現
奥山誠治 55 県議 自現
広谷五郎左エ門 64 農業 社現
高橋啓介 62 県議 社現
渡辺ゆり子 62 県議 共現
菊池文昭 51 政党役員 公現
吉村和武 42 団体役員 民現
今井栄喜 73 県議 自現
大内理加 52 県議 自現
大泉正信 63 自営業 無新

3571チバQ:2015/04/10(金) 21:14:35
http://yamagata-np.jp/news/201504/09/kj_2015040900207.php
【2015統一選】【米沢市区】木村、後藤が優勢 渋間、当選圏うかがう
2015年04月09日 10:48
(定数3―5)
 現職の無所属木村忠三と自民後藤源が分厚い後援組織を足掛かりにトップ争いをしている。いずれも前米沢市議の3新人は、自民の渋間佳寿美が当選圏をうかがい、無所属の遠藤正人と共産の白根沢澄子が懸命に追う展開。2度の無投票を経た12年ぶりの選挙戦は、公明党支持者の動向、市街地を中心にした無党派層の票の行方が順位、当落の鍵を握りそうだ。

 4選を狙う木村は父の元県議莞爾の後援者、連合系労組に加え、若手市議らがフル回転。地盤の市街地を固め、全域で集票する勢い。6日に人気プロレスラーが応援に駆けつけ陣営のムードを盛り上げた。

 後藤は10期目に向けて上位が射程に。多選批判、系列の渋間出馬による危機感をばねに強固な後援会が機能。新道の駅の重点選定への貢献などの訴えが浸透してきた。必勝祈願祭には市長安部三十郎が出席した。

 渋間は元同僚市議、若手経営者、秘書を務めた元衆院議員遠藤武彦の後援者らの動きが活発化。無党派を含め支持が拡大している。7日に前復興相根本匠が来援。無投票組の自民県議の応援で票の上積みを図る。

 遠藤は地元南原地区に絞って個人演説会を開催。悪臭問題解決への行動力などを強調しているが、一部で現職陣営の切り崩しを受けている。親戚に当たる遠藤武彦の後援者らを軸に広く集票できるかが鍵になる。

 白根沢は国保税引き下げ、子ども医療費の無料化拡充などの地域政策を掲げて街頭演説を重ねている。課題の党支持層以外への浸透はいまひとつで、安倍政権への批判票の取り込みを目指す。

■立候補者(届け出順)
◇米沢市区(定数3―5)
白根沢澄子 64 政党役員 共新
渋間佳寿美 45 無職 自新
遠藤正人 51 行政書士 無新
後藤源 75 県議 自現
木村忠三 49 県議 無現

http://yamagata-np.jp/news/201504/09/kj_2015040900206.php
【2015統一選】【鶴岡市区】志田、阿部信、阿部昇の現職3人が上位に
2015年04月09日 10:48
(定数5―6)
 自民の志田英紀、阿部信矢、民主の阿部昇司の現職3人が上位グループを形成し、優位に戦いを進めている。これに続いて自民新人の佐藤聡と無所属現職の草島進一が激しく競り合い、共産新人の関徹が追い掛ける。

 自民現職の菅原元が後継を立てずに勇退したため、地盤としていた櫛引地域をはじめ市東部に位置する旧町村部の保守票が流動化。各候補は旧町村部をにらみつつ、浮動票の多い大票田の鶴岡地域市街地で激しい攻防を展開している。

 志田は一部支持者の重なる自民新人の出馬と衆院選に伴う出遅れに危機感を抱き、組織をフル回転。市内全域に攻勢を掛け、手広く票をまとめる。他陣営からの食い込みを警戒しつつ、票の上積みを目指す。

 阿部信は農業者の代表候補としての存在感と、6期24年にわたる実績を訴え、鶴岡地域の農村部で着実に票を固める。菅原を支えていた元県議松浦安雄の応援を受けながら、旧町村部にも食い込む。

 阿部昇は他陣営の攻勢を警戒しつつ、地盤の藤島地域で支持を固める。連合山形と社民系支持者の後押しを受けながら、「県政与党」としての実績をアピール。8日に決起集会を開いて陣営の引き締めを図った。

 佐藤は地元西郷地区や縁者の多い櫛引地域で強さを発揮しているが、他地域への浸透はやや限定的。若さを前面に打ち出し、知名度不足の解消と若年層の支持拡大に全力を挙げる。

 草島は市民派無所属をアピールし、無党派層の受け皿を目指す。この4年間、地元での活動に十分な広がりが出ず、支持層を固めることができるかが鍵を握るとみられる。

 関は市内全域をくまなく回りながら、組織票固めを進めているが、共産支持層以外への浸透はいまひとつ。8日には個人演説会を開いて、組織の引き締めを図った。

■立候補者(届け出順)
◇鶴岡市区(定数5―6)
志田英紀 64 県議 自現
関徹 54 政党役員 共新
佐藤聡 46 会社役員 自新
阿部昇司 64 県議 民現
草島進一 50 県議 無現
阿部信矢 68 農業 自現

3572チバQ:2015/04/10(金) 21:15:12
http://yamagata-np.jp/news/201504/09/kj_2015040900205.php
【2015統一選】【村山市区】能登わずかに抜ける 菊池、須藤、長谷川は一団で追走
2015年04月09日 10:47
(定数1―4)
 4新人の争いは、自民の能登淳一が混戦からわずかに抜け出し、菊池大二郎、須藤和幸、長谷川元の3人が一団を形成して追っている。16年ぶりの選挙戦だが、現時点で有権者の関心は低調。態度を決めかねている人も多く、終盤の動向によっては予断を許さない情勢だ。

 能登は党の組織力を生かし、市全域で保守票を固める。地元袖崎をはじめ、農村地域で優位に立つ。上滑りの不安もあったが、告示後、党所属の地元選出国会議員が連日応援に入り、陣営の引き締めを図った。

 菊池は若さと将来性を訴え、草の根戦術を展開。推薦を受けた民主支持層のほか、市長、県議を務めた父の人脈をつてに保守票も取り込み、追い上げを図る。

 須藤は地元西郷や戸沢、大高根などで堅実に票を集める。社民のほか、共産支持層や農村部の保守層の一部にも食い込む。楯岡では浸透しきれていない。

 政党の支援がない長谷川は街頭演説を多くこなし支持拡大を狙う。同年代や女性の支持を集めて地元楯岡でリードするが、広範囲な浸透には至っていない。

■立候補者(届け出順)
◇村山市区(定数1―4)
須藤和幸 64 団体役員 無新
菊池大二郎 32 行政書士 無新
能登淳一 60 農業 自新
長谷川元 42 僧侶 無新

http://yamagata-np.jp/news/201504/09/kj_2015040900204.php
【2015統一選】【東根市区】現職2人に元職迫る
2015年04月09日 10:46
(定数2―3)
 三つどもえの争いは一進一退の混戦。予断を許さない状況が続く。ともに自民の野川政文と青柳信雄が現職の強みを生かして支援の裾野を広げ、切り崩しを図る無所属元職の青柳安展が激しく追い上げる。各陣営とも総力戦を展開し、残る3日間の攻防が勝負の鍵を握る。

 有権者の約3割を占める東根、神町の両地区では転入世帯が急増。両地区では選挙に対する有権者の関心が薄く、盛り上がりに欠ける状況。投票率とともに浮動票の動向にも注目が集まる。

 野川は小まめに個人演説会を重ね、基盤を固める。防衛相中谷元も来援。神町で強みを見せ、長瀞と東郷の票も手堅くまとめる。切り崩しを受ける地域もあり、攻勢を強めて横一線から抜け出そうと必死だ。

 青柳信は農家を中心とした保守層に浸透。全域に支援の輪を広げる。地盤の東根は他陣営の切り崩しで激しく競り合う。広がりに欠けた神町はここに来て動きが活発化。組織を引き締め一層の上積みをうかがう。

 青柳安は現職批判票を取り込み、芸文関係のつながりも生かして支持拡大。衆院議員近藤洋介の支持層が中心になり支える。東根と小田島で票を伸ばす一方、広がりに欠ける地域もあり追い込みに全力を挙げる。

■立候補者(届け出順)
◇東根市区(定数2―3)
青柳安展 68 書道塾経営 無元
青柳信雄 70 農業 自現
野川政文 61 県議 自現

3573チバQ:2015/04/10(金) 21:16:24
http://yamagata-np.jp/news/201504/09/kj_2015040900203.php
【2015統一選】【南陽市区】佐貝、柴田競り合う 赤湯と宮内、各地盤で強さ発揮
2015年04月09日 10:45
(定数1―2)
 ともに保守層を支持基盤とする自民現職の佐貝全健と無所属新人の柴田正人が大接戦を繰り広げている。自民公認として組織戦を展開する佐貝と、若い世代を核に草の根運動で支持拡大を狙う柴田。両陣営の動きは激しさを増し、最終盤まで予断を許さない状況になってきている。

 佐貝は序盤、動きの鈍さが目立ったが、組織力と衆院議員鈴木憲和や参院議員大沼瑞穂、市長白岩孝夫らが連日、個人演説会で弁士を務めるなど、国―県―市が一体となった姿勢を強調し支持固めを進めている。

 同世代の支持者を中心に精力的に活動する柴田。4期無投票が続き、市民の声が県政に届かなくなったと訴える一方、街頭演説を繰り返すなどして世代交代をアピール。知名度の浸透とともに支持を広げている。

 大票田では赤湯地区で佐貝、宮内地区で柴田とそれぞれの地盤で強さを発揮。新興住宅地を含む沖郷地区で張り合っている。投票率を含め、若年層や非自民系支持者の動向が勝敗を左右しそうだ。

■立候補者(届け出順)
◇南陽市区(定数1―2)
佐貝全健 64 県議 自現
柴田正人 35 無職 無新

http://yamagata-np.jp/news/201504/09/kj_2015040900202.php
【2015統一選】【最上郡区】小松、伊藤を岸猛追 浮動票の取り込みが鍵
2015年04月09日 10:44
(定数2―4)

 組織力で勝る自民現職の小松伸也と伊藤重成がしのぎを削り、無所属新人の岸倫一郎が激しく追い上げている。同じく無所属新人の高桑順一は他候補に引き離された。混戦模様のため最終盤まで予断を許さない状況になりそう。特に地元から候補者が出ておらず、最大の票田でもある最上町を中心に、浮動票の取り込みが当落の鍵を握りそうだ。

 小松は若者や女性に支持を拡大。地元の真室川町で他候補を圧倒するほか、戸沢、鮭川両村でも各村議の支援を受け、優位に戦いを進めている。南部でも新たな票の掘り起こしに力を注ぎ、全域で浸透を図る。

 南部を地盤とする伊藤は各陣営の激しい切り崩しを受けるものの、有権者数の多い舟形、最上両町を手堅くまとめる。大蔵、戸沢両村では守勢を強いられるが、4期16年の実績を訴え票固めに力を入れている。

 岸は地元の金山町で大きくリード。最上町や鮭川村でもある程度食い込むが、現職の牙城を崩すまでには至っていない。父の参院議員岸宏一の支援者らの後押しも受け、同年代の若者や女性に支持を訴える。

 共産の支持を受ける高桑は最上小国川ダム建設反対や脱原発、憲法9条改正反対などを訴え、最上町などで一定の支持はあるものの、広がりを欠いている。

■立候補者(届け出順)
◇最上郡区(定数2―4)
高桑順一 69 無職 無新
伊藤重成 59 県議 自現
小松伸也 52 県議 自現
岸倫一郎 40 無職 無新

3574チバQ:2015/04/10(金) 21:16:43
http://yamagata-np.jp/news/201504/09/kj_2015040900201.php
【2015統一選】【西置賜郡区】小池を青木追い上げ 
2015年04月09日 10:42
(定数1―2)
 自民公認で4選を目指す小池克敏が現職の強みを生かしてやや先行し、無所属新人で前白鷹町議会議長の青木彰栄が猛追する展開。両者とも地元で優位に戦いを進めており、1議席をめぐる現新一騎打ちは残り3日間の攻防が勝敗を分けそうだ。

