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東北 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1とはずがたり:2008/10/26(日) 18:15:14

統一地方選スレから東北地方のネタを独立させます。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/l40
合併ネタはこちら
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1066974699/l40
宮城スレもあったけど政治ネタは引き続き此処へ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1212635128/l40
北海道はこちらへ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1223878241/l40

2074チバQ:2011/11/19(土) 14:53:16
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001111100004
3.11後の選択:再生への課題〈4〉
2011年11月10日


「キッズパーク」で遊ぶ子どもたち。屋外で走り回れない福島市の子どもや親にとって貴重な場だ=福島市南矢野目


 ●不安に向き合ってこそ/人口流出止まるか 安心へ行政も全力


 「ダルマさんが転んだ!」。鬼役のスタッフの女性に向かって、子どもたちが一斉に駆け出す。


 「外では一切、遊ばせていないので、うれしそうです」と見守るお父さんの顔もほころんでいる。


 福島市南矢野目の「キッズパーク」。放射線の不安から外遊びを控える動きが続く中、屋内で思い切り体を動かしてもらおうと、スポーツ用品販売大手「ゼビオ」(郡山市)を中心にした企業が財団を設立、運営する。土、日曜はもちろん平日も歓声が響く。


 郡山市では、地元スーパー「ヨークベニマル」が施設・遊具を市に無償提供し、大規模な屋内遊び場が12月に出来る。市も屋内の大型遊具や遊び道具を約500万円で買い、来月から市内で巡回設置する。


 震災後の子どもの心と体の健康について同市に助言している小児科医の菊池信太郎医師は「体力面からもストレスからも、屋外と同じように遊べる施設がぜひ必要だった」と語る。


 両市とも、放射線への不安から「母子避難」による人口流出に悩む。4月以降、福島市からは10月28日現在で小・中学生750人、郡山市からは10月31日現在で1067人が出て行った。ピークは越えたが転出は今も続く。「あらゆる機会をとらえて教育長自らが考えを伝え、安心につなげたい」と郡山市の木村孝雄教育長。両市とも「除染さえ進めば」と期待するが、有効な対策が見つからないのが実情だ。


 県内から全国に散らばった避難者は国の復興対策本部が把握しているだけで約5万8000人に上る。県人口は7月の推計値で、200万人を割り込んだ。


 風評被害も重なり、事業中止や規模縮小に追い込まれる企業も出てきた。東邦銀行系のシンクタンク「福島経済研究所」のアンケートでは、回答企業369社のうち8割近くが、原発事故によって工場の移転や取引停止など、何らかの被害を被った、と答えた。働く場の減少はさらなる人口減にもつながりかねない。


 被災者支援に関わる福島大学の丹波史紀(ふみのり)准教授は「まず生活再建をどうするか。行政も候補者も避難者と丁寧に向き合い、要望を吸い上げることだ。皆さんを決して見捨てないというメッセージがなければ、福島に戻れないどころか、さらなる流出を促すことになる」と指摘する。


 復興計画づくりを進める県企画調整部の野崎洋一部長は「30年続ける全県民健康調査や先進医療の充実によって全国一の健康長寿県にする。安心して住み続けられるビジョンを示す」と言葉に力を込める。(西村隆次)=おわり

2075チバQ:2011/11/19(土) 14:55:28
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001111110004
どう復興 論戦手探り
2011年11月11日


県議選双葉郡選挙区の候補者は、もともとの地盤から遠く離れた地域で出陣式を開いた=10日午前、加藤丈朗撮影(写真の一部を修整しています)
 ●県議選など8選挙告示 ミニ統一選スタート


 除染や放射線からの健康管理、故郷への帰還――。原発事故後の課題にどう向き合うかを問う県議選(定数58)が10日に告示され、88人が立候補した。2町長選、5町村議選も告示され、大熊町長選は現職と新顔の一騎打ち、浪江町長選は現職の無投票当選が決まった。県内外に多数の避難者を抱えた手探りの選挙は20日に投開票される。



 ●散り散り候補者奔走/県議選 無投票は5区7人


 双葉町から約200キロ離れた埼玉県加須(かぞ)市。臨時町役場をおく高校旧校舎の「社会科準備室」が、町議選の届け出会場となった。教室の半分ほどの部屋は、午前8時半の届け出開始前から、候補者や選管職員でごった返した。


 避難先の福島市から車を運転して来た候補者は、受け付け開始に間に合わなかった。「朝5時に出て焦って運転してきたのに残念だ」。とんぼ返りで福島市に戻った。候補者13人の避難先は、山形県や東京都などに散らばっている。


 15万人以上が県内外で避難生活を続ける中、始まった八つの選挙の届け出会場は、県議選が県内17カ所、2町長選と5町村議選は、避難先の仮役場6カ所。


 県議選では震災後、復興策や原発政策をめぐって10人が名乗りを上げた。候補者計88人は、23選挙区あった1991年以来の多さだ。現職議員9人が引退、新顔は前回より15人増えた。須賀川市では16年ぶりの選挙戦に突入するなど、無投票も前回の9選挙区から5選挙区に減った。


 前回無投票だった田村市・田村郡選挙区では、定数2に5人が受け付け開始と同時に届け出た。七つ道具を受け取って「みんなが待っているから」と、小走りに玄関に向かった。


 会津若松市内の仮設住宅に暮らす大熊町の無職の男性(83)は「仮設暮らしが続いて、みんな精神的にまいってる」という。「これまでと状況が違うんだから、今度の選挙で当選する人の責任は重大だ。ボヤボヤしてると町がなくなっちまう」と話した。


 ○5町村議選も選挙戦に突入


 県議選との同日選となった大熊町、双葉町、広野町、川内村、葛尾村の町村議選は、いずれも定数を上回る届け出があり、選挙戦に突入した。5町村で定数計52に対し、候補者は計69人。いずれも20日に投開票される。

2076チバQ:2011/11/19(土) 14:56:50
 ●除染・雇用・賠償 各党訴え


 □県議選激戦区


 福島市区の民主新顔は出陣式で、「子どもが避難している人から、帰った方がいいのか、帰らない方がいいのかと質問された。私たち自身でできる被曝(ひばく)対策も必要だが、中間貯蔵施設を県内に造り、本格的な除染を早く始めるべきだ」と訴えた。支援組織の代表も「働く者は失業、雇用不安でおびえている。県議会で力を発揮して、雇用を創出してほしい」と激励した。


 郡山市区の自民現職は事務所前で第一声をあげた。「県民は今なお放射能との戦いを強いられている。復興は国にぶら下がっているだけではダメだ。中間貯蔵施設が30年なんてバカなことあるか、長くて10年だ」と佐藤雄平知事の姿勢も批判しながら、「子どもを守り、産業を守るため、10年、20年先を見据えた復興の道筋をつける責任が私にはある」と訴えた。


 「大事なのは除染。国にその体制ができていない。総力をあげて取り組む必要がある」と福島市区の公明現職は強調した。「特別立法をつくって中小企業や農林漁業の再生に道筋をつけてもらい、世界に誇れる美しい福島を実現したい」とも話した。井上義久幹事長も応援に駆けつけ、「どう復興するかが問われる大事な選挙。あと一押しで勝たせてほしい」と求めた。


 返り咲きを目指す、いわき市区の共産前職も演説の大半を原発問題に費やした。「原発のない社会を子どもたちへ。この願いを私に託していただきたい」と語り、徹底した除染や被害の全面賠償を求めると訴えた。「原発事故直後の県議選は全世界から注目されている。県議会に送り出し、大きな動きを作らないと日本は変わらない」と呼びかける応援演説もあった。


 郡山市区の社民新顔も長年の党の方針である「脱原発」を強調した。「子どもの健康被害に対処する。全ての原発を廃炉に。そうでないと県民の健康、命は守れない。財産も吹っ飛んでしまう」と声を大きくした。TPP交渉参加にも反対姿勢を明確に。「農業、商業、工業、医療に介護までが大変なことになる。暮らしを守るため、党の議席を失うわけにはいかない」


 会津若松市区のみんな新顔は、「原発事故が収束せず、風評被害が生活に打撃を与えている。未来の子どもたちを守るため、勇気と力を持って人生かけて戦います」と声を震わせた。同党の小熊慎司参院議員は戊辰戦争を戦った新島八重に候補をたとえ、「『平成の八重』を県政に送り届け、震災を克服しよう。100年安心の県政ができます」とあいさつした。

2077チバQ:2011/11/19(土) 14:57:07
 ●遊説集中 仮設鉢合わせも


 □双葉郡5陣営


 原発事故で住民のほとんどが避難を強いられている双葉郡選挙区(定数2)には、5人が立候補した。選挙戦初日、候補者は双葉郡への住民の帰還や除染について、それぞれの考えを訴えた。住民が各地に散らばり、遊説先は仮設住宅に集中している。


 元衆院議員秘書で、無所属新顔の青木敏孝氏(40)は、郡山市内の仮設住宅内で第一声を上げた。


 高濃度の放射性物質に汚染された地域が多い双葉郡の除染について、「除染してもすぐに線量が戻ると後ろ向きな人もいるが、私は前向きだ。どうなるか分からないが、とりあえず動いてみて、戻ったらまた除染すればいい」と訴えた。


 元富岡町職員で無所属新顔の白土正一氏(62)は同町の避難者が多い、いわき市内の仮設住宅を最初の遊説先にした。


 「現在の除染では、飲み水も安全になる保証はない。子どもたちを内部被曝(ひ・ばく)から守るには、すべての環境が安全になるまで、長い間帰れないと考えられる」と述べ、生活支援を国や県に求めたいとした。


 元中学教諭の社民新顔、遠藤陽子氏(61)も、いわき市内の仮設住宅で第一声。「私たちが故郷に帰るには脱原発、廃炉。これがなければ帰ることはできない。未来を担う子どもたちの生活を安定させるためにも脱原発、廃炉を訴える」


 自民現職の吉田栄光氏(47)は二本松市で出陣式後、市内の仮設住宅を回った。「我々がいつ帰れるのか、国にはっきりさせる。国は帰るのを決めてから除染をしているが、順番が違う。除染が進んでから帰るべきだ」と民主政権への批判を強めた。「発災前の双葉郡に戻す覚悟がある」


 民主現職の坂本栄司氏(56)はいわき市の選挙事務所で出陣式をした。「帰還するのにこれから長期間かかる地域も見込まれる。やはりふるさとの近くに住みたい方、新天地で新しい生活を送りたい方、その両方のみなさんの希望にそえるようにしていくのが、県政の課題だ」と述べた。


 双葉郡の住民は県内外の借り上げ住宅や、県内全域に点在する仮設住宅で暮らしている。借り上げ住宅については、どこにどれくらいの双葉郡内の有権者が暮らしているのか、候補者側には分からない。このため遊説先は、仮設住宅に集中しがちだ。


 郡山市内の仮設住宅で、2陣営の候補者がかち合う一幕もあった。


 これまでの選挙では、複数の候補者が、同時に演説をしないようにスケジュールのすり合わせをすることもあったという。だが今回は、それもできない。ある陣営の幹部は「仮設しか行くところがない以上、鉢合わせになるのはしょうがない」とあきらめ顔だ。

2078チバQ:2011/11/19(土) 14:57:34
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=0700000111112000541
3.11後の選択:県議選激戦区を歩く
2011年11月12日


告示前、候補者に線量計の測定結果を見せられる有権者=会津若松市七日町





 ●線量計手に共感広げ/無党派層取り込みかぎ


 「毎時0.16マイクロシーベルト。大丈夫ですね」。告示前の9日、民主現職の宮下雅志氏は有権者の家を訪ね、庭や側溝付近の放射線量を測った。9月から線量計を持って1千軒以上を回り、東京電力への損害賠償請求も手伝った。同党の渡部恒三衆院議員の後援会に支えられる宮下氏だが、「4年前と違い、民主に風は吹いていない」と危機感を強める。その分、線量計を仲立ちにした有権者との結びつきに期待する。


 公務員の労働組合「自治労」などが支える社民新顔の小川右善氏も告示前まで線量計を持って支持者以外の家を回り、除染のアドバイスをした。陣営は「有権者の不安に寄り添う姿勢に無党派層の共感を期待したい」。12日、福島瑞穂党首が応援に駆けつける。


 共産新顔の原田俊広氏は、党や友好団体が震災後に展開したボランティア活動や、原発の廃炉を目指す勉強会などを通じて「党への理解や共感は広がっていると思う」と話し、8年ぶりの議席奪還を目指す。


 市中心部を地盤とする自民現職の平出孝朗氏は、県連政調会長として風評被害対策や復旧支援に取り組んだ実績を後援会で訴えてきた。選挙事務所には「今こそ先頭に立ちます」と大書き。陣営幹部は「支持者には、無党派の知人に『強いリーダー』と印象づけて支持を広めて欲しい」。


 もう一人の自民候補者で新顔の石村善一氏。農業団体の支援を受け、風評被害対策に取り組む姿勢を強く打ち出す。市中心部を除く農業地域を重点に回り、平出氏とのすみ分けを図る。陣営幹部は「会津の農業を守るという主張が響くのは決して農家だけでない」。


 一方、「無党派層の取り込みよりも組織固めを重視している」(選対幹部)のが民主現職の渡部譲氏だ。前回は東北電力労組の全面支援でトップ当選。だが、原発事故で電力業界への風当たりは厳しい。推薦を受ける連合福島加盟の労組員らの結束を強め、個人後援会を引き締める。


 保守層の支持者が多い民主、自民の候補者が警戒するのが、みんな新顔の水野さちこ氏。唯一の女性候補だ。昨年の参院選比例区で、同党は市内で約1万8千票を得た。陣営幹部は「この票をいかに守るかが課題。我々は2大政党への不満の受け皿になれる。無党派の有権者には最も新鮮に映るはずだ」。15日、渡辺喜美代表が駆けつける。


 公明は自主投票の方針だが、市議選で6800票余を集めた組織力を頼り、自民とみんなの計3陣営が選挙協力を求めている。


 会津若松市では8月の市長選や市議選の投票率が過去最低だった。各陣営は県議選も低調と予想、無党派層の取り込みが勝敗を左右するとみる。(池田拓哉)


    ◇


 原発事故に端を発する課題が山積する中、県議選でどんな論戦が繰り広げられているか、激戦区を見る。

2079チバQ:2011/11/19(土) 14:58:02
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001111140005
3.11後の選択:県議選激戦区を歩く
2011年11月14日

選挙戦初日、演説の後、笑顔の有権者らに握手を求める候補者=いわき市


 ●〈2〉いわき市(定数10−候補者数15)
   低い関心 投票率に影/「みんな」参戦どう影響


 「有権者とひざつき合わせた話し合いがしたい」。自民現職の青木稔氏は告示前、自陣幹部に要請した。市内各地で、自ら「初めての経験」という30人前後の「ミニ集会」を重ねる。


 震災後、有権者の間でさらに強まった「政治不信」「政党不信」を、有権者との身近な会話で払拭(ふっしょく)したいとの思いが背景にある。「7選を目指す大ベテランが、相当の危機感を抱いている」と陣営幹部は驚きを隠さない。


 いわき市区は県内で最も多い定数10に15人が立った。しかし震災で大きな被害を受けた同市内では有権者の関心を呼び覚ましてはいない。そのため「投票率は前回より10ポイント近く下がり、45%に届くかどうか」と予想する陣営も多い。


 合併前の地域間に「壁」が残り、地盤を固めた上でどう全市へ浸透するかがカギだ。各陣営はそれぞれの地盤を中心に回りながら選挙への関心を呼び起こそうと必死になっている。


 自民はほかに、4選を目指す清水敏男氏、再選を狙う斉藤健吉氏、2009年の補選で初当選した阿部広氏、新顔の矢吹貢一氏と鈴木智氏の計6人を立て、「全員当選で県議会過半数につなげる」と意気込む。


 民主は3選を目指す佐藤健一氏、09年の補選で初当選した古市三久氏、新顔の鳥居作弥氏の3人を擁立し全員当選をねらう。ただ、「有権者の厳しい目が向けられている」という意識は、両党に共通している。


 「定数は10。でも実質は七つのいすを巡る争いになるかもしれない」。告示前、そんな声も多くの陣営から聞かれた。


 投票率が低くなると、前回1万7千票余りを獲得して2位当選した公明現職の後継の新顔、安部泰男氏とやはり固い支持層が支える共産の2人が有利……。そんな見立てからだった。


 その構図に微妙な影を落としたのが告示2日前に発表された、みんなの党新顔の青木喜三郎氏の擁立だ。昨年の参院選、みんなの公認候補はいわき市内で共産候補を上回る1万4千票余りを集めた。民主、自民の2大政党に不信感を抱く有権者の受け皿を目指す。


 最下位当選が1万170票だった前回、共産候補は2人で計2万3千票近くを取ったが、6割以上を集めた宮川えみ子氏が初当選、再選を目指した長谷部淳氏は次点に甘んじた。「共産以外の候補者と徹底的に競い合うことで得票を重ねたい」(地区委員会)と同じ2人の当選を目指す。


 社民を離党し、無所属で5選を目指す西丸武進氏の陣営には、中小企業や零細企業からの支援が寄せられている。陣営幹部は「社民時代はなかったこと」としつつ、後援会組織の引き締めを図っている。


 初挑戦の長谷沼邦彦氏は「子どもを内部被曝(ひばく)から守る」などと訴えている。(江川慎太郎)

2080チバQ:2011/11/19(土) 14:58:44
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001111150005
3.11後の選択:県議選激戦区を歩く
2011年11月15日








 ●最多6党しのぎ削る/「横一線」で党首応援も/<3>郡山市(定数9−候補者数12)


 「国が守らないなら、オレが県民を守る、となぜ言えないんだ」。告示日の第一声で、自民現職の佐藤憲保氏は佐藤雄平知事にそう直言した、と声を張り上げた。原発推進に協力してきた責任を認めて謝罪、「震災時の議長として復興の道筋をつけるのが私の使命」と5選へ意欲を見せた。


 郡山市選挙区は県内で最も多い6党が候補を立てた。新顔のうち2人は初めて選挙に挑む30歳代。各陣営とも「ほぼ横一線」と口をそろえる。自民を除く4野党の党首も応援に入り、選挙戦は熱を帯びてきた。


 自民は現有5議席の維持を目指している。


 現職の柳沼純子氏は「震災前の県、郡山に戻すため、全力をあげる」と3期目への抱負を語る。やはり3期目に挑む長尾トモ子氏は「子どもを放射能から守る」と健康被害調査、医療センター創設を訴える。


 初挑戦だった前回、3位当選の勅使河原正之氏は市中心部が地盤で、「医療都市・郡山」の実現を呼びかける。新顔の山田平四郎氏は地元の田村町と西田・中田の通称「三田」を重点に、子育ての環境整備や農業政策を掲げている。


 現有の1議席から一気に2議席増を目指し、攻勢に出ているのが民主だ。


 現職の吉田公男氏は「災害ボランティアが政治の原点」。それだけに災害対応の遅れには悔しさをにじませる。中間貯蔵施設は「まず東電と政府が悩むべき問題だ」と強調する。


 新顔の佐久間俊男氏は告示日に出身の東北電力近くの公園で、「公園に子どもの笑い声を取り戻す。除染なくして復興なし」と訴えた。もう1人の新顔椎根健雄氏は若さを強調、特区をによる減税を生かした企業誘致などを掲げる。


 公明現職の今井久敏氏は15歳以下の医療費無料化などを掲げ、「原発に頼らない県土作り」を主張する。除染のスピードを上げるには県内への中間貯蔵施設設置はやむなし、の立場だ。


 これに対し、「中間貯蔵施設は県外に」と主張するのは引退議員の後継を託された社民新顔の八重樫小代子氏。「福島県を自然エネルギーの発信地にしよう」と訴える。


 共産現職の神山悦子氏は「国や東電にはっきりモノが言えるのは企業献金も政党助成金も受けていない共産党だけ」と強調。電力会社には「原発埋蔵金」があるとして、精神的負担も含めた全面賠償に充てさせる、と力をこめる。


 これら3党の1議席死守をかけた戦いに震災後、加わったのが、みんなの新顔辻雅彦氏。「地域主権、しがらみのない政治を実現させよう」と若さを前面に、無党派層への浸透を図る。


 9月の市議選の投票率は過去最低を10ポイント近くも下回る43.10%。各陣営とも有権者の関心の度合いにも気をもむ。(西村隆次)

2081チバQ:2011/11/19(土) 14:59:17
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001111160005
3.11後の選択:県議選激戦区を歩く
2011年11月16日
 ●長年の均衡崩れ混戦/新顔ら奮闘、現職引き締め/<4>須賀川市・岩瀬郡/田村市・田村郡


 ◇須賀川市・岩瀬郡


 「『宗方は大丈夫』と思われるのが一番怖い」。11日夕、須賀川市中心部の商店街を回った民主現職の宗方保氏は、旧知の支持者が営む菓子店でこぼした。


 旧須賀川市区としては16年ぶり、旧岩瀬郡区は8年ぶりの選挙戦。現元新の5人が3議席を争う。


 須賀川市では、市議を3期務めた宗方氏にかなわない。そんな声が他陣営から出る同氏の陣営幹部は「玄葉光一郎外相のおひざ元でトップ当選以外はあり得ない」。気の緩みを最大の敵として引き締めにかかる。


 自民現職の斎藤健治氏は、町議を21年務めた鏡石町をはじめ岩瀬郡での知名度は揺るがない。郡部を中心に選挙前からミニ集会を重ね、須賀川市での活動も強化。「原発廃炉と再生可能エネルギーの推進に尽力する」と訴える。


 「役人も政治家も復興の力になっていない」と指摘する川田昌成氏は10年ぶりの返り咲きを狙い、「ふるさと再生への思いは負けない」と強調。復興と除染に全力を尽くすと訴える。


 新顔の円谷哲司氏は震災後、被災者支援のために中断していた毎朝夕の街頭演説を9月から再開。「除染で安心な生活を取り戻し、子どもたちに明るい未来を」と力を込める。


 鈴木公成氏は市議からの転身を図る。事務所は設けず、ポスターは家族ら10人ほどで掲示。放射能問題の責任徹底追求などを公約に自転車で選挙区内を回る。


 ◇田村市・田村郡


 12年ぶりの選挙戦。前回までは有権者の多い旧船引町と三春町からそれぞれ民主、自民の候補が立ち「地域も政党もバランスが取れていた」(地元陣営)が昨年末に民主現職が急逝。新顔が次々名乗りを上げ、5人による混戦となった。


 「玄葉は玄葉。樽井はTPPには慎重だ」。死去した民主議員と同じ旧船引町が地盤で、地元出身の玄葉光一郎外相の元秘書、樽井義忠氏。台風の目との周囲の視線をよそに、陣営は外相が推進するTPP(環太平洋経済連携協定)交渉参加の影響を気にかける。


 長年、三春町議を務めた三瓶正栄氏は、16年ぶりの県議選挑戦。同じ三春が地盤の自民現職渡辺広迪氏と地元票を分け合うことになるが、民主推薦を得たことで追い風に期待する。


 5選をめざす渡辺氏は、選挙区全体が農業地域であるだけに、党本部がTPP交渉参加反対を明確にしたことや地域代表としての実績を訴える。


 先崎温容氏は37歳の若さが売りだ。大学生の時に旧滝根町議となり、荒井広幸・現参院議員の選挙戦を手伝うなどしてきた。ニューリーダーの必要性を訴え、小野町などを中心に浸透を図る。


 本田仁一氏は新顔の中で出馬表明が最も早く、党派色の薄さを前面に足で浸透を図る。他陣営は「当選ラインが下がると、薄く広く集票する怖い存在」とみている。(小沢邦男、渡辺康人)

2082チバQ:2011/11/19(土) 14:59:46
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001111170005
3.11後の選択:県議選激戦区を歩く
2011年11月17日





 ●引退議員票 獲得競う/旧飯野町へも浸透図る/<5>福島市(定数8―候補者数11)


 「事務所がうちの3軒隣なので、参りました」


 8期務め、今期で引退する無所属望木昌彦氏(74)は、告示前の8日開かれた候補者の総決起大会で応援弁士として壇上に立った。


 過去に自民公認で当選したこともある。2003年は1万7782票を獲得してトップ当選、前回も1万1871票で4位。後継者は出さなかった。


 定数8に対し、11人がしのぎを削る激戦区。「望木票」に、多くの陣営が触手を伸ばしている。


 望木氏が地盤にする市西部地域には、自民前職の西山尚利氏、新顔の佐藤雅裕氏、民主現職の石原信市郎氏、新顔の大場秀樹氏がそれぞれ事務所を構える。


 前回、苦杯をなめた西山氏は雪辱を期す。事務所を望木氏の自宅近くに開設した。「望木先生の票をいかに多く持ってくるか。それが最大の戦略だ」と語る。


 佐藤氏は元衆院議員の義父の地盤を継ぐ。新顔とはいえ、09年11月の福島市議補選に初挑戦し4万票余りを獲得した。望木氏の票にも「アプローチしたい」。


 石原氏は、衆院選を2度戦った知名度に加え、親族の衆院議員がたびたび駆けつけてテコ入れしている。党派を超えて望木氏の支持者の取り込みも図る。


 前回、初挑戦で涙をのんだ大場氏は連合の支援を得て再挑戦。「望木票」が自民の4人に均等に入ることを警戒している。


 自民はほかに現職の桜田葉子氏、新顔の丹治智幸氏を擁立する。桜田氏は市北部を中心に固い支持基盤がある。商工会関係などの支援も得て市南部にも支持を広げる。


 丹治氏は、市南部の松川町が地元。市議時代の支持者や、任期中に死去した議員の支援者を中心に後援会を組織した。


 民主は現職の高橋秀樹氏を合わせて3人を立てる。高橋氏は、出身母体のNTTの労組など連合の支援を受ける。企業回りや個人演説会などをこなして組織固めに力を入れる。


 公明現職の甚野源次郎氏は、盤石な党支持組織がある。選対は「少しは来てもらえれば」と望木氏の支援者も取り込み、支持拡大を図っている。


 共産新顔の宮本しづえ氏は、福島市議連続7期の経験で知名度がある。陣営は地元・渡利地区などで放射線量を独自に測定、チラシにして配るなどの活動でアピールし、「原発ゼロ」を訴える。


 社民新顔の紺野長人氏は、引退する現職の後継として連合の支援を受け、組織固めに力を入れる。「脱原発を言い続けてきた」と他党との違いを強調する。


 無所属新顔の佐々木慶子氏は「反原発」を掲げて支持を訴える。


 今回、候補者たちが新たに獲得を目指すのは合併で加わった旧飯野町の票だ。有権者5千人余り。候補者たちは商工関係者や知人などを通じて浸透を図っている。(鬼久保幹男)

