したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

東北 地方議会・首長,政治・選挙スレ

3206チバQ:2014/08/27(水) 20:49:59
http://mainichi.jp/select/news/20140827k0000m010161000c.html
福島知事選:与野党は戦略見直し 佐藤氏不出馬
毎日新聞 2014年08月27日 07時15分

 10月26日投開票の福島県知事選に現職の佐藤雄平知事が出馬しない意向を示し、与野党は戦略の見直しを迫られている。9月3日の内閣改造・自民党役員人事後の大型選挙でもあり、ともに敗戦は避けたいのが本音。自民党は「与野党相乗り」を模索する党本部と独自候補の推薦を決めた県連の溝が埋まらず、民主党も全面支援しようとしていた現職の不出馬で当てが外れた。与野党とも手探りの選挙戦を余儀なくされている。

 「だから、福島県連にも『現職の動きを見定めてほしい』と言ったのに」

 自民党幹部は26日、佐藤氏の出馬見送りの情報に顔をしかめた。滋賀県知事選に続いて与党候補が敗北すれば、安倍晋三首相の求心力低下につながると懸念。福島県連に対し、野党との相乗りを視野に候補者を選ぶよう求めていたからだ。しかし、原発事故対応などで佐藤知事の路線に反発する県連は、元日銀福島支店長の鉢村健氏の推薦を決定した。

 自民党福島県連会長の岩城光英参院議員は22日、鉢村氏の党本部推薦を求めたが、河村建夫選対委員長は回答を保留。河村氏は「福島が抱える問題を克服するのに、一致結束してやる必要があるのではないか」と述べ、なお相乗りを検討すべきだとの認識を示した。

 自民党執行部は9月3日に内閣改造・党役員人事を控え、今後の対応を人事後に先送りする考え。石破茂幹事長は25日のラジオ番組で、福島県知事選について「県連推薦だけという可能性もある」と述べるにとどめた。

 自民党福島県連の一部には当初、内堀雅雄副知事の出馬を推す声があった。佐藤知事の右腕である内堀氏なら「自民党県議の半数は支援に回る」との見方もあり、「県連分裂選挙」の懸念も出ている。

 一方、民主党県連や連合福島など佐藤知事を支えてきた「4者協」は26日、佐藤氏に3選出馬を要請する方針を決めたばかり。民主党幹部は「知事が後継候補を指名できるかどうかだ」と、佐藤氏に近い候補の出馬に期待している。同党の海江田万里代表は26日の記者会見で「党の原発政策と合致する」ことを支援の条件に挙げた。日本維新の会や共産党など他の野党は対応を決めていない。【水脇友輔、影山哲也、岡田英】

3207チバQ:2014/08/28(木) 21:48:45
http://www.yomiuri.co.jp/culture/20140828-OYT1T50040.html?from=ytop_main7
文化財保存の意志に脱帽!傑作市庁舎を守る市
2014年08月28日 13時02分
独特の形状を持つ寒河江市役所 世界的建築家の故・黒川紀章氏が設計した山形県寒河江市の市庁舎(同市中央)が、完成から50年近くを迎えた。

 老朽化に伴い、市は相次ぐ補修工事や機器の不具合などに頭を悩ませている。特に建築時から使用するボイラー設備が壊れるのは時間の問題だが、市は「デザイン性の高い外観は近現代建築の文化財で損ねられない」として、約1億5000万円をかけ、新たな空調設備を導入する方針を固めた。

 市庁舎は1967年に完成。市関係者によると、市内の食品業者の役員と当時新進気鋭の建築家だった黒川氏の間で親交があり、設計を依頼した。1、2階よりも3、4階の床が広く、中は吹き抜け。外はガラス張りという独特なデザインで、完成前から市のシンボルとして期待され、市民から建設に反対の声は挙がらなかったという。

 黒川氏の初期の傑作とされる市庁舎は、建築界でも高い評価を得ている。2003年には、近代建築の記録と保存を目的とした国際学術組織「DOCOMOMO」の日本支部による「日本近代建築100選」に、県内から唯一選ばれた。市庁舎を見学に訪れる観光客や建築家の卵は後を絶たない。

 ただ高いデザイン性は不便さも伴った。2階から上は全て吹き抜けのため、大きな会議室は1階に1室のみ。時間の調整が難しく、会議のたび勤務スペースから資料を毎回移動させるのも一苦労だ。外壁は全面ガラス張りで断熱効果が薄く、夏暑く、冬寒い。冷暖房用のボイラーに使う燃料の灯油代は年間約500万円で、同規模の市庁舎を持つ村山市より約100万円高い。

 市は2007年の耐震診断で「震度7の地震で倒壊」という結果が出たことを受け、新市庁舎への建て替えも検討したが、近代建築として高い評価を得ていることなどから、建て替えではなく、耐用年数を30年延ばす耐震工事を実施。

 だが一般的な耐震工事で用いられる、壁面にブレースと呼ばれるX型の鉄骨をはめ込む工法は外観を損なうという理由で採用しなかった。その結果、基礎部分を掘り返し、建物全体を浮かせて柱に耐震装置を設置する工法を採ったため、工事費は村山市が14年度から行う市庁舎の耐震工事費約8000万円の10倍以上の約8億7000万円にも上った。

 冷暖房用のボイラーの配管も、度々詰まるなどの不具合が生じている。数年前に配管を研磨したが、その際業者に「次に詰まったら手の施しようがない」と言われたという。

 今年度に入り、市の担当者がボイラー設備の点検を改めて行ったところ、配管は各階の床を通っており、交換工事は業務に支障をきたすほか、莫大(ばくだい)な費用がかかることが分かった。

 市は配管交換を諦め、新たに各階の天井にエアコンを設置する方針を固めた。だが市内の建設業者に問い合わせたところ、外観を損なわないように室外機を屋上と1階のみに設置するとなると、エアコンの設置にも約1億5000万円かかるという。

 市幹部は「初期費用が高くつくが、市庁舎を使い続けるために必要だと訴えて市民の理解を得たい。当面は現在のボイラーをだましだまし使いながら、エアコン導入に向け調整を進めたい」としている。

2014年08月28日 13時02分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

3208チバQ:2014/08/31(日) 14:07:24
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20140831_6
佐藤市議が出馬固める 11月の大船渡市長選

--------------------------------------------------------------------------------

 大船渡市議の佐藤寧(やすし)氏(47)は、任期満了に伴い11月16日告示、23日投票の日程で行われる大船渡市長選に無所属で出馬する意向を固めた。今後記者会見し、正式表明する。

 佐藤氏は30日、畑中孝博市議会議長に辞職届を提出した。後援会を構築中で、政党への推薦要請は「支持者と相談する」としている。

 佐藤氏は同市立根町出身。東京理科大卒。団体職員を経て、2000年から大船渡市議。03年の県議選大船渡選挙区に無所属で出馬し、落選。現在、市議3期目。

 同市長選は現職戸田公明氏(65)が再選を目指して無所属での出馬を表明しており、選挙戦が濃厚となった。





(2014/08/31)

3209チバQ:2014/09/01(月) 23:16:02
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201408/20140830_31011.html
指導力、評価は二分/(上)復興/達増県政 光と影 岩手県知事選まで1年

達増知事と震災直後から不通が続くJR山田線(左)、釜石市の災害公営住宅建設現場(右)のコラージュ<被災地巡り激励>
 お盆休みを利用して、達増拓也岩手県知事(50)は沿岸被災地に向かった。随行は元県議の政務秘書。プライベートの夏の被災地巡りは2年前から続けている。
 「現場の皆さんは健康に気を付けて。力を合わせて長期戦を頑張っていこう」
 12日午前、知事は大槌町役場を訪れ、復興業務に当たる職員を各課ごとに激励した。前日は4月に開所した簡易宿泊施設を利用。碇川豊町長は「ありがたい。職員の士気も上がる」と話す。
 1期目終盤に震災に直面し、再選を経て復興政策に当たる知事。その姿勢は被災市町村から「極めて堅実」と一定の評価を得ている。
 三陸沿岸復興の障壁だった復興事業用地の確保に向けては国に再三、特例制度の創設を要望。復興特区法の改正という形で実現した。口癖のように「復興を進めることに集中している」と言う。

<情報共有できず>
 対照的に批判もある。複数の首長や県議がみる達増流の欠点は「県庁内でのリーダーシップが見えない」という所に集約される。それは大事業に限ったことではない。
 一例が災害公営住宅でのペット飼育だ。釜石市では市営と県営で対応が分かれている。
 市は4月以降に完成した市営住宅で、原則ペットとの入居を容認。県営は棟ごとに可否を分けるため、希望者は入居先が限定される。市は統一対応を求めるが、県は「釜石だけ基準を変えることはできない」(建築住宅課)と譲らない。市側には「ツルの一声があれば…」と映る。
 「県のやり方は不満だ。遅い。情報共有までに半年もかかった」
 震災後、運休中のJR山田線(宮古−釜石間)の三陸鉄道への移管をめぐり県は7日、沿岸12市町村と協議した。移管問題で知事が地元との協議に出たのは初めて。普段は達増県政を評価する首長が対応を疑問視する。
 移管を「有力な選択肢」とし、JR東日本と本格協議に入ることを確認したものの、首長は辛口だ。「知事の関係機関への働き掛けが見えない。JRは『ボールは県に投げたが応答がない』と言っている」

<政治環境影響?>
 盛岡市の官庁街の中心にある県庁。3階にある二つの副知事室のうち一つは控室などに使われている。昨年7月、財務省出身で復興局長兼務だった副知事が退任。後任も国から起用する方針だったが、空席のまま。復興を中心に政策全般の調整不足が指摘されている。
 「政治的な環境によるものだろう。(副知事1人体制を)みんなでカバーしている」。ある県幹部は知事が小沢一郎生活の党代表(衆院岩手4区)に近いことが少なからず影響しているとみる。
 「来年の知事選は岩手が一つになり、復興を進める力を高める選挙になるべきだ」。当の知事は25日、記者会見でこう語り、初当選時の公約「原則2期8年」にこだわらない考えも示した。
 岩手復興への強い思い入れと、3選立候補に含みを持たせる軌道修正。1年後へかじは切られ始めた。

 達増知事は2期目の任期満了(来年9月10日)まで間もなく1年となる。堅実な行政手腕に定評がある一方で、小沢氏と政治行動を共にしてきたスタンスは評価が分かれる。達増流の内実を見る。(盛岡総局・山形聡子、斉藤隼人)



2014年08月30日土曜日

3210チバQ:2014/09/01(月) 23:16:21
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201408/20140831_31011.html
強い政党色封印か/(中)激変/達増県政 光と影−岩手県知事選まで1年

いわて復興塾であいさつする達増知事(左上)、3選立候補に期待する小沢氏(右上)、勢力が激変した県議会議場のコラージュ<臆測呼ぶ復興塾>
 「復興をテーマに勉強会を開きたい」。昨年夏、達増拓也岩手県知事(50)は側近の政務秘書にこう語ったという。
 直前の7月の参院選岩手選挙区で、全面支援した生活の党新人が惨敗したばかりだった。
 知事が塾長を務める一般財団法人「いわて復興塾」が開講したのはことし1月。復興に関連のある専門家らを講師に招く月に1度の勉強会で、塾生は民間や行政、NPO、学生などさまざまで約200人に上る。
 塾事務局は「あくまでも社会活動」と説明するが、関係者は額面通りには受け取らない。
 野党県議は「新たな支援の枠組みを模索する政治的行動だ」と推測。知事を衆院議員時代から支持する後援会関係者も「知事は来年の選挙を意識しているだろう。輪が広がればいい」と話す。

<足元で異常事態>
 3選戦略への布石とも取れる新たな試みは、知事を取り巻く政治状況の激変と無縁ではない。
 達増氏は1996年衆院選で、旧新進党から初当選。民主党県連代表だった4期目途中の2007年、知事に転身した。政治行動は常に小沢一郎生活の党代表(衆院岩手4区)と共にしてきた。
 小沢氏は民主党政権で権勢を振るったが、党内抗争で分裂。達増氏も小沢氏に同調したが、12年衆院選で党は惨敗。生活の勢力は衆参合わせて9人に落ち込んだ。
 あるベテラン首長は「自分にとってマイナスと知りながらも、信念に基づき行動するのが達増流。多くの矢を受けているだろう。私なら耐えられない」と率直に言う。
 情勢の変化は足元にも及ぶ。県議会(定数48)は前回改選直後、県政与党だった民主党が過半数に迫る23人だったが、分裂後に生活に移ったのは9人。再編が進み一気に少数与党になった。現在は自民党会派が12人で最大勢力だ。
 秋に審議される前年度一般会計決算は、ここ2年連続で不認定。知事在任7年で不認定は4度に上る「異常事態」(自民県議)となっている。
 「政治的活動は基本的にしない。震災復興に向け、岩手の中に無用な対立を引き起こさないようにすることを真剣に考えなければならない」
 知事はことし1月、微妙な言い回しで各種選挙での応援を休止する姿勢を示した。政党色を封印するとともに、「小沢一辺倒」だったスタンスの修正を試みているようにも映る。

<自民警戒緩めず>
 その小沢氏は「知事は立候補してくれるものと県民が期待している。その時は全力で応援する」と発言。自民党県連関係者は「陰りがみえるとはいえ、小沢氏の力は岩手では強大だ」と警戒レベルはいまだに高い。
 お盆休み前、知事は盛岡市内で数十人の後援会関係者とバーベキューを楽しんだ。参加者によると、そこには小沢氏の姿もあり、師弟が談笑する場面があったという。



2014年08月31日日曜日

3211チバQ:2014/09/01(月) 23:16:43
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201409/20140901_31015.html
自己流 賛否渦巻く/(下)個性/達増県政 光と影 岩手県知事選まで1年

ニコニコ動画の生放送番組に出演する達増知事(右)、全国からファンが駆け付けたあまちゃんサミットのコラージュ<番組ネット配信>
 岩手県庁3階の応接室をスタジオ風に仕立て、毎月恒例の生放送番組「いわて希望チャンネル」が始まった。
 「おばんです。岩手県知事の達増拓也です。今回は県産品の新商品を紹介します」。カメラに向かって、いつもの冷静な口調で語る達増知事(50)。県が動画サイト「ニコニコ動画」で配信する番組のメーンパーソナリティーだ。
 視聴者のコメントを確認したり、カメラをセットしたりするスタッフは全て県職員。東日本大震災からの復興状況を伝え、記憶の風化を防ごうと、昨年11月にスタート。8月末で10回となった。
 ニコニコ動画で番組を放送する都道府県は全国で岩手だけ。ネットを利用する20〜30代への情報発信を狙って始めた。平均視聴者数は400人ほどという。
 「知事は震災前からニコニコ動画有料会員。システムはもちろん、どんな反応があるか、ある程度知っている」と担当職員は指摘する。
 「サブカルチャー、オタク文化に明るい知事」。県政界ですっかり定着した達増評だ。アニメや漫画、映画、ゲームへの造詣が深い。

<読者は約4万人>
 毎日のようにつぶやくのも達増流。個人のツイッターでは施策のPRや岩手の情報発信のほか、映画やアニメの話題も飛び出す。フォロワー(読者)数は3万9000近くで、知事の中では舛添要一東京都知事に次いで2番目に多い。
 一般的な知事のイメージとは違う「ニュータイプ」を感じさせる個性。違和感を覚える向きも少なくない。
 ある県議は「面と向かって意見交換をしたことがない。ツイッターもいいが、県民が聞きたいのは知事の生の声だと思う」と言う。複数の市町村長も「知事と腹を割って話す機会が本当に少ない」と嘆く。

<「もっと指示を」>
 県政運営全般を評価するとき、関係者がよく持ち出すのは前任者との比較だ。浮かび上がるスタイルの違いには、賛否が渦巻く。
 達増氏の前任は2007年に退任した増田寛也元総務相。県政界では「増田氏はトップダウン型でパフォーマンス好き」「達増氏は融和型でぼくとつ。奇をてらわない」という評が一般的だ。
 県幹部経験者は言う。「ぐいぐい指示を出す増田氏と比べ、達増氏は職員を信頼して県政を進めている。仕事がやりやすい半面、知事はもっと前に出るべきだという意見もある」
 「じぇじぇじぇ!」。8月30日、知事は盛岡市であったNHK連続テレビ小説「あまちゃん」のファンが集まるサミットに参加した。流行語にもなった方言を使うと、会場は拍手で沸いた。
 生活の党代表の小沢一郎氏に師事し、政治の現場でも旗幟(きし)を鮮明にする姿勢を貫いてきた達増流。県政運営は2期目終盤に入る。



2014年09月01日月曜日

関連ページ: 岩手 政治・行政

3212チバQ:2014/09/03(水) 21:43:37
>>1885
http://www.sanspo.com/geino/news/20140903/pol14090321100004-n1.html
2014.9.3 21:10
秋田県の女性県議が「呪」「殺」の字で他会派の男性県議に批判文 秋田県の女性県議が、他会派に所属する男性県議に対し、赤い文字で「呪」や「殺」という単語を使って批判する文書を関係団体に発送していたことが3日、分かった。県議会は、文書は事実と異なる内容や個人的中傷を含み問題だとして、近く議会運営委員会で対応を協議する。

 文書を送ったのは、県議会会派「新みらい」所属で現在3期目のこだま祥子氏(59)。男性県議が所属する国政政党をかつて選挙で支援したのに、こだま氏の地元で対立候補を立てようとしていると主張し「恩を仇で返す人でなし」と批判。

 「政治のせの字もしらない若僧が、思い上がりもいいところ」としたほか、赤い文字で「人を呪わば穴二つ 人を殺さば穴二つ」「人を殺そうとするときは自分の墓穴を掘ってかかれ」などと書いていた。

 こだま氏は取材に対し「自分の長年の思いを仲間に送ったつもり。政治家として間違ったことは何もしていない」と主張。過激とも受け取れる表現を使ったことについては「政治に命を懸けていて、許さないという思いを強調するためにやった」と話した。

 この文書は、一部がこだま氏の所属会派の広報誌に同封され、8月上旬、関連団体向けに郵送などで送られた。(共同)

3213チバQ:2014/09/04(木) 22:51:16
http://www.asahi.com/articles/ASG945T8NG94UGTB00Q.html
福島県の佐藤雄平知事、次期知事選に不出馬表明
2014年9月4日20時25分
 福島県の佐藤雄平知事(66)は4日、県庁で記者会見し、10月にある知事選に立候補しない考えを正式に表明した。さらに副知事の内堀雅雄氏(50)を「施策の継続性があり、私の意志を引き継いでくれる」と評価し、後継者にふさわしいとの考えを示した。

 自民党本部は内堀氏を念頭に民主党などとの相乗りを検討しており、今回の表明を受けて調整が加速化する可能性がある。

 内堀氏は同日、記者団に「重く受け止める」と述べ、佐藤氏と直接話した後に立候補について具体的に検討する考えを示した。

 佐藤知事は立候補しない理由として、原発事故で出た汚染土を保管する中間貯蔵施設の建設計画を受け入れたことを挙げながら、「苦渋の決断をして、復興に向けた大きな課題の一つに前進のめどがついた」と説明。「新たな段階を迎えた復興の取り組みは、新しいリーダーのもとで実施していくべきだ」と述べた。

 福島県ではいまも約13万人が避難しており、今度の知事選では原発事故からの復興の進め方や、原発に依存しない社会をどうつくるかが問われることになる。

 これまでに、自民党福島県連が、元日本銀行福島支店長の鉢村健氏(55)を推すことを決め、党本部に推薦願を出している。そのほかに、前岩手県宮古市長の熊坂義裕氏(62)ら3人が立候補を表明している。

 佐藤知事は、県選出の渡部恒三元衆院副議長の秘書の後、1998年から8年間、無所属と民主党で参院議員を務めた。県発注工事をめぐる談合事件で現職が辞職した2006年の出直し知事選で初当選。社民党と自民、民主両党県連、公明党県本部の相乗りで支援を受けた10年の選挙で再選を果たし、11年3月の東日本大震災と原発事故の対応にあたった。

3214チバQ:2014/09/04(木) 23:20:45
http://mainichi.jp/select/news/20140905k0000m010104000c.html
福島県知事選:佐藤氏「原発事故が起き燃焼し尽くした」
毎日新聞 2014年09月04日 22時03分

 「復興が優先」として進退の表明を先送りしてきた福島県の佐藤雄平知事(66)。知事選の告示が1カ月余り後に迫る中、周囲が再出馬を強く求めたものの、引退を決断した。

 「2期目で原発事故が起き、自分の能力、体力も含めて燃焼し尽くした」。佐藤氏は記者会見の直前、後援会との会合で退任の理由をこう伝えたという。

 後援会のメンバーは再三翻意を促したが、佐藤氏は深々と頭を下げて固辞。後援会幹部は「3期目をやる力が残っていなかったのだろう」と、東日本大震災の対応に追われた佐藤氏の心労をおもんぱかった。

 震災後の対応では、国と市町村との調整不足や、コメの安全宣言後に汚染米が見つかったことなどが批判も受けた。佐藤氏は記者会見で「リーダーシップがないとの批判は承知しているが、全身全霊やってきた」とし、「不安解消のため18歳以下の医療費無料化やコメの全袋検査などに取り組み、復興ののろしが見えてきた」と成果を強調した。

 2期8年間の実績を振り返った際には表情をほころばせた佐藤氏。引退の理由の一つとして、前知事の汚職事件に伴う出直し選挙に初当選した時から信条としてきた、格言「権不十年」(権力が長期になれば不正を招く)を挙げた。【深津誠】

3218チバQ:2014/09/05(金) 22:47:20
http://www.minpo.jp/news/detail/2014090517875

内堀副知事推す声 民主県連など候補者選定急ぐ




 現職佐藤氏の退任表明で、過去2回にわたり佐藤氏を支援してきた民主、社民両党県連、連合福島は早急な候補者選定を迫られる。
 関係者によると、4日に福島市で開かれた連合後援会で、佐藤氏は自身の意思を託す人物として副知事の内堀雅雄氏の名を挙げたもようだ。
 民主党県連内でも復興政策の継続性や政府とのパイプがある内堀氏に期待する声がある。内堀氏は4日、記者団の取材に応じたが、佐藤氏からの後継指名、政党からの立候補打診の有無について「具体的な話はない」と述べるにとどめた。双葉郡内の複数の首長からも内堀氏を推す声が上がっている。
 一方、同県連では佐藤氏の退任に伴い、知事選と同じ全県選挙区で2回の当選実績がある参院議員の増子輝彦氏が立候補を検討するのではないか−との見方も出ている。
 同県連は5日に県議団会議、6日に常任幹事会を開き、対応を協議する方針だ。
 佐藤氏支援で民主党県連などと四者協議会を構成してきた社民党県連、連合福島は枠組みの維持を前提に候補者選定を進める考えで、民主党県連の動向を注視している。

( 2014/09/05 10:02 カテゴリー:主要 )

3219チバQ:2014/09/05(金) 23:47:36
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140905/stt14090523040004-n1.htm
福島県知事選 自民県連が重ねて推薦要請 党本部、回答保留 鉢村氏は事務所開き延期

2014.9.5 23:04


 任期満了に伴う福島県知事選(10月9日告示、26日投開票)で、自民党県連会長の岩城光英参院議員は5日、茂木敏充選対委員長と党本部で会談し、県連が擁立を決めた元日銀福島支店長、鉢村健氏(55)の推薦を重ねて要請した。これに対し、茂木氏は「幅広く支援をいただけるような枠組みを作れるよう努力してほしい」と回答を保留した。

 県連は5日、福島市内で6日に予定していた鉢村氏の事務所開きを延期。岩城氏は記者団に「幅広い支持を得るためには、無理して事務所開きをやらないで、少し延ばすべきだとの話が(党本部から)あった」と説明。鉢村氏の擁立取りやめは「全く考えていない」と否定した。

 県知事選では引退表明した佐藤雄平知事の後継候補として総務省出身の内堀雅雄副知事(50)が有力視されている。党本部も内堀氏を念頭に与野党相乗りを模索しており、県連との溝が鮮明になっている。

3220チバQ:2014/09/07(日) 19:48:55
http://senkyo.mainichi.jp/news/20140907ddn002010028000c.html
選挙:福島県知事選 内堀副知事擁立へ−−民主県連
毎日新聞 2014年09月07日 大阪朝刊

 福島県知事選(10月9日告示、26日投開票)を巡り、民主党県連は6日の常任幹事会で内堀雅雄・副知事(50)を擁立する方針を決めた。今後、佐藤雄平知事(66)を共に支援してきた社民党県連、連合福島などとつくる「4者協」に諮り、合意が得られれば4者協として出馬要請する。民主党県連代表の増子輝彦参院議員が出馬する可能性も取りざたされていたが、一本化される見通しになった。

 佐藤知事が後継候補について「県政は継続性が大事。意志を継いで、復興を着実に進め、県内を熟知した人」と述べたことから、民主党県連は内堀副知事を最適任者とすることで一致した。

 自民党県連は、元日銀福島支店長の鉢村健(たけし)氏(55)の推薦を求めているが、自民党本部は野党との相乗りを模索して保留している。【小林洋子】

3221アーバン:2014/09/08(月) 00:00:23
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2014/20140907234857.asp
齊藤氏34票差で初当選/県議補選

県議補選北郡区
(定数1)
 
有権者数 23,994
投票者数 12,871
有効投票数 12,687
無効投票数 184
投 票 率 53.64 %

当 4,589 齊藤直飛人 39 自新
  4,555 相川順子 57 無新
  3,543 松森俊逸 58 無元

 県議選北郡区(定数1)補欠選挙は7日、投開票が行われ、前板柳町議で元大相撲関脇・追風海の齊藤直飛人氏(39)=自民党公認=が4589票を獲得し、前全国高校PTA連合会会長で鶴田町の主婦相川順子氏(57)、板柳町の元県議松森俊逸氏(58)を破り初当選を果たした。相川氏とは34票差の大接戦だった。投票率は選挙戦となった2007年(50.42%)を3.22ポイント上回る53.64%だった。

3222チバQ:2014/09/08(月) 21:30:07
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140907/plc14090722330009-n1.htm
福島県知事選で揺れる自民 相乗り目指す党本部vs県連は独自候補
2014.9.7 22:33 (1/2ページ)

 自民党が福島県知事選(10月26日投開票)の対応で揺れている。党本部は確実な勝利を期すため民主党県連が擁立を目指す現副知事の相乗りを模索、これに対し自民党県連はすでに独自候補の擁立を決め、党本部に推薦を求めているのだ。(豊田真由美)

 「広く県民の支持を得られる枠組みが作れるよう、汗をかいてほしい」

 茂木敏充選対委員長は5日、党本部で福島県連会長の岩城光英参院議員と会談し、県連が擁立する元日本銀行福島支店長、鉢村健氏(55)の推薦要請に対しこう述べ、保留した。

 県連は、民主党出身の佐藤雄平知事の県政運営の流れを断とうと、今年早々から独自候補の擁立を目指してきた。

 党本部が相乗りにこだわるのは、「絶対負けられない戦い」(党幹部)になるためだ。

 知事選で国の原子力政策が争点になるのは避けられないとみている。県民が東京電力福島第1原発事故により今も生活に苦しんでいることから、「自民対民主」になれば政権を担う自民側の苦戦が予想され、敗れれば原発再稼働にも影響を与えかねない。

 また、7月の滋賀県知事選で党推薦候補が元民主党衆院議員に敗北。11月16日投開票の沖縄県知事選でも党が推薦する現職の仲井真弘多知事の苦戦が伝えられている。今年注目される3県の知事選で自民党が「全敗」となれば、安倍晋三首相の政権運営にも響きかねないとの危機感がある。