 隣接する小国、飯豊両町に加え、長井市を隔てた白鷹町の3町が同一選挙区という区割り。特殊な地理的条件が背景となり「地域間競争」の色合いが濃くなっている。

 小池は地元が小国町で、元飯豊町職員。各種企業などを手堅くまとめ小国町で大きくリードし、行政経験が長く、知名度の高い飯豊町でも優位に立つ。衆院議員遠藤利明らが個人演説会などでエールを送った。

 青木は女性応援組織「あいの会」や同級生らと草の根運動を展開。元参院議員舟山康江らも加勢し、白鷹町のほぼ全域で支持を広げる。小国、飯豊両町でも一層の浸透を目指し、現職の批判票取り込みにも懸命だ。

■立候補者(届け出順)
◇西置賜郡区(定数1―2)
青木彰栄 61 農業 無新
小池克敏 71 県議 自現

3575チバQ:2015/04/10(金) 21:17:50
http://www.sakigake.jp/p/special/15/kengisen/feature/05/article_01.jsp
連載企画:終盤情勢
[上]
鹿角市・郡、大館市、北秋田市・郡、能代市・山本郡
鹿角市・郡(定数2―3) 現職やや先行の展開

 川口一(64)=自民現=と大里祐一(79)=同=がやや先行し、石川徹(50)=無所属新=が懸命に追う展開。ただ全般的に有権者の反応は鈍く、各陣営とも感触をつかみきれないでいる。情勢は流動的で、終盤の戦い方が鍵を握る。

 前回トップ当選した川口は地盤の小坂町で優勢。鹿角市でも後援会支部がフル回転し、農村部を中心に着実に支持を広げている。

 大里は有権者の多い地盤の花輪地区を中心に支持固めに懸命。十和田、八幡平など他地区もきめ細かく回り、票の掘り起こしを狙う。

 出馬表明が遅れた石川は地盤の十和田地区を中心に支持を広げたい考え。初めて推薦を得た民主支持層にどこまで浸透するかが鍵。

大館市(定数3―4) ベテランを3氏追う

 鈴木洋一(71)=自民現=が先行し、追う佐藤賢一郎(67)=同、虻川信一(69)=民主現、石田寛(68)=社民元=が激しく争っている。

 7期目を目指す鈴木は商工業者の支持を手堅くまとめた。地盤の花矢地区を中心に、自民支持層の多い農村部で票の上積みを図る。

 旧比内町長の佐藤は比内地区で攻勢を強める虻川の動きに危機感を募らせる。同地区や中心部の保守層の票固めへ活発に動いている。

 二井田真中地区が地盤の虻川は、比内地区の元県議の支援を受け同地区への浸透を図る。自民党の農協改革を批判し、農家票の取り込みも狙う。

 石田は連合秋田傘下の労組票の多くをまとめた。地元の長木地区など有権者の多い中心部では非自民、無党派層の票の掘り起こしにも懸命だ。

北秋田市・郡(定数2―3) 現職2人、優位に立つ

 北林丈正(54)=自民現=が先行し、続く近藤健一郎(59)=同=を藤本友里(35)=共産新=が追う展開。有権者の半数近くを占める鷹巣地区の票と、無党派層の票の行方が注目を集める。

 前回トップ当選の北林は、分厚い後援会組織を生かした選挙戦を展開。鷹巣地区を中心に全域に浸透し、自民・公明支持層をはじめ、幅広い年代の支持を集めている。

 旧森吉町長の近藤は森吉地区に選挙事務所を構えるが、鷹巣地区でも一定の支持を固めた。自民支持層のほか無党派層にも浸透しており、票の上積みを狙う。

 藤本は共産票を固める一方、非自民票の取り込みに力を入れる。選挙事務所は鷹巣地区に置くものの地盤を持たず、全域で女性や若者の支持拡大を図っている。

能代市・山本郡(定数4―6) 4新人競り合い混戦

 現職2人、新人4人が激しく競り合い、混戦模様となっている。現職はともに建設業界出身で、有権者の多い能代市を支持基盤として安定した戦いぶりを展開。新人はそれぞれの地盤や支持層を固めながら追っている。

 現職では、能登祐一(68)=自民現=が各地の市議や町議と共に一巡し、支持固めを図っている。終盤もくまなく回り、引き締めを図る。

 中田潤(68)=無所属現=は告示前に集会を開いた八峰、三種両町を中心に、票の上積みに努めている。終盤は能代市で支持を固める。

 新人では、三種町を地盤とする佐藤信喜(40)=自民新=が八竜地区をまとめた。唯一の郡部候補や若さをアピールし他地域への浸透も図る。

 能代市二ツ井町と藤里町が地盤の高橋武浩(53)=自民新=は、地元に重点を置き遊説している。他地域も精力的に回り上積みを狙う。

 吉方清彦(44)=無所属新=は前回獲得した約6千票を固めながら浮動票の取り込みを狙っており、能代市を中心に票の掘り起こしに努める。

 社民と連合秋田の推薦を受けた薄井司(54)=無所属新=は労組票をほぼ固め、地域振興策を訴えながら幅広い層に支持を求めている。

(敬称略)

(2015/04/09 付)

3576チバQ:2015/04/10(金) 21:18:17
http://www.sakigake.jp/p/special/15/kengisen/feature/05/article_02.jsp
連載企画:終盤情勢
[中]
秋田市、由利本荘市
秋田市(定数12―16) 混戦、票の奪い合いも

 一部の新人、現職が優勢に戦いを進めている。一方、多くの候補が当落線上におり混戦状態となっている。2011年の前回選挙に比べて定数1減、候補者3人減となり、投票率が大幅に下がらなければ、前回6千票余りだった当選ラインは上がるとみる陣営は多い。

 鈴木健太(39)=自民新、沼谷純(42)=民主現、田口聡(60)=公明現=が先行。鈴木は自民支持層と無党派層に支持を広げている。沼谷と田口はそれぞれ所属政党の支持層を固めつつある。

 元秋田市議の鳥井修(47)=無所属新=は連合秋田の推薦を受け手堅く選挙戦を進める。同じく元市議の加賀屋千鶴子(53)=共産新=は共産支持層に加えて女性票の取り込みを図る。

 工藤嘉範(57)=自民現=は地元の東部地区を中心に農家票などを取り込む。三浦茂人(56)=無所属現=は地元外旭川に加え、前回2位当選の中泉松司(現参院議員)の地盤である下新城などで支持拡大を図る。雄和地区が地盤の竹下博英(61)=自民現=は仁井田に事務所を構え、前回トップ当選した冨樫博之(現衆院議員)の支持層を取り込みたい考え。

 元秋田市議の今川雄策(42)=自民新=は、地元の泉以外でも浸透を図っている。

 現職と新人らは多くの地域でしのぎを削る。自民は前回より2人多く、候補者同士の票の奪い合いも激しさを増している。

 現職では、8選を目指す北林康司(73)=自民現=が地元八橋や企業などの支持固めに努める。石川ひとみ(64)=社民現、丸の内くるみ(70)=無所属現=は、いずれも労組や市民運動の支持が基盤。中央部を重点的に回り、追い込みをかける。

 最上英嗣(48)=自民現=は地元土崎の商工業者を中心に票の取り込みを目指す。まるさん(60)=本名・菅原博文、自民現=は地元新屋などを中心に得票を狙う。

 黒崎一紀(56)=無所属新=は地元の雄和地区以外でも票の掘り起こしを図る。3月中旬に出馬表明した石川錬治郎(75)=無所属元=は、街頭演説を重ねて巻き返しを狙う。

由利本荘市(定数3―4) 現職4人激しく競る

 現職4人が生き残りを懸けて激しく争っており、予断を許さない状況だ。無党派層の動向が当落の鍵を握るとみられる。

 7期目を狙う佐藤健一郎(63)=自民=は地盤の矢島、鳥海をまとめるが、本荘への浸透はいまひとつ。前回はトップ当選したものの、前々回から約2千票減らした。陣営は市議らがフル回転し票の掘り起こしを急ぐ。

 連合秋田が推薦する三浦英一(59)=無所属=は民主、共産支持層のほか、初めて応援を受けた村岡敏英(衆院議員)が所属する維新の支持層にも浸透。有権者の多い本荘でやや優位に立ち、出身地矢島でも支持拡大を目指す。

 加藤鉱一(66)=自民=は町長を務めた岩城をほぼ固めて他地域へ攻勢。約1年前から市議らと共にあいさつ回りに力を入れており、大内や本荘、西目にも食い込む。維新支持層にも浸透、保守を固めて票の上積みを図る。

 唯一の女性、小田美恵子(68)=自民=は本荘で三浦と競り合う。大内、西目などへの浸透も図る。4人の中でただ一人、村岡の支援を受けていないが、維新支持層の一部を取り込む。自民票は分散しており、支持固めに懸命だ。

(敬称略)

(2015/04/10 付)
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3577チバQ:2015/04/10(金) 21:18:50
下がまだだった。。。

3578チバQ:2015/04/10(金) 21:52:16
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150408ddlk02010115000c.html
’15統一地方選:議会の課題/上 県議へ「第2の報酬」の政活費 問われる透明性 「さじ加減」とせめぎあい /青森
毎日新聞 2015年04月08日 地方版

 「議員が県民に説明責任を果たす必要はある。ただ、あまりにも政務活動そのものを縛るような『角を矯めて牛を殺す』ことはあってはならない」

 3月17日の定例県議会最終日。阿部広悦議長は閉会後の定例記者会見で、議会として政務活動費の透明性向上に努めるべきだとしつつ、一定の「さじ加減」が必要だとの認識も示した。

 県議会では、議員1人あたり月31万円、年372万円が支給される政活費。2012年の地方自治法改正で「政務調査費」から名称を変え、従来の「調査研究」に加え、「その他の活動」にも使えるようになった。議員報酬とは別に支給され“第2の報酬”とも指摘される。昨年は不自然な支出が発覚した兵庫県議の「号泣会見」などで注目を浴びた。

 弘前市民オンブズパーソン(葛西聡代表幹事)は昨年6月、改称前の12年度の「政調費」のうち約1億円が不当な支出だったとして、県監査委員に住民監査請求。海外出張中に県庁に国際電話をかける必要があったとして、1カ月で20万5770円の携帯電話代を全額計上したものや、ニュージーランドの視察旅費20万8340円などを挙げたが、監査委員は同8月に請求を棄却。それでも「研究活動などの内容が県民により明らかになるよう、透明性向上について検討されたい」との意見が添付された。

 監査委員の調査の過程で、県議7人が事務所費や人件費などへの政調費の充当割合が不適切だったとして、収支報告書を相次いで訂正し、計97万円を返還する反応もあった。

 県議会政調費に関する同オンブズの請求は05年度、08年度に続き3回目。いずれも訴訟に発展したが、過去2回分はいずれも棄却されている。ただ、オンブズの指摘を受け、県議会も1円以上の支出に領収書の添付を義務づけるなど、対症療法的にマニュアルを見直してきた。

 監査委員の指摘を受けた県議会は今年7月から、収支報告書や支出証明書、領収書などの写し集計表を県議会のホームページ(HP)で公開する方針だ。一方、県外視察などの政務活動の概要報告書の提出の必要性では一致したが、具体的な内容には踏み込めず、改選後の議員に宿題が託された。

 同オンブズの高松利昌事務局長は「住民のチェック機能が高まる。一歩前進」と一定の評価はする一方、「政活費は『生活費』ではない。税金である以上、政策立案にどう反映されたのか、評価も批判も受けるのが議員活動だ」とクギを刺す。