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2083チバQ:2011/11/19(土) 15:00:27
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001111180005
3.11後の選択:県議選激戦区を歩く
2011年11月18日
●主張届けるのに苦心/避難者を追い他県へも
 〈6〉双葉郡(定数2―候補者数5)


 楢葉町民約400世帯が住むいわき市の仮設住宅前で、社民新顔の遠藤陽子氏は声を張り上げた。「ぶれない精神で、脱原発どころか廃炉にしなければふるさとに戻ることはできないと思っております」


 福島第一、第二原発を抱え、原発とどう向き合うかが問われる双葉郡選挙区。廃炉を強調するのは、県内の全原発の廃炉を求める請願を県議会が採択し、違いが見えにくくなる中、他の候補者との違いを鮮明にする狙いがある。


 住民が県内外各地に分散し、各陣営とも自分の主張を届けるのに苦労している。遠藤氏は昨年まで務めた富岡町での中学校教員の経験を生かし、子どもの教育や健康を守ると訴えて、郡内の有権者が住む仮設住宅などを広く回る。


 浪江町が地元の自民現職吉田栄光氏の陣営は、できるだけ多くの有権者にアピールできるよう、比較的多くの町民が避難している二本松市など6カ所に事務所や連絡所を置いた。


 それでも、悩みは尽きない。これまでの選挙では、郡内の自民党系町村議が支持を広げるために動いていたが、今回は5町村議選が同じ日程で行われる。陣営幹部は「自分の選挙を抱えているから、通常なら動いてくれるはずの人が動けない」とこぼす。


 富岡町出身で民主現職の坂本栄司氏は、双葉郡南部が地盤だ。同町や楢葉町などの仮設住宅があるいわき市に事務所を構えた。


 前回は「南部から県議を絶やしてはならない」と訴えたが、今回は地盤が重なる遠藤氏や無所属新顔の白土正一氏との違いを際立たせようと、「経験と実績の坂本」と訴える。東電労組や自治労の支援を受け、支持拡大を目指す。


 白土氏は富岡町職員34年間のうち約10年間は原発行政に携わり、生活環境課長も務めた。遊説も、同町の有権者が住む仮設住宅などを中心に進めている。


 「長く住民の声を直接聞けるところで仕事をしてきた。原発事故で住民が苦しんでいる今こそ、経験を生かしたい」と話す。


 浪江町出身で無所属新顔の青木敏孝氏は組織に頼らない草の根選挙を展開。「知名度がない分、一人でも多くの人に知ってもらう必要がある」と、埼玉県加須市や東京都江東区など県外にも足を運ぶ。


 原発事故の早期解決や企業誘致を掲げ、若さを生かして動き回るが「半分は移動にとられてしまう」。


 回りきれない避難先に浸透するには――。ある陣営は、費用対効果を考えて選挙はがきの送付を見送った代わりに、選挙公報に経歴や両親の情報も紹介し、口コミが広がる効果を狙う。町長選、町議選とのトリプル選挙になる大熊町は投票率が高まるとみて同町を重視する陣営もある。


 一票でも多く、積み上げる努力が続く。(井上亮、川口敦子、小島寛明)=おわり

2084チバQ:2011/11/19(土) 15:02:11
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/feature/fukushim1320330296007_02/news/20111105-OYT8T00085.htm
原発と県議会
(上)安全性 監視役果たせず


原発の廃炉を求める請願の採決で、「賛成」の意思を示すため起立する県議ら(10月20日、県議会で) 「まさかそんなことが」と議場の出席者は思っただろう。2005年2月28日、県議会2月定例会の一般質問。前年12月に起きたインドネシア・スマトラ沖地震の被害を引き合いに、共産党の長谷部淳氏が原発の耐震安全性を質問していた。

 「原発立地地域で大地震や大津波があった時に、原発が大事故を起こして大量の放射性物質を外部にまき散らすことで、地震災害と大規模放射能災害とが増幅し合う人類未体験の破局的災害は、何としても避けなければなりません」――。

 スマトラ沖地震の惨禍を受け、内閣府が津波避難ビルの指針策定に乗り出すなど、国内で津波に備える動きが出ていた時期だ。だが「原発と共存共栄」との考えが支配的な県議会では、海外の地震を受け県内原発の安全性を再チェックしようという空気は希薄だった。

 県の答弁もそっけなかった。「津波は福島第一原発では最高水位が5・4から5・7メートル。大余震や津波の影響は、新たな知見が得られた際に検討が行われていると聞いております」。当時の生活環境部長はそう答えている。

 津波への根本的な対策がとられることのないまま、質問の6年後、恐れていたことは現実になった。

 県議を5期務めた県民連合の古川正浩氏も、原発の危険性を指摘してきた一人だ。だが、質問のたびに「『何を言っている』『妄想ではないか』と、毎回冷ややかに見られた」と振り返る。

 昨年9月10日、福島第一原発3号機にウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料を使うプルサーマル計画の受け入れでも、県議会は県の判断を「尊重する」と認めた。

 事故を受け、県議会は原発への姿勢を180度転換した。10月20日、「県内すべての原発の廃炉を求める」とする請願を採択。前日の企画環境委員会では「県の方針が出ないうちに廃炉に賛成できない」と慎重な議員もいたが、結局、廃炉をまだ明言しない県の先を行く異例の展開になった。請願は共産党系の団体が提出したが、自民党のベテラン議員は「共産党の請願を我々が賛成するのは記憶にないが、差別はしない」と言い切った。

 与党系会派と野党系会派との冷戦ムードは吹き飛んだ。しかし、事故を防げなかった事実は消えない。「県議会がチェック役を果たせかと言われれば、果たせなかった。果たせていれば、事故はない」。古川氏は唇をかんだ。

(2011年11月4日 読売新聞)

2085チバQ:2011/11/19(土) 15:02:53
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/feature/fukushim1320330296007_02/news/20111105-OYT8T00073.htm
原発と県議会

(中)存在感に不安募る
東日本大震災復旧復興特別委員会で、佐藤知事ら県側答弁を聞く県議ら(手前側)(10月18日、県議会第1特別委員会室で)  県議らの言葉の端々から、やり場のない怒りがにじみ出た。9月7日、県議会は福島第一原発事故を起こした東京電力の西沢俊夫社長ら幹部を、全員協議会に呼んだ。「県民10万人が不安の中で避難している。それだけの事故を起こして(事故原因調査は)『検討中』ですか? 対応があまりに遅い」。県議が問いつめると、「本当だ」とヤジが飛んだ。「事故を起こしてしまい申し訳ない。当事者の責任は重々感じている」。社長は小さな声で謝るしかなかった。

 だが、県議らも、選挙区に戻れば有権者から「除染への対応はどうなっている」と迫られる立場になる。9月14日の県議会自民党の会議は、地元の不満を県議が県にぶつける光景が繰り広げられた。「県道や一部の河川敷は県の管轄だ。住民が除染に取り組んでも、県がやらなければ進まない」「どうして県が率先して取り組まないのか」。県の担当者は「基本的には各市町村が除染計画を策定し、県は連携する」と答えたが、県議らは納得しない。

 放射性物質に汚染された土壌などを保管する中間貯蔵施設では、「県が主体的に(立地場所を)示さなければできない。県が『こうしたい』と言うべきだ」との質問が出た。県の部長が「何を持っていくのか明らかにされない中で、『今検討しろ、今方針を示せ』と言われてもなかなか難しい」と答えると、県議は「そういうのを詭弁(きべん)と言うんだ」。怒りは収まらなかった。

 仮置き場の設置や除染計画の策定は市町村、中間貯蔵施設の計画は国の主導――。有権者から様々な要望を受ける県議には、「県の主体性が見えない」という不満が渦巻く。

 県議ももどかしさを感じている。ある若手県議が支援者に配った日誌には、震災後の活動がびっしり書き込まれている。震災と原発事故が起きた3月は避難所への慰問や被災地の視察。4月は内閣府や文部科学省などに被災状況を伝えて要望活動を実施、5月は葛尾村の酪農、畜産農家と意見交換……。

 だが震災後、知事や市町村長の対応が注目を浴びるのに比べ、県議の存在感が増したとは言い難い、と感じている。この県議は「これまでの実績を訴えて勝負するしかない」と語る。

 震災後半年間の活動を、どこまで有権者は評価してくれるか。中堅県議の一人は「いつも選挙は大変だが、今回は特に不安だ」と語る。多くの県議が歯がゆさを抱えたまま、選挙戦を迎える。

(2011年11月5日 読売新聞)

2086チバQ:2011/11/19(土) 15:03:39
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/feature/fukushim1320330296007_02/news/20111106-OYT8T00947.htm
原発と県議会
候補予定者の集会で気勢を上げる参加者(6日、福島市内で) 原発事故後、県議選の争点は当初予定されていた4月の時点に比べて一変した。

 「(3月に)用意したパンフレットに書いたことは、全部言えなくなった。それだけ福島は違う町になったんです」。民主党の新人候補予定者は10月中旬、自身の事務所開きで開口一番に訴えた。「子供がキノコ狩りをして河原で遊び、天気のいい日は布団を干す。当たり前の生活を何とか取り戻したい」。10分余りのあいさつは、除染の推進と再生エネルギー整備を目指す内容に終始した。

 4年前の前回選では、所得格差の是正や福島第一原発のプルサーマル計画受け入れの是非などが主な争点だった。震災前も、県職員削減や少子化対策といった課題が浮かんでいた。そうした課題は影を潜め、今回の選挙で候補予定者の多くが公約に掲げるのが、原発事故に関する事柄だ。各候補予定者が除染などに訴えの多くを割くため、福祉や少子化対策、雇用といった訴えは2番目以降になりがちだ。

 だが、「『脱原発』ではみんな同じだ」(民主党ベテラン県議)。原発事故で県政の主要課題の一つだった原子力政策が、争点になりにくいという皮肉な構図となっている。多くの候補予定者が有権者の反応を気にかける。

 候補予定者の主張が似通う分、実績を持たない新人も厳しい選挙戦を強いられる。自民党の新人候補予定者は連日、集会をこなす日々だが、手応えをつかみかねている。

 これまでの政治活動と比べ、有権者の関心の低さを感じることがある。あいさつしても「うちはいいです」と断られたり、あいさつだけの場面で現状への不満を訴えられたりする。「『震災から8か月たつのに議員は役に立っているのか』と思われている。原発事故前は、顔見知りであれば『何とかよろしく』で済んだが、今回は主張を聞いて判断される」と話す。

 福島大の功刀(くぬぎ)俊洋教授(地方政治論)は、「県議会はこの20年間目立った政策論争はなく、(2009年の)政権交代後もこうした論争をするチャンスを逸した。原発事故後も『脱原発』で再び『オール福島』になった。『県議は地域の利益代表』という側面が幅をきかせ、政党別の違いも出にくい」と手厳しい。

 有権者の声を聞き、きめ細やかな政策を訴えることから、復興の議論は始まる。

 (この連載は池上由高、小沼聖実が担当しました)

(2011年11月7日 読売新聞)

2087チバQ:2011/11/19(土) 18:45:06
http://www.minpo.jp/view.php?pageId=4107&amp;blockId=9908420&amp;newsMode=article
当落線上で激しい攻防 県議選、各陣営が浮動票を狙う 
 第17回県議選は20日、投票が行われる。無投票の5選挙区を除く14選挙区の立候補者は10日の告示以来、舌戦を繰り広げてきた。福島、郡山、いわき、会津若松など都市部を中心に票の動きが読みにくい混戦となっており、最終盤まで当落線上で激しい攻防が続いている。各陣営は街頭運動最終日、繁華街などで遊説し浮動票の取り込みを目指す。
 福島市は現職3人が引退し新人6人が立候補したことで、有権者の支持動向が流動化している。最終日は新たに選挙区に加わった旧飯野町に選挙カーを入れ、票の開拓を目指す動きもある。
 郡山市は複数の候補が当落線上に並ぶ。最終日は浮動票を狙い市街地で演説をしたり、引退する自民現職の地盤の東部に的を絞り遊説する候補者もいる。
 いわき市は立候補者15人のうち7人が元職と新人。各陣営とも有権者の関心は高まっていないとみて、自らの後援会や支援団体を引き締めている。
 会津若松市は4つの議席を7人で競う。各陣営は最終日、それぞれの地元を中心に遊説し追い込みをかける。
 双葉郡の候補者は、いわき市や郡山市、二本松市の仮設住宅で支持を訴える。定数3の伊達市・伊達郡、定数2の二本松市、田村市・田村郡、定数1の南会津郡、河沼郡なども激戦で、情勢は最後までもつれそうだ。

■9選挙もあす投票
 20日は大熊町長選と、相馬、川俣、広野、川内、大熊、双葉、葛尾、新地の8市町村議選の計9選挙も投票が行われる。

(2011/11/19 10:05)

2088チバQ:2011/11/20(日) 12:21:41
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1079/20111115_04.htm
決戦明暗―検証・宮城県議選(上)低投票率/浮動票消え新人沈む

668票差の次点で落選した太白選挙区のみんなの党新人阿部千夏(右)。低投票率が「あと一押し」を阻んだ=13日、仙台市太白区


 政党の消長や地盤の死守を懸けた対決に、明暗が浮かび上がった。13日投開票された県議選。記録的な低投票率が候補者の当落を分け、震災復興を押し進めた村井嘉浩知事へのスタンスの打ち出し方も戦いを左右した。9日間の激闘を振り返る。(県政取材班)

<もう一押しが…>
 開票が始まった13日午後9時すぎ、県選管が発表した確定投票率に陣営がどよめいた。「太白選挙区、36.76%」。前回2007年より10ポイント以上低い。
 約2時間後、みんなの党新人の阿部千夏(41)は長町の事務所で声を詰まらせた。「基礎票がない中で8000人近い支持を得た。あと3カ月あれば…」
 太白は定数5。8人が争った。阿部は選挙戦を街頭演説1本で戦った。当選圏に肉薄したが、「もう一押し」を呼び込むはずだった風は記録的な低投票率に阻まれた。
 泉(定数5)の同党新人峯岸真哉(34)も低投票率に沈んだ。選挙戦最終日の12日夕。峯岸は仙台市中心部で党代表の渡辺喜美と商店街を練り歩き、最終盤の追い込みを演出した。反応は上々だったが、その帰路、峯岸は周辺につぶやいた。
 「手応えはものすごくいい。ただ、その人たちは投票に行くだろうか」

<手を緩めぬ組織>
 不安は的中した。泉の投票率は35.69%。峯岸は329票差の次点だった。党県支部長の菊地文博は「全ては低投票率。ここまで下がるとは思わなかった」と悔しがる。
 県議選の投票率は過去最低の41.69%。前回の50.45%を大幅に下回った。仙台市内に限って見ると34.97%で、前回を11.43ポイント下回った。8月の仙台市議選(40.03%)にも及ばなかった。
 議席を得たのは、強力な組織に支えられた候補と固い地盤を持つベテランが多い。
 支持母体の創価学会を軸に分厚い組織を持つ公明党は、仙台市内に擁立した4現職がいずれも1万票以上を獲得し、トップ当選だった。
 警戒したのは「組織のある公明は強い」という楽観。党は代表の山口那津男、前代表太田昭宏ら党幹部を相次いで投入。候補者には街頭演説を1日20回以上課して浸透を図った。トップ当選は「候補者にとっては地獄」(党関係者)の組織戦を展開した結果だった。

<地域を狭く深く>
 青葉(定数7)で7回目の当選を果たした自民元議員の中沢幸男(71)は、青葉区小松島地区など地盤を徹底して固めた。
 狭く、深く。陣営が勝機を見いだしたのは仙台市議選の投票率の低さだった。「地域を固め、必ず投票に行く人を増やせば、間違いなく浮上する」(陣営幹部)。得票は落選した前回より1500票減ったが、7062票で10人中7位。陣営の読み通りだった。
 民主は、仙台市内の得票を半減させた。早くから党への逆風と低投票率の「二重苦」を予想し、地域や組織固めに重点を置いた。
 前回1万6000票を獲得してトップだった民主現職の菅原実(62)=泉=は13日夜、3選を決めたが、笑顔は少なかった。得票は前回の半分。「今回は『地域の菅原』を押し出した」と言う。
 同党県連幹部は開票結果を見てうなる。「投票率が異常に低く、みんなの党に流れる浮動票が少なかった。もし、投票率が上がっていたらどうなったか…」
(敬称略)


2011年11月15日火曜日

2089チバQ:2011/11/20(日) 12:22:26
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1079/20111116_01.htm
決戦明暗―検証・宮城県議選(下)対決姿勢/民主、選択軸を示せず

遠田で5選を果たした中村功(中央)。村井知事の応援を得て民主との接戦を乗り切った=13日、涌谷町の選挙事務所


 県議選の遠田選挙区(定数1)は、自民現職と民主新人の緊迫した一騎打ちだった。投開票された13日夜、自民の中村功(61)の5選が確実になると、知事村井嘉浩は涙を流して喜んだ。

<村井戦略が奏功>
 人望が厚いベテランは村井にとって「一番の理解者」。7年目に入る県政運営を盤石にする上で、欠かせない人物だった。すぐに電話で勝利をたたえた。
 競り合ったのは、財務相安住淳(衆院宮城5区)がてこ入れした大友新(33)。地元首長も応援に回った。「中村が危ない」。切迫した前哨戦で、村井は全面支援に乗りだした。
 「震災復興は争点にならない。今回の県議選は私の県政が是か非かだ」。10月24日、村井は定例記者会見で県政与野党の激突をあおった。
 政府の震災対応などをめぐり、民主批判は強かったが、自民の支持は伸び悩む。村井は「戦いの土俵が県政なら圧勝できる」と読み、あえて選択軸を持ち出した。
 苦戦要素が消えなかった自民を強力に援護した村井戦略。党は推薦を含め、目標とした過半数の30議席を獲得し、県政基盤は揺るがなかった。

<影を潜めた舌鋒>
 現職2人が落選して、7議席にとどまった民主。防戦一方の中で、最後の武器は政権党の看板だった。
 被災地の石巻・牡鹿(定数5)。ともに4選を目指す民主現職の坂下賢(49)、加賀剛(59)が、自民系と共産の4候補と激しく争った。
 「財務相と直結したパイプがある。少々の無理でも聞いてもらえる」。坂下は11日、街頭演説で安住との親密ぶりをアピールした。県政課題にはあまり触れず、沿岸部でも村井が目指す「水産業復興特区」構想を批判することはなかった。
 加賀も演説会で「震災復興はどうしても国頼みになる。国にこれをやれ、と訴える」。議会では熱い舌鋒(ぜっぽう)で県を追及してきたが、村井攻撃は影を潜めた。
 河北新報社が全立候補者に行ったアンケートでは、民主公認13人のうち9人が村井の震災対応を「評価する」と答えた。この点で自民の主張と相違はなかった。
 民主は村井の挑発に乗らなかったが、代わりの選択軸は示せなかった。坂下は最後の議席に滑り込み、加賀は落選した。
 対照的に、共産は村井県政に真っ向から挑んだ。

<共産が受け皿に>
 「村井知事は中央や大企業ばかり見ている。ゼネコン丸投げの仮設住宅は今ごろ寒さ対策だ」
 石巻市の街頭で6日、県政批判を展開したのは共産党委員長の志位和夫。党首の熱弁に、新人三浦一敏(61)も「浜を大企業に渡すことは許さない。水産特区は絶対阻止する」と続き、議席を勝ち取った。
 結果は倍増の4議席。県委員長の中島康博は「村井県政を正面から批判したのは共産だけだ。民主は対立軸を示せない中途半端な存在になった」と批評した。
 「震災対応に至らぬ点もあり、共産が受け皿になったが、県政批判とは受け止めていない。県政は信任された」
 14日の定例記者会見。村井は任期が2期目後半に入ることを念頭に置いてか、いつになく強気の構えを際立たせた。(敬称略)


2011年11月16日水曜日

2090チバQ:2011/11/20(日) 12:23:23
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/11/20111119t13027.htm
白石市長らに放火予告 業務妨害・脅迫容疑で45歳男逮捕
 白石市長や消防署長、警察署長らに放火を予告する年賀はがきを送ったとして、宮城県警捜査1課と白石署は18日、威力業務妨害と脅迫の疑いで、白石市祢宜内、無職桜井清容疑者(45)=窃盗罪で起訴=を逮捕した。
 逮捕容疑は2009年10月から12月下旬の間、市長や白石署長らに宛てて「今年も放火しまくるぞー」「また連日の車両火災のはじまりです」などと印刷した年賀はがきを投函(とうかん)し、市や消防署、県警に市内の警戒をさせて通常業務を妨害した疑い。
 さらに同じ時期、河北新報社白石支局に「支局が燃えるかもな…」と記載した年賀はがきを送って男性支局員(42)を脅迫したほか、知人で同市の40代の会社員男性にも「リストラされろ、トラックにひかれろ」などと印刷した年賀はがき5通を送り、脅迫した疑い。
 県警によると、桜井容疑者は「間違いありません」と容疑を認めているという。年賀はがきは、それぞれ10年1月1日から同6日までに見つかった。差出人は「白石放火団」となっていた。
 白石市では09年10月27日以降、車両などを狙った連続放火事件が十数件発生。県警や消防、市などが警戒に当たっていた。県警と消防は放火を予告する年賀状が届いたため、近隣の署員らを招集し警戒を強めたという。
 白石市の風間康静市長は「放火が頻繁に発生していた時期に放火予告のはがきが届き、憤りを感じた」と話した。白石消防署の渡部良一副署長は「1、2月は休み返上で特別警戒に当たるなど明らかな影響があった。市民は当時、相当な不安を抱えていた」と振り返った。
 桜井容疑者は10年1月5日午後2時25分ごろ、白石市のホームセンターで塗料用シンナー1缶を盗んだとして、ことし10月7日に逮捕され、窃盗罪で起訴された。
 県警は10月29日、レンタルビデオ店からDVDを盗んだとして、桜井容疑者を盗みの疑いで再逮捕。仙台地検は18日、窃盗罪で追起訴した。県警によると、シンナーを盗んだことは否認しているという。


2011年11月19日土曜日

2091名無しさん:2011/11/21(月) 12:04:32
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111121-00000022-mailo-l07
復興への選択:11・20ミニ統一地方選 自民、過半数ならず−−県議選 /福島
毎日新聞 11月21日(月)10時37分配信

 ◇自民27議席 民主1減、15議席 公明3、社民1、共産2増5、みんな1
 東日本大震災と福島第1原発事故で延期されていた県議選(定数58)は20日、無投票当選が既に決まっている5選挙区(定数7)を除く14選挙区で投開票された。県議会最大会派の自民は1増の27議席にとどまり、前回(07年4月)同様、単独過半数の獲得はならなかった。第2党の民主も原発事故への政府の対応への不満から議席を伸ばせず15議席。共産は現有に上積みし5議席とした。当日有権者数は143万3891人。投票率は過去最低の47・51%(前回56・99%)だった。【種市房子】
 県議選14選挙区で81人が51議席を争った。党派別では、自民28人▽民主20人▽公明3▽共産6▽社民4▽みんな3▽無所属17。
 県内全域に原発事故が影を落とす中での選挙戦だったが、各候補の主張が「除染推進」や「風評被害払拭(ふっしょく)」など原発事故対策に集中し、有権者には争点が不鮮明だった。原発事故や環太平洋パートナーシップ協定(TPP)協議参加など与党・民主の政権運営を巡り、各党間で論戦が繰り広げられた。
 支持を集められず伸び悩んだ自民は、無所属候補の会派入りを模索し、第1党として政策や意見を提示していく方針。
 09年の政権交代後初の県議選となった民主は、政権運営への失望感など逆風が響き、現有16から1議席減の15議席にとどまった。
 公明は福島、郡山、いわき市で手堅く現有の3議席を維持。共産はいわき市と伊達市・伊達郡で議席を奪い、前回比2議席増の5議席となった。社民は福島市で新人が当選、議席を死守した。初の県議選となったみんなは、会津若松市で新人が1議席を獲得した。
 一方、同日選となった大熊町長選は、現職の渡辺利綱氏(64)が、新人で元町議の木幡仁氏(60)=ともに無所属=を破って、再選を果たした。8市町村議選の投開票もあり、新議員が決まった。
 ◇現職2人、激戦制す 「脱原発」の新人、涙のむ双葉郡
 福島第1原発が立地し、多くの住民が避難生活を余儀なくされている双葉郡選挙区(定数2)では候補者5人による激戦を制して、自民現職の吉田栄光氏(47)と、民主現職の坂本栄司氏(56)が当選を果たした。「脱原発」などを訴えた新人は涙をのんだ。
 吉田氏は、二本松市の事務所で支持者を前にあいさつ。避難者同士の支え合いを呼びかけ、除染の徹底や住民の帰還の可否を明確にするよう国に求めるという。
 坂本氏はいわき市の事務所で集まった支持者にあいさつ。除染の推進と住民の生活再建支援を訴え続けた。復興住宅建設や特区指定による企業誘致を進めるとしている。
 一方、「廃炉が双葉の安全につながる」として「脱原発」を訴えた社民新人の遠藤陽子氏(61)は、いわき市の事務所で敗戦の弁を語った。無所属新人の白土正一氏(62)は「福島第1・第2原発の廃炉」を主張し、東京電力の事故対応について批判したが、当選に至らなかった。原発事故収束作業の情報開示などを訴えた無所属新人の青木敏孝氏(40)は知名度不足に泣いた。