 7月末、当時の石破茂幹事長は幹事長経験者に「なるべくなら福島は戦わない図式として、党の全精力を沖縄に注ぎたい」と強調していた。

 党本部が念頭に置くのは、佐藤氏が事実上後継指名した内堀雅雄副知事(50)だ。内堀氏は、福島第1原発事故による除染廃棄物を保管する中間貯蔵施設の受け入れに関与している。自民党は前回知事選で佐藤氏を支援した経緯もあり、内堀陣営には加わりやすいとみている。

 民主党福島県連は6日の常任幹事会で、内堀氏が出馬した場合、支援する方針を決めた。県連代表の増子輝彦参院議員は出馬断念を表明し、与野党相乗りの環境は整った。

 それでも県連は、鉢村氏が立候補のために日銀を退職したため、後には引けない。石破氏ら前執行部が候補者の事前調整を放置してきたとの不信もくすぶっている。

3223チバQ:2014/09/08(月) 21:42:43
>>3221
http://senkyo.mainichi.jp/news/20140908ddlk02010133000c.html
選挙:県議補選・北津軽郡区 斉藤氏初当選 地域活性化訴え /青森
毎日新聞 2014年09月08日 地方版

 県議の失職に伴う県議会北津軽郡選挙区(定数1、板柳町・鶴田町)の補欠選挙が7日に投開票され、元大相撲関脇・追風海で前板柳町議の斉藤直飛人氏(39)=自民公認=が、元県議の松森俊逸氏(58)と、前全国高校PTA連合会長の相川順子氏(57)を破って初当選した。当日有権者数は2万3994人。うち板柳町1万2405人(男5613人、女6792人)、鶴田町1万1589人(男5379人、女6210人)。投票率は53・64%だった。

 補選は相川氏の夫の相川正光鶴田町長が、町長選出馬によって県議を失職したため行われた。

 斉藤氏は自民県連の公認を獲得して組織戦を展開し、2020年の東京五輪に向けて「団体競技の合宿を誘致して地域を活性化する」などの訴えを続けて浸透した。

 板柳町収入役なども務めた松森氏は、農家所得の向上を強調したが及ばなかった。相川氏も女性視点の県政実現を訴えたが、県議を失職したばかりの夫や鶴田町議らとの調整が不足したままの出馬で、選挙態勢が整わなかった。【宮城裕也】

==============

 ◇県議北津軽郡区補選開票結果(定数1)
当 4589 斉藤直飛人 39 自新

  4555 相川順子 57 無新

  3543 松森俊逸 58 無元

=選管最終発表

==============

 ◇県議北津軽郡区補選当選者(定数1)
斉藤直飛人 39 自新(1)

 [元]板柳町議[歴]力士▽党板柳支部青年局長▽日大

3224チバQ:2014/09/08(月) 21:43:31
http://senkyo.mainichi.jp/news/20140908ddlk07010026000c.html
’14知事選:ふくしまスクラム、前二本松市長の立候補要請断念 /福島
毎日新聞 2014年09月08日 地方版

 全国の即時原発ゼロを訴える政治団体「人間の復興と原発廃絶!ふくしまスクラム」は5日、記者会見し、積極的な回答をもらえなかったとして前二本松市長の三保恵一氏(65)への知事選立候補要請を取り下げたと発表した。今後は各立候補予定者の政策や主張を吟味し、政策の要望を行うか、新たな擁立者を選ぶかなどについて考慮する。

 同団体は8月13日、三保氏に立候補を要請していた。【横田香奈】

3225チバQ:2014/09/08(月) 21:53:26

http://www.mutusinpou.co.jp/news/2014/09/32972.html
齊藤氏34票差で初当選/県議北郡区補選

 県議の失職に伴う北郡区(定数1)補欠選挙は7日、投開票が行われ、前板柳町議で大相撲元関脇追風海の新人齊藤直飛人氏(39)=自民党公認=が、鶴田町の前全国高校PTA連合会会長で新人の相川順子氏(57)=無所属=、板柳町の元東郡区選出県議の松森俊逸氏(58)=同=を破り初当選した。投票率は53・64%で、統一地方選で行われた2007年の県議選(11年は無投票)を3・22ポイント上回った。
板柳町からの県議は1971年から3期務めた木村章一氏以来31年ぶりで、2007年に北郡区の区割りが現行となってから初。
 齊藤氏は舘岡一郎板柳町長と同町議全11人の支援を受け、スポーツを通じた地域活性化などを訴え、同町で多くの票を集めるとともに、党の組織力を背景に鶴田町でも一定の支持を獲得。34票差で相川氏を振り切った。初当選の喜びに沸く板柳町内の事務所で、齊藤氏は「1票の重みをひしひしと感じる。きょうは喜びに浸り、使命感と責任感を持って行動したい」と目を潤ませて語った。
【写真説明】 万歳三唱し、当選の喜びをかみしめる齊藤氏=7日午後10時35分ごろ、板柳町辻字松元の事務所

3226チバQ:2014/09/08(月) 21:57:14
http://www.yomiuri.co.jp/local/fukushima/news/20140904-OYTNT50604.html
[佐藤知事 不出馬] 復興に影響 不安の声も
2014年09月05日
 「俺たちのことを見捨てて逃げんのか」。4日の記者会見に先立って福島市で開かれた後援会会合で、佐藤知事が不出馬を切り出すと、幹部の一人が詰め寄った。

 佐藤知事は居並ぶ15人の出席者を前に、「自分が持っている能力、体力も含めて燃焼し尽くした」と、言葉を絞り出すように理解を求めた。

 出席者の発言はすべて、3選出馬を促すものだった。「おめえ、まじめすぎて一人で抱え込んでしまうからだ」と心情を慮る発言もあったが、佐藤知事の意向は最後まで変わらなかった。

 佐藤知事は、出馬を要請していた民主党県連など4者協議会の幹部にも意向を伝えた。連合福島の今泉裕会長は「残念だが、受け入れるしかない」と肩を落とした。

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故という難局に対峙(たいじ)してきた佐藤知事。記者会見で今期限りの引退を表明したこの日、各界からねぎらいの声が相次いだ。

 「過去に例を見ない重大事の中、日夜身を粉にして復旧・復興の道筋を切り開いたことに感謝する」(渡辺博美・県商工会議所連合会長)

 「復興に全力で取り組まれたことに深く敬意と感謝を表したい」(中間貯蔵施設の候補地がある双葉町の伊沢史朗町長)

 菅官房長官も4日の記者会見で、「非常に強い責任感で(原発)事故の対応に取り組んでいた」と語った。

 一方、県政最大の課題である復興や原発事故対応は、国との調整が鍵を握る。国とパイプを築いてきた佐藤知事の勇退で、復興と事故対応の進展に影響が出るのではないかという不安の声も上がる。「県の現状をよく知る知事が引退することで、復興に少なからぬ憂慮もある」(冨塚宥●田村市長)という首長が目立ち、被災者も「知事が交代して復興が遅れては困る」と話す。

 二つの課題を担当する復興相と環境相は、3日の内閣改造で交代したばかり。

 竹下復興相は就任翌日の4日、早速県庁を訪れ、議員秘書仲間だった佐藤氏と親しげに会談した。竹下氏は記者団に、「佐藤知事とは極めて親しい間柄だが、正直言って、ほかの人たちはまだ知らない」と述べた

 ただ、震災対応の陣頭指揮を執った佐藤知事に対し、厳しい視線を向ける人も少なくない。

 富岡町から本宮市に避難している農業佐々木賢一郎さん(74)は「何かと態度をはっきりせず、物事を決めるのも遅かった。リーダーシップに欠けていた」と語った。早々と独自候補擁立を打ち出した自民党県連は、「誰が相手でも淡々と準備を進めるだけだ」(幹部)と冷ややかだ。

 佐藤知事は4日の記者会見で、様々な批判が向けられたことに対し、「十分承知しているが、精いっぱい、全身全霊を尽くしてやってきた」と反論した。

 2か月後に誕生する新知事。佐藤知事から引き継ぐべき課題は多く、寄せられる期待はあまりにも大きい。

●は日へんに景

3227チバQ:2014/09/08(月) 21:57:50
http://www.yomiuri.co.jp/local/fukushima/news/20140905-OYTNT50131.html
[佐藤知事 不出馬]表明の朝 後援者に電話
2014年09月06日
民主党県連などから出馬要請を受ける佐藤知事(右)(8月29日、県庁で)=岩波友紀撮影 4日夕、「熟慮に熟慮を重ね、今期で身を引く」と語った佐藤知事。出馬か不出馬かで揺れ動いた末の決断を、長年の後援者に伝えたのは、記者会見で表明する9時間前だった。

 この日の朝、二本松市の安田寿男・連合後援会長(82)宅で、居間のテーブルに置かれた携帯電話が鳴った。手にとって立ち上がり、耳にあてる。「2期8年で燃焼し尽くしました。期待に応えられません」。佐藤知事の決意を込めた話しぶりに、安田会長は3選出馬を願って続けた説得が実らなかったことをさとった。1分余りで終わった通話の後、目を潤ませながら「出ねえか。時期が時期だけに、最終判断だろう」とつぶやいた。

     ◇

 東京電力福島第一原発事故の影響で、今も約13万人が県内外で避難生活を送る本県。除染や復興の遅れへの県民の不満は根強く、昨年には、郡山、いわき、福島の主要3市の市長選などで現職が相次いで落選した。佐藤知事は県の事故対応の先頭に立ったが、批判的な県民も少なくなく、今年に入っても逆風を受けかねない情勢が続いていた。

 こうした中、佐藤知事は秘書として仕えた渡部恒三・元衆院副議長に「心身ともに疲れた」と漏らすなど、「不出馬」に傾く姿を見せていた。8月下旬、知事公舎を訪ねた渡部氏が「期待されてありがたいんだから、命をかけてやるべきだ」と出馬を促しても、首を縦に振らなかった。

 一方で、出馬に前向きと受け止められる言動も続いていた。

 佐藤知事は同月29日、民主党県連など4者協議会から出馬要請された際、「皆さんの気持ちはよく分かります。継続性は大事だと、よく承知している」と発言。今月2日深夜、ひそかに知事公舎を訪れた安田連合後援会長から、翌日未明まで熱心に口説かれた直後には、周辺に「やっぱり俺がやるしかないか」と語ったという。

     ◇

 退任を表明した4日夕の記者会見で、佐藤知事は決断の理由の一つとして、就任時にも語った「権不十年(けんぷじゅうねん)」の政治信条を挙げた。おごりや腐敗を防ぐために、権力者は10年ほどで地位を去るべきとの考え方だ。また、除染を進めるのに不可欠とされる中間貯蔵施設の建設受け入れを政府に伝え、計画を前に進めたことも理由とした。

 ただ、佐藤知事に近い関係者の中には、それだけが理由だと受け止める人はほとんどいない。周辺が口をそろえて指摘するのは、東日本大震災や原発事故後の激務で疲弊したことによる、体力や気力の衰えだ。叔父として佐藤知事を見守り続けた渡部氏は推し量る。「あの災害で心身ともにくたびれ果ててしまった。『3・11』がなかったら、3期やっていただろう」

2014年09月06日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

3228チバQ:2014/09/08(月) 21:58:27
http://www.yomiuri.co.jp/local/fukushima/news/20140905-OYTNT50131.html
[佐藤知事 不出馬]表明の朝 後援者に電話
2014年09月06日
民主党県連などから出馬要請を受ける佐藤知事(右)(8月29日、県庁で)=岩波友紀撮影 4日夕、「熟慮に熟慮を重ね、今期で身を引く」と語った佐藤知事。出馬か不出馬かで揺れ動いた末の決断を、長年の後援者に伝えたのは、記者会見で表明する9時間前だった。

 この日の朝、二本松市の安田寿男・連合後援会長(82)宅で、居間のテーブルに置かれた携帯電話が鳴った。手にとって立ち上がり、耳にあてる。「2期8年で燃焼し尽くしました。期待に応えられません」。佐藤知事の決意を込めた話しぶりに、安田会長は3選出馬を願って続けた説得が実らなかったことをさとった。1分余りで終わった通話の後、目を潤ませながら「出ねえか。時期が時期だけに、最終判断だろう」とつぶやいた。

     ◇

 東京電力福島第一原発事故の影響で、今も約13万人が県内外で避難生活を送る本県。除染や復興の遅れへの県民の不満は根強く、昨年には、郡山、いわき、福島の主要3市の市長選などで現職が相次いで落選した。佐藤知事は県の事故対応の先頭に立ったが、批判的な県民も少なくなく、今年に入っても逆風を受けかねない情勢が続いていた。

 こうした中、佐藤知事は秘書として仕えた渡部恒三・元衆院副議長に「心身ともに疲れた」と漏らすなど、「不出馬」に傾く姿を見せていた。8月下旬、知事公舎を訪ねた渡部氏が「期待されてありがたいんだから、命をかけてやるべきだ」と出馬を促しても、首を縦に振らなかった。

 一方で、出馬に前向きと受け止められる言動も続いていた。

 佐藤知事は同月29日、民主党県連など4者協議会から出馬要請された際、「皆さんの気持ちはよく分かります。継続性は大事だと、よく承知している」と発言。今月2日深夜、ひそかに知事公舎を訪れた安田連合後援会長から、翌日未明まで熱心に口説かれた直後には、周辺に「やっぱり俺がやるしかないか」と語ったという。

     ◇

 退任を表明した4日夕の記者会見で、佐藤知事は決断の理由の一つとして、就任時にも語った「権不十年(けんぷじゅうねん)」の政治信条を挙げた。おごりや腐敗を防ぐために、権力者は10年ほどで地位を去るべきとの考え方だ。また、除染を進めるのに不可欠とされる中間貯蔵施設の建設受け入れを政府に伝え、計画を前に進めたことも理由とした。

 ただ、佐藤知事に近い関係者の中には、それだけが理由だと受け止める人はほとんどいない。周辺が口をそろえて指摘するのは、東日本大震災や原発事故後の激務で疲弊したことによる、体力や気力の衰えだ。叔父として佐藤知事を見守り続けた渡部氏は推し量る。「あの災害で心身ともにくたびれ果ててしまった。『3・11』がなかったら、3期やっていただろう」

3229チバQ:2014/09/09(火) 20:50:30
http://senkyo.mainichi.jp/news/20140909ddlk03010191000c.html
選挙:知事選 知事、3選出馬明言を避ける /岩手
毎日新聞 2014年09月09日 地方版

 来秋に予定される知事選について、達増拓也知事は8日の定例記者会見で3選出馬の意向を問われ、「今やることを揺るがずにやりたい。将来的な身の振り方を考えている場合でない」と明言を避け、東日本大震災からの復興を優先させる姿勢を強調した。

 達増知事は「(自身の人口減少対策などを)そうじゃないんだという人は早めに世に問うた方がいい」と“余裕”の表情。「3期目も復興を進めてほしいという声は去年より今年の方が多い」とも述べた。

 また、知事選は復興の在り方について県民が議論する場になるべきだと指摘した。【浅野孝仁】

3230チバQ:2014/09/09(火) 20:51:24
http://senkyo.mainichi.jp/news/20140909ddlk07010211000c.html
再生の針路:’14知事選 告示まで1カ月 県町村会も出馬要請へ 内堀氏「重く受け止めたい」 /福島
毎日新聞 2014年09月09日 地方版

 任期満了に伴う知事選(10月9日告示、26日投開票)は9日、告示まで1カ月となった。現職の佐藤雄平知事が不出馬を表明し、民主党県連が6日に内堀雅雄副知事(50)を推すことで一致したり、8日には県町村会が出馬要請する方針を決めたりするなど、内堀氏の擁立に向けた動きが加速している。一方、内堀氏を推す声は自民党本部内にもあり、同党県連から要請があった元日銀福島支店長の鉢村健氏(55)の推薦を保留中。県連は9日にも改めて党本部に要請するが、承諾を得られるかは分からない状況になっている。【岡田英、小林洋子】

 県内の全町村でつくる「県町村会」(会長=大塚節雄・湯川村長)は8日、福島市内で役員会を開き、「震災対応を進める上で、これまでの経過を熟知した人が適任」として、内堀氏への出馬要請を決定。集まった10人の町村長の一部からは「内堀氏が出馬を表明してから推薦する形もある」と慎重意見も出たが、「告示まで約1カ月と時間がない」と踏み込み、近く出馬要請する。

 これとは別に、加納武夫・石川町長も8日、県庁を訪問。加納町長は面会後、報道陣に「個人的に適任と思う。しっかりやってほしい」と述べ、内堀氏に「ラブコール」を送った。双葉郡の8町村でつくる双葉地方町村会も5日に内堀氏に出馬要請している。

 民主党県連は6日の常任幹事会で、内堀氏を「候補者として最適任」と推すことで一致。社民党県連、連合福島、県議有志とでつくる「4者協議会」での支援を模索している。8日にも福島市内で、4者協の関係者が集まり対応を協議したが、連合福島が執行委員会を開く11日まで結論は持ち越しとなった。

 こうした動きに対し、内堀氏は8日、報道陣に「重く、真剣に受け止めたい」と述べたものの、出馬の是非は「熟慮を深めている」と述べるにとどめた。

 一方、鉢村氏の擁立を決めた自民党県連の執行部は「もう鉢村氏で決めたので引けない」と漏らす。「幅広く県民の支援を得られる枠組みを作るよう努力してほしい」(茂木敏充選対委員長)という党本部の要求に対し、県連は「鉢村氏を支持すると言ってくれている団体が多くあることを示す」(県連幹部)ことで理解を求める方針だが、党本部は民主党と相乗りできる候補者の擁立を目指しており、溝が埋まるかは不明だ。

 このほか、元岩手県宮古市長の熊坂義裕氏(62)ら3人が立候補を表明している。

3231チバQ:2014/09/09(火) 21:08:29
http://www.minpo.jp/news/detail/2014090917945
知事選告示まで1カ月 政党間駆け引き続く 県町村会、内堀氏に出馬要請へ
 任期満了に伴う知事選は10月9日の告示まで1カ月となった。これまでに新人4人が立候補を表明した。しかし、今期限りの退任を表明した佐藤雄平知事(66)の後継に浮上した副知事の内堀雅雄氏(50)の擁立をめぐり、政党間の駆け引きが続き、戦いの構図は依然として定まらない。各党は告示に向け、水面下の調整を加速させている。県町村会は8日、内堀氏に立候補を要請することを決めた。投票日は10月26日。
 内堀氏をめぐっては、民主党県連が6日に支援方針を決めた。これを受け、佐藤知事をともに推す予定だった社民党県連、県議有志、連合福島の四者による会合を8日、福島市で開いた。
 非公開の会合後、記者会見した今泉裕連合福島会長によると、民主を除く三者から、知事後継の適任者として内堀氏以外の名前は挙がらなかったという。三者は各組織内で内堀氏への対応を協議し、民主を含めた四者で再度、会合を開く予定だ。内堀氏で合意すれば、立候補要請などを検討する。
 ただ、民主党県連内外には依然として増子輝彦県連代表(参院本県選挙区)に立候補を促す動きがある。
 自民党県連は元日銀福島支店長の鉢村健氏(55)=福島市=の擁立を決めたが、推薦について、党本部と調整が進んでいない。党本部が重要地方選に位置付ける本県知事選での必勝を期すため、他党との候補者相乗りを視野に入れているためだ。党本部は内堀氏による他党との連携も模索する。
 岩城光英県連会長(参院本県選挙区)は9日、党本部で茂木敏充選対委員長と会談し、鉢村氏推薦をあらためて要請する。しかし、鉢村氏で他党と共闘する態勢は今のところ実現しておらず、推薦を得られるかは不透明だ。
 県連内には、党本部の相乗り方針に理解を示し、内堀氏を推す声が出ている。
 公明党県本部は中央で連立政権を組む自民党本部の動向を注視する構え。
 共産党県委員会、日本維新の会県総支部は、他党との連携を探りながら、独自候補の擁立も検討している。
 一方、元岩手県宮古市長の熊坂義裕氏(62)=福島市=は「政策を進める上で政党色は邪魔になる」との考えから政党の支援を受けていない。
 知事選には、鉢村氏と熊坂氏をはじめ、自営業の五十嵐義隆氏(36)=いわき市=、医師の吉田孝司氏(36)=郡山市=が立候補を表明している。

3232チバQ:2014/09/09(火) 21:08:50
■「この3年半を熟知している」 県町村会長

 県町村会長の大塚節雄湯川村長は8日、福島市で開いた緊急役員会の後、記者団に対し、早ければ9日にも内堀氏に立候補を要請することを明かした。
 大塚会長は、要請する理由について、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故に対応してきた内堀氏の手腕を評価した上で「この3年半を熟知し、今後も(施策を)継続できる」と説明した。
 県町村会が立候補を要請するのは極めて異例。


■決断の時迫る ドキュメント知事選

 自民党県連が擁立を決定している鉢村氏の推薦をめぐり、党本部との協議を翌日に控えた8日。福島市の県連会館では、県内各支部や党所属国会議員の事務所などに宛てた鉢村氏の名刺や推薦願の発送作業に追われた。県連幹部は「党本部の推薦がなくても戦う覚悟はできている」と言葉に力を込めた。
 同日、支持団体へのあいさつ回りに奔走した県連執行部の一人は「県連として擁立を機関決定した鉢村氏に党本部の推薦が出れば、支持はさらに広がるはずだ」と期待する。
 しかし、党本部の推薦が得られるとは限らない。党本部の河村建夫前選対委員長は4日のテレビ番組で「全党的な立場から知事をつくるのが大事だ。差し替えもあり得る」と発言した。県連はこの一言に反発し結束を強めたとの見方がある。県連の杉山純一幹事長は「鉢村氏を推す考えは揺るがない」と胸を張った。
 一方、自民党本部が、相乗り候補として視線を送る副知事の内堀雅雄氏を推す動きも続く。内堀氏への立候補要請を議題に8日夕、福島市で開かれた県町村会の緊急役員会。全会一致で立候補要請を決めた。ただ、一部の出席者からは「本人が立候補を表明してから推薦という形を取るべき。立候補要請は拙速だ」などと慎重論が出たという。
 8日夜、県庁で記者会見した内堀氏は、同日午後に佐藤知事と2時間余り意見交換したと明らかにした。「(立候補について)熟慮する上でさまざまな提言、助言をいただいた」と語り、首長らからの立候補に関する期待の声については「そういった大切なものが一層ずつ積み重なって自分の思いを深めている段階」と述べた。
 決断の時は迫っている。


( 2014/09/09 08:41 カテゴリー:主要 , 福島県知事選 )

3233チバQ:2014/09/09(火) 22:05:49
http://www.47news.jp/CN/201409/CN2014090901002076.html
福島知事選、自民は内堀氏支援へ 県連と分裂の可能性


 福島県連の岩城光英会長らと面会後、記者の質問に答える自民党の茂木敏充選対委員長=9日午後、東京・永田町の党本部
 自民党は任期満了に伴う福島県知事選(10月26日投開票)で、内堀雅雄副知事(50)を支援する方向で調整に入った。内堀氏は出馬の意思を明言していないが民主党で擁立を求める声が膨らんでおり、自民党本部は相乗りによる敗北回避を優先すべきだとの判断に傾いた。党関係者が9日明らかにした。福島県連は元日銀福島支店長の鉢村健氏(55)の擁立を決定済みで、自民党内の分裂選挙となる可能性がある。

 茂木敏充選対委員長は同日、福島県連の岩城光英会長や杉山純一幹事長と党本部で会談。鉢村氏の推薦を求める県連に、再び回答を保留した。

3234チバQ:2014/09/09(火) 22:06:30
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2014090900857
自民、内堀氏に相乗りへ=原発争点化を回避−福島知事選
 自民党は9日、任期満了に伴う10月26日投開票の福島県知事選で、同県の内堀雅雄副知事を支援する方針を固めた。内堀氏は近く出馬表明する見通しで、民主党福島県連が既に支援を決めており、自民党は相乗りする形になる。同党の茂木敏充選対委員長は10日に党県連幹部と会い、党本部の方針を伝えることにしている。
 福島県知事選をめぐっては、自民党県連が8月に元日銀福島支店長の鉢村健氏の擁立を決め、党本部に推薦を申請した。しかし、安倍政権は東京電力福島第1原発事故に見舞われた同県知事選で原発政策が争点化し、7月の滋賀県知事選に続いて連敗することは避けたい考えで、民主党出身で現職の佐藤雄平知事から事実上の後継指名を受けた内堀氏の支援に回る方向で調整していた。 
 内堀氏は政党からの推薦を受けない考えを示していることから、自民党は同氏の意向を尊重して支援の形を取る方向だ。
 茂木氏は9日、福島県連会長の岩城光英参院議員らと党本部で会い、「早急に党本部の結論を出して県連に伝える」と表明。鉢村氏の推薦には応じない考えも示した。関係者によると、内堀氏は12日にも出馬を表明する見込みで、自民党としては、それまでに鉢村氏が自ら立候補を辞退する形で軟着陸を図る考えだ。
 茂木氏と県連幹部の会談に先立ち、安倍晋三首相(党総裁)は官邸で谷垣禎一幹事長と茂木氏から調整状況について報告を受けた。内堀氏支援は「首相の意向」(自民党選対筋)とされ、この場で党の対応を確認したとみられる。(2014/09/09-20:44)2014/09/09-20:44

3235名無しさん:2014/09/11(木) 01:11:50
自民県連、鉢村氏支援せず=福島知事選で分裂回避

 自民党の谷垣禎一幹事長は10日、同党福島県連の岩城光英会長ら幹部と党本部で会談し、
10月26日投開票の福島県知事選で県連が擁立を決めた鉢村健元日銀福島支店長(55)を支援しない方針を伝えた。
県連側もこれを受け入れ、鉢村氏の推薦要請を取り下げる考えを示した。
 自民党本部は、民主党県連が支援する内堀雅雄同県副知事(50)を相乗りの形で支援する方針。
内堀氏は12日にも出馬表明する。自民党県連が鉢村氏擁立を断念したことで、
党本部と県連が異なる候補を推す分裂選挙は回避された。 
 谷垣氏は会談で「鉢村氏では大きな県民の支援を得る枠組みをつくるのは極めて厳しい」と指摘。
県連側は「苦渋の決断だが、福島の復興を最優先する観点から了承したい」と応じた。
茂木敏充選対委員長が近く鉢村氏と会い、出馬を取りやめるよう求めるとともに、今後の同氏の処遇についても話し合う見通し。
 安倍晋三首相は10日夜、首相公邸で谷垣、茂木両氏から報告を受け、
「私も福島県知事選は大事だと思っている。県連とよく連携してやってほしい」と指示した。
 福島県知事選をめぐる自民党の対応について、菅義偉官房長官は同日の記者会見で
「原発で大変な問題を抱えているので、政争をするような状況にはない」と述べ、
東京電力福島第1原発事故の処理に国と県が一体で取り組むため、民主党との相乗りもやむを得ないとの認識を示した。
 一方、岩城氏は「私自身がこの責任を全うした後、きちんとけじめを付けたい」と記者団に表明。
知事選に向けた党内手続きが一段落した後、混乱の責任を取る考えを示した。
 知事選にはこれまでに、元岩手県宮古市長の熊坂義裕氏(62)らが出馬を表明している。

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014091000659

3236とはずがたり:2014/09/11(木) 11:34:02
梯子外されちゃった鉢村氏可哀想だなぁ。。
福島県選出の参院議員候補の座とかと引き換えに立候補とりやめもあるかなぁ。。

3237dsp-122:2014/09/11(木) 11:56:28
>>3236
岩城氏は再来年改選、しかし3期当選とはいえ64歳、まだ引退する年齢ではない。
後援会も福島に縁もゆかりもない鉢村氏では収まらないのでは。

3238旧ホントは社民支持@鹿児島市:2014/09/11(木) 17:39:55
福島知事選への出馬取りやめ=鉢村氏
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014091100722
 元日銀福島支店長の鉢村健氏は11日、記者会見し、福島県知事選(10月26日投開票)への出馬取りやめを表明した。 (2014/09/11-17:20)