 オンブズの指摘はどこまで県議に響いているか。今回の県議選の立候補者64人のうち現職は45人。オンブズの候補者対象の政活費に関するアンケートでは、回答者30人のうち29人が政務活動の概要報告書を「公開すべきだ」とした。しかし、現職の回答者は17人だけ。せめぎあいは続く。

 =  ◇  =

 3日告示の県議選を皮切りに、県内でも統一地方選が始まった。議会はいま、機能しているのか。現状と課題を検証する。【森健太郎】

3579チバQ:2015/04/10(金) 21:52:53
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150409ddlk02010075000c.html
’15統一地方選:議会の課題/中 相次ぐ無投票当選 「しこり」回避、人材難 有権者の「しらけ」を助長 /青森
毎日新聞 2015年04月09日 地方版

 「選挙戦になると、田舎ならではの『村八分』のような争いが起きた過去もある。黒石はそういう不毛な争いをしている場合ではないという市民の思いだろう」

 県議選告示日の3日午後5時。立候補届け出締め切りと同時に無投票当選が決まった自民現職、鳴海恵一郎氏は、記者団の取材に無投票の要因をこう説いた。

 昨年6月の補選を含めて5回連続で無投票となった黒石市区。鳴海氏は、市長を4期務めた鳴海広道・前市長の長男でもある。その鳴海前市長の昨年の引退に伴う後任市長は、県議を辞して転身した高樋憲・現市長。高樋氏の欠員を埋める補選には、鳴海氏が後継指名を受けて出馬した。

 高樋氏と鳴海前市長は1998年の市長選で正面切って戦った過去もあるが、ポストをやり取りする形で保守政界の結集を図った。共産党を除きオール与党の市議会内部でも「単なる首のすげ替え」との批判がくすぶるが、対抗馬の人材不足は否めない。

 対抗馬不在は、関係者間の「しこり」を避けたい雰囲気によるものだ。昨年1月の平川市長選は保守分裂の激しい選挙戦となったが、それが過熱して買収工作に結びつき、当時の市議20人中15人が選挙違反で逮捕された。この「教訓」から、昨年6月のむつ市長選では、自民系3氏が出馬に意欲を示したのに対し、自民県連内では「平川の二の舞いにしてはいけない」とのつぶやきが続出。急逝した前市長の長男への一本化でまとまり、保守分裂は抑え込まれた。

 今回の県議選では16選挙区(定数48)のうち、黒石市区、つがる市区、東津軽郡区、西津軽郡区、南津軽郡区の5選挙区で無投票となった。いずれも1人区で、自民現職が再選。無投票は東津軽、西津軽両郡区で3回連続、つがる市区も2回連続だ。当選を重ねて重鎮化する現職の壁は厚く、あえて「しこり」を生んでまで挑戦しようとする保守系候補が不在となる悪循環が生まれている。平川事件の公判では、選挙で現金が飛び交うことを疑問に思わない発言が相次いでおり、今回無投票となった南津軽郡区の女性(71)は「無投票ならカネが飛ばなくていい」と皮肉まじりに受け入れる。

 県内で昨年1年間にあった12の市町村長選でも、5自治体で無投票となった。無投票で当選したある首長は「財政難や人口減に苦心する首長のポストに魅力が感じられないのかもしれない」としたうえで、「丁寧に根回しすれば、好き嫌いではなく政策的な判断が優先され、スピード感のある行政運営ができる」と無投票当選のメリットを指摘する。

 県内の政治事情に詳しい木村良一・青森中央学院大名誉教授は「人材不足や議員の世襲化でしらけた有権者が増えている。相次ぐ選挙違反も政治不信を助長し、低投票率につながっている」と指摘。一方で「かつてのような激しい選挙を避けるようになった結果、お祭り的な要素のあった選挙への関心が薄れている。有権者もなぜ選挙が必要なのか、主権者意識を高めなければならない」と訴える。【佐藤裕太、森健太郎】

3580チバQ:2015/04/10(金) 21:53:22
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150410ddlk02010008000c.html
’15統一地方選:議会の課題/下 4年間、議案否決ゼロ 「ぬるま湯議会」指摘も 問われる議員の政策立案 /青森
毎日新聞 2015年04月10日 地方版

 県議会ではこの4年間、県執行部が提出した議案が否決、修正されたことはない。特に、現職46人中30人を占める最大会派・自民党はすべて原案通り賛成してきた。本来、地方議会と執行部の関係は「車の両輪」と言われるが、実際に議会の意思が県の施策にどこまで反映されたのかが見えにくい。識者からは「ぬるま湯議会」との指摘も上がる。

 県議にとって、住民の声を行政に届け、政策を提言する貴重な機会が本会議での質問だ。だが、4年間の任期中に開かれた計17回の議会では、一度も質問に立たなかった議員が1人、質問に立ちにくい議長経験者や任期途中の補選当選者を除き、1回だけが1人だった。あるベテラン県議は「『晴れ舞台』は若い人に譲った方がいい。地元の有権者も理解してくれている」と話す。

 では、県民の代表者である議員は、地元の意見をどのように県政運営に反映しているのか。その方法を探る一つが議員提案による政策条例だ。しかし、県議会ではこの4年間、県民生活に直接影響する議員提案の政策条例の制定は「歯と口の健康づくり八〇二〇健康社会推進条例」の1本のみ。県内の市町村議会でも発議の動きは鈍く、議会が政策立案の役割も十分に果たしてきたとは言い難い。

 こうした状況を改善しようと、県議会は2013年6月、議会が果たすべき役割や責任を示す「議会基本条例」を制定。基本理念には政策の立案・提言、行政監視機能の強化、県民への説明責任などに取り組むことを明記し、ようやく議会改革の一歩を踏み出した。 条例制定を受け、委員会では議員同士が意見をぶつけ合いながら論点を整理する「議員間討議」も始まった。ただ、これまで実際に討議になったのは13年12月の新幹線・鉄道問題対策特別委員会で北海道新幹線の貨物列車とのすれ違いによる減速問題をテーマにした1回だけに終わっている。

 毎年、全国の都道府県議会を対象に情報公開や住民参加などを調査している早稲田大学マニフェスト研究所の14年度「議会改革度ランキング」では、県議会は41位。前年の33位から順位を下げた。住民への議会報告会がないことや、議会の取り組みに対する評価機関がないことが低い点数につながったという。

 同研究所の客員研究員でもある佐藤淳・青森中央学院大学准教授(政治学)は「相次ぐ不祥事で全国の地方議会が変わり始める中、青森県議会は改革の流れに乗り遅れている。基本条例も『つくって終わり』で、改革したフリをしている」と手厳しい。「議員は地域住民の意見のスルーパスではなく、政策や事業のアイデアを練り上げる力量が問われている」と指摘している。

 県議会基本条例の前文にはこうある。「真の地方自治の確立を目指すためには、県民の意思を的確に把握し、県政に適切に反映させるとともに、県民に開かれ、信頼される議会の構築に一層努めなければならない」。県民の負託に応えるため、議会をどう変えるのか。改革の実効性が問われている。【森健太郎】

3581チバQ:2015/04/11(土) 01:47:48
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201504/20150410_11023.html
<仙台市議選>「輝くまち」議員手さぐり状態


地域政党の結成をアピールした仙台市議ら=7日、仙台市青葉区
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 地域政党「輝くまち」を結成した旧みんなの党出身の仙台市議4人が、告示まで3カ月半に迫った仙台市議選(7月24日告示、8月2日投開票)に向けてアピールに躍起だ。旧みんなの党が、自民、民主の二大政党に対抗する第三極の中心として期待を集めた前回(2011年)とは一変、大きな風は期待できない状況。新たな看板の下、手探りのまま前哨戦に突入した。

◎「原点に戻り地道に」/第三極、前回の追い風なく

 地域政党の結成を発表した翌日の7日早朝。輝くまちの仙台市議2人が仲間の地方議員4人とJR仙台駅前に立った。小雨降る中、「看板もなければのぼり旗もないが、みんなの党の原点に返って政策を訴えていく」と決意を表明した。
 メンバーは「既成政党に属さない選択をしたことで、地方議員としての立ち位置が明確になった」と手応えを感じる一方で、不安ものぞかせる。若手の一人は「前回はベテラン議員にも勝てる、トップ当選できると思った。それほど強い追い風だったが今回は違う。不安だ」と打ち明ける。
 前回、旧みんなの党から立候補した6人中4人が当選。うち3人が新人で、勢いを印象付けた。ただ4人でつくる会派「輝く仙台」は、定数55の市議会で2番目に小さい。今回は現職4人の議席維持が焦点で、党勢拡大には程遠い状況だ。
 新党旗揚げに他党関係者からは「地域政党というのは目新しい」と評価の声がある一方、「第三極の厳しい情勢は変わらない」「選挙に影響ない」と冷ややかな見方も出ている。
 会派を率い、「輝くまち」の代表にも就いた柳橋邦彦議員=泉区、6期=はこう力説する。
 「行政の徹底的な効率化といった、旧みんなの党の政策は間違っていない。前回は風で当選したとしても、地道な活動を続けていれば大丈夫なはずだ」


2015年04月10日金曜日

3582チバQ:2015/04/11(土) 09:10:46
http://www.asahi.com/articles/CMTW1504090600001.html
保守分裂ダムも焦点/2015統一地方選
2015年4月9日10時35分
◆ 県議選激戦区から 最上郡区

 前回無投票だった最上郡区(定数2)は、4人が競う注目区となっている。

 ◆ 新顔2氏に2現職警戒

 ともに自民現職の伊藤重成氏、小松伸也氏に加え、同党参院議員岸宏一氏の長男岸倫一郎氏が無所属新顔として立候補し、保守が分裂。さらに、最上小国川ダム建設計画の見直しを訴える高桑順一氏も共産支持の無所属新顔として議席を目指す。

 「横一線の戦いです」。伊藤氏は5日、舟形町での街頭演説で、保守分裂を受けてこう訴えた。5期目を目指す伊藤氏は選挙になった1、3期目でトップ当選を果たしている。だが、陣営は支持者に向けた資料で、「現在の位置は『危険ゾーン』にいる状況」と記すなど、危機感を募らせる。

 立候補を表明した3月20日の会見で「ダム建設の見直しを主張する候補がいれば、私は選挙に出なかった」と述べた高桑氏は、小国川漁協理事でもある伊藤氏と同じく最上郡南部の舟形町に事務所を構える。陣営の事務局次長を務める高山信男・元大蔵村議は「個人演説会の代わりに、選挙カーでこまめにダム見直しを訴えている」。

 2期目を目指す小松氏は初の選挙戦。3月14日に真室川町で開いた県政報告会で、「いま自民党には力がある」と訴えた。陣営は、同じく最上郡北部を地盤とする新顔の岸倫一郎氏を警戒する。選対本部長を務める佐藤忠吉・真室川町議長は7日、「本人に実績がないとしても父親の影響力という、未知数の力がある」と本音を語る。

 金山町で3月29日にあった岸倫一郎氏の総決起大会には吉村美栄子知事が出席し、「私を応援してくださる県議を増やしていただきたい」と述べた。岸宏一氏は、「(自民)党に迷惑はかけるが、息子が決意した以上応援したい」。倫一郎氏は6日、取材に対して「父の力を頼るとか頼らないとかではなく、最上郡を変えていく選挙をしている」と述べた。(上田真仁)

3583チバQ:2015/04/11(土) 09:11:53
http://www.asahi.com/articles/CMTW1504060600002.html
県議選激戦区から/2015統一地方選
2015年4月6日12時58分
 ◆ 三つどもえ、応援白熱/県議選激戦区から 東根市区

 過去2回、無投票で当選が決まった県議選東根市区(定数2)は、2月に無所属元職が立候補を表明したことで、激戦の様相を呈してきた。自民現職の2人のもとには自民党の国会議員らが応援に駆けつけ、民主の推薦と社民の支持を得た元職を民主党の衆院議員が支援。自民、民主の両党がしのぎを削る。

