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東北 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1とはずがたり:2008/10/26(日) 18:15:14

統一地方選スレから東北地方のネタを独立させます。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/l40
合併ネタはこちら
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1066974699/l40
宮城スレもあったけど政治ネタは引き続き此処へ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1212635128/l40
北海道はこちらへ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1223878241/l40

1086チバQ:2010/03/05(金) 12:16:06
名物?市長 4千出馬へ
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20100305ddlk06010200000c.html
選挙:東根市長選 土田市長、4選出馬表明 /山形
 東根市の土田正剛市長(66)は4日、任期満了(9月4日)に伴う同市長選への4選出馬を表明した。同日の市議会一般質問で「東根市民4万6000人のリーダーとして引き続き市政運営に全力で取り組みたい」と答えた。

 土田市長は取材に「3期12年で東根市全体のレベルアップができたと思う。更なる底上げをすべく4期目に挑戦したい。課題である農産物のブランド化、県内初の中高一貫校やさくらんぼ小学校開校の準備をつつがなく進めたい」と意欲を語った。政党からの推薦は受けないという。

 土田市長は慶大法学部卒。衆院議員秘書を経て79年に県議に初当選し、4期目の93年に知事選に出馬したが惜敗した。98年に市長に当選し、現在3期目。【細田元彰】

1087チバQ:2010/03/05(金) 21:40:56
http://mainichi.jp/area/iwate/news/20100302ddlk03010015000c.html
副県都の行方:奥州市長・市議選を前に/上 雇用問題 /岩手
 ◇求人は県最低水準 痛い、国のセンター“廃止”
 寒風の吹く中、奥州市江刺区の男性(27)が、同市水沢区の胆江地域職業訓練センターにやって来た。今年1月から毎日のことだ。09年2月まで自動車関連会社の派遣社員だったが、不景気で雇い止めになった。求職活動を続けたが、思うような職は見つからない。「CAD(コンピューター利用設計システム)などの資格が取れればと思った」と、OA実務科(3カ月コース)で技術を身に着けるのに必死だ。

 岩手労働局が発表した水沢公共職業安定所管内(奥州市、金ケ崎町)の09年12月の有効求人倍率は0・29倍と、前月比0・02ポイント上昇したが、県内では最低水準だ。センターの存在価値は高まる。

 だが、厚生労働省は09年12月、全国の地域職業訓練センターの廃止方針を示した。県内では、盛岡、二戸、一関、奥州各市の施設が対象となった。

 センターによると、09年4〜12月の利用延べ人数は1万5232人、全室数に対する利用室数を示した施設利用率は63・8%と、厚労省が継続の要件にした基準(50%以上)をクリアしている。就職率は90%を超え、県内ではトップクラスの実績だ。現在も65人が受講している。上平義秋事務局長は「我々の仕事は地域雇用のセーフティーネットに近いものがある。廃止すれば雇用対策の面でマイナスになる」と危惧(きぐ)する。

 こうした状況下、市は雇用対策を実施しているが、付け焼き刃の感は否めない。

 国の緊急雇用創出事業とふるさと雇用再生特別交付金を活用し、臨時職員の採用や地上デジタル放送の相談事業、南部鉄器販路開拓事業などを行ってきた。08〜09年度で計69事業、約2億6000万円に上る。だが、いずれも短期雇用で抜本的対策になっていない。

 センターも2月、施設の継続方針を決めたが、運営形態は「今夏ごろをめどに方向性を示す」(相原正明市長)と話すにとどまる。パソコンなどの機器更新や将来の施設改修費用が多額に上ると予想されるためだ。

 財政の厳しさが背景にある。市企業振興課によれば、新年度予算には雇用対策費として、国から1億円が追加される見通しではある。及川哲也課長補佐は「どこもそうだと思うが、予算枠に計画が追い付いていないのが現状だ」と本音を語る。

    ◇

 2市2町1村が合併し奥州市が誕生してから4年。盛岡市に次ぐ人口約13万人の都市になり、副県都としての発展を目指してきた。しかし、合併効果を感じる市民は少なく、逆に地域間格差の拡大を指摘する声は多い。景気低迷による雇用や財政再建など、難しい問題も山積する。有権者は副県都の将来を誰に託すのか。市が抱える課題を整理した。【湯浅聖一】

1088チバQ:2010/03/05(金) 21:41:37
http://mainichi.jp/area/iwate/news/20100304ddlk03010052000c.html
副県都の行方:奥州市長・市議選を前に/中 財政問題 /岩手
 ◇負債100億円の公社 「塩漬け土地」で市経営圧迫
 奥州市水沢区の郊外に広がる区画整備された約13ヘクタールの宅地。建物は少なく、「立入禁止」の看板だけが風雪に揺れる。通りかかった近所の50歳代女性は「犬の散歩コースになっている」と話した。

 市土地開発公社は01〜05年、姉体地区複合団地開発事業(通称マイアネタウン)第2期分譲地として約25億1800万円で取得した。計22・9ヘクタールを開発。05年に344区画中52区画の分譲を始めたが、現在23区画が売れ残っている。それでも公社は10年度に280区画を分譲する予定だ。市政策企画課の佐藤浩光係長は「第1期分譲地は好評だったのに……。景気の落ち込みで今は売れない状況だ」と嘆く。

 同公社は、合併時の06年に3公社が一緒になって発足した。08年度決算では、簿価総額109億4000万円の土地を保有する。公有地の先行取得や造成地の販売不振、地価の下落などが原因で経営が悪化し、同年度決算で年間1億円の利息を含め100億円を超える負債を抱えている。

 09年12月に経営健全化計画を策定し、10年度から10年間に、簿価額で約18億円分の保有地を民間に、12億円の市の先行取得地を市に、それぞれ売却するなど、累積債務の圧縮を目指す。

 ただ、買い戻す側の市の財政状況は厳しい。市財政課によると、市の08年度実質公債費比率は、前年度を0・7ポイント上回る21・4%。地方債の借り入れに県の許可が必要な危機的状況だ。総合水沢病院や県競馬組合の経営再建などでも毎年数億円を支出している。さらに、10年度から10年間、公社の利息払いの6割にあたる6200万〜8500万円を毎年支援する予定だ。

 市は、買い戻しに合併特例債の活用も検討するが、借金を残すことになる。土地の売却見通しもなく、「健全化計画は問題の先送りだ」という批判もある。佐藤係長は「公社は市の住宅政策や企業誘致の一端を担っている。ある程度の負担はすべきだ。今は逆風だが、10年間このままとは限らない」と話す。【湯浅聖一】

1089チバQ:2010/03/05(金) 21:42:07
http://mainichi.jp/area/iwate/news/20100305ddlk03010079000c.html
副県都の行方:奥州市長・市議選を前に/下 地域間格差 /岩手
 ◇顧みられぬ被災者 リンドウ農家の訴え届かず
 09年7月に奥州市衣川区上河内地区で開かれた相原正明市長と住民の懇談会で、リンドウ農家の小形孝子さん(66)は厳しい口調で詰め寄った。「岩手・宮城内陸地震で被害を受けたリンドウに、なぜ補償がないのか。深刻な状況を市は把握しているのか」。相原市長は地震後に被災地を視察したが、同地区に入ったのはこの時が初めてだった。

 小形さんは約70アールでリンドウを栽培しているが、うち約35アールで被害を受けた。市が地震直後に被害の聞き取り調査をした時、小形さんらは窮状を訴えたが、何の回答もなかったという。「みんな自前で補修せざるを得なかった。他の被災者は補償や支援を受けているのに、リンドウ農家だけ何もないのはおかしい」と不満を漏らす。

 奥州市は06年に5市町村が合併して誕生した。しかし、4年を経ても「住民の声が届かない」「区ごとの事業や財源配分がアンバランスだ」など地域間格差への不満は根強い。

 市政策推進課によると、各区への財源配分は合併時に決められた。10年間の内訳は、水沢区73・8億円▽江刺区63億円▽前沢区25・1億円▽胆沢区35・3億円▽衣川区15・1億円▽行政組合などの広域枠47・7億円−−になっている。

 他に旧市町村が持ち込んだ基金(持参金)があり、各区の事業に使われている。中でも江刺区は12億7200万円と他区より突出し、4年間の事業投入割合も64・4%と2番目に多い。当時合併計画の策定にかかわった行政推進室の新田伸幸室長補佐は「旧江刺市は、有利な過疎債を使えたことから、手金を使わずに済んだためだ」と説明するが、市民の目には不公平と映る。

 市は市政懇談会や、市長による地区要望を聞く会などで、市民の合併に対する質問に答えてきたという。だが、「衣川村の時は、細かいところまで行政が気を配ってくれた。でも今は首長との距離が遠く感じる。敷居が高くなった分、役場に相談する気も起きなくなった」。小形さんのこの言葉が今の奥州市を象徴している。【湯浅聖一】

1090チバQ:2010/03/06(土) 17:36:57
http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001003060002
大崎市長選に佐藤仁一氏立候補へ
2010年03月06日

 4月18日に投開票される大崎市長選で、大崎市民病院の移転建設に反対する「大崎・誠実な市政をつくる市民の会」は5日、旧岩出山町長の佐藤仁一氏(58)を統一候補として擁立することを決めた。佐藤氏は7日、正式に出馬表明する。市長選には、現職の伊藤康志氏(60)と元知事の本間俊太郎氏(70)がすでに立候補を表明している。


 佐藤氏は旧岩出山町出身で1990年に同町長に初当選し、06年まで4期務めた。

1091チバQ:2010/03/06(土) 17:58:45
http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000001003060001
合併後の久慈市、課題山積み
2010年03月06日


県立久慈病院では、31人の常勤医で外来と入院患者をケアしている=久慈市旭町

 久慈市、山形村の合併で、新久慈市が誕生してから4年。「ひと輝くまち」を掲げた久慈市の現状と課題を、市長選を前に追った。


    ◇


【医師不足の久慈病院、研修医が支え】


 久慈市の医療を支える県立久慈病院。周辺の4市町村からなる「久慈医療圏」で唯一の総合病院だ。1日平均800人の外来患者と342床の入院ベッドを診る。


 久慈医療圏は人口10万人当たりの医師数が県内で最も少ない118・8人。久慈病院では、03年度には42人いた常勤医が、09年度は31人に減った。


 産婦人科では、2008年度に久慈病院に2人いた医師のうち1人は二戸病院に移った。その結果、正常分娩以外は扱えなくなり、リスクの高い妊婦は、二戸病院までいかなければならなくなった。


 阿部正院長は「08年度以降は年間のお産が3分の1に減った。3分の2はよその病院に行かざるを得なくなったのだろう」と語る。


 医療体制を支えているのが、常勤医のサポートや当直勤務をこなす13人の研修医の存在だ。同病院では、電子カルテの導入やレントゲンのIT化など最新の設備を整備し、「研修医に魅力ある病院」を目指している。


 阿部院長は「結果的に常勤医を増やさなければ医師不足の根本的な解決にはならない。研修を終えた医師に久慈に残ってもらうことがこれからの課題」と話す。


    ◇


【利用が減る路線バス、廃止検討も】


 3月上旬、午後2時すぎ。閑散とした久慈駅前にとまっていた侍浜方面行きのバスに、高齢の女性2人が乗り込んだ。「お客さんが少なくて恥ずかしい」。運転手の男性はそう言うと、病院方面に向かって出発させた。


 07年度末にJRバス東北が撤退してから、市費でバス路線を維持している。運行は県北バスなど3社に委託。契約料は年間約3300万円にのぼる。


 ただ、09年度の12月までの利用者数は、前年度同期よりも約4千人下回る。侍浜方面行きバスの利用者数は前年度比で78・4%と減った。


 市は08〜10年度を利用者数などの検証期間とし、利用率の低い路線については、ダイヤや路線の見直しを進める方針。さらに、1路線5人程度の利用率を下回る路線については、「廃止を含めて検討する」としている。


 市の担当者は「いつまでも自治体は負担できない。地域でバス利用の促進に取り組む必要がある」と話す。


    ◇


【自殺が高い久慈市、県内上位】


 久慈地域は、自殺率が高いという問題もある。長く、県内1、2位が続いてきた。背景には、失業問題や健康問題などが言われているが、久慈保健所の藤尾修・企画管理課長は「要因を特定することが難しい」。


 市や保健所が進めてきたのが、地域ネットワークづくりだ。市町村や医療関係者、警察、岩手医大の研究班などによるネットワークを03年度から段階的につくり、対策を検討してきた。


 人口10万人当たりの自殺者数を示す自殺率は、04年に57・9人と県全体の34・5人を大きく上回っていたが、その後減少傾向になり、08年は42・2人だった。それでも、県全体の33・6人を大きく上回り、県内2位だった。


 久慈市保健推進課の藤森智課長は「まずは自殺問題をタブーとしない意識改革を進め、関係機関と連携して活動したい」と話す。

1092チバQ:2010/03/06(土) 19:01:24
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20100302-OYT8T00111.htm
【久慈の課題】港湾整備遅れ 津波で注目

 120センチの津波が久慈港を襲ったのは、2月28日午後だった。市長選告示日のちょうど1週間前、小舟が波に揺れる港の映像が、テレビの全国ニュースで繰り返し伝えられた。

 この前日、南米チリで地震があった日に、現職の山内隆文氏(58)の陣営は1400人規模の総決起大会を終えたばかりだった。民主党県連などが推薦する新人の遠藤譲一氏(56)の陣営は、同規模の総決起集会が津波当日に当たり、急きょ取りやめた。集会には、市出身の民主党衆院議員の畑浩治氏や達増知事らも参加する予定だった。

 久慈港は、大船渡、釜石、宮古の3港と共に「海上輸送網の拠点」として国が指定する重要港湾だ。しかし、3港に比べて防波堤整備が遅れた。全国103ある重要港湾のうち、貨物取扱量は約27万トン(2007年)で全国最下位になった。

 港の沖では、30年以内に、ほぼ確実に起こるとされる宮城県沖地震などに備え、国直轄で南北二つの湾口防波堤を建設している。20年前から始まったこの事業の完成予定は、南堤(全長1100メートル)が10年以内、北堤(2700メートル)が約20年後。道のりは長い。

 「皮肉なことだが、久慈港の防災施設としての重要性が、津波の発生で注目されるかもしれない。もっと早く完成してくれないものか」。津波に襲われる港を見守った久慈市漁協の嵯峨松男参事(59)には、そんな考えが頭をよぎった。

 それほど、現政権の久慈港に対する視線は冷ややかだ。昨年暮れ、政府は2011年度から、重要港湾の半数程度で新規整備を凍結する方針を示した。10年度は、久慈の湾口防波堤の事業費が、今年度の26億円から14〜18億円に削減される見込みだ。

 この港湾整備を巡る立候補予定者たちの立ち位置は微妙に異なる。

 山内氏は、先行する南堤が完成すれば間口の広い湾内の波も穏やかになり、「産業・観光業の起爆剤になる」と強調する。

 遠藤氏は、与党とのパイプを強調する。政府方針が明らかになった昨年12月24日に出馬会見し、「県や国に訴えるルートは、きちんと作っていかなければならない。そこに(私の)強みがある」と訴える。

 新人の宮古邦彦氏(70)は「八戸港との連携を深めるべきだ」との考えを説く。

 共通しているのは、どの立候補予定者も、市民にとって港が大きな存在だと知っていることだ。市内で約40年印章店を営む鹿糠清次さん(73)は「港が活発になれば街にも活気が出る。港が潤いをもたらしてくれる」と信じる。

 ただ、久慈港の先行きは不透明なままだ。市職員から「政府次第だから、港湾活用に向けた気勢が上がらない」との声も漏れる。同港を取り巻く環境の変化に、候補者はどう対応するのか。実現可能性と具体的な展望の両方が求められている。

     ◇

 7日告示、14日投開票の久慈市長選を前に、港湾整備、若者の雇用という直面する課題を探る。

(2010年3月2日 読売新聞)

1093チバQ:2010/03/06(土) 19:02:12
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20100304-OYT8T01262.htm
【奥州市の課題】「おらが町」意識消えず


空き地も目立つJR水沢駅前の商店街  「あなたの期待は合併後に実現しましたか」

 奥州市の水沢、江刺両青年会議所が2009年、市内1100人以上を対象にしたアンケートで、「総合的な活力強化が実現した」は、16%にとどまり、逆に「実現していない」が2倍以上も多い37%に上った。

 2市3町村が合併を決め、知事に申請したのは、05年3月31日。それまでに、旧水沢市が3町村と、旧江刺市が北上市、金ヶ崎町との合併を目指すなど、枠組みをめぐって曲折した。法定合併協議会を設置してから、協議は2か月で済ませた。合併前の旧市町村が抱えていた課題は、調整しきれないまま多くが先送りされた。そのツケが後遺症となって、あちらこちらに表れている。

 市議会では、旧江刺市が退職手当負担金を支払っていなかったことや、旧水沢市が土地開発公社に多くの塩漬け土地を抱えていたり、岩手競馬に絡んで大きな赤字を持ち込んだりしたことを、ほかの旧市町村出身の議員が非難する。「おらが町が貧乏くじを引かされたらたまらない」という思いが、いまだに根強いのだ。

 そうした意識が、新しい街づくりにも影を落としている。市は、JR水沢駅前の商店街の振興を軸に、中心市街地活性化基本計画の策定を進めている。内閣府への申請を目指すには「1自治体につき1市街地」が条件。もちろん旧5市町村にはすべて、歴史のある市街地が存在するが、市は対象を水沢に絞った。

 JR水沢駅前は、商店街が直線に約700メートル延び、1980年代には地元資本のデパートを核に、にぎわった。90年代から国道沿いに大型店が相次いで進出すると、駅前から客足が遠のき始め、近年は閉店するケースも目立っていた。

 市商業観光課の菅原浩課長は「新市の顔として中心市街地は必要」と説明する一方で、郊外の大型店を中心に発展した旧前沢町や独自の活性化案を制定した旧江刺市のにぎわい復活も同時に目指すといい、歯切れが悪い。「中心市街地は大切だろうが、自分たちの街が廃れるのは困る」という声が強いからだ。強引に進めれば、新市のまとまりのなさをさらに悪化させかねない。

 「奥州市」の発足から4年が経過しても、「旧市町村の境を越えると、よそに来たという感覚が抜けない」と話す市民が多い。一体感は、どうやれば醸成できるのか。新たな街づくりの本格化を前に、13万人の市民をまとめ上げるリーダーシップが求められている。

(2010年3月5日 読売新聞)

1094チバQ:2010/03/06(土) 19:02:42
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20100306-OYT8T00036.htm
【奥州の課題】 市長選を前に・下
雇用企業誘致策に依存


「いわて求職者総合支援センター」には、求人情報を検索する人がひっきりなしに訪れている  3月のある日、奥州市水沢区の商業施設地下にある「いわて求職者総合支援センター」では、午前8時半の開所時間を迎えるとすぐ、同区の男性(39)が寝癖のついた髪のまま、足早にドアをくぐった。

 求人を検索する端末に向かうと、食い入るように画面を見つめる。「New!」と書かれた新着の求人の一つひとつをチェックするが、年齢や資格などの条件で、どれも無理とわかると、今度は重い足取りでその場を離れた。

 男性は、3年前まで北上市内の工業団地で自動車部品を製造する工場に派遣社員として勤めていたが、生産規模の縮小で雇い止めに。県外を転々とした後、妻や、定時制高校に通う娘が待つ地元に戻ったが、仕事は見つからず、昨年9月以来、毎朝センターを訪れるのが日課となった。

 「物づくりの仕事がしたいが、採用してくれる企業があれば、こだわらない」と、事務職を中心に応募を続ける。だが、パソコンが苦手なことがネックになり、これまで問い合わせた20数社のうち、面接に進めたのは5社。男性は「働く気力はあるのに、仕事がない。『必要ない人間』だと言われているような気がして」と、しょげる。

 製造拠点が集積する県南部では、08年秋以降、工場の閉鎖や生産体制の見直しが相次ぎ、求職者が激増。金ヶ崎町の富士通マイクロエレクトロニクス岩手工場では、1100人以上を今年度内に再配置するとしており、市内在住者の多くも対象となっている。

 岩手労働局が発表した水沢公共職業安定所管内(奥州市、金ヶ崎町)の1月の有効求人倍率(原数値)は0・26倍で、3か月連続県内最下位。数少ない求人も、パソコン技能を必要とする事務補助がほとんどで、工場労働者の失業の受け皿にはなりにくい。

 市は今年度、国の緊急雇用創出事業とふるさと雇用再生特別交付金を活用し、臨時職員など199人を採用した。しかし、半年未満の短期雇用のため、次の就職先を探すつなぎの意味合いが強い。

 2月14日に市内で行われた公開討論会。相原氏は「新市誕生から12社を誘致し、地元でも214人雇用した。この取り組みを進めたい」、小沢氏も「『奥州に立地したい』と思わせるように、従業員の確保を補助したい」と、そろって企業誘致に積極姿勢を見せたが、ほかに雇用問題については議論にならなかった。

 センターの金野馨センター長は、首をかしげる。

 「誘致企業は、景気が冷え込むと多くが撤退したり、雇用を減らす面もある。地場産業の振興にも取り組むなど、選挙戦ではもっときちんと未来図を示してほしい」

 (この連載企画は、宇田川宗が担当しました)

(2010年3月6日 読売新聞)

1095チバQ:2010/03/06(土) 19:53:35
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100305t31011.htm
街のにぎわい限定的 久慈市長選7日告示

平日も多くの客が足を運ぶ「やませ土風館」


 任期満了に伴う岩手県久慈市長選が7日告示(14日投票)される。立候補を表明しているのは、いずれも無所属で現職の山内隆文氏(58)と新人の遠藤譲一氏(56)、宮古邦彦氏(70)の3人で、ともに市中心市街地の活性化を打ち出している。観光振興も争点の一つで、琥珀(こはく)、海女など豊富な観光資源をどう生かしていくのか。市政の課題を探った。(盛岡総局・剣持雄治)

<中心商店街閑散>
 久慈市の人口は約3万9000人。4年前に山形村と合併し町内会は147を数える。旧久慈市中心部の銀座商店街は市の「へそ」だ。

 2月半ばの平日午前。三陸鉄道北リアス線のターミナル・久慈駅から商店街まで5分ほど歩くと通りは閑散としていた。

 「商店街はさっぱりだ」。23店が加盟する銀座商店会の田高琢也会長(75)はやり切れなさそうに口を開いた。最盛期の30年ほど前は46店が軒を連ねた。「どこも後継者がいなくて大変だよ」と嘆く。

 一方で、市が2010年度まで進める「街なか再生事業」の目玉施設、観光物産館「やませ土風(どふう)館」は活気づいていた。野菜や海産物も扱い、市内外からの買い物客は終日絶えない。08年のオープン初年度は約65万人が訪れ、09年度もほぼ同じ来場者を見込む。

<観光客14万人増>
 なぜ、このにぎわいが周辺に広がらないのか。

 市の計画によると、中心部の歩行者通行量は10年度の目標で1日当たり1万人だが、本年度調査では4284人と半分にも満たなかった。市中心市街地活性化推進室は「駐車場がないのが最大の要因。車を止めやすい土風館に客が向かっている」と分析する。

 市は土風館の裏に86台収容可能な駐車場を本年度末までに整備中。活性化推進室の担当者は「あとは各商店が品ぞろえで工夫するなど意識改革してほしい」と期待する。

 土風館の開館は市民意識を変えた。市全体の観光入り込み客は08年、86万5259人と前年に比べて約14万人増えた。市観光物産協会の中塚勝則事務局長は「この数字を何とか維持したい」と意欲を示す。

<教育旅行は活況>
 ただ、「市内の観光資源がうまく生かされていない」と指摘する関係者は多い。小久慈町地区の琥珀博物館、侍浜町の水族館、宇部町の海女センター、山形町のバッタリー村などの観光名所がルート化されていないというのだ。

 久慈広域観光協議会の貫牛利一専務理事は「自分の担当分野をセールスするだけで終わっている。市全体をPRできる情報を把握しなければいけない」と強調する。

 今後の可能性を示すのが山形町で盛んな教育旅行だ。旧山形村は過疎化の歯止め策として仙台圏などから中学生らの民泊を誘致してきた。09年度は既に6268人が訪れ、4年前の約4倍に伸びた。

 市交流促進課は「久慈に来た子どもたちが山形だけでなく、市全体の魅力に触れれば、大人になっても来てくれるはず。そんな観光振興策が必要」と提言する。

 農林漁業を軸に発展してきた久慈市。今、観光にも目を向けた取り組みが求められている。


2010年03月05日金曜日

1096チバQ:2010/03/06(土) 23:11:03
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20100306_14
「敵」は広い選挙区? 奥州市議選各陣営が苦心

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 7日告示の奥州市議選(定数34)の候補予定者36人は、他陣営に加え「広い選挙区」という、もう一つの「敵」と戦う。2006年の前回市議選は合併前の旧市町村ごと(5選挙区)に行ったが、今回は全市統一区になる。選挙戦は南北37キロ、東西57キロの広大な市域を駆け回ることになり、ポスター掲示板は実に647カ所に上る。各陣営はポスター張りや選車運行などに頭を悩ませている。

 5区制の下での選挙区面積(平方キロ)は水沢97、江刺362、前沢72、胆沢298、衣川164。これが全奥州市約993平方キロに広がる。選挙ポスター掲示板の数も水沢203、江刺236、前沢66、胆沢102、衣川40から、全市の647カ所へと激増することになる。