3239チバQ:2014/09/12(金) 01:08:31
http://www.minyu-net.com/news/news/0911/news15.html
内堀氏が出馬表明、鉢村氏は断念 知事選

 任期満了に伴い10月9日告示、同26日投開票の知事選で、副知事の内堀雅雄氏(50)は11日、福島市で記者会見し「できるだけ多くの人の支援を受けながら選挙戦を戦っていく」と述べ、立候補を表明した。政党の推薦は受けない方針。これに先立ち内堀氏は同日午後、副知事を辞任した。
 一方、自民党県連が擁立を断念した元日銀福島支店長の鉢村健氏(55)は11日、福島市で会見し「立候補を断念する」と表明した。
(2014年9月11日 福島民友ニュース)

3240チバQ:2014/09/12(金) 01:12:08
http://senkyo.mainichi.jp/news/20140911ddm005010179000c.html
選挙:福島県知事選 自民党本部、相乗り「争点隠し」 復興・原発、影響避け
毎日新聞 2014年09月11日 東京朝刊

 自民党執行部は10日、福島県知事選(10月26日投開票)で、独自候補の擁立より、勝利を優先する「与野党相乗り」の道を選択した。前回の県知事選は2010年に行われており、東京電力福島第1原発事故を巡る県政運営が選挙で問われるのは初めて。選挙結果は被災地復興のあり方や原発再稼働にも影響しかねず、与野党対決を避けた手法は「争点隠し」との批判を招きそうだ。

 「福島は私も大事に思っている。県連と緊密に連携しながらやってほしい」。安倍晋三首相は10日夜、首相公邸で自民党の谷垣禎一幹事長、茂木敏充選対委員長と面会し、与野党相乗りに向け、党福島県連と引き続き調整を進めるよう指示した。菅義偉官房長官も同日の記者会見で、県知事選について「原発で大変な問題を抱え、政争をするような状況ではない」と強調した。

 自民党は自治体選挙で、県連など地元が上申した候補予定者を尊重するのが通例だ。しかし、安倍政権は7月の滋賀県知事選に続き、福島県知事選での連敗を避けようと模索。自民党幹部も「政権与党の立場をかなぐり捨ててでも、勝てる候補に乗るべきだ」と危機感を強めていた。

 ただ、福島県連は現職の佐藤雄平知事の県政運営に反発し、今年3月に独自候補の擁立を明言。当時の石破茂幹事長らは首相官邸と県連の「板挟み」になって調整した。告示まで1カ月を切る中、3日に就任したばかりの谷垣氏ら新役員は「小田原評定をいつまでも続けられない」(党幹部)と官邸の意向に沿って強権を発動した。

 民主党参院議員だった佐藤知事の後継と目される内堀雅雄副知事には民主、社民両党が支援を検討。福島第1原発がある同県双葉郡の町村会が出馬を要請し、自民党執行部は内堀氏を「本命」とみている。今後、相乗りの手続きを進めるが、元日銀福島支店長の鉢村健氏の支援へ走り出していた県連内が混乱する可能性もある。

 安倍政権は昨年末、被災住民の「全員帰還」を転換する復興加速化方針を決めたほか、中間貯蔵施設の建設を県が「苦渋の決断」(佐藤知事)で受け入れたばかり。震災後の福島県政は国策にも直結しており、有権者の選択を狭める政府・与党の「抱きつき戦術」には異論も出そうだ。【水脇友輔】

3241チバQ:2014/09/12(金) 01:13:02
http://senkyo.mainichi.jp/news/20140911ddlk07010249000c.html
再生の針路:’14知事選 内堀氏、きょうにも出馬表明へ 自民県連分裂避け、岩城会長「苦渋の決断」 /福島
毎日新聞 2014年09月11日 地方版

 知事選(10月9日告示、26日投開票)で、元日銀福島支店長の鉢村健(たけし)氏(55)への推薦を10日、急きょ断念した自民党県連。党本部の強い意向により、今年3月に現職の佐藤雄平知事の目の前で掲げた「独自候補」の旗を降ろし、党本部との分裂選挙を避ける選択をした。これにより、佐藤知事の後継と目される内堀雅雄副知事(50)に自民、民主が相乗り支援する流れが強まり、内堀氏は11日にも出馬表明する。【小林洋子、岡田英】

 岩城光英会長や杉山純一幹事長らは10日夕、自民党本部で茂木敏充選対委員長と会談。「鉢村氏で大きな県民の支援を得る枠組みを作るのは極めて厳しい状況。推薦は困難だ」と厳しい判断を突きつけられたといい、岩城会長は会談後、報道陣に険しい表情で「本当に残念だが、苦渋の決断をした」と語り、推薦断念を受け入れざるを得なかった。

 県連は今年3月、現職の佐藤知事の目前で独自候補の擁立を表明。8月には鉢村氏への推薦を決定し、ポスター作りやあいさつ回りなどを進めていた。だが、佐藤知事の不出馬表明直後、党本部は事務所開きを延期するよう求めた。

 「与野党相乗り」で負けを回避したい党本部に対し、県連は当初、390近くの友好団体などから支援・支持を取り付けられる余地があると示すことで理解を得ようとした。ところが、団体側からは「党本部の推薦が出ないと応援できない」と戸惑う声も少なくなかった。「本部から推薦は得られる」と強気だった県連執行部内からも次第に「個人的に分裂選挙は避けたい」などと後ろ向きな発言も聞こえるようになった。

 今回、県連が機関決定した推薦を取り下げるという異例の事態を招き、県連内からの反発は必至。県連幹部によると、鉢村氏は「納得できない」と反発しており、県連が今後、理解を求める。混乱を招いた責任について、岩城会長は報道陣に「当然けじめをつけなければいけない」、杉山幹事長は「皆さんと相談しながら考えていきたい」と述べた。

 一方、内堀氏を支援する方針を決めた民主党県連は「大きな決断で歓迎したい」(亀岡義尚幹事長)と自民との相乗りに前向き。民主、社民両党県連と連合福島、県議有志でつくる「4者協議会」として11日にも内堀氏に出馬要請する方向で調整している。内堀氏はこれを受け、出馬を表明する。

3242旧ホントは社民支持@鹿児島市:2014/09/12(金) 21:41:31
ほお。そして新党改革はどこに行こうとしているのかよく分からんな。

新党改革、福島県知事選で熊坂義裕氏の支援表明
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/20140912-OYT1T50114.html?from=ytop_ylist
 新党改革の荒井広幸代表は12日、福島市で記者会見し、10月26日投開票の福島県知事選について、立候補を表明している前岩手県宮古市長で医師の熊坂義裕氏(62)を支持する考えを明らかにした。
 荒井代表は「医療、福祉、介護などの政策が最も近く、県民に選択肢を作りたい。勝手連的に支援する」と述べた。
 同知事選には、ほかに前同県副知事の内堀雅雄氏(50)らが立候補を表明している。内堀氏には、民主党県連などが支援を表明しており、自民、公明両党も支援する方向だ。

3243チバQ:2014/09/13(土) 07:37:35
http://senkyo.mainichi.jp/news/20140913ddm041010040000c.html

選挙:福島県知事選 相乗り戸惑う被災者 乏しい選択肢に嘆き

毎日新聞 2014年09月13日 東京朝刊







拡大写真

 任期満了に伴う福島県知事選(10月9日告示、26日投開票)は、自民党と民主党などが相乗りする方向となった。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故後、初の知事選。今後の復興を左右するが、政策論争が深まらないまま政党の思惑で進む。「県民不在」の現状に、被災者からは不信の声が相次いでいる。【小林洋子、岡田英】

 「何だかよく分からない。どうなっているのか」。避難区域から同県川俣町の仮設住宅に妻と避難している渡辺直一さん(79)は戸惑いを見せた。

 自民党福島県連が8月に擁立を決め、出馬表明した元日銀福島支店長の鉢村健(たけし)氏(55)は11日、立候補を断念。滋賀県知事選からの連敗を避けたい党本部が相乗りを模索したためだ。党勢が低迷する民主党も応じる姿勢を見せており、現職の佐藤雄平知事(66)の事実上の後継として内堀雅雄・前副知事(50)が同日、名乗りを上げた。

 渡辺さんは震災前、約300アールの広大な農地で、長男夫妻と葉タバコを生産。原発事故で避難を余儀なくされ、仕事も奪われた。農地も除染されないまま。これまでは自民党系の候補者に投票してきたが、今回は不信感が消えない。

 郡山市の薬販売業、石川秀彦さん(51)は「今の知事は国や東電にモノを言えなかった。原発事故の情報開示も不十分で信用できない」と刷新を期待した。だが、現知事の復興への姿勢を批判して独自候補擁立を目指した自民党県連が一転、事実上の後継候補を支援する動きを見せる。「顔の見えない候補者ばかりで、誰を選んでいいのか」と憤る。

 川俣町の仮設住宅に避難している大内一さん(66)は「復興が遅れる中、選挙戦でバラバラになるよりは、一致団結できる方がいい」と相乗りに理解を示すが、「一致団結できる候補者がほとんどいない」と嘆く。

 「相乗りすれば有権者の関心は薄まり、投票率はガタ落ちだ」。自民党関係者からもため息が漏れている。

 一方、新党改革は12日、元岩手県宮古市長の熊坂義裕氏(62)を支持すると発表。牧師の五十嵐義隆氏(36)も出馬表明している。

3244チバQ:2014/09/13(土) 07:39:28
http://senkyo.mainichi.jp/news/20140912ddlk06010115000c.html

選挙:山形市長選 出馬表明の佐藤氏、後援会組織を設立 /山形

毎日新聞 2014年09月12日 地方版


 来年9月の任期満了に伴う山形市長選への立候補を表明している元経済産業省職員、佐藤孝弘氏が11日、市内で後援会連合会の設立総会を開いた。遠藤利明衆院議員や大沼瑞穂参院議員など、支援者約1500人が集まった。佐藤氏は「県庁所在地である山形市を元気にしたい。本気で取り組みたい」と決意を述べた。【前田洋平】

3245チバQ:2014/09/13(土) 07:57:54
http://www.yomiuri.co.jp/local/fukushima/news/20140913-OYTNT50011.html?from=ycont_top_txt
[知事選] 各党 態勢作り本格化


2014年09月13日

















 知事選(10月26日投開票)を巡り、各政党の動きがあわただしくなってきた。自民党県連は12日、副知事を辞職した内堀雅雄氏(50)支援に向けた内部調整に入った。民主党県連なども既に内堀氏の支援を決めており、与野党の主要政党がこぞって応援する流れは強まるばかりだ。これに対し、新党改革は「違和感」を表明。本県出身の前岩手県宮古市長、熊坂義裕氏(62)支持を打ち出すなど、新たな動きも出ている。




 自民党県連は12日、役員会を開き、出馬を断念した元日本銀行福島支店長の鉢村健氏(55)に関する経過を報告した。鉢村氏には8月、県連として推薦を出したが、より強い支援態勢を作るのに必要な党本部推薦は見送りになった。県連もこれと歩調を合わせるため、いったん出した県連推薦を取り下げる手続きが必要なためだ。

 役員会では、鉢村氏擁立を主導した幹部への批判が噴出。「何言ってんだ」「何だその言い方は」との怒号が飛び、幹部らが責任を取って県連の役職を辞めるよう求める声が上がった。責任論はその後の県議全員協議会でも持ち上がったが、幹部らは辞任を否定したという。

 県連は14日に総務会を開き、鉢村氏への県連推薦取り下げを正式決定する。15日には茂木敏充・党選挙対策委員長が来県し、党本部としての推薦見送りの経緯を説明する。

 知事選では、公明党県本部も内堀氏を支援する方針だ。共産党県委員会なども「オール福島の姿勢は変わらない」として、内堀氏への相乗りの是非も含めて対応を検討している。

 これに対し、12日に記者会見した新党改革の荒井広幸代表は、「早々と県政の継続を言うことに違和感がある」と語気を強め、佐藤県政の承継を目指すとしている内堀氏や、内堀氏支援に動く各政党を批判。熊坂氏を支援すると述べた。

 知事選にはこのほか、いわき市の牧師五十嵐義隆氏(36)が名乗りを上げている。

3246チバQ:2014/09/16(火) 20:35:27
http://mainichi.jp/select/news/20140916k0000e010130000c.html
福島知事選:前双葉町長が無所属で出馬へ
毎日新聞 2014年09月16日 15時00分(最終更新 09月16日 20時02分)


井戸川克隆・双葉町前町長=2013年1月23日、大平明日香撮影
 任期満了に伴う福島県知事選(10月9日告示、26日投開票)に、前福島県双葉町長の井戸川克隆氏(68)が16日、無所属で立候補すると表明した。井戸川氏は双葉町長を2013年まで2期務め、同町に立地する東京電力福島第1原発の事故後の対応をした。

 知事選には、現職の佐藤雄平知事が出馬せず、事実上の後継である内堀雅雄・前副知事(50)が立候補表明している。井戸川氏は16日の記者会見で、原発事故を巡る県の対応について「情報の適切な伝達がされず、非常に残念だった」と批判、「本当のことをしゃべる候補者がいないと思い(立候補を)決断した」と語った。県外の原発について「多くの被害者がいるにもかかわらず、再稼働するのは信じられない」と述べ、原発再稼働反対を訴えるという。

 知事選には、元岩手県宮古市長の熊坂義裕氏(62)らも立候補表明している。【岡田英】

3247チバQ:2014/09/16(火) 21:21:31
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140916/lcl14091620570001-n1.htm
報酬1億円削減案を否決 市議15人逮捕の平川市議会
2014.9.16 20:57
議員報酬1億円削減案を反対多数で否決した青森県平川市議会=16日
議員報酬1億円削減案を反対多数で否決した青森県平川市議会=16日

 1月投開票の市長選に絡む公選法違反事件で市議20人のうち15人が逮捕された青森県平川市議会は16日、議員報酬を5年間で計約1億円削減する条例案を、反対多数で否決した。

 事件で失職・辞職した市議の欠員を埋める7月の補欠選挙で当選した8人を含む13人が出席し、議長を除く無記名投票の結果、賛成は5、反対が7だった。補選後にさらに1人辞職し、起訴された6人は欠席した。

 条例案は、無所属の原田淳市議が「全国に汚名を広め、市民に不信と不安を与えた議会の責任は重い」と議員提案。来年4月から期末手当を含む全市議の議員報酬を約23%減額する内容で、欠員が生じた市議の補選費用や街づくり経費に充てるとしていた。

 市内の無職女性(69)は「いくら削減するかという金額の問題ではなく、市民のために少しでも誠意を見せてほしかった」とあきれ顔で話した。

3248チバQ:2014/09/17(水) 00:12:27
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201409/20140913_61016.html
油断と誤算 自民県連大失態・福島県知事選

 任期満了に伴う福島県知事選で、自民党県連が擁立した元日銀福島支店長の鉢村健氏(55)が立候補断念に追い込まれた。県内では福島第1原発事故の影響が現在進行形で続く。党本部から原発事故を口実に「与野党相乗り」を求められ、県連は独自候補擁立の旗を降ろした。党本部の「鉢村氏下ろし」が実現した背景には、県連の油断と誤算があった。(福島総局・桐生薫子)
 「県連が擁立した候補を党本部が覆すことは過去になかった」。12日正午すぎ、県庁で記者会見した杉山純一幹事長は硬い表情でこう語った。
 県連の最初の誤算は半年前。3月の県連定期大会で、岩城光英会長は来賓に招いた佐藤雄平知事(66)の面前で、知事選に独自候補を擁立する方針を表明した。
 当時、岩城氏の下には「知事は出ない。仮に出ても勝てない」という情報が寄せられていた。
 県内では2013年、郡山(4月)、いわき(9月)、福島(11月)の各市長選で現職が相次ぎ惨敗。「現職落選ドミノ」と呼ばれる現象が起きた。安倍晋三政権の支持率が高く、県連内には「不人気の佐藤知事には誰が出ても勝てる」(幹部)と楽観論すらあった。
 候補者選定に関する党本部との認識の差も大きかった。8月下旬、杉山氏は県議会会派控室で甲子園大会のテレビ中継を見ながら「ようやく決まった」とつぶやいた。21日に鉢村氏擁立が正式に決まり、大役を終えたとの空気が漂っていた。
 一方、党本部は石原伸晃前環境相の「金目」発言などで政権の安定運営に危機感を抱いていた。7月の滋賀県知事選で推薦候補が敗れ、11月の沖縄県知事選も推薦候補の苦戦が予想された。党幹部は「福島で負け知事選3連敗となれば安倍政権への打撃は必至」と焦りを募らせた。菅義偉官房長官と河村建夫党選対委員長が与野党相乗りで一致した8月4日以降、県連に「相乗り」のシグナルを発し続けた。
 県連が最後まで一枚岩になれなかったことも、党本部の介入を招く一因になった。一部県議は鉢村氏擁立決定後も民主党県連幹部と内堀雅雄前副知事(50)擁立を水面下で画策した。
 自民党の若手県議が言う。「鉢村氏に申し訳ない。党本部の都合や自分勝手な行動をする先輩議員に振り回され、つくづく嫌気が差した」

3249チバQ:2014/09/17(水) 21:35:29
http://senkyo.mainichi.jp/news/20140917ddlk07010188000c.html
再生の針路:’14知事選 出馬表明、5新人に 前双葉町長ら、説明会に7陣営 /福島
毎日新聞 2014年09月17日 地方版

 任期満了に伴う知事選(10月9日告示、26日投開票)で、前双葉町長の井戸川克隆氏(68)ら新人2人が16日、新たに立候補表明し、名乗りを上げたのは新人5人となった。県選管は同日、立候補予定者説明会を開き、5人の陣営のほか、対応を検討中の2団体と合わせ計7陣営が出席した。【岡田英、小林洋子】

 既に出馬表明しているのは、前副知事の内堀雅雄氏(50)▽元岩手県宮古市長の熊坂義裕氏(62)▽牧師の五十嵐義隆氏(36)の3人。

 これに加え、井戸川氏はこの日、記者会見を開き「原発事故では、県民の悩みを最小限にできたのではないか。福島への思いから立候補する」と表明。県民の意見を聞いた上で、現行の避難区域の見直しを検討するなど、被ばくを最小限に抑える政策を訴えるという。

 また、茨城県結城市に住む農業、高嶋努氏(51)も同日、無所属で出馬すると表明した。

 立候補予定者説明会では、これら5氏の陣営関係者のほか、知事選への対応を検討中の2団体も参加。このうち、共産党県委員会や県労連などでつくる「みんなで新しい県政をつくる会」は取材に、「今週中に対応を決めたい」と説明。反原発を訴える政治団体「人間の復興と原発廃絶!ふくしまスクラム」も取材に、「今から新たに候補者を擁立するのは厳しい。近く対応を決めたい」とした。

 立候補予定者説明会では、県選管の鈴木忠夫事務局長が「立候補予定者のみなさんが滞りなく事務を進めていけるようにしたい」とあいさつ。その後、担当者が立候補の届け出に必要な書類や手続きについて説明した。

 ◇自民県連、鉢村氏巡る混乱に批判 党本部説明に支部長ら
 自民党県連の支部長・幹事長会議が15日、福島市で開かれ、知事選に立候補を表明していた鉢村健(たけし)氏の擁立を断念した経緯について、党本部の茂木敏充選対委員長らが報告した。参加者からは、混乱を招いた県連執行部の責任を求める声など批判が相次いだ。党本部は今週中に知事選についての対応方針を示すという。

 会議の冒頭で、県連会長の岩城光英参院議員が「皆様には熱心に鉢村支援で活動していただいた。心からおわびを申し上げます」と陳謝。杉山純一幹事長は「(鉢村氏では)決して良い結果が得られないという判断の下、勇気ある撤退を決断した」と述べ、擁立断念に理解を求めた。

 出席者からは「焦って鉢村の擁立を決定する必要はなかった。選挙前に県連の体制を新たにすべきだ」「今までの経過に大きな瑕疵(かし)があった」と執行部の責任を問う声が複数出た。

 茂木選対委員長は会議後、報道陣に「復興に与野党はない」などと述べ、民主などが支援する前副知事の内堀雅雄氏(50)への相乗りを示唆した。【小林洋子】

3250チバQ:2014/09/18(木) 07:19:53
http://www.yomiuri.co.jp/local/fukushima/news/20140917-OYTN
[知事選] 内堀氏支援 自民一体化 焦点
2014年09月18日

内堀氏支援を表明する自民党の茂木敏充選挙対策委員長(左)と、厳しい表情の岩城光英県連会長(自民党本部で)

 知事選(10月26日投開票)で17日、自民党本部から同党県連に正式伝達された前副知事の内堀雅雄氏(50)への支援方針。県連はこれに従う意向だが、敗北を恐れる党本部に支援する人物を差し替えられた形だけに、組織内がどれだけまとまるかが焦点になる。

 党本部の方針は17日午後、東京・永田町の自民党本部での会談で、茂木敏充・選挙対策委員長が県連会長の岩城光英参院議員に伝えた。茂木選対委員長は「復興に精通し、県内各地からの信頼が厚い内堀氏を支援したい」と話したという。これを受け、県連幹事長の杉山純一県議は「内堀氏支援の方向で調整する」と述べた。

 内堀氏は、政党の推薦は受けない意向だが、民主、社民、公明各党の地方組織は、既に内堀氏支援を決定。茂木選対委員長は会談後、「各党とも政党が前面に出る選挙は想定していないと思う。首長や経済界などの枠組みに、我々も入れていただければ」と語った。

 ただ、自民党県連は、党本部の推薦見送りで元日本銀行福島支店長の鉢村健氏(55)の擁立を断念したばかり。県議からは「相乗りは気にくわない」との不満や「ほかに選択肢はない」との嘆きが漏れた。

 知事選ではほかに、いわき市の牧師、五十嵐義隆氏(36)と本県出身の前岩手県宮古市長、熊坂義裕氏(62)、茨城県結城市の接客業、高嶋努氏(51)、前双葉町長、井戸川克隆氏(68)が名乗りを上げている。

2014年09月18日 Copyright © The Yomiuri ShimbunT50275.html

3251チバQ:2014/09/20(土) 22:06:48
http://senkyo.mainichi.jp/news/20140919ddlk07010123000c.html
選挙:本宮市長選 選挙戦へ 現職と県議が出馬表明 /福島
毎日新聞 2014年09月19日 地方版

 来年2月3日の任期満了に伴う本宮市長選は18日までに、現職の高松義行市長(59)と新人の佐藤政隆県議(60)が立候補を表明した。選挙戦になる可能性が高い。

 高松市長は今月5日の市議会9月定例会の一般質問で「震災、原発事故の対応を一つ一つ丁寧に取り組んできたが、まだ復興にはいたっていない。復興への道筋をつけたい」とし、「2期目に挑戦させていただきたい」と再選を目指すことを表明。高松市長は1995年に旧本宮町議に初当選し、合併後の市議も含めて連続5期を務め、2011年に市長に初当選した。

 佐藤県議は、本宮市・安達郡選挙区選出の県議2期目で、民主党県連総務会長を務めている。17日にあった後援会の集まりで、市長選への立候補を表明した。佐藤県議は取材に「今の(市政の)流れを変えたいと思い、立候補を決めた。市民目線でやっていきたい」と話した。

 佐藤県議は辞職の時期について「関係者と相談して決めたい」としている。辞職すれば、県議補選(同選挙区・改選数1)が、県選挙管理委員会が辞職の通知を受理してから50日以内に開かれる。【小林洋子】

.

3252チバQ:2014/09/20(土) 22:07:30
http://senkyo.mainichi.jp/news/20140919ddlk03010063000c.html
’15年知事選:任期あと1年/上 達増氏3選?「まだ全然」 議員は「既定路線」 /岩手
毎日新聞 2014年09月19日 地方版

 達増拓也知事(50)の任期が満了となる来年9月10日まで1年を切った。次の知事選の焦点は達増氏が3選を目指すのか、知事の椅子を狙っているとみられる平野達男参院議員(60)が出馬するのか……だ。県政会がざわついてきた。【安藤いく子、浅野孝仁】

 「何をしている時が幸せ? :選挙」

 達増氏がブログに書いた自己紹介の一コマだ。32歳で選挙に初挑戦して以来、衆院選を4回、知事選を2回経験し、全て当選している。

 県庁で8月下旬にあった定例記者会見。知事初当選時から掲げる「知事の任期は原則2期8年」をどう思っているのか質問が出た。3選を目指すのかをさぐる聞き方に「考え方は変わっている」と答えた。

 出馬への地ならしと捉えることができる。今月11日の毎日新聞のインタビューで、知事になる前は「神奈川県が条例で3期にしたし、多選には弊害があるという世論があった」と振り返った。現在は「弊害に陥っていないケースとして周囲では北海道、宮城県、新潟県がある。知事の経験を重ねるにつれ、考えが変わった」と説明した。

 後ろ盾の小沢一郎氏(72)=生活の党代表=が「立候補してくれると思う」と発言しており、支持者が出馬を望んでいると水を向けると「まだ全然考えていません」と明言しない。「外務省在職時代に米国留学2年、シンガポール勤務2年で一生分の楽しいことを味わい尽くした。貯金は積み上がっている。これ以上、自分の幸せを求めたら、ばちが当たるという感覚ですね」と持論を展開した。

   ◇  ◇

 今月12日夜、滝沢市のホールに約100人を集め、生活の県議が開いた県政報告会に達増氏の姿があった。県議と共に支持者と握手し、会見や県議会では見せない笑顔があった。その光景を見守った生活の国会議員は「知事選に出るのは既定路線でしょ」と、あっさりつぶやいた。

 それより、強敵の平野氏の出馬が気がかり。「ガチンコでやりたくないよ」とこぼした。県政会に君臨してきた小沢氏は、今やかつての存在感がない。「小沢先生があと10年、20年も、とはならない。こっちはアフター小沢を考えないと」。平野氏に敗北すれば、小沢氏の流れをくむ勢力が一気に没落するとも限らない。その心配がポロリと漏れた。

.

3253チバQ:2014/09/20(土) 22:09:27
http://senkyo.mainichi.jp/news/20140920ddlk03010009000c.html
’15年知事選:任期あと1年/下 達増氏に対抗できる人を 自民、平野氏擁立? /岩手
毎日新聞 2014年09月20日 地方版

 時計の針を昨年7月21日に戻す。参院選投開票の夜、無所属の平野達男氏(60)に敗れた自民党候補の選挙事務所で、党県連幹部がつぶやいた。「次の知事選は参院補選と一緒かもね」。平野氏が知事選に出馬し、欠員の補選がある−−。そんな筋書きだ。平野氏を知事にという声は多く、本人もまんざらではないとの見方は参院選の時からあった。知事選をにらんで参院選は出馬しないのではないかとささやかれたほどだ。

 前回の知事選で、自民が支援した候補は達増拓也氏(50)に大敗した。県連会長で衆院議員の鈴木俊一氏(61)は今年3月の県連大会で独自候補擁立に意欲を示しつつ、厳しい情勢を背景に「岩手の政治情勢を見れば共闘もあり得る」と語っている。その状態は変わらず、自民県議は「達増知事に対抗できる人材を探している。平野さんも候補」と明かす。

 平野氏はかつて、自民の宿敵・小沢一郎氏(72)=生活の党代表=の傘下にいた。「独自候補より、平野さんの名前が出るのが不思議」と、平野氏出馬を警戒する民主党国会議員は自民を皮肉る。

   ◇  ◇

 参院選の平野氏支援を巡り、平野氏が所属していた民主の分裂を軸に県議会の会派は再編された。12人いた「民主党」は6人。平野氏支援の元民主党、地域政党いわて、無所属の県議は「いわて県民クラブ」を結成。「自民党」13人に次ぐ9人の勢力となり、達増氏を支える生活の党系「希望・みらいフォーラム」と人数で並ぶ。

 自民と県民クラブが手を組んで平野氏を推せば勝機はありそうだ。「まずは達増知事の不満分子を集めること。柿はまだ青い」と話す県議は、平野氏支援の基盤作りに取りかかるという。一方、「達増嫌いだけでは勝てない」と指摘する県議もいる。平野氏の後援会幹部も「そんなに簡単ではない。組織が弱いでしょ。参院選から1年しかたってないし」と慎重だ。

   ◇  ◇

 生活との関係を修復し、達増知事に近づいていると言われる民主。盛岡市で16日開かれた党本部の両院議員総会の会場で県内選出議員は、かつての経緯を念頭に「自分からは(達増氏に)近づかない」と断言。一方「一度袂(たもと)を分かった説明をきちんと有権者にできれば」と、民主を去った平野氏支援の可能性をにおわす。

. 前回知事選は、東日本大震災で延期される前の投票日からみて、4カ月前に達増氏ら各氏の立候補表明が始まった。次回選挙でそのタイミングは来春。秋から冬へ、候補者選びは佳境に入る。【安藤いく子、浅野孝仁】

.