 ◆ 自・民の国会議員次々と

 3月29日夜、市内であった青柳安展氏の決起大会。「600人集まった」。満席のホールの壇上で、民主党県連会長の近藤洋介衆院議員は誇らしげに語った。

 青柳安展氏が立候補を正式表明したのは2月末。近藤氏の熱烈な要請を受けて、決意したという。

 青柳安展氏は12年前の県議選で初当選。県議辞職後、再び東根市議を務め、通算7期目の途中だった。

 昨年12月の衆院選で、東根市を含む山形2区から立候補した近藤氏は、自民党の鈴木憲和氏に約7500票差で敗れ、比例区で復活当選した。東根市では、約2700票もの差をつけられた。告示後の5日には青柳安展氏とともに街頭に立ち、「市議会議長も務めた安展候補を、ぜひ県議会に送ってあげて下さい」と声を張り上げた。

 陣営は、吉村美栄子知事が事務所を訪れた際の映像を決起大会で流すなど、知事との友好関係を強調。「党派を超え、幅広い支持を集めたい」(陣営幹部)と意気込む。

    ◇

 告示日の3日、自民党県連会長の遠藤利明衆院議員が第一声に駆けつけたのは、東根市区の野川政文氏と青柳信雄氏=いずれも自民現職=の陣営だった。

 野川氏の事務所では、マイクを手に「(自分の選挙区の)山形市ではなく、まずここに来たのは、(県連)幹事長を当選させることが大事だからだ。いま吉村知事ですが、議会は自民が過半数。自民がウンと言わなければ県政は動かない。その取りまとめが野川さん」と力を込めた。エールをもらった野川氏は、「(初当選した)20年前の初心に戻ってやり直そうと思う。東根から山形を変えていきたい」と支持者に訴えた。

 市内を回り、市民との対話に時間をかけてきた野川氏。だが、陣営幹部は青柳安展候補の動員力を警戒する。5日には、野川氏と個人的に親交のある中谷元・防衛相が応援に入り、支持を呼びかけた。

    ◇

 「当選しても1期目では何もできない。信雄さんは(県議を)3期もやっている。ここでさらに信雄さんを県議に押し上げていただければ、皆さんのお話も実現できる」。5日にあった青柳信雄氏の街頭演説。応援に駆けつけた鈴木衆院議員がマイクを握った。青柳信雄氏も「非常に厳しい戦い。どうぞ力を貸していただきたい」と訴えた。

 青柳信雄氏は、2013年の知事選で吉村知事を支援、3月29日に事務所で開いた決起集会で知事と握手し、「(県議会で)厳しいことも申し上げているが、協力できることは協力している」と集まった人たちの前で述べた。告示後は、鈴木氏や大沼瑞穂参院議員が連日のように駆けつけ、街頭で応援演説を行っている。

    ◇

 青柳安展陣営幹部は「現職は強いが、事務所の雰囲気はいい」と意気込む。自民現職の2陣営の幹部は「3人が横一線。現職としての実績を地道に訴えていきたい」と話す。(井上潜)

3584チバQ:2015/04/11(土) 09:12:20
http://www.asahi.com/articles/CMTW1504070600001.html
16年ぶり選択の機会/2015統一地方選
2015年4月7日10時05分
◆ 定数1 新顔4氏せめぎ合い/県議選激戦区から 村山市

 2002年の県議補選から無投票が続いていた村山市区(定数1)は、今回、一転して4人の新顔が立候補する混戦模様となっている。自民公認と無所属の候補が競って支持を訴え、有権者が1999年以来、16年ぶりに一票を投じる機会が訪れている。

 3月30日夜、村山市民会館で、村山青年会議所主催の公開討論会が開かれた。壇上には、自民公認の能登淳一氏(60)と、いずれも無所属の菊池大二郎氏(32)=民主推薦=、須藤和幸氏(64)=社民推薦=、長谷川元氏(42)の4人が顔をそろえ、約400人が訴えを聞いた。

 村山市区では、自民公認(補選当時は無所属)の児玉太氏(44)が2002年の補選以来、4期連続で無投票当選を重ねていた。児玉氏は昨年4月、5期目を目指す意思を表明。対抗して名乗りを上げたのが、市議の長谷川氏だった。

 長谷川氏は今月5日の演説会で「新聞にも出ていたが、無投票当選は無免許運転と同じ。村山市の県議は、十数年間も無免許運転だった」と批判。隣の東根市と比べても、子育て支援や教育などの点で遅れているとして、「止まったままの村山の時計を進めなければいけない」と訴えた。

 児玉氏は長谷川氏の立候補表明後、「健康上の不安」を理由に立候補を取りやめ、自民は代わりに昨年9月、市議会議長も務めた党村山市支部長の能登氏を擁立した。11月には菊池氏が、今年2月には須藤氏が相次いで立候補を表明。ある陣営は「現職が辞退して、みんな勝てると見込んだんじゃないか」とみる。

    ◇

 「今の村山には、市、県、国の強いパイプがある。そのパイプを絶やしてはいけない」。能登氏は、3月末の座談会で、こう強調した。告示後の街頭演説や個人演説会には、鈴木憲和衆院議員や大沼瑞穂参院議員らが連日応援に駆けつけている。9日夜の演説会には、志布隆夫・村山市長も来る予定だ。

 一方、民主推薦の菊池氏は、「政党色は出さず、候補者個人をPRする」と話す。父の汪夫氏は、選挙となった1999年の県議選村山市区で自民公認として再選を果たし、その後、村山市長を務めた。菊池氏は「自分は政治の経験がないからこそ、村山を変えられる」と、市議出身の3候補との違いを訴える。

 無所属で、社民の推薦を受ける須藤氏は、吉村県政との距離の近さをアピール。5日の個人演説会で社民党県連合の吉泉秀男代表は「須藤さんは吉村知事とはあうんの呼吸だ」と述べ、須藤氏も「吉村知事は、自然と文明が調和した社会をつくると言っている。私も同じ気持ちだ」と応えた。

    ◇

 16年ぶりの選挙戦について市内に住む70代の男性は「無投票が続いて、県議会そのものへの興味も薄れてしまっていた。選挙になったのはいいこと」と歓迎する。だが、4陣営のなかには、有権者の盛り上がりが感じられないと、心配する声もある。ある陣営幹部は「(市中心部の)楯岡は、選挙カーで呼びかけても反応が悪い。周りの人同士で遠慮し合っているのか、そもそも関心がないのか」とこぼす。別の陣営では、「16年間も選挙がなかったんだ。みんな、県議選があるという実感がないんじゃないか」との声もある。(松本紗知)

3585チバQ:2015/04/11(土) 09:12:57
http://www.asahi.com/articles/CMTW1504090600002.html
県議選山形市区/2015統一地方選
2015年4月9日10時43分
◆ 視線の先は市議・市長選

 「今回は市議選、市長選の前哨戦ともいえる選挙だ」。県議選山形市区(定数9)での個人演説会では、応援の弁士からこのような言葉が聞かれる。自民、民主など5政党が公認する現職9人と無所属新顔1人の10人の争いだが、各党の視線は19日告示の市議選、さらに9月6日に告示される市長選に向いている。

 ◆ 「拮抗」「奪還」可能性見据え

 「市議会の中で引き続き伊藤美代子さんに活躍してもらい、伊藤さんから情報を頂きながら県に対処していきたい」。7日夜、住宅地の公民館で開かれた個人演説会。社民現職は約15分間の演説を、同席した市議への激励で締めくくった。

 「選挙サンデー」の5日、七日町のデパート前で行われた共産現職の街頭演説では、選挙カーの上に、県議選の候補者とともに、市議選に立候補する3人の現職と新顔1人が並び、佐藤亜希子市議が「3人だった市議を4人へと、力を強めることができますようお願いします」と訴えた。

 告示前の3月27日に開かれた公明党の講演会でも、昨年の衆院選比例東北ブロックで初当選した真山祐一氏が「県議選が終わると市議選があります。あわせてご支援を」と呼びかけた。

 各党が市議選を重視するのは、市川昭男市長と市議会との関係に変化が生じる可能性があるからだ。

 現在の市議会(定数35)は、4年前の市長選で市川市長を支援した民主、共産、社民各党など与党系が19人(議長、副議長を含む)を占め、自民系と公明の計15人を上回っている。

 定数が2減の33となる今回の市議選では、公明が現職の2人に加えて新顔1人を擁立。引退議員が与党系3人に対し、自民系は1人にとどまることから、選挙結果によっては、与野党の勢力が拮抗(きっ・こう)する可能性もあると見られている。

 さらに自民が目指すのは金沢忠雄市長時代以来、主に現在の民主・社民系が担ってきた市政の「奪還」だ。

 現在3期目の市川市長は次期市長選への対応について「白紙」との考えを繰り返しているが、前回約1万票差で敗れ、再挑戦に向けて自民の推薦を得た佐藤孝弘氏は自民、公明両党候補の応援に回っている。

 4日夜、市西部の公民館で開かれた自民現職の個人演説会で、佐藤氏は「県議選、市議選、市長選をひとつの選挙だと思っていただきたい」と語り、地方創生の実現には国・県・市の連携が欠かせないと強調。さらに近くの小学校の改築について「1期目の4年のうちに建て替えをします」と明言し、約200人の聴衆から拍手を受けていた。(戸松康雄)

3586名無しさん:2015/04/12(日) 16:27:20
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date4&k=2015040700729
村長、出直し選不出馬=セクハラ問題受け辞職-宮城県大衡村

 女性職員へのセクハラ問題で村議会による不信任決議を受け、議会を解散するとともに辞職願を提出していた宮城県大衡村の跡部昌洋村長(66)が7日記者会見し、出直し村長選に出馬しない意向を表明した。8日付で辞職する。村長・村議選は21日告示、26日投開票の日程で行われる。

 跡部村長をめぐっては、3月、女性職員が性的関係を迫られるなどセクハラやパワハラを受けたとして、損害賠償を求めて仙台地裁に提訴した。村長は7日の会見で、一連の騒動について「村民の皆さんにおわび申し上げたい」と謝罪。セクハラなどに関しては「していない」と否定し、訴訟で請求棄却を求め争う姿勢を示した。 (2015/04/07-19:08)

3587チバQ:2015/04/12(日) 20:07:31
>>3575-3576
http://www.sakigake.jp/p/special/15/kengisen/feature/05/article_03.jsp
連載企画:終盤情勢
[下]
潟上市、大仙市・仙北郡、横手
潟上市(定数1―2) 新人同士激しい戦い

 ともに新人の鈴木雄大(44)=自民=と佐藤敏雄(42)=無所属=が激しく競り合っている。有権者の約6割、約1万8千票を抱える天王地区の票の行方が勝敗を分けそうだ。

 鈴木は地元の天王地区北部の湖岸を中心に支持拡大を目指し、昭和地区でも一定の支持を得ている。無投票当選した周辺選挙区の自民県議が応援に入るなど、自民、公明支持層の票を固めつつある。

 佐藤は地元の天王地区南部の追分を中心に浸透を図っている。応援するこだま祥子県議、石川光男市長の支持者を取り込んでいるほか、企業への支持拡大に努める。非自民支持層にも浸透しつつある。