2092名無しさん:2011/11/21(月) 12:05:44
◆県議選開票結果
 ◇福島市(定数8)
当 13509 西山尚利  46 自元
当 13418 甚野源次郎 64 公現
当 13073 桜田葉子  54 自現
当 12002 宮本しづえ 59 共新
当  9801 紺野長人  56 社新
当  9367 丹治智幸  40 自新
当  8258 石原信市郎 44 民現
当  7118 佐藤雅裕  45 自新
   6743 高橋秀樹  46 民現
   6331 大場秀樹  42 民新
   2846 佐々木慶子 69 無新
 =選管最終発表
 ◇会津若松市(定数4)
当 11521 平出孝朗  55 自現
当  7591 水野さち子 49 み新
当  7080 渡部譲   61 民現
当  6720 宮下雅志  56 民現
   5802 石村善一  57 自新
   4915 小川右善  62 社新
   2305 原田俊広  52 共新
 =選管最終発表
 ◇郡山市(定数9)
当 12993 今井久敏   58 公現
当 11629 佐藤憲保   57 自現
当 10117 勅使河原正之 59 自現
当 10012 神山悦子   56 共現
当  9430 椎根健雄   34 民新
当  8432 柳沼純子   64 自現
当  8142 山田平四郎  58 自新
当  7733 長尾トモ子  63 自現
当  7593 佐久間俊男  56 民新
   5809 八重樫小代子 61 社新
   5772 辻雅彦    36 み新
   4777 吉田公男   55 民現
 =選管最終発表
 ◇いわき市(定数10)
当 16248 安部泰男  54 公新
当 13659 矢吹貢一  56 自新
当 11197 長谷部淳  52 共元
当 11171 宮川絵美子 65 共現
当  9226 清水敏男  48 自現
当  9153 古市三久  63 民現
当  8393 青木稔   65 自現
当  6913 鈴木智   38 自新
当  6900 阿部広   64 自現
当  6870 西丸武進  67 無現
   6578 斉藤健吉  68 自現
   5932 佐藤健一  62 民現
   5023 鳥居作弥  37 民新
   3721 青木喜三郎 63 み新
    498 長谷沼邦彦 44 無新
 =選管最終発表
 ◇白河市・西白河郡(定数3)
当 13404 渡辺義信 48 自現
当 11157 満山喜一 60 自現
当 11118 三村博昭 69 民現
   5746 山口耕治 57 無新
 =選管最終発表
 ◇須賀川市・岩瀬郡(定数3)
当 9738 宗方保  63 民現
当 9291 斎藤健治 67 自現
当 8651 川田昌成 68 無元
  6605 円谷哲司 43 無新
  2512 鈴木公成 36 無新
 =選管最終発表
 ◇二本松市(定数2)
当 12329 遊佐久男 52 無新
当  8038 本田朋  37 民現
   6082 根本敬  55 無新
 =選管最終発表
 ◇田村市・田村郡(定数2)
当 9474 本田仁一 49 無新
当 8871 先崎温容 37 自新
  6823 樽井義忠 59 民新
  5336 渡辺広迪 65 自現
  5002 三瓶正栄 50 無新
 =選管最終発表
 ◇南相馬市・飯舘村(定数2)
当 14603 太田光秋 43 自現
当  7720 高野光二 59 無新
   6640 渡部一夫 63 民新
 =選管最終発表
 ◇伊達市・伊達郡(定数3)
当 14070 佐藤金正  62 自現
当 11585 阿部裕美子 65 共元
当 10362 亀岡義尚  48 民現
   9922 遠藤保二  63 自現
    891 橘典雄   62 無新
 =選管最終発表
 ◇南会津郡(定数1)
当 11414 星公正  58 無新
   8578 渡部勝博 51 民現
 =選管最終発表
 ◇河沼郡(定数1)
当 7338 小林昭一 59 自新
  5646 小澤隆  70 無現
 =選管最終発表
 ◇石川郡(定数1)
当 10516 円谷健市 57 民新
   8028 野崎正夫 61 自新
 =選管最終発表
 ◇双葉郡(定数2)
当 13671 吉田栄光 47 自現
当  5932 坂本栄司 56 民現
   3810 遠藤陽子 61 社新
   3799 白土正一 62 無新
   2653 青木敏孝 40 無新
 =選管最終発表

2093名無しさん:2011/11/21(月) 12:08:04
◆県議選 喜びの当選者
 ◇福島市=福島市(定数8−11)
西山尚利 46 自元(2)
 不動産管理業役員[歴]衆院議員秘書▽市議▽法大
甚野源次郎 64 公現(5)
 党県代表[歴]公明新聞社員▽市議▽中大
桜田葉子 54 自現(3)
 福島学院大短大客員教授[歴]県党紀委会長▽国立音大
宮本しづえ 59 共新(1)
 党県副委員長[歴]市議▽県総合衛生学院
紺野長人 56 社 新(1)
 [元]県立医大職員[歴]県職連合役員▽県総合衛生学院
丹治智幸 40 自新(1)
 NPO法人理事▽党県青年部幹事長[歴]市議▽慶大
石原信市郎 44 民現(2)
 社会福祉法人理事▽党県常任幹事▽東洋大
佐藤雅裕 45 自新(1)
 [元]市議[歴]東芝社員▽蘭エラスムス大院
 ◇会津若松市=会津若松市(定数4−7)
平出孝朗 55 自現(4)
 竹材業[歴]衆院議員秘書▽市議▽県政調会長▽立教大
水野さち子 49 み 新(1)
 [元]エフエム会津司会[歴]保育士▽郡山女大短大
渡部譲 61 民現(6)
 [元]県副議長[歴]市議▽党県幹事長▽東北電力学園
宮下雅志 56 民現(2)
 食品会社社長▽党4区副総支部長[歴]市議▽明大
 ◇郡山市=郡山市(定数9−12)
今井久敏 58 公現(2)
 党県幹事長[歴]市議▽郡山西工高
佐藤憲保 57 自現(5)
 農業▽県議長▽県アイスホッケー連盟会長▽日大
勅使河原正之59 自現(2)
 [元]市議[歴]市職員▽日大
神山悦子 56 共現(4)
 党県副委員長[歴]生命保険会社社員▽国学院大中退
椎根健雄 34 民新(1)
 [元]参院議員秘書[歴]製菓会社勤務▽新潟大
柳沼純子 64 自現(3)
 農業[歴]県私学振興基金協会理事▽郡山女高
山田平四郎 58 自新(1)
 酒造業▽郡山酒造協同組合理事長▽明大
長尾トモ子 63 自現(3)
 保育園長[歴]市私立保育園連絡協議会長▽郡山女大短大
佐久間俊男 56 民新(1)
 [元]市議▽党県副幹事長[歴]労組支部役員▽福島工高
 ◇いわき市=いわき市(定数10−15)
安部泰男 54 公新(1)
 [元]市議▽党総支部長[歴]党県本部副幹事長▽中京大
矢吹貢一 56 自新(1)
 [元]市議長▽夏井川水系河川改良促進同盟会長▽湯本高
長谷部淳 52 共元(2)
 党地区委員[歴]病院事務長▽医療生協部長▽京大
宮川絵美子 65 共現(2)
 [元]市議▽党県委員[歴]労組青年婦人部役員▽磐城女高
清水敏男 48 自現(4)
 [元]衆院議員秘書[歴]市議▽全国若手市議会長▽日大
古市三久 63 民現(2)
 [元]市議▽農業▽党総支部幹事長▽平工高
青木稔 65 自現(7)
 党県総支部長[歴]観光会社顧問▽市議▽法大
鈴木智 38 自新(1)
 [元]市議▽海洋少年団長[歴]参院議員秘書▽国士舘大
阿部広 64 自現(2)
 [元]市議▽飲食・小売業▽党勿来支部長▽千葉商大
西丸武進 67 無現(5)
 [元]市職員[歴]自治労県書記長▽小名浜高

2094名無しさん:2011/11/21(月) 12:08:35
 ◇白河市・西白河郡=白河市、泉崎村、中島村、西郷村、矢吹町(定数3−4)
渡辺義信 48 自現(3)
 農業会社専務[歴]JC福島ブロック会長▽日大東北高
満山喜一 60 自現(3)
 [元]市議[歴]建設会社社長▽JC理事長▽東京農大
三村博昭 69 民現(3)
 [元]矢吹町長[歴]町出納室長▽保育園長▽白河高
 ◇須賀川市・岩瀬郡=須賀川市、鏡石町、天栄村(定数3−5)
宗方保 63 民現(4)
 建築会社会長▽党県総務会長[歴]市議▽法大
斎藤健治 67 自現(4)
 党県幹事長▽左官会社社長[歴]鏡石町議長▽月舘中
川田昌成 68 無元(5)
 私塾事務所長▽保護司[歴]JC福島副会長▽明大
 ◇二本松市=二本松市(定数2−3)
遊佐久男 52 無新(1)
 農業[歴]安達油井小PTA会長▽市係長▽福島大中退
本田朋 37 民現(3)
 党県青年局長[歴]商社勤務▽仏ウエストミンスター大院
 ◇田村市・田村郡=田村市、三春町、小野町(定数2−5)
本田仁一 49 無新(1)
 [元]市副議長[歴]旧常葉町副議長▽市文教委員長▽船引高
先崎温容 37 自新(1)
 [元]市議[歴]旧滝根町議▽JAたむら理事▽麗澤大
 ◇南相馬市・飯舘村=南相馬市、飯舘村(定数2−3)
太田光秋 43 自現(4)
 党原町総支部長[歴]建設会社社長▽党県副幹事長▽日大
高野光二 59 無新(1)
 [元]市議[歴]旧小高町議▽県立農業短期大学校
 ◇伊達市・伊達郡=伊達市、国見町、桑折町、川俣町(定数3−5)
佐藤金正 62 自現(3)
 農業[歴]川俣町議長▽県酪農協理事▽福島農蚕高
阿部裕美子 65 共元(3)
 党福島相馬地区委員[歴]党県副委員長▽宮城県立農短大
亀岡義尚 48 民現(3)
 [元]県林業公社理事[歴]衆院議員秘書▽明大院
 ◇南会津郡=南会津町、下郷町、只見町、檜枝岐村(定数1−2)
星公正 58 無新(1)
 建設会社会長[歴]県建設業協会支部長▽立命館大
 ◇河沼郡=会津坂下町、柳津町、湯川村(定数1−2)
小林昭一 59 自新(1)
 [元]会津坂下町議長▽町商工会副会長▽若松商高
 ◇石川郡=石川町、古殿町、浅川町、平田村、玉川村(定数1−2)
円谷健市 57 民新(1)
 [元]石川町議▽縫製業▽衆院議員秘書▽白河農商高
 ◇双葉郡=浪江、双葉、大熊、富岡、楢葉、広野町、川内、葛尾村(定数2−5)
吉田栄光 47 自現(3)
 会社社長[歴]浪江JC理事長▽双葉高
坂本栄司 56 民現(2)
 [元]衆議員秘書[歴]郡小中学校PTA連合会長▽東海大
 ◆無投票当選者
 ◇喜多方市・耶麻郡=喜多方市、猪苗代町、西会津町、磐梯町、北塩原村(定数3)
小桧山善継 64 自現(6)
 農業[歴]党県総務会長▽県副議長▽東京農大
瓜生信一郎 62 民現(7)
 県副議長▽農業[歴]衆院議員秘書▽県民連合会長▽日大
遠藤忠一 63 自現(5)
 農業[歴]市議▽党県幹事長▽県議長▽喜多方高
 ◇相馬市・新地町=相馬市、新地町(定数1)
斎藤勝利 67 自現(4)
 農業[歴]市議▽広域水道企業団議会議長▽相馬農高
 ◇本宮市・安達郡=本宮市、大玉村(定数1)
佐藤政隆 58 民現(2)
 産廃会社役員[歴]旧本宮町議▽市議▽国学院大
 ◇大沼郡=会津美里町、三島町、金山町、昭和村(定数1)
杉山純一 54 自現(3)
 [元]衆院議員秘書▽党県筆頭副幹事長▽東京農大
 ◇東白川郡=棚倉町、矢祭町、塙町、鮫川村(定数1)
立原龍一 59 民現(2)
 まち工房たなぐら取締役[歴]棚倉町議▽東京電機大

 ◇大熊町長選開票結果=選管最終発表
当 3451 渡辺利綱 64 無現
  2343 木幡仁  60 無新

 ◇大熊町長略歴
渡辺利綱(わたなべ・としつな)64 無現(2)
 町長▽農業[歴]町議長▽宮城県農業短大

11月21日朝刊

2095チバQ:2011/11/21(月) 12:09:08
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111121-00000513-san-pol
福島選挙 投票率最低の47・51% 帰還派の大熊町長再選
産経新聞 11月21日(月)2時10分配信

 東日本大震災と福島第1原発事故で4月の統一地方選から延期された福島県議選(定数58)、同原発を抱える大熊町の町長選、8市町村の議員選は20日、投開票された。県議選の投票率は過去最低の47・51%で、自民が1増の27、民主は1減の15議席だった。県議、町議選とのトリプル選となった大熊町長選は、「移住」か「帰還」かで町を二分したが、帰還派の現職、渡辺利(とし)綱(つな)氏(64)が再選した。

 県議選の投票率は過去最低だった前回選の56・99%を9・48ポイントも下回った。一方、19日まで受け付けた期日前投票は前回の約1・6倍に増加。不在者投票も1万4467票が各選管に届いた。

 警戒区域に指定された福島県楢葉町の投票所が設けられたいわき市のいわき明星大学内に、有権者の人影はまばらだった。この投票所からやや離れた仮設住宅に楢葉町から避難している主婦、佐藤香代さん(33)は、「選挙をやるくらいなら避難中の高齢者支援にあててほしい」と長女(5)と部屋で折り紙を折った。「脱原発してどう雇用を守るか、主張に現実味がない」と候補の訴えにも冷ややかだ。

 近くのパチンコ店では無職の男性(48)が「議員は何もしてくれなかった。選挙に行っても変わらない」と、あきらめ顔でパチンコ台に向かった。

2096チバQ:2011/11/21(月) 12:09:37
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111121-00000005-jij-pol
自民、第1党維持=投票率、最低の47.51%―福島県議選
時事通信 11月21日(月)1時36分配信

 東日本大震災で延期されていた福島県議選(定数58)は20日投開票され、推薦を含む33人を擁立した自民党が改選前を2議席上回る28議席を獲得し、議会第1党を維持した。推薦を含む24人を擁立した民主党は改選前を1議席下回る15議席に終わった。
 選挙戦は震災からの復興や東京電力福島第1原発事故対策などが争点となったが、投票率は47.51%で、2007年の前回(56.99%)を下回り過去最低を更新した。原発事故で現在も一部の住民が県内外に避難しているほか、ほとんどの投票所で投票時間を繰り上げたことなどが影響したとみられる。
 同県議選に初挑戦のみんなの党は1議席を獲得。その他の政党の獲得議席は公明党が3、共産党が5、社民党が1だった。無所属は5人が当選した。

2097チバQ:2011/11/21(月) 20:55:09
http://mainichi.jp/area/aomori/news/20111121ddlk02010094000c.html
選挙:藤崎町長選 平田氏が初当選 前町長への批判実る /青森
 議会の不信任再議決を受け、町長が失職したことに伴う藤崎町の出直し町長選は20日、投開票が行われ、町長批判の先頭に立ち出馬した無所属新人の前藤崎町議、平田博幸氏(54)が初当選した。失職から返り咲きを図った前町長の小田桐智高氏(51)と、合併前の旧藤崎町長だった新人の佐々木弘文氏(64)の無所属2氏は敗れた。

 当日有権者数は1万3261人、投票率は70・98%だった。

 05年に旧常磐村と合併して以来、過去2回の町長選は小田桐氏が無投票当選で、今回が初の町長選となった。

 平田氏は、99年から今年9月に小田桐町長(当時)が議会を解散するまで町議。6月議会の一般質問で、町の学校建設の入札方法を批判し、8月議会で町長の1回目の不信任に賛成した。議会で一度否決された議案を再提出するなどした町長の姿勢を「議会無視だ」と非難してきた。

 全町議14人のうち9人の支援を得て組織力のある選挙戦を展開。「対話と納得」を基本に町民参加で町政全般を話し合う「町づくり協議会」の新設、特別職報酬カットなど行財政改革を訴えてきた。

 同町葛野の平田氏の事務所では、20日夜、当選の知らせを受けて支持者らが万歳を唱えた。初当選を受け平田氏は「教育、福祉、産業振興などで町民が参画できる町政に愚直にまい進したい」と抱負を語った。敗れた小田桐氏は「政策に間違いないと証明するため戦ったが、力不足だった。今後も一町民として町の発展にかかわりたい」と述べた。

 同町は8月議会の町長不信任可決を受け、9月に町長が議会を解散。10月の町議選後の議会で再び町長不信任が議決され、町長が失職するなど町政が停滞していた。【松山彦蔵、山本佳孝、宮城裕也】

==============

 ◇藤崎町長選開票結果
 =選管最終発表

当 4408 平田博幸  54 無新

  3891 佐々木弘文 64 無新

  1053 小田桐智高 51 無前

==============

 ◇藤崎町長略歴
平田博幸(ひらた・ひろゆき) 54 無新(1)

 農業▽町体育協会長▽町野球協会長[歴]町議▽弘前実高

2098名無しさん:2011/11/21(月) 20:56:23
http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000001111210001
新現3氏の争い 米沢市長選告示
2011年11月21日

 ∞ 活性化巡り舌戦


 米沢市長選は20日告示され、旅館業の新顔関谷幸子氏(61)、NPO法人理事長の新顔鈴木睦夫氏(67)と、3選を目指す現職安部三十郎氏(58)の3人=いずれも無所属=が立候補を届け出た。投票は27日で、即日開票される。19日現在の有権者数は7万1179人。


 主な争点は中心市街地活性化事業や雇用問題。2期8年の安部市政を有権者がどう判断するかが焦点だ。


 関谷氏はこの日、上杉神社で必勝祈願後、金池2丁目の事務所前で第一声。支援者ら数十人が集まり、高校の恩師という石栗正人後援会長らが「米沢初の女性市長を」と激励した。


 鈴木氏は愛宕神社で必勝祈願をしたあと、矢来3丁目の事務所隣のコンビニエンスストアの駐車場で、支持者ら約20人を前に第一声。その後、選挙カーで市内遊説に出た。


 安部氏は羽黒神社で必勝祈願後、門東町3丁目の事務所前で出陣式。後援会からは「初心に戻って頑張ろう」と陣営を引き締める声も。福島市長や福島県相馬市長も応援に駆けつけた。


 ◆ 候補者の第一声 届け出順


 ○ 関谷幸子 61 無 新


 旅館業 元音響機器メーカー社員 ▽東京経済大短大部 ▽米沢市小野川町


 無駄省き活力を


 年々人口が減って企業も撤退し、衰退の一途をたどる米沢を元気にしたい、明るく活力のある街にしようと思い、立候補しました。


 元気になるには何といっても雇用です。皆さんが働く枠組みを第一に考え、全国からの企業誘致、農業の6次産業化を実現します。観光などあらゆるものを国内外にアピールし、ネットワークを作り、全力でトップセールスマンとしてがんばりたいと思っています。


 安定した市政運営を維持するため、女性ならではの目線で無駄をなくし、皆様の力を借りて活力のある街づくりをします。子育て支援や介護では、市民の声を市政に反映させるような仕組み、組織を作ります。「民」の力こそ明日の米沢の力。一緒にがんばっていきましょう。


 ○ 鈴木睦夫 67 無 新


 介護NPO理事長 技術コンサルタント会社長 元市議 社福法人常務理事 ▽山形大工業短大部 ▽米沢市相生町


 殖産振興を図る


 この選挙は、米沢市の将来の大きな発展に結びつくのか、ズルズルと発展の遅れた都市になっていくのか、その大きな分かれ目の戦いです。争点は明らか。今の安部市政か、鈴木睦夫が掲げる新しい市の姿か。その実現のための殖産振興を掲げ、立候補しました。


 米沢市はいま、非常に迷っている状態です。一つはTPP問題。市にとって良い面と悪い面があるなかで、どういう選択をしていくのか。市長がリーダーシップをとってやらねばいけない課題です。市民の多くの意見を聞くことが大事です。多くの問題を、街頭で訴えてまいります。


 市民の皆さんには、市を変えるんだという気持ちを示していただきたい。米沢の殖産振興のため、残された人生でお返ししたいと思います。


 ○ 安部三十郎 58 無 現 2


 元行政書士 専門学校講師 プラスチック成形会社員 ▽福島大院地域政策科学研究科 ▽米沢市川井


 雇用の場を確保


 市長を8年間、市民こそ主役との旗印を掲げてやってきました。山形大の有機イノベーションセンター支援など実績を残してきましたが、まだやらねばならないことが山積しています。


 雇用不安が広がっているので、米沢織など伝統産業を含めて雇用の場を確保して参ります。街中の空洞化に対しては、図書館や市民ギャラリー、人工芝サッカー場、歴史公園などを整備します。城下町らしい風情を取り戻し、全国からの観光客に歩いてもらいます。


 米沢を担う次の世代を育てるため、若者の婚活事業を始め、米沢に移住しようという人には住宅補助を考えています。起業にも支援制度が必要です。市民一人ひとりが大切にされていると実感できる行政が何よりも大事だと思っています。

2099チバQ:2011/11/21(月) 23:12:44
http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000001111210003
藤崎町長に平田氏
2011年11月21日


当選し、支援者から花束を受け取る平田博幸氏=藤崎町

 藤崎町長選は20日投票され、即日開票の結果、新顔で前町議の平田博幸氏(54)が、新顔の佐々木弘文氏(64)と前職の小田桐智高氏(51)を破り初当選した。町議会の不信任再議決による町長失職に伴う出直し選を、小田桐氏に批判的な町議に支えられた平田氏が制した。当日有権者数は1万3261人で、投票率は70・98%。合併後の町長選は2回とも無投票だった。


 無所属同士3人の選挙戦で勝った平田氏は20日夜、支持者らに囲まれ「これからはもうノーサイド。町民の幸せのため、町政に邁進していきたい」などと話した。公約にした町いきいき協議会を来年度に設け、町民の声を反映させる考えも改めて示し、抱負を語った。


 平田氏は、木村派(木村太郎衆院議員支持派)として盟友だった小田桐氏と袂(たもと)を分かち、小学校整備をめぐる事業の発注や入札への疑問を指摘して、当時の町議9人と町長不信任を提案。町長が議会を解散して町議選になった際も、次の町長選をにらんで立候補を見送った。


 町長選では、町議9人が街頭などで応援。13日にあった総決起集会には隣接市町村からも系列の議員らが集まり結束を示した。だが、今回の混乱を「木村派内の対立」とする陣営もあり、派閥色は出さずに「町民が主役」を掲げ通した。これから町政の再起動、信頼回復に向けた手腕が問われることになる。


 佐々木氏は旧藤崎町長を務めた経歴や非木村派の立場から、「町政の正常化」などを訴えたが及ばなかった。出直しを期した小田桐氏も、支持してきた町議らが他陣営に回ったことなどもあって振るわず落選。「町運営に対する非は全くないと思っているが、町の政治を変えたいという気持ちを伝えきれなかった」と悔しさをにじませた。


■廉潔な町政の証しを


 木村派の盟友だったと認め合う平田氏と小田桐氏が、表舞台で決別した瞬間がある。


 6月15日の町議会一般質問で、当時町議の平田氏が「バックマージンの話が公然とされている」と疑念をぶつけた。小田桐町長(当時)は「そういう事実は全くございません」と答弁した。議事録は町のホームページに載っている。


 政治家の資質の一つとして、廉潔性というものがある。私欲がなく心や行いが正しいことだが、喪(うしな)えば、しばし繕うことができたとしても、いずれ信を失う。


 廉潔性を問いかける政治的手法の一つが、学校整備事業案の否決であり、不信任案だったろう。真相を解くために地方自治法による百条委員会を設置せず、まっすぐに町長失職を目指した理由は、定かではない。


 町長選が終われば混乱が本当に収まるのかどうか。当落とは別に、町民は廉潔な町政の証しを求めているのではないか。


 かつて取材した自治体では、知事や議員らの口利きを記録し、予算配分で色を付けて考慮するためのマーキングにしていた。だがいまは、同じ記録でも、口利きがなかったことの証左として情報が公開される。


 平田新町長に期待したい。公共工事の業者選定から物品発注まで、首長や議員、町外関与も含めて、紹介、あっせん、(暗黙のあっせんになる)問い合わせなどがあったら、発言内容を含めて記録・公表することだ。「証し」の一つにはなるだろう。(吉田芳彦)

2100チバQ:2011/11/21(月) 23:25:44
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/news/20111121-OYT8T00138.htm
自民27過半数ならず 民主15伸び悩む 県議選

共産2増の5議席 公明3維持、みんなの党1
 東日本大震災と原発事故で延期されていた県議選が20日、投開票され、全19選挙区のうち無投票となった5選挙区を除く14選挙区で当選者51人が決まり、無投票当選者7人と合わせ、新県議58人が出そろった。最大会派を構成する自民党の当選は27人と過半数は確保できなかった。改選前は16議席だった民主党は15人にとどまり、民主党と統一会派を組む社民党は1議席を確保。公明党は3議席を維持し、共産党は議席を増やして5議席を獲得した。一方、現職議員の落選が相次ぐなどの波乱もみられた。

 福島市の自民党県連会館に集まった党県連幹部らは、都市部の福島市と郡山市で公認候補が全員当選したことで、安堵(あんど)の表情を浮かべた。斎藤健治幹事長は「目標の過半数には届かなかったが、現有の26議席より増えたので勝利といえる。福島の復興を目指して、まずはしっかりとした復興計画をつくりたい」と述べた。

 同党は過半数の確保のため30議席超の獲得を目指した。原子力政策ではこれまで原発との共存共栄を訴えてきた分、演説でこれまでのおわびを述べる候補もおり、厳しい選挙戦を強いられてきた。

 政権交代後、与党として初めての県議選となった民主党は、福島市の県連事務所に吉田泉代表らが集まり、開票状況を見守った。前回選の12人を大幅に上回る23人を擁立したが、現職の落選が相次いで伝えられると、沈痛な雰囲気に。吉田代表は午後11時前に記者会見し、「大変厳しい審判。一言でいうと大ショックだ」と唇をかんだ。苦戦の原因については、「政権への批判が続いたということ。震災への対応が遅いという批判も影響している」と述べた。

 現有3議席と同数の候補者を擁立した公明党は、支持組織を固め、3人全員が当選した。

 6人を擁立した共産党は、原発事故の前から原発の危険性を訴えてきたことをアピールし、いわき市で2議席を得るなど、支持を拡大。代表質問が可能になる交渉会派(5議席以上)の資格を得た。

 社民党は新人4人を擁立したが、1人の当選にとどまった。

 今回の県議選で初めて3人を擁立したみんなの党は、1人が当選した。

 投票は午前7時から計1046か所で行われ、時間が繰り上げられた一部の投票所を除き、午後8時に投票が締め切られた。

(2011年11月21日 読売新聞)

2101チバQ:2011/11/21(月) 23:28:50
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20111121-OYT1T00093.htm


東電社員の2現職町議、再選…大熊・双葉町




福島原発
 東京電力福島第一原発がある大熊、双葉両町議選には東電社員の現職が1人ずつ立候補しており、いずれも再選された。

 大熊町議選(定数14)で当選した加藤良一氏(54)は3番目の得票数だった。双葉町議選(同8)では高萩文孝氏(45)が4番目で当選。読売新聞の取材に対し「いただいた票を重く受け止め、頑張りたい。原発事故の収束にも全力を尽くしたいし、賠償問題についても、仲立ちするような形で住民の支援ができれば」と話した。