3254チバQ:2014/09/20(土) 22:10:02
http://senkyo.mainichi.jp/news/20140920ddlk03010036000c.html
選挙:滝沢市長選 市課長の藤原氏、立候補の意向 /岩手
毎日新聞 2014年09月20日 地方版

 任期満了に伴う滝沢市長選(11月16日投開票)で、市住民協働課長の藤原治氏(56)が19日、無所属で出馬する意向を明らかにした。取材に「子育て世代支援や防災充実に力を入れたい」と話した。

 1981年、旧滝沢村に入り、防災防犯課長などを歴任。9月の市議会定例会終了後、辞職するという。

 市長選には現職の柳村典秀氏(59)、元村長の柳村純一氏(63)も出馬する意向だ。【浅野孝仁】

3255チバQ:2014/09/23(火) 16:37:09
http://www.minpo.jp/news/detail/2014092318213
現職陣営で買収容疑 昭和村長選 坂下署80代運動員書類送検
 20年ぶりの選挙戦となった4月の昭和村長選で、会津坂下署は22日、公職選挙法違反(買収)の疑いで同村の80代の男性運動員を地検会津若松支部に書類送検した。
 関係者によると、男性運動員は当選した現職の陣営に所属し、同村長選投票日前日の4月19日、同村喰丸地区の女性に現金を渡し、現職候補への投票と票の取りまとめを依頼した疑い。
 男性運動員は女性に「よろしく頼む。旦那さんに渡してほしい」などと告げ、金の入った封筒を渡したという。女性が夫ら家族と中身を確認すると現金4万円が入っていた。家族内の有権者数は4人で1人1万円ずつ配ったとみられる。女性の家族が同署に届け出た。
 男性運動員は複数の有権者に現金数万円を渡したことを認めているという。
 公選法によると、選挙運動の総括主宰者や出納責任者、秘書、組織的選挙運動管理者ら、候補者と一定の関係にある人が買収など悪質な選挙違反で有罪となった場合、連座制が適用され候補者の当選が無効になる。

( 2014/09/23 08:52 カテゴリー:主要 )

3256チバQ:2014/09/24(水) 00:45:01
http://senkyo.mainichi.jp/news/20140923ddlk07010615000c.html
再生の針路:’14知事選 民主県連、増子代表が辞任の意向 内堀氏支援に消極姿勢 /福島
毎日新聞 2014年09月23日 地方版

 民主党県連代表の増子輝彦参院議員(66)が代表を辞任する意向を県連幹部に伝えたことが22日、分かった。知事選(10月9日告示、26日投開票)で、県連は内堀雅雄・前副知事を支援する方針を決定したが、増子氏は支援に消極的なためとみられる。

 県連幹部によると、同日夜、増子氏から「代表を辞めたい」と電話があった。県連幹部は慰留したものの、翻意しなかった。離党には言及しなかったという。増子氏は28日までアフリカに出張中のため、帰国後に県連幹部と辞任に向けて協議することになった。

 県連は6日の常任幹事会で、内堀氏の支援を決定。この際、増子氏は「個人的な思いは別として、党の決定は尊重する」と述べ、決定には従うが、支援に後ろ向きな姿勢を見せていた。増子氏は、出馬を求める支援者に対し、既に不出馬の意向を伝えている。【岡田英】

3257チバQ:2014/09/24(水) 22:58:14
http://www.minpo.jp/news/detail/2014092418226
県内各党、支援の構図ほぼ固まる 共産は熊坂氏 知事選
 任期満了に伴う10月9日告示、同26日投票の知事選で、県内各党の支援の構図がほぼ固まった。共産党県委員会、県労連などで組織する「みんなで新しい県政をつくる会」は23日、幹事会を開き、脱原発を明確に打ち出す元岩手県宮古市長の新人熊坂義裕氏(62)の支援を決めた。既に新党改革が熊坂氏支援を表明しており、共産が知事選で他党と相乗りするのは昭和51年以来、38年ぶりとなる。
 これまでに民主、社民両党県連、公明党県本部が前副知事の新人内堀雅雄氏(50)の支援を決め、自民党県連も近く総務会で正式決定する。告示まで約2週間に迫る中、各党の戦いの構図がようやく固まり、選挙戦に向けた動きが本格化する。
 「みんなで新しい県政をつくる会」の幹事会では、県政継続の観点から内堀氏を推す意見もあったが、中央政界で原発再稼働を推進する自民との共闘は困難と判断した。当初は独自候補擁立を模索したが、実現しなかった。同会は24日に県庁で記者会見を開き、熊坂氏支援を正式発表する。
 維新の党は21日に結党したばかりで、10月に発足する県総支部で対応を決める見通しだ。

( 2014/09/24 08:26 カテゴリー:主要 , 福島県知事選 )

3258チバQ:2014/09/24(水) 23:00:24
http://www.asahi.com/articles/CMTW1409230700006.html
昭和村長選で現金授受、2人書類送検
2014年9月24日10時02分
印刷
メール

Ads by Google
[PR]
 今年4月の昭和村長選で3選した馬場孝允氏(70)陣営の運動員で同村喰丸の無職の男(83)が有権者4人に現金を渡して馬場氏への投票を依頼し、このうち女1人が現金を受け取っていたとして、県警捜査2課と会津坂下署が現金を授受した2人を公職選挙法違反の疑いで地検会津若松支部へ書類送検していたことが23日、捜査関係者への取材でわかった。2人は容疑を認めているという。

 捜査関係者などによると、男は村長選投開票日の前日の4月19日、80代の無職の女に1万円を渡し、馬場氏への投票を依頼した疑いがある。

 また男は同日、近所の3人暮らしの会社員男性宅を訪れ、男性の妻に家族全員分として現金3万円入りの茶封筒を渡した。男はその夕、男性に電話し、馬場氏への投票を依頼した疑い。

 男性が同日夜に同署昭和駐在所へ現金入りの封筒を持参して届け出たため、事件が発覚した。男は取材に「この年齢でやって後悔している」と話した。

 同村長選は馬場氏が648票を獲得し、新人の渡辺稔雄氏(60)に134票差で当選した。

3259チバQ:2014/09/25(木) 20:15:46
http://senkyo.mainichi.jp/news/20140925ddlk07010021000c.html
再生の針路:’14知事選 共産は熊坂氏支援 38年ぶり相乗り、出馬予定者7人に /福島
毎日新聞 2014年09月25日 地方版

 共産党県委員会や県労連などでつくる「みんなで新しい県政をつくる会」は24日、知事選(10月9日告示、26日投開票)で元岩手県宮古市長の熊坂義裕氏(62)を支援する方針を発表した。熊坂氏には新党改革が支援を決めており、共産党が他党と相乗りするのは1976年以来38年ぶり。民主、社民や自民、公明は前副知事の内堀雅雄氏(50)を支援する方針で、知事選の構図がほぼ固まった。【小林洋子】

 つくる会は、安倍政権との対決姿勢を鮮明にするためにも、原発再稼働反対や国内の原発ゼロを明確に表明している熊坂氏を支援することを決めた。熊坂氏が政党からの推薦を受け付けていないため、政策協定は締結しないという。これまでの議論では内堀氏の名前も挙がったが、原発再稼働を進めている自民党が支援する方針を固めていることなどから、支援にはいたらなかった。また、復興に向けて「オール福島」で一致団結して知事選に臨む方針を掲げていたこともあり、独自候補の擁立は断念した。

 共産党県委員会の久保田仁委員長らは24日、記者会見し、自民党が独自候補の擁立を断念したことなどを「原発の争点回避だ」と批判し「原発事故が起きた福島で、原発を争点にしない選挙はやってられない」と話した。

 ◇金子氏、出馬表明
 また同日、白河市の建設会社社長、金子芳尚氏(58)が知事選に無所属で立候補することを表明した。金子氏は県内原発の全基廃炉や県庁所在地の見直しを掲げ、「政党や組織に関係なく誰が一番リーダーにふさわしいか、人物を評価して決めてほしい」と述べた。立候補予定者は計7人になった。

3260チバQ:2014/09/25(木) 20:16:04
http://senkyo.mainichi.jp/news/20140925ddlk07010024000c.html
再生の針路:’14知事選 同日の県議補選、佐藤氏出馬表明 選挙戦の見通し /福島
毎日新聞 2014年09月25日 地方版

 知事選と同日選挙(10月16日告示、同26日投開票)となる県議補選(いわき市選挙区、欠員1)で、元県議の佐藤健一氏(65)が24日、いわき市で記者会見し、立候補を表明した。同補選では共産党公認の吉田英策氏(55)が既に立候補を表明しており、選挙戦の見通しとなった。

 佐藤氏はいわき市出身。2005年の県議補選で初当選して2期務め、11年11月の県議選で落選した。政党の推薦を受けず、無所属で出馬するという。【栗田慎一】

3261チバQ:2014/09/27(土) 15:31:28
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201409/20140927_61008.html
民主・増子氏が福島県連代表辞意

 任期満了に伴う福島県知事選(10月9日投票、26日投開票)で、民主党県連代表の増子輝彦参院議員(66)の去就に再び注目が集まっている。民主党県連は、今任期での引退を表明した佐藤雄平知事(66)の後継候補で総務省出身の内堀雅雄前副知事(50)支援を決めている。ただ、告示日が迫るにつれ、増子氏の支持者からは「離党してでも出馬してほしい」と待望論が高まっている。
 「宮城県の浅野史郎前知事は告示3日前に出馬表明し、初当選した」
 増子氏は周囲にこう言い残し、22日、アフリカ外遊に飛び立った。「短期決戦でも間に合う」。増子氏の真意を支持者はこう受け止めた。
 浅野氏は1993年、ゼネコン汚職事件に伴う出直し知事選で、自民、旧社会、旧民社3党が推した前副知事を破り初当選した。「選挙戦で選択肢が乏しいと嘆いていた有権者の心を揺さぶった」。増子氏周辺は浅野氏の勝因をこう分析する。
 増子氏は6日、県連が内堀氏支援を決めた際、「個人的な思いは別として党の決定は尊重する」と述べ、出馬に意欲があることを示唆していた。
 アフリカ出国の直前には、亀岡義尚県連幹事長に電話で代表を辞める意向を伝えた。内堀氏陣営の間に「出馬に向けた地ならしでは」との警戒感が広がった。
 知事選は、自民、民主、公明、社民が支援する「内堀氏優位」との見方が支配的だ。だが、増子氏は周囲に「官僚出身者では国の言いなりになる」と危機感を漏らしていたという。
 県議1期、衆院3期、参院2期を務め、知名度がある増子氏が参戦すれば「知事選は一気に混沌(こんとん)とする」(自民党県議)との見方もある。各陣営は、28日に帰国する増子氏の動向を固唾(かたず)をのんで見守っている。


2014年09月27日土曜日

3262チバQ:2014/10/02(木) 21:55:20
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141002ddlk07010103000c.html
再生の針路:’14知事選 民主の増子氏、県連代表辞任 知事選後に選出 /福島
毎日新聞 2014年10月02日 地方版

 民主党県連は1日、代表を務める増子輝彦参院議員(66)から辞任届の提出を受け、受理したと発表した。当面は、吉田泉衆院議員が代表代行を担い、知事選後に新たな代表を選出する。

 県連によると、増子氏から先月29日付で「一身上の都合により県連代表の職を辞する」との辞任届を受けた。1日に県連の役員会を開いて受理し、持ち回りの常任幹事会で承認した。

 県連の亀岡義尚幹事長が辞任届を受理した旨をメールで連絡すると、増子氏からは「脱原発で福島県のイノベーション(革新)を起こし、復興再生に努力してください。内堀(雅雄)氏にもぜひお伝えください」と返信があった。離党については言及していないという。

 増子氏は先月22日、県連が知事選で支援を決めた前副知事の内堀雅雄氏(50)を積極的に支援できないとして、辞意を亀岡幹事長に伝えていた。【岡田英】

3263チバQ:2014/10/03(金) 21:37:57
http://www.yomiuri.co.jp/local/akita/news/20141002-OYTNT50233.html
政活費で酒、会合に持参…県議「会費のつもり」
2014年10月03日
 児玉祥子県議(潟上市選挙区、新みらい)が昨年9月と今年1、2月の計3回、潟上市内で開かれた会合に日本酒をそれぞれ2本持参し、会議費の名目で政務活動費から購入代金計1万1100円を支出していたことが2日、分かった。公職選挙法は選挙区内での寄付を禁じている。児玉県議は取材に対し、「会費のつもりで持って行った。寄付に当たるとは思っていなかった」と釈明した。


 政務活動費収支報告書などによると、児玉県議は昨年9月8日に「石川理紀之助翁命日祭並びに文化交流会参加費」、今年1月19日に「潟上市民将棋交流大会懇親会参加品代」、2月9日は「潟上市飯田川地区合同祝い会直会参加品代」の支出目的で各3700円を政務活動費から支出した。

 児玉県議は、全額を今月2日付で返納したといい、「政務調査費から政務活動費になって使途が広がったと思った」と話した。

 また、児玉県議は2日、来春の県議選に出馬せず、今期限りで引退する意向を明らかにした。既に後援会に意向を伝えたという。理由について「多くの女性に政治参加してもらうため、後方支援する」と述べ、他会派の県議を批判する文書を支持者らに送ったこととは「無関係」と話した。

3264チバQ:2014/10/05(日) 23:22:00
http://www.sankei.com/region/news/141005/rgn1410050005-n1.html
2014.10.5 07:02
【ZOOM東北 秋田発】
児玉県議の民主県連幹事長非難問題





 ■「民主リベラル」の解体

 秋田県議会の非自民系会派、新みらいに所属する児玉祥子県議(59)が民主党県連幹事長の沼谷(ぬまや)純県議(41)を「呪」や「殺」の文字を使って非難する文書を関係団体に送った問題は、児玉氏が先月5日の議会運営委員会で陳謝したことで一応の決着をみた。議運では自民党や共産党の議員から「議運に持ち込む話ではない」などと沼谷氏にも冷ややかな声が上がった。今回の騒動は、かつて「非自民・非共産」「民主リベラル」などと呼ばれた勢力の解体を改めて印象付けた。(渡辺浩)

                   ◇

 児玉氏は社会党、社民党の県議を7期務めた孝氏(今年1月死去)の長女。孝氏の後継として平成15年の県議選に社民党の推薦で初当選。社民会派を8カ月で辞めて新みらいの前身「みらい21」に移り、選挙では民主党候補を支援してきた。新みらいと民主は統一会派を組んでいた時期もある。

 問題の文書で児玉氏は、沼谷氏から来春の県議選で対立候補を擁立すると通告されたと主張。「父が所属していた社民党から強い非難を浴びながらも、私は捨て石になっても構わないと覚悟を決め、本当に苦労して民主党を応援しました」「国民の期待を裏切った民主党の大罪は重いものと考えます。あとはご存じのように自民党の独裁です。秘密保護法の制定、集団的自衛権の行使、そして憲法改悪に向けて、極右安倍首相の勢いは止まりません」と民主党を批判。

 「私は、私に向かってきたら決して許しません」「『恩を仇(あだ)で返す人でなし民主』を潰してやります!」「人を呪わば穴二つ」「人を殺さば穴二つ」「人を殺そうとする時は、自分の墓穴を掘ってかかれ」などと沼谷氏を非難した。

 児玉氏は議運に先立って、記者団に「私をおとしめて、きょう議運に諮るという、そういう策略だと思います。私としては、諭すというか、そういう思いで(文書を)書いたのであります」と述べており、沼谷氏に対する不満は収まっていないようだ。

 秋田でも民主党は党勢の縮小が続いてきた。22年の参院選で現職の鈴木陽悦氏(65)が落選。離党し、翌年の県議選に出馬したが惨敗した。

 24年には消費税増税法案に造反した衆院議員の京野公子氏(64)=3区=と高松和夫氏(72)=比例東北=が除籍処分になり、衆院選に日本未来の党から出馬し落選した。

 この選挙では、民主から出馬した現職の寺田学(38)=1区、川口博(67)=2区=の両氏と新人の三井マリ子氏(66)=3区=が全敗した。寺田、川口両氏は昨年離党し、それぞれ秋田市長選と小坂町長選に挑戦。国会議員経験者であるにもかかわらず落ちた。

 昨年の参院選では県連代表の現職、松浦大悟氏(44)が落選し、民主党は国会の議席を全て失った。地方議員の離党も相次いだ。

 三井氏は、無断で口座を開設されたなどとして、衆院選の統括責任者だった松浦氏と秘書2人に慰謝料2428万円を求めて秋田地裁に提訴。法廷での争いが続く。

 菅直人元首相の側近で首相補佐官だった寺田氏は今、東京電力福島第1原子力発電所事故をめぐる「吉田調書」に関連して、菅氏の東電本店での演説を「史上最低の演説」と批判している。

 寺田氏は父、典城(すけしろ)氏(74)=維新の党参院議員=と別々の政治活動を歩んできたが、妻が典城氏の秘書に就任するなど、接近もささやかれる。

 民主党の遠心力は加速する一方だ。

3265チバQ:2014/10/06(月) 21:48:29
http://news24.jp/nnn/news8657183.html
金山町長選挙で長谷川盛雄氏 初当選
(福島県)

任期満了にともなう金山町の町長選挙は、きのう投票が行われ、前の町議会議長で、新人の長谷川盛雄さん68歳が、現職ら2人を破り、初当選を果たした。高齢化対策などを争点にした選挙戦で、長谷川さんは、高齢者向けの福祉対策や公共交通機関の充実などを訴え、三つ巴の選挙戦を制した。長谷川さんの任期は、今月22日からとなる。
[ 10/6 18:42 福島中央テレビ]

3266チバQ:2014/10/06(月) 22:05:15
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141006ddlk07010040000c.html
選挙:金山町長選 長谷川盛氏、初当選 現職と21票差 /福島
毎日新聞 2014年10月06日 地方版

 任期満了に伴う金山町長選は5日投開票され、前町議長の新人、長谷川盛雄氏(68)が、現職の長谷川律夫氏(76)と町観光物産協会副会長の新人、坂内譲氏(45)=いずれも無所属=を破り、初当選した。投票率は、選挙戦となった2006年から1・83ポイント下がり、86・29%、当日有権者数は2123人(男998人、女1125人)。

 長谷川盛雄氏は、過疎高齢化が進む町で、「温泉を生かして高齢者の健康を守る施設を作り、高齢者と家族を支える」などと主張し、支持を集めた。

 長谷川律夫氏は「若者の定住に力を入れてきた」と町政の継続を求め、坂内氏は「若い世代の力が必要」と世代交代を訴えたが及ばなかった。【喜浦遊】

==============

 ◇金山町長選開票結果=選管最終発表
当 668 長谷川盛雄 68 無新

  647 長谷川律夫 76 無現

  494 坂内譲 45 無新

==============

 ◇金山町長略歴
長谷川盛雄(はせがわ・もりお) 68 無新(1)

 [元]町議長▽会社社長[歴]会社役員▽町議▽明大

3267チバQ:2014/10/07(火) 23:15:35
http://www.sankei.com/politics/news/141005/plt1410050018-n1.html
2014.10.5 21:02
【福島県知事選】
9日告示、道半ばの復興には候補擁立の「しこり」解消が急務

ブログに書く1




(1/3ページ)

除染廃棄物を詰めたフレコンバッグの山。仮置き場は住宅街の一角で、近くには中学校もある=4日、福島市狐塚(大渡美咲撮影)
 福島県知事選(26日投開票)が9日、告示される。佐藤雄平知事が後継指名した与野党相乗り候補に他候補が挑む構図だ。自民党は独自候補の擁立を諦めたが、その過程で生じたしこりはなおくすぶる。東京電力福島第1原発事故からの復興はまだ道半ば。県全体で復興に向かうためにも、党内の軋轢(あつれき)解消は急務といえる。(豊田真由美、福島支局・大渡美咲)

 閑静な住宅街に囲まれた福島市狐塚。この一角に、「現物管理」と呼ばれる除染作業で排出された除染廃棄物の仮置き場がある。廃棄物を約1トン収容する大型袋「フレコンバッグ」が数百個積み上がり、4日もさらなる搬入作業のため、大型重機がうなりを上げた。

 市内に住み、2児を育てる主婦の佐藤聖奈(30)は「子供には近寄らないよう注意している。市内いたるところにあるフレコンバッグをみると、復興は進んでいないと感じる」と肩を落とした。こうした現物管理は福島県内で6万4308カ所(国直轄事業を除く、6月末現在)もあり、今も増設が続く。

 自民党東日本大震災復興加速化本部長の大島理森は「平成32年の東京五輪までに福島からフレコンバッグを一掃しないと世界から来た報道陣に『日本は汚れたまま』と報じられてしまう」と焦りを募らせている。

 次期福島県知事は、国や市町村と一体となってこうした問題への対処が求められるはずだが…。

 「これまで迷惑かけたことをおわび申し上げる」

 9月27日、福島市の自民党福島県連。県連会長の参院議員、岩城光英は県議らによる会議で頭を下げた。

 会議では、県連が擁立を機関決定した元日本銀行福島支店長、鉢村健の支援を撤回。党本部の意向に従い、前副知事、内堀雅雄への支援を決めた。会場は空席が目立ち、白けきった空気が流れた。鉢村擁立に動いた勢力が抗議の意も込め欠席したからだ。

 「福島では長年、県連内が『Aチーム』と『Bチーム』に分かれ、対立している。今回の鉢村擁立劇も、佐藤に近いAチームにBチームが対抗した面が少なくない」。福島県選出の国会議員は、ドタバタの元凶をこう分析する。

 自民党は前回の知事選で政策協定を結んで民主党出身の佐藤支援に回った。県連内には佐藤支援を主導した勢力に対する不満がたまっていたというのだ。

 「次期県知事選では独自の候補を擁立して戦う」

 岩城は3月、県連の定期大会で、進退を明言していなかった佐藤の面前で“宣戦布告”。同席した当時の幹事長、石破茂も追認する発言をしたが、官邸は当初から「県全体で復興に挑むことができる態勢がいい」(政府高官)と相乗りを模索していた。

 9月3日に党幹事長に就任した谷垣禎一は就任直後に選対委員長の茂木敏充を通じ、岩城に鉢村の支援態勢を提示するよう指示。数日後、岩城がまとめた県内の党支持団体の動向は「賛否はまだら模様だった」(党幹部)という。谷垣は即座に首相の安倍晋三と官邸で協議し、鉢村を支援しない方針を決めた。

 一方、民主党は早くから与野党相乗りを目指した。出馬を模索した県連代表の参院議員、増子輝彦は5月、県連幹事長の亀岡義尚と協議し、中央の与野党対立を知事選に持ち込まないことで一致。8月下旬の県連会合では「私が出馬したら参院福島選挙区の補欠選挙も同時に行われ、自・民対立になる」と不出馬を明言した。

 内堀は長野県出身だが、県生活環境部長などを歴任し、約14年間福島で働いてきた。除染廃棄物を保管する国の中間貯蔵施設の建設問題では、東京に何度も足を運び人脈を築いた。内堀の支援組織には県議57人中52人が名を連ねる。内堀は「スピード感を持って(自民党と)スクラムを組み直し復興に一緒に汗をかける」と強調する。

 ただ復興の加速には、自民党による挙党態勢の構築が不可欠。同党内の一部には原発再稼働反対を訴える元宮古市長、熊坂義裕を支援する動きもある。岩城は「何回も丁寧に説明して理解してもらうしかない」と訴えるが、しこりを溶かす妙薬は見いだせていない。(敬称略)

3268チバQ:2014/10/07(火) 23:41:21
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141007ddlk03010100000c.html
’15知事選:知事答弁「遠くない時期に決定」 3選へ出馬の見方広まる /岩手
毎日新聞 2014年10月07日 地方版

 来秋の知事選に出馬するかどうかについて達増拓也知事は6日、「遠くない時期に決定し、発表することを検討したい」と述べた。県議会一般質問で飯沢匡氏(いわて県民クラブ)の質問に答えた。県議会では3選を目指して立候補表明するとの見方が広がった。

 答弁について達増知事に近い生活の党県連の佐々木順一幹事長は「(出馬は)ノーではないと受け止めた。早く結論を出して県政課題に取り組む考えだろう」と話した。最大会派で対抗する自民党県連の工藤勝子幹事長は「出馬へ一歩踏み込んだ。反達増勢力と対応を協議したい」と語った。

 達増知事は一般質問で「復興に専心すべきだと言ってきたが、(出馬について)マスコミや県民からどうなんだと多く聞かれるようになった」と述べた。散会後の取材には「(選挙は考えず)復興に専心すべきか、(出馬を決めて)県民の関心に応えるべきか比較したい」と述べた。

 初当選時は知事在任期間は2期8年が適当との公約を掲げたが、最近は懸念した多選の弊害は必ずしも起きないと発言を修正。出馬へ意欲を示したと受け止められていた。【浅野孝仁、安藤いく子】

3269チバQ:2014/10/08(水) 21:00:27
http://www.sankei.com/region/news/141008/rgn1410080059-n1.html
【2014福島知事選】
あす告示 佐藤路線の継承焦点 最多6人出馬へ

ブログに書く0




 任期満了に伴う県知事選が9日、告示される。東日本大震災と福島第1原発事故後初めての知事選は県政史上最多となる6人が立候補の予定で、投開票日は26日。2期で引退する佐藤雄平知事(66)の路線継承が焦点で、全員が震災と原発事故からの復興を政策に掲げており、争点の違いが見えにくい状況だ。立候補の受け付けは9日午前8時半から県庁で始まり、17日間の選挙戦に入る。(黒沢通、大渡美咲)

 ◆相乗りに不満も

 立候補を予定しているのは、いずれも無所属新人で前副知事の内堀雅雄氏(50)▽元岩手県宮古市長の熊坂義裕氏(62)▽元双葉町長の井戸川克隆氏(68)▽牧師の五十嵐義隆氏(36)▽コンビニ店長の伊関明子氏(59)▽建設会社社長の金子芳尚氏(58)−の6人。

 知事選の幕開けは波乱に満ちていた。現職の佐藤知事が不出馬を表明したのは9月4日。その前に自民党県連は元日銀福島支店長の鉢村健氏(55)への推薦を決めていた。しかし、党本部は7月の滋賀県知事選の敗北に続き、10月の福島県知事選、11月に控える沖縄県知事選の影響を避けようと、野党との相乗りを決め、佐藤知事が事実上後継指名した内堀氏への支援を決めた。

 いち早く内堀氏の支援を決めた民主に続き、自民、公明など、共産以外が全て相乗りすることとなった。しかし、自民党県連内にも支援の決定経緯に対する不満はくすぶっているほか、民主党県連でも増子輝彦参院議員が「内堀氏は推せない」として代表を辞職した。ある自民党関係者は「国会議員だけではなく、県民により近い県議会議員すら誰も知事選に出ようとしない。口では『福島のために』と言うが自分のことしか考えていない。反発を持っている人は離れるのでは」とみている。