 天王地区の一部に広がる新興住宅地では、多くの浮動票が見込まれる。鈴木、佐藤両陣営とも市内全域をくまなく回りながら、浮動票を奪い合う展開となっている。

大仙市・仙北郡(定数5―6) 現職、票の上積み図る

 安定した地盤を持つ現職5人を新人が追う展開。有権者の約35%が集中する大曲で激しい票の奪い合いになっている。

 渡部英治(65)=無所属現=は大曲を地元とする唯一の候補。連合秋田の組織票に加えて保守系からも支持を集め、浮動票の上積みを図る。

 社民党推薦の加藤麻里(57)=無所属現=は労組票をまとめ、地元の仙南、支援を受ける元県議の地盤大仙市西部の両地域で浸透している。

 原幸子(44)=自民現=は出身地の仙北を固めつつある。周辺の美郷町や大曲、居住地の西仙北にも食い込み、無党派層の取り込みに懸命。

 旧西仙北町長の小松隆明(67)=自民現=は地元を中心に周辺の神岡、南外、協和を主戦場として手堅く支持を広げ、大曲での得票も狙う。

 中仙、太田を基盤とする大野忠右エ門(77)=自民現=は選挙区全域にある後援会をフル稼働させ、候補者不在地域の掘り起こしを図る。

 3月下旬に出馬表明した冨岡昭(64)=共産新=は出遅れを挽回しようと街頭演説を繰り返す。共産票のほか、大曲の浮動票獲得を目指す。

横手市(定数4―5) 現職先行し新人追撃

 盛り上がりに欠けたまま後半戦に突入。前回選挙で引退した元県議の票の動きが読めないまま、先行する現職4人は票固めを急ぎ、新人が追撃する。

 前哨戦から活発に動いた鶴田有司(62)=自民現=は組織をフル稼働し大票田旧横手市で優位な戦いを展開。組織を引き締め上位当選を狙う。

 前回トップ当選の柴田正敏(64)=同=は地盤の雄物川、大森など西部を固める守りの選挙。農村地帯を回り、手堅く票を取り込んでいる。

 土谷勝悦(66)=無所属現=は地盤の十文字、増田に浸透。連合秋田の組織票に加え、票の上積みを目指して旧市にも切り崩しをかける。

 小原正晃(38)=民主現=は寺田学衆院議員らの応援を受け旧市で追い上げる。民主票と労組票を固めつつ女性や若者ら浮動票の獲得を狙う。

 我妻桂子(60)=共産新=は3度目の挑戦で知名度が上昇。全国的な党勢拡大を追い風に共産票のほか、非自民支持層などの取り込みを図る。

(敬称略)

(2015/04/11 付)

3588チバQ:2015/04/12(日) 20:07:50
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150409ddlk05010259000c.html
’15統一地方選:県議選の注目区/上 秋田市 定数削減で激戦必至 /秋田
毎日新聞 2015年04月09日 地方版

 ◇秋田市
 定数が最も多い県都・秋田市選挙区は今回も激戦が確実視されている。今回から定数が1削減されて12となったことや、2011年の前回選で1、2位当選を飾った自民党の有力者2人が国政に転じたことが背景にある。現職といえども安泰ではなく、各候補者がしのぎを削っている。

 候補者は前回よりも3人減って16人(現職10人、元職1人、新人5人)。当選ラインの上昇が見込まれるうえ、新人は市議からのくら替え出馬が含まれており現職が必ずしも有利とは言い切れない。

 国政政党が並ぶ選挙区で異彩を放つのは、自民党の強気な選挙戦術だ。公認候補を前回よりも2人増やし7人としたのだ。前回、無所属で当選した候補がその後自民党入りした事情を抜きにしても、いずれも1人の擁立にとどまる民主、公明、共産、社民の各党との違いは明らかだ。

 前回選で1万4735票を獲得しトップ当選した冨樫博之衆院議員と、1万1544票で2位当選した中泉松司参院議員の票の行方にも関心が集まる。

    ◇

 社民現職の石川ひとみ氏は自治労の推薦を受け、3選と党勢の回復を目指す。

 無所属元職の石川錬治郎氏は3月中旬に出馬を表明。政治への無関心を問題視する。

 無所属現職の丸の内くるみ氏は、連合秋田の推薦を受け秋田杉による産業振興を訴える。

 無所属新人の鳥井修氏は連合秋田が推薦し、出身の東北電力も労働組合が支援する。

 共産新人の加賀屋千鶴子氏は昨冬衆院選に出馬した山内梅良氏の議席奪還を目指す。

 自民現職のまるさん(菅原博文氏)は、無所属当選後自民党入り。党支持層へのさらなる浸透を図る。

 自民新人の鈴木健太氏は選挙区最年少候補で若さをアピールし知名度アップを目指す。

 自民新人の今川雄策氏は元市議。地元で引退する瀬田川栄一氏の地盤を引き継ぐ。

 自民現職の北林康司氏は、「まだまだ秋田の復活のために働ける」と8選を目指す。

 自民現職の最上英嗣氏は13年4月の補選で初当選。港湾整備の重要性を訴える。

 無所属現職の三浦茂人氏は地盤の外旭川で支持拡大を図り、票の上積みと再選を目指す。

 公明現職の田口聡氏は前回1万1000票余で3位当選。党支持層以外にも浸透を図る。

 無所属新人の黒崎一紀氏は、補選も含めて5度目の県議選挑戦で初当選を目指す。

 自民現職の竹下博英氏は地盤の旧河辺郡以外でも浸透すべく、農家の所得向上を訴える。

3589チバQ:2015/04/12(日) 20:08:15
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150410ddlk05010249000c.html
’15統一地方選:県議選の注目区/中 能代市山本郡 引退議員票獲得争い /秋田
毎日新聞 2015年04月10日 地方版

 ◇能代市山本郡
 現職4人のうち2人が今期限りの引退を表明し、4新人と残る現職2人が争う。4議席を巡って各候補が奔走し、引退議員の支持基盤からの票の掘り起こしを模索している。

 引退するのは、いずれも4期務めた自民党の武田英文氏と社民党の宮腰誠氏。2011年の前回選で武田氏は約1万2800票、宮腰氏は約7800票を獲得した。得票は合わせて2万票を超える。それぞれの地盤を引き継ごうとする候補はいるが、他候補もこの機に乗じて知名度アップ、支持拡大をもくろむ。

 党派別で、自民党は前回より1人多い3人を擁立し勢力拡大の姿勢を打ちだした。ただ、票の奪い合いとなれば共倒れのリスクも生じかねない。残る3人はいずれも無所属だ。

    ◇

 自民党新人の佐藤信喜氏は元三種町職員。郡部出身の県議が必要と強調し、県とのパイプ役を目指す。旧八竜町を地盤に旧山本、琴丘両町や能代市内への浸透も図る。「郡南部から16年ぶりの県議を」との期待がかかる。

 別の自民党新人、高橋武浩氏の後援会長は引退する武田氏。武田氏の地盤、旧二ツ井町や藤里町の支持層をてこにして他地域もうかがう。陣営は「東部(旧二ツ井、藤里町)議席を失うな」と組織の引き締めにかかる。

 無所属新人の吉方清彦氏は4度目の挑戦。過去2回は民主党公認で今回は無所属に転じた。無党派層への浸透を図る。地場産業の育成が必要だと強調し、前回得票(約6100票)から支持を拡大し悲願の議席を目指す。

 無所属現職の中田潤氏は会社経営の立場から地方創生について「一番やるべきことは若者の雇用の場をつくること。このままでは地方は消滅する」と強調。能代市内の地盤に加え、武田氏の地盤の区内東部浸透を図る。

 自民党現職の能登祐一氏は県議会議長。旧能代市の経済団体などの支持基盤を固め、応援演説には斉藤滋宣・能代市長が駆けつける。「言うべきことは言う、やるべきことはやる」と強調しさらなる支持拡大を図る。

 無所属新人の薄井司氏は能代市職員を辞職し、引退する宮腰氏の実質的後継として立候補。宮腰氏の地盤を引き継ぎつつ、社民党県連や連合秋田、自治労の推薦を受ける。「非自民票」の受け皿を目指し支持を訴える。【田村彦志、池田一生】

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 ◇能代市山本郡(定数4−6)
佐藤信喜 40 [元]三種町職員 自新

高橋武浩 53 会社役員 自新

吉方清彦 44 僧職 無新

中田潤 68 会社社長 (3)無現

能登祐一 68 会社顧問 (5)自現

薄井司 54 [元]市職員 無新

3590チバQ:2015/04/12(日) 20:08:44
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150411ddlk05010201000c.html
’15統一地方選:県議選の注目区/下 由利本荘市 浮動票の動向カギ /秋田
毎日新聞 2015年04月11日 地方版

 県都・秋田市とともに今回から定数が削減された由利本荘市選挙区。2011年の前回選も集票力が伯仲していた4人の現職が、生き残りを懸けて激しく競り合っている。

 1市7町が合併した由利本荘市にあって、4人の地盤や支持層はきれいに色分けされていた。だが、定数削減の原因にもなった人口減少は、特に郡部で顕著だ。各候補とも他地域での票の掘り起こしに余念がない。前回のトップ当選と4位当選との差は900票余。特定の候補を支持しない浮動票の動向がカギとなりそうだ。

 地元から輩出している衆院議員2人の動きも、当落に影響を及ぼす可能性がある。維新の党の村岡敏英氏(比例)は自民党候補2人、無所属候補1人について、党派を超えて支援する。自民党の御法川信英氏(秋田3区)がバックアップするのは別の自民党候補1人だけ。昨年12月の衆院選で激突した両氏のさや当ても、選挙戦の行方を占ううえで決して無視できない。

    ◇

 「現職の誰かが落ちる。生き残りを懸けた選挙だ」。自民党現職の佐藤健一郎氏は繰り返し訴える。前回9843票でトップ当選しながらも得票は前々回から約2000票ダウン。地盤の矢島、鳥海地区だけでなく、票田の本荘地区への浸透が課題となる。

 その本荘地区を地盤とする無職属現職の三浦英一氏は前回4位。維新の党の村岡氏の支持層を大きく取り込みたいところだ。さらに民主党、共産党などを支持する非自民票の受け皿になるべくアピールする。本荘地区を中心に自転車を活用し、若さを強調している。

 自民党現職の加藤鉱一氏は元岩城町長。「合併に関わった当事者として地域課題を解決することが責任」と訴える。町長時代からの人脈を生かし支持拡大を図る。一方で「当選しても落選しても100票単位の差では」と、横一線の戦いに危機感を募らせている。

 自民党現職の小田美恵子氏は選挙区唯一の女性候補。主婦や母親の立場からの県政運営が必要だと主張する。衆院議員の御法川氏は応援演説で「小田さんが当選しないと地方創生は成し遂げられない」と、政府・与党の威光を最大限活用したい考えをにじませた。【松本紫帆】

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 ◇由利本荘市(定数3−4)
佐藤健一郎 63 会社役員(6)自現

三浦英一 59 学習塾経営(3)無現

加藤鉱一 66 [元]岩城町長(2)自現

小田美恵子 68 [元]本荘市議(4)自現

3591とはずがたり:2015/04/13(月) 08:48:57
(青森県)
自民29 過半数…県議選
http://www.yomiuri.co.jp/local/aomori/news/20150413-OYTNT50139.html?from=yartcl_popin
2015年04月13日

 統一地方選前半戦の県議選は12日、投票が行われ、即日開票された。16選挙区のうち、無投票当選した5選挙区の5人を含む県議48人の顔ぶれが決まった。自民党は29議席で単独過半数(25議席)を維持し、県議会で引き続き主導権を握ることになったが、現有議席から1議席減らした。公明党は堅調な戦いぶりで2議席を獲得した。一方、民主党は現有6議席の維持にとどまり、党勢の拡大に向けて戦略の立て直しが急務となる。共産党は28年ぶりに3議席を獲得し、社民党は議席を奪還することはできなかった。

3592名無しさん:2015/04/13(月) 19:35:02
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平野氏が岩手知事選出馬へ 元復興相
04/13 11:39
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/politics/politics/1-0122739.html

 任期満了に伴う9月の岩手県知事選で、元復興相で参院岩手選挙区選出の平野達男氏(60)が出馬に向け最終調整していることが13日、関係者への取材で分かった。知事選には既に現職の達増拓也氏(50)が3選を目指して立候補する意向を表明している。