 各陣営は告示に備え戦略構築に苦心している。江刺区の新人候補予定者は「とにかく多くの人が必要で経費もかさむ。選車を流す時間が多くなれば、それだけ街頭演説が減る。効率的な経路設定、車上と街頭のバランスが難しい」と漏らす。

 あの手この手で対処を考える動きもある。水沢区の現職陣営は、ポスターを市議会会派の同僚と手分けして張る作戦を模索する。例えば、江刺区の掲示板は江刺の同僚陣営に頼み、自陣はその逆を請け負う。「助け合い」で環境変化を乗り越える考えだ。

 集票は、あくまで地元票が基礎で、地元外の票は「プラス・アルファ」程度に考える陣営が多い。

 現職陣営の事務担当者は「集票が望める地域とそれ以外で運動量は当然違う。だが、まったく回らない地区ができるのもまずい。団体など支持母体を持つ陣営は支持者が散在し一層悩ましいと思う」と想像する。

 告示を7日に控え、各陣営の悩みは尽きない。

【写真=選挙戦になれば、ずらりとポスターが張られる掲示板。広い奥州市には600カ所以上あり、立候補を予定する各陣営を悩ませている=奥州市水沢区大手町】



(2010/03/06)

1097チバQ:2010/03/06(土) 23:12:39
http://www.asahi.com/politics/update/0306/TKY201003060297.html
津波で延長、お疲れ選挙 投票箱24時間監視や費用増…2010年3月6日23時0分

 チリ大地震による大津波警報の影響で、一部の地区で投票が1週間延びた青森県おいらせ町長選。この間、町選管は投票がすべて終わった地区の投票箱を24時間態勢で監視したり、候補者は急きょ選挙を手伝う人をやりくりして「延長戦」を戦ったり。異例ずくめの選挙戦は7日、2度目の投票を迎える。

 町は津波のあった2月28日、公職選挙法に基づき、避難指示が出たために閉鎖した3投票所の投票はすべてやり直す一方、期日前投票とその他の17投票所の投票は有効扱いにした。

 「保管場所は秘密です。役場の『とある部屋』としか言えません」。17投票所と期日前投票分をあわせた18個の投票箱のありかについて、町選管は箝口(かんこう)令を敷く。

 青森県の一部は選挙の激しさで知られ、かつては開票作業中に対立候補の投票用紙を食べる事態も起きた。同町はそうした地域とは離れているが、「細心の注意を払いたい」。職員約10人が交代で24時間投票箱を見張っている。警察官も1日数回パトロールする。

 3地区の有権者に改めて入場券を送付する際には、2月27日までに期日前投票を済ませた人を除くため、有権者一人ひとりを手作業で確かめなければならなかった。

 今回の選挙戦は現職と新顔の一騎打ち。3地区は太平洋岸沿いに南北約8キロ、全有権者の2割弱が住む現職の地盤だ。現職陣営は「票が積み増せる」、新顔陣営は「知名度を上げられる」と互いに好機ととらえたが、一方で「狭い地域でやりすぎると嫌われる」との配慮も働いた。

 最終日の6日。1人は津波前より音量を抑え「大津波警報お見舞い申し上げます」。もう1人も街頭で長引いた選挙戦へのお礼を述べた。

 選挙事務所の賃料や電話代などの費用も延びた分だけかさむ。「何割か増えることは覚悟している」と両陣営とも腹をくくっている。(北沢拓也)

1098チバQ:2010/03/07(日) 11:01:35
しかし・・・この副県都って呼び名は・・・
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100307t31006.htm
奥州市長選きょう告示 副県都へ足元危うく

就職相談に訪れる求職者。景気の落ち込みは市の税収にも影響を与えている=奥州市水沢区の県求職者総合支援センター


 任期満了に伴う奥州市長選は14日の投票に向け、7日告示される。舌戦を展開するのは、いずれも無所属で、再選を目指す現職の相原正明氏(62)と新人で元市議会議長の小沢昌記氏(51)。「副県都」を目指す同市だが、景気の陰りが市財政を直撃して雇用情勢も一気に悪化。基幹産業の農業でも後継者不足は深刻で、県内最大のコメどころの足元は危うい。直面する課題を探った。(水沢支局・宮崎伸一)

 「副県都実現に向けて、安定した雇用創出と農業収入は車の両輪」と語るのは市財政課の菊地隆一課長。だが、どちらにも暗雲が垂れ込める。
 不況は市の台所を襲った。法人市民税は本年度、2月末現在で6億6000万円と前年度の14億9200万円の半分にも満たない。新年度予算も四苦八苦で編成せざるを得なかった。

 市民の暮らしはもっと切実だ。富士通マイクロエレクトロニクス(東京)の半導体製造ライン再編で、隣町の金ケ崎町にある岩手工場では3月末までに計約1100人が退職する。多くは奥州市の労働者だ。

<有効求人倍率0.26倍>
 水沢職業安定所管内(奥州市、金ケ崎町)の1月の有効求人倍率は0.26倍と前月に比べ0.03ポイント下降。「年度末に向けさらに厳しくなる可能性もある」(県求職者総合支援センター)だけに、対策は急務と言える。

 市は本年度に臨時職員199人を採用した。ただ、採用期間が限られていたこともあり、製造業の元派遣社員男性(35)は「先のことを考えて、応募をためらってしまった」と本音を漏らす。

 地元の就職コンサルタントは「新市長には実効性のある雇用創出策が望まれる。そもそも市は企業誘致をする場合、不景気も想定して雇用の受け皿を考えておくべきだ」と提言する。

<高齢者世帯が2700に>
 一方、水稲の作付面積1万ヘクタールで県内1位を誇る市の農業は先がなかなか見通せない。

 担い手の高齢化と後継者不足だ。農業産出額200億円を支える市内農家に目を凝らすと、農業を主な収入源とする約5000世帯のうち、65歳以上の高齢者だけの世帯は約2700にも上る。

 実態は風景に現れる。2008年度、市内の耕作放棄地は約32ヘクタールだったのに、わずか1年後には4.2ヘクタールも増加。市農業委員会事務局の佐藤健一係長は「歩けば歩くほど耕作放棄地が見つかる」とため息をつく。

 いわてふるさと農協(奥州市胆沢区)の高橋隆営農生活課長は「耕作放棄地は担い手不足など今の農業を取り巻く状況を象徴している」と受け止め、「なかなか特効薬はないが、認定農業者をはじめ担い手育成の制度を充実させていきたい」と話している。


2010年03月07日日曜日

1099チバQ:2010/03/07(日) 12:37:07
>>1097
>青森県の一部は選挙の激しさで知られ、かつては開票作業中に対立候補の投票用紙を食べる事態も起きた。
これはどこの事件なんすかね?

1100チバQ:2010/03/08(月) 12:08:36
http://www.mutusinpou.co.jp/news/2010/03/10532.html
2010/3/8 月曜日

現職に804票差で成田氏初当選 津波で延期のおいらせ町長選


 大津波警報発令の影響で延期となっていたおいらせ町長選挙は7日、即日開票の結果、前町議で新人の成田隆氏(59)=無所属=が7620票を獲得、再選を目指した現職の三村正太郎氏(60)=無所属=に804票の差をつけて初当選を果たした。
 任期満了に伴う同町長選挙は2月28日に投開票が行われる予定だったが、大津波警報発令を受けて投票所20カ所のうち3カ所が閉鎖され、7日に改めてこの3カ所で投票が行われた。
 17カ所分の保管票と合わせた投票率は73.90%


 ◇開票結果(町選管確定)
当 7620 成田  隆 無新

  6816 三村正太郎 無現
▽有権者数19635
▽投票者数14510
▽投票率  73.90%
▽有効投票14436
▽無効      72
▽不受理     1
▽持ち帰り    1

1101チバQ:2010/03/08(月) 12:55:08
ここかな
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20100307ddlk06010037000c.html
追跡やまがた:新幹線10年の新庄市 官民協働で再生を /山形
 ◇財政危機は脱する予測も
 JR山形新幹線「つばさ」が新庄駅まで延伸して昨年12月で10年を迎えた。地域活性化の起爆剤との期待を込めて観光振興や企業誘致などに力を注いだ新庄市だが、新幹線延伸事業の巨額の借金は財政を圧迫し、昨年10月には財政破綻(はたん)の警告段階である「早期健全化団体」のレッテルが張られた。財政健全化法に基づく昨年12月の個別外部監査の結果、09年度決算では早期健全化団体を脱するのは確実と予測されたが、さらなる努力が求められる。【米川康】

 新幹線延伸事業による借金返済額は、一時、年間約20億円に達した。市債残高もピークの00年度末には388億円に上った。早期健全化団体とされたのは、市の財政規模に対する借金返済の割合「実質公債費比率」が08年度末で25・9%となり、基準の25%を超えたため。個別外部監査は、その要因を市営球場や市営住宅、市営斎場などの建設や、新庄駅周辺・関連道路整備など大規模事業が続き市債残高が増えたことと、JR新庄駅に隣接する最上広域交流センター「ゆめりあ」の分担金などが財政を圧迫したためと分析した。

 ある市幹部は「国の政策に安易に乗った。地方債、地方交付税で面倒をみるという甘い言葉に乗ったことが人口4万人弱の小規模自治体には厳しかった」と、将来を考えなかった当時の首長らを批判する。

 「ゆめりあ」の建設費67億円のうち、市負担分の約24億円の返済は今年度でほぼ完了する。08年度末で市債残高は293億円に減った。個別外部監査結果は「人件費抑制など厳しい財政再建計画を着実に実行したことで効果が表れている」と評価。新幹線延伸事業の借金返済が完了したことから、09年度決算では実質公債費比率が基準の25%を下回るのは確実と結論づけた。

 「やっと財政危機を乗り越えられる」と胸をなでおろす山尾順紀市長。昨年12月4日の新庄延伸10周年を祝う式典では「新幹線が本当に新庄まで延伸されるか心配だった。財政難などさまざまなことを言われているが、延伸されなかったらどうなっていたか」と延伸のプラス面にもっと注目するよう呼びかけ「新幹線が来たからといって、すべてが活性化するわけではない。今後、どう生かすかだ」とあいさつした。しかし、生かすための方向性は市民に分かりやすくは示されていない。

 今後は、市は情報を市民に明らかにしたうえで、行政と市民が一緒に「どのように自分たちのまちを再生させるのか」を真剣に考えなければならない。市民も行政にばかり頼らず「自分たちでできることは自分でやる」と再建に向けて取り組むことが必要だ。

1102とはずがたり:2010/03/08(月) 15:24:57
>>1099
上北町や(旧)東北町(今は合併して東北町)辺りが政争が激しい印象がありますね〜。
投票用紙喰ったと云うのは知りませんがw

1103とはずがたり:2010/03/08(月) 15:35:01

佐藤氏が出馬表明 大崎市長選
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100308t11031.htm

 任期満了に伴う宮城県大崎市長選(4月11日告示、18日投票)に元岩出山町長で大崎市の第三セクター「池月道の駅」社長の佐藤仁一氏(58)が7日、無所属で立候補することを表明した。同市長選への出馬表明は現職の伊藤康志氏(60)、元知事の本間俊太郎氏(70)に続き3人目。

 市内で記者会見した佐藤氏は「岩出山町長としての行政経験や道の駅社長の経営感覚を生かし、合併効果が見える街づくりをしたい」と話した。道の駅の社長は辞任する意向を示した。

 市民病院本院の移転に反対して伊藤氏への解職請求(リコール)を展開した住民や共産、社民党市議らでつくるグループと10項目の政策協定を結び、「自分が当選したら、本院は現在地で建て替える」と述べた。

 大崎市合併に伴う前回市長選では佐藤氏を含め旧1市6町の首長全員が伊藤氏を支援したが、この日の会見には鹿野文永・元鹿島台町長と狩野猛夫・元松山町長も同席し、反現職を鮮明にした。


2010年03月08日月曜日

1104チバQ:2010/03/08(月) 21:44:19
http://mainichi.jp/area/iwate/news/20100308ddlk03010004000c.html
選挙:奥州市長選/奥州市議選 告示 市長選、一騎打ち /岩手
 任期満了に伴う奥州市長選と市議選(定数34)が7日告示された。市長選はいずれも無所属で、前市議会議長の新人、小沢昌記氏(51)と、再選を目指す現職、相原正明氏(62)の2人が立候補を届け出、早速街頭で公約などを訴えた。

 投票は期日前が8〜13日午前8時半〜午後8時、当日が14日午前7時から午後7時まで。午後8時45分から水沢総合体育館で即日開票される。6日現在の有権者数は10万4639人(男4万9787人、女5万4852人)。【湯浅聖一、山口圭一】

 ◇町づくりに地域主権根付かせる−−小沢氏
 小沢氏は午前9時過ぎ、同市水沢区横町の事務所前で第一声を上げた。公約に、岩手競馬改革▽総合水沢病院の効率化と地域医療の充実▽市土地開発公社の健全化−−を掲げ、「地域主権を町づくりに根付かせなくてはならない」と訴えた。

 支持者ら約600人が集まり、高橋光夫・旧水沢市長や及川幸子、郷右近浩両県議、岩手友愛会の軽石義則会長らが応援。出陣式では、小沢一郎民主党幹事長の祝電が読み上げられた。

 ◇副県都目指して、均衡ある発展を−−相原氏
 相原氏は、午前8時半に同市水沢区の事務所で出陣式をした後、同9時50分ごろに遊説先である同区東大通3の雲峰神社前で第一声を上げた。多田欣一・住田町長らが応援に駆け付ける中、「岩手競馬や総合水沢病院、土地開発公社の3大問題を解決に向けたレールに乗せることができた」と1期目を自ら評価した。さらに、「合併後の市政を安定させた経験と実績を踏まえ、副県都を目指して市の均衡ある発展を図りたい」と訴えた。

 ◇34議席に36人−−市議選
 市議選は、選挙区が旧市町村別から全市区になり、定数も7減の34になった。現職25人、新人11人の計36人が立候補を届け出た。党派別では、共産5人、公明2人で、29人が無所属。

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 ◇奥州市長選立候補者(届け出順)
小沢昌記(おざわ・まさき) 51 無新

 服地小売業[歴]会社員▽水沢青年会議所理事長▽旧水沢市議▽奥州市議会議長▽東京経済大

相原正明(あいはら・まさあき) 62 無現(1)

 江刺開発振興社長[歴]滝沢村助役▽県地域振興部次長・企業局長▽旧江刺市長▽東北大

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1105チバQ:2010/03/08(月) 21:57:01
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20100308-OYT8T00114.htm
奥州市長選現新対決
久慈 現職に2新人挑む
 奥州、久慈両市の市長選が7日告示された。奥州市長選には、新人の前市議会議長の小沢昌記氏(51)と、現職の相原正明氏(62)がいずれも無所属で立候補。久慈市長選には、新人で前県南広域振興局北上総合支局長の遠藤譲一氏(56)、現職の山内隆文氏(58)、新人で地域紙発行業の宮古邦彦氏(70)の3人が、いずれも無所属で届け出た。南北の拠点都市で、市政の継続か転換かを巡り、1週間の舌戦が始まった。

■奥州 両候補3大問題に言及

 現職、新人の一騎打ちとなった奥州市では、第一声の中で両氏がともに、経営再建への取り組みが続く岩手競馬、総合水沢病院、市土地開発公社の、いわゆる「3大問題」に言及した。

 小沢氏は奥州市水沢区の事務所で出陣式を行った後、事務所前で約600人の支持者らを前に第一声、市民の目線を重視した市政運営への転換などをアピールした。応援でマイクを握った高橋光夫・元水沢市長は「地域主権が求められている時に、現在の市政は中央を向いている。公平公正な市政を作ろう」と訴えた。

 一方の相原氏も水沢区の事務所で約300人を前に出陣式。近くの路上で、市政の継続で奥州市として一体感をつくりだす必要があると強調した。応援に駆けつけた岐阜市の細江茂光市長は「新しい市ができると不協和音も生じるが、我慢すれば2〜3期目には間違いなく良い効果が出る」とエールを送った。

 投票は14日午前7時〜午後7時(衣川区は午後6時まで)、市内85か所で行われ、午後8時45分から水沢総合体育館で開票する。

■久慈 雇用と活性化に触れる

 現職と新人2人が立候補した久慈市の第一声では、3人とも、市民が強い関心を抱いている雇用確保や地域活性化について触れ、それぞれの持論を訴えた。

 民主と社民の推薦を受けた遠藤氏は久慈市新中の橋の選挙事務所前で第一声、約700人を前に市政の刷新を訴えた。民主の国会議員3人や達増知事らが応援に駆けつけ、地元出身の畑浩治衆院議員は「遠藤氏を通じ、国と市が連携して頑張っていきたい」。達増知事も「地域の力を引き出し、発展させられる人」と持ち上げた。

 山内氏は同市二十八日町の選挙事務所近くで出陣式に臨み、約600人を前に、4年間の実績を強調、市政の継続を呼びかけた。自民の嵯峨壱朗県議や市議12人が応援に駆けつけた。マイクを握った嵯峨県議は「山内氏は一党一派に属さず、市民のために全力で市政を運営してきた」と述べ、政党推薦を受けた遠藤氏の陣営をけん制した。

 宮古氏は交流施設「やませ土風館」近くで、住民ら約35人を前に第一声を上げ、市政の変革を訴えた。

 投票は14日午前7時〜午後7時(一部地域は午前7時〜午後6時)、市内60か所で行われ、午後8時半から市民体育館で開票する。

(2010年3月8日 読売新聞)

1106チバQ:2010/03/08(月) 22:44:16
イチローは完全に新人に肩入れしてますね


前市議会議長の新人、小沢昌記氏:高橋光夫・旧水沢市長や及川幸子【民主】、郷右近浩両県議【民主】、岩手友愛会の軽石義則会長らが応援。出陣式では、小沢一郎民主党幹事長の祝電が読み上げられた。
水沢区の事務所で出陣式を行った後、事務所前で約600人の支持者らを前に第一声

現職、相原正明氏:多田欣一・住田町長らが応援に駆け付ける
相原氏も水沢区の事務所で約300人を前に出陣式

1107チバQ:2010/03/10(水) 12:21:58
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100310t11040.htm
気仙沼市長選 民主・内海氏は出馬せず
 任期満了に伴う宮城県気仙沼市長選(4月18日告示、25日投票)で、民主党県連が立候補を要請していた元県連幹事長で県議の内海太氏(62)=気仙沼=は9日、立候補しない意向を固めた。

 内海氏は河北新報社の取材に「気仙沼市を含む衆院宮城6区には民主党の国会議員がおらず、わたしが唯一のパイプ役。これからも県議として古里のために全力を尽くしたい」と語った。10日にも党県連に立候補しないことを伝えるという。

 現職の鈴木昇氏(65)が引退する気仙沼市長選には、自民党県連会長の小野寺五典衆院議員(宮城6区)の元公設第一秘書の菅原茂氏(52)が立候補を表明している。

 ほかにNPO法人「日本ベトナム障がい者支援センター」理事長で同市出身の境恒春氏(30)の擁立を目指す動きもある。



2010年03月10日水曜日

1108チバQ:2010/03/12(金) 12:57:46
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20100312_3
2市長選、激戦の終盤 奥州、久慈

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 小沢氏、集票力に勢い 相原氏、地盤固め肉薄 奥州市

 任期満了に伴う奥州市長選は14日、投票が行われる。新人で前市議会議長の小沢昌記氏(51)、再選を目指す現職の相原正明氏(62)の無所属2氏が7日の告示以来、激しい舌戦を繰り広げている。岩手日報社取材班と電話調査による終盤情勢は、小沢氏が地元の水沢区(有権者数4万7698人)を中心に集票力に勢いを見せ、相原氏は地盤の江刺区(同2万6591人)を固め肉薄している。投票する候補者を決めかねている有権者もおり、両陣営とも残る2日間の攻防に全力を挙げる。

 山内氏、支持に底堅さ 遠藤氏、組織挙げ猛追 宮古氏、独自の戦い 久慈市

 任期満了に伴う久慈市長選は14日、投票が行われる。新人で前県南広域振興局北上総合支局長の遠藤譲一氏(56)=民主党県連、社民党県連合推薦、再選を目指す現職の山内隆文氏(58)、新人で会社役員の宮古邦彦氏(70)のいずれも無所属の3氏が7日の告示以来、激しい舌戦を繰り広げている。岩手日報社取材班と電話調査による終盤情勢は、山内氏が支持を底堅くまとめ、遠藤氏は組織を挙げて猛追している。宮古氏は独自の戦い。投票する候補者を決めかねている有権者もおり、残る2日間の攻防が注目される。

【詳しくは岩手日報本紙をご覧下さい】

(2010/03/12)

1109名無しさん:2010/03/14(日) 23:36:25
>>1108
岩手県久慈市長選挙
山内隆文10,562票自民系
遠藤譲一10,509票民主系
宮古邦彦582票
 
開票率100%確定

1110名無しさん:2010/03/15(月) 00:49:38
>>1108
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100314t31030.htm
奥州市長選、小沢氏が初当選

 任期満了に伴う岩手県・奥州市長選は14日投票が行われ、即日開票の結果、無所属新人の元市議会議長小沢昌記氏(51)が、無所属現職の相原正明氏(62)を破り、初当選した。

 小沢氏は合併した旧5市町村に配慮した予算配分と職員配置を打ち出すとともに、競馬や市政運営に民間感覚を生かしたいと主張。小沢一郎民主党幹事長の後援会幹部からも支援を得て、出身の旧水沢市域だけでなく幅広く集票した。

 旧江刺市長の相原氏は副県都構想の推進を軸に市政継続を訴えたが、一歩及ばなかった。
 当日の有権者は10万4017人。投票率は77・34%だった。

<小沢昌記(おざわ・まさき)>51無新 
生地小売店役員(市議会議長、水沢市議(2))奥州市、東京経済大

1111チバQ:2010/03/15(月) 06:55:07
>>1109
53票差
大接戦でしたね

1112チバQ:2010/03/15(月) 20:09:33
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100315/stt1003151848005-n1.htm
岩手・久慈市長選で推薦候補敗退 小沢戦略、地元できしみ (1/2ページ)
2010.3.15 18:47
 参院選や来春の統一地方選を視野に、各地の市長選などに積極的に関与し、全国津々裏々に党勢を拡大していく−という民主党の戦略が、小沢一郎幹事長の地元・岩手できしみをみせている。

 14日投開票された久慈市長選で、民主、社民推薦の元県職員、遠藤譲一氏が、自民党系の現職、山内隆文氏(無所属)に敗退した。

 「民主党県連が遠藤陣営を全面的に仕切った」(地元政界関係者)とされるだけに、鳩山内閣の支持率低下や「政治とカネ」の問題も影響したとみられる。民主党県連も「敗因ではないが、有権者にマイナスの印象はあったと思う」(佐々木順一幹事長)と一定の影響を認めている。

 民主党は昨年8月の衆院選で久慈など県北部の岩手2区の議席を獲得。県内の衆参6選挙区を独占した。同党は衆院選後も県北部を“最重点地域”と位置づけている。市町長選に積極的に新人の推薦候補を打ち立てて、自民党の長年の地盤で“土壌改良”に全力を挙げている。

 だが、戦績は芳しくない。無投票で当選した二戸市長を除き、自民党系の現職に新人のぶつけた八幡平市、一戸町、そして今回の久慈市と、いずれも敗退している。

 今回も2区の畑浩治衆院議員を中心に、国会議員や党籍を持つ達増拓也知事らが全面支援。告示直後は優勢という見方も多かった。しかし、一部の有権者からは、「民主党ばかりが目立って候補者の政策が見えなかった」「企業への強引な支援要請が裏目に出た」など、民主党の取り組みに不満も出ている。

 逆に自民党は「政党対立の構図を避けて現職の後援会組織を尊重した。要所へのお願いにとどめた」(嵯峨壱朗・県連副幹事長)という“草食系”の取り組みが功を奏した形だ。

 だが、民主党県連は「地域に政党政治を根付かせる戦略に変更はない」(佐々木幹事長)と、今後も首長選への関与を深めていく方針だ。

1113名無しさん:2010/03/16(火) 05:42:56
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20100316-OYT8T00072.htm

旧市対決 水沢に軍配
奥州市長に小沢氏

 14日に投開票された奥州、久慈の両市長選は、奥州では現職が大差で敗れた一方、久慈では微差で勝利し、明暗が分かれた。選挙結果を分析し、今後を展望した。

 合併前の旧市「水沢対江刺」の構図となった奥州市長選を左右したのは、告示前の2月、初当選した小沢昌記氏の支援に回った小沢民主党幹事長の後援会水沢連合会の動向だった。「水沢区出身で小沢幹事長の後援会会員」の小沢氏が、相原氏より小沢幹事長と近いとされたことが決め手になった。

 江刺区出身で大差で破れた相原正明氏陣営の幹部は「今度は江刺が蚊帳の外に置かれるのか」と、ため息をついた。

 ただ、小沢幹事長と距離を置く関係者は「これが小沢幹事長の地元での求心力低下につながりかねない」と指摘。小沢幹事長のおひざ元で、地域対立のみならず、「反小沢」の火種も残すことになった。

     ◇

 久慈市長選は、民主県連などが推薦する遠藤譲一氏が、現職の山内隆文氏を53票差まで追いつめたが、政権交代後、党県連が主導する首長選としては、八幡平市、一戸町に続き3敗目に。選挙戦では、西松建設を巡る政治資金規正法違反事件で逮捕、起訴された小沢幹事長の公設第1秘書・大久保隆規被告も現地でてこ入れしたが、苦杯をなめた。