 ◆「現状変えて」

 原発事故の影響で、3年半がたった今も約13万人が県内外で避難生活を送っている。仮設住宅での暮らしも続いており、県内には除染の遅れや風評被害など多くの課題が残る。

 また、県民の間では、佐藤知事の原発事故対応をめぐっては事故直後に「緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)」の試算結果を公表しなかったことへの不信感が今もあるという。地権者への十分な説明もなく、中間貯蔵施設の建設受け入れを進めたことに対しても不満は渦巻いている。

 昨年、県内では郡山、いわき、福島の主要3市の市長選などで現職が相次いで敗れる「ドミノ落選」現象が起きた。避難者を中心に「現状を変えてほしい」という気持ちが県民には根強くある。

 双葉町から避難する男性(76)は「これまでの流れを見ると国は福島を重要視していないのではないかと思う。福島の現状を避難者からきちんと発信していきたい」と訴える。福島市の看護師、紺野さや香さん(29)は「現状が変わってもらいたいという気持ちが強い。ここで変わらなければ福島は取り残されてしまう。ともに頑張ってくれる人を選びたい」と話した。

 県内は、被災した「浜通り」のほかに「中通り」「会津」−と3つの地域に分かれており、それぞれ抱える事情が異なる。須賀川市の建設業、鈴木直樹さん(33)は「自宅近くの保育園が充実していない。復興と同時にもともとあった少子化などの問題もきちんとやってほしい」と要望する。

 ◆独自政策争点は

 6人にとっては、知名度アップと政策の浸透が今後の課題となる。全員が県内全原発の全廃炉に賛成しており、復興政策の独自性や実現可能性、復興以外の政策などが注目されている。

 熊坂氏は全国の原発の再稼働に反対すると明言。「知事選で原発が争点にならないのはあり得ない。本県が率先して停止を要求していくのは大きな責務」と主張し、放射線を避けて暮らす権利の保障や子育て支援などを掲げる。

 内堀氏は「個別の原発の再稼働には言及しない」とし、廃炉技術や医療、福祉、農業などに応用できるロボット産業の集積と県内企業の参入を重視。原発事故後に埼玉県加須市に避難した井戸川氏も再稼働に反対するとともに、中間貯蔵施設の建設受け入れを白紙に戻すとしている。

 伊関氏は「投票率を100%にしたい」とし、原発事故の被害の正確な情報発信などを主張。五十嵐氏は復興予算の使い方の透明化、金子氏は各市町村の自立支援などをそれぞれ訴えている。

3270チバQ:2014/10/09(木) 21:06:07
http://mainichi.jp/select/news/20141009k0000m040122000c.html
福島知事選:原発、議論深まらず かすむ復興 9日告示
毎日新聞 2014年10月09日 07時45分

 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故後、初となる福島県知事選は9日に告示、26日に投開票される。現職が引退表明し、新人6人が出馬の意向を示している。事故収束が見通せない中、県内外の約12万7000人が避難生活を続け、産業再生も進まない。震災復興と原発問題が問われる選挙のはずだが、敗戦を避けたい各党の思惑で与野党相乗りとなり、論戦は低調だ。

 「福島県知事が直接的に言及する立場ではない」。現職の佐藤雄平知事の事実上の後継である前副知事の内堀雅雄氏(50)は9月30日の政策発表の記者会見で、県外の原発再稼働の賛否を問われると、こうかわした。自民、民主、公明、社民各党の相乗りが、政党間で主張の異なる再稼働問題には踏み込まない前提で成り立っているからだ。

 前日、共産党を除く全県議が参加する相乗り支援の母体「県議団有志の会」が発足。内堀氏から公約の事前説明を受けたが、「きょうは難しい話はやめよう」と具体的な協議は見送った。「原発再稼働に関しては政権与党の自民が反対と言いにくい。詰めて協議していくと相乗りの構図が崩れかねない」。説明の場にいた県議は明かす。

 内堀氏は復興政策を前面に掲げ、原発事故の早期収束や、避難区域内の復興拠点整備を強調する。原発の廃炉作業などを担うロボットを核に据えた産業政策を独自色として打ち出す。

 しかし、仮設住宅では今年6月現在で約1万3000世帯が暮らす。災害公営住宅(復興住宅)は、9月末現在で計画数の約1割の約950戸しか完成していない。住宅除染も進捗(しんちょく)率は44%(6月末現在)。被災した後に営農を再開できた農家は約6割だ。漁業はまだ試験操業の段階で95%が再開できていない。

 進まぬ復興に住民の不満は根強い。内堀氏も副知事として復興政策を指揮する立場にあっただけに、有権者からは「これまでと何が変わるのか」と冷ややかな声が出る。

 一方、原発即ゼロを求める福島県内の市民グループや共産党は、前岩手県宮古市長の熊坂義裕氏(62)の支援に回った。

 県内の原発を巡っては、内堀氏も含め各立候補予定者が全基廃炉で一致している。このため、熊坂氏は全国の原発再稼働にも反対すると表明し、争点化を狙う。だが、前福島県双葉町長の井戸川克隆氏(68)も再稼働に反対姿勢で、脱原発票は割れる可能性がある。

 復興政策では、熊坂氏は「放射線を避けて暮らす権利を保障する」とし、代替地の提供や住民への十分な補償を掲げる。井戸川氏は、除染で出た汚染土などを保管する中間貯蔵施設の受け入れについて「白紙に戻す」と訴える。だが、ともに実現性に課題があり、大きな争点となっていない。

 全村避難となっている古里の葛尾村のまちづくり活動に関わるNPO法人理事、下枝浩徳さん(29)=大玉村=は「原発事故で多くの企業の経営が立ちゆかない中、どういう対策を打つかを論じてほしいが、議論が深まらない」と嘆く。投票率は前回(2010年)の42.42%からさらに低下することが懸念されている。【岡田英、小林洋子】

 ◇「敗北」回避を優先

 政府・自民党は、福島県知事選で「負けない」ことを優先し、独自候補擁立を見送った。7月の滋賀県知事選で与党推薦候補が敗北し、11月の沖縄県知事選では、自民党推薦の現職の苦戦も伝えられる。「3連敗は何としても避ける」(党幹部)ことが基本方針だった。思惑が優先した相乗りで有権者の選択肢は狭まり、選挙戦での活発な論争は期待しにくくなった。

 政権が相乗りを選択したのは、知事選で連敗すれば、来春の統一地方選を前に与党内に動揺が広がる可能性があったためだ。九州電力川内原発(鹿児島県)の再稼働が迫るなか、原発が争点となって与党が敗北するリスクを回避する狙いもあった。

 自民党幹部によると、党本部では滋賀県知事選の敗北後、福島県知事選では「自民・民主両党が推せる候補を選定する」という相乗りを軸とした方針が早々に有力になったという。党幹部は「敗北は打撃が大きい。政権与党ということをかなぐり捨ててでも、勝てる候補に乗った」と説明する。

 福島県内では現職首長の落選が相次ぎ、復興政策への批判は根強い。自民党県連が独自候補の推薦をいったんは決定したのもそのためだ。

 だが、政権の事情が優先した。党本部は、都道府県連が上申した候補予定者を原則として推薦、公認する慣例を破って、県連決定を覆し、相乗りに持ち込んだ。

 政権は「政争する状況ではない」(菅義偉官房長官)と相乗り批判に反論している。復興や原発などで論戦が低調に終われば、その影響は福島だけにはとどまらない。【水脇友輔】

3271チバQ:2014/10/09(木) 21:06:37
 ◆立候補予定者(50音順)

五十嵐義隆(いからし・よしたか)36牧師無新
伊関明子(いせき・あきこ)59コンビニ店長無新
井戸川克隆(いどがわ・かつたか)68[元]双葉町長無新
内堀雅雄(うちぼり・まさお)50 [元]副知事無新
金子芳尚(かねこ・よしなお)58建設会社社長無新
熊坂義裕(くまさか・よしひろ)62[元]宮古市長無新

3272チバQ:2014/10/09(木) 21:28:26
http://www.yomiuri.co.jp/national/20141009-OYT1T50046.html
お茶なら…缶コーヒー贈った町議「条例違反」
2014年10月09日 17時21分
 福岡県苅田町議会の尾形均議員(67)が町民に缶コーヒーの詰め合わせを贈った問題で、町政治倫理審査会(会長・上畑冨秋税理士、3人)は8日、「町政治倫理条例に違反する」との結論を出した。


 審査会は、今月中に意見書をまとめ、吉広啓子町長に報告。町は同条例に基づき、広報誌で町民に周知する。

 審査会によると、尾形町議は、7月13日に投開票された町農業委員会の委員選挙直前の同月10日頃、立候補した男性宅を訪問。「祈当選」と記載した缶コーヒーの詰め合わせ(24本入り、1900円相当)を贈った。

 農協推薦で農業委員を務める尾形議員は、同月22日にあった農業委員会の会長選挙で会長に選出された。このため、町民3人が「会長選で有利な取り計らいを受けようとした疑いがある」として調査請求していた。

 審査会は8日、町役場で第2回会合を開き、尾形議員から事実関係を確認。贈与自体を認めていることから、「職務に関して、不正の疑惑を持たれる恐れがある行為を慎み、地位を利用していかなる金品も授受しない」と規定した同条例に違反すると結論付けた。罰則はなく、会長選への影響の有無については触れなかったという。

 審査会後、尾形議員は報道陣の取材に対し、他にも2人の候補者にウーロン茶などの詰め合わせを贈ったと説明。「手ぶらで応援に行くわけにもいかず、お茶類の贈呈であれば社会通念上、許される範囲だと考えていた。今では反省している」と語った。

 尾形議員は2007年に初当選し、現在2期目。

2014年10月09日 17時21分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

3273チバQ:2014/10/09(木) 22:07:56
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014100902000127.html
事故後初 福島知事選きょう告示 中間貯蔵施設に揺れる双葉町民

2014年10月9日 朝刊


「原発事故を共に乗り越えた愛犬が心をいやしてくれる」と語る斉藤宗一さん=茨城県北茨城市で
写真
 東京電力福島第一原発事故後初の福島県知事選が九日、告示される。除染で出た汚染残土を双葉郡の二町に集める国の「中間貯蔵施設」建設は焦点の一つで、地権者に先駆けて受け入れを認めた県への反発も強い。「これ以上双葉を壊さないで」。古里を追われた地権者は将来が見えない苦悩を抱えて選挙を迎える。(安藤恭子)
 「原発を推進してきた政治家が語るきれいごとは、もうたくさんだ」。双葉町郡山地区で農業をしていた斉藤宗一さん(64)は茨城県北茨城市の避難先で憤る。
 斉藤家は十六代、六百年にわたり双葉に根を下ろしてきた。原発から三キロ圏内の自宅や畑が中間貯蔵施設の計画地に含まれる。斉藤さんが作るホウレンソウは甘いと評判で、県知事賞も受けた。避難先の庭にも畑はあるが「野菜の味をつくるのは土。双葉と同じ物はできない」と言う。
 だから、除染後の双葉に帰ることを望んでいる。中間貯蔵施設で土地を取られると、それがかなわなくなる。「事故からずっと私たちは放り出されたまま。知事選では、今の県政を変えられる人に投票したい」と心境を語る。
 原発に隣接する双葉町細谷地区で、牧場を営んでいた鵜沼久江さん(61)は「これ以上、双葉を壊さないで。心をくみ取ってくれる候補者を見極めたい」と知事選を見据える。
 穏やかな自然の中、五十頭の牛と共に生きてきた。事故後に置き去りにした子牛の重なる死がいが目に焼き付いている。今は、避難先の埼玉県久喜市で夫と野菜作りに励み、自立を目指している。双葉に戻っても牧場の再開は難しく、作った野菜を買う人もいないだろう。「でも、土地を売ってしまえば、地域との絆は完全に断たれてしまう」
 中間貯蔵施設では国が三十年以内の県外処分の法制化を進めるが、地権者の間には「約束はほごにされる」と不信感が根強い。両町民でつくる団体のとりまとめ役、大熊町出身の門馬好春さん(57)=東京都渋谷区=は「施設の必要性は分かるが、国の説明は曖昧で納得できない」と語る。
 選挙を通じ、県外処分や県内の原発廃炉に向けた具体的な工程表が示されることを期待する。
 今月二日の公開討論会に出席した立候補予定者六人の中では、三人が受け入れを容認すると表明した。残る三人は賛否を示さず、「国が大きな影響力を持っていて、住民は主体的に表現できない」などと述べた。
<中間貯蔵施設> 東京電力福島第一原発事故の除染で生じた高濃度の放射性物質を含む汚染土壌などを保管する施設。同原発を囲む双葉、大熊両町の帰還困難区域16平方キロに建設予定で、地権者は少なくとも2365人。環境省は来年1月の搬入開始を目指し、地権者に土地の売却や、利用権を借り受ける「地上権」の設定を求める説明会を始めたが、事故前の土地価格を大きく下回る提示や手続きが拙速だとして、反発が出ている。

3274チバQ:2014/10/10(金) 22:19:14
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141007ddlk02010023000c.html
「ねじれ」の行方:’14青森市議選/1 選挙控え議員揺れる 「市長いじめ」支持者反発 /青森
毎日新聞 2014年10月07日 地方版

 任期満了に伴う青森市議選(19日告示、26日投開票)が迫っている。今回から定数41が35に減少する中、40人以上が立候補する乱戦となる見通しだ。これまでの同市議会は、鹿内博市長の提出議案がたびたび否決される「ねじれ」状態にあった。しかし、市議選を1カ月後に控えた9月26日の本会議では、過去2回否決された市庁舎建て替え関連議案が可決され、市長と議会の関係が変化する兆しも出ている。変化の背景と、市議選後の展望を探った。【宮城裕也】

 ◇背景に市長選構図
 市長と議会の対立の根本には、過去2回の市長選の構図がある。鹿内市長は2009年の市長選で、自民、公明が支援する現職を1万8000票差で破って初当選。昨年も「市政奪還」を掲げる自公推薦の前副知事に2万票差を付けて再選を果たした。

 一方、市議会では、市長選の遺恨を抱える自公系会派や、市長と距離を置く市議で過半数が占められる。市議会への根回しを重んじない鹿内市長の政治手法も緊張関係に拍車をかけ、これまでに市議報酬の削減条例案が3回否決されるなど、否決が相次いだ。

 ◇野党系が賛成に
 同様に建て替え関連条例案も昨年6月に12対27、今年3月に17対23で2回否決された。震度6強で倒壊の恐れのある現庁舎を、現在地で建て替えることを前提とした市長の案に、JR青森駅周辺などの検討を求める市議たちが反発した。

 ただ、賛成と反対の票差は縮まっていた。そして9月に23対16で可決。賛成に上積みされた11票のうちの10票は、野党系会派「社民党・市民の会」(6人)の全員と、「市民クラブ」(6人)の4人が投じた。

 背景には支持者の突き上げがあった。否決が相次ぐ中、市議たちには、支持者から「何で市長をいじめるの?」「何でそんなに反対するんだ?」との声が寄せられた。「市民派無所属」として長年にわたって市議、県議を務めた鹿内市長。市長選では「脱原発依存」を掲げて自公系候補を破った。その市長の支持層と、野党系市議の支持層は重なる。社民会派の三上武志市議は「是々非々で対応しているが、市民から見れば市政を止めているように映るらしい」とため息を漏らした。結局、「市民の声に配慮して決断する時期だ」と会派全員で賛成に転じた。

 ◇理由は「まちづくり」

 賛成の理由は「まちづくりの視点」だった。建て替え基本計画の改定で、中心市街地活性化などの「議会の意見を取り入れた」との理由だ。しかし、反対市議の一人は「市役所のどの機能をどうすれば『にぎわい創出』ができるかは示されず、中身は変わってない。『選挙が近いから賛成』とは表立って言えないのだろう」と指摘する。

 ◇「兵糧攻め」奏功
 鹿内市長は揺れる市議たちの様子を静観していた。「対案が出ない以上、可決は時間の問題だ」と見切っていたからだ。

 実際、現在地案に反対していた自民党、公明党、社民、市民の4会派は4月以降に対案を協議したが空中分解。自民が声高に訴えた「駅周辺」も具体化せず、反論の根拠は「場所」から「財源が厳しい」などに変わっていき、可決を許した。

 利害が交錯する市議団に対し、予算編成・執行権を持つ市長。「ねじれ」に苦しめられた市長だが、市庁舎建て替え問題では、最終的に立場の強さを生かした「兵糧攻め」が功を奏した。=つづく

3275チバQ:2014/10/10(金) 22:20:46
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141008ddlk02010058000c.html
「ねじれ」の行方:’14青森市議選/2 市長と議会「手順」で溝 「根回し不足」に議員が反発 /青森
毎日新聞 2014年10月08日 地方版

 「いろいろな場面で説明や意見交換をして『これでいいだろう』と提案しても駄目だったことが2回ありました。私が思い描いた手続き、手順と、議員の皆様の受け止めに若干のずれがあっただろう、との反省はあります」

 ◇焦点は「進め方」
 9月26日の青森市議会閉会後の鹿内博市長の記者会見。2度の否決を経て3度目でようやく可決された庁舎建て替え関連議案に関し市長はこう語った。実際、この問題は市長が提案する現在地案の是非というよりは、「市長の議論の進め方」が焦点だったと多くの市議が指摘する。

 象徴的なのは、今年1月にあった専門家の意見を聞く5回の公聴会だ。着地点を見いだす好機だったが、終了からわずか2日後の1月21日に市長が改めて現在地案を表明。市議たちの「現在地ありきだ」との感情的反発を増幅し、3月議会での17対23の否決に結びついた。市幹部は「当日の市議会常任委の前に市長の考えを示した方がいい、との判断だったが、根回し不足で理解を示してくれた議員まで反対に回してしまった」と反省する。

 ◇注文受け計画改定
 仕切り直しの4月以降、市側は反対の23票の切り崩しを目指す。「三度目の正直。芽のあるところに絞ろう」と狙いを定め、「議論の進め方」を問題視していた野党系会派の議員に接触。「市長の案には『まちづくり』の視点がない」などの注文を聞き出し、それをヒントに建て替えの基本計画を改定。新庁舎を「人が集まり、にぎわう場所に」とすることなどを盛り込んだ案を5月に示した。

 ◇「駅舎」でだめ押し
 計画改定以上の「だめ押し」となったのが、JR青森駅の新駅舎整備方針だ。市側は(1)駅東西を結ぶ自由通路(2)新駅舎(3)駅周辺で3000平方メートルの商業施設−−の「3点セット」の整備をJR側と交渉していたが、ただでさえ空き店舗の多い駅周辺での商業施設増設にJR側が難色を示し協議は中断していた。ただ、国の交付金を得るには今年度中の合意が不可欠。来年度予算に確実に反映させるには秋までの合意が望ましく、市の実務者や複数の議員が早期合意を市長に求めていた。

 市長の決断は、商業施設の切り離しと、自由通路と新駅舎の先行だった。それならJR側にも異存はない。8月25日に合意に至り、市長は同28日の会見で「最も基本的な都市機能(商業施設)で合意せずに全体を進める考えは(当初)なかったが、計画から2年以上たち、市民ニーズや北海道新幹線開業などの要因を考え、都市機能を切り離せるとの考えに至った」と説明した。ただ、商業施設整備がいつまでも進まず、JR側の「食い逃げ」を許しかねない合意内容で、リスクも残る。

 ◇「交換条件」に反発
 それでも、建て替えに伴う市街地活性化は「計画」だけなのに対し、新駅舎は予算を伴い実効性は桁違いだ。「まちづくり」を求める議員はぐらついた。

 反市長派の市議は反発を深めた。公明党の赤木長義市議は本会議で「駅舎は庁舎賛成の交換条件か」と厳しく批判。一方、賛成派の市議は「これで反対していた市議が賛成しやすくなる」と指摘した。別の市議は「もともと議論の進め方に反発せざるを得なかっただけで、どこかで賛成に回る根拠が必要だった」と解説する。それでも市長は「駅は駅です。庁舎は庁舎です」と市議側の観測を否定し続けた。

 約100億円の庁舎整備と、その呼び水となった総額約82億円の新駅舎整備。巨額事業を舞台に、公衆の面前での質疑による政策形成を重視する市長と、根回しや個別の接触での「説得」を市長に期待する市議たちの駆け引きが続いた。建て替え議案は可決されても、「手順」を巡る双方の溝は今も埋まっていない。【宮城裕也】=つづく

3276チバQ:2014/10/10(金) 22:21:33
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141009ddlk02010026000c.html
「ねじれ」の行方:’14青森市議選/3 定数6減、激戦必至 45人準備、市民の関心は? /青森
毎日新聞 2014年10月09日 地方版

青森市役所浪岡庁舎前に設置された選挙ポスター掲示板。定数35に対して45人が立候補の準備を進めている
青森市役所浪岡庁舎前に設置された選挙ポスター掲示板。定数35に対して45人が立候補の準備を進めている
拡大写真
 26日投開票の青森市議選では、今回から定数が41から35に減少する。一方、立候補の準備を進めているのは45人で、41議席を46人が争った2010年の前回市議選以上の激戦が予想される。

 ◇神経とがらす「浪岡」
 「当選ライン」の上昇に神経をとがらせるのが、05年4月に青森市と合併した旧浪岡町の「浪岡自治区」だ。合併から9年あまりになるが、公民館や病院の改築が進まないなど、青森地区と隔たりがあるとの思いが住民には強い。一方で、浪岡地区の選挙人名簿登録者数は1万5917人(9月2日現在)。市全体の24万6671人(同)の1割に満たず、「浪岡票」だけで市議会に送り込める人数には限りがある。

 浪岡を地盤とする現職は4人。その一人は「地元の支持者を回った後、青森地区の関係者も回らないと」とせわしない様子だ。

 青森と浪岡の中心部は約20キロ離れているが、青森中心部の市庁舎建て替え費用約100億円の財源に合併特例債が活用され、約31億円が調達される。自治区はその代わりとして老朽施設の早期改築などを要求。浪岡選出議員は市政とのパイプ役や、要求が果たされるかを見届ける役割もある。自治区の福士芳巳区長は「これ以上議員が減らないといいのだが」と話した。

 ◇どぶ板で支持開拓
 現職の焦りも深い。36人の現職出馬が予想され、どうしても1人は落選する。9月26日の議会閉会後、市役所に来る議員はほぼいない。

 現職市議は当選ラインを「2500票」と想定する。10年市議選での最下位当選者は投票率47・55%のもとで1520票だったが、06年は55・61%で2242票だったからだ。

 この市議は「新人にはインターネットで政策を訴える人もいるみたいだが、地縁地盤が左右する市議選には組織力がないと勝てない」と話す。

 2回目の挑戦の新人も「今回は街頭には立たない。市議選に浮動票はない。日ごろの付き合いやあいさつで決まる。選挙があるからと街頭に立っても効果はない」と言い切った。

 ◇注目は投票率
 立候補予定者たちが気にするのが投票率だ。10年市議選は過去最低だった。最近の県内の投票率も低調で、12年12月の衆院選は54・2%で全国ワースト2位、13年7月の参院選は46・25%で全国最低だった。

 争点によっては投票率上昇も期待できるが、現状では市民の関心は高まっていない。市政の停滞要因となってきた「ねじれ」も争点としては薄れた。3度否決された市議報酬の15%削減案は9月議会に提出されず、市議たちが「踏み絵」を踏まされることはなかった。現在地を前提にした庁舎建て替え関連条例案は可決された。

 現在地案に反対してきた自民会派の議員は「庁舎を争点にされるのは嫌だった。我々でもたまに『市政の停滞』と怒られてきたから」と複雑な表情。新人は「市政は何も決めきれず、若者は政治に関心がない。きっと今回も投票率は下がるだろう」と苦い顔を見せた。【宮城裕也】=つづく

3277チバQ:2014/10/10(金) 22:23:02
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141010ddlk02010222000c.html
「ねじれ」の行方:’14青森市議選/4止 選挙後も残る火だね アウガ、新駅舎、議員報酬… /青森
毎日新聞 2014年10月10日 地方版

返済猶予決定後も経営改善が見られないアウガ。自民はアウガの経営難表面化による巻き返しを狙う=青森市のアウガで
返済猶予決定後も経営改善が見られないアウガ。自民はアウガの経営難表面化による巻き返しを狙う=青森市のアウガで
拡大写真
 ◇巻き返し狙う自民
 「年度末に(駅前商業施設)アウガの経営難が改めて表面化する。今に見ていろ、という感じだ」

 青森市庁舎建て替え問題で、鹿内博市長と対立し続けた議員は捲土(けんど)重来を期している。実際、アウガの経営は悪化の一途だ。運営する第三セクター「青森駅前再開発ビル」の今年度上半期の店舗売上高は約6億8000万円で前年比1億8000万円減。買い物客数も37万4695人で、前年比11万4016人減の落ち込みだ。

 アウガの経営難は2001年の開業以来で、今年3月期決算では2年ぶりの赤字に転落。同社は今年度中に市に一括返済しなければならない借入金約2億7000万円の返済猶予を市に要請し、市長はこれに応じる補正予算案を6月議会に提出した。自民党新青会は市長給与の半額削減などの「けじめ」を求めたが、鹿内市長はアウガ開設を主導した佐々木誠造前市長の責任に言及。前市長を支えた自民側に反撃した。

 補正の審議では、同社が地権者に支払う賃借料引き下げなどの再生計画の実効性が疑問視された。しかし、否決はアウガの経営破綻に直結しかねない。結局、新青会の11人(当時)中8人も賛成して補正は可決された。

 ただ、新青会の大矢保市議が「アウガ支援として庁舎機能の一部をアウガに移転することも考えられる。財政が苦しい中、現在地での建て替えが良いのか、筋を通して議論を続ける」と話すなど、建て替え問題とアウガを絡めた長期戦が視野に入っているようだ。

 ◇「無駄な公共事業」
 約100億円の庁舎建て替えと並行して、総事業費約82億円の新駅舎整備が行われるのも市議たちの懸念を深める。鹿内市長は「選択と集中の行財政改革を行う」とするが、建て替え関連議案に賛成した共産党の藤原浩平市議は、新駅舎については「無駄な公共事業」と切り捨てる。

 懸念は、市とJRの合意を評価して建て替え関連議案賛成に転じた市議にさえ広がる。駅周辺での商業施設整備が、8月末の市とJRの合意で先送りされたことに関し、社民党・市民の会の斎藤憲雄市議は「商業施設部分に具体性がない。自由通路の必要性の根拠も薄い」と疑問視する。

 ◇市長の対応焦点に

 市議報酬の削減幅も市議の関心を集める。市長は15%を主張したが議会側は3回否決。議会独自に実施した10%削減は11月25日で期限切れとなる。市の「特別職報酬審議会」は10月6日に「来年1月からの8%削減」との答申案をまとめたが、鹿内市長がこれを受け入れるかどうかが当面の焦点となりそうだ。

 立候補予定者の中には、「市議会の対応は市民本位ではない。人口減の少子化時代に10%では甘い。自分でえりをただせる議員がいない」と争点化を試みる新人もいる。ただ、現職は消極的だ。ある市議は「市議の仕事内容が市民にあまり知られていないから、『なぜこんなにもらうのか』と言われてしまう。今はほとぼりが冷めたと思う」と話した。

 市政をめぐる鹿内市長と議会の「ねじれ」は、建て替え問題では一応の決着が付いたものの、アウガ、新駅舎、市議報酬など、火だねは山積している。【宮城裕也】=おわり

3278チバQ:2014/10/13(月) 14:59:45
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141013ddlk07010118000c.html
再生の針路:’14知事選 序盤の攻防戦 初サンデー、支持拡大へ走る /福島
毎日新聞 2014年10月13日 地方版