 平野氏は14日にも盛岡市で記者会見し、正式表明する。

 平野氏は、2013年参院選の直前に民主党に離党届を出し、無所属で3選を果たした。同氏を支援した岩手県議らが今年3月、「東日本大震災からの復興の手腕に期待できる」と知事選への出馬を要請、平野氏は態度を保留していた。

 自民党県連も平野氏の出馬に期待感を示している。

3593チバQ:2015/04/14(火) 22:49:30
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201504/20150414_21039.html

<統一選>ベテラン2氏共に落選・弘前

 青森県議選の弘前市選挙区(定数6)で、前回(2011年)上位当選したベテランの現職2人がそろって落選した。同選挙区は現職6、新人3の計9人が立候補する激戦となり、若手の新人2人が当選。高齢多選をよしとしない有権者の意思を反映した結果で、新旧交代を印象付けた。

 落選したのは無所属の相馬〓一氏(78)と自民の西谷洌氏(70)。相馬氏は弘前市長や県議7期を務め、前回は1万284票を集めてトップ当選した。農家の所得向上などを訴えたが、支援者の高齢化などを背景に得票は7208票にとどまった。
 西谷氏も党県連幹事長や県議会議長を務めた重鎮で、前回は1万38票で相馬氏に続く2位だった。前回当選後に喉頭がん治療で声帯を切除。声を失って厳しい選挙戦を強いられた上、自民新人の谷川政人氏(45)に若い支持者が流れ、得票は5962票だった。
 谷川氏は同選挙区を地盤とする木村太郎衆院議員(青森4区)の後押しを受け、組織力を生かして票を積み上げた。弘前市議を1期務めた無所属の菊池勲氏(33)も、最年少候補者として松下政経塾出身を前面に押し出し、浮動票を取り込んで議席を奪った。
 同選挙区の当選者の平均年齢は前回を7.7歳下回る50.3歳。当選した陣営の幹部は「議会で満足に活動できない年長の議員は後進に道を譲るべきだ」と世代交代の意義を強調した。

(注)〓は金偏に昌


2015年04月14日火曜日
関連ページ:青森政治・行政

 ◇弘前市(定数6−9)
当 10590 安藤晴美 63 共現

当  9622 谷川政人 45 自新

当  9347 川村悟 67 無現

当  8801 岡元行人 50 自現

当  8561 菊池勲 33 無新

当  8403 斉藤爾 44 自現

   7208 相馬〓一 78 無現

   5962 西谷洌 70 自現

   5073 鶴賀谷貴 52 民新

3594チバQ:2015/04/14(火) 22:50:00
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201504/20150414_31003.html
<岩手知事選>かつての同門、神経戦の様相

 任期満了に伴う岩手県知事選(8月20日告示、9月6日投票)は、「県民党」を掲げて3選を目指す現職の達増拓也氏(50)に、元復興相の平野達男参院議員(60)=岩手選挙区=が挑む構図が濃厚になった。かつて2人は小沢一郎衆院議員(岩手4区)の下で政治行動を共にした元同志。各政党の戦略も複雑に絡み、「同門対決」の始まりは神経戦の様相だ。
 「県民としても、個人としても裏切られた思いだ」。達増氏は13日の定例記者会見で、平野氏の動向を問われ、こう言い切った。
 達増氏は自由党衆院議員だった2001年、同党公認で参院選岩手選挙区に初挑戦した平野氏の選対本部長を務めた。選挙戦は平野氏が自民候補を約5900票差でかわした。
 「当選してもらうため一生懸命やった。それを辞めて知事選に出るというのは裏切りだ」と達増氏。平野氏への連携をにじませる自民党に対しても「裏切りの政治にくみすることになる」とけん制した。
 対する平野氏。これまで知事選に関しては「いろんな声があることは事実で、無視はできない」と意味深長な発言をしてきた。
 民主党政権時代に復興相を務めた後、党を離れて保守層への浸透を模索。最近は精通する農林水産分野で地元の振興策をアピールする局面が多くなった。ある政党関係者は「タイミングを慎重に測っていたのだろう」と推測する。
 政党の動きも加速する気配だ。自民党県連の鈴木俊一会長(衆院岩手2区)は3月に「各界から平野氏への期待感はある」と発言。県民党を打ち出した達増氏に対抗する有力候補であることを暗に示した。
 候補擁立を見送った民主党県連は、対決構図を見極めた上で対応を決める方針。連合岩手は達増氏の推薦を決めている。
 達増氏支援を明言している小沢氏の動向も焦点の一つとなりそうだ。


2015年04月14日火曜日
関連ページ:岩手政治・行政

3595チバQ:2015/04/14(火) 22:51:53
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201504/20150414_11018.html
<大衡村長選>2新人の一騎打ちか
 大衡村の跡部昌洋前村長の辞職に伴う出直し村長選(26日投開票)は、21日の告示まで1週間となった。いずれも無所属新人で、前村議の赤間しづ江氏(67)と、前村議会議長の萩原達雄氏(66)の2人が立候補を表明しており、一騎打ちとなる公算が大きい。
 赤間氏は、跡部氏が辞表を出した先月19日に立候補の意思を固めた。「住民が声を上げにくい閉鎖的な村政を変えたい。しがらみのない政治を目指し、女性の笑顔が輝く村にする」と訴える。
 萩原氏は、前村議9人の要請で先月21日に立候補を決意した。「従来の政策は大筋で引き継ぐ。村長の多選制限条例を検討し、企業誘致だけでなく、農業振興にも力を注ぎたい」と主張する。
 跡部氏は7日の記者会見で、体調不良を理由に不出馬を表明。立候補予定者説明会に出席した自民党の元衆院議員大久保三代氏は、河北新報社の取材に対し、出馬しない意向を明らかにした。
 不信任決議案を可決された跡部氏による村議会解散に伴う村議選も同日程で行われる。定数14に対し、前職11人、元議員2人、新人1人の計14人が立候補の準備を進めている。
 3月1日現在の有権者は4565人。


2015年04月14日火曜日
関連ページ:宮城政治・行政統一選

3596チバQ:2015/04/14(火) 22:53:02
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201504/20150413_51007.html
<統一選>最上/初陣岸さん、広がり欠く


初陣を飾れず硬い表情の岸倫一郎さん。右は父親で参院議員の宏一さん=12日午後10時5分ごろ、山形県金山町の事務所
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 山形県議選最上郡選挙区(定数2)は、無所属新人で自民党の岸宏一参院議員(山形選挙区)の長男倫一郎さん(40)が初陣を飾れず、自民現職の2人が議席を死守した。
 金山町の事務所に落選の報が入ると、支持者からため息が漏れた。倫一郎さんは「期待に応えられず申し訳ない」と頭を下げた。
 宏一さんと後援会の全面支援を受け、地元金山町で圧勝したが他町村では伸びを欠いた。「政治生活50年の総決算」と話し、応援に駆けずり回った宏一さんは「ご苦労さんと言いたい」と言葉少なに語った。
 地盤が近く、危機感を抱きながらも再選された小松伸也さん(52)は「厳しい選挙を勝たせてもらった」と満面の笑みを見せた。


2015年04月13日月曜日

 ◇最上郡(定数2−4)
当  9990 小松伸也 52 自現

当  9799 伊藤重成 59 自現

   7091 岸倫一郎 40 無新

    999 高桑順一 69 無新

 =選管最終発表

3597チバQ:2015/04/14(火) 22:56:50
>>3532>>3560

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201504/20150413_41006.html
<統一選>潟上/新人対決 鈴木さん制す


当選を決め、支持者から花束を受け取る鈴木さん=12日午後10時ごろ、潟上市天王の事務所
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 秋田県議選で、全14選挙区のうち自民党が唯一議席を持たない潟上市選挙区(定数1)では、自民公認で元県職員の鈴木雄大さん(44)が、無所属の元潟上市議佐藤敏雄さん(42)との新人同士の一騎打ちを制し、空白区を解消した。
 事務所で花束を受け取った鈴木さんは「潟上と県とのパイプ役になり、古里を成長させるために全力を尽くしたい」と笑顔で語った。
 選挙戦では、県連会長の金田勝年衆院議員(秋田2区)や無投票当選を決めた県議らが相次いで応援に入るなど、県連の手厚い支援を受けた。引退する非自民の現職の後継として出馬し、石川光男市長が後押しした佐藤さんの猛追を振り切った。


2015年04月13日月曜日

 ◇潟上市(定数1−2)
当  9162 鈴木雄大 44 自新

   6524 佐藤敏雄 42 無新

 =選管最終発表

3598チバQ:2015/04/14(火) 22:57:33
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201504/20150413_21005.html

<統一選>十和田/中野渡さん知名度不発


落選が決まり、支持者に頭を下げる中野渡さん=12日午後10時20分ごろ、十和田市相坂の事務所
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元衆院議員の知名度をもってしても保守地盤を崩せなかった。無所属新人の中野渡詔子さん(44)は、十和田市選挙区(定数2)で自民党の現職2人に敗れ、涙をのんだ。
 組織力で勝る自民候補に、機動力で対抗した。住宅街の路地裏まで選挙カーで回り、農業者の所得向上などを訴えたが、一歩及ばなかった。
 2009年の衆院選青森2区に民主党から出馬し比例東北で復活当選したが、12年と14年は維新の党などから出て落選した。足元から政治を変えようと2月、県政への転身を決めた。
 落選が決まると事務所は静まり返った。中野渡さんは頭を下げながら「多くの人に支えてもらったのに、申し訳ない」と語った。


2015年04月13日月曜日


 ◇十和田市(定数2−3)
当 10035 丸井裕 58 自現

当  9783 田中順造 65 自現

   6552 中野渡詔子 44 無新

 =選管最終発表

3599チバQ:2015/04/14(火) 23:27:13
>>3593
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2015/20150414111737.asp
2015年4月14日(火)
世代交代の風」各界衝撃/県議選・激戦の弘前市区



 12日投開票の県議選で、県内屈指の激戦区となった弘前市区は前回1、2位当選のベテラン現職が涙をのみ、代わって30代、40代の新人2人が当選する波乱の展開で幕を閉じた。市内各界は大きな衝撃を受けつつも、多くの関係者は、世代交代の風が吹いた-と受け止める。津軽の中核都市・弘前政界への新時代到来を印象付けた。

 「障害を持ったということが、なかなか(有権者の)皆さんに理解されなかったことが残念」。12日夜、自民党重鎮・西谷洌氏の事務所に落選の報が入ると、後援会連合会の菊池清二会長は敗因を語り支持者に頭を下げた。病気の治療に伴い声帯を除去した西谷氏だが病状は回復。機器を使った発声で、日常会話に支障はない。だが、結果は前回より約4千票減らした。

 木村太郎衆院議員の秘書を務めた前弘前市議・谷川政人氏が同党の4人目の公認候補として名乗りを上げたほか、西谷氏と同じく商工関係団体などに基盤を置く前弘前市議・菊池勲氏の出馬で得票が分散した-とみる関係者も。事実、前回は西谷氏を支えた複数の市議が今回、谷川氏支援に回った。ただ、ある市議は「自民党市支部長の西谷さんは市政界の要。落としてはいけない人だった」と複雑な心境を吐露した。

 一方、前回トップ当選の元市長・相馬しょう一氏は大小約50の後援会を抱え、農村部を中心に地盤を築き上げてきたが、前回より3千票以上の減。後援会連合会の森下富雄事務局長は「これまでは農家を継ぐと自然に後援会に入ってくれたが、今は跡継ぎがいない」。農業後継者不足、若年層への浸透が難しかったことを敗因に挙げた。

 12日夜、初当選した谷川、菊池両陣営に顔を出した葛西憲之市長。13日の取材で「若い人たちへの期待という、時代の思いが結果として表れたイメージはある」と分析した。

 西谷氏の友人として応援マイクを握った弘前商工会議所の永澤弘夫会頭も「どこかで世代交代しなきゃならない。それが今回、顕著に出ただけ。当選した若い2人は、さらに人間としての磨きを掛け、山積する難題に果敢に向かってほしい」と話した。