(2011年11月21日08時10分 読売新聞)

2102チバQ:2011/11/22(火) 20:44:57
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20111122/CK2011112202000054.html
戻るべきか、別の地か 福島・双葉町 町の再建策は二分
2011年11月22日


当選証書を受け取る双葉町議ら=加須市で


 福島第一原発事故の影響で、役場機能ごと加須市の旧騎西高校に避難している福島県双葉町の町議選は二十一日未明に開票作業が終わり、新議員八人が決まった。町に戻るべきか、それとも別の場所で再建するのか−。町の復興ビジョンをめぐり、議員の声は二つに分かれた。 (増田紗苗、宮本隆康)

 国の方針や除染の効果が示されない中、議員の意見は「除染をして戻るべきだ」(岩本久人氏、高萩文孝氏)と「双葉には戻れないと思っている」(羽山君子氏)などと割れた。井戸川克隆町長は九月議会で、町民がまとまって役場機能ごと別の場所へ再移転する考えを示しており、今後が注目される。

 町長の専決処分を不承認とするなど、町との対立が目立った震災後の町議会。今後の姿勢について、伊沢史朗氏は「町長が議員の声を聞いてくれれば、対立はなかった。選挙で民意を受けたので、今後は町長も耳を傾けてくれるはず」とけん制。岩本氏は「難局なので、町長も議会も両方が歩み寄らなければいけない」と語った。

 賠償問題については、「町が設置する弁護団を使って納得のいく賠償を実現する」(佐々木清一氏、清川泰弘氏ら)とする意見が最多。白岩寿夫氏や菅野博紀氏からは「日々の生活補償を求めることが先決」との声が上がった。

    ◇

 新議員は二十一日、旧騎西高校で町選管から当選証書を受け取った。避難先の同校で当選を知ったり、福島県郡山市の事務所から車で駆け付けたりした八人に笑顔はほとんどなく、一様に神妙な表情だった。

◇双葉町議選確定得票(定数8−候補13)
当  405 岩本久人 無現<2>

当  389 佐々木清一 無現<4>

当  387 伊沢史朗 無現<3>

当  348 高萩文孝 無現<2>

当  308 羽山君子 無新<1>

当  285 清川泰弘 無現<5>

当  279 白岩寿夫 無元<2>

当  267 菅野博紀 無現<2>

   230 野村満 無現 

   199 渋谷一弘 無現 

   178 谷津田光治 無元 

   110 石田翼 無現 

   29 尾形彰宏 無元

2103チバQ:2011/11/22(火) 20:45:32
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/11/20111122t61002.htm
福島県議選 知事支持派の民・社後退 自民、最大会派維持




 20日投票が行われた福島県議選(定数58)は同日深夜、無投票の5選挙区7議席を除く51議席が決まった。過去最多の23人を擁立した民主党は選挙前に比べ1減。同党とともに県議会の第2会派「県民連合」を構成していた社民党も1減で、これまで一貫して佐藤雄平知事を支えてきた両党が後退した。

 所属党派別の当選者は表の通り。現職は44人が立候補し、36人が当選した。落選者の党派別内訳は民主党4人、自民党3人、無所属1人だった。
 自民党は単独過半数を逃したものの、選挙前に比べ1人増え、最大会派を維持。さらに21日、推薦した無所属の遊佐久男氏(52)=二本松=を追加公認した。
 自民党は昨年10月の知事選で佐藤知事を支援した。ただ今回の県議選では、復興策や原発政策をめぐって知事を批判する意見も出ており、今後の姿勢が注目される。
 公明党は引退議員の後継が当選し、選挙前の議席を守った。
 共産党はいわき市で初の2人当選を果たし、12年ぶりに5議席を獲得した。県議会の交渉会派に復帰し、代表質問などができることになった。
 県議選初挑戦のみんなの党は、小熊慎司参院議員(比例)の地元、会津若松市で初議席を得た。
 投票率は47.51%で、過去最低だった前回07年の56.99%を9.48ポイントも下回った。選挙区の大半が福島第1原発の避難区域となった双葉選挙区は54.49%で、11.68ポイント下がったが県平均は上回った。
 仮設住宅での投票所設置などのほか、双葉郡の大熊町長選と5町村議選が県議選と同日になり、相乗効果もあったとみられる。
 無投票を除く14選挙区の当日有権者数は143万3891人。

2104チバQ:2011/11/23(水) 15:30:15
http://www.kfb.co.jp/news/index.cgi?n=201111221
県議選2名追加公認へ 自民県連
2011年11月22日 09時35分配信
20日、投開票された県議選の結果を受け、自民党県連は21日、県議会の過半数となる30議席確保に向け、所属党派証明を受け田村市・田村郡選挙区で当選した先崎温容氏と、二本松市選挙区で推薦し、当選した遊佐久男氏を追加公認することを決めた。

両氏は追加公認を受ける意向。

先崎、遊佐両氏が公認を受ければ党所属議員は28人となる。

さらに、別の無所属議員2人にも連携することを打診。

政権交代以前に中央で連立を組んだ公明との協力関係の構築も急ぎたい意向だ。

2105チバQ:2011/11/23(水) 16:07:39
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/11/20111118t51004.htm

図書館新築、推進か慎重か 米沢市長選で争点化

新図書館の建設予定地。現在は市の観光施設などが入居する大型ビルが建っている=米沢市中央







 任期満了に伴う山形県米沢市長選(20日告示、27日投票)で、市が2014年度の開館を目指し、来年度、移転・新築に本格着手する新図書館の建設計画が大きな争点に浮上している。福島第1原発事故による風評被害で観光業など市内の主要産業が痛手を受ける中、旧中心部の活性化を狙って総額約50億円を投じる大事業。立候補を予定する現職と新人の計3人が、前哨戦から論戦を展開している。
 市長選には3選を目指す現職の安部三十郎氏(58)と、元市議で福祉関連NPO法人理事長鈴木睦夫氏(67)、小野川温泉旅館経営関谷幸子氏(61)の新人2人が、いずれも無所属での立候補を表明している。
 新図書館建設を推進するのは安部氏。「歴史や文化が薫る米沢にするために不可欠な中核の一つ。交流人口の増大が期待できる。国の事業補助率が4割と高いのも好都合」と、市長選の公約に掲げる。
 対する新人2人はともに慎重派で、鈴木氏は「農業振興や雇用創出なども課題」、関谷氏は「風評被害の払拭(ふっしょく)こそが早急の問題」と主張し、新図書館建設の優先順位を低く位置付ける。
 移転場所は、市役所から1キロほど南にある地元百貨店を核とした商店街の一角。敷地面積は駐車場を含めて約9000平方メートルに上る。予算規模は、歴史公園整備など中心市街地活性化事業を含め総額約49億円。上杉神社にも歩いて行ける距離で、年間約23万人の利用を見込んでいる。
 地元経済界や商店街からは「人通りが増えて商機につながる」「地価浮上のきっかけになる」と新図書館建設を歓迎する声が上がる。
 市民からは立地場所や集客効果への疑問の声が聞かれる。「1970年代は市役所やデパートが並ぶ中心地だったが、衰退した今はむしろ飲み屋街。受験生の勉強場所にはふさわしくない」と派遣社員の女性(55)。会社役員の男性(50)は「(幅広く人が集まる)市役所や病院なら周辺への効果も大きいだろうが、図書館ではどうか」と首をかしげる。
 市議の一人は「市民から聞いた限りでは賛否が半々という感じだ。図書館が将来的なまちづくりの中でどう利益、不利益をもたらすのかなどについて、市民は説明不足の印象を持っているはず。市長選が判断の一助になるといい」と熱い論戦に期待する。


2011年11月18日金曜日

2106チバQ:2011/11/23(水) 16:08:57
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111118-00000119-mailo-l06

米沢市政の課題:/上 中心市街地活性化 大型事業、財政負担危惧 /山形
毎日新聞 11月18日(金)12時28分配信

 今月11日、米沢市中央の「たつまち商店街」の立町十字路角の建物2階に新しい喫茶店「CAFE LABORATORY」が開店した。「商店街にコーヒーのおいしい、人を集める場を」と同市塩井町で11年続く自家焙煎(ばいせん)コーヒー専門店の完戸(ししど)修平さん(38)が常連客らの協力を得て出店した。1階には米国の大学に留学した彫金師でもある完戸さんの彫金、レザークラフトショップや、友人・仲間のお香、レコードのセレクトショップが来春までには入る。
 この立町十字路は米沢市中央国道287号と南北に走る「白布街道」の名で知られる県道につながり、約750メートル南には上杉神社がある、まさに中心市街地。完戸さんは「店50メートル四方や商店街を若い人が歩き面白く、楽しくしたい。店を接点にしてストリートをもりあげたい」と意気込む。
 こういう動きが出てきたのも、市が中心市街地活性化事業の目玉として、街中への「新市立図書館・市民ギャラリー建設事業」が基本設計へと具体化してきたからだ。
 用地は立町十字路から直線距離で約300メートル。デパートと飲食店、商店以外シャッター通りと化した中心商店街の一角。商業施設「ポポロ」の土地と市営駐車場跡地計約4800平方メートルに地上2階建て、延べ床面積5000平方メートルの建物と、3階建て延べ床面積4000平方メートルで150台収容の駐車場を約20億円で14年秋にオープンさせる計画だ。
 完戸さんは「人が集まるいい施設に」と期待を寄せ、「たつまち商店街振興会」の斎藤栄助理事長は「若い人たちが出入りする喫茶店の開店は大変喜んでいる。市のまち中図書館建設も動き出した。これを利用し商店街活性化へ商人の心意気、意気込みが問われてくる」と話した。
 資金は、国が4割負担する「社会資本整備総合交付金(旧まちづくり交付金)」の認定を受け昨年3月交付決定され、6割が市負担だ。同交付金を使う中心市街地活性化事業は、ナイター照明付き人工芝サッカー場2面と、クラブハウス建設計22億円など約49億円の大型事業となる。市の負担は市債などの借金で、市議会や市民の間で「大震災後」の財政負担を危惧する声も出ている。
  ◇   ◇
 任期満了に伴う米沢市長選が20日告示、27日投開票される。市政の課題とその現状を2回にわたり探ってみた。【近藤隆志】

11月18日朝刊

2107チバQ:2011/11/23(水) 16:09:32
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111119-00000069-mailo-l06
 米沢市政の課題:/下 悪臭問題 「解決には政治判断を」 /山形
毎日新聞 11月19日(土)11時37分配信

 今月14日に開かれた米沢市議会悪臭問題特別委員会。市に寄せられた悪臭苦情の集計データが報告された。その中で、同2日午後4時過ぎから同5時過ぎの短時間に、主に市中心部から9件も苦情が寄せられていたことが論議を呼んだ。いずれも悪臭源の一つで、市中心部から直線距離で5〜6キロ南の李山地区にある養豚業者の豚舎のふん尿の臭気とされた。市環境生活課は「業者に作業確認をしたが原因は不明だった」と答弁。これに対し、委員の市議からは対応不十分との指摘があった。このため同課は苦情が集中した場合に職員を派遣するなどの対応マニュアルを作成することになった。
 この豚舎やもう一つの悪臭源の堆肥(たいひ)製造所から約1・5キロの同市南原石垣町の自宅で長年悩まされてきた野原征雄さんは「一年を通じて朝玄関を開けると獣のふん尿のにおいと、生ごみが腐ったような堆肥のウッとするにおいがする」と苦笑いする。悪臭問題解消へ向け、4703人の地域住民の代表として活動する「南原地区自然環境保全推進協議会」の会長だ。
 同協議会の活動は事態を改善してきた。「天地人」ブームの09年、直江兼続や上杉家ゆかりの米沢に訪れる観光客に悪臭が評判になっては観光面からも困るとして、市と堆肥製造所が操業停止も含む悪臭防止協定を締結することにつながり、臭気指数基準も下げさせた。
 しかし野原会長は「基準以下でもにおう。市長は地元に来るたび『完全解決します』というが、春から秋に住民は戸や窓を閉める生活で苦労している。国、県、市の議員も何とか改善を考えてほしい」と訴える。
 その堆肥製造所は「脱臭装置設備にこれまで7000万円かけた。製造のための原料も3割減らし、臭気指数は規制より低く保てている。今後も酸、アルカリ両方で処理するため3000万円かけて装置をもう1基追加することを考えている」と努力をアピールする。
 一方、年間1万3000頭を出荷する豚がブランド化してきた養豚業者は「市の2回の改善勧告への対策を実施し、ふん尿コンポストの脱臭装置を2500万円で設置して4基態勢にしたほか、臭気対策に年間3700万円経費をかけている。場所があれば移転も考えるが」と話す。
 野原会長は「なかなからちが明かないので、悪臭解消を求める市民署名を考えている。解決にはもう政治判断で移転場所を決めてもらうしかない」と語気を強めた。【近藤隆志】

11月19日朝刊

2108チバQ:2011/11/23(水) 16:12:59
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/6824

選挙:米沢市長選 情勢、混とんとした状況 対立軸様変わり /山形
毎日新聞 2007年11月10日

2109チバQ:2011/11/23(水) 21:32:21
米沢市長選の構図がわからないですね。
現職は自民に付かず離れずってとこみたいだけど、民主近藤は?

2110チバQ:2011/11/23(水) 21:40:19
□2003年11月30日実施の選挙の結果
◇米沢市長選挙(山形県)開票結果 投票率65.46%
当24703 安部三十郎(無新、50歳、初当選)
 19862 大久保利之(無新、公推薦、59歳)
  3013 斎藤 浩(無新、49歳)

□2007年11月25日実施の選挙の結果
◇米沢市長選挙(山形県)開票結果 投票率63.33%
当23898 安部三十郎(無現、54歳、2回目の当選)
 15128 野村研三(無新、61歳)
  5401 川野裕章(無新、48歳)
   853 鈴木睦夫(無新、63歳)

2111チバQ:2011/11/23(水) 21:43:45
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%89%E9%83%A8%E4%B8%89%E5%8D%81%E9%83%8E
安部三十郎
平成7年の米沢市長選挙に初出馬。現職の高橋幸翁との一騎打ち。政党や企業団体の推薦もなく、泡沫候補と言われていたが、高橋氏の得票23,017票に対し17,185票と6000票近くに迫った。
平成11年の米沢市長選挙に二回目の出馬。現職の高橋幸翁を含む3人の争い。高橋氏には自民党・公明党・民主党の主要政党と地元選出の国会議員と県議全員、および市議のほとんどが推薦を決めた。一方の安部氏は今回も政党や企業・団体の推薦を全く受けられず、支持母体である「夢のある米沢をみんなで作る会(みんなの会)」を中心に草の根運動の選挙作戦を展開した。安部氏本人も市政アンケートを携えながら四年間で全戸を訪問し、朝晩の街頭演説も欠かさず行うなどの成果から、前回よりも支持の広がりは見られたが、現職の24,179票に対し20,383票と約3800票差で破れ、高橋幸翁氏が五回目の当選を果たした。
平成15年(2003年)の米沢市長選挙に三回目の出馬。現職の後継者である元助役を含む三人の争い。元助役には米沢市を地盤とする民主党の近藤洋介代議士と、県議・市議の多くがいち早く推薦を表明した。安部氏は三度目の選挙でも変わらず草の根運動中心で政党や団体の推薦を全く受けなかった。しかし、選挙が第43回衆議院議員選挙の直後で、同じ米沢市を地盤として小選挙区で争った自民党、民主党の対立のしこりがあり、近藤洋介が推薦する元助役への相乗り支援を嫌がった自民党の遠藤武彦代議士の支援者などから支持を得ることができた。加えて二度の落選を経験した安部氏の通算八年以上にわたる市内全戸の訪問や地道な街頭活動などで知名度も浸透したことも大きく、元助役に5000票近い差をつけ24,703票で初当選を果たし第33代市長に就任した(第2位の元助役は19,862票)
平成19年の米沢市長選挙には現職として出馬。元県議一人と元市議二人の計四人の争い。選挙スタイルは変わらずの草の根運動中心で、政党の推薦も全くなかったが、地元の自民党県議の支援者や一部の市議などが推薦を表明した。得票は23898票。二位の元県議は15128票。8000票以上の票差をつけ、二期目の当選を果たし第34代市長に就任した。

2112チバQ:2011/11/25(金) 00:00:41
>>1883 地域政党いわて


http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20111124_5
椎名派の再起なるか 県議会議席失い大きなダメージ

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 元衆院議員の椎名悦三郎、素夫氏の父子2代が奥州市を中心に勢力を築いた「椎名派」は9月の県議選奥州選挙区(定数5)で議席を失ったことを受け、捲土重来(けんどちょうらい)に向け模索を始めた。父子の死去後、組織の高齢化と弱体化が進む中で、同市を地盤とする小沢一郎民主党元代表の勢力に対抗する「最後のとりで」を失ったダメージは大きい。4年後の次期県議選に向け、組織再構築と有力候補発掘ができなければ「椎名イズムは途絶える」と、関係者は危機感をにじませる。

 「県議選は結果が実らず、おわびを申し上げる」。水沢日本外交協会が同市内で22日開いた時局講演会の懇親会。会長の亀卦川富夫前県議(71)は冒頭、深々と頭を下げた。出席者には椎名派の顔触れも多く、さながら反省会となった。

 椎名父子の元秘書である直系の亀卦川氏が3選に挑んだ9月の県議選奥州選挙区。陣営は高齢の椎名派支持者で選対を固めた結果、過去の選挙戦で善戦した地域も切り崩されるなどして次点で落選。小沢氏率いる民主党の5議席独占を許した。




(2011/11/24)

2113チバQ:2011/11/25(金) 00:28:16
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111124-00000006-mailo-l07
県議会:民主、統一会派を維持 社民議員らに参加打診 /福島
毎日新聞 11月24日(木)10時31分配信

 民主党は23日、県議選当選者15人が集まり、社民、無所属と組んでいる統一会派「県民連合」の枠組みを継続することを決めた。ただ、名称については「民主・県民連合」として党名を前面に出す方針だ。また、空席になっている県連幹事長には、宗方保総務会長が内定した。
 会合後、宗方氏は記者団に対して、社民党の紺野長人氏=福島市、1期▽無所属の西丸武進氏=いわき市、5期=の2議員に会派入りを打診していることを明らかにし、「他の無所属候補にも声を掛けている」と述べた。
 県民連合は改選前、自民に次ぐ県議会第2会派として副議長も出していた。会派内では、民主党議員が圧倒的な多数派で、同党内には「会派の中で民主党が主たる役割を果たしていることを明確化すべきだ」との声が根強かった。このため、県議会事務局への届け出名は「民主・県民連合」とする。
 この日は、幹事長に宗方氏を推薦することも満場一致で決定した。25日の常任幹事会で正式決定する見通し。
 また、今回の選挙戦で、みんなの党の推薦を受けた本田朋氏=二本松市、3期=の処分も同日の常任幹事会で検討する。【種市房子】

11月24日朝刊

2114チバQ:2011/11/25(金) 21:32:01
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20111123ddlk07010267000c.html
復興への選択:県議選を振り返って/上 原発事故対応、不満根強く /福島
 ◇活動見えにくく、現職に逆風
 県庁で22日、激戦を戦い抜いた新県議に当選証書が手渡された。「しがらみのない若い世代への期待を感じた」。福島市選挙区で初当選した自民の佐藤雅裕氏(45)はやや緊張した面持ちで証書を受け取り、こう振り返った。その理由を、佐藤氏は「政治は何もしてくれない、という有権者の不満の声が強かったから」と語る。

 今回は、前回(07年4月)より8人多い新人18人が当選。一方、県議を4期務めたベテランが落選するなど世代交代を印象づけた。

 自民は、新人7人が当選し、議席を1増の27に伸ばした。自民県連幹部は「原発事故を巡る政府・民主党や、現職への反発の受け皿となり、議席を伸ばせた」と分析する。

 今回の県議選に対する各陣営の一致した見解は「原発事故対応への審判」。新人が大量当選した一方で、落選した前県議は8人(前回6人)に上った。このうち半数を中堅、ベテランが占める。落選した前県議からは「国や知事への要望などで必死になって働いても、地元には結果が見えにくかった」と嘆き節も聞こえてくる。

 20議席を狙った民主は1議席減の15議席どまり。落選した7人のうち4人が現職で、県連では「惨敗」との声もささやかれている。福島市選挙区で落選した前県議の陣営幹部は「住民は除染対策で政府、県に不満を募らせている。その影響をまともに受けてしまった」と肩を落とした。

 12月9日には定例議会が始まる。除染のあり方、中間貯蔵施設の受け入れ可否、風評被害の払拭(ふっしょく)−−。差し迫った重要課題は目白押しだ。課題を巡り、佐藤雄平知事の政策にどう向き合い、県議会の存在感を発揮できるのか。有権者の願いを受けて誕生した新県議58人には、厳しい監視の目が向けられている。

   ◇  ◇

 原発事故への対応で、国政や県政に対する不信感が広がる中、県議会の勢力図に変化の兆しが見え始めている。県議選を振り返り、課題を展望する。【種市房子】

2115チバQ:2011/11/25(金) 21:32:32
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20111124ddlk07010077000c.html
復興への選択:県議選を振り返って/下 「選挙どころではない」 /福島
 ◇同日選で高投票率の町村も
 福島第1原発が立地する県議選双葉郡選挙区(定数2)。5人が立候補した激戦区で各陣営は「有権者が県内外に散り散りに避難した状態では、投票率は2〜3割だろう」と予想していた。

 ところが、ふたを開けてみると、投票率は54・49%。前回(07年4月)より11・68ポイント減少したが、県の平均を6・98ポイント上回った。

 カギを握ったのは首長選や議員選と同日選になった町村だった。避難区域に指定された葛尾村は、前回比13・37ポイント増の88・01%と驚異的な投票率となった。村選管は「避難者の所在確認はほぼ100%で、選挙を周知徹底した。村議選との同日選だったことが投票率アップにつながった」と分析する。同じく避難区域の広野町は同15・17ポイント増の75・17%で、やはり町議選との同日選だった。

 他方、避難区域でも全町避難となった富岡町は、市町村別で投票率ワースト2位の39・38%。町長選が無投票で決まった浪江町も前回より23・53ポイント減の46・08%で、有権者8893人が棄権した。ともに県議選のみで、非常時下での選挙執行の難しさを物語る。

 県全体の平均投票率は、過去最低の47・51%(前回比9・48ポイント減)。県選管の担当者は「所在確認作業や選挙周知が一定の効果を上げた」としながらも「5割を切ったことは厳しい状況」と険しい表情を見せた。

 県平均を押し下げたのは、避難区域だけではない。福島市(44・48%)や郡山市(39・60%)などの市部には、前回より10ポイント以上下がったところもある。有権者の間に「放射線対策で選挙どころではない」「県議会は何をやっていたのか」との不満が根強い。

 福島市選挙区で再選を決めた民主現職の石原信市郎氏(44)は「告示日に街頭活動をしていても『選挙なんてやっている場合か』と冷めた空気がまん延していた」と振り返る。震災直後から県議団は現地視察をして、必要な物資や応急処置を要する避難所を県に伝え、県の対応につなげてきたという。だが、今回の投票率を見て「有権者に県議会の活動を伝えきれなかったのが反省点」と自戒した。【種市房子】

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 ◆双葉郡選挙区の町村別投票率◆

       今回    前回

広野町 ○75.17 60.00

楢葉町  45.11 64.05

富岡町  39.38 62.30

川内村 ○85.27 76.97

大熊町 ◎68.35 63.53

双葉町 ○63.67 67.87

浪江町  46.08 69.61

葛尾村 ○88.01 74.64

 ※〇は町村議選とのダブル選挙、◎は首長選、町村議選とのトリプル選挙


毎日新聞 2011年11月24日 地方版

2116チバQ:2011/11/25(金) 21:33:19
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001111220005
3.11後の選択:同日選を終えて
2011年11月22日

県議選双葉郡選挙区で当選し、支援者らとバンザイをする吉田栄光氏=20日午後9時43分、二本松市


 ●(上)原発の足元で/重なる訴え「廃炉」かすみ


 「先が見えない避難生活。被災者にとって精神的苦痛は、日に日に増していると痛感している」。20日夜、二本松市。県議選の双葉郡選挙区でトップ当選した自民現職の吉田栄光氏(47)は、支援者へのあいさつで、言葉をかみしめるようにして語った。


 福島第一、第二原発がある双葉郡は大半が避難区域に重なる。激戦を制したのは吉田氏と民主現職の坂本栄司氏(56)だった。


 古里を取り戻し、失われた生活への補償を――。避難を続ける人たちの多くに共通する願いだろう。「双葉郡の課題は明確で、求めることはみな同じ。違いは単純に現職だったからというのが大きいのでは」。現職2人が当選した結果を、坂本氏はこう受け止める。


 選挙中、無所属新顔の白土正一氏(62)と社民新顔の遠藤陽子氏(61)は2人とも、第一、第二原発を廃炉に、と積極的に訴えた。


 白土氏は「第二は大丈夫ではという期待があった。現状を知って、第二の廃炉もやむを得ないと考えるようになった」と言う。


 社民党関係者らによると、同党は当初、白土氏の支援も検討したという。白土氏に廃炉の立場を明確にするよう求めたが、折り合いがつかなかったため、9月になって「全国の原発の廃炉」を主張してきた遠藤氏を公認した。


 両氏の票は割れ、ともに当選に届かなかったが、「原発に依存してきた双葉郡に2人が出て、廃炉を正面から訴えたことは価値があった」と社民党双葉総支部の佐藤龍彦さんは言う。


 一方、現職の2人は選挙中、廃炉の是非をはっきりとは口にしなかった。原発とどう向き合っていくのか、もう少しそれぞれの考えを聞きたかった。


 双葉郡の住民が暮らす仮設住宅は県内80カ所以上。遠藤氏の事務所には大きな地図が貼られ、回った仮設住宅にペンで印が付けられていた。その中に、最も南にある広野町もあった。


 告示日の10日は広野町を走る遠藤氏の選挙カーを追いかけた。「どうかよろしくお願いします」。緊急時避難準備区域が解除された後も住民の帰還が進まず、ひと気のない町に響く運動員の声。訴えを届けたいのに届かない、陣営のもどかしさが伝わってきた。


 県外に避難した人や借り上げ住宅にすむ有権者を探しあてるのは難しく、各陣営の遊説先は仮設住宅に集中した。「早く楢葉に帰してくんちぇえ」「きっちり補償してもらえるよう、どうかがんばって」。候補者と握手をするのは高齢者がほとんどだった。