 工藤堅太郎県連代表(参院議員)は「準備期間がもっとあれば勝てた」と悔やんだ。

 山内隆文氏を支援した自民党県連は「参院選でも山内氏の支援が期待できる」と皮算用する。ただ、党の看板を表に出さず側面支援にとどまった窮状があり、必ずしも手放しでは喜べないのが実情だ。

(2010年3月16日 読売新聞)

1114名無しさん:2010/03/16(火) 06:18:44
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100316t31030.htm

旧市の主導権争い鮮明に 奥州市長に小沢氏、問われる手腕

 小沢一郎民主党幹事長のおひざ元で、小沢氏系列を掲げる候補者同士の一騎打ちとなった奥州市長選は14日、新人で元市議会議長小沢昌記氏(51)が、現職で再選を目指した相原正明氏(62)を破り、初当選を果たした。約1万2500票の大差の背景には地域の主導権争いが見え隠れし、戦い済んで「しこり」を懸念する声も出ている。(水沢支局・宮崎伸一)

 両候補はマニフェストを掲げたが、争点といえるほどの違いは浮き立たなかった。有権者の関心はやがて2人の出身地が絡んだ地域の主導権争いに集中。小沢昌氏の水沢区、相原氏の江刺区で激しい対立となった。

 前回市長選は相原氏のほか、旧水沢市長、胆沢区出身で小沢幹事長の元秘書が出馬。大票田の水沢区が割れた結果、地盤の江刺区を確実に固めた相原氏が当選する形になった。

 今回出馬した小沢昌氏はかつて水沢青年会議所理事長や水沢市議を務めた。「今度こそ水沢区出身の市長を出そう」との市民の思いとともに、小沢幹事長の有力後援会「水沢連合会」の名誉会長が陣営の統括責任者に就いたこともあり、水沢区はすっかり小沢昌氏票でまとまった。

 さらに水沢区と地縁が深い胆沢区からも多くの有力者が小沢昌氏陣営に加わり、集票に拍車が掛かった。

 一方、相原氏の今回の得票は3万3537票。前回より約3000票上積みしただけにすぎず、江刺区以外への広がりを欠いた。陣営の関係者は、地域の基礎票(江刺区の当日有権者は2万6500票、水沢区は4万7700票)に触れた上で、「どうしても水沢側に負けてしまう。地域対立に持ち込まれてしまった」と戦略上のミスを悔やんだ。

 地域同士の対立は夏の参院選にも微妙な影響を及ぼしそう。小沢幹事長の地元事務所に近い関係者は「国政選挙ではまとまる地域なので参院選への影響はない」と話すものの、「地域間のしこりは明確になった」と今後を心配する。

 小沢昌氏が選挙戦で繰り返し訴えたのは「まちづくりのパートナーの市民の声を聞く」。市の一体感醸成のため、支持基盤以外の住民の声にも耳を傾ける誠実さを求める声も聞かれる。

2010年03月16日火曜日

1115名無しさん:2010/03/16(火) 06:33:53
http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001003150007

大崎、気仙沼の自民系候補を知事が応援表明
2010年03月16日

 来月投開票される大崎、気仙沼の両市長選で、村井嘉浩知事は15日の記者会見で、いずれも自民系の候補者を応援すると表明した。


 4月18日投開票の大崎市長選では、現職の伊藤康志氏を推す。知事と伊藤氏はいずれも元自民系県議で懇意。最大の争点となりそうな大崎市民病院の移転問題については、利用者や医師らの利便性などから「移転する方がいい」と伊藤氏の主張を支持した。


 同月25日投開票の気仙沼市長選では、同党県連会長の小野寺五典衆院議員の秘書・菅原茂氏を応援するという。菅原氏は昨秋の知事選で、知事の支援者回りを先導。知事は「菅原氏の気仙沼への思いは熱い。大変スマートな適任者だ」と語った。

1116★西村 靖子ジェンヌ★:2010/03/16(火) 09:00:10
ねぇ聞いてます?                ____
原因の奴らを         .ni 7     /⌒  ⌒\    べろべろばー
ピンポイント規制しろってl^l | | l ,/)   / ( ゚ )  (。 ) \     n
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ちきーたーのオススメ → http://1-9.jp/p8z/

1117名無しさん:2010/03/16(火) 11:32:18
http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000001003160002

53票差「極めて残念」 久慈市長選
2010年03月16日

 久慈市長選で民主党県連が推薦した遠藤譲一氏(56)が現職の山内隆文氏(58)に53票差で惜敗したことについて、民主党県連の佐々木順一幹事長は15日、「極めて残念だ」と述べた。


 同市長選では、地元の畑浩治衆院議員が選対本部長を務め、達増拓也知事も選挙期間中に2回現地入りするなど、県連を挙げて遠藤氏を支援した。小沢一郎党幹事長の第一公設秘書で、政治資金規正法違反(虚偽記載)の罪で起訴された大久保隆規氏も現地入りした。小沢幹事長からは県連幹部に「絶対勝て」と指示があったという。


 久慈市は、昨夏の総選挙で畑氏が自民党候補者に5千票近い差をつけていた。だが、佐々木幹事長は「国政選と地元の選挙は同列には扱えない」とし、53票差の惜敗も「結果がすべて。選挙の検証と総括をしたい」と話した。


 政権交代後、同党県連は、首長選で積極的に推薦候補を立ててきた。だが、現職との選挙戦では八幡平市、一戸町に続いて敗れる結果となった。今後も首長選で対立候補を立てるのか、との問いに対し、佐々木幹事長は「もちろん。民主の推薦を受けたいという候補がいれば支援していく」と語った。

1118チバQ:2010/03/17(水) 21:18:40
http://mainichi.jp/area/iwate/news/20100316ddlk03010019000c.html
久慈市の課題:市長選を終えて/上 厳しい雇用環境 /岩手
 ◇「仕事ない」意識強く 地場産業振興に活路
 希望する職がないことが分かると、深いため息が出た。久慈市の無職男性(29)はハローワーク久慈の求人検索端末で職を探し続ける。1月まで東京都内のIT企業で派遣社員として働いていたが、足腰が弱った高齢の両親のため実家に戻った。工場やスーパーで働くことも考えたが、交通の便や収入、労働時間など条件がなかなか合わない。「無い物ねだりなのは分かっている。でも仕事の数が少な過ぎる」と漏らした。

 市の雇用環境は県内でも厳しい。岩手労働局によると、久慈地域の99〜08年度の有効求人倍率は0・23〜0・43と、県平均をすべて下回る。近隣町村の受け皿でもあり、一層「雇用がない」という思いが地域に強くなる。

 市も静観しているわけではない。工場賃貸料の半額補助など企業誘致を進め、18社を誘致した。今も北日本造船など13社が操業している。だが、物流環境の悪さもあり、企業進出も頭打ちだ。今年度は雇用対策6事業で約200人を雇用したものの一時的だ。

 そこで市は、地場産業の振興に活路を見いだす。04年から起業や商品開発を支援する「ふるさと創造基金」制度で、最大1500万円を無利子無担保で融資する。融資条件は厳しくなく、14件採用で数十人が雇用された。市産業開発支援担当の猪久保健一部長は「間口は広く、できるだけ貸す」と話す。小さな起業でも雇用者数を積み重ねることで雇用創出を図る。

 企業側でも、必死の努力を続ける。創業63年の「宇部煎餅(せんべい)店」(宇部清三郎社長)はその一社だ。従業員約60人は、社長と専務以外すべてパートにするなど経費削減で他社商品より格安で販売し、急成長中だ。10年前まで年商約3000万円だったが、年商1億円ペースで売り上げを伸ばし09年度は4億円を超えた。宇部社長は「まだ、注文に応え切れていない。機械を買って人も何人か雇いたい」と話す。

 市としても、求職者や事業主の要望を一層取り込んで対処する必要性を感じている。猪久保部長は「受け身ではなく、ダイレクトメールや成功事例を踏まえた説明会など広報、企業のフォローアップを徹底したい」と話している。

   ◇  ◇

 旧久慈市、山形村が合併し、新市が誕生してから4年。慢性的に少ない雇用の場や、財政を圧迫する市営バスなど課題は山積する。市民はそのかじ取りを、再選した山内隆文市長(58)に改めて託した。「県北沿岸の拠点都市」が抱える喫緊の課題を探った。【狩野智彦】

1119チバQ:2010/03/17(水) 21:19:18
http://mainichi.jp/area/iwate/news/20100317ddlk03010005000c.html
久慈市の課題:市長選を終えて/下 「市民の足」バス /岩手
 ◇市営化で財政圧迫 官民で維持策模索
 診療を終えると、寒風が吹くバス停のベンチに腰を下ろした。久慈市侍浜町の無職、畑中勝男さん(69)は、持病の治療のため、自宅から徒歩2分のバス停から県立久慈病院の泌尿器科と眼科に月3回通う。高齢で運転がおぼつかなくなり、車は手放した。「病気は治ったり悪くなったりだ。バスなくなれば大変だ。病院さ行けなくなる」

 市が08年9月に実施した利用者アンケートでは、60歳以上が78%を占める。目的別では通院が53%。同病院を行き来する1日約30本のバスは、健康を守る「市民の足」として欠かせない。

 不採算でJRバスが撤退し、市内7路線のバスは、08年4月から「市営バス」になった。市は、以前から運行していた患者輸送、通学などのバスと合わせ11路線を持つ。07年度までの市営バス運行費は年間約1500万円だったが、7路線継承で費用は3600万円に増えた。厳しい財政状況を圧迫する。

 だが、初乗り運賃はJRバスと同じ130円を維持し、利用者に配慮した。それでも、利用者減に歯止めがかからない。07年度に約11万2700人だった利用者は、08年度に約8万1200人に激減。09年度も12月末現在、前年同月比6・2%減が見込まれる。

 厳しい状況の中、市は09年、路線バスツアーに活路を求めた。バスで海岸まで行き、歩いて駅まで戻るなど年4回実施。だが参加者はいずれも15人前後で成果は乏しかった。

 住民も現状を看過していない。枝成沢町の町内会では、約10年前からバスを使った清掃活動に取り組む。各バス停に近い住民が、1、2区間バスで移動し、出発点まで道路清掃をして戻る。費用は自費。月2回で約20人が参加するほど定着しているという。取り組みを始めた新田勝昭さん(75)は「世話になっているバスに恩返ししたかった。道路もきれいになるし、地域のコミュニケーションも図れる。一挙三得だ」と話す。

 市は10年度、ニーズに合った運行時刻に見直すなど検証事業を進める。全世帯に時刻表を配布するなど利用も促す。

 市まちづくり振興課の村上章課長は「バスは無くしてはいけないが、財政は厳しい。車両の小型化などを含め、市民の足を確保したい」と話すが、現状打開の「特効薬」は見つかっていない。【狩野智彦】

1120チバQ:2010/03/17(水) 21:19:57
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20100317_5
前代未聞、議場で一騒動 大船渡市議会

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 大船渡市議会(佐藤丈夫議長、26人)の予算特別委で16日、副市長の答弁に納得しない市議が詰め寄り、ほかの市議が止めに入るなど議場は一時、騒然となった。

 詰め寄ったのは、鎌田和昭議員(刷新)。昨年、株主総会成立などをめぐる一連の混乱で、最終的に自身が社長を辞任した第三セクター大船渡魚市場に関し、市側が昨年の市議会で同議員のことを「『横暴』と話した」などとして真意をただした。

 紀室輝雄副市長は「この議場での議論にはなり得ない」「横暴か、横暴でないかは自分自身でよく分かっているはず」などと答えた。

 昼食休憩に入った直後、鎌田議員は執行部席の紀室副市長に声を上げて詰め寄り、体を押した。ほかの市議が「やめろ」などと叫びながら鎌田議員を囲んで引き離し、議場は騒然となった。

 記者団に対し、鎌田議員は「詰め寄った際に勢い余った。(副市長は)子ども扱いの答弁」と批判。紀室副市長は「押されて驚いた」と話した。

 再開後、特別委の門前恭一委員長が注意し、鎌田議員は「大変皆さまにご迷惑をおかけしたことを陳謝します」と述べた。

1121名無しさん:2010/03/19(金) 08:58:42
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100319t11034.htm
激戦?無投票? 気仙沼市長選告示まで1ヵ月

 任期満了に伴う宮城県気仙沼市長選(4月18日告示、25日投票)は告示まで1カ月を切った。現職の鈴木昇氏(65)が引退する中、立候補を表明しているのは無所属新人で、自民党県連会長小野寺五典衆院議員(宮城6区)の元公設第1秘書菅原茂氏(52)だけ。鈴木氏を含む5人の激戦だった4年前の前回選挙と打って変わり、静けさが漂う。焦点は対抗馬擁立を模索する民主党県連の動きだが、時間の制約もあり、菅原氏の無投票当選の可能性も出ている。

 菅原氏は2月15日に出馬表明。水産会社社長時代の人脈や秘書時代の経験を生かし、各方面へのあいさつ回りに奔走している。19日には同市港町に事務所を開く予定で、雇用創出や事業仕分けなどを盛り込んだマニフェスト(公約集)を今月中に発表する考えだ。

 村井嘉浩知事は15日の定例会見で、菅原氏の応援要請に応え、同氏を支援する考えを明らかにした。

 民主党県連は県連幹部を務めた県議の内海太氏(62)=気仙沼選挙区=に出馬を要請したが、内海氏は「民主党の国会議員がいない気仙沼で、政権とのパイプ役を担いたい」と固辞した。

 菅原氏は小野寺氏の元秘書で自民党色が強く、民主党県連は独自候補の人選を内海氏に要請した。党関係者を軸に調整するとみられるが、残る時間は少なく、難航しそうだ。

 ほかの動きでは、1月末の鈴木氏の引退表明以降、前回選挙で次点となった会社役員やNPO法人関係者ら複数の名前が挙がっては消える状態が続いている。
 3月1日現在の有権者数は6万2626人。

2010年03月19日金曜日

1122チバQ:2010/03/19(金) 12:15:52
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100319t11034.htm
激戦?無投票? 気仙沼市長選告示まで1ヵ月
 任期満了に伴う宮城県気仙沼市長選(4月18日告示、25日投票)は告示まで1カ月を切った。現職の鈴木昇氏(65)が引退する中、立候補を表明しているのは無所属新人で、自民党県連会長小野寺五典衆院議員(宮城6区)の元公設第1秘書菅原茂氏(52)だけ。鈴木氏を含む5人の激戦だった4年前の前回選挙と打って変わり、静けさが漂う。焦点は対抗馬擁立を模索する民主党県連の動きだが、時間の制約もあり、菅原氏の無投票当選の可能性も出ている。

 菅原氏は2月15日に出馬表明。水産会社社長時代の人脈や秘書時代の経験を生かし、各方面へのあいさつ回りに奔走している。19日には同市港町に事務所を開く予定で、雇用創出や事業仕分けなどを盛り込んだマニフェスト(公約集)を今月中に発表する考えだ。

 村井嘉浩知事は15日の定例会見で、菅原氏の応援要請に応え、同氏を支援する考えを明らかにした。

 民主党県連は県連幹部を務めた県議の内海太氏(62)=気仙沼選挙区=に出馬を要請したが、内海氏は「民主党の国会議員がいない気仙沼で、政権とのパイプ役を担いたい」と固辞した。

 菅原氏は小野寺氏の元秘書で自民党色が強く、民主党県連は独自候補の人選を内海氏に要請した。党関係者を軸に調整するとみられるが、残る時間は少なく、難航しそうだ。

 ほかの動きでは、1月末の鈴木氏の引退表明以降、前回選挙で次点となった会社役員やNPO法人関係者ら複数の名前が挙がっては消える状態が続いている。
 3月1日現在の有権者数は6万2626人。



2010年03月19日金曜日

1123名無しさん:2010/03/19(金) 12:21:00
>>1121>>1122
>激戦?無投票? 気仙沼市長選告示まで1ヵ月


無投票だけは避けて欲しい。

1124チバQ:2010/03/28(日) 11:57:31
>>1107
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100327t11034.htm
気仙沼市長選 境氏が立候補へ
 任期満了に伴う宮城県気仙沼市長選(4月18日告示、25日投票)で、気仙沼市のNPO法人理事長の境恒春氏(31)は26日、無所属で立候補する意思を固めた。近く記者会見し、正式に立候補を表明する。

 境氏は河北新報社の取材に対し「自分の力不足を感じて一度は立候補をあきらめたが、気仙沼の将来を憂う住民の声を聞き、一緒に街を変えたいと強く思った。考え方の近い政党に支援を求め、気仙沼に漂う停滞感を一掃したい」と語った。

 境氏は気仙沼市出身。気仙沼高卒。国内やベトナムで芸能活動の傍ら、障害者施設の慰問活動に取り組んだ後、2008年1月、NPO法人日本ベトナム障がい者支援センターを設立して理事長に就任した。07年4月から「リアスさんりく気仙沼大使」も務める。

 気仙沼市長選には、自民党県連会長の小野寺五典衆院議員(宮城6区)の元公設第1秘書、菅原茂氏(52)が無所属での立候補を表明している。
 菅原氏の無投票当選の可能性もあったが、境氏の立候補方針で一転して一騎打ちの構図となる公算が大きくなった。


2010年03月27日土曜日

1125チバQ:2010/03/28(日) 11:59:53
http://www.mutusinpou.co.jp/news/2010/03/10811.html
ニュース2010/3/28 日曜日
政界二分し一騎打ちへ 弘前市長選告示まで1週間


 任期満了に伴う弘前市長選は、4月4日の告示まで1週間と迫った。出馬を予定しているのは、再選を目指す現職の相馬●一氏(73)と前副市長の葛西憲之氏(63)の2人。ほかに出馬の動きはなく、両氏による一騎打ちとなる見通しだ。相馬市政が推進する(仮称)全天候型生涯スポーツレクリエーション施設建設事業の是非といった具体的な争点も浮上する中、2陣営の前哨戦も激しさを増している。
 今回の市長選は、合併に伴い2006年4月に誕生した相馬市政の継続か刷新かを問う争い。再選を目指す相馬氏に対し、前回選で相馬氏に敗れた金沢隆氏ら合併前の旧3市町村長らが葛西氏を支援する構図となっている。いずれも政党の推薦は受けていない。
 相馬氏が公約に基づき10年度の完成を目指したスポレク施設は、建設予定地の住民らが「説明不足」を理由に反対する中、市議会は3月定例会で建設事業費を削除する予算修正案を賛成多数で可決した。
 相馬氏は市長選の公約に掲げて信を問う構えで、休止となった事業の行方は次期市長の判断に委ねられた。
 相馬氏はスポレク施設建設推進のほか、新市総合計画の主要施策を柱とする8分野の実現を公約に掲げ、スローガンに「築こう‼健康で活力ある街を」とうたった。
 農林業の振興や市政改革の継続・充実のほか、新たに合併戦略プロジェクトの推進を加えた。
 葛西氏は「対話と創造」による「ひろさき一新」を掲げ、主要7分野とその実現に向けた100の具体的施策をマニフェストとしてまとめ上げた。
 また、ジョッパル再生への協力、スポレク施設の見直し、実効性ある観光施策の三つを緊急事業に掲げ現職との違いを明確にする。
 市議会は、与党会派鷹揚会が相馬氏の支援市議団を立ち上げた一方、第2会派木翔公明が葛西氏の支援市議団を設立。民主、自民の各政党は対応を明確にしていないものの、県議ら個々が態度を決めて動きを活発化させており、政界を二分する一騎打ちの様相となっている。
 一方、市長選と同日程で、欠員一の市議会議員補欠選挙も行われる。現時点で元職の金谷昭氏(60)、石岡千鶴子氏(53)の2人が名乗りを上げており、それぞれ事務所開きを行い、1議席をめぐりしのぎを削っている。
※●は金へんに昌

1126チバQ:2010/04/01(木) 19:49:20
http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000001003300003
課題を追う−弘前市長選(上)スポレク施設
2010年03月30日


スポレク施設の予定地。建設に向けて住民への説明が十分になされたかどうかが市長選の争点の一つとなっている=弘前市泉野3丁目

 弘前市長選は4月4日、告示される。争点のスポーツレクリエーション施設や複合商業ビル「ジョッパル」問題などで問われているのは、建設の是非や駅前活性化策のあり方だけでなく、行政が住民の声をどう受け止め、生かしているか――だ。民意の反映という民主的なシステムの基本に視点を置き、課題を追った。(吉田芳彦)


      ◇


 3月8日夕。市役所から600メートルほどの距離にある同市百石町の百石町展示館に、市南東部の泉野地区の住民や市民団体のメンバー、一般市民ら約40人が集まった。


 テーマは、相馬〓一市長(73)自らが音頭を取り、今年中に同市泉野3丁目で建設を始めようとしていた全天候型の生涯スポーツレクリエーション施設。反対の人も賛成の人も集め、「互いの主張に耳を傾け、理解を深めたい」という市民対話集会だった。


 相馬市長にも事前に案内を打診したが、本人はこのとき展示館から1キロほど離れたJR弘前駅前のホテルにいた。市長選に向けた後援会組織の総決起大会が開かれていた。


 あいさつで、自身もスポーツマンの市長は「高齢者も子どもたちも冬場にスポーツできる施設。それなのに一生懸命、反対をあおっている人がいる」と、声高に強調した。


 「災害時の避難所にもできる畳部屋や会議室があり、地域の交流の場となる建物が必要なのに」。大貝治邦・泉野町会長(65)は言い切る。しかし、お年寄りの健康増進のためにと、グラウンドゴルフなど軽スポーツができる施設の構想だと、床のない地面で避難場所にはなりにくい。


 もともと、市も大貝町会長が求めている施設にする案だった。約1万平方メートルの土地は、2005年度に市土地開発公社が約4億5千万円で得ている。堀越地区交流センター(仮称)建設地として「市の依頼で先行取得」したものだ。


 相馬市長は06年の市長選で現職を破って初当選した際、スポレク施設を公約に掲げていたものの、どこに造るとも決まっていなかった。ところが昨年の年明け後、突然、泉野地区の交流センター話がスポレク施設に変わりはじめた。


 「説明など一切なかった」と大貝町会長は反発し、市民団体「ひろさき市民ネットワーク21」(野田千恵代表)とともに町会や街頭での署名活動を始めた。昨年12月14日には7858人分の反対署名を市や市議会に提出した。この中には地元町会の住民の7割ほどにあたる約2千人の名前も含まれているという。年明けにもさらに約250人の名簿を追加した。


 大貝町会長は「担当課長は昨夏の市政懇談会で、住民に説明する必要はないとまでいった」と語気を強める。野田代表は「施設の変更にあたって地元に説明するなどの民主的な手続きが一切ない。それなのに市は『説明した』の一点張り」。これに対して市は「地区交流センターを担当する部署が、地元に説明している」としている。


 反対署名提出から11日後、昨年12月25日に市が開いた施設建設に対する聴聞会。開催の通知を受けた周辺の地権者や住民ら対象者49人のうち、出席した7人(委任含む)は全員が建設に反対や否定的な見解を示した。


 だが、市は欠席した42人を「意見なし」の容認多数と扱った。出席者が少ないからと再度の開催を求める意見もあったが、手続き上、「聴聞会は成立した」と、市が押し切った。これに対し、施設建設を審査した今年1月の建築審査会では、住民への十分な説明や子どもも使えるように工夫することなどという異例の注文がついた。


 こうした経緯から、スポレク施設の建設事業費約6億円を盛り込んだ2010年度の一般会計当初予算案は、この6億円を削除する修正が図られたうえで24日、市議会で可決された。しかし、相馬市長は「市長選の公約に掲げて信を問う」と、あくまで建設方針を貫く考えだ。


 立候補を表明しているもう一人、前副市長の葛西憲之氏(63)は、住民との対話が足りないとし、スポレク施設の「見直し」を掲げている。


※〓は金へんに昌

1127名無しさん:2010/04/01(木) 19:49:53
http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000001003310002
課題を追う−弘前市長選(中)ジョッパル
2010年03月31日


閉鎖後、約半年がたち、人通りも少ないジョッパル周辺。市民5千人へのアンケートは今後どのように利用されるのか=弘前市

 JR弘前駅近くにぽつんとたたずむ7階建ての複合商業ビル「ジョッパル」。入り口をベニヤ板でふさがれたまま、ひと冬を越した。


 ビルを管理・運営していた市の第三セクター「弘前再開発ビル」が、民事再生法の適用による再建を断念し、突然、閉鎖を決めたのが昨年10月。外資系の債権会社がビルや土地の競売を申し立て、その手続きが進む。だが、先行して競売にかけられた立体駐車場ですら、応札がないなど手詰まりの状態が続く。


 ビルや土地に買い手がつかない場合、駅前の一等地に幽霊ビルをさらし続けていくのか。市が再び資金を投じて土地とビルを取得することも、想定される案の一つだ。


 19日夜にあった市長選立候補予定者の公開討論会。テーマがジョッパルに移ると、相馬〓一市長(73)と前副市長の葛西憲之氏(63)の双方が、感情もあらわに応酬する場面があった。


 ジョッパルは、市役所在職時代の葛西氏に任せていたが、「何もしてこなかった」と主張する相馬市長に対し、葛西氏は自らの責任ではないと強調し、中心市街地の活性化のためにも「再生に協力する」との立場だ。


 市はいま、3月初めからジョッパルに関する市民アンケートを実施している。無作為に抽出した16歳以上の5千人を対象に調査票を郵送し、送り返してもらう。23日に締め切りを設定したが、一定の回収率は達成できそうだという。サンプル数は通常の市の世論調査の約2倍。市は、ジョッパル対策に市民の意向を反映させるためと説明する。