 木村派、旧田沢派、旧竹内派という旧来の政治の枠組みが今なお底に流れるとされる津軽地方。だが、県議選の結果にベテラン市議の一人はこう語った。「60代以上の我(われ)々(われ)は、表面的にうまくやっていても、派閥間のしこりや選挙の恨みが一生残る。だが、谷川や菊池のような若い世代は、弘前を良くする施策であれば協力できる。むしろ、そうならなければいけない」

3600チバQ:2015/04/14(火) 23:28:32
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2015/20150414111737.asp
2015年4月13日(月)
西谷さん、病回復も思い届かず/県議選・弘前市区

 県議会議長や自民党県連幹事長など要職を歴任し、6選を目指した重鎮・西谷洌さん(70)は弘前市区の混戦を抜け出すことはできなかった。同市山下町の事務所。落選の報が伝わると、涙ぐむ支持者を前に「結果は結果として受け止めないといけない」と敗戦の弁を述べた。

2位当選だった前回と一転、逆風の選挙戦だった。喉頭がんの治療に伴い、声帯を除去。政治家として大切な声を失い、闘病中は進退を迷ったという。

 だが、「同じように大病を患い苦労している人や、その家族の声を県政に届けることが、自らに課せられた天命」と出馬を決断。のど元に機器をあて食道を震わせる発声法の練習を重ね、今ではほぼ聞き取れるほどまでに回復した。

 告示後は精力的に選挙区を回り、医療・福祉政策の拡充を訴えた。さらに「友人として、西谷さんの声になりたい」とマイクを握った永澤弘夫・弘前商工会議所会頭の言葉通り、陣営が一丸で「声」となってサポート。だが、支持基盤が重なる有力新人の台頭などで、票をつなぎ止めることはできなかった。

 声を失った中、西谷さんは「(選挙は)私の挑戦だった。私なりに納得できる部分もある。こういう状況で一生懸命応援してくれた皆さんに感謝したい。これでめげるような私ではない」と支持者をねぎらった。

http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2015/20150413105408.asp
2015年4月13日(月)

相馬さん「政治一区切り」/県議選・弘前市区

 「読めない戦だった。政治はこれで終わりになるが、いろんな面で社会のためにも頑張っていかなきゃならない」。今県議選で最年長候補者の相馬しょう一さん(78)は午後10時50分、弘前市元大工町の事務所で敗戦の弁を述べた。唇を強く結び、引退を示唆した。

 「長年の政治の集大成」と意気込んだ今回の選挙では、幾度となく「厳しい戦い」と漏らした。危機感を強め、1日100軒以上、支持者らを回ったこともあったという。支持者の高齢化によって往年の組織力が弱まり、最後まで手応えをつかみ切れなかった。

 11日夜には「いつもであれば『あすは大丈夫』と言えるんだが、今回はそこまで言えない状況だ」とこぼしていた。

 支持者の前に現れた相馬さんは、深々と頭を下げた。「私自身は相当歩いた。支持者も高齢化してるから、投票所まで行かない人もいる」と敗因を振り返った。

 今後は税理士の活動を続ける。「一区切りだろうね。やることはやった。市議会議員に出たときから言うべきことは言うという考えは変わってない。(新議員は)議会は行政のチェック機関だということを忘れてはならない」と笑顔も見せた。

※「相馬しょう一氏」の「しょう」は「金」へんに「昌」

3601チバQ:2015/04/14(火) 23:30:26
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2015/20150413105328.asp
2015年4月13日(月)
奈良岡さん、10票差「力不足」/県議選・青森市区

 青森市区の奈良岡央さん(58)は、同市安方1丁目のウイークリー翔ホテルチトセで支持者を前に「力不足をおわびします。申し訳ありません。まだまだ政治に対する情熱はあるので、今後のことは皆さんと相談して考えていきたい」と敗戦の弁を語り、深々と頭を下げた。

 前回、最下位当選だった奈良岡さんは「過去2回の県議選は、最下位当選者が次の選挙で落選している」と、告示前から不安を口にしていた。

 今回、陣営は「風は吹かない。投票率アップによる浮動票は見込めない」と踏み、前回得票並みの7千票を目標に基礎票固めに奔走。奈良岡さんは「一番弱い候補だから攻めるしかない」と、知人らから紹介を受けた企業や団体を毎日のように訪ね歩いた。ただ、得票は300票以上伸ばしたが、わずか10票差で再選を果たすことはできなかった。

http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2015/20150413105344.asp
2015年4月13日(月)
三上さん、議席奪還ならず「責任私にある」/県議選・青森市区

写真
落選の知らせを受け、厳しい表情を浮かべる三上さん=午後11時28分

 社民党の4年ぶりの議席奪還はかなわなかった。青森市区の三上武志さん(63)は午後11時28分、青森市青柳1丁目の事務所で落選の知らせを受け、「いい結果を出せず、悔しい思いでいっぱい。票の結果を見ても、出遅れたと思う」と厳しい表情で語った。

社民党は前回の県議選で唯一の議席を失い、「臥薪嘗胆(がしんしょうたん)の4年間だった」(陣営幹部)。県議会での発言機会を失ったことで県政への影響力は大きく後退し、党の求心力低下にもつながった。今回の選挙は、党勢の消長をかけた重要な戦いであり、「議席奪還」を合言葉に懸命に浸透を図った。11日には支持者を前に「勝てると確信している」と自信をのぞかせていた。

 三上さんは「今後のステップになり得る戦いだったが、結果の責任は私にある。身の処し方についてはじっくり考えていく」と述べ、支持者に頭を下げた。



 ◇青森市(定数10−12)
当 15965 高橋修一 44 自現

当 13180 諏訪益一 70 共現

当 11464 伊吹信一 54 公現

当 10756 森内之保留 50 自現

当  9232 花田栄介 33 自現

当  9140 関良 57 無現

当  8986 渋谷哲一 53 民現

当  8305 古村一雄 70 無現

当  8269 一戸富美雄 58 無元

当  7577 山谷清文 57 自現

   7567 奈良岡央 58 自現

   7122 三上武志 63 社新

 =選管最終発表

3602チバQ:2015/04/15(水) 21:59:42
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201504/20150415_31039.html
<岩手知事選>小沢氏「達増氏を全力で応援」

 「生活の党と山本太郎となかまたち」の小沢一郎代表(衆院岩手4区)は14日の定例記者会見で、岩手県知事選(8月20日告示、9月6日投開票)について「(現職の)達増知事が適任。全力で応援する」と述べ、3選を目指す達増拓也氏を支援する考えをあらためて示した。
 小沢氏は「達増知事は震災からの復興に全力を尽くしている。沿岸の皆さんも、そのことをよく知っている」と実績を評価。「あのぐらい純粋でいい男はいない」とも語り、全面支持の方針を鮮明にした。
 元復興相の平野達男参院議員が14日に立候補を表明し、選挙戦が確実となったことについては「大いに結構。地方選で無競争が増えている。競争相手がいて県民が判断する形がよろしいと思う」と語った。
 平野氏の議員辞職に伴う参院補選が見込まれることへの対応に関しては「まずは知事選と、(同日選となる)県議選に集中したい」と述べるにとどめた。


2015年04月15日水曜日
関連ページ:岩手政治・行政

3603チバQ:2015/04/15(水) 22:10:27
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201504/20150415_31005.html
<岩手知事選>与野党に思惑 駆け引き激化


立候補表明後、岩手県議会各会派をあいさつ回りする平野氏(中央)
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 任期満了に伴う岩手県知事選(8月20日告示、9月6日投開票)は14日、平野達男参院議員(60)=岩手選挙区=が立候補を表明し、3選を目指す現職の達増拓也氏(50)との激突が確実になった。平野氏支援に積極姿勢を示す自民党に対し、達増氏を全面応援する生活の党や、平野氏が離反した民主党は敵対心を鮮明にした。与野党間のスタンスの違いが浮かび、駆け引きが激しくなってきた。
 平野氏は立候補表明の記者会見終了後、岩手県議会を訪れ各会派を回った。自民党会派で平野氏は「ぜひ支援をお願いしたい。岩手のために協力を頂ければありがたい」と呼び掛け、議員一人一人と握手した。
 自民党県連の工藤勝子幹事長は「どんな支援の在り方が望ましいか、協議した上で早急に対応を決めたい」と前向きな姿勢を示した。
 平野氏に立候補を求めた無所属系のいわて県民クラブは、自民党県連に正式に支援を要請する方針。公明党の小野寺好県本部長は「支援要請があれば協議したい」との談話を出した。
 平野氏はかつて所属した民主党の会派も訪れた。「2年前、大変ご迷惑を掛けた。心苦しさを持っていた」。民主党公認だった13年参院選の直前、突然離党を表明し、除名処分となった経緯を釈明したのだ。
 平野氏が帰った後、民主党県連の高橋元幹事長は「立候補決断は民主離党に続く2度目の失敗だ」と言い切った。
 同じくかつて平野氏と行動を共にした生活の党の佐々木順一県連幹事長は「よもやこのような形で決定的対立を迎えることは残念の一言。自らの不明を恥じる」との談話を出した。
 社民党県連の細川光正幹事長は「平野氏の政策が明らかになれば、党政策に照らし、検証する」と述べた。明るい民主県政をつくる会で独自候補擁立を検討する共産党県委員会の菅原則勝委員長は「自民党が(平野氏を)支援することになれば、悪い県政の復活になりかねない」と語った。


2015年04月15日水曜日
関連ページ:岩手政治・行政

3604チバQ:2015/04/15(水) 22:11:07
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201504/20150415_31028.html
<岩手知事選>「小沢王国」で同志が選挙戦


岩手県知事選への立候補を表明する平野氏=14日、盛岡市
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 任期満了に伴う岩手県知事選(8月20日告示、9月6日投開票)で、元復興相の平野達男参院議員(60)=岩手選挙区=は14日、盛岡市で記者会見し「県政のトップとして岩手に恩返しをしたい」と述べ、無所属での立候補を表明した。現職の達増拓也氏(50)は3選を目指す意思を明らかにしている。民主党などで政治行動を共にしたかつての同志による選挙戦が確実になった。

 平野氏は「この1、2年、さまざまな立場の方から県政の転換を求める意見を頂いた。国政の場で側面から県政を支援するのではなく、トップとして仕事をし、力を尽くしたい」と立候補の理由を語った。
 達増県政に関しては「農林水産業分野の取り組みが不足している。市町村や団体とのコミュニケーションも十分でないと聞いた。自分ならば期待に応えられる」と強調した。重点施策として1次産業の振興、人口減少社会での地域づくり、東日本大震災からの復興の三つを掲げた。
 参院議員からのくら替え立候補については「決断するに当たり、最も悩んだ点だ。知事選できちんとした選択肢を示し、県民の判断を仰ぐことも重要な役目と考えた」と説明した。
 辞職時期は明らかにせず、会期が6月24日までとなっている通常国会は参院議員を続ける姿勢を示した。平野氏が辞職すれば、参院岩手選挙区補選が10月下旬にも行われる。
 平野氏は北上市出身で東大農学部卒。農林水産省を経て2001年参院選で自由党から初当選。民主党政権で復興相を務めた。同党を離れた13年参院選は無所属で3選を果たした。


2015年04月15日水曜日
関連ページ:岩手政治・行政

3605チバQ:2015/04/15(水) 22:20:52
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150414-14105908-webtoo-l02
政治不信?投票率ガタ落ち/議員逮捕続々の青森・平川
Web東奥 4月14日(火)10時59分配信