 無所属新顔の青木敏孝氏(40)は選挙中、県外にも足を運んだ。


 告示後、いわき市の仮設住宅に住む女性の部屋を訪れると、5人の名刺が並んでいた。


 「だれが当選しても、この生活を変えてくれるなら、それでいいんだぁ」。東京で暮らす孫たちの写真をなでながら言った、女性の言葉は今回の選挙を象徴しているような気がした。


 地域の人々の願いを形にできるのか。新議員の真価は、これから問われる。(川口敦子)


         ◇


 震災と原発事故後に行われた同日選。その結果が示したものを考える。

2117チバQ:2011/11/25(金) 21:34:06
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001111230001
3.11後の選択 同日選を終えて(中)
2011年11月23日
●重視政策は除染や雇用


 新しい県議会は何を議論していくのか。朝日新聞社が県議選の告示前に実施した候補者88人のアンケートから、当選した58人を抽出し、重視する政策を調べたところ、最も多く挙がったのは「地域の除染」だった。


 今月に入り、政府は警戒区域などでの除染をモデル事業として開始。だが、県内の多くの自治体が、中間貯蔵施設や仮置き場問題に阻まれ除染は進んでいない。


 中間貯蔵施設の県内設置案については、11人が「大いに支持」、38人が「どちらかといえば支持」と、計8割以上の支持があった。


 これを届け出や推薦を受けた政党別でみると、民主は当選した15人のうち「大いに支持」が6人、「どちらかといえば支持」が8人だったのに対し、自民は28人中、「大いに支持」が3人だけで、「どちらかといえば支持」が23人と消極的な支持がより目立った。


 自民県連政調会長の平出孝朗氏は「どちらかといえば支持」を選んだうえで、「原子力発電所は首都圏のための施設。廃棄物は首都圏で中間貯蔵すべきだと思う」との意見を付けた。


 中間貯蔵施設が地元市町村にできるとしたら、「同意する」が12人、「同意しない」が20人、「何ともいえない」が24人だった。


 当選後に重視する政策を五つまで選んでもらうと、「地域の除染」(50人)、「放射線に対する健康管理」(48人)、「雇用対策」(41人)が突出。以下、「農林漁業政策」(24人)や「教育・子育て」(23人)と続いた。


 また、知事の原発事故後の対応については、「大いに評価する」と「どちらかといえば評価する」が計19人。内訳は民主9人、自民6人、公明2人、無所属2人だった。一方、「どちらかといえば評価しない」「まったく評価しない」は計39人で、民主6人、自民22人、共産5人、公明、社民、みんなの党は各1人、無所属3人だった。具体的には、初期対応、情報開示、被災者や被災市町村への支援、政府を動かす力、除染問題の5項目で、評価しない人が評価する人を上回るマイナス評価となった。プラス評価は賠償問題、県民の健康、復興政策の3項目だった。


 県が原発の新規立地を認めず、将来にわたり原発依存度をひき下げていく方針には、52人が「大いに支持」、6人が「どちらかといえば支持」で、新議会でも「脱原発」が継承されるのは確実な情勢だ。


 東京電力福島第二原発の廃炉については、「大いに支持」が45人、「どちらかといえば支持」が12人、無回答は1人だった。


 事故が起きるまで原子力政策を推進、容認してきた知事や議会の責任は大半が認めた。民主の椎根健雄氏は「東電とのなれ合いで進めてきた責任は重い」と指摘。原発推進派だった双葉郡選出の2人は「責任はあるが、技術的な構造までチェックするのは無理」(民主・坂本栄司氏)、「地震、津波対策ができなかった」(自民・吉田栄光氏)と記した。(大月規義)

2118チバQ:2011/11/25(金) 21:34:47
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001111240001
逆風・受け皿 明暗分ける
2011年11月24日
 ●3.11後の選択〈同日戦を終えて〉下:新県議会の勢力


 県議選の投開票があった20日夜。福島市の民主党県連に集まった幹部は一様に険しい表情だった。「ひとことで言うと大ショック。20人くらいは、との思いがあった」。吉田泉代表は報道陣にそう語った。獲得議席は改選前から一つ減らし、15議席にとどまった。


 2007年の前回選挙で、民主は政権交代への期待などを追い風に過去最多の11議席を獲得。その後、無所属議員の合流で議席を増やし、今回も県政第1党を目指し23人を擁立した。


 しかし、原発事故を受け、自民や共産の候補者は民主政権の放射性物質の除染や事故対応の遅れを選挙戦で強く批判した。有権者の政権批判も予想以上だった。現職4人が落選、佐藤雄平知事や玄葉光一郎外相の出身地でも議席を得られなかった。


 自民は改選前より1議席増の27議席を獲得した。福島市では公認の4人全員が当選して2議席を増やし、郡山市でも5議席を維持した。ただ、目標の単独過半数には届かず、全体の得票率も前回の47%から6ポイント減少。いわき市や田村市・田村郡などで、現職3人が落選した。県連の斎藤健治幹事長は「善戦した。政府にノーという答えが出た」とする一方、当落の差が出た原因を「真剣に震災後対応した候補は強かった」と推測する。


 政府批判の受け皿となった共産は、いわき市で戦後初となる2議席を獲得し、伊達市・伊達郡でも公認候補が返り咲いた。5議席を獲得し、目標としていた交渉会派入りを果たした。「放射線への不安に応えるため、地域で線量測定を進めるなど、きめ細かな活動が支持を集めた」と党県委員会の久保田仁委員長は分析する。


 県議選の結果を受け、各政党は、多数派工作を加速させている。


 自民は無所属で当選した1人を追加公認し、公明党と政策協定を結んだ。2人の無所属議員とも連携し過半数の勢力確保を目指す。


 民主は23日の県議団会議で、幹事長を宗方保総務会長とし、無所属議員らとの統一会派「民主・県民連合議員会」を結成することを内定し、社民や無所属県議に結成の打診を始めた。


 来年には衆院解散、総選挙も取りざたされる。共産の久保田委員長は「除染や賠償など課題は山積み。会派間の対立よりも、議会として県や国を動かす取り組みが重要」と指摘する。(林義則、井上亮)=おわり

2119チバQ:2011/11/25(金) 21:37:05
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20111124ddlk06010042000c.html
選挙:米沢市長選 後半戦入り 3氏、支持訴え /山形
 任期満了に伴う米沢市長選は27日の投開票に向け後半戦に入った。立候補しているのはいずれも無所属で、新人の温泉旅館女将、関谷幸子氏(61)、新人の老人介護NPO理事長の元市議、鈴木睦夫氏(67)、3選を目指す現職の安部三十郎氏(58)。3氏は市内を選挙カーで走り支持を訴えている。選挙活動を追った。

 ◇主婦層ら中心に「手作りの選挙」−−関谷幸子氏
 関谷氏の組織は選対本部長を置かず、選挙経験者もいない。後援会長の石栗正人さん(87)は米沢東高時代の恩師。石栗さんは「手作りの選挙」と言う。

 選挙活動を支えるのは米沢の未来について話し合うことを狙いに設立した「てんとうむし倶楽部」の会員たち。50〜60代の主婦層が中心。ボランティアでポスター張りなど運動を手伝う。会員は1300人を超え、定期的に開く会合は10回を超えた。毎回、参加者が手作りの漬物などを持ち寄り、政治について語り合う。

 地元の小野川温泉や西部地区を中心に選挙カーで市内を丁寧に巡回し訴えている。24日午後7時から置賜総合文化センターで総決起大会を開く予定。【前田洋平】

 ◇現職への批判層取り込みを狙う−−鈴木睦夫氏
 鈴木氏は理事長を務めるNPO法人の関係者や自ら設立した政治団体の支持者らから支援を受け支持拡大を図る。政党や大規模団体からの支援は受けず、無党派層のほか、現職への批判層を中心に政策を訴える運動を進めている。

 前回市長選で落選した候補者の支持者の取り込みにも力を入れ票の上積みを狙う。

 現在住んでいる相生町や、市議時代の地盤がある矢来地区などを中心に選挙カーで市内をくまなく回る。25、26日には市役所や大型ショッピングセンター、スーパー前など中心街での街頭演説も1日6カ所予定し最後の追い込みを図る。26日は知人の元衆院議員2人も来て応援演説し活動を後押しする予定だ。【浅妻博之】

 ◇全市に厚い基盤、さらに引き締め−−安部三十郎氏
 旧市街地には「みんなの会」(夢のある米沢をみんなでつくる会)、新市街地には地区後援会があり全市に厚い支持基盤を構えている。それでも選対幹部らは口々に「一番の心配は投票率」という。このため「投票に行くように」と支持者らを引き締める。「今後の市政運営のためにも前回並み(2万票台)は獲得したい」という。

 日中は選挙カーで市内を回り、街頭演説に立つ。告示後の3日間でほぼ全域に顔を見せた。23日は板谷地区など山間地を皮切りに市内を回った。夜は連日3、4カ所で個人演説会を開く。

 24日夜には金池の「グランドホクヨウ」で決起集会を予定。26日午後7時半から市役所前で最後の支持を訴える。【近藤隆志】

2120チバQ:2011/11/26(土) 16:37:08
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/news/20111126-OYT8T00524.htm
社民統一会派離脱へ
民主の名称変更方針に反発
 社民党県連は25日、福島市内で役員会を開き、県議会で民主党などと構成していた統一会派「県民連合」から離脱する方針を決めた。民主党が、会派名を「民主・県民連合」に変更する方針を示したことに反発した。12月3日の常任幹事会で正式決定する見通し。

 一方、民主党県連は25日、常任幹事会を開き、党県連の新役員を決定した。幹事長に宗方保氏(須賀川市岩瀬郡区)、政調会長に宮下雅志氏(会津若松市区)、総務会長に三村博昭氏(白河市西白河郡区)が選出された。統一会派について宗方幹事長は、「時間がかかっても(名称変更を)ご理解いただき、今後も協力してやっていきたい」と、引き続き社民党に参加を呼び掛ける考えを示した。

(2011年11月26日 読売新聞)

2121チバQ:2011/11/26(土) 16:37:38
http://www.kfb.co.jp/news/index.cgi?n=201111261

自民、正副議長独占へ 県議会
2011年11月26日 09時58分配信
自民党県連は25日、県議会改選に伴う執行部人事で幹事長に政調会長の平出孝朗氏(55)=会津若松市、4期=を起用する新体制を内定するとともに、議長候補に幹事長の斎藤健治氏(67)=須賀川市・岩瀬郡、4期=、副議長候補に総務会長の斎藤勝利氏(67)=相馬市・相馬郡(新地町)、4期=を選出した。

民主党県連も同日、宗方保氏(63)=須賀川市・岩瀬郡、4期=を幹事長とする新役員体制を決めた。

自民は民主との「協調路線」から一転、正副議長ポストを独占して「第一会派」としての発言力を強める構えで、改選後の議会運営は緊迫の度を増す。

2122名無しさん:2011/11/27(日) 09:47:58
得票率ベースで見るととても党勢が回復したとはいえないのでは。党員の高齢化等による党勢の衰退傾向がこの一連の選挙結果からとまったと考えるのは早計。低投票率や個別の選挙区事情によるものと考えるのが自然では。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111127-00000075-san-pol
共産、被災地選挙でじわり 他勢力「支援は票目当て」
産経新聞 11月27日(日)7時55分配信

 東日本大震災の被災地で共産党がじわじわと勢力を増殖させている。岩手、宮城、福島の被災3県の県議選ではいずれも前回を上回る議席を獲得し、震災後の組織的な義援金配布やボランティア活動が原動力となって保守系支持者を取り込んだケースもある。他の勢力は「票集めのための被災地支援。地方行政の運営に支障が出かねない」と牽制(けんせい)している。(伊藤真呂武、荒船清太)

                   ◇

 福島県議選の投開票が行われた20日夜。同県いわき市の同市漁協四倉支所長、鈴木三則さん(61)は自宅のテレビで共産党候補の当選を確認して喜んだ。

 「応援したかいがあった。しがらみはあったけど、他の党は何もしてくれなかったから…」。長年、自民党を支持してきた鈴木さん。1月には同党候補から「今年もお願いします」と頼まれていただけに、苦渋の決断だった。

 共産党は同市選挙区で初めて2議席を獲得するなど改選前の3議席から5議席に伸長。投票率の低下で全体の得票数は減らしたが、得票率は前回の8・12%から8・70%に伸ばした。

 同党は震災後、9億円の義援金を被災自治体や支援団体などに寄贈。党員を動員し、炊き出しや家の片付け、放射能測定などのボランティア活動を展開した。

 津波被害を受けた四倉漁港にある漁具倉庫は、同党から贈られた100万円を元手に再建された。鈴木さんは「あれは生きたゼニだった。議会活動よりも、支援活動こそ政治の大事な仕事。選挙目当てだったとしてもいい」と感謝する。

 鈴木さんは同党候補の「応援者紹介カード」に、漁協組合員約60人の連絡先を書き込んで送付。市田忠義書記局長の応援演説には、漁協組合長に頼まれて異例の出席をした。

 同党は他の被災地選挙でも軒並み勢力を伸ばしている。仙台市議選、岩手県議選で各1議席増。宮城県議選では2議席から4議席に倍増させ、最大の被災地である石巻選挙区で初の議席も獲得した。

 同党宮城県委員会からは「救援活動は党に対する信頼を深め、選挙戦での前進の大きな力にもなった」と“勝利宣言”が出された。

 一方、保守系県議の後援会事務所は「われわれのボランティアはあくまで事務所レベル。票集めにつながるからといって、共産党のように組織を動員することはできない」と嘆く。

 共産党は福島県議会では代表質問が可能になる交渉会派に復帰し、脱原発での議会工作を加速させそうだ。自民党関係者は「実質的な議論よりも、脱原発などの反論しにくい質問で議会運営の手足を縛られかねない。躍進は歓迎できない」と警戒を強めている。

                   ◇

 ■主な被災地選挙での共産党の結果

       投開票日 獲得議席(得票率) 前回議席(得票率)

仙台市議  8月28日 7(10.92%) 6(10.28%)

岩手県議  9月11日 2( 4.45%) 1( 4.37%)

宮城県議 11月13日 4( 7.33%) 2( 7.25%)

福島県議 11月20日 5( 8.70%) 3( 8.12%)

最終更新:11月27日(日)7時55分

2123名無しさん:2011/11/27(日) 23:57:55
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111127-00000074-mai-pol
<米沢市長選>安部三十郎氏が3選
毎日新聞 11月27日(日)23時30分配信

 山形県米沢市長選は27日、投開票され安部三十郎氏(58)が3選。旅館業の関谷幸子氏(61)▽NPO理事長の鈴木睦夫氏(67)を破る。投票率は49.78%。

 確定得票数次の通り。

当24800 安部三十郎=無現<3>

  6366 関谷 幸子=無新

  3035 鈴木 睦夫=無新

2124age:2011/11/29(火) 18:26:53
女ヤッて金もらえるの?(人・ω・)♂ http://ylm.me/

2125チバQ:2011/11/29(火) 23:37:41
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111129-00000001-mailo-l07
民主県連:本田氏を除籍 県議選でみんな推薦受け /福島
毎日新聞 11月29日(火)10時50分配信

 民主党県連は28日、県議選(20日投開票)に民主党公認として立候補し、再選された本田朋氏(37)=二本松市、3期=を同日付で除籍処分とし、公認を取り消したと発表した。本田氏が県議選でみんなの党推薦を受けたことや、選挙期間中に同党所属議員の応援演説を受けたことなどが、民主党の倫理規定に反するとされた。
 民主県連倫理委員会の三村博昭委員長らによると、本田氏は26日の委員らの聞き取りに対し、「選挙区で極めて深刻な事情があった。ご迷惑をおかけした。覚悟の上での行動だった」と語ったという。本田氏は党県連で青年局長や副政調会長を務めていた。【泉谷由梨子】

11月29日朝刊

2126チバQ:2011/11/29(火) 23:38:13
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111129-00000000-mailo-l07

県議会:自民、正副議長独占へ 無所属とみんなは交渉会派 /福島
毎日新聞 11月29日(火)10時50分配信

 県議会改選を受け、各会派が28日、結成届を事務局に提出した。第1会派の自民は佐藤雄平知事を支えた民主系との融和路線から一転、公明との連携で過半数を得て、正副議長など主要ポストを奪取し、発言力を強める構え。対する民主は、社民らとの統一会派「県民連合」を解消し、「民主・県民連合」に改めた。みんなと無所属は新たに「ふくしま未来ネットワーク」を発足。共産とともに、代表質問などができる交渉会派入りした。激しい論戦が交わされる見通しで、佐藤知事の議会運営も変化を迫られそうだ。【泉谷由梨子、関雄輔】
 定数は58。各会派の人数は、自民28人▽民主・県民15人▽未来ネット6人▽共産5人▽公明3人▽社民1人。
 自民は28日の議員会議で、正副議長を独占、六つの常任委員会の正副委員長を公明と分け合う方針を確認した。4年前に県民連合に明け渡した副議長職を取り戻し、佐藤知事との協調路線から転じて第1会派としての発言力を強める狙いだ。
 議長候補は斎藤健治氏(67)=須賀川市・岩瀬郡、4期、副議長候補は斎藤勝利氏(67)=相馬市・新地町、4期。12月9日開会の県議会本会議で選任される見込み。平出孝朗幹事長は「議会を引っ張っていく。我々は一致結束して議会にあたりたい」と強調した。
 対する民主・県民には28日付で除籍、公認取り消しとなった本田朋氏(37)=二本松市、3期=を除く14人に、無所属の西丸武進氏(67)=いわき市、5期=が加わった。たもとを分かった社民新人の紺野長人氏(56)=福島市=は一人会派を結成した。民主の宗方保幹事長は「(自民方針は)多数決なのでやむを得ないがそんなことで今後の議会運営ができるのか。こちらは政調組織を強化し備える」と話した。
 また、みんな新人の水野さち子氏(49)=会津若松市=や、本田氏ら無所属の計6人で「未来ネット」を新たに発足。ここには、自民が当初連携を打診していた本田仁一氏(49)=田村市・田村郡、星公正氏(58)=南会津郡=の保守系2新人も加入している。代表に就いた無所属新人の高野光二氏(59)=南相馬市・飯舘村=は「それぞれ党派はあるが、県民党としてやっていく。個人の意見を尊重する」とし、会派としては議案の賛否などを拘束しない方針を示した。

11月29日朝刊

2127名無しさん:2011/11/30(水) 18:15:04
>>2120>>2126
県議会のホームページでは30日現在、民主・県民連合に社民も加わっていますね。

一人では交渉会派に入れないので途中で社民が折れたんでしょうか。

2128名無しさん:2011/12/01(木) 14:20:00
http://mainichi.jp/area/aomori/news/20111201ddlk02010242000c.html
政治資金収支報告書:10年、4.4%減15億203万円 景気低迷を反映か /青森

 県選挙管理委員会は30日、政治資金規正法に基づき10年分の政治資金収支報告書を公表した。収支報告書の提出義務のある政治団体は10年末現在で計984団体で、前年に比べ9団体増えた。前年繰越額を除いた収入額は計15億203万円で、前年比4・4%減となった。昨年7月に参院選があったものの、低迷を続ける景気を反映してか、団体からの寄付などが減ったことが影響したとみられる。【吉田勝】

 ■政党

 収入のトップは、県内に108の政治団体を抱える自民で、3億5390万円。前年より20・2%、8930万円減った。党本部からの交付金と法人など団体からの寄付がいずれも30%余減ったことが主な要因とみられる。

 次いで、共産2億7832万円(前年比6・4%増)▽民主1億6379万円(同10・1%増)▽公明4355万円(60・4%増)▽社民3743万円(同10・7%増)▽たちあがれ日本1695万円(10年5月設立のため前年比較なし)−−などとなっている。

 ■政党以外

 県内の政党以外の政治団体(資金管理団体とその他の政治団体)は県内に805あり、収入総額は6億806万円で、前年より7・4%、4827万円減った。

 最も収入が多かったのは、今年6月に3選を果たした三村申吾知事の三村申吾後援会で5044万円。前年より477万円、10・5%増加した。次いで、衆院議員の大島理森後援会3375万円▽青森県医師連盟3010万円▽参院議員の山崎力後援会2105万円▽衆院議員の木村太郎後援会連合会2094万円−−と続いた。

 ■資金パーティー

 政治団体が開催した政治資金パーティーは22件(19団体)あり、収入総額は1億7403万円で、前年比65万円減。収入額が1000万円以上の「特定パーティー」は、昨年より1団体減り4団体が開いた。特定パーティーによる収入総額は1億233万円で、前年に比べて1653万円、13・9%減少した。

 最も収入が多かったのは、「三村申吾君を励ます会」(三村申吾後援会)の3628万円。前年も3548万円でトップだった。次いで、「自由民主党青森県政経セミナー」(自民党県連)の3234万円、「大島理森君を激励する会」(大島理森後援会)の2116万円などとなった。

毎日新聞 2011年12月1日 地方版

2129チバQ:2011/12/01(木) 20:49:19
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20111201ddlk07010137000c.html
県議会:社民・紺野県議、民主会派に再加入 /福島
 県議会の会派構成で、社民新人の紺野長人氏(56)=福島市=は29日付で、離脱した民主、無所属による統一会派「民主・県民連合」に再加入する届を議会事務局に提出した。社民会派は消滅し、民主・社民系などによる統一会派が継続されることになった。

 変更後の会派構成は次の通り。(定数58)自民28人▽民主・県民16人▽未来ネット6人▽共産5人▽公明3人。【泉谷由梨子】

2130名無しさん:2011/12/01(木) 23:49:17
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20111130-OYT8T00056.htm
政治資金 11.5%減の16億
2010年分 選挙少なく寄付など減少

 県選挙管理委員会は29日、県内で活動する政治団体の2010年分の政治資金収支報告書を公表した。943団体の収入総額は計16億3112万円で、前年から11・5%(2億1167万円)減った。県選管は「10年は参議院選挙があったものの地方選挙が少なく、政治活動の諸経費が抑えられ、寄付や交付金が減少した」とみている。

 団体別の収入状況では、政党が前年比1・0%増の計8億8616万円と昨年に続いて増加。党本部などからの交付金が3億9930万円、個人や企業・団体からの寄付が2億2352万円で、ともに前年を割り込んだが、機関紙の発行事業などによる収入が前年の3倍近くに伸びた。

 一方で、寄付の減少が響き、資金管理団体が同29・0%減の計2億513万円、その他の政治団体が同20・2%減の計5億3983万円と、それぞれ減少に転じた。

 政党別に見ると、自民党が4億558万円で最も多く、次いで共産党が2億4617万円、民主党が1億1589万円となった。ただ、自民党が前年から4・9%減ったのに対し、前年に90%近い伸び率を示した民主党は10年も23・9%増と収入を伸ばした。

 政党以外の政治団体で、前年繰越金を含む収入総額が1000万円を超えた団体は、資金管理団体で4団体。業界団体や政治家の後援会など、その他の政治団体では12団体あった。

 資金管理団体で最も多かったのは、佐竹知事の「地域経済研究会」の4672万円で、政治資金パーティーによる事業収入2818万円のほか、1415万円の寄付があった。自民党の衆院秋田1区支部長に選任された冨樫博之県議の「樫の会」が1965万円、穂積志・秋田市長の「穂積志政策研究会」が1458万円で続いた。

 943団体の支出総額は、前年比17・0%(2億4098万円)減の計11億7907万円。政党が同1・2%減の計7億352万円、資金管理団体が同42・5%減の計1億4279万円、その他の政治団体が同27・6%減の計3億3275万円で、いずれも減少した。内訳を見ると、組織活動費や選挙関係費などの政治活動費が7億1427万円と前年から2億円以上抑えられた。
(2011年11月30日 読売新聞)

2131名無しさん:2011/12/01(木) 23:50:25
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news/20111129-OYT8T01231.htm
昨年の政治資金14%減
民主横ばい、自民大幅減

 県選管は29日、2010年分の県内の政党・政治団体の政治資金収支報告書(県選管所管分)を公表した。政党と政治団体が1年間に集めた政治資金の収入総額は前年比13・9%減の18億8667万円だった。政党別では、自民党が大幅に収入を減らし、政権交代後の資金力低迷を如実に示す結果となった。政党・政治団体の支出総額は同13・9%減の18億5877万円。収入、支出ともに大幅に減ったのは、衆院選や知事選、仙台市長選があった09年に比べ、10年は大型選挙が参院選のみだったことも影響したと見られる。

 政党全体の1年間の収入額(繰越金は除く)は前年比17・0%減の11億9963万円。目立ったのは、自民党の大幅減。同党の収入は前年の5億8684万円から44・9%減で、トップの座を明け渡した。政権獲得から2年目の民主党の収入は2億1712万円で前年とほぼ横ばいだった。

 今回のトップは4億6680万円の共産党。今回初めて報告書を提出したみんなの党は1300万円だった。

 政党以外の政治団体の収入総額(前年からの繰越金を含む)では、前年5位の桜井充後援会が4939万円で1位。県医師連盟、中野正志後援会が続いた。中野正志氏は10年7月の参院選の比例選に自民党から出馬したが、落選した。

 政治資金パーティーを開いたのは28団体で、前年の29団体をわずかに下回った。収入総額も1億3468万円で、前年の1億4515万円から微減だった。収入が1000万円以上の「特定パーティー」は、自民党県連(収入3676万円)、桜井充後援会(同2142万円)の2件だった。

報告書未提出2団体 政治資金規正法で義務づけられた報告書の提出を28日までに県選管にしなかった政党支部は、いずれも自民党の北上支部(山中祐弘代表)と県第5選挙区支部(斎藤正美代表)の2団体だった。2年連続で未提出の場合、政治活動が行えない団体として指定されるが、2支部は、いずれも前年は報告書を提出したという。

津波で書類流出も 県選管に届け出ている1221団体のうち、1000団体が2010年分の報告書を提出した。提出率は81・9%。このうち、自民党の石巻、女川、気仙沼の各支部や小野寺五典後援会、共産党県東部地区委員会など沿岸部12団体が、津波被害などで会計帳簿など関係書類を失い、報告書の内容を完全に記載できなかったと申し出た。
(2011年11月30日 読売新聞)

2132チバQ:2011/12/02(金) 19:14:27
http://mainichi.jp/area/aomori/news/20111202ddlk02010202000c.html
松橋・田子町長:辞職願を提出 病気療養中、長期リハビリで /青森
 田子町の松橋良則町長(68)は1日、沢口勝町議会議長宛てに辞職願を提出し、受理された。内容は「一身上の都合」としている。今年8月から病気療養のため、公務を休んでいた。約2カ月入院し、現在は退院しているが、長期のリハビリが必要なことから辞職したとみられる。

 沢口議長は2日にも町選管に辞職願を通知する。公職選挙法では通知日から50日以内に町長選が行われる。【松沢康】

2133チバQ:2011/12/02(金) 23:20:20
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/12/20111202t13022.htm

議長就任直後、辞職の勧告 宮城・丸森町議会
 宮城県丸森町議会(定数16)は1日、改選後初となる12月定例会を開き、議長に海川正則氏(65)、副議長に加藤宗郎氏(65)を選出。正副議長選の直後、海川議長に対する辞職勧告決議案が提出、否決された。議長就任日の同決議案提出は「聞いたことがない」(町議会事務局)という。
 町議選(11月13日投票)で使われた海川氏の選挙ポスターについて、決議案を提出した議員は「存在しない掲示責任者の名前を虚偽に表示した。町民を欺く行為だ」と提案理由を述べた。
 海川議長の退席後に採決した結果、賛成7、反対7の同数となった。副議長裁決で加藤副議長が反対に回り、決議案は否決された。議長選での海川氏の得票は9だった。
 海川議長は「4年前のポスターを再利用した。その間に掲示責任者が死亡したのに、名前の修正が徹底されなかった。ミスは認めるが、議長の責任を問われるものではない」と話している。


2011年12月02日金曜日

2134チバQ:2011/12/03(土) 22:45:59
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20111202-OYT8T01351.htm
奥州市、「副県都」を返上?