 しかし、質問内容が判明した後の3月の市議会定例会で、アンケートのあり方が問題になった。


 質問票はジョッパルのこれまでの利用頻度などとともに、「再開を望むか」と尋ねた。望む場合、「ジョッパルの取得・施設の復旧などには十億円単位」「維持管理には年間で億単位」の費用が必要などとの説明が添えられ、公費を使うべきかどうか、市民がいくつかの選択肢から選ぶようになっていた。


 アンケートには別紙の参考資料で、「所有者が決まるまで、ビル全体が閉鎖されたままで利用できない状態が長く続く」などと、再開できない場合の影響なども書いているが、質問の部分からは読み取れない。


 議会で質問に立った市議は、何億円もかかると示しておいて再開の是非を問うのは「公平でない」と指摘した。多額の経費がかかると言われては、公費を使う再開を望むことに、後ろ向きの回答を誘導しかねないという、問題提起だ。相馬氏は、商業ビルとして再生しても存続できるか疑問視し、市が再建に乗り出すことには慎重とされる。


 答弁に立った笹村真・商工観光部長は「(ジョッパルへの)さまざまな意見や情報がマスコミで取り上げられているが、現状について正しい情報が伝わっていない」と答えるにとどまり、アンケートの公平性については言及しなかった。


 テナントが去り、それとともに人通りも少なくなったジョッパル閉鎖の影響は、駅周辺の商店らにも及ぶ。市長選のあと、行政と市民とが、率直に新たな街づくりを考える場ができるのだろうか。(吉田芳彦)


※〓は金へんに昌

1128チバQ:2010/04/01(木) 19:50:29
http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000001004010002
課題を追う−弘前市長選(下)情報公開
2010年04月01日


市民から見てどこまでガラス張りの市政が実現できるか=弘前市役所

 昭和を代表する建築家、前川國男が建てた近代建築の一つ、弘前市役所庁舎。3階にある市長室と、同じフロアに「情報公開コーナー」が設けてある。


 公文書は原則、市民のものという考え方が広まった1980〜90年代以降、多くの自治体のこうしたコーナーで、住民がいつでも行政情報を入手できるようになった。それとともに各自治体が情報公開条例を作り、個人のプライバシーや企業秘密に触れたり自治体の業務に支障をきたしたりする情報は、どこまで公開できるかなどのルールを定めている。


 「情報を市民に」という潮流の中、かたくなに公開を拒む例が弘前市で起きている。


 市民団体「弘前市民オンブズパーソン」(大内五介代表幹事)が、04年6、7月にあった監査委員の議事録を、05年に公開を求めたのがその一つ。


 監査委員は、行政が適正に業務を執行しているかをチェックするいわば、お目付け役。言い換えれば、監査委員自体が行政の不透明さをただす立場にある。その話し合いの中身を知りたいと求めてきた市民団体に、監査委員側が「事務の適正な執行に著しい支障が生じる恐れがある」と非開示を決めこんだ。


 弘前市民オンブズの異議の申し立てを受け、公開の是非を協議してきた第三者機関、市情報公開・個人情報保護審査会は昨年7月、「(監査委員の非開示理由は)批判の対象となることを恐れているに過ぎない。市政の一翼を担う限り、市民の監視、批判を受けるのは当然だ」として、公開すべきだと答申した。


 審査会は、監査委員の態度を「特権的な不可侵の存在でもあるかのように非協力的」とまで断じたが、それでも監査委員側は11月に、「今後の事務執行に著しい支障を生じる」と開示拒否を貫いた。


 弘前市民オンブズは今年1月、04年6、7月にあった県内他市の監査委員の会議録についても情報公開請求の結果を公表した。十和田市だけが開示したが、青森市などは会議がなかったか、会議録を作っていないために開示できなかったとしており、弘前市民オンブズは「弘前市の監査委員の閉鎖性は、際だっている感がある」とみている。


 弘前市民オンブズの調査では、市が100%出資する第三セクターの4団体でも、情報公開の請求に対応できないことが分かった。市条例で必要性が定められ、制度を整えなければならないのに、だ。


 市情報公開・個人情報保護審査会の会長を務める中林裕雄弁護士は「情報公開を通じて批判を受け、開かれた行政として強くなることが大事なのに」と嘆く。


 外部の批判を察知してかどうか、今回の市長選に再選をめざす相馬〓一市長(73)は公約の一つに「情報公開の徹底」を掲げる。同じく立候補予定の前副市長の葛西憲之氏(63)は公約の発表会見で、「情報公開は、最も大事なこと」と言う。


 市に対する情報公開請求の件数は、06年度が102件、07年度144件、08年度99件。09年度は07年度の件数を上回る見込みという。市民の「知る権利」に、今後どう答えるのか。風通しのよい市役所へと体質改善を強力に推し進めるリーダーが求められている。(吉田芳彦)


※〓は金へんに昌

1129チバQ:2010/04/01(木) 19:59:04
06年弘前市長選
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/2506
弘前市長選:元県議の相馬氏が初当選 青森県
当30793 相馬 しょう一
=無新<1>
 28884 金沢  隆
=無新[自][公][社]
 19277 下田  肇
=無新
  4794 須藤  宏

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/2510
民主党県連内部には三市の一角である弘前市長選を制するため、県議会で民主系会派に近い関係にある相馬氏と、夫人の敦子参院議員が県連副代表を務める肇氏との一本化を望む声が根強い。

1130チバQ:2010/04/01(木) 21:58:45
http://mainichi.jp/area/aomori/news/20100330ddlk02010003000c.html
弘前市政の課題:迫る市長選・それぞれの現場から/上 揺れる「リンゴ王国」 /青森
 ◇綱渡りの経営 天災と不況で低価格
 弘前市のリンゴ生産量は国内の2割にあたり、県内では4割を占める。農業の産出額ではリンゴが約300億円とされ、第2位の米約41億円を大きく引き離している。自他共に認める日本一の「リンゴ王国」。数字に表れる以上に農業資材などの関連産業や商業関係などへの経済波及効果は大きく、市の基幹産業といわれるゆえんだ。

 しかし農家は08年の霜とひょうの大被害、不況とデフレ経済のあおりを受け、2年続けての低価格に泣いている。大きな陰りが漂う。

 同市悪戸で3・1ヘクタールのリンゴ園を経営する小山内一彦さん(40)が窮状を語る。「農家手取りで、1箱20キロで2500円から3000円が採算ラインとされるが、昨年はそれを下回った」。小山内さんは価格の安さを量で補おうと園地を買い増し、拡大路線を取った。今年の価格がどうなるか、勝負の年だという。3年連続での低価格ならリンゴ園を手放す農家が増えるだろうと予測している。

 同市鬼沢の藤田光男さん(58)も、苦しい胸の内を明かす。「2年連続の赤字経営。8、9年前も2年連続の安値で農協から借金した。返済が終わらないうちにまた借金だ」

 量販店が安値で売るなど、しわ寄せは自分では値段を付けられない生産者にきているという。藤田さんのリンゴ園は3・6ヘクタール。翌年も生産に向けられる再生産価格は、最低でも手取りで1箱(20キロ)2500円だとし、この2年はぎりぎりの価格だと言う。

 藤田さんも、今年安値なら経営難に拍車がかかり、リンゴ園を貸したり売ったりする農家が続出すると見ている。

 市農業委員会に登録された「売りたい農地」の中で、リンゴ園は39件。既に木を伐採し、更地になっている所もある。農業委は「生産意欲がわくような所得に結びつかないのが現実だ」と背景を説明する。

 売却希望者には後継者がいない高齢農家が目立ち、登録されているリンゴ園は一部で、実際に売りたいと思っている農家はもっと多いと分析している。

 市も国の補助制度を活用しながら独自の施策を打ち出している。10年度の一般会計当初予算では、農業経営支援に関して利子補給など約950万円を新規に盛り込んだ。それでも、赤字に苦しむリンゴ農家の綱渡りの経営は続くようだ。

   ◇  ◇

 弘前市長選は4月4日告示、11日に投開票される。合併から4年、市政の課題を探った。【塚本弘毅】

1131チバQ:2010/04/01(木) 21:59:23
http://mainichi.jp/area/aomori/news/20100331ddlk02010007000c.html
弘前市政の課題:迫る市長選・それぞれの現場から/中 中心市街地活性化 /青森
 ◇空き店舗、安く提供 新しい魅力目指し
 「中心街を活性化させる手助けに」。NPO法人「ECOリパブリック白神」は弘前市土手町のビル2階の空き店舗を活用し、チャレンジショップの募集を呼び掛けている。新しく事業を始めようという人たちに安くスペースを提供し、軌道に乗せてもらおうという試みだ。

 古くからの街である土手町だけでなく、中心市街地はくしの歯が欠けたように空き店舗やシャッターを閉じた店が目立っている。市の調査では中心街の6商店街の空き店舗率は高まっており、08年度は16・1%。弘前市中心市街地活性化協議会が09年8月の金日に実施した中心街7地点の通行量調査でも、日曜日の1地点を除き軒並み前回を下回った。

 郊外大型店に押されての地盤沈下は、地方都市が抱える全国共通の悩みでもある。こうした危機的現状にどう対応していくのか。

 「歩いて楽しくなる触れ合いの場として、にぎわいを取り戻したい」。ECOリパブリック白神の理事長、渋谷拓弥さん(38)は強調する。土手町商店街連合会の菊池清二理事長(71)も「中心街に出かけたくなるような新しい魅力を作りたい」と将来像を描く。

 菊池さんは「まちの駅」構想を提唱する。買い物客の待合所を作り、お年寄りらの買い物に付き添い、商品を無料で配送するサービスなどを提供する。空き店舗を利用した農産物直売所も計画している。

 市や商工関係者などによって08年に結成された活性化協議会。事務局の弘前商工会議所は「商業だけでの活性化は難しい」とし、中心街で時間を過ごす交流人口を増やしたいという。そのためには、市がしっかりした計画を立て都市機能を集中させる必要性を説く。市も08年に国の認定を受けた「弘前市中心市街地活性化基本計画」に基づいた事業に取り組んではいる。

 昨年10月、JR弘前駅前の複合商業施設「ジョッパル」が閉鎖した。あおりで周辺の大町商店街振興組合の商店は、売り上げが3割も減少したという。

 藤田善徳理事長(68)は「再開に向けて市と商工会議所、市民が一体となって知恵を出してほしい」と訴える。市は競売の行方や市民アンケートの結果を踏まえ、対応する構えだ。

 各方面から中心街のにぎわいを取り戻す試みは提唱されてはいる。しかし、先行きはまだ霧の中だ。【塚本弘毅】

1132チバQ:2010/04/01(木) 21:59:54
http://mainichi.jp/area/aomori/news/20100401ddlk02010003000c.html
弘前市政の課題:迫る市長選・それぞれの現場から/下 新幹線開業と観光 /青森
 ◇通過型から着地型へ 地域の魅力を発掘
 定番コースではない、地元ならではの穴場を中心に観光案内をする「弘前路地裏探偵団」が3月、弘前市に生まれた。メンバーは主婦や会社員、公務員、ホテルの支配人など20人で、昼と夕暮れの部隊に分かれる。団長の鹿田智嵩(ともかさ)さん(43)は「弘前大好き人間が集合し、観光ガイドに載っていない魅力を紹介したい」と語る。

 アイデアは「弘前感交劇場」の「やわらかネット」の会議から生まれた。

 感交劇場は「感動と交流」を提唱し2年前に結成された。市や弘前観光コンベンション協会、弘前商工会議所、弘前大など8団体の長による推進委員会があり、その下部組織にやわらかネットがある。「りんごスイーツちょい食べコース」「地元主婦と過ごす伝統の技『津軽塗』」など、住民と触れ合いながら観光を楽しむさまざまな小ツアー案内が実現している。

 新幹線開業を控え、観光客を弘前、津軽へ誘導するのが感交劇場の目的だ。市観光物産課の桜田宏課長補佐(50)は「開業イベントだけでなく、長期的な視野で地域の魅力を発掘していきたい」と強調する。

 08年の県調査によると、弘前を訪れた観光客は年間約716万人と県内では青森市や八戸市を押しのけ最も多い。「弘前さくらまつり」と「弘前ねぷたまつり」のお陰だ。だがこのうち県外からの客は約186万人で、宿泊客は約49万人。いずれも3市の中で最も少ない。

 滞在時間の短い「通過型」から受け入れ側が工夫して客を呼び込む「着地型」の観光へ。増えている少人数の旅行にターゲットを絞り、通年で朝から夜まで弘前に引きつけ、宿泊につなげたいという願いが感交劇場には込められている。

 12月には新青森駅に新幹線が乗り入れる。翌年には「弘前城築城400年祭」も控え、各種イベントが計画されている。コンベンション協会の企画開発部では「開業を発火点にしたい。勝負はこれからだ」と期待を込める。

 すぐに勢いの衰える線香花火的な集客に終わらせず、市やコンベンション協会、市民が一体となり、感交劇場をどう盛り上げていくのか。着地型観光の商品をどうやって全国に発信し、浸透させるのか。難問が待ち構えている。【塚本弘毅】

1133チバQ:2010/04/01(木) 22:09:54
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2010/20100401152919.asp
2010年4月1日(木)

 任期満了に伴う五所川原市長選(6月6日告示、13日投開票)に自民党五所川原市支部長の県議櫛引ユキ子氏(57)が出馬へ意欲を示したことに対し、各党内から1日、驚きの声が上がった。既に出馬を表明した平山誠敏市長(69)や、同氏を支援する自民系市議会与党幹部らは戸惑いを隠さない。現職への対立候補を模索中の民主党県連は櫛引氏の動向を注視していく構え。

1134チバQ:2010/04/01(木) 22:11:22
http://www.mutusinpou.co.jp/news/2010/04/10860.html
2010/4/1 木曜日
櫛引県議が五所川原市長選へ出馬検討


 6月6日告示、同13日投票の五所川原市長選に、同市選出の県議櫛引ユキ子氏(56)が出馬を検討していることが31日、分かった。櫛引氏は本紙の取材に対し「(出馬を)検討している」と述べた。
 市長選をめぐっては再選を目指す現職の平山誠敏氏(69)が既に立候補を表明しており、対抗馬として櫛引氏の名前が急浮上した。これに対し、櫛引氏は同日、本紙の取材に対し「検討している」と語り、近日中に態度表明することを明かした。
 同日は、五所川原市内で、後援会幹部と会合を開いた。会合は非公開で行われ、出席者によると、市長選について具体的な協議はなかったという。
 櫛引県議は五所川原市議を2期務め、2007年、自民党公認で県議に初当選した。現在、自民党五所川原市支部長を務めている。

1135チバQ:2010/04/02(金) 12:19:51
http://www.mutusinpou.co.jp/news/2010/04/10884.html

五所川原市長選へ櫛引県議出馬へ 民主県連支援の可能性も


 6月6日告示、同13日投開票の五所川原市長選で、出馬を検討していた同市選出の県議で自民党同市支部長の櫛引ユキ子氏(56)が1日、立候補する意思を固めたことが分かった。櫛引氏は取材に対し「関係者と話し合った上で数日中に表明したい」と語った。同市長選をめぐっては、現職の平山誠敏氏(69)が既に立候補を表明している。独自候補の擁立を模索していた民主党県連は櫛引氏の動向に関心を寄せており、市長選の情勢は混沌(こんとん)としてきた。
 櫛引氏は同日、青森市内で自民党県連の山内和夫幹事長と会い経緯を説明、出馬する意向を伝えたという。山内幹事長は取材に対し「本人から報告を受けたが、急な話で正直驚いている」と語った。市長選への対応について、「県連として協議する段階ではない」との認識を示した。
 櫛引氏は市議2期を務めた後、2007年の県議選に自民党公認で出馬し、トップ当選した。平山氏は県議2期目の06年、成田守前市長の辞職に伴う市長選で自民、公明両党の推薦を受け初当選している。
 こうした経緯を踏まえ、ある自民党県連役員は「数日前に櫛引氏が出馬を検討していると聞いたが、まさか出馬するとは思わなかった」と戸惑いを隠さない。ほかの役員は「仮に両氏が立候補した場合、どちらを支持すべきか判断しかねる」と複雑な心境を語るなど、県連内に動揺が広がっている。
 一方、市長選での独自候補擁立を模索してきた民主党県連の横山北斗代表は「櫛引氏は市民の評判が高く、行政能力にも優れている。市長になればいい仕事ができると思う」と評価、県連として同氏を支援する可能性を示唆した。


http://www.mutusinpou.co.jp/news/2010/04/10885.html

櫛引氏出馬の意思に市議会会派対応混迷も/五所川原市長選


 6月6日告示、同13日投票の五所川原市長選への出馬意思を固めた同市選出の櫛引ユキ子県議(56)をめぐって1日、同市議会各会派は「寝耳に水」と驚きを隠せず、対応に頭を抱えた。特に、現職平山誠敏氏(69)の支援で固まっていた最大与党会派自民クラブは、櫛引氏を支援する市議が会派離脱を検討するなど、混迷を極めそうだ。

 同市長選をめぐっては、現職の平山誠敏氏が再選を目指し出馬表明している。平山氏は2009年度分の自民党費を納めていないため、現在党籍はないが自民系だ。櫛引氏も自民党五所川原市支部長を務めるなど、両者は支持者層が重なっている。
 自民クラブは急きょ対応を協議するため2日に会合を開く予定。会長の川浪茂浩市議は「寝耳に水。これから話し合いになるが、櫛引さんの支援者もいるため、会派は必ず分裂する」とこぼした。
 同会派で、自民党市支部幹事長の磯邊勇司市議は「1日に櫛引さんから『出馬を前向きに検討している』と連絡が来た。突然のことでびっくりしている」と語った。また、同会派で櫛引氏を支援する鳴海初男市議は、取材に対し「会派脱会も考えている」と明かした。
 一方、他会派では「自民党内でどうなっているんだ」と首をかしげる市議も。民主党五所川原市支部幹事長の桑田茂市議は「前からそういう話があった。驚きはない」とし、動向を見極める考えを示した。
 今回の動きについて平山氏は「態勢をしっかりと固め一生懸命頑張るしかない」と述べるにとどめた。

1136名無しさん:2010/04/02(金) 14:01:59
http://mainichi.jp/area/iwate/news/20100402ddlk03010032000c.html
選挙:盛岡選挙区、県議補選へ /岩手
 7月の参院選に県議の高橋雪文氏が出馬の意向を示したことを受け、盛岡選挙区は欠員2となる見込みで、県議補選が行われる見通しとなった。

 昨夏の衆院選に立候補し、失職した高橋比奈子前県議は「推してくれる方がいれば(応えたい)」と補選出馬に意欲を見せた。

 同補選では、民主党県連も、候補2人の擁立を検討している。【山口圭一】

毎日新聞 2010年4月2日 地方版

1137とはずがたり:2010/04/03(土) 13:20:14
>>1136
自民系2議席に拠る補選か。
比奈子ちゃんは県議復帰を優先した形ですね。
民主は1議席奪うチャンスですね。ひょっとすると2人立てるか?

1138神奈川一区民:2010/04/03(土) 13:30:23
>>1137
小澤氏の地元だから2人擁立すると思いま
す。岩手県議会は少数与党ですからね。

1139チバQ:2010/04/03(土) 13:35:52
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/04/20100403t21031.htm
争点に「スポレク施設」整備が浮上 弘前市長選あす告示

市長選の争点になるスポレク施設の建設予定地


 任期満了に伴う弘前市長選(4日告示、11日投票)で、市が計画を進める「全天候型生涯スポーツレクリエーション施設」の整備が最大の争点として浮上している。再選を目指す現職の相馬〓一氏(73)が建設推進を掲げ、新人で前副市長の葛西憲之氏(63)は計画見直しを訴える。両氏は告示前から「スポレク」をめぐり、主張を激しくぶつけ合っている。(弘前支局・片山佐和子)

 スポレク施設の建設予定地は同市泉野3丁目で、屋内に土のグラウンドを整備する。市が2009年度から2カ年で計画を進め、現在は設計が終わった段階。総事業費は約11億円を見込む。

 事業は、相馬氏が初当選した前回06年の市長選で公約として打ち出した。県スポレク連盟会長も務める相馬氏肝いりのプロジェクトだが、建設予定地(約1万平方メートル)をめぐり、地元で反対運動が起きた。

 市土地開発公社が05年度に地区交流センター用として先行取得した土地の用途を市が昨年5月、スポレク施設に変更したためだ。地元の泉野町会(大貝治邦会長)は「住民に説明もなく、一方的だ」と反発。町会は12月、市民団体とともに約7900人分の反対署名を市と市議会に提出した。
 大貝会長は「地元には学童保育の場所や災害時の避難場所がなく、センターが必要だ。スポレク施設の優先度がなぜ高いのか」と疑問を投げ掛ける。

 市議会は今年3月の定例会で「市民や議会への説明が足りない」などとして、10年度一般会計当初予算案からスポレク施設の建設事業費約6億円を削除した修正案を議員提出し、可決。計画は一時中断となった。

 「市民には必要な施設」と主張する相馬氏は10年度予算案を再議に付さず、「選挙で信を問う」との考えだ。対する葛西氏は、スポレク施設問題を「市民と対話不足の市政」の象徴として位置付け、攻勢を強める。

 建設の是非の判断が、市民に委ねられる格好になったスポレク施設。大貝会長は「新しいかじ取り役は、選挙結果で結論を出すのではなく、まずは市民の声を聞いてほしい」と話している。

(注)〓は金へんに昌


2010年04月03日土曜日

1140藤井 靖ジェンヌ:2010/04/03(土) 16:06:59
ボリエモンさんがTVで呟いた事から
巷で裏2chがブーム☆です。

今スグ 
★☆★ 裏2ch ★☆★

に行きたい人は

Find 裏2ch

で検索してね ★☆★
※ボリエモンもROMってま〜〜す。

1141とはずがたり:2010/04/03(土) 16:18:43

自民県連、採決造反で3氏の役職1年停止 北林氏は委員長辞任へ
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20100402e

 自民党県連は1日、常任総務会を開き、秋田市中通の日赤・婦人会館跡地の再開発をめぐり、先月30日の県議会本会議で自民党の会派決定に従わなかった所属県議の柴田正敏、小松隆明、北林康司の3氏について、県連の役職を1年間停止する処分を了承した。党県連から県議会予算特別委員会委員長の辞任勧告を受けていた北林氏は取材に対し、近く委員長を辞任する考えを明らかにした。

 柴田氏は県連政調副会長、小松氏は財務副委員長、北林氏は党紀委員の役職をそれぞれ1年間停止させる。先月30日の党紀委員会で処分を決定した。

 鈴木洋一県連会長は処分理由について「県議会の採決で会派の決定に反対したため。決定には従ってもらうのが原則」と説明した。

 柴田、小松両氏は再開発事業の関連予算を盛り込んだ2010年度一般会計当初予算案の採決で、賛成を決めた自民党の決定に従わずに反対。北林氏は退席し、採決に加わらなかった。柴田氏は県議会建設交通委員会の委員長、小松氏は同副委員長を既に辞任。党県連は北林氏にも予算特別委員長の辞任を求めていた。

 北林氏は30日の本会議で採決前に退席した理由を「県立美術館の移転に関し、まだ立ち止まって議論する必要があった」とした上で「会派の決定を乱したことは確かであり、何らかのけじめが必要」と語った。
(2010/04/02 10:29 更新)

1142チバQ:2010/04/04(日) 09:52:50
http://www.mutusinpou.co.jp/news/2010/04/10904.html
ニュース2010/4/4 日曜日
市議会与党対応割れる/五所川原市長選


 6月6日告示、同13日投票の五所川原市長選で、五所川原市議会与党会派誠風会(福士寛美会長)が出馬の意思を固めた同市選出の櫛引ユキ子県議(56)を支援することを決めたことが、3日までに明らかになった。これにより、同市議会2与党会派が現職平山誠敏氏(69)と櫛引氏支援で対応が二分することになった。
 同会は2日、同市内で櫛引県議を迎えて会合を開き、所属市議全員の8人が出席。櫛引氏から出馬への意欲を聞き、それに共感する形で満場一致で支援を決めた。
 同会派の市議は「市民のこのままじゃだめだという声を受けて決断した櫛引さんの熱意に押された」と説明またある市議は「意見が通らず現職への不満もある中櫛引さんの市に対するビジョンに共感した」と語った。
 誠風会は現職平山氏の名前の一文字を取って結成された会派で8人が所属し、規模としては自民クラブ(13人)に次ぐ。自民クラブも2日に会合を持ち、現時点では1人を除き現職支援で意見をまとめている。

1143チバQ:2010/04/07(水) 21:50:20
http://mainichi.jp/area/akita/news/20100407ddlk05010008000c.html
探検録:能代市長選11日告示 争点消え、現職独走 /秋田
 ◇商議所の力低下、無投票か
 任期満了に伴う能代市長選が11日に告示される。旧能代市・二ツ井町の合併後2回目の選挙は現職で無所属の斉藤滋宣氏(57)以外に立候補の動きがなく、独走状態となっている。無投票となれば、旧能代市地区では91年以来。対立の構図が消えた背景として、かつて市政を揺るがしたイオン出店問題や補助金不正受給による能代商工会議所の影響力低下を指摘する声もある。【田村彦志】

 ◆激しい選挙

 「能代の土になる」。3月27日に市文化会館大ホールであった1000人規模の後援会総決起大会で、斉藤氏は声を張り上げて支持を求めた。出席者からは「市政が難しい時期。これまでの経験を生かしてもらいたい」と期待を寄せる声が上がった。