 26日投開票の知事選は12日、告示後初の日曜日を迎えた。序盤に勢いに乗ろうと、各候補は秋晴れの下、大型スーパーや祭りなど週末ににぎわう場所に繰り出したり、ゆかりの場所を回ったりしながら支持拡大を訴えた。【岡田英、小林洋子、横田香奈】

 ◇後継批判けん制−−内堀氏
 前副知事の内堀雅雄氏(50)は大票田の一つである郡山市内で遊説。大型スーパーや県議の事務所前で街頭演説し「原子力災害は過去に例がないが、改革精神をもって(対応に)あたりたい」と述べた。

 内堀氏は佐藤雄平知事の事実上の後継候補。告示日の必勝祈願祭には佐藤知事も駆けつけた。11日にあった会津若松市の事務所開きには、知事の有力支持者である渡部恒三・民主党顧問も参加し、取材に「雄平の次の知事は文句なく内堀」と強調した。

 一方、内堀氏は「継承という言葉が誤解を招いている。単純に続けるのでなく、進化させる」と「発展的継承」を唱え、県政継承への批判をけん制する。

 街頭演説では有権者に「うっちー」と愛称で呼ぶよう持ちかけて、「お堅い役人のイメージ」(陣営関係者)の払拭(ふっしょく)を狙っている。

 ◇仮設住宅に重点−−井戸川氏
 前双葉町長の井戸川克隆氏(68)は白河市、矢吹町、西郷村など県南を選挙カーで回った。町長時代に交流があった支援者のつてをたどりながら、遊説コースをその都度決めて動いた。

 新白河駅前では、これまでの県政を「正しい情報を出さなかった」と批判。そのうえで「皆さまの健康と命を守るため、正しい情報を出すために立候補した」と持論を展開した。

 「県民の救済がなければ復興はない」との思いから、仮設住宅を中心に遊説する井戸川氏。この日も午前中だけで矢吹町や西郷村の仮設住宅3カ所でマイクを握った。「つらい思いをされていると思う。どうか私に県政を託してもらいたい」と支持を訴えた。

 遊説をしようとした場所に集まった有権者が少ないとみると、急きょ予定を変更して、西郷村で行われたロードレース大会の会場に向かう一幕もあった。

 ◇地元固めに奔走−−熊坂氏
 前岩手県宮古市長の熊坂義裕氏(62)は出身地である福島市内を回り、地元の基盤固めに奔走した。

 「(福島市立)野田小、野田中出身。子供の頃はこのあたりで魚捕りをしました」。弘前大医学部入学までを過ごした同市野田町を起点に選挙カーを走らせ、「地元出身」を強調した。

 母校の福島高OBを軸に支持拡大を図ってきた熊坂氏。選挙戦の序盤に地元の引き締めを行って勢いをつけたい考えだ。市内では各地で秋祭りが行われており、地区ごとの集会所を訪れるなどして支持を訴えた。

 選挙カーで繰り返し呼びかけたのは「継続では何も変わりません」。事実上の現職後継候補である内堀氏を意識しつつ、医師としての経験を生かした少子高齢化対策を前面に押し出した。

    ◇

 他の3候補も各地で有権者に語りかけた。

 牧師の五十嵐義隆氏(36)は南相馬市で知人らに会い、行政改革の必要性などを訴えた。コンビニエンスストア店長の伊関明子氏(59)は、郡山市内の仮設住宅などで避難者の声に耳を傾けた。建設会社社長の金子芳尚氏(58)は、郡山市内を遊説し県庁の同市への移転を主張した。

3279チバQ:2014/10/13(月) 15:34:52
http://www.minpo.jp/news/detail/2014101218597
県都で譲れぬ戦い ふくしま知事選現地ルポ(上)
 告示後、最初の週末を迎えた11日、自民、民主、公明、維新、社民の各党が支援する前副知事で無職の内堀雅雄は、大熊町から避難している町民が暮らす会津若松市の仮設住宅を回った。共産と新党改革両党が推す元岩手県宮古市長で医師の熊坂義裕は、津波被災地の相馬市などを巡り支持を呼び掛けた。
 県都・福島市にあるそれぞれの選挙事務所では、留守部隊が支援者カードの袋詰め作業や遊説スケジュールの確認などに追われていた。同市は、内堀が総務省から県に出向し13年半にわたり暮らしている地だ。熊坂にとっては、福島高を卒業するまで生まれ育った「地元」。両陣営とも選挙事務所を配し、重点地域と位置付けている。
 内堀は告示の約1カ月前に立候補を表明し、短期間で選挙準備を進めてきた。各政党や連合福島、県職員OBらによる強固な支援組織を頼りに、支持拡大を図っている。熊坂は政策に影響が出る可能性があるとして、いずれの政党、団体とも政策協定を結んでいない。母校である福島高の卒業生や医療関係者のネットワーク、地縁・血縁を生かした草の根的な運動を進めている。
 両陣営が注目するのは自民の動きだ。内堀の福島地区選対本部長を務める元県議会議長の斎藤卓夫は「内堀氏 序盤優位」を報じる新聞を横目に、「調査結果はともかく、現場感覚では福島市の情勢は厳しいとみている」と顔をしかめた。
 自民県連が独自候補の擁立を撤回した波紋が尾を引いているからだ。いったん擁立した独自候補は、福島市内に知人が多く、県連が擁立を決めた段階から、県議や支持者らが一斉に選挙準備に走りだした。そのようなさなか、党本部の意向を受けて擁立を撤回した県連に対する不満は根強く、気持ちを切り替えられない支持者がいるという。
 斎藤は自民県議らに対し、1年後の自身の県議選だと思い、集票に全力を挙げるよう、げきを飛ばし、引き締める。
 一方、自民の足並みの乱れを、熊坂陣営は「好材料」と受け止め、自民支持層の取り込みを図っている。後援会長の菊田透は「自民の擁立撤回の直後から、自民を含む各層からの期待を感じる」と話す。
 ただ、政党から支援の申し出があったが、人的な派遣をほぼ断っており、組織力には不安がのぞく。
   ◇  ◇
 商都・郡山市では、自民県連の候補者擁立をめぐる混乱に加え、昨年4月の市長選の余波が残る。
 市議会最大会派の「創風会」は自民の市議18人で構成している。市長選は支援した当時の現職が惜敗。内堀の事務所は当選した現市長の品川萬里(まさと)の支援者や民主関係者らが中心となって切り盛りする。
 創風会所属のベテラン市議は「選挙事務所から動員の要請もない」と明かす。10日の街頭演説では、事務所の指示が行き届かず、想定した人員を集められない事態が起きた。
 一方、熊坂陣営は自民や政府、現県政への批判票の掘り起こしにも力を入れる考えだ。だが、経済人など核となる支援者が不在で、選対関係者は「今のところ組織的な運動には至っていない」と話す。
 郡山市が地元で、「内堀を応援できない」と民主党県連代表を辞任した参院議員の増子輝彦(本県選挙区)の支持者の票がどう流れるかも注目されている。
   ◇  ◇ 
 元双葉町長で無職の井戸川克隆は仮設住宅などを重点的に回り、会社役員の金子芳尚は地元白河市を中心に支持を広げたい考えだ。牧師の五十嵐義隆、コンビニ店長の伊関明子も政策の浸透に努めている。
 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故後、初めての知事選は、過去最多の新人6人が立候補し、26日の投票に向けて舌戦を繰り広げている。各候補者は独自の施策を訴えている。広い県土で地域ごとに異なる選挙事情をルポする。=文中敬称略=

 ◇知事選立候補者 (届け出順、敬称略)
内堀 雅雄[うちぼりまさお]  50 無新
井戸川克隆[いどがわかつたか] 68 無新
五十嵐義隆[いからしよしたか] 36 無新
熊坂 義裕[くまさかよしひろ] 62 無新
伊関 明子[いせきあきこ]   59 無新
金子 芳尚[かねこよしなお]  58 無新

( 2014/10/12 08:28 カテゴリー:主要 , 福島県知事選 )

3280チバQ:2014/10/13(月) 15:35:31
http://www.minpo.jp/news/detail/2014101118593
内堀氏序盤優位 8割以上が「関心ある」 本社世論調査
 新人6人が立候補した知事選について、福島民報社は10日、電話世論調査の結果に、これまでの取材を加味し、序盤情勢を探った。前副知事で無職の内堀雅雄候補(50)が県内全域で優位に戦いを進めている。回答した八割以上が知事選に関心を持っているが、まだ投票する候補者を決めていない人も多く、各陣営の今後の戦術が選挙戦の行方を左右するとみられる。
 今期限りで退任する佐藤雄平知事の後継候補となる内堀候補は、自民、民主、公明、維新、社民各党の支援や、多くの業界団体の後押しを受け、郡・市単位に設けた選対組織を動かし、各地で先行している。
 現県政の復興政策の見直しを訴えている元岩手県宮古市長で医師の熊坂義裕候補(62)は共産、新党改革両党の支援を受けて草の根的な運動を続け、出身地の福島市を中心に郡山、いわき両市などの都市部で支持を広げつつある。
 元双葉町長で無職の井戸川克隆候補(68)は浜通りの一部で健闘している。牧師の五十嵐義隆候補(36)、コンビニ店長の伊関明子候補(59)、会社役員の金子芳尚候補(58)は全域で浸透し切れていない。
 支持政党別では、内堀候補が自民、民主の支持層を手堅くまとめ、維新、公明の支持層にも浸透している。熊坂候補は共産、社民などの支持層に食い込んでいる。
 男女・年代別でも、内堀候補は男女差なく全ての年齢層でリードしている。熊坂候補は男性や50代、60代からの支持が比較的目立つ。
 知事選に対する関心度を聞いたところ、「大いに関心がある」が約五割、「ある程度関心がある」が三割強を占めた。有権者の関心は高いが、投票先を決めていない人が多く、各陣営は政策や公約の浸透などに力を入れるとみられる。

◇知事選立候補者(届け出順、敬称略)
 内堀雅雄  50 無新
 井戸川克隆 68 無新
 五十嵐義隆 36 無新
 熊坂義裕  62 無新
 伊関明子  59 無新
 金子芳尚  58 無新

■調査の方法
 告示日の9日午後6時から同8時まで、市町村の有権者数の割合に応じて電話帳から抽出した家庭用電話に電話をかけるRTD(ランダム・テレフォンナンバー・ダイアリング)方式によって実施した。電話のつながった8720件のうち1002人から完全回答を得た。男女の比率は男性49・7%、女性50・3%。東京電力福島第一原発事故により住民の多くが避難生活を送る双葉郡と全村避難の続く飯舘村の計9町村の家庭にも電話したが、回答したのは広野、葛尾2町村の計3人だった。天栄、昭和両村の回答はなかった。

( 2014/10/11 08:55 カテゴリー:主要 , 福島県知事選 )

3281チバQ:2014/10/13(月) 16:02:12
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201410/20141013_11023.html
仙台サミット、オール東北で誘致へ

 仙台市は14日、2016年に日本で開かれる主要国首脳会議(サミット)の仙台誘致に向け、東北6県の官民機関と連携して「2016サミット仙台・東北誘致推進協議会」を設立する。「オール東北」体制で誘致活動を本格化させ、誘致の実現を目指す。
 協議会顧問に村井嘉浩宮城県知事を迎え、委員に奥山恵美子仙台市長、高橋宏明東北経済連合会会長、鎌田宏東北六県商工会議所連合会会長、福島を除く東北5県の副知事ら11人が就く。福島県は知事選のため調整中。
 仙台市内で14日に開く初会合では、市の誘致計画を示し、国への要望行動など今後の活動方針を話し合う。
 市は「風評被害を払拭(ふっしょく)し、東北への誘客や投資促進につなげたい」(奥山市長)と各県に参加を呼び掛けた。サミットを通して、東日本大震災の復興の現状を世界に発信しながら、被災地への関心を掘り起こし、地域の活性化につなげたい考えだ。
 開催地は、外務省の現地調査などを経て来春にも安倍晋三首相が判断する見込み。政権が「地方創生」を重要課題に掲げる中、市まちづくり政策局の担当者は「東北一丸となって取り組み、誘致を成功させたい」と意欲を示す。
 サミットの誘致は仙台、新潟、神戸、広島4市のほか、静岡(県、静岡、浜松両市)、愛知(県、名古屋市)、長野県軽井沢町の計7地域が表明。誘致をPRする横断幕の掲示(軽井沢町)や誘致推進組織の結成(神戸市)など、各地で誘致活動が活発化している。

3282チバQ:2014/10/15(水) 21:16:20
>元県議で無所属の佐藤健一
元民主党
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141015ddlk07010215000c.html
選挙:県議補選・いわき市選挙区 あす告示 3氏立候補表明 /福島
毎日新聞 2014年10月15日 地方版

 知事選と同じ26日に投開票される県議補選(いわき市選挙区、改選数1)は16日告示される。立候補を表明しているのは、現時点で、新人で共産党県委員会県委員の吉田英策(55)▽元県議で無所属の佐藤健一(65)▽新人で自民党いわき総支部事務局長の木田孝司(53)−−の3氏。

 市選挙管理委員会によると、投票は26日午前7時〜午後6時(一部地域は午後7時)で、市内140カ所。開票は知事選と同じ午後8時に始まり、大勢判明は同11時ごろの見通し。【栗田慎一】

3283チバQ:2014/10/15(水) 21:24:26
http://www.minpo.jp/news/detail/2014101518655
県議補選絡み困惑 知名度アップに躍起 現地ルポ(下)
 いわき市平の6号国道沿いにある前副知事で無職の内堀雅雄の連絡所。12日は数人のスタッフが電話応対などに当たっていた。いわき市と双葉郡を担当する内堀の五区選対は支援政党の自民、民主の国会議員が顧問に就き、公明、無所属を加えた地元の県議が相談役に名を連ねる。業界団体も巻き込み、市内の隅々まで政策を浸透しようと躍起だ。
 元岩手県宮古市長で医師の熊坂義裕は市内に空き事務所を確保できず、拠点となる現地連絡所などを設けられなかった。自らの後援会組織「ふくしま県民のわ・ネットワーク」や、脱原発を訴える全国の弁護士らでつくる支援団体などのメンバーが、それぞれの人脈を生かして支持拡大を図っている。
 16日には、同時選で行われる県議選いわき市選挙区の補選(欠員1)が告示される。自民党公認の新人、民主党籍を持つ無所属の元職、共産党公認の新人の3人が立候補を表明している。
 自民、民主などの支援を受けている内堀陣営は、組織内に対立の構図を持ち込まれることを懸念する。互いの党がけん制し合えば、選挙運動が停滞しかねないからだ。五区選対で事務局長を務める佐藤敏史は「補選には関われない。政党色のない30代から50代の若手経済人を中心に運動を展開したい」と強調する。
 一方、熊坂陣営は、共産、新党改革の支援を受けているものの、政党色を出さずに幅広い層に浸透を図るため、各党と一定の距離を置いている。
 ただ、共産は県議補選の公認候補と熊坂をセットで売り込む方針。熊坂陣営の幹部の一人は「政党と手を結ばない基本姿勢は変わらない」と話すが、思惑通りに集票できるかどうかは不透明だ。
 同市が地元の牧師の五十嵐義隆は独自の戦いを展開している。
   ◇  ◇
 各陣営は双葉郡八町村の避難者の集票にも力を入れている。
 昨夏の参院選では、郡内の有権者約5万6300人のうち、9割以上の約5万4200人が県内外に避難していた。県選管委は12日現在、今回の知事選で有権者数に占める避難者数を集計中だが、担当者は「おそらく参院選の時と同じような状況」とみている。
 内堀陣営は支援団体のネットワークを足掛かりに避難先の有権者に支持を訴えている。熊坂陣営はホームページを充実させるなどして政策を浸透させたい考えだ。
 元双葉町長で無職の井戸川克隆は各地の仮設住宅を回っている。
   ◇  ◇
 会津地方は現知事の佐藤雄平の地元で、退任に伴い有権者の動向が注目されている。
 内堀は11日夜、会津若松市の連絡事務所前で集会を開いた。会津地方の市町村長、経済人ら約200人が集まった。選対幹部の一人は「佐藤県政の路線を継ぐ者として全面支援する」と語る。現職の後継候補であることを売り込み、知名度不足を克服したい考えだ。
 熊坂は会津地方に事務所を設けていない。熊坂が告示前に会津若松市で開いた会合に集まり、政策に賛同した有志らが支援の輪を広げようと動いている。後援会関係者は「県政刷新を望む層への浸透を進める。電話などで各戸に呼び掛ける」としている。
 コンビニ店長の伊関明子は地元候補として支持を訴えている。会社役員の金子芳尚は11日に会津若松市で個人演説会を開いた。=文中敬称略=

◇知事選立候補者
(届け出順、敬称略)
内堀雅雄[うちぼりまさお] 50 無新
井戸川克隆[いどがわかつたか] 68 無新
五十嵐[いからし]義隆[よしたか] 36 無新
熊坂義裕[くまさかよしひろ] 62 無新
伊関明子[いせきあきこ] 59 無新
金子芳尚[かねこよしなお] 58 無新

( 2014/10/15 12:18 カテゴリー:福島県知事選 )

3284チバQ:2014/10/19(日) 18:30:43
http://www.sankei.com/premium/news/141019/prm1410190006-n1.html
2014.10.19 17:00更新

【日本の議論】
青森市庁舎建て替えへ 「決められない」市議会を市民の批判が動かした!

 青森市役所の市庁舎が、現在地で建て替えられることになった。市議会の9月定例会最終日の9月26日、関連条例と補正委予算案が賛成多数で可決されたからだ。市庁舎は老朽化で耐震強度の不足が指摘され、「建て替え」か「移転」かで、市と市議会の一部会派との対立が続いていたが、ようやく決着をみた形だ。(福田徳行)

 市庁舎は、平成22年度の耐震診断で震度6強から7程度の大地震で倒壊の危険性が高いとされた。このため、市が23年2月から建て替えを検討。災害時の拠点機能を重視し、約100億円をかけて現在地で建て替える基本計画を示した。

 しかし、最大会派の自民新青のほか公明、市民クラブ、社民党・市民の会が「現在地ありきだ」と反発し、商業地の活性化のため、経営難が続いているJR青森駅前の複合商業施設「アウガ」内に機能の一部移転や同駅周辺に庁舎を整備するよう主張。これまで2度にわたって関連条例案が否決され、膠着(こうちゃく)状態が続いていた。

 事態打開に向け、市は今年8月に基本計画を改訂した。来庁者の休憩スペースと会議室について、業務の支障にならない範囲で市民の集会やイベントなどの場として開放するなど、にぎわいの場となる機能を追加し、具体的な設計を議会、市民と検討することを表明。さらに、現在地案に反対の姿勢を示す会派が求めていた同駅前周辺の整備について、8月末にJR東日本との間で駅舎と東西自由通路などを整備することで合意したことや、駅周辺と庁舎を連動させた回遊的な活性化策に取り組む方針を打ち出したことで、社民党・市民の会と市民クラブの一部議員が賛成した。

 議員の一人は「庁舎の在り方と駅前の整備事業に着手することで一歩前進と捉えた」と話す。これまで手付かずだった同駅前周辺の整備着手と、庁舎を連動させた街づくりを引き出せたことが歩み寄る形となった。別の議員も「かたくなに現在地案ありきだった鹿内博市長が議会の意見を聞く耳を持った」と明かす。

 庁舎問題が大きく動き出した背景には、市議選を控える議員の“台所事情”もありそうだ。庁舎問題でもめ続けていた市議会には、これまで市民から批判の声が寄せられている。市内の自営業の男性(44)は「市議会はどうなっているのか。一体誰のための議員なのか分からない。庁舎問題への対応は選択肢の一つ」と言い切る。

 こうした有権者の声に敏感に反応するように、現在地案に賛成した議員は「支持者からも『お前たちは何をやっているんだ』といわれている」と、議会の反発が市政停滞を招いていると映る市民感情に配慮をにじませた。別の議員も「いつまでも反対していては市民に説明がつかない」と話した。市議選を見据え、事態収拾を探る動きが見え隠れする中で、移転を主張する議員の一人は「選挙は関係ない。支持者にはなぜ移転がいいのか丁寧に説明していく。市政の課題は庁舎問題だけではない」と強気の姿勢だ。

 庁舎問題は新たな局面を迎えたが、財政が厳しい中、庁舎整備で約100億円、駅前周辺整備で約100億円の計約200億円の巨額なプロジェクトの資金をどう捻出し、圧縮していくのか。さらに、依然として反対の立場を崩さない議員への説明責任と合意形成、街づくりの在り方に関する議論など課題は山積している。庁舎問題の前進に「正直ホッとしている」(鹿内市長)と喜んでばかりはいられない。

3285チバQ:2014/10/19(日) 21:01:39
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201410/20141019_11018.html
宮城知事3選から1年 村井流、軌道修正


講演会で県立医学部構想を明らかにする村井知事=5月29日、仙台市青葉区のホテル

 村井嘉浩宮城県知事は2013年10月27日に3選され、間もなく丸1年になる。東日本大震災後、時に強硬にも映る政治手法で県政をけん引してきたが、就任9年目は環境や世論の変化に応じ、自ら掲げた政策を軌道修正する場面もあった。県議選を来年に控え、村井県政の推進力となる自民党を中心とした県議会与党会派との蜜月ぶりの演出にも余念がない。(宮城県政取材班)

<ライバルと和解>
 「おめでとうございます」。9月10日、県庁4階の知事室で、村井は「ライバル」に自ら手を差し出した。
 相手は、東北に新設される大学医学部の設置先を争った東北薬科大(仙台市青葉区)の理事長高柳元明だった。
 国の構想審査会は8月28日、村井の「宮城大医学部」案を退け、薬科大に軍配を上げた。村井が遺恨を乗り越え、和解に踏み出した瞬間だった。
 3カ月前の5月30日、村井は私学支援の立場を翻して県立医学部構想を申請した。批判覚悟で下した政治決断だったが、実らなかった。村井にとって初めてともいえる「挫折」だった。
 自ら唱えた東北の医師不足解消の大義に立てば、薬科大を支援せざるを得ない。薬科大が創設する修学資金制度に県が拠出する額をめぐり、せめぎ合いが続く。

<防潮堤高で譲歩>
 津波被災地に整備する防潮堤の高さをめぐっては、従来の路線を徐々に変えた。
 引き下げを求める一部住民の声に、当初は「科学的根拠もないのに妥協すべきではない」とにべもなかった。それが2月には気仙沼市の内湾地区で、9月には同市の鮪立(しびたち)地区で、住民の意見をくんだ。
 背景には、首相安倍晋三の夫人昭恵の再三にわたる防潮堤見直し発言があったとみられる。昨年末から年明けにかけ、安倍や官房長官菅義偉も見直しに言及し始めた。
 「決して私は石頭ではないんです」
 講演会や定例記者会見で、村井は努めてにこやかに話す。それは、防潮堤問題で浴びた「住民不在」の批判を拭い去ろうとしているかに見える。
 「創造的復興」を強力に押し進めつつ世論の風を読み、緩やかに軌道修正を図る村井。「強気」の源泉となる権力基盤の維持には抜かりがない。
 「来年は県議選。私と女房は確実に投票します」。村井は今月10日、仙台市宮城野区であった県議石川光次郎の県政報告会で約束した。

<与党内に不満も>
 石川は、最大会派の自民党・県民会議の政調会長。村井が県議から知事に転身した際、地盤を継いだ「弟分」の存在だ。
 会派内の一部には、村井流への不満がくすぶる。村井の看板政策の一つ、宮城野区の広域防災拠点構想や、議論を主導した指定廃棄物最終処分場の建設候補地選定には批判的な見方も根強い。
 「過激なことばかりやるから議会でお叱りを受ける。根回ししてもらっている石川先生は、私になくてはならない存在」
 笑みを絶やさず、冗談とも本気ともつかぬ口調で語る村井。柔軟な姿勢を見せつつも、強気の一端をのぞかせた。(敬称略)

3286チバQ:2014/10/20(月) 22:45:32
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141020ddlk02010053000c.html
選挙:青森市議選 告示 44人、35議席巡り立候補 /青森
毎日新聞 2014年10月20日 地方版

 任期満了に伴う青森市議選(定数35)が19日告示され、現職36人、元職1人、新人7人の計44人が立候補を届け出た。今回から定数が6議席減る中、投開票の26日に向け、候補者たちは選挙カーで市内を回って支持を訴えるなど激しい選挙戦がスタートした。【宮城裕也】

 立候補者の党派の内訳は、自民10人(うち元職1人)▽共産6人▽公明4人(うち新人1人)▽社民3人▽民主1人▽無所属20人(うち新人6人)。告示の19日には多くの選挙カーが市内を行き来し、支持を訴える声が響いた。

 青森市政では、鹿内博市長が現在地案で進める庁舎建て替えの関連議案が9月議会で可決されたものの、財政難などを理由に反対する市議との対立が残っているほか、業績不振のJR青森駅前商業ビル「アウガ」の経営問題などの課題で、市長と市議会の緊張関係が続いている。市の「特別報酬等審議会」が15日に市議報酬の8%引き下げを答申し、改選後には報酬の削減幅を巡る駆け引きが早速展開されそうだ。

 市議選の投票率は旧浪岡町との合併後初の2006年に55・61%、前回10年は47・55%と過去最低記録が続いている。投票率低下を防ごうと市選管は、告示前の5日に市内3カ所で投票を呼びかけるティッシュを有権者に配ったり、前回選挙で届くのが遅れた投票所の入場はがきを期日前・不在者投票が始まる20日に間に合わせて送るなどの対策を行っている。

 投票は26日午前7時〜午後8時(一部投票所は午後7時まで)に市内110カ所であり、同9時15分から市民体育館で即日開票される。

 18日現在の選挙人名簿登録者数は24万6714人(男11万3234人、女13万3480人)。

==============

 ◇青森市議選立候補者(定数35−44、届け出順)
花田明仁 62 会社役員(2)自現
渋谷勲 64 会社役員(2)自元
山本武朝 56 党県役員(1)公現
藤原浩平 68 党県委員(2)共現
秋村光男 67 [元]JR社員(2)無現
神山昌則 66 会社役員(2)無現
天内慎也 40 党県委員(1)共現
中村美津緒 40 会社役員 無新
笹田隆志 65 NPO役員 無新
渡部伸広 47 党県役員(2)公現
舘山善也 47 朝野球協役員(1)無現
高坂斉 57 アパート経営 無新
橋本尚美 52 [元]保育士(1)無現
丸野達夫 48 会社役員(2)無現
奈良祥孝 54 党県役員(2)民現
軽米智雅子 53 主婦 公新
斎藤憲雄 62 [元]JR社員(2)社現
中村節雄 54 [元]会社役員(2)無現
奈良岡隆 63 [元]新聞記者(2)無現
赤木長義 52 党県役員(2)公現
村川みどり 41 党県委員(2)共現
舘田瑠美子 67 党県委員(2)共現
中田靖人 43 飲食店経営(2)自現
長谷川章悦 65 市体協理事長(1)自現
葛西育弘 48 党地区委員(1)共現
竹山美虎 53 東北電社員(1)無現
大矢保 64 会社役員(2)自現
木下靖 54 会社役員(2)無現
奥谷進 80 福祉法人役員(2)無現
山脇智 32 党地区委員(1)共現
工藤勝 44 雑貨店経営 無新
山本治男 57 [元]酒店経営(2)自現
福井寿和 27 会社役員 無新
木戸喜美男 61 交安協支部長(1)無現
里村誠悦 66 市民団体会長(2)自現
小豆畑緑 68 保護司(2)自現
上林英一 64 [元]PTA役員(1)無現
工藤健 57 [元]会社員(1)無現
藤田誠 61 [元]市職員(1)社現
福士信幸 46 金魚店経営 無新
海老名鉄芳 64 農業(1)無現
仲谷良子 74 党県副代表(2)社現
小倉尚裕 56 食堂経営(2)自現
小田桐金三 80 福祉法人役員(2)自現