総合計画から削除案 一関に人口抜かれ
 2006年の合併時に「副県都」構想を掲げ、市総合計画にも「副県都」という言葉を盛り込んだ奥州市が、この言葉を計画から削除するかで揺れている。今年9月に旧藤沢町を編入合併した一関市の人口が奥州市を抜き、県内2位となったからだ。

 奥州市は06年2月20日、5市町村が合併、人口13万1272人と盛岡市に次ぐ県内2位の人口となった。同市は翌07年から10年間の総合計画で、目指すべき都市像を「歴史息づく健康文化都市 産業の力みなぎる副県都」とし、副県都としての街づくりを進めてきた。

 市は計画策定時、11年の人口を12万8600人と見込んだが、少子高齢化が進み、10月末の人口は約3000人少ない12万5539人。9月に旧藤沢町と合併した一関市の10月末の人口は12万8531人で、奥州市を抜き県内2位となった。

 このため、市は11月に各地で開いた市政懇談会で、計画から「副県都」という言葉を外すと説明。目指すべき市のイメージは、「高度な水準をめざす『教育と医療のまち』」や「地域が支え育てる『農業のまち』」などとした。しかし、出席者から「人口以外にも、副県都を目指す理由がある。副県都という言葉を外さないでほしい」という声が上がった。また、ある市議からは、「農業生産高など産業面で県内第2位を目指せる」などの意見も出て、市は再度、検討中だ。

(2011年12月3日 読売新聞)

2135チバQ:2011/12/06(火) 12:41:32
http://mainichi.jp/area/akita/news/20111206ddlk05010039000c.html
大館市:本庁舎、耐震補強を転換 「移転」か「全面改築」へ /秋田
 ◇「長期使用に不安」
 大館市は東日本大震災を受け、耐震補強工事を計画していた本庁舎(同市中城)について、「移転」と「現庁舎全面改築」の2案で検討していく方針に転換した。「耐震補強を行ったとしても長期使用に不安がある」というのが理由。懸案だった庁舎整備について、市が2案の方針を示したのは初めて。

 5日の市議会定例議会一般質問に答え、小畑元市長が明らかにした。市総務課によると、鉄筋コンクリート3階建ての本庁舎は1954(昭和29)年建築。76年に増築し、現在は広さ約4500平方メートル。老朽化が進み、09、10両年度実施の耐震診断で補強工事の必要性を指摘され、今年度設計、12年度施工の準備を進めていた。

 しかし、東日本大震災はマグニチュード9、最大震度7を記録。従来の耐震計画の想定を大きく上回り、防災拠点として、より強度の高い庁舎整備が求められている。市は再検討に際し、現庁舎を耐震補強する▽市所有の旧正札竹村本館・新館を改修し移転▽現庁舎を全面改築−−の3案を基に、建物の強度、経費、耐用年数などを比較。その結果、今後約30年にわたって、防災拠点としての機能を備えた庁舎を想定した場合、現庁舎は今のコンクリート設計基準強度を満たさず、旧正札竹村本館・新館は強度を保っていることが分かった。

 このため、市は旧正札竹村本館・新館を改修して移転する案と、現庁舎を改築する案の2案を基に、具体的に検討することにした。小畑市長は「今後は市民の声を広く聞きながら検討を重ねていく」としている。【田村彦志】

2136チバQ:2011/12/07(水) 23:32:53
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/12/07/kiji/K20111207002191280.html
福島県議会の自公両会派“西山氏、来るな”
 女性スキャンダルで懲戒処分を受けた西山英彦・経済産業省元官房審議官(54)が、環境省福島除染推進チーム次長に就任した人事について、福島県議会の自民、公明両会派は6日、西山氏の解任を求める要望書を県に提出した。西山氏を「よりによって更迭された人物」と表し、次長就任は「県民感情を逆なでしている」と批判。国に抗議するよう求めた。

 自民、公明両会派の県議5人が午後3時すぎ、県庁を訪問。佐藤雄平知事あての要望書を内堀雅雄副知事に手渡した。

 要望書では「着実に除染を進めるには、信頼関係のもと緊密に連携しなければならない」と指摘。「よりによって更迭された人物を除染の責任者にする人事は、あまりにも県民感情を逆なでしており、言語道断と言わざるを得ない」とした。内堀副知事は「国にしっかり伝えていく。真剣に対応したい」と応じた。

 西山氏は原発事故発生後、会見で経産省原子力安全・保安院のスポークスマンを務め、お茶の間にも広く知られたが、6月に一部週刊誌で女性職員との不倫が報じられ更迭。9月、勤務時間中に省内で女性職員と不適切な行為を繰り返していたとして停職1カ月の懲戒処分を受けた。

 環境省は11月18日、西山氏を福島除染推進チームの次長とする人事を発令。関係者からは「左遷」との見方が出ていた。

 自民党福島県連の斎藤和夫事務局長によると、西山氏の次長就任は報道で知ったといい、「信じられない思いだった」と憤慨。「除染は福島の最大の問題。原発事故のさなかに女性スキャンダルを起こして更迭された人と、県民は信頼関係を結べない」と強調した。

 福島県議会は定数58で、自民会派が28人、公明会派が3人。民主会派の16人を大きく上回る計31人で、西山氏にNOを突き付けたことになる。

 環境省秘書課によると、西山氏は次長就任後、1回福島入りしたが、その後は東京で勤務。現在は除染のモデル事業について各省庁間の調整などに当たっているという。

 細野豪志環境相は1日の参院東日本大震災復興特別委員会で、社民党の吉田忠智議員から西山氏の人事について「不適切」と指摘され、「福島の皆さんもいろいろ思いがあるので、本人は表に出ることなく、必要な時は地元に行く」と答弁していた。

 同省は今回の解任要望について「現段階でコメントは差し控えたい」としている。

 ▽西山氏の女性スキャンダル 6月に週刊新潮が、経産省勤務の20代後半の独身女性と都内の路上でキスする様子などを報道。同23日に海江田万里経産相(当時)から口頭で厳重注意を受け、「(記事が)掲載されたこと自体、私の至らなさを示している」などと謝罪。同29日にスポークスマン役を更迭され、7月15日付の人事で官房審議官から官房付になった。9月30日に、3月下旬から6月ごろにかけて、省内の審議官室で女性職員とキスや抱擁など不適切な行為を繰り返していたとして停職1カ月の処分を受けた。相手の女性職員も同日付で訓告処分。
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2137チバQ:2011/12/08(木) 00:04:05
>>1930>>1933-1934>>1937
>>2031-2034>>2055
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20111207-OYT8T00053.htm
大石田町の入札汚職 前町長の情状争点に
あす初公判

 大石田町発注の公共事業の指名競争入札を巡る汚職事件で、受託収賄罪に問われた前町長の阿部孝義被告(75)の初公判が8日午後、山形地裁で開かれる。阿部被告は起訴事実を認める方針で、争点は量刑を決める情状面に絞られ、早期に結審する見通し。一方で、事件当時の詳細なやり取りや、便宜供与が入札にどのように影響したかは、具体的には明らかになっておらず、法廷での発言や主張が注目される。

 起訴状などでは、大石田町長(当時)の阿部被告は2007年6月12日、町役場内の町長室で、尾花沢市の建設会社社長から、町発注の町道流雪溝工事の指名競争入札で同町の企業1社を外すように自身の支援者を仲介して依頼を受け、承諾。同8月11日、自宅敷地内の寺院で、現金100万円を受け取ったとされる。社長は贈賄罪の時効(3年)が成立している。



便宜供与の依頼があった大石田町役場 関係者によると、阿部被告の弁護側は、事実関係は認めたうえで、〈1〉わいろの認識時期〈2〉企業を指名から外した際の心情――について争う予定。〈1〉については「金は返すつもりで机に入れた後、自分のものになったと感じて使った」と訴え、〈2〉は「以前から企業に仕事上の問題があったため、入札から外そうと考えており、社長からの依頼に後押しされた」と主張する方針という。

 今回の事件を巡っては、首長に権限が過度に集中していた同町の指名競争入札のあり方が問われている。阿部被告が、町幹部で構成する「審査会」の後に独断で企業1社を外したとされるが、阿部被告と町職員らの間で、どのようなやり取りがあったかは、不透明な部分が多く、法廷で明らかになるのかが注目される。

 また、問題の町道流雪溝工事の入札(予定価格4440万円)は、大石田町と尾花沢市の計7社が参加し、阿部被告に便宜供与を求めた建設会社が4200万円で落札。落札率は約95%と高率で、「事件に絡んで談合があった可能性がある」(複数の捜査関係者)という。今回の便宜供与が、入札にどのように影響したかは公には明確になっていないが、事件の背景の重要な要素の1つであるため、法廷で検察側や弁護側が、主張の中で言及する可能性もある。

 阿部被告は9月25日、県警に逮捕され、勾留中の10月3日付で大石田町長の辞職願が受理された。山形地検が同14日に起訴し、同17日に保釈されている。

(2011年12月7日 読売新聞)

2138チバQ:2011/12/08(木) 00:09:11
http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000001112070003
「国体開催へ」市町村に戸惑い
2011年12月07日

 「復興のシンボルと位置付け、開催する」。震災の影響で開催か延期かが焦点になっていた2016年の岩手国体について、達増拓也知事が開催を正式に表明した。県は民間団体の力を借りて震災復興との両立を目指すが、前例のない形式に市町村の担当者には戸惑いもある。


 「岩手の復興を国民に宣言する場になれば」。こう歓迎するのはラグビーとトライアスロンを予定する釜石市の担当者。「復興後の開催が望ましい」と注文を付けていた大槌町も「復興の後押しになる」(伊藤正治教育長)と期待する声が上がる。


 県の調査では、沿岸被災地を含めて開催に否定的な市町村はなかった。ただ、被災した競技会場の再建や見直しはこれからだ。ソフトバレーボールの会場が被災した大槌町は「練習、宿泊施設など、どのくらい整備できるか分からない」。軟式野球場ががれき置き場になった宮古市は、他の自治体に開催を打診中だ。


 最大の課題は、人員と予算の確保だ。市町村の開催費用は総額99億円に絞り込んだものの、県が負担する開催費用118億円のうち7割が施設整備費。この経費をどれだけ削減し、民間団体からどの程度寄付や協力が仰げるかによって、開催規模は変わる。


 開・閉会式を担当する北上市は「施設整備は県にお願いしたい部分が多い。どういうスタンスで開くのか早く示して欲しい」と不安もみせる。10競技を予定する盛岡市の担当者はこうくぎを刺した。「開催は喜ばしいが、運営費の試算など詳細を県が出すまで具体的には動きづらい」

2139チバQ:2011/12/12(月) 19:26:05
http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001112100002
みんなの党、手探りの駆け出し議員
2011年12月10日


みんなの党として初の一般質問に臨む境恒春議員(手前)=県議会

 初挑戦の仙台市議選、県議選で計6人が当選し、県内での躍進ぶりを印象付けたみんなの党。うち5人は40〜30代で政治経験はないに等しく、戸惑いながらの議員活動だ。他の政党は「お手並み拝見」といったところ。議会に新風を吹き込めるのか。


 「被災地では怖くて道路が渡れない。視界の悪くなる夕方以降は、外出ができないという不安の声が多く寄せられている」


 同党の境恒春議員(32)が9日、県議会で初めての一般質問に立ち、被災地で信号機の復旧が遅れていることを指摘した。「政治経験がないので、過去の一般質問の映像や傍聴した経験を参考に文章の構成を考えた」と言う。


 初の当選を決めてからまだ1カ月。みんなの党会派に所属する境氏と堀内周光氏(35)の2人は、議会のルールや慣習に戸惑うことが少なくない。


 「失敗」もした。先月30日の本会議。県職員の給与を平均0・29%引き下げる条例改正案に「削減幅が足りない」と、会派として反対した。


 だが、その前に開かれた総務企画委員会では堀内氏が出席していたにもかかわらず、議案は全会一致で賛成となった。起立や挙手を求めない表決方法だったため、「『反対』と返事しないと賛成になると知らなかった」と堀内氏。


 一方の仙台市議会。「県議会と違って、こっちには代表がいてよかったと3人で話すことがある」。同党市議の小野寺淳一氏(45)は、率直に打ち明ける。


 その代表は当選6回を数える柳橋邦彦氏(71)。市議会棟の同党会派控室では9日午前、柳橋氏の前で、小野寺氏ら1年生議員3人が演説原稿を朗読した。12日以降、それぞれが行う一般質問の予行演習だった。


 「ゆっくり水が流れるように読む」「『いただけないか』という言葉はいらない。我々は市当局にお願いする立場じゃない」


 そんな指示をした柳橋氏は「演説はまだまだだが、3人は震災を経て問題意識を持って議員になった。意気込みを感じる」と話す。


 2005〜07年に議長を務めた柳橋氏。09年の市長選で敗れた因縁もあり、「復興のスピード感がなく、存在感もない」と奥山恵美子市長に批判的だ。


 ベテランが若手を引っ張り、市議会の台風の目になれるのか。ほかの会派は、まだ様子見の状況だ=表。自民党・仙台から選出された佐藤正昭議長は「どんな活動をするのか、まだ評価はできない。市民もそうだろう。4年後の選挙で真価が問われる」と語った。(鈴木剛志、高橋昌宏)

2140チバQ:2011/12/12(月) 19:26:47
http://www.nikkansports.com/entertainment/news/p-et-tp0-20111210-875008.html
サスケ公開レコで「もう選挙出ない」
レコーディングを行ったザ・グレート・サスケ プロレスラーで元岩手県議会議員のザ・グレート・サスケ(42)が9日、都内で東日本大震災の復興アルバム「みちのく魂」の公開レコーディングを行った。現在も岩手・盛岡市に住み、3月11日も同市で被災し、6月から温めていた企画。CDは14曲+サスケの語り「復興宣言」からなるミニアルバム。「私は津波の被害は受けていない、生き残ってしまった東北人。何かできないかと思った」とサスケ。今回のCD制作には岩手・陸前高田市で兄を亡くしたバンドHAZEのボーカル霞さんも参加した。07年まで県議を務めたサスケだが同年の県知事選に出馬し、落選。今年9月にも県議選で落選した。今後については「もう選挙には出ません」と事実上の政治家引退を表明した。

 [2011年12月10日10時43分 紙面から]

2141チバQ:2011/12/19(月) 22:11:31
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20111219-OYT1T00209.htm
町が分断、見通し明るい…帰還メドで反応に差

3大臣との会談後、記者団の質問に答える佐藤知事 政府が、現在立ち入り禁止となっている警戒区域を、年間放射線量で三つに分けて見直すという案を福島第一原発周辺市町村に示した18日、首長らは様々な反応を見せた。

 「町が分断される」「見通しは明るい」――。見直しの結果、住民帰還のメドが立ちそうな自治体と、そうでない自治体との間で、受け止め方に違いが出た。

 平野復興相、枝野経済産業相、細野原発相は、同日午後、県庁で佐藤知事と会談した後、福島市内のホテルで福島第一原発周辺市町村長との意見交換会に臨んだ。席上、政府側から20ミリ・シーベルト未満は避難指示解除準備区域、20ミリ・シーベルト以上50ミリ・シーベルト未満は居住制限区域、50ミリ・シーベルト以上は帰還困難区域とする案が示された。意見交換会は冒頭以外は非公開で、終了後、首長らが報道陣に感想を述べた。

 同原発が立地する双葉町の井戸川克隆町長は、国から新たな三つの区域の見直し案が示されると、町内の大半が5年以上帰還が難しい帰還困難区域に指定されるのではと懸念した。「子供たちなど町民を放射線量の高い状態にさらすわけにはいかず、(今の状態で帰還するという)冒険はさせたくない。致し方ないのかなと思う」と話した。同じく同原発が立地する、大熊町の渡辺利綱町長も「町の大半が居住制限区域になり、分断されることも考えられる。持ち帰ってしっかり検討しないとならない」と厳しい見方を示した。

 新しい区分けで、町が三つの区域に分かれると説明された浪江町の馬場有町長は、「これでは町が分断されてしまう」と批判した。

 一方、今回集まった市町村の中で、比較的放射線量が低い楢葉町の草野孝町長は、「(帰還への)見通しは大変明るいと思う。希望を持っている」と前向きに受け止めた。その上で、「帰宅できるようになったとしても、町に自主財源はなく、復興事業ができない。原子力発電所がある限りは、原発関連の交付金を継続してほしい」と注文をつけた。ほぼ全域が年間放射線量20ミリ・シーベルト未満とみられる川内村の遠藤雄幸村長も、「20ミリ・シーベルトという一つの基準が示されたことについては評価したい」と述べた。村の復興計画では、来年3月末までに全村民の帰還を目指しているが、国が4月をめどに警戒区域を見直すとしているので、一部の地域では4月以降にずれ込む可能性が出てきた。

 計画的避難区域になっている山木屋地区など森林が多い川俣町の古川道郎町長は、「山は生活圏。政府に対しては、除染を徹底してやることを求めた」と述べた。

(2011年12月19日21時31分 読売新聞)

2142チバQ:2011/12/19(月) 22:13:20
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111219-00000002-khks-l07
避難区域再編案、線引きに不満も 首長、評価と戸惑い交錯
河北新報 12月19日(月)6時10分配信

 福島第1原発事故で、政府が18日示した避難区域の再編案には長期間の避難を求める「帰還困難区域」と、帰還を前提とする「居住制限区域」「避難指示解除準備区域」で線引きする方針が盛り込まれた。地元市町村長からは「一定の前進」と評価する声が上がる一方、「住民にどう説明するのか」との戸惑いが広がった。
 大熊町は第1原発1〜4号機が立地し、町の相当部分が帰還困難区域に指定される見込みだ。渡辺利綱町長は「大きな方向性が示されたことは評価する」と受け止めた。その上で「われわれには戻って生活する権利があり、住める環境にするのが(東京電力と国の)義務」と語った。
 富岡町は3区域が混在する可能性がある。遠藤勝也町長は「一つの町を分断するなら大問題。町は全町民を支えるために国と協議する」と説明した。
 浪江町は山間部が帰還困難区域、沿岸部が居住制限区域、避難指示解除準備区域に主に色分けされる見通しが強まった。馬場有町長は「町を分断する区域設定は受け入れられない」と反発した。
 南相馬市は9月末に中心部の緊急時避難準備区域指定が解除されたが、その後も医療環境などの復旧が進んでいない。桜井勝延市長は「除染も健康検査も市が率先して行っている。国の対応はスピード感がない」と苦言を呈した。
 福島県の佐藤雄平知事は県庁で枝野幸男経済産業相ら3閣僚と会談した。その席で、野田佳彦首相が原発事故収束に向けた工程表のステップ2が完了した際、工程途中なのに「事故収束」と断言したことを問題視し、「容認できない」と批判した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111218-00000066-mai-soci
<警戒区域再編方針案>「町を分断するのか」 首長ら不信感
毎日新聞 12月18日(日)21時38分配信

枝野幸男経産相、細野豪志原発事故担当相、平野達男復興担当相を迎えて行われた被災市町村との意見交換会=福島市内のホテルで2011年12月18日午後2時59分、竹内幹撮影

 政府が18日福島県や市町村側に示した警戒区域の解除・再編方針に対し、当該11市町村の首長らは「町を分断するのか」「帰還に向けた除染やインフラ整備の工程を示す方が先ではないか」など、強い不信感を表した。

 枝野幸男経済産業相ら3閣僚がこの日福島市を訪れ、首長らに放射性物質の汚染マップを配り、三つの新たな区域設定の考え方などについて説明した。マップに基づけば、富岡町や浪江町は3分割されることになる。

 既に警戒区域と計画的避難区域に二分されている浪江町の馬場有町長は会合後、「町民を分断するようなことはやってはならない」と危機感をあらわにした。年間被ばく線量50ミリシーベルト以上の土地を買い上げる手法についても「にっちもさっちもいかなくなった時の問題で、今の時期は考えられない」と戸惑いを隠さなかった。全域が警戒区域内にある富岡町の遠藤勝也町長も「3区分になることは考えていない。住民が一緒に帰れるのが目標だ」と話した。

 一方、福島第1原発が立地する双葉町の井戸川克隆町長は「説明を聞き、町全域が帰還困難区域になると感じた」と話し、「今後は町として一つにまとまりながら、仮の町を設けるということになる。どこに作るかは町民と話し合っていく」と、集団移転の可能性に言及した。

 また、南相馬市の桜井勝延市長は「警戒区域は国の責任で除染するということなので、その工程表をまず明確に示すべきだ。ズタズタになったインフラの復旧にも手がつかず、国の方針が見えない」といらだちを見せた。

 これに先立ち、枝野氏らと会談した佐藤雄平・福島県知事は「一日も早い帰還を実現するということで、(政府)一丸となってさらに努力してほしい」と述べ、避難区域見直しに向け、政府内に専門チームを設けるよう求めた。【松本惇、清水勝、吉川雄策】

2143チバQ:2011/12/21(水) 20:37:42
http://mainichi.jp/area/yamanashi/news/20111203ddlk19040166000c.html
選挙と原発:’11福島ミニ統一選/1 どう考え、どう語ったか /山梨
 先月8日夕方、乗車していた仙台行き東北新幹線「Maxやまびこ143号」が新白河駅を通過。目的地の福島県内に入った。稲刈り後の農村風景が車窓に広がる。ちょうど通路のドア上の電光掲示板に、こんな「毎日新聞ニュース」が流れた。

 原発事故で避難区域の福島県双葉郡8町村、住民の27%が「戻る気ない」と回答 34歳以下は5割強 福島大調査

 福島訪問の目的は、東日本大震災の影響で4月実施が見送られた県議選など統一地方選(投開票20日)の取材応援のためだ。

   ◆  ◆

 福島を訪れるのは06年秋の秋田支局勤務時代、高校野球秋季東北大会の取材以来だ。雨で序盤の試合が順延され、東北各県から集まった同期入社の記者と福島市内の温泉に繰り出し、地場産のキノコや手打ちそばを食べた。太平洋岸に並ぶ原発が、爆発で放射性物質をまき散らす可能性など、考えることもなかった。

 今では福島県産の一部地域のキノコは放射能汚染によって、出荷や摂取が制限されている。

   ◆  ◆

 県議選では、双葉郡選挙区(定数2)が、福島第1、2原発がある自治体を含む8町村のエリアだ。ここから5人が立候補した。大半の地域が警戒区域(同原発から半径20キロ)や計画的避難区域になったため、各候補者は、主に内陸の仮設住宅を訴えて回る異例の選挙戦となった。

 山梨県から遠く福島県内の選挙戦ではあるが、原発事故は悲しいことに、世界的な関心を集めている。その原発が生み出す電力は、東京電力管内である山梨県にも供給されてきた。福島県議選を通して、候補者や陣営関係者、避難住民が原発をどう考え、どのように語ったのか。山梨県民に報告する。(この連載は岡田悟が担当します)=つづく

2144チバQ:2011/12/21(水) 20:37:59
http://mainichi.jp/area/yamanashi/news/20111204ddlk19040085000c.html
選挙と原発:’11福島ミニ統一選/2 関心事に触れぬ候補 /山梨
 先月の福島市内。見た目は、日常的な風景だった。休日のJR福島駅前は買い物客でにぎわい、中高生が街を自転車で駆け抜ける。

 ただ大気中の線量は、原発事故前より高いまま。福島県公式サイトの専用ページによると、福島第1原発から約62キロ離れた県庁横の紅葉山公園の空間線量率測定結果は、同21〜25日時点でも、毎時0・97〜0・98マイクロシーベルトで推移している(甲府市内は事故後も同0・042〜0・072マイクロシーベルト)。

 それでも、立ち入りが禁止された原発周辺よりは圧倒的に低い。

 選挙取材のため、紅葉に色づく山々を横目にレンタカーを走らせると、カーラジオから、県内の測定結果がまるで天気予報のように伝えられる。

   ◆  ◆

 福島市や二本松市、郡山市などがある県中央部(通称「中通り」)には、事故を起こした原発がある双葉郡8町村の一部が臨時役場を設けるなどし、避難者が多く暮らしている。広い空き地やグラウンドには大抵、仮設住宅のプレハブが並んでいた。

 4月に実施予定だった統一地方選のメーンとなる県議選が告示された先月10日、郡山市の複合施設「ビッグパレットふくしま」周辺の仮設住宅に、民主党現職で双葉郡選挙区(定数2)から2期目を目指す坂本栄司氏(56)が姿を見せ、避難住民を握手して回ってから、訥々(とつとつ)と演説を始めた。

 先日、細野(豪志)原発事故担当相と話し、いつ地元に帰還できるのかはっきり示すよう訴えました。除染の範囲を広げ、なるべく早く戻れる地域にします。災害復興住宅の建設、特区制度を活用した働く場所を作るのも重要です。

 国民の関心が高い「脱原発」の是非。最大の被害を受けた有権者に対し、自ら「与党の一員」とうたう坂本氏は、演説でこれに触れなかった。=つづく

2145チバQ:2011/12/21(水) 20:38:27
http://mainichi.jp/area/yamanashi/news/20111205ddlk19040065000c.html
選挙と原発:’11福島ミニ統一選/3 将来への明言避ける /山梨
 −−前回選挙では「原発との共存共栄」を掲げていたが。