 旧能代市以来、同市長選はたびたび激しい選挙戦が繰り広げられてきた。03年4月の旧市長選では、3回目の挑戦だった豊沢有兄氏が新人同士の激戦を制し、黒星を喫した自民党能代支部に激震が走った。

 06年4月にあった合併後初の市長選には、北海道出身で旧二ツ井町を地盤とする斉藤氏と豊沢氏が立候補。豊沢氏が7市町村広域合併の崩壊を招いた新市名問題で批判を浴びたのに対し、斉藤氏は野呂田芳成・前衆院議員秘書や県議、参院議員の豊富な政治キャリアで幅広く支持を集めたうえ、自民党支部も総力戦で臨み大勝した。

 ◆イオン出店

 この選挙戦で争点の一つとなったのが、市郊外へのイオン出店構想。豊沢氏は旧市長時代から中心市街地の空洞化を懸念して「出店ノー」の姿勢を示し、斉藤氏はその再考を公約に掲げた。

 出店に反対する市民団体「能代まちづくり市民会議」(佐藤浩嗣代表幹事)は豊沢氏を支援。旧能代市の商業者が加盟する能代商議所も出店構想に反対の立場で、佐藤副会頭が「市民会議」の代表幹事を務めるなど事実上運動の中心になっていた。

 だが市長選敗北で勢いを失ったうえ、08年1月の市議会臨時会で出店の賛否を問う住民投票条例案が賛成少数で否決され、斉藤市政は出店に大きくかじを切った。

 ◆補助金不正

 その直後に表面化したのが、商議所による国、県、市の補助金不正受給問題。元専務の内部告発に対し商議所幹部は当初、「出店問題が絡む中傷だ」と全面否定した。しかしほぼ1年に及ぶ調査で、総額1億円を超える返還を求められる事態となった。

 市経済界の有力者が名を連ね、旧市時代から地元候補を重視して市長選の行方を左右してきた商議所。「この問題を機に、幹部やOBらから表だった発言が聞かれなくなった。このことも無投票に影響している」との見方がある。

 斉藤氏が再選出馬を正式に表明したのは2月。ただ就任2年目ごろには、後援会がなかった旧能代市内でも組織づくりに着手していた。その数は現在、旧二ツ井町で24、旧能代市内でも30に上る見通し。「政権交代の影響はない」と強気の構えを崩していない。

 その斉藤氏に対して是々非々の立場のある市議の一人は「対抗馬がなく選択肢がない。現職独走と言わざる得ない」といらだちを募らせている。

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 ◆過去の選挙結果

 【能代市長選】

 ◇06年
斉藤滋宣 当 25,643
豊沢有兄   16,591

 【旧能代市長選】

 ◇03年
豊沢有兄 当 16,966
能登祐一   14,820
田中久子    2,588

 ◇99年
宮腰洋逸 当 20,243
豊沢有兄   14,582

 【旧二ツ井町長選】

 ◇05年
丸岡一直 当 5,240
加藤長光   2,383

 ◇01年
丸岡一直 当 5,518
藤田隆雄   3,076

1144チバQ:2010/04/09(金) 12:20:34
http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000001004090003
弘前市長選 自民、民主の動き
2010年04月09日


 現職と新顔が、一騎打ちの選挙戦を繰り広げている弘前市長選。候補者はいずれも無所属で、政党の推薦を受けておらず、表立った政党の動きはない。だが、水面下では政治家や政党の思惑も垣間見える。(吉田芳彦)


 現職の相馬〓一氏(73)は、市議2期、県議6期の長年の政治活動で築いた農家など自前の固い支持層が基盤。政党頼りの選挙によるしがらみを避け、従来通り個人票を積み上げる戦い方を貫く。


 新顔で県庁出身の前副市長葛西憲之氏(63)は、個人的な人脈からできた後援会もあるが、反相馬票を結集するため、経済界や各種団体など、主に組織に支えられた全方位作戦を展開している。


 両氏の選挙事務所には「必勝」と大書された三村知事や地元の衆院青森4区から立候補し、比例区で復活当選した民主党の津島恭一衆院議員の為書きが張り出されている。相馬氏の後援会幹部は「どちらにも頼まないのに送られてきた」と言い、両陣営への政治家側自身の配慮がうかがわれる。


 告示日前後になると、国会議員が互いに出方を探り合う場面も出てきた。


 3月28日にあった葛西氏の総決起大会。同じ日、青森市内で政治資金パーティーがあった民主党の衆院議員や県議らは、秘書を出席させるだけにとどめた。青森4区選出の自民党の木村太郎衆院議員も同じだった。


 ところが告示前日の3日、木村氏が葛西氏の選挙事務所に顔を出した。以前から系列の県議が支援に入り、「木村氏の意向」とささやかれてきた。木村氏の来訪で自民党色が顕在化し、逆に民主党側は「動きづらい立場」に追われたという。


 木村氏は1996年に衆院選で初当選した際は、民主党の小沢一郎幹事長が党首を務めた新進党に所属。その後、自民党へ移った。逆に津島氏は自民党から国民新党をへて民主党に移るなど、弘前市が大票田の4区は政治家の政党乗り換えも多く、支持層も複雑に入り組んでいる。


 陣営に自民党色が出始めたものの、葛西氏自身の一部支持者は津島氏の支持層とも重なる。こうした特有の政治土壌もあって「民主支持層の支援も得られている」と読む。


 相馬氏の選挙事務所に、木村氏の為書きはないが、相馬氏の後援会幹部は「弘前は選挙ごとに投票する人が決まっている。市長選では『木村』と書くわけではないから」と踏み、国政と市政を切り離して有権者が判断することに期待する。


 共産は自主投票。公明や社民は党員らの自主的な判断で臨むという。


※〓は金へんに昌

1145チバQ:2010/04/09(金) 12:56:33
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/04/20100409t11019.htm
「ポスター張り切れない」陣営が悲鳴 全市一区の大崎市議選

市議選に向けて設置された候補者ポスター掲示板=大崎市古川


 任期満了に伴う宮城・大崎市議選(定数34)は11日、告示される。2006年に旧1市6町が合併し、県内2番目の広大な面積になった同市。今回から旧市町別の選挙区が廃止されたため、候補者ポスターを掲示しなければならない個所が大幅に増え、各立候補予定者は準備に頭を悩ませている。

 同市は東西約80キロ、面積は約796平方キロ。合併特例が採用された06年の前回市議選は旧市町別の7選挙区で行われ、ポスター掲示場所は最も少ない松山選挙区で28カ所、最多の古川選挙区でも190カ所だった。
 全市が同一選挙区となる今回、掲示場所は400カ所となる。現職の多くは地盤が異なる議員同士で作業分担したり、所属会派や政党内で連携したりして乗り切る構えだ。
 ある現職は「後援会任せでは間に合わない。演説の合間に自分も張るしかない」と浮かない表情。別の現職は「鳴子地域だけ協力相手が見つからない。告示日一日だけで400カ所全部に張るのは無理」とぼやく。
 もっと大変なのは新人だ。ある陣営は「連携したくてもつてがない。自前で選挙期間中に何とか張り終えたい」と話している。



2010年04月09日金曜日

1146チバQ:2010/04/11(日) 22:06:26
http://www.toonippo.co.jp/kikaku/2010hiro-shichousen/rensai-semaru/0304.html
2010年3月4日(木)

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■検証・弘前市政 迫る市長選


連載INDEX
(1)合併その後/不満募らす相馬、岩木/施設建設 4年も経て予算

 「合併しても地域があまり変わったとは思えない。ただ、物事が動きだすのに4年もかかるのは遅いんじゃないか」 弘前市の沢田集落(旧相馬村)で2月28日に開かれた「ろうそくまつり」。同地区に400年以上前から伝わる奇習だ。闇に浮かぶ明かりを見ながら、地元の男性はつぶやいた。「4年もかかった」のは、旧相馬村への「(仮称)住民ふれあいセンター」建設だ。

 4年前の2006年2月27日、弘前、岩木、相馬の旧3市町村が合併し、新弘前市が誕生した。生活圏として密接な関係にあった3市町村による合併から4年たった今、相馬地区では「合併して良かった」という声は聞こえてこない。

 旧3市町村の合併法定協議会が決定した新市建設計画の「地域の均衡ある発展プロジェクト」は、弘前地区の小中学校整備、岩木地区の下水道整備をうたった。相馬地区については旧役場と隣接する温泉を改築し、庁舎・温泉・公民館機能を持つ住民ふれあいセンターの整備を明記していた。

▼「相馬が貧乏くじ」

 旧相馬村は、道路や下水道整備が進む一方、財政も比較的健全で、合併しなくてもやっていけるとの立場だった。高齢化の進行などを見据え、あえて合併を選んだ住民にとって、センター建設が何より切実な願いだ。

 しかし、施設の規模をめぐり住民と市側の協議が難航。市は住民の意見を反映した計画をまとめ、10年度予算案にようやく建設事業費が盛り込まれた。

 「相馬(地区)が貧乏くじを引かされた」「議員にだまされた」。地元の元市議は住民の不満を受け「相馬市長が公約に掲げた(仮称)全天候型生涯スポーツレクリエーション施設より優先することがあるはず」と相馬市政の対応を批判する。

▼一地区にされた思い

 岩木地区でも「こんなはずではなかった」との思いは強い。下水道整備は、旧岩木町時代の残工事分が終わった後は、進んでいない。町のイベントだった「岩木夏祭り」には、かつて210万円の町の補助があったが、現在は旧市の他地区と同水準の70万円に引き下げられた。

 岩木、相馬の住民には町や村の歴史が消え、弘前市の一地区にされてしまったという寂しさがある。

 合併協議を進めたのは、旧弘前市の最後の市長・金沢隆氏だった。金沢氏を破って当選した相馬氏は合併協議にかかわっていない。「自分で合併を進めていないから、住民への思いが欠如しているのではないか」。当時の合併協議を知る岩木地区の男性はこう指摘する。

 「誰が市長になっても合併時の約束事は継承しなければ。ほかの市町村合併と違い、合併協議の当事者がいなくなり、約束の実行を迫る相手がいなくなってしまった」 ただ、相馬地区のある男性は「今、合併の結果について良しあしを言っても仕方がない。合併してしまったのだから良くする方に持っていくしかない。そのためには住民ひとりひとり努力するしかない」と話す。

1147名無しさん:2010/04/11(日) 22:06:54
http://www.toonippo.co.jp/kikaku/2010hiro-shichousen/rensai-semaru/0305.html
(2)日本一のリンゴ産地/強い思い 振興策次々/経営厳しく農家不満も

 「市が何もやっていないような話をするが、いろいろやっている。なかなか(結果が)形に表れてきていないものもある」 2009年9月の定例市議会一般質問。議員が再質問で、相馬〓一市長の農業振興策とその成果を疑問視したのに対し、相馬市長は語気を強めて反論した。再質問に自ら答えることの少ない相馬市長が、珍しく立ち上がり答弁、農業への強い思いを表した。

 相馬市長は前回市長選の公約で、農業を市の基幹産業と位置付け積極的な振興を掲げた。特に、基幹作物のリンゴについては、日本一の産地という市民の意識を高めるため、毎月5日を「りんごを食べる日」に設定。相馬市長による県外へのトップセールスも展開し消費拡大に努めたほか、共同防除組織の充実など、生産態勢強化にも力を入れてきた。

▼市、一定の効果強調

 08年には農林業政策の指針となる市農林業計画を策定。リンゴの安定生産と消費拡大、担い手育成、地産地消や都市住民との交流促進を柱に掲げた。

 市農林部は、09年の検証で、これらの施策が設定した指標を上回る成果をもたらしたと評価し、特にリンゴの消費拡大では、トップセールスなどにより「弘前りんご」の知名度向上に一定の効果があったと強調する。

 06年2月の市町村合併で、市のリンゴ栽培面積は全国の2割、県内の4割を占めるまでに拡大した。農水省のまとめによると、同年の市のリンゴ生産額は300億1千万円、コメが41億4千万円と、合わせて全作目の9割を占めており、二つの作物の動向が市の経済に与える影響は極めて大きい。

 しかし、リンゴ農家は08年の霜・ひょう害、景気悪化に伴う消費の減少や販売価格の低迷で苦境にあえいでいる。

 リンゴのネット販売などを手掛ける若手農業者は「10年産も安値が続けば、廃業する人が続出する可能性がある。それほどの危機的状況だ」と訴える。

 リンゴ農家の経営安定を図るため、市は09年に果樹共済の掛け金助成を決定。10年度予算案では、農業経営支援対策資金の保証料補助と利子補給補助を新たに打ち出した。

▼「市だけでできない」

 しかし、現場の農家には不満の声が目立つ。岩木地区の農業男性は「『りんごを食べる日』は政策ではなく、ただのイベント。農家の苦しみを理解していない」と厳しい見方を示す。相馬地区の農業女性は、果樹共済の助成決定が周辺市町村より大きく遅れたことを批判し「リンゴ産業の中心地なのに、政策が後手後手。積極的、重点的に支援してもらいたい」と訴える。

 ただ農業政策は国や県からの補助金による事業が多くを占める。相馬市長は農業重視を強調する一方で「国の政策との関連もある。いろいろやろうとしても国に動きがないと、市の財政だけではできる話ではない」と、独自の取り組みには限界もあることを認める。

 農林水産業費が市の10年度予算案に占める割合は全体の2.7%で19億円。09年度の15億円(2.3%)からは増加したが、市長就任直後の06年度の22億円(3.4%)に比べて減少している。

※〓は金へんに昌

1148名無しさん:2010/04/11(日) 22:07:33
http://www.toonippo.co.jp/kikaku/2010hiro-shichousen/rensai-semaru/0306.html
(3)観光/通年誘客へ「感交劇場」/市民の反応いまひとつ

 今年12月の東北新幹線全線開業、2011年の弘前城築城400年祭と、観光面で二つの大きなチャンスが目前に迫っている弘前市。関係団体と連携し、進める観光施策「弘前感交劇場」は、従来のような大型イベントに頼るのではなく、街の魅力を生かした通年の誘客を目指しており、県内でも注目を集めている。

▼魅力を再発見、発信

 「市民の自覚を促すには、委員会や事業のリーダー役と市民との距離を縮める必要がある」。昨年9月末の弘前感交劇場推進委員会。同劇場のコンセプトを考えた田中央さん(東京・田中デザインオフィス社長)は、出席した委員長の相馬〓一市長らに対し、強い口調で訴えた。

 同市は、春の桜、夏のねぷた、秋の菊と紅葉、冬の雪燈籠(どうろう)と、季節ごとに大規模なまつりがあり、観光都市として名を上げてきた。そして現在は、これまでの街づくりで築き上げた魅力を再発見し、磨き上げて発信する−そんな取り組みに懸命だ。

 実際、恒例となったリンゴの花のお花見、日本海に沈む夕日を岩木山8合目から眺めるツアーはその中で生まれた。市内に数多くある洋館やカクテルバーでまちおこしを目指す動きもある。

 毎週水曜日には、同推進委事務局も務める市観光物産課の職員が、弘前観光コンベンション協会の職員らと手を携え、実務者の集まり「やわらかネット」を開催している。

 「街づくりや観光に興味がある」「自分も何かやってみたい」という市民なら誰でも参加可能で、週1回の集まりのほか、80人弱が登録しているメーリングリストもある。参加者はその二つをうまく活用しながら、さまざまな活動をPRしたり、アイデアを募ったりと、互いに意見や情報を交換している。

 一方、弘前城築城400年祭も、津軽家とゆかりのある近衛家の陽明文庫(京都市)の名宝展や弘前城薪能、「時代絵巻」と題した大名行列など多彩な構想の準備が進んでいる。09年には公募で、マスコットキャラクター「たか丸くん」も誕生。さまざまなイベントに登場し、築城400年を懸命にアピールしている。

▼取り組み危ぶむ声も

 もっとも、1年以内に大きなチャンスを二つ控えていながらも、行政や関係者の取り組みに対する市民の反応はいまひとつ。行政や関係団体と、市民が必ずしも一枚岩ではないとの指摘があり、今後の取り組みや結果を危ぶむ声も根強い。

 ある観光関係者は「良いアイデアを持っていても、それを具体的な行動に移すのは難しい、と考える市民が多いのではないか」と推測する。

 弘前感交劇場だけでなく、市の新たな観光施策は発展途上の段階だ。市民を盛り上げ、期待した成果を挙げるために必要なことは何か。この観光関係者は「関係者が市民に率先して手本を見せながらも、前面には出ないこと。やる気ある市民を陰に隠れて手伝い、引っ張り上げていく。市民主体の活動こそが、それに続く市民の動きをつくっていくと思う」と強調した。

※〓は金へんに昌

1149名無しさん:2010/04/11(日) 22:08:02
http://www.toonippo.co.jp/kikaku/2010hiro-shichousen/rensai-semaru/0307.html
(4)ジョッパル/市長発言 波紋広げる/経済界との溝埋まらず

 2009年10月2日、弘前市駅前町の複合商業施設「ジョッパル」を管理運営する市の第三セクター・弘前再開発ビルが民事再生手続きを断念、施設を閉鎖して破産手続きに入る方針を固めた。同じ日に市が開いた緊急記者会見。相馬〓一市長は「駅前地区の中核を担う商業ビルであり、再生を期待したが大変残念」と述べる一方、市が株式30%(3千万円)を保有する三セクの破綻(はたん)について「経営者は会社におり、市は責任を感じようがない」と強調。発言は波紋を広げた。

▼転落の一途たどる

 ジョッパルは1994年、金沢隆前市長時代に、ダイエーを核テナントとして誕生した。だが、駅前の”顔“として大きな期待を背負いながら、2005年のダイエー撤退以降、三セクの民事再生申請(07年)、破産へと転落の一途をたどった。

 「本来なら民事再生の時点で、市や会社関係者、市内経済界が一緒に、ビルの今後を話し合うべきだった」。複数の経済関係者はこう漏らす。ジョッパルがつぶれれば、駅前を含む中心市街地の今後に影響が出ることを懸念していたからだ。

 市は三セクの民事再生断念に伴い、部署横断の「緊急対策会議」を設置、ジョッパルの権利関係調査などを進めてきたと説明する。だが、その具体的な動きや今後の対応が見えにくいことへの不信感も経済界にはあった。

 1月下旬、市や経済界で構成する市中心市街地活性化協議会。委員が「ジョッパルが幽霊ビルのままでは、中心市街地の駅前の通行量が減ってしまう」と危惧(きぐ)し、市の担当者に「市はジョッパルの活用、再生を検討しているのか」「市、弘前商工会議所、ビル関係者で方策を見いだせないか」と問いただす場面もあった。

▼緊張感は以前から

 もともと、経済界の多くが前回市長選で金沢前市長を支持していたこともあり、相馬市長と経済界の間には、以前から微妙な緊張感が漂っていた。

 それが表面化したのは今から1年ほど前だった。同商議所が毎年度、市政全般について提出してきた数十項目の重点要望に対し、市は部署横断的な回答を続けてきたが、09年度分への回答から突然、商工労政課関連部分のみに限定してきた。対応の後退に、同商議所側から「重点要望などによる社会福祉の増進も商議所の大きな役割だが、市は理解していない」と不満が噴出した。

 以来、両者の溝は埋まっていない。ジョッパルをめぐっても、同商議所の新戸部満男会頭ら市内経済界トップと、相馬市長が議論する機会はないままだ。

 相馬市長はジョッパルについて、無作為に選んだ5千人の市民を対象にしたアンケートの実施を決定。23日まで回答を受け付けると同時に、広報ひろさき3月号でも、ジョッパルの現状や再開への課題の解説を掲載した。

 これに対し、複数の経済関係者は「市が駅前の再開発計画の中でジョッパルを建設したとの経緯説明がない」「広報は、市が建物を取得すれば、多額の税金がかかることばかり強調し、肝心の中心市街地の街づくりに関する記述はわずかしかない」と指摘する。市への疑問の声は途切れていない。

※〓は金へんに昌

1150名無しさん:2010/04/11(日) 22:08:27
http://www.toonippo.co.jp/kikaku/2010hiro-shichousen/rensai-semaru/0308.html
(5)財政運営/経費節減 借金減る/「慎重すぎる」と批判も

 税理士の資格を持つ相馬〓一市長は、公約である「企業経営の視点を取り入れた財政運営」に取り組んできた。就任後4年経過し、その手法について「派手さはないが堅実」と評価する声も多い。

 相馬市長は就任後、自身の給与20%カットと退職金の廃止を実行。また、収入役と水道管理者を置かず、庁内にも経常経費5%削減を指示するなど徹底した経費節減を進めた。前の市長が計画し市民からの批判が多かった、事業費約19億円の弥生スキー場跡地開発も中止した。

▼会合で厳しさ強調

 議会や各種の会合などさまざまな場面で「市の財政は厳しい」と口にする相馬市長。「気を緩めると第二の夕張市になってしまう。そうならないようにするのが私の使命」と強調する。

 市総務財政課によると、09年度末の一般会計と各特別会計を合わせた市全体の借金である市債残高は1637億円で、05年度末の1758億円から減少する見通しだ。市総合計画の施策達成状況報告書でも、市民1人当たりの借金が06年度の92万4千円から08年度は90万円に減少した。

 また、市の09年度中期財政計画では、一般会計の市債残高が相馬市長就任前の05年度末920億円から年々減少し、14年度には700億円になると試算。取り崩しが続いていた市の貯金である財政調整基金も12年度に増加に転じ、14年度には市が健全性の指標とする20億円台に回復するとしている。

 借金の減少は箱モノ整備に偏らない政策展開の影響も大きい。前市政から引き継いだ事業を除けば、相馬市長が4年間で手掛けた大型施設整備は新年度着工の「(仮称)全天候型スポーツレクリエーション施設」1件のみと言ってもいい。

 総務財政課の蒔苗貴嗣課長は「厳しい財政状況の中で、やるべきことはやるという姿勢で、重点的に投資をしている」と強調する。

 一方、予算総額を下げるためだけに事業費を削っているとの声がある。市内の経済関係者は「08年度の予算編成時、一律5%ダウンの指示があった。増額すべきもの、削減すべきものを精査していない」と指摘する。

 また、ある市議は新年度にようやく着工する相馬地区住民ふれあいセンターを挙げ「慎重すぎて肝心なものを造らない」と批判。その結果が相馬、岩木地区の住民の不満に表れていると指摘する。

▼市税伸び期待できず

 健全な財政運営を続ける弘前市だが、蒔苗課長は「15年度が財政の転換点。それまでにできるだけ借金を減らしたい」と話す。合併後の交付金の特例措置が終了し、段階的に現状より約8億円の減額となるからだ。

 市の10年度予算案では市税などの自主財源比率は35.9%にとどまり、なお依存財源の割合が高い。人口減少などにより今後も市税の伸びが期待できない一方、介護や生活保護などの社会保障費は確実に増える。

 厳しさが増す中で、財政健全化を進めつつ予算への積極的な施策の反映が求められている。

※〓は金へんに昌

1151チバQ:2010/04/11(日) 22:09:05
http://www.toonippo.co.jp/kikaku/2010hiro-shichousen/rensai-semaru/0309.html
(6)説明と対話/なぜスポレクに変更か/市側沈黙、住民の反発続く

 昨年8月、弘前市堀越地区で開かれた市政懇談会。市が同地区に建設を計画する「(仮称)全天候型生涯スポーツレクリエーション施設」に対し、地元の泉野町会の住民から「住民は誰もスポレク施設を望んでいない」「当初、建設予定だった地区交流センターがなぜ急にスポレク施設になったのか。納得できる説明がほしい」と反対の声が相次いだ。

 スポレク施設建設は相馬〓一市長が前回市長選の公約に掲げた。高齢者の生きがい対策の拠点と位置付け、健康増進などを目的に、グラウンドゴルフはじめ軽スポーツでの使用を想定している。2010年度予算案に建設事業費約5億9千万円を盛り込んだ。

 相馬市長は「高齢者が元気で長生きすることが私の願い」と同施設の必要性を訴える。

▼「説明した」市長反論

 建設予定地は05年に市土地開発公社が交流センター用地として取得した。泉野町会の住民にはセンター建設を期待して移り住んだ人も多いといい、計画変更は寝耳に水だった。

 変更の経緯説明を求める住民に対し、市長は「説明はした」と反論する。だが実際は、昨年3月の議会でスポレク施設の計画を知った泉野町会長の問い合わせに対し、市の担当課長が自宅に出向き説明した程度で、住民全体への説明はいまだに行っていない。

 市のある幹部は「どこかでボタンを掛け違えたとの思いはある」とつぶやく。しかし市側は、スポレク施設は全市的な施設であり、地元・泉野町会への説明は必要ないという姿勢を貫く。議会で公社からの土地取得などの承認を得ていることを理由に事業を進める方針だが、着工が迫る現在でも住民の不満はくすぶったままだ。

 昨年の12月議会。閉鎖した複合商業施設「ジョッパル」への市の対応や、市職員運動会の競技に相馬市長が秘書に傘を差してもらい参加したことに対し、市長の見解を問う質問が相次いだが、市側は担当部長が終始答弁、批判を浴びた。

 ある市議は週刊誌にも掲載された「傘問題」をめぐり「全国に知られ市民も驚いた出来事だけに、議場で市長自身から一言説明がほしかった」と”沈黙“に不満を漏らした。

▼3万人のためでなく

 相馬市長は市長選に向けた「市政を語る会」で「市民の話を聞かないと市政運営はできない。すべて市政に反映できるとは限らないが、独りよがりにならず説明をしながら進めている」と繰り返している。10年度予算案の記者発表では、農業者経営支援の補助金、中小企業対策などの新規事業を「あちこちを回って話を聞き、要望を取り入れた結果だ」と胸を張った。