3287チバQ:2014/10/22(水) 20:53:07
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141022ddlk02040244000c.html
平川市長選選挙違反:現金は「当選後協力金」 公判で古川敏被告、「選挙絡み」否定 /青森
毎日新聞 2014年10月22日 地方版

 1月の平川市長選を巡って現金20万円を受け取ったとして公職選挙法違反(被買収)罪で起訴された2市議の第2回公判が30日、青森地裁弘前支部(森大輔裁判官)で個別にあった。いずれも起訴内容を否認しており、古川敏夫被告(69)は被告人質問で「10万円はもらったが、選挙運動の報酬ではない」と供述。現金の趣旨については、落選した前市長の大川喜代治被告(69)=同法違反罪で公判中=の市長当選後に「議員として(大川被告に)協力するための金」と説明し、改めて検察側の起訴内容の金額と趣旨を否認した。

 古川被告の弁護側は「被告が捜査段階の供述で、市長選がらみで20万円をもらったと認めたのは、拘留生活で持病が悪化し健康の危険を感じたため」と主張し、供述の任意性を争う姿勢を示した。11月21日の次回公判で、古川被告に現金を手渡したとされる前市長の後援者の水木貞被告(66)=同=の証人尋問が行われる。

 また、古川昭二被告(64)の公判では、弁護側が、大川被告と水木被告の調書の証拠採用を不同意とした。森裁判官は、同じく起訴内容を否認する市議の対馬実被告(63)=同=の第2回公判(30日)の後、古川昭二、対馬両被告の審理を併合し、12月2日の第3回公判で水木被告を証人として召喚する意向を示した。【松山彦蔵】

3288チバQ:2014/10/22(水) 20:54:41
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141017ddlk07010224000c.html
再生の針路:’14知事選 争点の現場を歩く/1 米価下落 「作れば作るほど赤字」 破綻、離農の危機に /福島
毎日新聞 2014年10月17日 地方版

秋晴れの下、大型コンバインで稲刈りをする斎藤和夫さん。左は妻の雪子さん=郡山市で
秋晴れの下、大型コンバインで稲刈りをする斎藤和夫さん。左は妻の雪子さん=郡山市で
拡大写真
 黄金色に実った稲を大型コンバインが次々と刈り取っていく。国内でも有数のコメ産地、郡山市中部に広がる穀倉地帯。収穫の秋を迎えたというのに、コンバインを繰る斎藤和夫さん(60)=同市逢瀬町多田野=の表情はさえない。2014年産米の米価が暴落したからだ。「黄金色の稲穂が、灰色にしか見えない」と、ため息すら漏れる。

 コメ専業で、耕作面積が27ヘクタールある大規模農家。近隣の田んぼを次々と借り受け、国の政策に沿って規模拡大を進めた。作付けのほとんどはコシヒカリで、妻の雪子さん(60)と2人だけの稲刈りは今月いっぱい続く。

 JA郡山市が買い取るコシヒカリ(1俵60キロ、1等米)の価格は8200円で、昨年比で3300円も下落した。担当者は「うちは2000俵を出す。昨年に比べ、単純計算で660万円の減収になる。『豊作貧乏』とは、まさにこのことだ」。その一方で、肥料・農薬代の約400万円、農機具のローンの年払い約500万円などの支出は、昨年とほぼ変わらない。今年購入した大型コンバインは約1400万円。大規模化に必要不可欠な農機具代の負担が、重くのしかかる。

 農林水産省によると、コメ60キロ当たりの生産費(12年産)は東北平均で1万4094円、耕作面積が5ヘクタール以上の大規模農家で1万1432円。「今の米価ではコメは作れば作るほど赤字になる。これでは誰も稲作をやらなくなる」と斎藤さんは危惧する。雪子さんも「田んぼに行きたくない。やる気が出ない」と消沈している。

 斎藤さんは白河市で会社員をしている長男(42)に、農業を継がせる考えはないという。「多田野地区の稲作農家はほとんどが60、70代で、息子が農業を継いでいるのは1軒だけ。このまま米価が低迷し、次々と離農したら農地はどうなるか。せめて赤字にならないような手立てを、国や県は真剣に考えてもらいたい。今の米価の水準を深刻に受け止めてほしい」と訴える。

 そう遠くない将来に、穀倉地帯が荒れ地になるのだろうか。「3年放置すると、田んぼには柳の木が生えてきてしまうのよ」。雪子さんはポツリと語った。

 郡山市農業委員でコメ中心の専業農家、藤田稔さん(58)=同市熱海町安子島=は「4年後にコメの生産調整(減反)が廃止される中、米価の将来見通しは全く立たない」と言う。藤田さんが最も恐れているのは、安値のまま推移することだ。「中規模・大規模農家ほど打撃が大きい。今の米価の水準が3年続けば、相当数のコメ農家の経営が破綻し、離農する」とみている。

 高齢化や担い手不足に苦悩する農村部に、米価暴落が追い打ちをかける。牧歌的な田園風景の崩壊は、現実味を帯びている。【浅田芳明】

     ◇ 

 過去最多となる無所属の新人6人が立候補した知事選がスタートした。震災と原発事故後、初めてとなる知事選。各地では何が問われ、争点となっているのか。現場を歩いた。=つづく

==============

 ◇概算金は最低水準
 JAが農家からコメの委託販売を受けた際に前金として支払う2014年産米の概算金が過去最低水準に下落。全銘柄で昨年を下回り、主力品種のコシヒカリも大幅にマイナスとなった=表。昨年までの2年連続の豊作による供給過剰とコメの消費低迷で、全国的に下落し、中でも「中通り」「浜通り」産は原発事故の風評が根強く、早期に売り切るため低額に設定された。各JAは独自に加算金を上乗せするなどしているが十分な補填(ほてん)とは言えない状況。JA郡山市は委託販売ではなく、買い取り方式で農家に支払っている。

==============

 ◆コシヒカリの概算金◆

産地  2014年産 13年産   差額

会津  10,000 12,100 ▼2,100

中通り  7,200 11,100 ▼3,900

浜通り  6,900 11,100 ▼4,200

 ※1等、60キロ当たり、単位円

3289チバQ:2014/10/22(水) 20:55:29
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141018ddlk07010341000c.html
再生の針路:’14知事選 争点の現場を歩く/2 医師不足 行き場失う相馬の患者 県、病院整備に調整力欠く /福島
毎日新聞 2014年10月18日 地方版

 2004年の研修医制度改正以降、相馬地方は深刻な医師不足に悩む。人口当たりの医師数は、震災以前から全国平均の半分程度。現在の地域内の医師数は震災以前とほぼ同数だが、全体数が少なく、小児科、産婦人科、耳鼻科など、著しく不足する診療科がある。

 相馬地方の中核病院の一つ、公立相馬総合病院(相馬市)には、地域で唯一の常勤の耳鼻科医だった長谷川純医師(45)がいたが、過労による体調不良から今年7月に退職し、現在は非常勤として週1回のみ診察している。現在相馬地方に耳鼻科は開業医が1軒と、非常勤医を置く病院が数軒のみで、年間約200人いた入院患者は行き場を失ってしまった。

 長谷川医師が同病院で診察を行う木曜は、他科が診療を終えた夕方にも、耳鼻科の前にだけ患者が並ぶ。アレルギー性中耳炎で南相馬市から通院を続けている無職男性(62)は「病院まで高速を使って往復1時間。3時間待ちで診察を受けて、半日仕事ですよ」とうんざりした表情。男性は長谷川医師の治療で持病の症状が治まり、信頼を深めていた。長谷川医師が仙台市で開業すると聞き、「通いたいけど遠いですよね」と困惑する。

 長谷川医師は07年10月に同病院に着任。一時的に複数体制の時期もあったが、1日100人弱の外来患者と入院患者の回診、手術や急患の対応にほぼ1人で当たってきた。退職前の1年間では、休んだのは学会出席のために県外に出た3日のみという過酷さだった。

 過重勤務に加え、悩まされたのは患者の被災によるストレス。心因性のめまいの発症率は震災前の1・5倍以上になり、うっ積する不満をぶつけたりする患者も増えた。結果、患者1人当たりの負担が大きくなり、2年前からは原因不明の動悸(どうき)を薬で和らげながら診察を続けたものの、限界を迎えた。長谷川医師は「疲れていることは患者には関係ないので、本当に悩みました」と離任に悔しさをにじませる。

 震災後、相馬地方での医療機関の新規開業は、仮設診療所を除けば1軒のみ。現行の研修医制度では大学の医局からの派遣にも限界があり、医師確保には医師を呼び込める魅力的な環境を整備するしかない。相馬郡医師会は震災直後の11年5月、相馬、南相馬両市長に公立相馬病院と南相馬市立総合病院の統合を提言した。同医師会の樋口利行会長は「規模を確保し、臨床研修のできる病院をつくらなければ根本的な状況は変わらない」と話す。

 しかし、この構想はほとんど検討もされず、具体化する気配はない。両市は人口規模に大差がなく、両病院の規模もほぼ同等。それぞれに改修や増設の計画もあり、思惑が一致しないためだ。

 このため、地元では広域自治体としての県の調整力に期待する声が多い。しかし、県は構想は把握しているものの、「あくまで地元で合意形成する問題」とのスタンスを崩さない。南相馬市の鈴木昌一市議は「産前産後の母子に高度な医療を行う『周産期医療センター』も、互いに市内にほしい両市の綱引きで、相双地区には整備されないまま。せめて県が議論のテーブルを用意するような役割は果たすべきでは」と指摘する。【高橋隆輔】=つづく

==============

 ◇震災で採算危うく
 県相双保健福祉事務所によると、相馬地方で稼働する医療機関は、震災以前の81に対して現在は68。若年層の避難の影響で採算の取りにくくなった小児科などで、開業医が再開できないケースがみられる。正規の医師数は約80人で、震災以前とほぼ同じ。しかし、2010年時点で人口10万人当たりの医師数は、相双地区全体で120・4人と、既に全国平均(234・7人)の半分程度しかなかった。

3290チバQ:2014/10/22(水) 20:56:53
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141019ddlk07010033000c.html
再生の針路:’14知事選 争点の現場を歩く/3 「避難者バブル」いわき地価急騰 物件限られ市民怒り /福島
毎日新聞 2014年10月19日 地方版

 ◇宅地拡大足踏み、県の影薄く
 「広告を出す前に売り切れてしまう。この場所でこんなこと、(80年代後半から90年代初頭の)バブル期にもなかった」

 いわき市内で半世紀前に創業した老舗の不動産業者が言った。「この場所」とは、双葉郡に近い港町・四倉地区。業者が売り出した5区画は、坪単価が震災前の2〜3倍もする15万〜20万円。しかし、双葉郡から市内に避難している人たちが「言い値」を受け入れ、現金購入した。

 原発事故から3年半が過ぎ、県内外に避難した人たちの多くが双葉郡に気候や風土が近い、いわき市に移り住んでいる。市内に住む避難者は現在約2万4000人で、今後も増える見通しだ。帰還を諦め、市内に住宅を購入する動きも広がっており、彼らの多くが「市内でもより双葉郡に近い場所」を求めるのだという。

 「避難者バブル」。不動産業界ではそう呼ばれ、仲介手数料で稼ぐ業界は活況を呈す。顧客の9割以上は双葉郡からの避難者とされ、北茨城市や水戸市の業者も参入。その広告には「いわきより土地が安くて生活も便利」とうたう。

 前例のない原発事故が招いた前例のない社会・経済現象に、誰が対応するのか−−。「事故の後、全国各地で原発事故を想定した自治体による避難計画作りが進められているが、避難者の受け入れ人数や場所などは決まっても、長期にわたってどんな社会問題が起き、どう対応すべきかという論点が欠落している」。市幹部の指摘は実感がこもる。

 いわきでは、地価の上昇のほか、病院の混雑、救急搬送の遅れ、家庭ごみやし尿処理の問題、道路の渋滞が起きた。だが、市と国が知恵を絞る場面はあっても、県の存在感は薄いままだ。

 地価対策で言えば、市は県に対し、宅地開発ができる市街化区域と、開発を抑制する市街化調整区域の線引きの見直しを求めた。逼迫(ひっぱく)する宅地供給を増やし、地価を下げる狙いだ。

 県は線引き見直しを震災の前年から全県的に始めていたが、震災後の避難や移住の混乱でいわきだけ中断。見直しの前提となる居住実態調査を最近始めたばかりで、線引き見直しの終了見通しはない。このため、市は都市計画法の地区計画制度を利用し、市の権限で開発エリアを定められる特例措置を検討したが、売却時にかかる所得税の減免がなければ土地を手放す動きにつながらないと判断。国に相談し、県の都市計画事業の認可権を適用すれば減免対象になると示され、市が県に伝えた。国と市による協議をもとに、県が手続きを進めている。

 9月上旬、30代半ばの夫妻が市内の不動産会社を訪ねた。子供に個室を与えるため、広い部屋に住み替えたいという。しかし、物件は皆無の状態。2人は「どうして僕らがこんな目に遭うのか」と怒りをこらえきれない様子だったという。

 市民の矛先が避難者に向かえば、地域社会は深い傷を負う。新しい知事が「真の復興」を訴えるのならば、原発事故が招いた問題の解決を主導し、処方箋を「福島の教訓」として全国に発信することが求められる。【栗田慎一】=つづく

==============

 ◇トップ10に5地点
 国土交通省が9月に発表した基準地価調査によると、全国の地価変動率トップ10のうち5地点がいわき市内だった。変動率の最高地点は昨年と同じ平上荒川桜町内の12%。基準地価は2006〜07年と同レベルだが、実勢価格は「当時の数倍」(市内の不動産業者)とされる。

3291チバQ:2014/10/22(水) 21:00:34
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141020ddlk07010180000c.html
再生の針路:’14知事選 争点の現場を歩く/4 漁業復興 風評対策、検証の時期に /福島
毎日新聞 2014年10月20日 地方版

水揚げされ、出荷のため仕分けられた魚=相馬市の松川浦漁港で
水揚げされ、出荷のため仕分けられた魚=相馬市の松川浦漁港で
拡大写真
 ◇情報発信方法に課題
 次々と着岸する船から降ろされる大型バケツ。中にはミズダコ、マガレイ、ヤリイカ、アンコウ、アカムツ、ノドグロ、毛ガニなど、種類ごとに分けられた常磐の海の幸がぎっしりと詰まっている。フォークリフトで漁港内に運ばれると、大きさごとに分けられ、氷を張った水槽に投入される。底引き網漁の試験操業が始まった松川浦漁港(相馬市)は、漁師やその妻、仲買人らでごった返す。構内は活気にあふれ、どの顔も明るい。

 原発事故後、一時は漁ができなくなった県内の漁業も、着実に復興の歩みを進めている。モニタリングのデータを積み重ね、県漁連の自主基準である放射性物質1キロ当たり50ベクレル以下を満たすことが確実になった魚のみを出荷対象とし、現在魚種数は52。この1年で約3倍になった。大量の漁獲が見込まれるタラや、震災以前は「常磐もの」として高値がついていたカレイ類などが加われば、さらに漁業は活気づく。出荷量の拡大に備え、来年には漁港のそばに集配施設も完成する予定だ。

 好材料がそろい始め、自力で前に進もうとする漁業者たちが行政に望むのは風評被害対策だ。相馬双葉漁協の佐藤弘行組合長(58)は「(出荷を見合わせている)一部の魚種を除いては、もう心配はいらないと思う。それでも風評被害が続くと、これからやろうとしていることも、うまくいかなくなってしまう」と話す。

 県はモニタリングの結果をホームページで随時公開しているほか、出荷先に検査の取り組みを説明したり、一般消費者向けの講習会などに出向いて説明したりするなど、地道な対策を続けている。しかし、消費者庁が今月1日に発表したアンケート結果では、大都市圏の消費者の19・6%が「福島県産品を買うことをためらう」と回答。さらに、食品の放射性物質濃度を検査していることを知らないとの回答は25・9%に上り、基準値超えが確認された市町村からは同一の食材が流通しないことを知っている人も54・1%にとどまっていた。

 首都圏で活動する消費生活コンサルタントの森田満樹さんは、この数字に驚きを隠さず「原発事故から3年がたち、対策の効果を検証する時期に来ているのでは」と分析。自ら情報収集をしない消費者に伝える媒体選びや表現方法は、今後の課題だ。森田さんはさらに「首都圏の消費者は一度聞いていたとしても、距離感による関心の薄れもあり、もう忘れている。福島とは感覚が違うことを念頭に、繰り返し対策を講じていく必要がある」と指摘する。

 県水産課の尾形康夫課長は「同じやり方ではだめだと認識している。買ってくれた人にアンケートを取って購入動機を探り、効果的な情報発信方法につなげていかないといけない。生産者の思いを前面に出しながら、県も全面的にバックアップしたい」と話した。【高橋隆輔】=つづく

==============

 ◇震災前150種水揚げ
 試験操業は2012年6月にミズダコ、ヤナギダコ、シライトマキバイの3種を対象に始まった。魚種を追加する場合は、モニタリングで基準値を超える検体がないことを確認した後、漁業者や流通業者との協議で対象とするものを選定し、有識者や行政機関も含めた協議会での審議など、複数の過程を踏んで決定する。親潮と黒潮の潮目に当たる県沖は好漁場として知られ、震災以前には約150種の魚介類が水揚げされていた。

3292チバQ:2014/10/22(水) 21:01:53
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141021ddlk07010017000c.html
再生の針路:’14知事選 争点の現場を歩く/5 子育てに不安の避難者 届かぬ放射線情報 /福島
毎日新聞 2014年10月21日 地方版

 ◇相談や支援の窓口、もっと必要
 福島市にある自宅の窓際には、水の入ったペットボトルがずらりと並ぶ。「放射線を遮る効果があるとテレビで見てから、試しているんです」。山形市の借り上げ住宅で子供2人と避難生活を送る主婦、誉田(ほんだ)広美さん(33)は月に1回ほど、夫が暮らす福島の我が家に通っている。だが、放射線への不安が根強く、暮らすことには踏み切れないでいる。

 長男は5歳になり、避難先の幼稚園で友達もできた。しかし、子供の成長、福島市で離れて暮らす夫と山形市との二重生活による経済的理由から、このまま母子避難を続けるべきか思いは揺れている。

 心のつかえになっているのは、福島の「安全」が目に見えないこと。給食で検出される放射能はどれほどなのか、通学路の除染は進んでいるか、プールの授業はどうなっているか−−。誉田さんは「情報を探すすべを知らないので、情報が入ってこない。不安なままです」と話す。

 福島市は震災後の2011年5月から給食で使う食材の放射性物質検査をし、毎日ホームページで公表している。県も月1回、広報誌を県外避難者に届けている。しかし、そういった情報があること自体が知られず、自治体と避難者の間に情報の行き違いが起きている。

 母子避難した人の中には、夫が自宅に残るなどの理由で、避難先に避難者登録をしていない人もおり、自治体が動向を把握し切れないのが実態だ。誉田さんもそんな一人だ。

 一方、放射線に不安を抱きながらも、新しい場所で生活を始めようとする家族もいる。南相馬市原町区から会津若松市に避難している主婦(35)は来夏、相馬市に家を建てることを決めた。夫の実家は避難区域の南相馬市小高区にあり、古里に近い相馬市で夫の両親と2世帯で住む予定だ。

 放射線量への不安はあったが、既に相馬や南相馬に戻った「ママ友」が後押しした。「あの学校は給食の放射線検査結果が発表されているよ」「(放射線量の低い地域に滞在する)保養プログラムもあるみたい」「あの公園は再除染した」。実際に住む人の生の声を聞き、実態を知らないことによる不安は軽減した。

 こうした避難者同士の交流の場を、県が県外避難者向けに設けるのは年1回ほど。県外避難者の電話相談を行っている「ふくしまの今とつながる相談室toiro」の相談員、佐藤宏美さん(37)は「避難者と支援者のネットワークをもっと広げないといけない」と指摘する。「帰りたいと思っている人の受け皿は十分ではない。常設の相談や交流の窓口を増やし、帰るかとどまるかを選べるサポート体制が必要」と、避難する子育て世帯が孤立しないための環境整備を訴えている。【横田香奈】=つづく

==============

 ◇「賠償」に最大関心
 避難者の生活状況や支援ニーズを把握するために県が今年1〜2月に行った「避難者意向調査」(対象者6万2812世帯のうち、2万680世帯が回答)によると、避難元の情報を入手する手段は、県内・県外の避難者ともに「被災当時に住んでいた自治体からの郵送物・配送物」が8割を超えた。希望する情報の内容(複数回答)としては、「東京電力の賠償に関する情報」(県内67・1%、県外68・6%)に次いで、県内が「福島県・避難元市町村の復興状況」(60・3%)、県外が「放射線に関する情報」(51・7%)だった。

3293チバQ:2014/10/23(木) 21:02:26
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201410/20141023_61026.html
<福島県知事選>相乗り自民、県連燃えず


約850席のうち8割以上が埋まった内堀氏の総決起集会。自民党関係者も出席したが、心中は複雑だ=21日夜、福島市
 福島県知事選(26日投開票)で、自民党福島県連の支部長らの表情がさえない。県連は3月、佐藤雄平知事の面前で独自候補の擁立を宣言し、8月に元日銀福島支店長の鉢村健氏(55)を擁立したが、党本部の圧力で断念。前副知事の内堀雅雄氏(50)への相乗りを余儀なくされた。選挙戦終盤に入ってなお、支部長らの不満はくすぶる。(福島総局・桐生薫子)

 21日、福島市であった内堀氏の総決起集会。党福島市第1支部長の丹治智幸県議は神妙な面持ちで来賓席に座っていた。
 独自候補の擁立断念後、県連は民主、公明、社民と共に内堀氏を支援する県議団有志の会を設立。「所属県議28人全員が入会した」と発表したが、丹治氏は6日「入会した事実はない」と報道各社に通知した。
 翌7日、丹治氏は一転して「入会した」と公表。県連幹部が鉢村氏に会い、謝罪したことを理由に挙げたが「『除名する』と脅された」(丹治氏周辺)とも言われる。

 「自民党は佐藤県政を批判したのに、なぜ後継者の内堀氏を支援できるのか」と今も語る丹治氏。後援会に内堀氏支援を働き掛ける予定はない。
 安達支部の加藤和信支部長は8月中旬から鉢村氏の名刺を配り、二本松市に事務所も借りた。擁立断念が明らかになると苦情が殺到。加藤氏は「候補者を出したり引っ込めたり。非難されて当然」と話す。

 「民主党にやられた」と苦々しく話すのは熱塩加納支部の佐藤一栄幹事長。同支部は8月下旬、鉢村氏にいち早く推薦を出した。佐藤氏は「県連執行部が責任をとらなければ納得できない」と語り、今も目立った活動を控える。

 白河総支部の川崎真策副総支部長は「県選出国会議員が出れば勝てたのに」と今も悔しがる。告示後、戸惑いつつ職場に内堀氏のポスターを貼った。「(内堀氏が)当選したら県政を注視し、不合格なら独自候補を出す」と早くも4年後を見据える。

 県内の党員は約1万2000人。県連関係者は「今回は棄権するという党員の声も届く。説明責任を果たさなければ、離党者が相次ぐ事態も予想される」と懸念を深める。

 知事選には内堀氏のほか、元宮古市長の熊坂義裕氏(62)、前双葉町長の井戸川克隆氏(68)ら5人が立候補している。


2014年10月23日木曜日

3294チバQ:2014/10/23(木) 22:14:00
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201410/20141023_11052.html
岡征男氏が死去 元仙台市議会議長


岡征男氏
 元仙台市議会議長の岡征男氏が21日午後10時1分、多臓器不全のため仙台市宮城野区の仙台オープン病院で死去した。72歳。女川町出身。自宅は仙台市若林区沖野7の28の23。通夜は23日午後6時から、告別式は24日午後1時から、仙台市太白区鹿野3の4の13、仙台太白斎場清月記で。喪主は長男卓馬(たくま)氏。

 法大中退。故三塚博・元蔵相の秘書を経て1983年の市議選で初当選し、当選7回。99〜2001年、議長を務めた。11年8月の市議選に立候補し、落選した。
 体調不良で11日から入院していた。

◎政界関係者、死を悼む/スケール大きかった 少数会派の意見も尊重

 元仙台市議会議長の岡征男さんは、選挙参謀として辣腕(らつわん)を振るった。故三塚博・元蔵相の秘書を経て、市議を7期務めた豊富な政治経験を生かし、党派を超えて国政選挙の選対を支えた。突然の訃報を受け、県内の政界関係者は「軍師」をしのんだ。

 次世代の党県連代表の中野正志参院議員は「切れ者で、選挙戦略にたけた人だった。残念、無念だ」と悔やんだ。故三塚氏の秘書仲間。一時はたもとを分かったが、昨年の参院選で再び手を組み、国政復帰を果たした。

 「最後の戦いに挑みたい」と、自らも来年の市議選での復帰に強い意欲を示していたという。

 故三塚氏、愛知和男元衆院議員の系列に割れていた市議を束ね、1995年に保守系の最大会派「グローバルネット仙台」を結成。96年の衆院選では、宮城1区で新進党の愛知氏、同2区で自民党の中野氏を国政に送った。

 「国政の権力構造にとらわれず、仙台全体を見据えるスケールの大きさがあった」と語るのは鎌田さゆり氏。仙台市議の後、岡氏の支援を受けて、2000年の衆院選宮城2区に民主党から立候補し、初当選した。「(市議会議長としても)少数会派の意見を尊重する人だった」と話す。

 西沢啓文市議会議長は、議員定数削減など議会改革の実績に触れ、「政策通でけん引力がある議長だった。ポスト復興を見据えた市政のありようについて意見を聞きたかった」と惜しむ。

 大泉鉄之助元議長は「肌合いは違ったが、お互いを認め合っていた。頭の回転が速い男だった」と評した。

3295チバQ:2014/10/23(木) 22:44:50
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201410/20141023_31034.html
<ディオ社問題>岩手県議会が混迷 決算審議


ディオジャパン問題をめぐり審議が深夜にまで及んだ決算特別委=20日午後11時ごろ、岩手県議会
 岩手県議会9月定例会で2013年度一般会計決算の審議がもつれている。コールセンターの事業休止問題をめぐる論議がかみ合わず、議会側はいら立ちを隠さない。決算は11、12年度と連続して不認定。多数を占める野党会派は今回も「不認定カード」をちらつかせる。達増拓也知事の2期目任期が残り10カ月余りとなり、揺さぶりを掛ける狙いもあるようだ。
 20日の決算特別委員会が終了したのは午後11時17分。会議室には徒労感が広がった。
 審査が長引いた要因は東日本大震災後、緊急雇用創出事業を活用して県内に7事業所を展開したコールセンター業ディオジャパン(東京)の事業休止問題だ。
 質問した9人は(1)企業信用調査をせずに市町村にディオ社を紹介した(2)リース品の無償譲り受けを認めた−などの点で県の責任をただした。

 県側は「市町村にコールセンター物件を照会し、ディオ社に報告しただけ」「リース品譲渡は国が認めた」などと答弁。主体性に欠ける対応が浮き彫りになった。議会側は21日の決算委で、23日に再審査することを全会一致で決めた。

 達増知事が就任した07年度以降、決算の不認定は4度もあった。07、08年度は県と県警の不正経理が影響した。11、12年度は民間移管した診療所の撤退や、山田町から緊急雇用創出事業を受託したNPO法人の業務上横領事件への県の対応が批判された。
 自民クラブといわて県民クラブを中心とした野党会派は「過去の反省を生かせていない。県政運営の基本に欠ける」と不認定も選択肢の一つであることをにじませる。