 四つの原子炉の廃炉が決まり、残り六つ。住民感情もあり、(東京)電力さんも再稼働を言う態勢が整わないのではないか。その結果として廃炉となる。共存共栄はもうない。廃炉作業が、原発産業の主流になるのかな。

 −−脱原発ということか。

 脱原発という概念的な話より、今いる人たちの雇用を守り、転職できる環境の整備も国の責任でやっていかないといけない。

 福島県議選(先月20日投開票)で、事故を起こした原発がある双葉郡選挙区(定数2)から立候補した民主現職の坂本栄司氏(56)は街頭演説後の地元テレビ局のインタビューでやっと、原発の将来性に言及した。

 「四つ」とは、事故を起こした福島第1原発1〜4号機、「残り六つ」は冷温停止中の同5、6号機、第2原発1〜4号機のことだ。

   ◆  ◆

 県議会は10月、県内全10基の原発の廃炉を求める請願を賛成多数で可決した。

 坂本氏はこの決議を前に退席していた。告示3日前の先月7日に開かれた同選挙区5候補予定者による公開討論会では、第2原発再稼働の是非を問う質問に、他4候補と同様「×」(すべきでない)のパネルを上げた。

 それでも、選挙演説では廃炉に触れない。記者に聞かれれば「廃炉」と答える。煮え切らないのだ。

   ◆  ◆

 自民現職で3選を目指した吉田栄光氏(47)は、東日本大震災前まで原発推進を明言していた。選挙戦最終日の19日、吉田氏は二本松市の仮設住宅前で街頭演説していた。

 我々は40年間、この(原発の)エネルギー政策を推進し、地域振興策がなされてきた。3月12日の事故以降の先の見えない避難生活。今後の我々の地域振興、エネルギー政策について、皆さんとしっかりしたご協議をしながら、皆さんの訴えを、大きく大きく受け止めた次第でございます。

 実は演説の前に、あるテレビ局の記者が「原発や除染の問題で考えを示してほしい」と要請していた。この日以外の街頭演説でも私は数回取材した。吉田氏は、原発の将来性には一切触れなかった。=つづく

2146チバQ:2011/12/21(水) 20:38:53
http://mainichi.jp/area/yamanashi/news/20111206ddlk19040053000c.html
選挙と原発:’11福島ミニ統一選/4 経済の重し、口堅く /山梨
 福島県議選双葉郡選挙区(定数2)に立候補した現職候補たちは、なぜ原発の将来性にあまり言及しないのか。

 自民の吉田栄光候補(47)の選対本部長を務めた勝山一美・同県浪江町議に疑問をぶつけたところ、「有権者の意識は大方、脱原発だが、代替手段もなく、声高に叫べばいいというものではない」との答えが返ってきた。

   ◆  ◆

 福島第1原発は同郡のうち、双葉町と大熊町、第2原発はその南の富岡町と楢葉町に立地。双葉町の北に位置する浪江町内には原発がないため、国からの交付金は立地自治体より少なく、原発による直接の固定資産税収入はなかった。

 それでも住民は、原発での作業に東電やプラントメーカーの3次、4次下請けとして携わる「協力会社」社員として収入を得、これら企業や社員の消費によって、同町のみならず双葉郡全体の経済が回っていた。勝山町議は「町内ではナシなど果樹畑が多かったが、生計を立てるのは厳しく、子供に原発勤務を勧めた家庭は多い。2年間原発で働けば、2町歩(約2ヘクタール)の田以上の収入になった」と話す。

 もっとも、勝山町議も事故への怒りや悔しさを隠さず、「事故直後でも避難は3、4日と住民の多くが思っていた。それだけ『安全神話』に慣らされていた」と振り返る。

 県ホームページによると、同町の空間線量率は今月1日現在、毎時5・37マイクロシーベルト。事故後は同町民約2万1000人のうち1万4000人が県内各地へ、約7000人が県外への避難を強いられた。

 それでも、原発の全否定は、雇用を奪うことと取られかねないのだという。

   ◆  ◆

 大熊町から県内陸部の会津若松市の仮設住宅に避難している女性(67)は、かつて同町役場に勤務し、第1原発建設の用地買収をする東電社員に同行したこともある。

 「(事故前に)貸しアパートを建てれば、東電の人が全部借り切ってくれてね」と話しながらも、「原発ができた当時はみんな喜んだが、『いつか大変なことになるのでは』とも思っていた。自宅を建て替えたばかりなのにこんなことに……」と涙を見せた。

 事故や放射能汚染のリスクへの不安と、経済的な“恩恵”の中での暮らし。「一体、どういう気持ちだったのですか」と聞いたが、「それは……、何とも言えないねえ」。=つづく

2147チバQ:2011/12/21(水) 20:39:12
http://mainichi.jp/area/yamanashi/news/20111207ddlk19040122000c.html
選挙と原発:’11福島ミニ統一選/5 2新人、「廃炉」明確に /山梨
 事故を起こした原発がある福島県議選双葉郡選挙区(定数2)の新人候補のうち2人は、かなり明確に脱原発や廃炉を打ち出していた。

 無所属新人の白土正一氏(62)は、福島第2原発がある富岡町の生活環境課長として、東電や国と県内原発立地町村の「情報会議」の事務局長を長く務め、国や東電に安全対策や情報開示を厳しく迫ってきた。02年に発覚した福島第1原発などのトラブル隠しを念頭に、県議選告示の先月10日、同郡の南に隣接するいわき市での演説で東電を批判した。

 東京電力は、事故が起こるとマニュアルを作り、形だけ(対策を)やるような姿勢を見せ、隠蔽(いんぺい)体質をやめるとは考えません。東電に対し、不信感が根強く残っております。

 選挙公報には「『原発依存をやめ』、福島第一・第二原発の廃炉を求める」と明記し、演説でも訴えた。

 また、双葉郡の除染には物理的、経済的に限界があると主張。同17日、同市の事務所を訪れた私に「除染さえすれば帰れるとの見方は、住民を愚弄(ぐろう)している」と言い切った。現職候補より主張を明確化し、原発労働従事者から反発はないのかと問うと、「有権者の反応には強いものを感じる」。

   ◆  ◆

 社民新人で、双葉郡で中学教員をしていた遠藤陽子氏(61)は、原発事故後に立候補を決めた。

 人災である原発事故は、すべての生活を破壊しました。東電と国、国策として原発を進めてきた自民党、民主党の責任は重く、プルサーマル発電を認めた県も例外ではありません。

 告示日の出陣式でこう訴えた遠藤氏。党県連幹部は、同党が従来から原発のあり方を批判してきたとあいさつし、党是としての脱原発を強調。福島瑞穂党首が応援に駆けつけた日もあった。

 だが選挙戦中盤、私の同僚記者が遠藤氏を取材したところ、こうこぼしていたという。「双葉郡で廃炉を支持している人が少なく、あまり声高には言えない。東電に補償や謝罪をきちんとさせるという話はしているが、雇用の問題まで伝えきれない」=つづく

2148チバQ:2011/12/21(水) 20:39:35
http://mainichi.jp/area/yamanashi/news/20111208ddlk19040118000c.html
選挙と原発:’11福島ミニ統一選/6 「政策より地縁血縁」も /山梨
 福島県議選の取材の一環で、県内各地の仮設住宅を回って、避難住民の話を聞くこともあった。

 NHKはこう報じた。投票日の先月20日、事故を起こした原発がある双葉郡選挙区の有権者への出口調査で、7〜8割が廃炉に賛成している。

 その通りなのかもしれない。ただ、私の取材に応じてくれた避難者の中には、脱原発を訴える人は多くはなかった。

   ◆  ◆

 同選挙区の浪江町からの避難者が暮らす内陸部の二本松市の仮設住宅。長女夫婦が千葉県に避難したという自営業の男性は「原発事故は自然災害が原因だろう。県内の原発は無理でも、東電には動かせる原発は動かしてもらわないと、我々の補償がしてもらえないという不安もある」と話した。長女の夫は原発関連のプラントメーカーの関連会社に勤務しているのだという。

 元々農家だったという無職の男性(70)は「原発をなくしても、代替エネルギーはすぐに準備できない」と話した。

 また、会社員の男性(41)は「日本全体のエネルギーを考えれば、原発は必要」と話したが、その表情はこわばっていた。福島第1原発の収束作業のため仮設住宅から通っているのだという。原発でどのような作業をしているのか尋ねてみたが「会社から止められている」。名前も教えてもらえなかった。

   ◆  ◆

 双葉郡選挙区の県議選を通じて、原発を巡る各候補者の訴えがどれほど浸透し、議論が深まっていたのか。

 選挙戦最終日の先月19日、自民現職、吉田栄光氏(47)は、二本松市のこの仮設住宅で街頭演説をした。拍手を送っていた高齢の女性2人に話を聞いた。1人は、吉田氏を支持する理由を「お父さん(吉田氏の父は元浪江町議)の頃から応援してんだから」。原発の是非については「それは……、わがらねー」。

 もう1人は「原発はもうねえ方がいい。(吉田候補は原発に)反対してくれる」。

 政策や主張より地縁血縁というのも、選挙の一面ではある。=つづく

2149チバQ:2011/12/21(水) 20:39:59
http://mainichi.jp/area/yamanashi/news/20111209ddlk19040065000c.html
選挙と原発:’11福島ミニ統一選/7止 支持者と東電に配慮 /山梨
 これだけ痛めつけられ、すべてのものがばらばらにされてしまった。その原因を作ったのは何だったのか。原発の安全神話は崩れ去った。原発を再考し、脱原発という考え方で進んでいただきたい。

 福島県議選などが告示された先月10日、無投票で再選が決まった同県浪江町の馬場有(たもつ)氏(63)。役場が移転した二本松市で万歳三唱をした後、「県議選で原発についての議論が低調だが、どう思うか」との報道陣の問いに、こう語気を強めた。

 前日に臨時町役場でインタビューした際にも、「自宅に(一時帰宅で)帰るのにタイベックス(防護服)を着ていく。とんでもない話だ。それをしたのは誰ですか? 壊れた家も直せない。精神的な被害は時間がたつほど増えていくんです」と述べ、国や東電への怒りをあらわにしていた。

   ◆  ◆

 開票日の同20日、自民現職、吉田栄光氏(47)は2位当選の民主現職、坂本栄司氏(56)に倍以上の差を付け3選を決めた。

 地震と津波で亡くなられた方々、そしていまだ収束しない原発事故で避難している窮状を考えると、非常に複雑な思いをしながらの万歳だった。さまざまな訴えのいろいろな有権者のご判断をいただいたと考えている。

 同市の事務所で、集まった支持者にこうあいさつした吉田氏。万歳や家族から祝いの花束を受け取る時以外は、厳しい表情だった。

 「4年間に向けた決意を」「避難している有権者にメッセージを」。報道陣の囲み取材で当たり障りのない質問が続く。私は問うた。

 −−県内原発の廃炉を訴える候補者もいたが、吉田候補は街頭ではあまり明言されなかったと感じる。改めて考えは。

 現在、事故の収束は見えず、軽々に再稼働はできない。損害の賠償、古里にいつ帰れるのか、地域住民の考え方は重要で、現時点では廃炉の方向を考えざるを得ない。ただし、これは事業者がある程度決めるべき問題で、今後、安定化、廃炉と進んでいくわけで、東電と地域の信頼関係は欠かせないので、事業者がしっかりこの点について大きな方向を示す必要があると思います。

 言葉を慎重に選び、こう答えた。廃炉を求める県議会への請願に自身が賛成したことを踏まえ、現時点では廃炉はやむなしとしつつも、「さまざまな訴えのいろいろな有権者のご判断をいただいた」うえでの当選なので、住民への賠償などを条件に再稼働に含みを持たせ、最終的には東電にげたを預ける。あらゆる方面に気を配った、ある意味“完璧”な回答だった。=おわり(この連載は岡田悟が担当しました)

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 ◇福島県議選双葉郡選挙区(定数2)
当 13671 吉田栄光 47 自現

当  5932 坂本栄司 56 民現

   3810 遠藤陽子 61 社新

   3799 白土正一 62 無新

   2653 青木敏孝 40 無新

 =選管最終発表

2150チバQ:2011/12/22(木) 12:16:25
48 名前:名無しさん 投稿日: 2011/12/22(木) 07:42:55
関係職員26人を処分、副市長は引責辞任 仙北市税金不正処理問題

http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20111221o

 旧角館町と仙北市の税金不正処理問題で市は21日、不正があった1998〜2006年度に税務課に在籍していた職員10人を停職や減給、戒告の懲戒処分とし、16人を訓告や厳重注意処分とした。市の調査委員会で委員長を務めた石山修副市長は「市政に停滞を招いた責任がある」として、任期を2年残し今月末で辞職することを表明した。門脇光浩市長は自らの報酬を来年4月から3カ月、20%カットする。

 虚偽確定申告などの不正行為を実行した当時の主事や主任計3人のうち2人が停職6カ月で、1人は同3カ月。当時の課長、課長補佐、係長の3人は監督責任を問い、それぞれ同1カ月。課長補佐1人は減給10分の1を1カ月、主事や主任計3人は戒告。ほかに事務担当の11人を訓告、窓口担当の5人を厳重注意とした。

 市の調査報告書には、職員が上司(退職)から指示を受けて不正を働いたとの証言が記されたが、発端は未解明のまま。この日の会見で門脇市長は「不明な点はあるが、現在いる職員に処分を下すしかなかった」と説明。県への清算金などの支払いは、関係職員のほかOBにも求めたい考えを示した。刑事告発の可能性については「ほとんどの事案は時効となっており、考えていない」とした。

2151チバQ:2011/12/29(木) 20:49:44
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20111228-OYT8T01042.htm
前大石田町長に有罪判決 懲役1年6月、執行猶予3年

「町政の信頼損ねた」


閉廷後、報道陣の質問に答える阿部被告  大石田町発注の公共事業の指名競争入札を巡る汚職事件で、受託収賄罪に問われた前町長で僧侶の阿部孝義被告(75)(同町田沢)の判決が28日、山形地裁であった。矢数昌雄裁判官は「公共事業だけでなく、町政全般への信頼を損ねた結果は重い」として、懲役1年6月、執行猶予3年、追徴金100万円(求刑・懲役1年6月など)を言い渡した。

 矢数裁判官は、争点とされていた企業を入札から外した経緯について、検察側の「選挙で対立候補を応援した企業を快く思っていなかった」という主張と、弁護側の「(入札から外そうと考えたのは)企業は工事の手直しが多かったため」という双方の訴えを認定した。

 現金を収受した動機については「妻からの小遣いでは交際費が賄いきれなかった」と述べるにとどめ、「依頼直後から、わいろを受け取る意思があった訳ではない。約9年間、(町長として)町民のために努力していた」とした。

 判決によると、阿部被告は2007年6月12日、自身の支援者を仲介者として、尾花沢市の建設会社社長から、町道流雪溝工事の入札で地元企業1社を外す依頼を受けて承諾。同8月11日、自身が住職を務める自宅敷地内の寺院で現金100万円を受け取った。

 阿部被告はこの日、黒いスーツに白いシャツ、紺色のネクタイ姿で入廷。背筋を伸ばし手を前に組み、証言台に立った。主文読み上げの間は、終始うつむき加減。初公判時と同じように裁判官の顔を見ることはなかった。

 裁判官が「発送した郵便物を部下に回収させてまで、業者を入札から外した」と指摘すると、「ふーっ」と小さくため息をついた。閉廷後は、裁判官が退廷するまで頭を下げ続けたが、傍聴席に向かって会釈する姿も見られた。

(2011年12月29日 読売新聞)

2152チバQ:2012/01/25(水) 21:40:02
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2012/20120125105944.asp?fsn=eb33f76037153e93cde084f7e7644d6f
元関脇・追風海が町議選出馬意向

 角界から政界へ−。板柳町出身で2006年、けがのため惜しまれつつ引退した元関脇追風海(36)=本名・斉藤直飛人、顔写真=が、2月の同町議会議員選挙に立候補する意向であることが24日、分かった。同日、同選挙の説明会に姿を見せた。

 説明会場の町福祉センターには現職11陣営、新人2陣営の立候補予定者や代理人が集まった。その中でも身長185センチのがっしりとした体格はひときわ目を引いた。追風海は取材に「現状を変えるのは簡単でないが、情熱を持って当たりたい」と話した。

 引退後、同町に戻り警備会社に勤務。体力維持のためトレーニングを続けているという。「年配の議員ばかりで若い人が育たない。『俺がやらなきゃ』という気持ちになった」と動機を語った。

 子どもたちの体力向上を抱負に掲げる一方、話題づくりのため「議員としてアマチュア相撲へ復帰することも考えている」とも。現役時代のしこ名を使い「追風海直飛人」として立候補するという。

 板柳町議会議員選挙は2月14日告示、19日投開票。現役時代は正攻法の一方で奇襲「八艘(そう)跳び」を繰り出すなど、器用な一面がある追風海。新たな挑戦でも力強さと技の切れを発揮できるか注目を集めそうだ。

2153チバQ:2012/01/25(水) 22:48:51
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20120124-OYT1T00228.htm
地方議員で全国最多の15選果たした83歳




. 22日投開票の宮城県色麻町議選で、現職の田中一寿さん(83)がトップ当選で15選を果たし、現職の地方議員としては全国最多当選となった。

 田中さんは1959年5月色麻村議(当時)補選で初当選。91年3月に町長選出馬(落選)で辞職し、翌年2月に町議に返り咲いた。在任期間は51年。

 田中さんは「町民の意見を代弁してきたことが評価された」と述べるとともに、15期目に向けて「町内企業に採用枠の1割を町民にしてもらい、若者を定着させて町の農業を守る」と抱負を語った。

 全国町村議会議長会などによると、これまで岐阜市議で15期58年、広島県議で14期55年11か月、山形県鮭川村や高知県奈半利町、徳島県上板町で13期52年務めた町村議がいた。

(2012年1月24日10時10分 読売新聞)

2154チバQ:2012/01/29(日) 13:26:55
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120129-00000079-mailo-l05
選挙:湯沢市長選 前市長の鈴木氏、無所属で出馬へ /秋田
毎日新聞 1月29日(日)12時25分配信

 来年4月16日の任期満了に伴う湯沢市長選に、鈴木俊夫・前市長(61)が無所属で立候補することが28日、分かった。次期市長選への出馬表明は鈴木氏が初めて。
 鈴木氏は28日、毎日新聞の取材に対し「後援会などから早く表明をと言われ、前日(27日)にあった後援会の新年会で決意を示した」と述べ、「市民と協働し、地域づくり、人づくりに力を入れた行政を目指す」としている。共産党籍は残したまま出馬するという。
 元県議の鈴木氏は02年の旧市長選で初当選し、4市町村が合併した05年の新市長選では旧首長4人による激戦を制した。09年の前回市長選は前市議の斉藤光喜・現市長との激しい一騎打ちとなり、小差で再選を阻まれた。【佐藤正伸】

1月29日朝刊

2155名無しさん:2012/01/30(月) 17:35:10
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120130-00000066-jij-pol
宮城県も議事録未作成=福島県は一時対応できず―大震災
時事通信 1月30日(月)13時12分配信

 東日本大震災を受け宮城県が設置した災害対策本部会議で、議事録が作られていなかったことが30日、分かった。議事録をめぐっては、震災関連の政府の重要会議でも未作成だったことが明らかになっている。ただ、県の会議は全て公開されており、危機対策課は「情報公開の点においては問題ない」としている。
 一方、震災や東京電力福島第1原発事故への対応で開かれた福島県の災害対策本部会議も、震災直後の6日間、議事録を作成していなかった。
 宮城県の本部会議は村井嘉浩知事を本部長とする最高意思決定機関で、昨年3月11日から10月20日まで計94回開催。初日の11日は1時間半から2時間半おきに1日4回開かれており、危機対策課は「震災発生当初は忙しく、議事録が作れる状況になかった」と話す。
 県は震災の記録史を作成するため、発言要旨や決定事項について職員が書き留めたメモをまとめ直す方針。ただ、録音や映像には残していないことから、「一言一句を再現するのは難しい」としている。
 福島県の本部会議は、昨年3月11日から同16日までの計33回分、協議項目を箇条書きした記録は残しているが、議事録は作っていなかった。県は「人員が限られており、議事録の作成まで手が回らなかった」と話している。同17日以降の議事録は作成している。

2156チバQ:2012/01/30(月) 22:45:35
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/01/20120130t11027.htm
桜井氏、政界再編にらみ勉強会 超党派で地方議員41人参加
 民主党政調会長代理の桜井充参院議員(宮城選挙区)は29日、超党派の地方議員による勉強会「日本型国家を創る会・宮城」の初会合を仙台市青葉区のホテルで開いた。
 桜井氏は「東日本大震災からの復興に向けた政策の実現には、与野党が連携しなければならない」と述べ、政界再編を視野に入れた政治勢力の結集を呼び掛けた。
 会合には県議や市町議計41人が出席。県議は須藤哲氏(民主)、菊地恵一氏(自民)、菅間進氏、渡辺忠悦氏、太田稔郎氏(無所属)の5人が参加。うち須藤、菅間、太田3氏は県議会の民主党系会派に所属している。
 仙台市議は大泉鉄之助氏(自民)、野田譲氏(同)、鈴木繁雄氏(無所属)の議長経験者のほか、民主の若手ら8人が参加した。
 意見交換で桜井氏は、自身の政治行動について「参院から民主党代表選に出ることも可能だが限界もある。衆院に移る可能性は当然ある」と県内の衆院選挙区へのくら替えに含みを持たせた。参加者とは定期的に勉強会を開く方針を確認した。
 桜井氏は取材に対し、勉強会の位置付けについて「(今後の政局で)何が起きても対応できるよう下地づくりの意味もある」と述べた。


2012年01月30日月曜日

2157age:2012/02/01(水) 22:53:46
逝ってよし+.(・∀・).+♪ http://s.64n.co/

2158名無しさん:2012/02/01(水) 23:50:28
>>2156
桜井参議は衆院2区内の宮城野区出身だから、離党した斎藤恭紀への刺客立候補もあり得るか?
(浅尾慶一郎みたいにならなきゃいいけど)

2159チバQ:2012/02/08(水) 20:54:50
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120207/trl12020723200006-n1.htm
北秋田市長選の選挙違反 元鷹巣町長、2審も有罪
2012.2.7 23:19
 平成21年の秋田県北秋田市長選をめぐり、公選法違反(買収)の罪に問われた元鷹巣町長、岩川徹被告(63)の控訴審判決で、仙台高裁秋田支部は7日、懲役1年、執行猶予2年とした1審秋田地裁判決を破棄し、懲役1年、執行猶予5年を言い渡した。

 卯木誠裁判長は判決理由で「原則5年の公民権停止期間を下回る執行猶予期間を付す特段の事情は見受けられない」と指摘した。

 被告側は男性運動員=同罪で有罪確定=への現金の供与は「運転と道案内の労務の対価」として無罪を主張したが、卯木裁判長は、支援者らの「公判供述は信用できない」として退けた。

 判決によると、岩川被告は21年2月と3月、北秋田市で男性運動員に票の取りまとめなどを依頼し、報酬として計30万円を渡した。

2160チバQ:2012/02/16(木) 20:48:18
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120214-00000015-mailo-l06
吉村県政の3年:任期満了まで1年/上 農林水産、産出額3000億円 /山形
毎日新聞 2月14日(火)10時28分配信

 ◇戸別補償制度交付金を含め目標達成へ 「数字合わせ」に疑問も
 「これまで以上に農林漁業者や生産者の団体と連携を強め、12年は『農林水産業を起点とする産出額3000億円』の仕上げの年にしたい」。1月10日の定例記者会見で吉村美栄子知事は、09年の知事選で公約に掲げた「産出額3000億円」の12年の達成に自信をのぞかせた。
 産出額3000億円は県内農業を元気にするための目標値。しかし1月25日現在、10年の産出額は2333億円の見込みで、前年実績額を15億円下回る。このまま推移すれば12年の産出額見込みは2778億円で3000億円に届かない。
 農林水産省統計の「農業産出額」は、県独自の産出額にも加算される主要項目の一つ。農家が生産した農畜産物の数量と販売額(諸経費を除く)をかけたデータだ。同省が1月下旬に発表した10年の県の農業産出額は1986億円で、73年以来、37年ぶりに2000億円を下回った。米余りなどで米価下落が影響したため。結果、県独自の産出額見込みも目標より減った。
 こうした傾向にもかかわらず吉村知事が3000億円達成に自信を見せるのは、農水省が産出額に入れていない戸別所得補償制度の交付額を含めるからだ。
 吉村知事は「戸別所得補償制度のモデル対策事業で169億円が稲作農家に交付され、経営安定が図られる効果があった」と説明。169億円を加えれば10年の産出見込み額は2503億円となり、一転して前年比155億円増。12年も同様に試算すれば3000億円達成も見えてくると県は説明する。
 戸別所得補償制度は、農家に作物の販売価格と生産費の差額を交付する制度。農水省の農業産出額統計には国の交付金が加算されているが、戸別所得補償制度は加算されていない。農水省は「農作物の価格を補う交付金は含めるが、戸別所得補償は農家所得助成なので農業産出額の対象とはならない」と説明する。これに対し、県農政企画課の佐藤宏昭課長は「国の産出額の推計方法に『各種奨励補助金を農産物の販売価格の一部とみなし加えた額』としている。戸別所得補償は米を作るからこそ農家がもらえる収入で産出額とすべきだ」と説明する。
 さらに県は、林業と水産業に加え、食品製造業者の県産品使用割合など加工・販売も含めて積み上げる。
   ◇   ◇
 前回知事選の際の表現は「農業産出額3000億円」だった。しかし就任後に「農業」を「農林水産業」に対象を拡大。さらに「加工等関連」も含め、農林水産業を「起点とする産出額」と軌道修正した経緯がある。県議からは「数字合わせ」との批判が出た。今回の戸別所得補償額の加算も「数字合わせ」との疑問も浮かぶ。
 県は目標達成に向け、農山漁村資源を活用し、観光とも連携した新ビジネスの創出など付加価値の拡大▽つや姫の生産増加と全国ブランド米としての定着−−などを掲げる。数字目標の達成だけでなく、農業を元気にする取り組みが実のあるものになるかどうかが問われている。
   ◇   ◇
 吉村知事がスローガンの「温かい県政」を掲げて就任してから13日で3年を迎え、任期は残すところ1年となった。吉村県政を検証するとともに、1年後の知事選を展望する。【浅妻博之】