 だが、主張とは裏腹に相馬市長には「意見を聞くのは自分を支持する一部の人だけ」との批判がつきまとう。ある市議は、4人の争いとなった前回市長選で相馬市長の得票が3万票余りだったことを指して「相馬さんは3万人のための市長。県議時代ならともかく、市長になったからには、18万人のための市長でなければ」と語気を強める。

 相馬市政の説明と対話は十分だったか。市民の評価は市長選投開票日の4月11日に明らかになる。

※〓は金へんに昌

=終わり=

1152チバQ:2010/04/11(日) 22:09:44
http://www.toonippo.co.jp/kikaku/2010hiro-shichousen/rensai-gekisen/0406.html
2010年4月6日(火)

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■弘前市長選 激戦の表情

(上)相馬候補 どぶ板徹底、票固め

 告示日の4日。第一声を終えた相馬は、雪が残る山あいのリンゴ畑を縫って相馬地区へ選挙カーを走らせた。

 「いち早くごあいさつに参りました」「願いは農業発展」。山道でも連呼は休みなく響き渡った。相馬はリンゴの枝を剪定(せんてい)する農業者を見つけると、ウグイス嬢の連呼を遮り、マイクを握って「ご苦労さまです」と支持を訴えた。

 農村部は相馬の支持が厚いとされるが、特に弘前市と合併した旧岩木町、旧相馬村の住民には「農政が物足りない」「合併で良いことがなかった」と不満がくすぶり、相馬離れを指摘する声もある。真っ先に相馬地区に駆け付けた理由を、選対幹事長の白戸幸雄は「農業への思いを示したかった」と説明する。

4年間の実績強調

 支援に回る市議は9人。市中心部やそれぞれの地元で相馬市政の4年間の実績を強調、継続を訴える。また4日のイトーヨーカドー前での街頭演説では、休日にもかかわらず市の部長・課長らが顔をそろえた。部長の一人は「買い物のついでに様子を見に来ただけ」と言葉を濁した。

 しかし、相馬の選挙戦術の基本は街頭演説や連呼ではない。政党や団体に頼らず、選挙カーと別行動で各地域に潜り込み、足を使って支持を固めていく徹底したどぶ板選挙だ。

 相馬は「街頭に出てもそれほど票に結びつかない。徹底して歩く。自ら顔を出すのは大事なこと」と市議時代からの独自の戦術に自信を見せる。5日も、岩木地区での街頭演説を終えた相馬はスタッフの車に乗り込んだ。市南部を横断し大鰐町へ。弘前市在住者が多く通う事業所に到着すると、従業員に投票を呼び掛けて頭を下げた。

 後援会連合会事務局長の森下富雄は「スタッフがいくら回っても、本人のあいさつに勝るものはない。選挙カーから手を振るぐらいなら、本人が感触をつかみながら回った方がいい」と力説する。

 相馬陣営の運動員は「どこに行くかは本人でないと分からない。そばにいるわれわれが分からないのだから、敵に分かるわけがない」と余裕の表情だ。

後援会フル活動

 街頭で相馬は、農業や観光など2期目に向けた施策を訴える。一方で、自らの堅実な財政運営を強調。経済界の支援を受ける葛西を念頭に「しがらみのある人が市長になれば第二の夕張になる」と繰り返す。

 (仮称)全天候型生涯スポーツレクリエーション施設の問題では葛西が建設推進から反対へ「態度を変えた」と批判。複合商業施設「ジョッパル」についても「対応を副市長だった葛西に任せたが、対処できなかった」と主張する。

 「決して負けられない戦い」と意気込む選対本部長の三上鉄やは「今までと同じ。後援会をフル活動させ、最後まで気を引き締めて戦う」と言い切った。

1153チバQ:2010/04/11(日) 22:10:10
http://www.toonippo.co.jp/kikaku/2010hiro-shichousen/rensai-gekisen/0407.html
(下)葛西候補 対話重視をアピール

 「市民との対話は市政を進める上で基本中の基本。現市政はこれをできず、いろいろな問題を起こしている」

 前副市長の新人・葛西憲之は告示日の4日朝、弘前市駅前町にある閉鎖中の複合商業施設「ジョッパル」前で声を張り上げた。同施設再生への協力を掲げる葛西は、近くのイトーヨーカドー前での第一声に続き、あえてここで“第二声”を上げた。「この建物は現市政の対話不足の象徴だ」。葛西は言い切った。

勝手連的な支援も

 直前の第一声には、経済関係者や民主、自民両党の国会議員秘書、自民系の県議ら約200人が駆け付けた。選挙経験のない葛西は急ごしらえの後援会しか持たないが、政党関係者やさまざまな団体が、その周囲を固めている様子をうかがわせた。街頭に立つ市議のほか、独自の事務所を構えて勝手連的な支援に回る市議もいる。

 5日昼、葛西は市役所前でマイクを握り、「行政と経済界は車の両輪。どちらかに齟齬(そご)があれば、絶対に同じ目的地にはたどり着けない」と一段と力を込めた。

 元県県土整備部長の葛西は、副市長として現職・相馬しょう一を支えたが、市政運営をめぐり決別。2009年9月の副市長辞任と前後し、現市政に不満を募らせていた経済界が、市長選候補として葛西に白羽の矢を立てた。

 街頭演説では、経済界の若手や女性の支持者が応援のマイクを握り、市民との対話重視をアピール。告示日は、街頭演説を精力的にこなしたが、以降は演説回数を減らし、代わりに市内各所の事業所や支持者を丹念に回っている。

 前半戦は岩木、相馬など農村部に重点を置いた。6日の岩木地区での街頭演説では、リンゴ産業の振興策を話題の中心に据え「今の弘前市は後追いの農政ばかり。果樹の所得補償制度の必要性を国に訴えていく。海外輸出を増やすことで国内のだぶつきを無くし、リンゴの価格を安定させる」と訴えた。

 支援組織の規模は大きい葛西だが、もともと知名度は低く、なかなか組織の態勢も固まらなかった。だが、3月28日の総決起大会に「3千人以上」(陣営関係者)が詰め掛け、陣営幹部はようやく「相手の背中が見えてきた」と胸をなで下ろした。葛西が告示までの半年間、街角での辻立ちや市民との「語る会」を地道に繰り返したことが功を奏した格好だ。

もう一押しの気持ち

 葛西陣営の選対本部長・工藤順巳は「街頭演説で、聴衆から拍手や声援が上がる。支持が見えるようになってきた」と手応えを感じる。

 とはいえ、相手は市議選、県議選、市長選を通じて9度の選挙で負けなしの相馬だ。工藤は「もう一押しの気持ちで戦っていく。総力を挙げて努力していくことが肝要」と気を引き締めた。

1154チバQ:2010/04/11(日) 22:11:43
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2010/20100409110116.asp
2010年4月9日(金)

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市長vs前副市長に職員票割れる?

 現職市長と前副市長の対決となった11日投開票の弘前市長選を、約1400人の市職員がかたずをのんで見守っている。政治的には中立の建前だが、休日や昼休みには現職・相馬しょう一候補(73)の街頭演説を聴きに駆け付ける部課長らも。一方、市職員労働組合連合会(市労連)は前副市長の新人・葛西憲之候補(63)の推薦を決めており、市職員の投票行動は割れそうだ。※「相馬しょう一氏」の「しょう」は「金」へんに「昌」

 告示翌日の5日、相馬氏は昼休み中の市役所前でマイクを握った。正面玄関には部課長ら約20人の職員が並び、相馬氏の演説に聴き入った。「われわれも選挙民。どちらの演説を聴くのも自由だし、両方聴くのが本当だ」とある部長。だが、入れ替わりに葛西氏が市役所前で街頭に立ったころには、昼休みが終わり、職員らの姿は消えていた。

 部長の一人は「昔なら現職市長は選挙の時、街頭演説の日時を職員に知らせてきた。相馬氏はそんなことはしない。葛西氏の演説も庁内で聴いた」と陣営の動員を否定する。

 しかし、前日4日の日曜日には、約10人の部課長が、相馬氏のイトーヨーカドー前などでの演説に顔を出していた。その一人は「買い物に来たら、人が集まっていたのでのぞいただけ。ほかの職員がなぜ来ていたかは知らない」と、偶然であることを強調した。

 市労連は今回、葛西氏を推薦したが、市労連が現職の対抗馬を推薦するのは、合併前の旧弘前市時代の1988年市長選以来となる。山下義仁書記長は理由を「葛西氏から推薦願が来たが、相馬氏からは来なかった。検討した結果、葛西氏の考え方はわれわれと齟齬(そご)がなかった」と説明する。

 市役所内の様子について、中堅職員の一人は「皆、あえて市長選を話題にすることなく無関心を装っている」と語る。

 一方で、あるベテラン職員は「市労連の推薦は庁内の空気を反映した対応」と指摘し、葛西氏を支持する職員は少なくないと推測している。

1155チバQ:2010/04/11(日) 22:12:32
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2010/20100403104508.asp
2010年4月3日(土)

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農業者票の行方が鍵/弘前市長選

 相馬〓一(しょういち)市長と葛西憲之前副市長の2人の争いとなるとみられる弘前市長選は、農業者票の行方が一つの鍵を握りそうだ。相馬氏は農村部に厚い支持層を持つとされるが、農業環境の厳しさや市町村合併への批判を背景に、農村部では現市政への不満も高まっており、葛西陣営は懸命に浸透を図っている。※相馬〓一市長の「〓」は「金」へんに「昌」

 「明日の100円より、きょうの10円の方が大事。農家は将来展望より今の危機をどう乗り越えるかに頭を痛めている」

 弘前市の生産者団体が3月に開いた相馬、葛西両氏の「農政を聞く会」で、出席したリンゴ生産者は悲壮感をにじませて窮状を訴えた。

 「その通りだ」。約250人の出席者から、つぶやきやため息が漏れた。相馬市政は農業経営支援対策資金制度を打ち出したが「金融機関が融資に応じてくれると思えない」との指摘に、相馬氏だけでなく葛西氏も粛然とした表情で聞き入った。

 市内の農業従事者は約1万6千人で、全就業者の2割近くを占める。税理士の相馬氏は「長年、農家の納税の面倒を見てきた」と、この集会でも強調し、農家票の取り込みに自信を見せた。葛西陣営の幹部も「特に市北部や旧岩木町、旧相馬村などの農村部は、相馬氏支持が多い」と危機感を募らす。その地盤に何とか食い込もうと、葛西氏は支援する市議らを交えてミニ集会を重ね、市政刷新を呼び掛けてきた。

 「確かに農村では相馬さんが強い。しかし、前回の選挙ほど圧倒的ではない。弘前市が合併後、岩木地区のコミュニティー活動を軽視してきたことを憤っている人は少なくない」。住民の一人は、葛西氏が岩木地区愛宕集落で開いたミニ集会の後、地元の空気をこう解説した。

 相馬氏も、各地でミニ集会を開くなど票を逃すまいと必死だ。ただ、現職としての公務もこなさなければならず、てこ入れが行き届かない分を補おうと後援会が走り回っている。

 ある地区の後援会会長を務めるリンゴ農家の男性は「元から相馬さんとつながりがあり、(相馬氏の政策や姿勢に)理解を示している人たちに支援をお願いしている。相馬さんから要請されたわけではなく、個人的に付き合いのある人たちが自発的に応援している」と話す。

 肝心の農業政策については、相馬氏がトップセールスの実績などを前面に押し出すのに対し、葛西氏はリンゴの海外輸出促進や農業後継者育成への支援などに取り組む姿勢を打ち出している。

 農業者の間では、それぞれの政策に賛否の声がある一方で、「誰がやっても同じ。一つの市にできることは限られている」と冷めた見方もある。

1156チバQ:2010/04/11(日) 22:13:44
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2010/20100325092829.asp
2010年3月25日(木)

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市長支援へ市議団結成/弘前

 弘前市議会最大会派で、市政与党の「鷹揚会」(所属議員11人、町田藤一郎会長)は24日、4月の市長選に向け、現職の相馬〓一(しょういち)市長を支援する市議団を結成した。同市長選をめぐっては、第二会派「木翔公明」(同9人)のうち7市議が、市長選出馬予定の葛西憲之前副市長を支援する市議の会を発足させており、議会でも対決の構図が鮮明になった。※相馬〓一市長の「〓」は「金」へんに「昌」

 町田会長は、会派の全議員が市議団に加わるほか、木翔公明の市議からも合流の打診があることを明らかにした。

 結成のきっかけについては、相馬市長が公約に掲げる「(仮称)全天候型生涯スポーツレクリエーション施設」の建設が当面、不可能になり、相馬市長があらためて市長選で市民に判断を委ねると表明したことと、葛西氏が駅前の複合商業施設「ジョッパル」の再生検討を打ち出していることを挙げ、「市民から懸念の声が相次ぎ、市長を再選させる必要があると会派で確認した」と説明した。

 鷹揚会は当初、昨年10月にも相馬市長支援の市議団を結成する方針だったが、会派内の足並みがそろわず、延び延びになっていた。

1157チバQ:2010/04/12(月) 12:13:58
http://www.mutusinpou.co.jp/news/2010/04/11026.html
弘前市長に葛西氏 市民「刷新」選択


 任期満了に伴う弘前市長選は11日投票が行われ、即日開票の結果、前副市長で新人の葛西憲之氏(63)=無所属=が5万1699票を獲得、再選を目指した現職の相馬●一氏(73)=同=に1万7385票の大差を付けて初当選を果たした。葛西氏は現市政の「対話不足」による問題を厳しく批判して市政刷新を訴え、経済界を中心とする組織力や各種支援団体の支援を受けながら幅広く浸透、強固な組織票を持つ相馬氏を退けて一騎打ちを制した。投票率は58.06%で前回(2006年4月)を2.49ポイント上回った。

 任期満了に伴う弘前市長選は11日投票が行われ、即日開票の結果、前副市長で新人の葛西憲之氏(63)=無所属=が5万1699票を獲得、再選を目指した現職の相馬●一氏(73)に1万7385票の大差を付けて初当選を果たした。葛西氏は現市政の「対話不足」による問題を厳しく批判して市政刷新を訴え、経済界を中心とする組織力や各種支援団体の支援を受けながら幅広く浸透、強固な組織票を持つ相馬氏を退けて一騎打ちを制した。投票率は58・06%で前回(2006年4月)を2・49ポイント上回った。【関連記事2、3面】
 投票は市内98カ所で午前7時から午後8時(一部地域を除く)まで行われ、午後9時15分から弘前市民体育館で開票が行われた。
 今回の市長選は、合併新市最初のかじ取りとなった現職の相馬氏と、昨年9月に副市長を辞任して市長選に名乗りを上げた葛西氏による一騎打ちとなり現市政の継続か刷新かが大きな焦点となった。
 葛西氏は「対話と創造によるひろさき一新」をスローガンに、主要7分野とその実現に向けた100の施策を練り上げ、公約にまとめた。
 また、相馬氏が推進する(仮称)全天候型生涯スポーツレクリエーション施設建設事業の見直しなど三つの緊急事業に取り組む考えを示し、現職との違いを明確に打ち出した。
 初の選挙戦は現職に比べて知名度不足が否めなかったが、昨年9月の出馬表明以来、次々と発足した支援団体とこれを束ねる後援会連合会が活動を支援。
 県職員時代の豊富な行政経験や実績を生かしながら「活力ある、誇りの持てる弘前」の実現を訴えて現職批判票の受け皿となり、浮動票も幅広く取り込んだ。
 相馬氏は「築こう‼健康で活力ある街を」とスローガンに掲げ、農業振興など新市総合計画の主要施策を柱とする8分野の実現を公約に掲げた。
 また、市議会3月定例会が休止を決めたスポレク施設建設事業の推進を改めて公約に位置付け「信を問う」構えで臨んだ。
 自身の市長任期を当初から「2期まで」と定めてきただけに、後援会も再選を期してフル回転。県議時代から培った盤石な支援組織と知名度を生かし、持ち前の行動力で態勢固めに奔走してきた。
 しかし、1期目の行政運営の中で垣間見えた独特の政治手法に市民の批判も多く、組織票を固めたものの幅広い支持は得られなかった。市議、県議を含め通算9回の選挙を“負けなし”できたが、10回目で苦杯をなめる結果となった。
※●は金へんに昌

当選 51,699 葛西 憲之(63)無・新
   34,314 相馬 錩一(73)無・現
   有権者数 149,842
   投票者数 87,004
   投 票 率 58.06%
   有 効 票 86,013
   無 効 票 990
   持ち帰り 1
(市選管確定、敬称略)

1158チバQ:2010/04/12(月) 12:14:16
http://www.mutusinpou.co.jp/news/2010/04/11025.html
スポレクで対立の支援市議も明暗/弘前市長選


 今回の市長選は市政の刷新、継続を求め市議の対応が分かれた。葛西さんを支援した木翔公明の下山文雄会長は「4年間の市政について、相馬市長は市政が開かれていると言っていたが、市民はそうは思っていなかったということ。それが投票結果に出た」と市民の審判を受け止めた。一方、相馬さんを支持した鷹揚会の町田藤一郎会長は「(ジョッパル再生への協力という)葛西さんの政策は市民の負担が大きく協力できない。断固反対する」と述べるなど、市議の明暗も分かれた。
 「市長対前副市長」という戦いの構図は、市長選を前にした市議会3月定例会で、各市議がどちらを支持するのか鮮明に「色分け」することになった。
 葛西さんを支援する議員は、現職の公約だった「(仮称)全天候型生涯スポーツレクリエーション施設」の建設予算を新年度当初予算案から削除することを求め、賛成多数で可決。賛否をめぐって市議が対立したまま、4月4日告示の市長選に突入した。
 街頭では市議もマイクを握り、スポレク施設に加え、閉鎖した複合商業ビル「ジョッパル」の再生問題に、それぞれの立場から考えを訴えてきた。
 市民の選択結果に、木翔公明の山谷秀造議員は「市民の良識の勝利。葛西さんの人柄の良さもあったし、相馬市政に対する批判もあったと思う」、同じく工藤光志議員は「葛西さんの誠実さに尽きる。農家から相馬市長にはもう期待しないという声を聞いた時、勝利を確信した」と葛西さんの当選を喜んだ。
 一方、相馬さんを支援した鷹揚会の宮本隆志議員は「市民の審判だから結果を厳粛に受け止める。敗因は何とも言えない。新市長へのスタンスはノーコメント」とし、同じく佐藤哲議員は「もともと少数与党の中で相馬市長が強烈な個性でやってきた。今後は絶対多数の与党になるが、数でものを決める暴走の可能性もある。それを肝に銘じ議員としてやっていく」と新市政にクギを刺した。

1159とはずがたり:2010/04/12(月) 12:28:35
ちょっと衝撃の結果かも。
お上に逆らうのを嫌がるような土地柄に加え,なんだかんだで相馬が強いような印象だったので。高齢批判に改革・刷新の声も予想外に強かったのか。

結構組織にも食い込んでは居たんですねぇ
>>1153
>経済関係者や民主、自民両党の国会議員秘書、自民系の県議ら約200人が駆け付けた。選挙経験のない葛西は急ごしらえの後援会しか持たないが、政党関係者やさまざまな団体が、その周囲を固めている様子をうかがわせた。
>>1154
>弘前市長選を、約1400人の市職員がかたずをのんで見守っている。政治的には中立の建前だが、休日や昼休みには現職・相馬しょう一候補(73)の街頭演説を聴きに駆け付ける部課長らも。一方、市職員労働組合連合会(市労連)は前副市長の新人・葛西憲之候補(63)の推薦を決めており、市職員の投票行動は割れそうだ。

1160チバQ:2010/04/14(水) 12:27:42
http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000541004140001
延びる、その先 新幹線新青森へ


開業へ待ったなし 検査車両乗り入れの新駅
2010年04月14日


真新しい新青森駅のホームでは、多くの市民がイースト・アイの到着を出迎えた=13日


新青森駅周辺の風景。更地が目立ち、行き交う人も少ない=9日

 東北新幹線の全線開業まであと8カ月――。新幹線の検査車両「イースト・アイ」が新青森駅(青森市)に初めて乗り入れた13日、ホームは出迎えの市民や関係者ら約600人が並び、歓迎ムード一色に包まれた。一方、こうした熱気をよそに新青森駅の外に目を転じると、周辺には「更地」が目立つ閑散とした風景が広がる。(大西史晃)


 鉄道・運輸機構によると、測定機器を積み込んだイースト・アイは入線・架線試験のため、同日午前2時13分、現在の東北新幹線の終点、八戸駅を出発。線路や架線が列車の走行に支障がないかなどを確認しながら、七戸十和田駅を経由して新青森駅まで約81キロの区間を7時間半かけて走った。


 新青森駅のホームでは新幹線新青森駅開業対策事業実行委員会が歓迎式を開き、イースト・アイの畠山信宏運転士らに花束が手渡された。


 実行委員長の林光男・青森商工会議所会頭は「開業までの8カ月の間にお客様を迎えるもてなしの心を高めていこう」と呼び掛けた。小山内豊彦・県新幹線・並行在来線調整監も「開業が迫ってきた。駅に降りた人が用事などをスムーズに済ませられるよう2次交通の整備をしっかりやっていきたい」と話した。


 試験は9月2日までの間に30日程度行う。今後、実際の営業車両も使い、新たに投入されるE5系による試験は6月下旬からの予定。ATC(自動列車制御装置)の作動確認などをする。


 この日あった新青森駅の見学会に参加した女性(81)は「開業が待ち遠しい。関西の実家まで新幹線で帰ってみたい」。近くに住む蛯沢義親さん(68)は「駅前はまだ寂しいけど、駅から見た青森の景色は雄大でいい所だと改めて感じた」と話した。


 一方、青森市や津軽地方に向かう「玄関口」となる新青森駅を一歩出ると、周辺には閑散とした風景が広がる。駅前広場などの整備は進んでいるものの、市が土地区画整理事業の保留地として売り出した土地の大部分が今も売れておらず、商業施設などの建設が進んでいないためだ。市は6回目となる買い手の募集を行っている。


 約3・9ヘクタールの保留地は、市が2年前から売り出した。新青森駅利用者や住民の利便性の向上を目的に商業施設などの誘致を目指したが、売れたのはオフィスビル用とレンタカー事務所用の2区画、面積で全体の約2割(約0・8ヘクタール)にとどまる。


 現在のターミナル駅である青森駅周辺では、観光客を中心街に呼び込もうと、ねぶたを活用した市文化観光交流施設の建設が進み、JR東日本も今月、リンゴをテーマとした商業複合施設を造る計画を発表した。新青森駅の構内にも商業施設が整備される予定だが、両駅周辺の風景は対照的に映る。


 市は昨年、保留地9区画のうち売れ残っていた8区画の一部細分化を決定。その結果、レンタカー会社への売却が決まったが、まだ16区画が売れ残っている。市石江区画整理事務所の桜庭信也所長は「保留地の売却で得た資金を土地区画整理の事業費に充てる必要がある」ため、1平方メートル当たり8万〜13万円台という単価を値下げするのは難しく、現時点では検討していないという。


 当面の対策として更地の活用を求める声も出ている。県新幹線・交通政策課の担当者は「産直市の開催などは一つの方法になるのではないか。12月という冬季の開業とはいえ、開業当初は多くの観光客が来てくれるはず。空き地の活用は重要」と話している。

1161チバQ:2010/04/14(水) 23:24:20
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/04/20100414t11014.htm
大崎市長選 伊藤氏やや優勢 本社世論調査
 任期満了に伴う宮城県大崎市長選(18日投票)で河北新報社は11〜13日の3日間、電話による世論調査を実施し、本社取材網の分析を加えて情勢をまとめた。再選を目指す無所属現職の伊藤康志氏(60)がやや優勢に選挙戦を進め、無所属新人で元宮城県知事の本間俊太郎氏(70)が追い上げ、無所属新人で元宮城県岩出山町長の佐藤仁一氏(58)が続く展開となっている。
 調査では、伊藤氏は旧7市町のうち、大票田の古川で4割の支持を集め、岩出山を除く5町でも比較的優位に立っている。全年代層に浸透し、特に30、40代の支持が厚い。政党別では自民支持層の5割、公明支持層の6割をまとめ、民主支持層と無党派層も手堅く取り込む。
 本間氏は古川や三本木、田尻で伊藤氏を追い上げる一方、鳴子、岩出山、松山で伸びていない。20代や60代以上の支持がやや高く、職業別では自由業や専業主婦で善戦。社民支持層の5割に食い込み、民主、共産両支持層の一部も引き付ける。
 佐藤氏は地元の岩出山で6割の支持を固め、2人を圧倒している。鹿島台、鳴子で伊藤氏に続くものの、古川などで広がりに欠ける。支援を受ける共産支持層にも浸透しきれていない。
 市長選に「大いに関心がある」「ある程度関心がある」と答えた有権者は8割を超えた。調査時点では全体の3割弱が投票する人を決めておらず、情勢は変わる可能性がある。

 ◇大崎市長選立候補者
伊藤 康志 60 市長 無現
本間俊太郎 70 元知事 無新
佐藤 仁一 58 元岩出山町長 無新(共支)

<調査の方法> 11〜13日、コンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかけるRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施。地域や性別、年代が有権者の構成に近くなるように割り当てた。実際に有権者のいる世帯にかかったのは644件で、うち500人の回答を得た。

1162名無しさん:2010/04/15(木) 05:49:27
県議ら地域政党準備反民主、非自民統一選の擁立検討
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20100414-OYT8T01350.htm