 少数与党で生活系の希望・みらいフォーラムは「不認定が続けば県政の印象は悪くなる。知事選を見据え、揺さぶる思惑だろう」と警戒する。
 不認定に法的効力はないが、県に道義的責任を迫る意味は重い。来年の知事選で3選立候補が確実視される達増知事は14日の決算委で「内容的に問題ない。ぜひ認定いただきたい」と述べた。

 9月定例会は24日に閉会予定。23日の再審査次第では、12月定例会で4年連続の継続審査となる可能性もある。


2014年10月23日木曜日
関連ページ:岩手政治・行政

3296チバQ:2014/10/24(金) 21:34:35
http://www.sankei.com/region/news/141024/rgn1410240063-n1.html
2014.10.24 07:01

福島県知事選 政党支援めぐる思惑 当選後の議会対策などに対応か

ブログに書く0




 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故後初となる県知事選。候補者擁立をめぐっては、告示前に自民党県連が元日銀福島支店長(55)への推薦を決めたが、党本部に反対されて断念し、他党と相乗りする形で内堀雅雄氏(50)を支援することとなった。出馬した6人はいずれも無所属新人の立場だが、政党や議員の応援を得ている候補もいる。公認や推薦、支持、支援には、どのような違いがあるのだろうか。

 知事選では、内堀氏を自民、公明両党本部、民主、社民両党県連が、元岩手県宮古市長の熊坂義裕氏(62)を共産党、新党改革が支援している。

 民主党の参院議員だった佐藤雄平知事(66)も、平成18年の初出馬の際は無所属で同党などの推薦を得て当選を果たした。今回は立候補した6人とも政党推薦を受けず、ほとんどの候補者が記者会見で「無党派」と強調する場面がみられた。

 県選挙管理委員会によると、公職選挙法では立候補の際、政党・政治団体に所属していることを証明する「党派別証明書」を提出することで政党・政治団体所属の扱いになり、それ以外は無所属となる。推薦、支持、支援の点は具体的には定めていない。

 ある政党では、公認、推薦までは党で取り決めがあるが、支持、支援については選挙が実施されるごとに、援助内容を定めているという。公認となれば、党員として資金をはじめ運動員や事務員、支持者拡大などの政党から手厚いサポートが得られる。推薦は党員ではなく他党の候補者も対象とすることができる。支持、支援については推薦ほどのサポートはないが、実質的な援助を受けられるという。資金面では「公認は推薦より、推薦は支援や支持より、支援の額は大きくなる」(政党関係者)としている。

 内堀氏を支援する各党は今回、確認団体に所属して選挙活動を支援する形を取っている。候補者や政党にとっては、どんな都合の良い点があるのか。

 候補者としては推薦よりも、やや弱い支持、支援という言葉で政党色を薄めながら、政党や所属議員が抱える組織票を一定程度見込める。一方の政党は他党と相乗りしやすくなる利点がある。

 当選後の議会対策など、地域事情に合わせた対応ともいえそうだ。(大渡美咲)

3297チバQ:2014/10/26(日) 19:30:51
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2014102600155
福島知事に内堀氏=原発事故後初、相乗りで制す



内堀雅雄氏
 任期満了に伴う福島県知事選は26日投開票され、無所属新人で前副知事の内堀雅雄氏(50)が、元岩手県宮古市長の熊坂義裕氏(62)ら新人5人を抑え初当選を確実にした。2011年3月の東日本大震災とそれに伴う東京電力福島第1原発事故後初となった今回の知事選では、自民、民主両党など主要政党が、県政継続を掲げた内堀氏に事実上相乗りした。震災の被害が大きかった岩手、宮城、福島3県では、震災を経ての初の知事交代となる。 
 これまで民主党や連合福島などの支援を受けてきた佐藤雄平現知事が選挙直前に引退を表明し、内堀氏を後継に指名。自民党は、7月の滋賀県知事選に続く敗戦や、それによる11月の沖縄県知事選への影響を懸念し、一度は元日銀福島支店長を独自候補とした福島県連の決定を党本部が撤回させ、内堀氏支援に回った。原発政策は、全候補者が福島第2を含む県内10基の廃炉で一致し、争点とならなかった。
 内堀氏は、自民、公明、民主、社民各党から支援を受け、手堅い組織戦を展開。原発事故による避難地域の再興、トップセールスによる風評被害払拭(ふっしょく)を掲げ、副知事として震災からの復興に取り組んできた経緯も訴えた。
 熊坂氏は、「原発被害対策の総見直し」など県政刷新や、医療・福祉都市に導いたとする3期12年の宮古市長経験をアピール。県外原発の再稼働反対も主張、県外については言及を避けた内堀氏との違いを際だたせようとしたが、及ばなかった。
 前双葉町長の井戸川克隆氏(68)ら4人も独自の政策を掲げ、県政転換を強調したが、浸透しなかった。
◇福島県知事選当選者略歴
 内堀 雅雄氏(うちぼり・まさお)東大経卒。86年自治省(現総務省)に入り、福島県生活環境部長などを経て06年12月副知事。50歳。長野県出身。当選1回。(2014/10/26-19:10)

3298チバQ:2014/10/28(火) 00:02:25
http://mainichi.jp/select/news/20141027k0000m010138000c.html
福島知事選:政府与党は連敗回避 「復興」争点化せず
毎日新聞 2014年10月27日 00時02分(最終更新 10月27日 10時49分)

 26日の福島県知事選で政府与党は、前副知事の内堀雅雄氏の初当選を「復興政策が一定の評価を受けた」と歓迎している。しかし、7月の滋賀県知事選に続く敗北を回避するための与野党相乗りで、復興政策への評価が対立軸となるのを避けたのが実情だ。

 自民党の茂木敏充選挙対策委員長は「復興を継続・加速するため、全力でバックアップする」とのコメントを発表。公明党の斉藤鉄夫選対委員長も談話で「副知事としての経験と復興への情熱が支持された」と強調した。

 相乗りで復興政策に関する論争が停滞するとの批判に対し、政府は「政争する状況ではない」(菅義偉官房長官)と反論してきた。背景には「全員帰還」としていた方針を転換し、除染で出た汚染土などを保管する中間貯蔵施設を福島県内に求めるなどの政策を進めた結果、地元の負担がさらに重くなったという事情がある。今後は、政権と福島県が一体で復興に取り組む姿勢をアピールする。

 民主党が先に内堀氏支援を決めたこともあり、自民党は全面的に応援することもできず、谷垣禎一幹事長は選挙期間中の地元入りを見送った。政府や党本部の事情を優先させた今回の対応について、自民党中堅議員は「負けるわけにはいかなかった。仕方がなかった」と自嘲気味に語った。【水脇友輔】

http://mainichi.jp/select/news/20141027k0000m010135000c.html
福島知事選:復興加速、重い課題 独自色を出せるか
毎日新聞 2014年10月26日 23時59分(最終更新 10月27日 10時49分)
 東京電力福島第1原発事故が収束せず、復興が進まない中で行われた福島県知事選。県民は、県政の「刷新」より「継続」を選んだ。だが、自民党などが党利党略を優先し、相乗りとなった結果でもあり、復興政策への「信任」ではない。

 原発事故から3年半が過ぎても、県内外に約12万5000人が避難する。完成した災害公営住宅(復興住宅)は計画数の約1割で、農業や漁業などの基幹産業も再生は道半ば。県民が最も望むのは復興への着実なロードマップ(行程表)だ。しかし、初当選した前副知事の内堀雅雄氏(50)の公約には数値目標が盛り込まれず具体性を欠く。

 原発事故後の県内の首長選で現職の落選が相次ぐなど、県民の復興政策への不満は強い。それでも事実上の現職後継の内堀氏が当選したのは、政党の相乗りによって選択肢が狭められたことが大きい。「他の候補では、一からの復興になりかねない」などと、消去法による選択が少なくない。

 相乗りで誕生する新知事には、陣営内部からも「各党に配慮して独自色を打ち出しにくいのでは」との懸念がある。内堀氏は各党で姿勢が異なる原発再稼働問題について「知事が直接的に言及する問題ではない」とし、態度を明らかにしなかった。復興政策などで政党や国にものが言えるのか。復興がさらに停滞すれば、消極的支持は一気に崩れるだろう。内堀氏は復興の加速という重い課題を背負っている。【岡田英】

3299チバQ:2014/10/28(火) 00:14:35
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141027ddn002010010000c.html
選挙:福島県知事選 復興政策、争点化回避 自民、統一選にらみ相乗り
毎日新聞 2014年10月27日 大阪朝刊

 26日の福島県知事選で政府与党は、前副知事の内堀雅雄氏(50)の初当選を「復興政策が一定の評価を受けた」と歓迎している。しかし、7月の滋賀県知事選に続く敗北を回避する与野党相乗りで、復興政策への評価が対立軸となるのを避けたのが実情だ。

 自民党の茂木敏充選挙対策委員長は「復興を継続・加速するため、全力でバックアップする」とコメント。公明党の斉藤鉄夫選対委員長も談話で「副知事としての経験と復興への情熱が支持された」と強調した。

 相乗り批判に、政府は「政争する状況ではない」(菅義偉官房長官)と反論してきた。「全員帰還」としていた方針を転換し、除染で出た汚染土などを保管する中間貯蔵施設を福島県内に求めるなどの政策を進め、地元の負担がさらに重くなったという事情がある。

 相乗りには、来年の統一地方選をにらんだ政府と自民党本部の意向が強く働いた。民主党が先に内堀氏支援を決めたこともあり、自民党は全面応援もしにくく、谷垣禎一幹事長は選挙期間中の地元入りを見送った。自民党中堅議員は「負けるわけにはいかなかった。仕方がなかった」と自嘲気味に語った。【水脇友輔】

==============

 ■解説

 ◇県民は消極的支持
 東京電力福島第1原発事故が収束せず、復興が進まない中で行われた福島県知事選。県民は、県政の「刷新」より「継続」を選んだが、復興政策への「信任」ではない。

 原発事故から3年半が過ぎても、県内外に約12万5000人が避難する。完成した災害公営住宅(復興住宅)は計画数の約1割で、農業や漁業などの基幹産業も再生は道半ば。県民が最も望むのは復興への着実なロードマップ(行程表)だ。しかし、初当選した前副知事の内堀雅雄氏の公約には数値目標が盛り込まれず具体性を欠く。内堀氏は各党で姿勢が異なる原発再稼働問題について「知事が直接的に言及する問題ではない」とし、態度を明らかにしなかった。復興政策などで政党や国にものが言えるのか。復興がさらに停滞すれば、消極的支持は一気に崩れるだろう。【岡田英】

3300チバQ:2014/10/28(火) 00:19:05
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141027ddlk07010219000c.html
再生の針路:’14知事選 内堀氏、幅広く浸透 相乗りも政党色抑え 県民は「継承と安定」選択 /福島
毎日新聞 2014年10月27日 地方版

 「刷新」より、「継承」による県政の安定が選択された。震災と原発事故後初めて行われた26日の知事選で、現職の事実上の後継で、無所属新人の前副知事、内堀雅雄氏(50)が初当選した。自民、民主、公明、社民による相乗り支援を受けたほか、市町村長や各種団体の幅広い支援を取り付け、共産と新党改革が支援した前岩手県宮古市長の熊坂義裕氏(62)らに大差をつけた。県議会(57人)で支援しなかった会派は共産のみ(5人)で、県政運営上は安定した勢力図になりそうだ。当日有権者数は159万9962人、投票率は45・85%(前回42・42%)。

 6人の立候補者数は過去最多。現職の佐藤雄平知事(66)が共産党新人を破って再選した前回(2010年)や、佐藤栄佐久・前知事が再選〜5選した選挙(92、96、00、04年)でも与野党が相乗りしている。

 選挙戦で、内堀氏は「県民党」を掲げ、政党色を抑えた選挙戦を展開。連合福島や県農政連、県内全46町村でつくる県町村会から推薦を受けたほか、県議会の共産以外の全会派の県議でつくる支援団体も発足して組織的な選挙を展開した。

 一方、熊坂氏は出身の福島市を中心に支持を広げたが、県内全域に浸透せず、内堀氏への批判票の受け皿にならなかった。前双葉町長の井戸川克隆氏(68)は放射線に関わる情報の公開徹底などを訴えたが、支持が広がらなかった。

 牧師の五十嵐義隆氏(36)、コンビニエンスストア店長の伊関明子氏(59)、建設会社社長の金子芳尚氏(58)は、知名度を上げられなかった。【岡田英】

 ◇内堀氏「復興は自分の使命」
 投票終了直後の午後7時過ぎ、テレビで内堀氏に当確の一報が流れると、福島市方木田の事務所では、支持者が大きな拍手で喜んだ。内堀氏は深々と頭を下げた後「県民の福島の未来、復興に対する熱い期待をしっかりと自分自身の使命として持つ。避難者の生活再建、避難地域の復興にしっかり取り組む」と述べ、震災からの復旧・復興に全力をささげることを誓った。

 また、除染については「県全体の環境回復にとって最も重要な問題」として、「新たな除染の手法を取り入れ、より加速していきたい」と述べた。中間貯蔵施設については「大熊町、双葉町、双葉郡の皆さんと連携しながら、知事も前面に出て広域自治体として取り組んでいく」と決意を語った。

 佐藤知事の実質的な後継者として、自民、民主、公明、社民の支援を受け、「県民党」を掲げて選挙戦に臨んだ。商工会など2000を超える企業・団体から推薦を取り付け、組織力で新人の知名度不足をカバーした。

 選挙戦では、原子力災害からの再生、復興を最優先に取り組むと強調。「原子力に依存しない社会をつくるとともに、原発事故の収束に向けて、国、東電任せではなく、県も主体的に関わっていく」と訴えた。

 また「現場主義」を掲げ、地域ごとの課題に取り組む姿勢を示した。仮設住宅を訪問した際には避難生活が長期化していることをわび、インフラ整備を国や市町村と進めるなどして、安心して暮らせる環境をつくると約束した。【小林洋子】

3301チバQ:2014/10/28(火) 00:19:16

 ◇佐藤知事が祝意
 内堀氏の当選確実の一報を受け、佐藤雄平知事は「心から祝意を表する。県職員として13年半、県政の中枢で働き、副知事としてしっかりサポートして頂いた。これまでの取り組みを更に充実、発展させ、復興を着実に進めていただけると思う」とのコメントを発表した。

 ◇熊坂氏「刷新の風」吹かず
 午後7時過ぎ、「内堀氏当確」の速報がテレビに映し出されると、福島市内の事務所に集まった熊坂氏の支持者らは一様に口をつぐみ、室内は重苦しい空気に包まれた。約15分後に姿を見せた熊坂氏は「(訴えた)政策は県民の皆さんの思いの通りだったと思うが、浸透させることができなかった。本当に私の力不足」と頭を下げた。

 新知事に対しては「県民一人一人に寄り添った県政を展開してほしい」と求め、「私も一県民として、これまでの経験を生かして、復興の役に立っていきたい」と述べた。

 熊坂氏は選挙戦で、政党などの組織に頼らない「草の根」の運動を展開。各地で開いた決起大会でも、「初めて選挙運動に参加した」という友人、知人がマイクを握り、市民目線で支援の輪が広がることを期待した。原発政策では、県外の原発の再稼働についても明確に反対の意思を示し、県民から一定の共感を得たが、「刷新」へ風を起こすには至らなかった。【喜浦遊】

 ◇井戸川氏、支持者落胆の声
 井戸川氏の落選が確実になると、福島市陣場町の事務所に集まった支持者からは落胆の声が漏れた。「時間の短さ、力不足、総合的に私の敗北を認めたいと思う。有権者の皆さんには心からおわびを申し上げたい」と語った。

 井戸川氏は、被災者の立場を代弁する候補者としてアピール。「県民の救済」を掲げ、健康手帳の交付や無料健康診断の実施、放射線量の基準の厳格化、情報公開の徹底を訴えてきた。

 「同じ境遇で苦楽を共にしたい」と、避難先の埼玉県加須市から双葉町民が暮らす福島市内の仮設住宅に一時的に入居。選挙期間中は仮設住宅を100カ所以上回り、「今も続く苦しみから避難者を救いたい」と訴えたが、支持は広がらなかった。【横田香奈】

 ◇過去2番目の低さ 投票率45・85% 明確な争点なく
 知事選の投票率は45・85%で、過去最低だった前回(2010年)の42・42%を上回ったものの、過去2番目に低い結果となった。無所属新人6人の争いとなったが、与野党が内堀氏に相乗りしたため有権者を二分する明確な争点はなく、短期決戦で論戦も深まらずに関心の低下を招いたとみられる。

 避難区域がある市町村では、川俣町を除く9市町村で前回を下回った。最高は檜枝岐村の84・6%、最低はいわき市の37・52%だった。

 過去19回あった知事選の投票率で最高は、佐藤栄佐久前知事が初当選した1988年の81・2%。以降、与野党が相乗りする構図が続き、投票率は低下。前知事が5選した04年は50・76%まで落ち込んだ。現職が初当選した06年は、自民・公明と、民主・社民の推薦候補の一騎打ちで、58・77%に持ち直した。

 期日前投票した人は有権者数の12・6%に当たる20万1791人で、前回よりも4万8246人(31・42%)増えた。【岡田英】

==============

 ◇開票結果=選管最終発表
当 490,384 内堀雅雄  50 無新

  129,455 熊坂義裕  62 無新

   29,763 井戸川克隆 68 無新

   25,516 金子芳尚  58 無新

   24,669 伊関明子  59 無新

   17,669 五十嵐義隆 36 無新

==============

 ◇新知事略歴
内堀雅雄(うちぼり・まさお) 50 無 新(1)

 [元]副知事[歴]自治省行政課▽福井県財政課長▽大蔵省法規課長補佐▽自治省振興課長補佐・地方債課長補佐▽県生活環境部長・企画調整部長▽東大

3302チバQ:2014/10/28(火) 00:19:38
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141027ddlk07010227000c.html
選挙:県議補選・いわき市選挙区 木田氏が初当選 /福島
毎日新聞 2014年10月27日 地方版

 3人で争われた県議補選(いわき市選挙区、改選数1)も26日に投票され、即日開票の結果、新人で自民党いわき総支部事務局長の木田孝司氏(53)が初当選した。

 選挙区の当日有権者数は計27万2353人(男性13万1835人、女性14万518人)。投票率は37・15%だった。

 木田氏は同市出身。航空自衛隊員、衆院議員の秘書などを経て、2000年10月から同市議を1期務めた。今回の選挙では「国とのパイプ」を強調し、いわきの早期復興を訴えた。【栗田慎一】

==============

 ◇県議いわき市区補選開票結果(改選数1)
当 41058 木田孝司 53 自新

  29356 佐藤健一 65 無元

  27094 吉田英策 55 共新

 =選管最終発表

==============

 ◇県議いわき市区補選当選者(改選数1)
木田孝司 53 自 新(1)

 党いわき総支部事務局長[歴]衆院議員秘書▽国士舘大

3303チバQ:2014/10/28(火) 00:21:12
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141027ddlk02010183000c.html
選挙:青森市議選 新議員35人決まる 投票率45.63%、過去最低 /青森
毎日新聞 2014年10月27日 地方版

 任期満了に伴う青森市議選(定数35)の投開票が26日に行われ、35人の新議員が決まった。定数が6議席減る中に44人が立候補する激戦で、当選者の事務所では次々に喜びの万歳が繰り返された。当日有権者数は24万4853人。投票率は45・63%で、前回2010年の47・55%を1・92ポイント下回り、過去最低を更新した。

 立候補していたのは現職36人、元職1人、新人7人。党派別では、自民10人(うち元職1人)▽共産6人▽公明4人(うち新人1人)▽社民3人▽民主1人▽無所属20人(うち新人6人)だった。投票率は低かったが、20日からの期日前投票では、25日までの6日間で2万853人が投票し、前回10年の1万8277人を2500人以上上回った。

 選挙戦期間中、候補者たちは中心市街地活性化や人口減少対策を訴えた。市議会は鹿内博市長との対立が続いているが、今回は、市長が求める現在地での市庁舎建て替えの関連議案が可決された直後の選挙戦で、市長と市議会との関係は明確な争点とはならなかった。

 選挙後の市議会では当面、10月15日に市の「特別報酬等審議会」が市議報酬の8%引き下げを答申したことへの各市議の対応が焦点となる。JR青森駅前商業ビル「アウガ」の経営問題などの課題も年明けにかけて再燃しそうだ。【宮城裕也】

==============

 ◇青森市議選開票結果(定数35−44)
当 4866 花田明仁 62 自現(3)

当 3619 竹山美虎 53 無現(2)

当 3343 村川みどり 41 共現(3)

当 3335 大矢保 64 自現(3)

当 3314 赤木長義 52 公現(3)

当 3312 山本武朝 56 公現(2)

当 3287 橋本尚美 52 無現(2)

当 3202 軽米智雅子 53 公新(1)

当 3061 藤原浩平 68 共現(3)

当 3043 渡部伸広 47 公現(3)

当 2996 舘田瑠美子 67 共現(3)

当 2981 仲谷良子 74 社現(3)

当 2851 奈良岡隆 63 無現(3)

当 2807 天内慎也 40 共現(2)

当 2793 里村誠悦 66 自現(3)

当 2747 中田靖人 43 自現(3)

当 2685 小田桐金三 80 自現(3)

当 2625 木戸喜美男 61 無現(2)

当 2606 丸野達夫 48 無現(3)

当 2595 渋谷勲 64 自元(3)

当 2516 山脇智 32 共現(2)

当 2496 奈良祥孝 54 民現(3)

当 2452 藤田誠 61 社現(2)

当 2422 舘山善也 47 無現(2)

当 2422 小倉尚裕 56 自現(3)

当 2322 秋村光男 67 無現(3)

当 2296 長谷川章悦 65 自現(2)

当 2257 奥谷進 80 無現(3)

当 2213 木下靖 54 無現(3)

当 2178 葛西育弘 48 共現(2)

当 2175 工藤健 57 無現(2)

当 2158 中村節雄 54 無現(3)

当 2138 小豆畑緑 68 自現(3)

当 2097 斎藤憲雄 62 社現(3)

当 2044 中村美津緒 40 無新(1)

  1974 海老名鉄芳 64 無現

  1956 神山昌則 66 無現

  1866 福井寿和 27 無新

  1799 工藤勝 44 無新

  1689 山本治男 57 自現

  1585 福士信幸 46 無新

  1508 笹田隆志 65 無新

  1130 上林英一 64 無現

   237 高坂斉 57 無新

=選管最終発表

3304チバQ:2014/10/28(火) 00:29:42
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201410/20141027_61022.html
<福島県知事選>解説・原発終始踏み込まず

 福島県知事選は、自民、民主、公明、社民4党が相乗り支援した前副知事の内堀雅雄氏(50)が圧勝した。内堀氏は、引退を表明した佐藤雄平知事の後継候補。県民は県政刷新よりも、副知事2期の実績を踏まえた県政の安定を選んだ。
 内堀氏は主要政党に加え、連合福島、県農政連、県町村会など「集票マシン」と呼ばれる組織・団体から手厚い支援を受け、組織力で圧倒した。
 自民党福島県連は一時、「打倒・佐藤県政」を目指し、独自候補を擁立した。しかし、党本部の圧力に屈し、9月に擁立を断念。この時点で既に勝敗は決していた。
 党本部が県連の主戦論を退けたのは、7月の滋賀県知事選で党推薦候補が敗れ、最重要と位置付ける11月の沖縄県知事選に「2連敗」で臨む事態を避けたかったからだ。
 原発問題の争点化を回避したい安倍晋三政権の思惑も働いた。「争点ぼかし」は奏功し、原発再稼働問題や原発輸出の是非が、「レベル7」の原子力災害に見舞われた福島の知事選で争点に浮上することはなかった。
 県内の原発10基については、内堀氏を含む全候補が全基廃炉で一致。福島の知事選とはいえ、地方選挙で国政課題を問えるのかという問題も横たわる。
 ただ、福島第1原発事故で飛散した放射性物質は県境でとどまったわけではない。宮城県では、汚染物質の最終処分場建設をめぐり、住民が激しく反発する事態になっている。
 一度、原発事故が起きれば、影響は県境を越え、広範囲かつ長期に及ぶ。逆もまた真だが、福島県への影響が懸念される東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)や東北電力女川原発(宮城県)の再稼働問題に、内堀氏が言及することはなかった。
 復興のステージに入ったとされる岩手、宮城両県に比べ、福島県はいまだ復旧途上にある。除染廃棄物を保管する中間貯蔵施設問題、震災関連死、子どもの健康管理など新知事の政策実行に猶予は許されない。
(福島総局・桐生薫子)

3305チバQ:2014/10/28(火) 21:16:59
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141028ddlk02010046000c.html
選挙:青森市議選 現職4人が落選 新人当選2人だけ /青森
毎日新聞 2014年10月28日 地方版

 任期満了に伴う青森市議選(定数35)の開票作業は26日午後11時59分に終わり、35人の新議員が決まった。定数6減の厳しい選挙戦に44人が立候補し、元職候補が復活する一方、現職候補36人のうち4人が落選。7新人で当選したのは2人だけだった。注目されていた投票率は45・63%で、前回2010年の47・55%を下回って過去最低を更新、市民の関心は高まらなかった。

 当選者は現職32人、元職1人、新人2人。党派別では、自民9人(元職1人)▽共産6人▽公明4人(新人1人)▽社民3人▽民主1人▽無所属12人(新人1人)だった。

 投票率が下がる一方、20日から25日にあった期日前投票の投票者数は増加。前回比14%(2576人)増の2万853人だった。当選者の一人は「前回以上に支持基盤の厚い自民、公明の候補が支持者に呼びかけた結果だろう」と指摘した。【宮城裕也】

==============

 ◇青森市議選開票結果(定数35−44)
当 4866 花田明仁 62 自現(3)

当 3619 竹山美虎 53 無現(2)

当 3343 村川みどり 41 共現(3)

当 3335 大矢保 64 自現(3)

当 3314 赤木長義 52 公現(3)

当 3312 山本武朝 56 公現(2)

当 3287 橋本尚美 52 無現(2)

当 3202 軽米智雅子 53 公新(1)

当 3061 藤原浩平 68 共現(3)

当 3043 渡部伸広 47 公現(3)

当 2996 舘田瑠美子 67 共現(3)

当 2981 仲谷良子 74 社現(3)

当 2851 奈良岡隆 63 無現(3)

当 2807 天内慎也 40 共現(2)

当 2793 里村誠悦 66 自現(3)

当 2747 中田靖人 43 自現(3)

当 2685 小田桐金三 80 自現(3)

当 2625 木戸喜美男 61 無現(2)

当 2606 丸野達夫 48 無現(3)

当 2595 渋谷勲 64 自元(3)

当 2516 山脇智 32 共現(2)

当 2496 奈良祥孝 54 民現(3)

当 2452 藤田誠 61 社現(2)

当 2422 舘山善也 47 無現(2)

当 2422 小倉尚裕 56 自現(3)

当 2322 秋村光男 67 無現(3)

当 2296 長谷川章悦 65 自現(2)

当 2257 奥谷進 80 無現(3)

当 2213 木下靖 54 無現(3)

当 2178 葛西育弘 48 共現(2)

当 2175 工藤健 57 無現(2)

当 2158 中村節雄 54 無現(3)

当 2138 小豆畑緑 68 自現(3)

当 2097 斎藤憲雄 62 社現(3)

当 2044 中村美津緒 40 無新(1)

  1974 海老名鉄芳 64 無現

  1956 神山昌則 66 無現

  1866 福井寿和 27 無新

  1799 工藤勝 44 無新

  1689 山本治男 57 自現

  1585 福士信幸 46 無新

  1508 笹田隆志 65 無新

  1130 上林英一 64 無現

   237 高坂斉 57 無新

 =選管最終発表、一部地域既報


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板