2月14日朝刊

2161チバQ:2012/02/16(木) 20:49:37
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120215-00000084-mailo-l06
吉村県政の3年:任期満了まで1年/中 3万人雇用創出は達成 /山形
毎日新聞 2月15日(水)11時39分配信

 ◇大半は国の事業、非正規中心で質伴わず どう実現「長期安定」
 山形市のハローワーク山形には主に正社員の求人を求める人がひっきりなしに訪れる。今月上旬に同所に来ていた上山市の男性(42)は短期間の仕事しか見つけられずにいた。「これから面接を受ける会社で採用されても1年契約で再雇用はない。再びハローワークで職探しだ」と声を落とした。県は雇用拡大のため10、11年度で2万人の雇用を創出したとアピールするが男性は「2万人の雇用が生まれたなんて実感はまったくない」。不安そうな表情で面接会場へ向かった。
 吉村美栄子知事は公約実現のため就任直後に「雇用創出1万人プラン」を掲げた。08年12月に仕事を探す人約2万5000人に対し、求人数は約1万5000人と1万人の差。この差を09年度末までに埋めるとして1万人の雇用を生み出す目標を立てた。県によると、最終的に1万3028人分の雇用を創出したが、うち把握している正社員は約1割の1451人。大半は国の交付金を使った原則6カ月以内の「緊急雇用創出事業」で、長期の安定雇用に結びついていない課題が残った。
 県はさらに10年2月に、10年度から2年間で計2万人の雇用を目指す「2万人プラン」を打ち出した。1万人プランは達成した一方で仕事を求める人と求人数の差は約1万7500人まで広がったためだ。しかし、新計画の内容は1万人プランとほぼ同じ。違いは国の交付金でいずれも1年間の「重点分野雇用創出事業」と「地域人材育成事業」の計1300人分が加わったこと。長期雇用への対応策は示せなかった。
 2万人プランは昨年10月末に前倒しで達成し、県は「14日現在で2万1701人の雇用を作った」とするが、うち雇用期間が6カ月から最長でも3年の国の「雇用基金事業」が1万267人と約半分。さらに3年以内の「ふるさと雇用再生特別基金事業」は1423人だけ。大半が6カ月から1年以内の雇用にとどまり、1万人プランの課題は先送りされた形だ。
 県生活環境部の佐藤和志部長は「とりあえず仕事についてもらうつなぎとして雇用の下支えになった」としながらも「依然として安定雇用に結びついておらず、1万人プランの課題はクリアできなかった」と計画の実効性が上がらなかったことを認める。さらに佐藤部長は「国の基金は仕事がない人への緊急措置的なもの。県独自の予算だけでは厳しく、国の基金を活用せざるを得ない状況もある」と説明する。
 県は12年度から3年間を目標に、長期安定雇用に結びつけるため40億円の独自の基金を創設する。3年間を目標に、「エネルギー政策」や「農業の6次産業化」など、県で発展の可能性のある新分野での産業振興により雇用に結びつけるのが狙いだ。
   ◇   ◇
 「景気は厳しいが、県には知恵を出してもらい早く正社員の求人を増やしてほしい」。ハローワーク山形を訪れていた男性の声は切実だ。今度こそ長期の安定雇用につながる施策につながるだろうか。【浅妻博之】

2月15日朝刊

2162チバQ:2012/02/16(木) 20:50:03
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120216-00000131-mailo-l06
吉村県政の3年:任期満了まで1年/下 知事選へ動き表面化 /山形
毎日新聞 2月16日(木)12時18分配信

 ◇連合山形、正式表明待たず支援確認 自民の対応、焦点に
 1月5日に山形市で開かれた連合山形の旗びらき。大泉敏男会長は約200人を前に「来年1月に予定される知事選では吉村美栄子知事の再選を力を合わせて勝ち取らないといけない」と声を張り上げた。
 09年の前回知事選で連合山形は吉村氏擁立の中心的な役割を果たした。来年の知事選に向けても連合山形は吉村知事自身が立候補の意思を表明をしていない中で、既に昨年11月の定期大会で、吉村知事再選に向け支援していくことを確認。早くも吉村知事の出馬を前提に選挙に向けた動きを表面化させている。
 吉村知事の後援会も組織の拡大を図る。後援会は当選直後の09年3月に組織された金山町を皮切りに3年間で30市町村に達した。会員は現在で約5000人に上る。夏ごろまでに全35市町村に設立することを目標としている。後援会幹部は「自民党は対抗馬を出してくるだろう。だからこそ支持基盤を盤石にし、4月から本格的な選挙準備に入る」と話す。
 前回の知事選は民主、共産、社民が吉村氏を支援。県議会最大会派の自民党は県議31人のうち29人が当時現職の斎藤弘氏を支援した。吉村氏の就任直後は「是々非々」を掲げ距離を置いていたが、11年4月の県議選が近づくにつれ態度は軟化していった。県議選を約半年後に控えた10年9月には、吉村知事を囲んで政策について学ぶ「あったかい県政を勉強する議員の会」を同会派内に発足させた。勉強会は定例県議会ごとに開催。現在1期目も多く、会派32人中約20人が入会している。
 こうした自民の動きについて、ある同党県議は「吉村知事は県民に人気があるから、当時は県議選が間近に迫り、近寄ろうとしていた部分もあったのだろう。すり寄っていると疑われても仕方がない」と話す。別の自民県議は「それぞれの選挙区の有権者の知事に対する考えに左右されている部分もある」と説明する。
 今後、前回知事選で大半が斎藤氏を支援した自民が対抗馬を擁立するのかが最大の焦点となる。同党県連幹事長の志田英紀県議は「現段階で白紙」としながらも、「年内に次期衆院選があった場合その結果次第(自民党が勝った場合)ではどうなるかわからない」と話し、国政で自民が勢いを増した場合の対応に含みを持たせた。【浅妻博之】

2月16日朝刊

2163名無しさん:2012/02/21(火) 12:49:23
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20120221-OYT8T00152.htm

青森市庁舎整備案が難航

市側「段階的に」議会側「一括建て替え」


柱に鋼板を巻くなどの耐震補強でしのいでいる現第一庁舎(昨年10月、青森市提供) 市役所庁舎の建て替えを検討している青森市は20日、今年度中に策定する予定だった基本方針について、6月まで先送りすることを決めた。分散している現庁舎を2段階に分けて整備したい市側に対し、一括整備を求める議会側が「待った」をかけた。現庁舎は震度6強の地震で倒壊する危険があり、待ったなしの状況だが、議論は難航しそうだ。

 市側は、耐震性が特に脆弱(ぜいじゃく)な第1、第2庁舎を集約して現在地に建て替え、教育委員会などが入る柳川庁舎、議会棟、第3庁舎は耐用年数までフルに使用して二十数年後に新庁舎隣に整備する案を推している。現時点で庁舎整備のための基金積み立てがないため、財源負担を単年度に集中させず、「使える庁舎は使う」意図がある。事業費(浪岡庁舎整備費を除く)は約150億円。

 一方、議員の大勢はすべての庁舎を集約し、現在地で建て替える案を支持する。「柳川庁舎が離れていて不便」という市民の根強い声を受けている。事業費は約146億円と市側の案より割安だが、2017年度だけで15億円の負担がかかる見込み。市の試算によるとそれまでに市の案より約11億円多い約39億円の積み立てが必要になるという。

 議会では各会派の代表で作る検討委が、基本方針について「3月決定は性急」として、市側に半年延ばすよう要望。花田明仁議長は「専門家を呼んで研究すれば、さらにコストを抑えて一括整備ができる可能性もある」と話す。市は18年度の供用開始の方針は変えず、来年度内に基本計画を策定するため、妥協案として6月まで基本方針の決定を延期することにした。鹿内博市長は「市の案を進める意向は変わらないが、両案を詳細に比較検討したい」と述べた。

(2012年2月21日 読売新聞)

2164チバQ:2012/02/21(火) 22:24:04
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2012/02/21/kiji/K20120221002674590.html
重すぎる町議?元関脇の追風海氏 青森県板柳町議に初当選!

町議に初当選した元大相撲関脇追風海の斉藤直飛人氏
Photo By 共同 
 元大相撲関脇の追風海(はやてうみ)氏(36)が19日投開票の青森県板柳町議選で初当選し、20日に同町役場で当選証書を受け取った。引退から6年が経過したが、体重は現役時代から10キロ減の120キロ。同県では「美人すぎる市議」として知られる八戸市の藤川優里市議(31)に続き、“重すぎる町議”が誕生した。

 追風海氏は午前10時から行われた当選証書授与式に出席。演説でかれた声で取材に応じ「初めての選挙で右も左も分からず大変な思いをした分、やっとだなという気持ち」と感慨に浸った。

 板柳町議選は定数12で、いずれも無所属の現職11人、新人3人の計14人が立候補。追風海氏は2番目の得票数となる846票を獲得した。

 98年春場所に初土俵を踏み関脇まで昇進後、06年に引退。09年に出身地の板柳町に戻り、警備会社に勤務し、新人指導などを行っている。

 「町を元気にしたい」との思いで1月末に出馬の決意を固め、選挙戦を開始したのは投開票の2週間前。街宣カーで町内を隅々まで回り、街頭演説を繰り返した。

 現役時代は力士としては小柄な1メートル84、130キロで、引退後も120キロをキープ。食事の量も現役当時よりは減ったというものの、投開票日の昼食はラーメン大盛りと焼き肉定食に、さらにご飯2杯。「この2週間は寝る間もなく10キロ減った」というが、同町議の中でもダントツの体格だ。

 正攻法の一方で奇襲の「八艘(はっそう)跳び」を繰り出すなど技巧派で知られ、「相撲では真っ向勝負し、ケガも多かったけどはい上がってきた。政治の世界も相撲と同じスタイルで大きな壁を乗り越える。たまには八艘跳びもやるけどね」と抱負。国政進出については「興味はある。勉強して力をつけて、目指したい」と意欲を見せた。

 選挙では同町名産のリンゴのブランド化などを公約に掲げた。03年に結婚したがその後離婚。09年に再婚して現在は娘(2)と息子(1)の2児の父。「子育て支援にも力を入れたい」と話している。

 同町は追風海氏の1年後輩の十両・高見盛(35)も輩出し、「大相撲で活躍できる選手を出したい。小中学校の部活動で相撲を教えたい」と意気込んだ。引退後も筋トレを続け、「アマチュア相撲で横綱を目指したい」と新たな目標も掲げた。

 ◆追風海 直飛人(はやてうみ・なおひと) 本名斉藤直飛人。1975年(昭50)7月5日、青森県板柳町生まれの36歳。板柳中から埼玉栄高に進み、日大時代に学生横綱など15タイトルを獲得。98年春場所に幕下付け出しでデビュー。両膝や首のケガに泣きながら、右四つの技巧派相撲で幕内に22場所在位、技能賞1回。06年1月の初場所を最後に引退。同10月に両国国技館で引退相撲が行われ、断髪式では約150人がはさみを入れた。

2165チバQ:2012/02/23(木) 20:31:53
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20120222-OYT8T01151.htm
4市町の新清掃工場 上山市大石蔭地区を断念



2工場同時発注困難に


大石蔭地区での建設を断念したことを報告する市川山形市長(左)  山形市、上山市、山辺町、中山町の2市2町で構成する山形広域環境事務組合(管理者=市川昭男山形市長)は22日、建設を計画している新清掃工場について、上山市大石蔭地区での建設を断念し、別の建設予定地を選定する方針を同組合議会に報告した。2工場方式のうち、山形市立谷川地区は既に建設地として決定しており、建設費削減の目的で進めていた2工場の同時発注は困難となった。建設予定地の撤回は3度目で、同組合は今後、新たな候補地の選定作業に入るが、具体的なめどは立っていない。

 この日開かれた同組合議会で、市川市長が「(大石蔭地区の)一部地権者が現状では同意できない意思を示し、用地確保が困難な状況になった」と説明。建設予定地として決定した当初には同意を得られたが、周辺住民の反対運動を受け、地権者の意向が変わったという。

 新たな建設予定地について市川市長は、「改めて2市2町での候補地選定に向けて最大限の努力を図っていきたい。具体的にあそこにするというのは持っていない」と述べた。副管理者の横戸長兵衛・上山市長も、「できるだけ早くもう一つの清掃工場の道筋を作るのが責任と考えている」と話した。

 これまで2工場方式で建設を計画していた新清掃工場だが、同組合は2011年11月、地元住民の反対で難航する大石蔭地区に先行して立谷川地区を建設予定地から建設地に決定。同地区では、17年10月の稼働を目指しており、今年4月から約2年間かけて生活環境影響調査を実施。14年10月の入札を予定している。

 しかし、新たな建設予定地は、これから選定に入るため、立谷川地区との同時発注は日程的に不可能となった。

 新清掃工場の建設計画は1998年に着手。当初の山形市蔵王半郷地区での建設計画は、地元の反対などで2005年に計画を撤回。その後、代替地として建設計画を進めていた上山市柏木地区でも10年に断念した。今回で、建設予定地の撤回は3度目となった。

 一方、大石蔭地区での建設に反対していた「上山市大石蔭新清掃工場構想の撤回を求める会」の菅野健吉代表は、「大石蔭地区での建設撤回には感謝している。清掃工場を新たに作るのではなく、ゴミをいかに減らしていくのかが大事だと考える」と話した。

(2012年2月23日 読売新聞)

2166チバQ:2012/02/26(日) 16:50:08
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120226-00000015-mai-soci
<福島第1原発>帰村か移住か、共同体に亀裂 飯舘
毎日新聞 2月26日(日)13時59分配信


拡大写真
避難先の南相馬市から飯舘村の自宅に雪かきをしにきた女性。「村に戻って犬といっしょに住みたい」と話した=福島県飯舘村で2012年2月25日、小林努撮影

 東京電力福島第1原発事故で計画的避難区域に指定され、全村避難する福島県飯舘村。自然を生かし、助け合って暮らしてきた共同体に亀裂が入りつつある。村は除染を進めて5年後に希望者全員の帰村を目指すが、一部の住民からは「新村」への集団移住を望む声が上がり、「理想の山村」の再興に向けた道筋は見えないままだ。

【双葉で毎時89.9マイクロシーベルト】福島詳細線量地図を公表 

 「約50戸の除染モデル事業で6億円かかる。無意味だ」「放射線量が下がらないかもしれないのにやるのか」

 1月末、福島市に避難する村役場の会議室に、村内20地区の区長らが顔をそろえた。厳しい質問を浴びた菅野典雄村長は「やってみないと分からない」と答えるだけだった。

 人口約6000人の飯舘村は独自の村づくりを進めてきた。創造的な田舎暮らしを楽しむ村民の表彰、肉牛のブランド化。03年からは、方言で「丁寧に」を意味する「までい」をキャッチフレーズに自然エネルギーを生かしたスローライフの村を掲げた。

 村は今後、約3200億円をかけて住宅は2年、農地は5年、森林は20年で除染する考え。帰村を望む住民も多いが、福島市の借り上げ住宅に避難する農業、菅野哲(ひろし)さん(63)の目には、村の形の維持にこだわり、村民の生活をないがしろにしていると映る。「限界の暮らしを強いられる村民を助けてほしい」

 約20年前から村に協力してきた糸長浩司・日本大教授は、2拠点居住構想を提案する。国や東電の費用で30〜50年暮らせる分村を設け、線量が下がったら戻るという内容。糸長教授は「国が避難区域を見直せば、村はまた分断される」と指摘する。だが、菅野村長は「国が移住の面倒をみる保証はない」と、構想に否定的だ。

 移住を望む村民らは「新天地を求める会」を結成し、昨年11月から署名活動を始めた。村は直後、村の施設に「(施設内で)政治活動および各種署名活動を一切禁止する」と掲示したが、署名は200人分集まっている。

 村は帰村を巡り、住民の意向調査をしていない。移転を望む住民との対立は解消しないままだ。【泉谷由梨子、北村和巳】

2167名無しさん:2012/03/06(火) 20:52:50
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120306-00000589-san-soci
南三陸町長の告訴状提出 津波犠牲の職員遺族
産経新聞 3月6日(火)18時38分配信

 東日本大震災の津波で南三陸町の防災対策庁舎にいた41人が犠牲になったのは、佐藤仁町長が高台に避難させなかったためだとして、町職員2人の遺族が6日、業務上過失致死容疑で南三陸署に告訴状を提出した。同署は「資料を精査して、受理するかどうか検討する」としている。

 告訴状によると、佐藤町長は震災後、庁舎2階に災害対策本部を設置。大津波警報が発令されても、町職員らを庁舎内にとどまらせたとしている。

 一部遺族は殉職職員家族会として公開質問状を佐藤町長に提出。防災担当ではない一般職員を高台に避難させず庁舎に集めた経緯などの説明を求め、マニュアルの不備を指摘したが、町長は「想定外で判断ミスはない」と回答していたという。

 町総務課は「告訴状の内容を確認してから、対応を考えたい」とした。

2168チバQ:2012/03/07(水) 22:53:34
http://www.kfb.co.jp/news/index.cgi?n=201203079
酒酔い運転市議辞職許可 須賀川市議会
2012年03月07日 09時32分配信
道交法違反(酒酔い運転)で懲役1年、執行猶予3年の有罪判決を受けた須賀川市議の円谷年雄氏(32)が議員の辞職願を提出したことを受け、市議会は6日、開会中の3月定例議会で辞職を認める議案を可決した。

円谷市議の辞職に伴い欠員が生じたため、市選管委は市議補選を今夏予定の市長選と同時選で行う方向で調整している。

2169名無しさん:2012/03/08(木) 12:49:15
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20120308ddm003040146000c.html
大震災1年:止まらぬ人口減 「職」「住」喪失、生活描けず 「国策支援を」首長悲鳴

津波で壊滅し人口が激減した石巻市の旧雄勝町=2月24日、宇多川撮影 東日本大震災後、人口が計8万人以上も減少した岩手、宮城、福島3県。震災前から人口減と高齢化が進む地域が多かったものの、震災で一気に人口流出が加速する想定外の事態に陥った。即効性のある対策は見当たらず、自治体からは「もうお手上げ」との声すら漏れる。専門家は、将来を担う若者の声を反映した復興計画の重要性を指摘する。

 ◇「職」「住」喪失、生活描けず
 「大変に厳しい数字だ」。宮城県南三陸町の佐藤仁町長は今年2月、被災者の転出が想定以上に進んでいることを示す町の調査結果を見て絶句した。実施したのは復興住宅整備などの計画を策定するための住民調査。中間集計では回答者の11%が「町外に移転した・移転予定」とした。商業地が壊滅した志津川地区では「移転・移転予定」が13%に上った。

 震災直前には1万7666人だった町の人口は、多数の犠牲者や転出のため12・5%減少し、1万5458人(1月末現在)になった。復興計画(昨年12月策定)では、町内への人口回帰や雇用の創出で、10年後もわずかな人口減少で食い止められると見込んでいたが、既に甘い予測だった可能性が出てきた。

 高齢化も著しい。21年には65歳以上が5232人で人口の35%を占めると推計される。帝国データバンク仙台支店の紺野啓二・情報部長は「インフラ整備はしたものの人は住んでいない『税金の無駄遣い』にならないよう、企業再建と雇用の確保をしなければならない」と指摘する。

 平成の大合併で同県石巻市に吸収合併された旧雄勝町は、約1660世帯(11年2月末)のうち1231世帯が全壊、115世帯が大規模半壊・半壊とほぼ全集落が壊滅状態になった。死亡・行方不明は236人。残った住民も市内外の親類宅に身を寄せるなどし、約4300人いた住民は約7割減の約1300人しかいなくなった。

 市雄勝総合支所は内陸の高台に住宅街を整備し、人口流出を食い止めたい考え。三浦裕・地域振興課復興対策副参事は「親戚を頼って県外に行った高齢の住民からも『早く雄勝に戻りたい』という声を聞く。少しでも早く高台移転を進め、住民が戻れる場所を作ってあげたい」と話す。

 一方、一部の住民は「海が見える故郷の集落から離れた内陸への高台移転が進められたら、戻ってくる住民は少ない」と高台移転に反発。合意形成は全域では得られていない。

 一方、住まいや仕事を失った被災者の受け皿になっている仙台市。人口は105万3086人(2月1日現在)で前年同月より6100人も増え、過去最高を更新した。

 繁華街・国分町は活況にわいている。ある居酒屋の男性店長は「被災地外から建設作業員らが来ていることもあって、昨年の売り上げは3割増しだった」と話す。【熊谷豪、宇多川はるか】

2170名無しさん:2012/03/08(木) 12:49:39
 ◇「国策支援を」首長悲鳴
 岩手、宮城、福島3県42市町村長アンケートでは、「震災により人口流出が加速した」との回答が6割近い24人に上った。被災地では震災前から、高齢化率(人口に占める65歳以上の割合)が30%を超える自治体が多く、死亡数が出生数を上回って人口は減少に転じていた。そこに震災が追い打ちをかけた。

 アンケートでは、復興計画が完了する時点での人口見通しについて、4割の16人が「大幅に(おおむね1割以上)減少する」と回答。沼崎喜一・岩手県山田町長は「1次産業は後継者難に直面し、雇用もない」と説明し、放射能汚染の影響が深刻な福島県浪江町の馬場有(たもつ)町長は「県外に避難する約7000人は、ほとんど帰らないようだ」とした。

 若者の流出防止策では、新産業育成や企業誘致、1、2、3次産業の組み合わせによる雇用の場の確保▽教育環境の充実や子育て支援▽住環境の向上−−などを挙げる首長が目立った。ただ、野田武則・岩手県釜石市長は「企業がアクセスの悪い土地に好きで進出してくるとは考えにくい。国策として目を向けてもらわなければ、三陸全体が限界集落になってしまう」と言う。佐藤仁・宮城県南三陸町長は「雇用を支えた企業・商店の85%が壊滅して仕事が無く、手立てはない」と話した。

 東北各地で街づくりに助言し、宮城県石巻市などで復興を支援する北原啓司・弘前大教授(都市計画)は「以前から指摘されながら、思い切った改革や世代交代をしなかったところに、10年早く危機が来た」と指摘。従来は地位のある人たちだけで街づくりが進められてきたとして、「若い世代にチャンスを与え、自分たちの街は自分たちでつくっていく姿勢が必要だ」と話す。

 今後は日本全体が人口減少に直面する。北原教授は「被災地を対岸の火事とせず各地で考えていくべきだ」と語った。【北村和巳】

2171チバQ:2012/03/08(木) 23:28:39
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120308-00000001-mailo-l06
選挙:知事選 県農協政治連盟、出馬表明「早めに」 突然の要請、知事困惑 /山形
毎日新聞 3月8日(木)10時29分配信

 来年の知事選について農協の政治団体「県農協政治連盟」(今田正夫会長)は7日、山形市内で役員会を開き、出馬表明をしていない吉村美栄子知事に再選出馬を促す異例の対応を決めた。その後、今田会長が県庁に吉村知事を訪ね「推薦したいが立候補を表明していないので早めに(出馬表明を)お願いしたい」と伝えた。吉村知事は「議会中で即答できない」と困惑した表情を浮かべながらも、「ありがたく受け止めさせていただく」と述べた。
 役員会では、吉村知事に出馬を促すことを満場一致で決めた。同連盟は、知事について、つや姫など県産農産物のブランド確立と知名度向上への取り組み▽農業予算の拡充▽TPP交渉への慎重姿勢など、農業施策を高く評価していることを挙げ、「農業施策の継続を切望する」と説明。
 吉村知事は「いつかは決めないといけないという気はしているが、時期も含めて考え中」とした上で、「力強いエールをいただいたと受け止め、任期最終年の来年度の県政をしっかりやりたい」と述べるにとどめた。
 吉村知事の再選への出馬表明を促す動きとしては、連合山形が昨年の定期大会で応援していくことを決めている。【浅妻博之】

3月8日朝刊

2172チバQ:2012/03/08(木) 23:31:40
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/03/20120308t51001.htm
次期知事選、現職を支持 出馬表明前に山形県農政連

今田会長(右)から異例の支持決定の報告を受ける吉村知事


 山形県農協政治連盟(会長・今田正夫県農協中央会長)は7日、任期満了(来年2月)に伴う次期知事選の対応を協議し、現職の吉村美栄子氏を支持することを全会一致で決めた。吉村氏は立候補するかどうか意思表示しておらず、この日も明言しなかった。同農政連が、出馬表明前の段階で支持を決めるのは、国政選挙も含め初めてという。
 今田会長は記者会見し「吉村県政3年間の農業施策の継続と充実を生産現場は強く切望する。出馬を促し、再選に向けて組織の総力を挙げて取り組む」と語った。
 次期知事選に出馬表明した人はいない。この段階で、各種団体に先駆けて現職の支持を決めたことについて、今田会長は「今までは県政と合致しない面がたくさんあった。吉村知事にはわれわれの意見をくみ取っていただいている」と述べた。
 組織決定後、今田会長ら農政連幹部10人は県庁を訪れ、吉村知事に「早めの決断を」と立候補表明を迫った。吉村知事は驚いたような表情を見せた後、「即答はできないが、大変ありがたいお言葉。心強く思う。しっかり受け止めたい」と笑顔で対応した。
 山形県農政連は、過去の知事選では原則として、推薦依頼を受けて現職を支持してきた。しかし前回は、再選を目指した当時の現職斎藤弘氏と新人の吉村氏のどちらも支持せず、自主投票とした。

2173チバQ:2012/03/11(日) 13:02:07
http://mytown.asahi.com/akita/news.php?k_id=05000001203060001
秋田市長の退職金 高すぎるのでは?
2012年03月06日

 秋田市長の退職金は高いのでは――。5日の2月市議会本会議で、そんな指摘が出た。市長の退職金は約3266万円。昨年10月現在、中核市41市中、上から4番目だ。市は「他市では月給が高いところもあり、ボーナス、退職金も含めた任期4年間の総額では真ん中ぐらい」と説明している。


 質問したのは小林一夫市議(フォーラム21)。自治体の財政事情は厳しく、議会も報酬を見直そうとしているなどとして、「(市長の退職金は他市より)高いのではないか」と述べた。


 市によると、市長の退職金は条例により、月給と在職した月数に100分の58を掛けて導く。秋田市では2009年12月から市長の月給(117万3千円)を10%カットしているが、退職金はカット前の月給で計算される。一方、ほかの市では、カット後の月給を基に退職金をはじいたり、掛ける割合を減らしたりしているところもあるという。


 小林市議は、教育委員などの報酬も高額ではないかと指摘。市側は、それらも含めて、基本的には適切な水準だとした上で、「経済情勢などに応じて見直しは継続していかないとならない」と答えた。


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