 県議会第3会派「政和・社民クラブ」の飯沢匡県議ら5県議が中心になり、地域政党の新党「いわての党」を結成する方向で調整していることが14日、わかった。近く正式発表する。新党は「中央政党から独立した地域主権の確立」を掲げる方向で、「反民主、非自民」の色彩を帯びているとみられる。ただ、新党設立、政界再編の動きが相次ぐ中央政界とは一線を画す。県内首長や議員の参加も予定しており、来春の統一地方選では、独自候補の擁立も検討する。

 新党には、同会派の4人に加え、会派外の県議も1人参加する意向を示している。5氏は今後、結党に伴い、県議会内に新会派を結成する方針。新会派結成には現在の会派を離脱する必要があるが、この日の会派内の会合では、4氏の離脱について合意がまとまらなかった。

 新党は、県議と首長、市町村議員が平等に参加するなど、地方主体で政策立案、決定する政治を目指す。

 現在、県議会は定数48(欠員2)。内訳は、最大会派の「民主党」が21人。以下、自民系の「自由民主クラブ」12人、「政和・社民クラブ」9人、会派に所属しない公明、共産の両党が1人ずつ、無所属が2人。

 「政和・社民クラブ」は、中間派の無所属県議からなる「政和会」と社民党県議が統合して、2005年に結成した。07年の県議選後も会派を維持し、民主党だけでは過半数に満たない中で「第3極」として一定の影響力を発揮してきた。

 今回、新党に参加する4氏はいずれも政和会系。4人が会派を離脱すると、同会派は計5人となる。

(2010年4月15日 読売新聞)

1163名無しさん:2010/04/15(木) 09:15:35
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20100415_3
飯沢氏ら新会派結成へ 政和・社民クを離脱

 県議会会派「政和・社民クラブ」(田村誠代表、9人)の飯沢匡氏(一関選挙区)ら4人は14日、無所属の及川あつし氏(盛岡選挙区)との新会派結成を目指し、田村代表に同クラブから離脱する意向を示した。同日は結論を持ち越したが、15日に再度協議し、16日にも新会派の結成を表明する見通し。新たな地域政党立ち上げも視野に入れる。7月の参院選を前に反民主、非自民の新たな「第3極」を標ぼうする。

 離脱を表明したのは、飯沢氏と亀卦川富夫氏(奥州選挙区)、工藤勝博氏(八幡平選挙区)、高橋博之氏(花巻選挙区)の4人。

 14日は午後5時半ごろから県議会会派室で議員総会を開き、約1時間半にわたり協議したが、所属する社民党議員らが「性急すぎる」などと慰留。結論を15日に持ち越した。

 しかし、飯沢氏らの決意は固く、「交渉団体会派」の要件である最低5人の同意は得られているもようだ。関係者の一人は「15日は必ず決断する」としており、16日にも記者会見し新会派の結成を発表する見通しだ。

【詳しくは岩手日報本紙をご覧下さい】(2010/04/15)

1164名無しさん:2010/04/15(木) 12:05:09
http://mainichi.jp/area/iwate/news/20100415ddlk03010052000c.html
地域政党:県議5人で結成へ 「反民主、非自民」−−あすにも発表 /岩手

 ◇参院選も視野
 県議会の第3会派「政和・社民クラブ」(田村誠代表、9人)の4人が無所属議員1人と合流し、新たに地域政党を結成する方針を固めたことが14日、分かった。16日にも正式発表する。今夏の参院選や県議補選への候補者擁立も検討していくという。会派の存廃も今後協議する。参院選を控え、県政界がにわかに慌ただしくなってきた。【狩野智彦】

 政和・社民クの高橋博之氏と工藤勝博氏、飯澤匡氏、亀卦川富夫氏の計4人が、無所属の及川敦氏と結成する方向で調整。当面は5人で地域に主眼を置いた政策立案や県民運動を展開する。及川氏は「『反民主、非自民』として勝負をかける。民主主義の危機を防ぎたい」と話した。

 また、政和・社民クは14日、「第3極」として活動した成果や今後の運営などについて、県議会内で1時間半ほど協議した。飯澤氏は「(会派の今後については)合意できていない。まだ不確定だ」と話した。15日以降も協議を続ける。

 政和・社民クは07年4月、「政和会」(6人)、「社民党県議会」(3人)の9人が統一会派として結成した。県議会では原則として統一行動を基本とするが、選挙応援など政治活動は議員個人の判断に委ねられていた。

毎日新聞 2010年4月15日 地方版

1165名無しさん:2010/04/15(木) 12:27:08
http://mainichi.jp/area/aomori/news/20100415ddlk02010014000c.html
選挙:五所川原市長選 平山市長VS櫛引県議 選挙戦入り確実 /青森
 ◇6月13日投開票
 任期満了に伴う五所川原市長選(6月6日告示、13日投開票)に、再選を目指す平山誠敏市長(69)に加え、櫛引ユキ子県議(56)=五所川原市選挙区=が名乗りを上げ、選挙戦入りが確実な情勢となってきた。

 平山市長は3月に市役所で記者会見を開き、「財政健全化と事業を予定通りに推進することが使命」として出馬を表明。選挙では▽自治体病院機能再編成計画に基づく中核病院の開設推進▽五所川原消防署(消防本部併設)庁舎移転▽新規就農者への支援などの政策を掲げた。

 一方、櫛引県議は14日、市内の後援会事務所で会見した。櫛引県議は現市政を「市民不在」と批判。また、▽小、中学生の医療費無料化▽子宮がんや乳がんに対する検診の支援▽農商工連携による雇用創出に取り組みたいと表明した。櫛引県議は自民党を13日離党している。【山本佳孝、鈴木久美】

1166チバQ:2010/04/16(金) 22:05:16
http://mainichi.jp/area/iwate/news/20100416ddlk03010053000c.html
県議会:地域政党目指す県議5人、きょう新会派届け出 第3会派と並ぶ勢力に /岩手
 地域政党を設立する県議らは15日、県議会に新会派を結成することを、佐々木一栄議長に報告した。16日に正式に届け出る。最大会派「民主党」が過半数に満たない中、第3会派として影響力を発揮した「政和・社民クラブ」(9人)から4人が新会派に移るため、今後、県議会運営にどのような影響を与えるか、注目される。

 政和・社民クから新会派に加わるのは、飯澤匡、亀卦川富夫、工藤勝博、高橋博之の4氏で、無所属の及川敦氏と合流する。議員5人以上という「交渉団体会派」の条件を満たす会派となる。これにより、代表質問などが可能になるほか、議会運営委員会に委員を出すことができる。

 新会派結成に伴い、県議会(定数48、欠員2)は、民主党21人▽自由民主クラブ12人▽政和・社民ク5人▽会派に属さない公明、共産両党が各1人▽無所属1人−−となる。

 こうした動きに対し、民主党の佐々木順一代表は「県民の理解を得ることが大事ではないか」と冷ややかだ。自民クの千葉伝代表は「県政課題について、できる限り協力したい。国政選挙でも支援を得たい」と秋波を送った。

 一方、飯澤県議らは15日、新党について、県内の首長や市町村議員も複数参加する可能性も明らかにした。来春の統一地方選での候補者擁立も視野に入れるという。【狩野智彦、山口圭一】

毎日新聞 2010年4月16日 地方版

1167チバQ:2010/04/16(金) 22:12:55
http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001004140006
あえぐ「水産都市」 気仙沼市長選の課題
2010年04月15日


 気仙沼市長選は18日に告示、25日に投開票される。今のところ、いずれも新顔で元NPO法人理事長の境恒春氏(31)と元衆院議員秘書の菅原茂氏(52)が立候補を表明、一騎打ちとなる公算が大きい。選挙戦を前に市の課題を2回に分けて探る。初回は市の基幹産業である水産業について――。


 「市場に常に魚が揚がれば市の経済もまわるのだが」
 気仙沼市魚市場を管理・運営する気仙沼漁協の佐藤亮輔組合長は、減り続ける水揚げに深刻な表情だ。


 同漁協によると、これまでは、そもそも出漁が少ない12月から5月にかけても毎日のように、近海マグロはえ縄漁船がカジキやサメなどを水揚げしていた。それが昨年からは、週に2日は1隻も入港しない事態だという。佐藤組合長は「これでは注文に応じられないばかりか、注文もこなくなる」と心配する。


 背景には、昨年の国際減船で近海マグロはえ縄漁船が初めて減船となったことや、カツオの不漁、デフレによる魚価の低迷などがある。


 同魚市場での水揚げ高は2009年度、約193億円。99年度から11年間の平均を、約50億円も下回った。水揚げ高全体の約2割を占める近海マグロはえ縄漁船をめぐる「変化」が、それを物語る。


 市水産課によると、90年に61隻あった気仙沼船籍の船は、廃業や減船などで09年は19隻へと激減。09年度の水揚げ高は90年度の4割にまで落ち込んだ。


 同魚市場と市は、水揚げ減少を食い止め、カツオ船やサンマ船の水揚げを増やしていこうと毎年1月、それらの船の船主が多い宮崎県や高知県などを訪ね、誘致に駆け回る。


 しかし、回復の兆しは見えない。


 2年前からは「優良衛生品質管理市場」に認定されることを目指し、場内禁煙やトイレの手洗いの完全自動化などにも取り組む。ほかの魚市場との競争に勝ち抜くためだ。


 佐藤組合長は「水揚げ誘致は、ほかの漁港もやっている。一方、認定を受ければ水揚げする漁船も増え、『優良認定の気仙沼サンマです』などと売り込める」と話す。


 先月のワシントン条約締約国会議で大西洋産クロマグロの禁輸案が否決され、大西洋に国内最多の6隻が出漁する市の漁業関係者は一様に胸をなで下ろした。


 だが昨年からは、太平洋でもマグロ類で一番多く漁獲されるキハダやメバチの規制が始まった。今年はさらに漁獲枠が狭まり、近海船も大きな影響を受けることになる。


 このように水産都市・気仙沼の苦悩は続くが、立候補予定者2人はどう対処しようとしているのか。


 NPO法人・日本ベトナム障がい者支援センター元理事長の境氏は、水産業は門外漢だが「気仙沼産のブランド確立と、漁船誘致に自らトップセールスをする」と訴える。また「全産業の振興計画づくりが必要」とも主張する。


 一方、菅原氏は水産会社の経営にも携わった水産通。「市長はトップセールスマン。水産を中心に食品産業振興など世界市場を目指した成長戦略をつくる」と唱え、「水産に日本一詳しい市長を目指す」と訴えている。


(掛園勝二郎が担当します)

1168チバQ:2010/04/16(金) 22:13:54
http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001004160002
中心地3割弱が閉店 気仙沼市長選の課題2
2010年04月16日

 昨年10月、気仙沼市で中心商店街の衰退を象徴する出来事があった。市も出資する第三セクターが1999年、市中心部に建てた4階建て商業ビル「ワン・テン」が経営に行き詰まり、市が買い取るための約3億円の補正予算案が市議会で可決されたのだ。鈴木昇市長は「漁業不振、予想を超える経済不況など急激な変化についていけなかった」と苦渋の表情で説明した。


 気仙沼商工会議所が2007年にした市内全域の商店街の空き店舗実態調査によると、営業店舗900店に対して空き店舗は152店で、空き店舗率は14・4%だった。


 空き店舗は、中心商店街でとりわけ目立つ。かつては商店が途切れなく並んでいたというJR気仙沼駅と南町間の約2キロを13日昼、歩いて数えてみた。139店は営業していたが、シャッターが下りるなど空き店舗と思われる店は53店。実に、4店に1店が閉まった状態だった。


 駅前の観光案内所にいた男性(60)は「最近、新聞でテナント代1カ月無料という入居募集の広告を見た。ひどい状況だ」。気仙沼商議所によると、商店街の衰退は、市の郊外に大型店・ジャスコが84年に進出したことなどが大きく影響しているという。


 同商議所は、市の中心市街地活性化基本計画に盛り込む民間の事業について協議会を設けて検討中だ。だが春日敏春専務は「事業主体となる団体や個人がおらず、計画は進まない」と頭を抱える。


 高齢化も進む。市の統計書によると、65歳以上が市の人口に占める割合は98年度が19・61%だったのに対し、08年度は29・50%と約10ポイントも増加。特別養護老人ホームへの入居待機者があふれている。


 県気仙沼保健福祉事務所によると、市内の五つの特養の定員は3月末で計289人。1人で複数の特養に希望を出せるため実数は把握できないが、入所希望者は延べ1180人という。


 こうした入所待機者解消について、市長選に立候補の意思を表明している元NPO法人理事長の境恒春氏(31)は「移転が決まっている市立病院の建物を、高齢者のための施設に活用する」。


 もう1人の立候補予定者で元衆院議員秘書の菅原茂氏(52)は「市民の負担を伴う問題なので、理解を求めながら整備を進める」としている。


 基幹産業の疲弊で、まちが寂れていくのをどう食い止めるか。新市長の課題は重い。

1169名無しさん:2010/04/17(土) 06:04:06
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20100417-OYT8T00123.htm
地域政党いわて発足
県議5人、市議1人 政策諮問会議設置へ

 飯沢匡氏ら県議5人と奥州市議1人が16日、「地域政党いわて」を旗揚げし、県議会棟内で記者会見した。「いわて」は、県議と市町村議が対等な関係で、中央政党に縛られない地方自治や「地域主権」の実現を目指す。今後、市町村議や首長らに参加を呼びかける。

 代表に飯沢匡県議、幹事長に及川敦県議が就任、高橋博之県議が政調会長に就く。創設メンバーは3氏に加え、亀卦川富夫、工藤勝博両県議と奥州市議の佐藤邦夫氏の計6人。ロゴなどは23日に発表、今後の国政、地方選への対応や具体的な政策は今後詰める。

 飯沢氏は記者会見で「地域の人が責任をもって自治を考える時代。大きな気概で、県民運動に発展するまで様々な建設的な活動をしたい」と、決意を述べた。

 「いわて」は、首長や民間経済人で構成する政策諮問会議「県民シンクタンク」を設置、政策や組織運営などの助言を受ける。また、市町村議の中から「共同代表」を置く。

 選挙対応は具体的には今後詰めるが、盛岡選挙区で予定される県議補選について「志を同じくする人がいれば全面的に支援して議席を獲得したい」と勢力拡大に意欲を示した。参院選への対応は明言しなかった。

 「いわて」は、「反民主、非自民」の色彩を帯びるとみられるが、飯沢氏は「政策について議論していく。民主党うんぬんではない」などと民主党批判を避けた。

     ◇

 記者会見に先立ち、県議5人は、県議会新会派「地域政党いわて」の結成を佐々木一栄県会議長に文書で届け出た。県議会(定数48=欠員2)の構成は、「民主党」21人、「自由民主クラブ」12人、「政和・社民クラブ」5人、地域政党いわて5人、会派に所属しない公明、共産の両党が1人ずつ、無所属1人となった。

■「地域政党いわて」綱領の主な内容

 ▽国や政党本部、国会議員から縛られず、自治体統治にも主体的に関与

 ▽首長と議会が民意の反映を政策で競争、新しい地方議会を作る

 ▽政策課題を地域から提起する「積み上げ型政治」の確立

 ▽国に「権限、財源、人」の移譲を迫り、政策を提案

 ▽脱ばらまきで財政再建

 ▽地方の国への依存、住民の行政依存を抜本的に改める

■小所帯で壮大な実験

地域政党結成は、地方分権のあり方に一石を投じた。

 その一つが、政調会長に就く高橋博之氏が「傍聴席を埋めたい」と掲げた県議会など議会改革だ。「予定調和」「行政のチェック機能を果たしていない」と批判を受けてきたが、首長や議員などを巻き込めれば、改革へのうねりにつながる。

 ただ、具体策は今後の議論に委ねられ、党の理念がどれだけ実現できるかは不透明だ。既成政党を批判するなら、この日の記者会見で民主党批判を控えたのは、小沢幹事長のおひざ元の本県だけに首をかしげた。

 「いわて」は、公職選挙法などが定める政党要件を満たさないため、法律上は「政治団体」止まりだ。鳩山内閣の支持率が発足半年で低迷する中、素早く成果が出せるかどうかが、小所帯による壮大な実験の成否のカギとなる。(大田健吾)

(2010年4月17日 読売新聞)

1170名無しさん:2010/04/17(土) 11:30:47
http://mainichi.jp/area/iwate/news/20100417ddlk03010047000c.html
地域政党いわて:発足 政策未定、奥州市議加え6人で /岩手

 県議5人と奥州市議1人が16日、「地域政党いわて」(代表、飯沢匡県議)の結成を盛岡市内で発表した。近く県選管に政治団体として届け出る。党内に首長、財界人らによる諮問会議を設けるなどして地域課題に対応した政策を立て、中央政党とは一線を画した「住民主権による地方政治」を目指すという。

 新党結成は、現在の地方自治を「上意下達」と指摘し、地域の実態を踏まえた政策を実現することが狙い。飯沢代表は「地方分権の流れがとまらない今、中央政党の息がかかったやり方ではだめだ。新しい自治を創造し、仲間を増やす」と述べた。

 現段階で具体的な政策は掲げず、諮問会議や参加者で検討していく。市町村議の参加呼び掛けは、佐藤邦夫・奥州市議を中心に行い、賛同する市町村議から共同代表を選ぶ。

 来春の統一地方選では、県議5人のほかにも候補者を擁立する考えだ。今夏の参院選や県議補選への対応は、引き続き検討する。

 県議会の新会派は新党名で届けた。賛否などは統一行動を基本とする。4県議が離れた政和・社民クラブとは「第3極としての連携を積極的に求めていきたい」(飯沢代表)と話した。【狩野智彦】

毎日新聞 2010年4月17日 地方版

1171チバQ:2010/04/17(土) 17:25:18
http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000001004170001
指名偏り顕著、町長選対立引きずり
2010年04月17日

■指名偏り顕著、町長選対立引きずり「顔合わせてくれない」 町民生活の停滞懸念も


 青森地裁(貝原信之裁判長)は16日、東北町が発注した工事の指名競争入札で「2005年4月の町長選で対立候補を支援した報復で、意図的な指名外しがあった」とした同町の建設業者の訴えを認め、町に約3千万円の支払いを命じた。選挙後の05〜08年度の指名競争入札を調べると、年間40回以上も指名された業者がある一方、1度も指名がない業者もあり、業者間の鮮明な格差が浮き彫りになった。(有近隆史、藤原慎一、北沢拓也)


 指名業者の選定は、業者の規模や実績などをふまえるため、指名回数がまったく同じということはない。しかし、106件の指名競争入札があった05年度でみると、高額な工事を請け負う「土木工事A級」業者38社のうち、勝訴した業者を含む18社は1度の指名も受けなかった。


 一方、ある業者は41回の指名を受け落札のチャンスを与えられた。これらの工事の予定価格の合計は6億6千万円に上る。指名回数が30回台、20回台という業者も4社ずつあった。


 背景には町長選での激しい対立がある。指名外しのきっかけとされ、竹内亮一・旧上北町長と旧東北町の元町長の一騎打ちとなった05年の町長選では建設業者も真っ二つに分かれて争い、当選した竹内陣営の建設会社社長が逮捕される公職選挙法違反事件も起きた。


 当時の助役は選挙後の6月の朝日新聞社の取材に「相手候補を応援した業者は指名しない」と、「報復」を公言している。この日の判決でも、貝原裁判長は助役の発言を引用し、「指名業者の選定に関する竹内氏の当時の意向を代弁したものと評価されてもやむをえない」とした。


 町内の建設業界や町議会では、当時の町長選を引きずったいがみ合いが今も尾を引いている。昨年は談合事件も起き、この日、2被告に有罪判決が出た。


 町は一般競争入札を導入したり、指名競争入札で指名業者の数を増やしたりするなど公正な入札に向けた手を打ってきた。09年4月の町長選で竹内氏を破って当選した斗賀寿一町長は「町民生活を停滞させないために入札の混乱は早く終わらせたい」と話す。


 一方、この日勝訴した業者は竹内前町長の責任の重さを訴える。「判決を素直に受け止めて、町民に対して何らかの謝罪をしてほしい」

1172チバQ:2010/04/17(土) 17:26:08
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/04/20100417t11022.htm
最終盤は古川決戦 大崎市長選あす投票
 宮城県大崎市長選は18日の投開票まであと1日に迫った。立候補しているのは再選を目指す現職の伊藤康志(60)、新人で元知事の本間俊太郎(70)、新人で元岩出山町長の佐藤仁一(58)の3氏。終盤は各陣営とも、選挙の争点である市民病院本院移転問題を抱える大票田・旧古川市に集結し、“古川決戦”の様相を呈している。

 市内の有権者は11万1282人(10日現在)。このうち旧古川市には約6万人が集中する。
 「政治生命よりも、市民のためにいい病院を造ることを選んだ。安心して任せてほしい」
 15日夜、古川中心部の古川神社。伊藤氏がかすれた声を振り絞ると、支持者約70人から盛んな拍手が起こった。
 神社は、伊藤氏が打ち出した本院の古川郊外移転に反発し、解職請求(リコール)運動が活発だった地域にある。陣営幹部は「敵の本丸に乗り込む思いだったが、反応は上々だ」と胸をなで下ろした。
 前回市長選では、古川での演説会は1日だけ。今回は半分以上を古川で開き、16、17日で計6カ所回る。陣営は「古川郊外の手応えは十分。あとは中心部にどれだけ浸透できるかだ」と言う。
 16日夜、本院近くの古川西部コミュニティーセンターで演説会を開いたのは、本間陣営だ。
 「この地域は古川の街の中核であり、私たち市民が勝たなければならない。当選したら就任したその日に本院移転にストップを掛ける」。本間氏が力強く呼び掛けると、約70人が集まった会場の熱気は最高潮に達した。
 16日は古川の6会場を回った。最終日の17日は本院から中心商店街まで約1キロを練り歩き、2カ所で街頭演説を行う。
 前回市長選は古川で約1万8400票を獲得、伊藤氏に600票差まで迫った。リコールの余熱が残る中、陣営は「中心部の有権者はほぼ取り込んだ。勢いを郊外に広げたい」と意気込む。
 佐藤氏も15日以降、演説会を古川に集中。「本院建設は街づくりに直結する問題。現在地で建て替えるべきだ」と訴え、浸透に懸命だ。17日は古川の市街や郊外に選挙カーを走らせ、支持拡大を図る。

 ◇大崎市長選立候補者
 
<伊藤 康志(いとう・やすし)>60 無現(1)
市長(県議会議長、自民党県幹事長)大崎市、小牛田農林高 
 
<本間俊太郎(ほんま・しゅんたろう)>70 無新 
著述業(知事、中新田町長、新聞記者)加美町、中大 
   
<佐藤 仁一(さとう・じんいち)>58無新 
元道の駅社長(岩出山町長、農業)大崎市、古川高=(共)
  


2010年04月17日土曜日

1173チバQ:2010/04/18(日) 13:30:51
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20100417_12
合併で広〜い宮古、選車大変 市議選18日告示

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 18日告示の宮古市議選(定数28)は、同市が今年1月に旧川井村を編入合併し、初の選挙となる。同市は面積が約1260平方キロメートルと一関市(1133平方キロメートル)を上回り、県内市町村で最も広くなった。32人が立候補を予定する中、各陣営は選挙区を見渡し25日の投票日に向けてポスター張り、海沿いや山へ走らせる選車運行計画など戦略を練っている。


 今回の選挙には現職21人、元職1人、新人10人の計32人が立候補を予定。旧市町村別では宮古地区が23人、田老地区が5人、新里地区と川井地区が各2人となっている。

 旧市町村別の有権者数(3月2日現在)は宮古地区(面積340平方キロメートル)が4万1190人、田老地区(同101平方キロメートル)が3743人、新里地区(同256平方キロメートル)2816人、川井地区(同563平方キロメートル)2809人。

 市によると、宮古市は直線で東西64キロ、南北50キロあり東北では山形県鶴岡市に次ぐ面積。北上高地から海沿いまで運動範囲は広い。「新人が多く、今回は票の流れが読めない」(現職の候補予定者)という中で、各陣営は告示に備えて、いかに効果的な活動を展開するか頭を悩ませている。

 「自分の主張を分かってもらいたい。できるだけ多くの地域を回りたい」とする陣営の一方で、別の候補予定者は「まったく行かない地区ができるのはまずい。が、時間をかけて選車で向かっても集票が期待薄な地域と地元では運動量が違ってくる」と語る。

 ポスター掲示場数は投票所数、面積と有権者数などが考慮され、市内380カ所。掲示を他候補予定者と分担する計画の候補予定者も出ている。

 市選挙管理委員会は19日から24日まで市内4カ所で期日前投票を実施。投票は25日午前7時から63投票所で行われ、このうち16投票所が午後7時まで、47投票所が同6時まで。開票作業は川井地域が加わったため、開票開始を昨年6月の市長選より10分遅い同8時20分とした。

 市選管事務局長の田崎義孝市総務課長は「旧川井村と合併後初めての選挙。関心が高まるよう周知、啓発を図っていきたい」と語る。




(2010/04/17)

1174チバQ:2010/04/18(日) 18:50:37
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20100418_2
田村、吉田両氏は結束 解消強まる政和・社民ク

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 県議会の会派再編をめぐり、解消の流れが強まっている「政和・社民クラブ」(田村誠代表、5人)で、民主党支持の岩手友愛会を母体とする田村、吉田洋治両氏は、当面2人が結束し独立した存在として議会活動を行う方向が強まっている。吉田氏が17日、岩手日報社の取材に対し明らかにした。ただ、吉田氏は国政選挙ではこれまで通り民主党を支援する考えを示した。

