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東北 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1633チバQ:2011/04/08(金) 22:03:36
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2011/20110408101412.asp
震災で選挙カー自粛/八戸市区

 告示日の1日。自民現職の熊谷雄一(48)は事務所で開いた出陣式で涙ぐんだ。「東日本大震災で被害を受けた企業の社長が駆けつけてくれた。この思いを受け止め、八戸を復興させる」。他の陣営も市内各地での第一声で、口をそろえて「震災からの復興」を叫んだ。しかし徐々に、熊谷をはじめ候補の姿は街から影を潜めた。

 今選挙、11候補のうち無所属と共産党の新人を除く9候補が選挙カー使用を自粛。各陣営は「ハンドマイクで有権者に主張を伝えたい」としていたが、現実には多くの候補が演説に力点を置かず、支持者回りに徹する。

 「新聞受けに挟めたビラが、数時間後にはきれいに抜き取られていた−との話を聞いた」と、ある陣営の幹部。市選挙管理委員会が、ビラまきを伴う戸別訪問を行わないよう注意する文書を7日までに各候補に配布したのは、水面下で激しい争いが展開されていることの裏付けだ。

 選挙カーの自粛は各候補の主張の違いを分かりにくくしている。「被災地では『選挙より片付けを手伝って』という声が多い。県政の課題など言い出せない」と自民現職の清水悦郎(61)。「被害が大きい沿岸部には入っていない。『選挙どころでない』の意識からか、マイクで訴えても聞いてもらえない」と民主現職・山内正孝(60)の選対幹部が話すように、各陣営は被災者への接し方に苦慮している。

 半面、複数の候補は進んで被災地に入る。民主現職の田名部定男(64)はがれきの山が残る通りをたすきなしで歩き、被災者に「その後はどうですか」と声を掛けた。「こんな状況で選挙カーは使えず、歩いて回るしかない」と言う田名部も街頭演説は限定的だ。

 自民新人の藤川友信(62)もあいさつ回りが中心で「公約や政策は選挙公報などで理解してもらう」(陣営幹部)。「震災の傷も癒えないのに選挙演説したって有権者に伝わらない。基本的に演説はしない」と、民主現職・中村寿文(71)選対の幹部は言い切る。

 自民現職の滝沢求(52)は「街頭演説は減ったが、歩いて回ることで有権者と丁寧に対話できる」と選挙カーなしの選挙に前向き。個人演説会を開くなど政策を訴える機会も手堅く押さえる。

 公明現職の畠山敬一(55)は街頭からの訴えとともに支持者回りに懸命。民主現職・山田知(41)もあいさつ回りの合間に個人演説会を開くが、いずれの陣営幹部も「支持者相手の選挙運動中心では手応えの有無すら判断できない」と悩みを打ち明ける。

 共産新人の畑中哲雄(67)、無所属新人の寺地則行(58)は選挙カーをフル活用。畑中は、福島第1原発の事故に起因する「反原発ムード」を追い風に−と期待する。日に30カ所もの街頭をこなす寺地は「県議選こそ街頭で政策を訴え、議論を戦わせるべきだ」と“自粛組”をけん制。「投票率は大きく落ちる。48%程度か」と、照準を合わせる浮動票の動向を懸念する。

 それぞれの支持者固めが中心の戦いとなった八戸市区。選挙戦は一般有権者から遊離したまま最終盤に突入する。(敬称略)


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