 12日投開票の県議選で平川市の投票率は45.14%と前回2011年に比べ11.34ポイント下回り、今回と前回で選挙戦となった県内26市町村の中で下げ幅が最も大きかった。
 無効票の割合も最も高く、地元関係者からは、昨年1月の市長選をめぐる選挙違反事件による政治不信が投票率低下の一因では-との見方も出ている。
 市選管などによると、平川市の投票率は県内では階上町、八戸市に次ぐ低水準だった。また、投票総数1万2272票のうち無効票は327票(2.66%)で、無効票の割合は今回選挙戦となった30市町村で最も高かった。
 選挙中「貴重な一票を無駄にしないで」と訴えてきた平川市区選出の現職・工藤義春氏は、低投票率について「(まだ選挙違反事件の)ゴタゴタが影響している」と指摘。同市区の別の陣営関係者も「事件の影響で選挙と聞けば嫌に思う市民が相当いる。棄権する人がいても仕方がない」とみる。
 投票に行ったという無職男性(62)は「事件の影響は根強い」としつつ「投票しなければ世の中は変えられないことを、政治家は政策とともにしっかり訴えていくべきだ」と注文を付けた。



 ◇平川市(定数2−3)
当  8157 山口多喜二 65 無新

当  5732 工藤義春 65 自現

   3559 斎藤正明 43 無新

=選管最終発表

3606チバQ:2015/04/15(水) 22:55:49
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150414ddlk05010149000c.html
’15統一地方選:県議選・戦い終えて/上 自民5新人、躍進 政治塾出身、鈴木健氏トップ当選 /秋田
毎日新聞 2015年04月14日 地方版

 鮮烈なデビューとなった。県都・秋田市選挙区(定数12)でトップ当選を果たした自民党新人、鈴木健太氏(39)。ベテランや各党候補者を押しのけ、獲得した票は1万5795票に上った。2011年の前回選後、国政に転じた冨樫博之衆院議員(1万4735票)、中泉松司参院議員(1万1544票)をも上回る快挙だった。

 自民党は今回、新人5人を含む30人を擁立し、27人が当選した。新人が出馬したのは秋田市、能代市山本郡(定数4)、潟上市(定数1)の3選挙区。いずれも激戦区と目されていたが、1人の落選者も出さなかった。

 新人が躍進したのはなぜか。党県連幹部が指摘するのは、13年に初めて開いた県内向けの政治塾「自民党AKITA未来塾」だ。政治家を志す地元関係者らに計7回、政治、経済について講座を開いた。秋田市でトップ当選を飾った鈴木氏は、修了者の1人だった。

 鈴木氏は未来塾の修了後、さらに昨年6月ごろから精力的につじ立ちを行い、昨年12月の衆院選では再選を狙う冨樫氏の下で動き回った。神戸市出身で、知名度不足を自覚しての行動だった。こうした努力も功を奏し、「これほど票を取るとは思わなかった」と党県連幹部に言わしめた。

 もちろん、自民党のお家芸とも言える組織型選挙は健在だ。潟上市選挙区で当選した新人で元県職員の鈴木雄大氏(44)はその恩恵にあずかった1人だ。

 告示後に中泉氏や金田勝年衆院議員が駆け付け、国や県とのパイプが重要だと強調して回った。その結果、今の選挙区ができた2007年以降、一度も勝てなかった「空白区」に、初めての自民党県議誕生をもたらした。石川光男市長や一部市議らが相手陣営を支援していたが、政権与党の威光は大きかった。

 一方で不安材料もないわけではない。県議会の副議長で7選を果たそうとしていた佐藤健一郎氏(63)=由利本荘市選挙区、元議長で6選を目指した大里祐一氏(79)=鹿角市・郡選挙区=ら現職3人が、相次いで落選したのだ。いずれも数百票差の僅差で重鎮が落選したことに、党県連幹部からは「予想外だった」との声が相次ぐ。

 予想を上回る大勝にも、意外な敗北にも見舞われた自民党。有権者たちが1票に託した思いは何だったのか。今後その思いをうまくすくい取ることができなければ、自民党が県議会第1党であり続ける保証はどこにもない。【池田一生、春増翔太、山本康介】

3607チバQ:2015/04/15(水) 22:56:37
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150415ddlk05010042000c.html
’15統一地方選:県議選・戦い終えて/下 “1強多弱”のまま 非自民結集、可能性残す /秋田
毎日新聞 2015年04月15日 地方版

 “1強多弱”の勢力図にさしたる変更はなかった。定数が2減の43となって初の県議選。過半数を維持した自民党が、2011年の前回選から2議席増やして27議席としたのに対し、民主党が1議席、無所属が3議席をそれぞれ減らした。他党は同じ議席数だった。

 内訳は、自民27▽民主2▽公明1▽共産1▽社民2▽無所属10。自民党の独り勝ちを許している点で、国政の状況とも重なる。

    ◇

 「あの数字だともう一人出してもいい」。佐竹敬久知事は13日の記者会見で皮肉交じりに言った。1万5011票で秋田市選挙区の2位当選を果たした民主現職、沼谷純・党県連幹事長(42)のことだ。

 秋田市選挙区の当選ラインは6200票余。民主党は昨年12月の衆院選で、寺田学氏(比例復活)が5万7000票余を獲得した。単純比較はできないが、沼谷氏の上位当選は確実視されていた。それでも新人を擁立できなかった。沼谷氏は「今民主党から出ようという人が見つからなかった」と打ち明ける。

 成果がなかったわけではない。推薦を出したいずれも無所属で、新人の石川徹氏(50)=鹿角市・郡選挙区=と現職の三浦英一氏(59)=由利本荘市選挙区=が、それぞれ自民候補を破って当選した。三浦氏には維新の党衆院議員の村岡敏英氏も肩入れしており、今後の非自民勢力結集に可能性を残した。

 対照的に、社民党と共産党は、善戦したとの評価がもっぱらだ。

 社民党は現職の石川ひとみ・党県連代表(64)=秋田市選挙区=と大館市選挙区の元職、石田寛氏(68)が当選した。石田氏は民主現職を破っての返り咲き。石川氏は「反自民票を受け止められた」と手応えを口にした。推薦を出したいずれも無所属で、新人の薄井司氏(54)=能代市山本郡区=と現職の加藤麻里氏(57)=大仙市仙北郡=も当選した。

 共産党は、昨冬の衆院選に山内梅良県議(当時)が出馬し空白となった秋田市選挙区で新人の加賀屋千鶴子氏(53)が当選した。米田吉正・党県委員長は「得票が1万を超えると思わなかった」。横手市選挙区の新人、我妻桂子氏(61)も最下位当選者まで約900票差に詰め寄った。

 一方、公明党は前回選同様、秋田市選挙区で現職の田口聡・党県本部代表(61)のみを擁立。1万700票余で4選を果たした。表立った推薦は出していないが、他選挙区では自民候補への投票を支持者に呼びかけた。

 無所属議員でつくる第2会派「新みらい」は、代表の現職、中田潤氏(68)=能代市山本郡選挙区=が落選するなど課題を残した。【池田一生、小林洋子、春増翔太】

3608チバQ:2015/04/15(水) 22:57:35
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150413ddlk05010016000c.html
’15統一地方選:県議選 開票結果 /秋田
毎日新聞 2015年04月13日 地方版

 ◇秋田市(定数12−16)
当 15795 鈴木健太 39 自新

当 15011 沼谷純 42 民現

当 10785 田口聡 60 公現

当 10701 加賀屋千鶴子 53 共新

当  8341 工藤嘉範 57 自現

当  7642 竹下博英 61 自現

当  7310 今川雄策 42 自新

当  6987 三浦茂人 56 無現

当  6933 北林康司 73 自現

当  6555 まるさん 60 自現

当  6479 石川ひとみ 64 社現

当  6269 丸の内くるみ 70 無現

   6159 鳥井修 47 無新

   6059 最上英嗣 48 自現

   5087 石川錬治郎 75 無元

   4504 黒崎一紀 56 無新

 =選管最終発表

 ◇能代市山本郡(定数4−6)
当  8515 佐藤信喜 40 自新

当  8285 能登祐一 68 自現

当  8037 高橋武浩 53 自新

当  7500 薄井司 54 無新

   7155 吉方清彦 44 無新

   7145 中田潤 68 無現

 =選管最終発表

 ◇横手市(定数4−5)
当 11803 鶴田有司 62 自現

当  9244 柴田正敏 64 自現

当  8013 土谷勝悦 66 無現

当  7978 小原正晃 38 民現

   7079 我妻桂子 60 共新

 =選管最終発表

 ◇大館市(定数3−4)
当 11783 鈴木洋一 71 自現

当 10438 石田寛 68 社元

当  9218 佐藤賢一郎 67 自現

   7511 虻川信一 69 民現

 =選管最終発表

 ◇鹿角市・郡(定数2−3)
当  7099 川口一 64 自現

当  6894 石川徹 50 無新

   6463 大里祐一 79 自現

 =選管最終発表

 ◇由利本荘市(定数3−4)
当 12141 加藤鉱一 66 自現

当 10829 三浦英一 59 無現

当  9080 小田美恵子 68 自現

   8921 佐藤健一郎 63 自現

 =選管最終発表

 ◇潟上市(定数1−2)
当  9162 鈴木雄大 44 自新

   6524 佐藤敏雄 42 無新

 =選管最終発表

 ◇大仙市仙北郡(定数5−6)
当 11172 加藤麻里 57 無現

当 10289 渡部栄治 65 無現

当  9052 原幸子 44 自現

当  8122 小松隆明 67 自現

当  7308 大野忠右エ門 77 自現

   3294 冨岡昭 64 共新

 =選管最終発表

 ◇北秋田市・郡(定数2−3)
当  9317 北林丈正 54 自現

当  6714 近藤健一郎 59 自現

   3595 藤本友里 35 共新

 =選管最終発表

3609チバQ:2015/04/16(木) 21:50:38
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201504/20150416_31005.html
<岩手知事選>「離党と除名」民主内対応は?


拡大写真
 岩手県知事選(8月20日告示、9月6日投開票)で、かつて民主党に所属した現職の達増拓也氏(50)と平野達男参院議員(60)=岩手選挙区=の対決構図が固まり、同党の対応が注視されている。県連内には党を離れた達増氏への温度差があり、支援に回る県議がいれば慎重姿勢の有力者もいる。平野氏に対しては、2013年参院選前に党公認を投げ出す形で離党したことへの遺恨がくすぶる。

◎態度打ち出せぬ地域も

<「応援できない」>
 「平野氏とは地元が同じ北上。期待して見守ってきた政治家だが、私は応援できない」。14日、平野氏が県議会で民主党会派に立候補表明のあいさつを終えた後、高橋元・県連幹事長は厳しい表情で平野氏との「決別」を強調した。
 平野氏は12年7月の消費税増税をめぐる民主党分裂の際、小沢一郎生活代表(衆院岩手4区)とたもとを分かち、党にとどまった。13年参院選では党公認候補だったが、同年4月離党を表明。県連は除名処分とした経緯がある。

<残るアレルギー>
 高橋幹事長は、生活の党や無所属県議の一部が16日に開く達増氏支援の政治団体の準備会合に出席し、発起人に名を連ねる見込み。
 達増氏をめぐっては、小沢氏が14日の記者会見で支援を明らかにした。民主党との連携について「基本的な方向は同じ。互いに協力するのは当然」と述べたが、事はそう単純ではない。
 民主党分裂後、旧未来を率いた小沢氏は12年12月の衆院選岩手1、3区で民主党への対立候補を擁立。達増氏も未来に回り、激烈な「同門対決」を繰り広げたため、所属議員や支持者は小沢氏との連携にアレルギーが残る。
 民主党県連は25日の常任幹事会で知事選対応を協議する方針。県連幹部は「所属議員ごとに思いがある。選挙区事情などから明確に(達増氏)支援を打ち出せない地域もある」と言う。
 昨年12月の衆院選では民主と生活が候補者がすみ分け、互いに自主的支援に乗り出した。県連内には「一つの方針を固めるよりは、それぞれが動きやすい状況がベター」との声もある。


2015年04月16日木曜日
関連ページ:岩手政治・行政


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