 吉田氏は今後について「(社民党の)3人とは政策面で考え方が違い協調は難しい。(田村氏と)2人で歩もうと話している」と述べた。民主党との合流については「一緒になることはない」とし、達増県政とは是々非々で臨む姿勢を示した。

 一方、国政選挙の対応について「これまで通り(民主党支援のため)マイクを握ることもある」と語った。

 会派再編をめぐっては同クラブに所属していた飯沢匡氏ら4人が16日、無所属の及川あつし氏と連携し、新会派「地域政党いわて」を結成。飯沢氏が代表、及川氏が幹事長に就任し、会派結成の記者会見には奥州市議の佐藤邦夫氏も出席した。

 同クラブは19日会合を開き、今後の方向性について結論を出す方針だ。



(2010/04/18)

1175とはずがたり:2010/04/18(日) 20:33:19
>>1174
これどっかの新党と連携する流れあるんですかねぇ。

1176チバQ:2010/04/18(日) 21:18:11
及川敦ってなんか聞き覚えあるなあと思ってたら
衆院1区に出てた人か
■2005年選挙得票

1 達増拓也 民主党 前 95,109 当選
2 及川敦 自由民主党 新 65,187  
3 細川光正 社会民主党 新 14,050  
4 神部伸也 日本共産党 新 9,659  

■2003年選挙得票

1 達増拓也 民主党 前 91,025 当選
2 及川敦 自由民主党 新 57,899
3 後藤百合子 社会民主党 新 12,014
4 長沼洋一 日本共産党 新 8,806


盛岡 定数10−候補13 (選管確定)→社民2議席成らず,民主も下位2名共倒れ
得票数(得票率) 氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
当 15,284(10.7%) 及川 敦 39 無所属 元 2 塾講師:03衆,05衆岩手1区自民公認出馬,落選→無所属
当 12,868(9.0%) 高橋 比奈子 49 自民 現 2 アナウンサー→08衆岩手1区自民公認出馬
当 12,841(9.0%) 小野寺 好 54 公明 現 4 党県代表
当 12,599(8.8%) 佐々木 博 55 民主 現 3 不動産会社役員
当 12,042(8.4%) 三浦 陽子 55 民主 現 2 歯科医師
当 11,803(8.2%) 吉田 洋治 63 政和会 元 6 (元)県会副議長→政和・社民クラブ
当 11,573(8.1%) 樋下 正信 52 自民 現 3 建設会社会長
当 11,447(8.0%) 斉藤 信 56 共産 現 4 党県副委員長
当 11,210(7.8%) 小西 和子 54 社民 新 1 岩教組役員→政和・社民クラブ
当 10,058(7.0%) 高橋 雪文 36 自民 現 2 NPO法人顧問
□ 8,601(6.0%) 伊沢 昌弘 59 社民 現 党県幹事長
□ 8,147(5.7%) 高橋 金兵衛 60 民主 新 米穀販売店経営・前回自民公認落選
□ 4,968(3.5%) 高橋 貞勝 40 民主 新 党支部参与

1177二階席:2010/04/18(日) 23:56:02
>>1172
現職再選。
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/04/20100418t11034.htm
大崎市長選 現職の伊藤氏が再選

 任期満了に伴う宮城県大崎市長選は18日投票が行われ、即日開票の結果、無所属現職の
伊藤康志氏(60)が、ともに無所属新人の元宮城県知事本間俊太郎氏(70)と元宮城県
岩出山町長の佐藤仁一氏(58)=共産支持=を破り、再選を果たした。
 伊藤氏は行財政改革や合併に伴う新市建設計画の実行などの実績を強調し、市政継続を
訴えた。特定政党の支援を受けない「市民党」を掲げる一方、村井嘉浩知事や自民党衆院議員、
県議らが支える重厚な組織戦を展開し、全市で支持を拡大した。
 当日の有権者は10万9747人。投票率は69・30%で、前回(73・57%)を
4・27ポイント下回った。

1178チバQ:2010/04/19(月) 22:39:18
http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001004190001
大崎市長に伊藤氏、3氏の争い制す
2010年04月19日


当選を決めて、支援者と喜ぶ伊藤康志氏=大崎市古川七日町の事務所

 大崎市長選が18日に投開票され、現職の伊藤康志氏(60)=無所属=が、元知事の本間俊太郎氏(70)=同=と、旧岩出山町長の佐藤仁一氏(58)=同、共産支持=を破って再選を果たした。当日有権者数は10万9747人、投票率は69・3%(前回73・57%)。市議選も同日投開票された。


 争点となった大崎市民病院移転の是非は、移転方針の伊藤氏の当選で事実上決着した。伊藤氏は午後11時45分ごろ、選挙事務所で支援者らに囲まれ「新天地で将来の県北地域を代表する基幹病院を目指していきたい。市民からの信任もいただいたと思っている」と決意を述べた。


 伊藤氏は、病院移転に反対するリコールが成立しなかったことと市議会が移転経費などを議決したことから、「移転問題は決着済み」との立場で一貫。病院は穂波地区に2014年4月の開院に向け、13年度中の建設を目指す。


 伊藤氏は選挙戦で、行財政改革での実績を訴えて支持を求めた。伊藤氏は合併についても当選後「合併協議会で約束してきたことをこの4年間やってきた」と胸を張った。


 これに対し、病院移転に反対するリコール運動を実施した市民は二手に割れ、知名度の高さをてこにした本間氏と、合併前の首長の一部らや共産党の支持を得た佐藤氏を擁立した。


 本間氏は、知事時代を評価する声もあったが、前回選挙で伊藤氏に約2400票差まで迫った集票力は発揮できなかった。大組織の推薦や支持を受けられず「病院の移転反対の立場で、2人出てしまったことで、票差がついてしまった」と述べた。


 佐藤氏は、リコール運動に共産党市議も加わったことで同党支持を獲得したが、立候補表明がほかの2人より20日ほど遅れ「自分が考えていることを伝えきることができなかった」と残念がった。

1179チバQ:2010/04/20(火) 12:17:36
>>1174とか
http://mainichi.jp/area/iwate/news/20100420ddlk03010192000c.html
県議会:政和・社民ク、「社民党」「ゆうあいク」2会派に /岩手
 ◇「いわて」含め連携も
 県議会の「政和・社民クラブ」(5人)は19日、会派を解消し、「社民党」(久保孝喜代表、3人)と「ゆうあいクラブ」(田村誠代表、2人)の両新会派を結成したことを明らかにした。県議会では、地域政党いわてを含めた政和・社民クの枠組みで「第3極」として連携を模索し、個別の政策には是々非々で臨むという。

 社民党は久保、木村幸弘、小西和子の社民党所属3氏。ゆうあいクは田村、吉田洋治の無所属2氏。同日、県議会棟内で行った協議で合意に達し、県議会に届け出た。

 政党所属の有無、支持母体の違いなどを総合的に判断したという。久保氏は「原点に戻り、シンプルな立ち位置で残す任期をやっていく」と述べた。

 これで会派構成は、民主党21人▽自由民主クラブ12人▽地域政党いわて5人▽社民党3▽ゆうあいク2▽会派に属さない公明、共産両党各1人▽無所属1人−−となる。

 一方、ゆうあいクの支持母体「岩手友愛会」は、国政選挙などで民主党を支援している。田村氏は県議会会派の民主党への合流は否定したが、「(民主党の)参院選応援の流れが出る可能性はある」と述べた。【狩野智彦】

毎日新聞 2010年4月20日 地方版

1180チバQ:2010/04/22(木) 22:19:35
http://www.toonippo.co.jp/kikaku/2010hiro-shichousen/rensai-shisei/0413.html
2010年4月13日(火)

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■市政刷新 弘前市長に葛西氏

(下)内外の環境/議会再編「可能性低い」

 「おめでとう」「よく頑張ったな」。葛西憲之が弘前市長の座を手にした11日夜、同市山下町の事務所では、戦いを支えた市議らが口々に祝福、葛西と握手を交わした。

 市議会最大会派で相馬しょう一市政の与党「鷹揚会」(11人)は、2009年10月にも相馬支援市議団を発足させる予定だったが、今年3月下旬にずれ込み、その間に2人が葛西陣営へ走った。

 一方、市政に是々非々の立場を取っていた第2会派「木翔公明」(9人)は、7人が3月下旬、葛西を支援する市議の会を設立したものの、1人が相馬支持に回った。

 こうして市議の間でも葛西と相馬の対決構図が固まったが、結果的に2大会派はともに、支持が両陣営に割れた。他の会派や無所属の議員の一部は、葛西支持を鮮明にして駆け回ったが、態度を明らかにしなかった議員も何人かいた。

■一枚岩で与党に

 市長選は葛西の勝利に終わった。そして来年は市議選が控える。

 木翔公明の会長、下山文雄は会派再編はないとの見通しを示し、取材に「わが会派も1人が相馬陣営に行ったが、また一枚岩で市政運営に参画していく。

気持ちは完全与党だ」と力を込めた。

 一方、鷹揚会会長の町田藤一郎は「市民が選んだ市長の意向は尊重するが、市民の負担が増すような政策には絶対に賛成しない」と葛西市政に是々非々で望む姿勢を強調。葛西を支持した2人については、会派内と本人の意見を聞いて対応を考える方針だ。

 会派再編の行方は多数与党の形成に深くかかわる。任期が残り1年とあって、多くの市議は「再編の可能性は低い」とみる。ただ、相馬市政与党という立場を求心力としてきた鷹揚会が、陣容をどこまで維持できるかは不透明だ。

■民主につながり

 市長選で葛西は、政党の推薦こそ受けなかったものの、自民党市支部長の県議・西谷洌の後援会組織が実質的に選挙戦の指揮を執り、同党衆院議員・木村太郎もてこ入れするなど、自民党色の濃い戦いを展開した。公明党市議も個人的な立場で陣営に加わった。

 民主党は表立った動きを見せなかったが、葛西の県職員時代から親交のある党市支部長・山内崇は、街頭演説に秘書を差し向けるなどの配慮を見せた。

 山内は葛西市政への対応について「市民が選択した新市長とはしっかり対話し、市民のためになることなら協力していく」と語り、心理的距離の近さをにじませる。同党衆院議員・津島恭一も、後援会幹部が葛西陣営に身を置いているつながりがあり、開票日には秘書が祝福のため事務所へ駆け付けた。この時、津島の秘書の横には、知事・三村申吾の後援会顧問の姿もあった。葛西後援会幹部の何人かは、三村の弘前市後援会の幹部を兼ね、陣営が3月に開いた総決起大会には三村が激励メッセージを寄せた。

 三村は「他意はない。頼まれればメッセージは出す」と中立の立場を強調するが、県土整備部長を務めた葛西の市長就任によって、県との関係がより密接になることは間違いない。(敬称略)

※相馬しょう一氏のしょうは「金」へんに「昌」

1181チバQ:2010/04/22(木) 22:20:14
http://www.toonippo.co.jp/kikaku/2010hiro-shichousen/rensai-shisei/0412.html
2010年4月12日(月)

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■市政刷新 弘前市長に葛西氏

(上)公約の行方/100項目の施策どう実現

 「細かな配慮で声なき声を拾う。人心の一致、人の和を大事にする。市民と一緒に悩み、考え、18万3千人のための市政を運営していく」

 11日夜、弘前市山下町の事務所で、前副市長の新人・葛西憲之は市長選初当選の喜びをかみしめた。事務所には、弘前商工会議所の幹部をはじめ、今回の選挙戦で葛西を強力に支持した経済界の重鎮、さらには、5期目を目指した前回市長選で相馬しょう一に敗れた元市長・金沢隆の姿があった。

 2009年秋、葛西の副市長辞任と前後し、経済界は葛西に市長選出馬を促すとともに、徐々に支援態勢を固めていった。同じころ、金沢も葛西への支持を明言。気付けば、金沢や、前回選挙で彼を支持した経済界と、相馬との”遺恨試合“とも言える構図が出来上がっていた。

■「旧体制」の気配

 相馬陣営は街頭演説などで「葛西は市政刷新というが、当選すれば、(金沢市政時代の)旧体制に逆戻りだ」と語気を強め、葛西の政策は同商議所や金沢の意向を反映したものだと批判した。

 金沢は連日のように事務所を訪れて陣営関係者と話し込み、葛西の街頭演説にも、しばしば姿を現した。葛西支持者の中には、金沢市政時代の旧体制の気配を嫌い、事務所に寄りつかない人もいた。

 告示前日の3日、金沢は葛西の事務所で、相馬陣営の批判への感想を問われ、「私は一言も葛西に指図していない。彼は自分なりの新しい視点で政策を打ち出した。私は彼の人柄にほれているんだ」と反論した。

 葛西は「ひろさき一新 対話と創造」のスローガンの下、市民主権システムの確立、農業・産業の振興、子育てしやすい環境づくりなど、多分野にわたる100項目の施策を公約として打ち出した。うち33項目を重点事業として「任期中に取り組み、成果につなげる」と約束。残り67項目については「4年間のうちにチャレンジしていく」と位置付けた。

■話題選び演説

 街頭演説や事業所回りで葛西は、地区と集まる人々の顔ぶれを見極めながら、自身の100の施策の中から、その場面にふさわしい話題を選んで、支持を訴えた。

 農村部では「攻めの農政」を強調、岩木、相馬両地区では「合併時の約束が守られておらず、住民からは『弘前と合併して、何も良いことはなかった』との声を聞く。合併効果を検証する」と繰り返した。

 選挙戦が進むにつれ、陣営関係者以外にも、街頭演説に聞き入る市民の姿が目立つようになり、葛西の政策に関心が高まっていく様子がうかがえた。

 ただ、選挙中、相馬陣営からは「100項目を実現するのは財政的に無理」との批判を受けた。市政のかじ取りの中で、思い描いた施策をどれだけ実行できるのか、葛西の力量に、有権者は熱く厳しい視線を注ぎ始めている。

※相馬しょう一氏のしょうは「金」へんに「昌」

1182チバQ:2010/04/22(木) 22:36:17
http://www.sakigake.jp/p/special/10/satakeryu/article_01.jsp
点検「佐竹流」 知事就任から1年
[政治手法]
対話重視へ転換図る スピードは喪失の懸念

昨年末の記者会見で、2009年を象徴する漢字に「分」を挙げた佐竹知事 「佐竹県政」最初の年の仕事納めとなった昨年12月28日。佐竹敬久知事は記者会見で、2009年を象徴する漢字に「分」を挙げた。「(09年は)これからの日本、あるいは秋田がいい方向に行くのか、悪い方向に行くのかの分岐点になる」。国の政権交代、県のトップ交代に触れながら、1文字に込めた思いを述べた。

 佐竹知事は昨年4月の就任直後から、寺田典城前知事の肝いりで設置した知事公室と学術国際部の廃止や、前知事が固執した地域振興局の3局構想の白紙化など「脱寺田」の方針を次々と打ち出した。

 10年度終了の「あきた21総合計画・第4期実施計画」を1年前倒しして、4年間の県の重点政策をまとめた「ふるさと秋田元気創造プラン」を新たに策定したのもその一つだ。ほかにも「秋田の少子化対策2010」「県スポーツ振興基本計画」「新行財政改革大綱」など、県政運営のための設計図を次々と整えた。

 県庁に25年勤務し、秋田市長を7年8カ月務めた佐竹知事は、政策推進に向けて入念に準備し、実行に移すタイプ。独自の発想が先行し、強引ともとれるリーダーシップで政策実現に突き進んだ寺田前知事とは対照的だ。

 野党だった寺田県政時代とは立場を変え、佐竹県政を与党として支える自民党県連の鈴木洋一会長は「前知事のような強権的手法ではなく、理論武装してから政策を推進する」と評価する。

 佐竹知事は県政運営に当たって「対話型行政」を指針に掲げた。ある県幹部は「政策立案や予算編成において、関係団体など外部の声をくみ上げる意識が強い」とみる。

 ただ、堅実な手法に対しては「スピード感の喪失を招きかねない」との指摘もある。実際、知事選の公約だった知事公室の廃止は、実行に1年を要した。

 10年産米の生産調整(減反)をめぐり、赤松広隆農相が戸別所得補償制度からの「秋田外し」をちらつかせた問題では、国に対し「弱腰」と映る場面もあった。自民党県連の能登祐一幹事長は「知事は県民の声を受け止め、感情をむき出しにして(抵抗して)もよかった。リーダーとして、やや物足りなさを感じた」と苦言を呈する。

 まさに「種まき」に終始した1年だった。県庁内には「職員自らが自由に発想し、提案しようという雰囲気が強くなった」と前向きに受け止める声がある一方、外部には「職員の目線が内向きになっている」との見方もある。

 前知事時代の「トップダウン」から「対話重視」へと転換を図った佐竹知事。その政治手法の成果が求められるのはこれからだ。

(2010/04/16 更新)

1183チバQ:2010/04/22(木) 22:36:46
http://www.sakigake.jp/p/special/10/satakeryu/article_02.jsp
点検「佐竹流」 知事就任から1年
[対県議会]
自民与党に安定運営 「なれ合い」に懸念の声
 「私たちの会派では、まだ賛否の調整ができていない。会期延長をお願いできないだろうか」「いったん決めた会期を一会派の都合で延ばすのは、暴挙ではないか」

 秋田市の日赤・婦人会館跡地再開発事業をめぐり揺れた2月定例県議会。定数45人中27人を擁する自民党は、関連事業費を盛り込んだ2010年度一般会計当初予算案への賛否がまとまらなかった。他会派が批判する中、21年ぶりの会期延長に持ち込んだ。


2010年度当初予算案の本会議採決。秋田市の日赤・婦人会館跡地再開発事業をめぐり、自民党議員の一部が反対した=3月30日 会期末の3月30日。自民は3人(反対2、退席1)を除き、賛成でまとまった。予算案は賛成多数で原案可決されたものの、会期延長は県議会で久々に起きた波乱だった。

 佐竹敬久知事が就任した昨年4月以降、2月定例会までに開かれた7回の議会では予算、条例案ともスムーズに原案可決した。改選前は、寺田典城前知事の掲げた地域振興局再編に関する条例案が3回連続で否決されるなど波乱続きだっただけに、知事の交代を境に議会のムードはまさに一変した。

 議会との平穏な関係の背景には、佐竹知事が掲げる「対話路線」がある。主要な議案や方向性はすべて、各会派との県政協議会で時間を割き、丁寧に説明。県議の報酬カットなど、波紋を広げそうな方針を突如打ち出す前知事のような手法は取らない。各会派の県議は「寺田前知事のような唐突な提案がなくなった」(社民・石川ひとみ氏)、「いろいろな人の話を聞く姿勢は評価できる」(新みらい・土谷勝悦氏)と話す。

 県町村会長の斎藤正寧・井川町長も「前知事は『オープンな議論』を掲げていたが、議会とはけんかばかりで議論が成り立っていなかった。ようやく正常な関係に戻った」と好意的に受け止める。

 寺田前知事時代、一貫して野党だった自民が、佐竹県政で与党となったことも大きい。自民党県連の鈴木洋一会長は「与党だから何でも賛成、というわけではない」と前置きした上で「自民とけんかする前知事のスタイルとは違う」と良好な関係を認める。

 この関係が、県当局と議会側とのなれ合いを生んでいるとの指摘がある。当初予算案に反対した山内梅良氏(共産)は「知事は自民を与党につけ、余裕が見られる。それだけに、反対の声があっても予算は通るというおごりが感じられた」と批判する。

 自民党の中にも「再開発問題は、『与党だから賛成』という方向性が見えていた。議会が県に正面から向き合う姿勢が足りない。これでは議会の自殺行為ではないか」と危機感を抱く議員はいる。

 「寺田前知事の時代は、議会と対立したとしても『方針を決めるのは県だ』との姿勢があった。今は議会の言うことが優先で、県民のために何をやるのか方向性が見えなくなっている」。元県幹部はこう警鐘を鳴らした。

(2010/04/17 更新)

1184チバQ:2010/04/22(木) 22:37:13
http://www.sakigake.jp/p/special/10/satakeryu/article_03.jsp
点検「佐竹流」 知事就任から1年
[経済雇用政策]
産業創出へ足場固め 「成果」求める訴え切実
 「産業、雇用基盤の強化を『1丁目1番地政策』と位置付ける。新産業創出を含め総合的な経済対策を強化する」

 昨年5月の臨時県議会。県政方針を示す就任直後の「所信表明」で、佐竹敬久知事は産業、雇用対策こそが本県の最重要課題との考えを明確に打ち出した。世界同時不況のあおりで県経済の先行きに危機感が漂う中での船出。悪化する雇用と経営環境への緊急対策、中長期的には「新産業の創出」という二つを政策の軸に据えた。

 緊急経済対策では5月の臨時会以降、金融、雇用対策などを盛り込んだ補正予算を次々に執行。主な財源は国の交付金などだが、本年度当初予算を含めると総額は約1180億円に上った。資金難の企業に低利融資する「経営安定資金」の融資枠拡充、自治体の直接雇用を含む雇用対策などが中心。雇用対策では約4千人の一時雇用を生む見通しだ。

 県商工会議所連合会の渡邉靖彦会長は「経営安定資金の融資枠の拡充により、苦しい中で息をつけた中小企業は多い。県内企業の倒産に歯止めをかけている」と評価する。

 一方、本県経済をけん引する「新産業創出」に関しては、現時点で目立った成果はない。2009年度の誘致企業もゼロに終わった。県議会、経済関係者の間では、佐竹県政は、この1年間を産業政策の方向性を定める「足場固め」や「下準備」に費やしたとの見方が強い。


ロシア・ウラジオストクを訪問し、ロシア沿海地方のセルゲイ・ダリキン知事(左から2人目)に包括的友好協定の締結を提案する佐竹知事(右から3人目)=昨年10月22日 佐竹知事は、4年間の県政の指針となる「ふるさと秋田元気創造プラン」を策定。その中で今後の産業創出の方向性を明示した。中核は風力、太陽光発電などの新エネルギー関連産業の創出。「新エネ関連の技術開発はこれからが本番。電子部品企業の集積する本県にふさわしい分野」という知事の考えを色濃く反映させた政策となった。

 航空機など輸送機関連産業への参入、ロシア、中国とのビジネス交流拡大も産業政策の重点に据えた。対岸貿易では、佐竹知事の提案でロシア沿海地方と包括的友好協定を締結するなど着実に足場を固める手堅い手法が目立つ。

 連合秋田の工藤雅志会長は労働界の立場から「(雇用を生む)新エネルギー産業などに取り組む姿勢を評価する」としつつ、「方向性を定め、今後実際にどう産業振興を図るかが重要だ」と課題も提起する。ただ、県議の中には「県経済の窮状を考えると、1年目からもっと産業創出への予算を打ち出すべきだった」との声もある。

 秋田大教育文化学部の島澤諭准教授(経済政策)は「新エネ関連産業は確かに有望だが、他県も同じことを考えている。スピードがないと実効性が出ない」と指摘する。

 連日、多くの求職者が詰めかけるハローワーク秋田。「何社応募しても面接にもたどり着けない」「とにかく職場がほしい」など日々切実な声が交錯している。政策の方向性を定めた今、佐竹知事には成果こそが求められている。

(2010/04/18 更新)

1185チバQ:2010/04/22(木) 22:37:42
http://www.sakigake.jp/p/special/10/satakeryu/article_04.jsp
点検「佐竹流」 知事就任から1年
[難題]
直面する医療、少子化 解決への道のり険しく
 昨年11月、県内で9病院を運営するJA秋田厚生連が策定した経営改善計画は、医師不足による厳しい地域医療の実情を一気に表面化させた。象徴となったのが湖東総合病院(八郎潟町)。計画には「廃止が最も有効な選択肢」と記されていた。地域医療をどう守るのか―。佐竹県政は重い課題を突き付けられた。


改築した上での存続を前提に協議が進む湖東総合病院=八郎潟町 「県民医療の維持、確保は県の責務だ」。佐竹敬久知事は同病院を改築した上で存続させる意向を繰り返し表明している。現在、厚生連、地元自治体と作成を進めている「湖東地区医療再編計画」の中で、医師の研修環境の充実など魅力ある病院像を打ち出し、秋田大に協力を求めたい考えだ。しかし、大学側にも医師数にゆとりはなく、同病院の先行きは不透明なままだ。

 佐竹知事の地域医療への取り組みに対し、県議会の評価は分かれる。最大会派で与党の自民の鈴木洋一県議は「本県には県立の総合病院がなく、地域医療を担う厚生連病院に県が支援する姿勢は必要」と支持する。他方、こだま祥子県議(新みらい)ら複数の県議は「知事が秋田大に出向き、医師派遣を依頼したのは2月。あまりに遅く、本気で病院を存続させる気があるのか」と疑問を呈する。

 県は医師確保対策により、医療施設従事医師数を2013年度末までに、08年比120人増の2300人とする計画だが、妙案がないのも事実。県医師会の小山田雍会長は「危機感を持って取り組んでいるのは理解するが、打ち出した施策が効果的に機能するかは別問題」と指摘する。

 14年連続全国ワーストの自殺率(人口10万人当たり)改善も難題の一つ。知事は昨年10月、自身をトップとする県自殺予防対策推進会議を設置。「ワースト脱却」に向け本腰を入れている。

 13年まで自殺率を3・6ポイント減らし、自殺者数を20年までに300人未満(08年410人)とする目標を立てているが、自殺者数は98年以降、400人を切ったことがなく、達成への壁は高い。

 「脱少子化」も待ったなしの課題だ。08年の本県の出生数は7421人と過去最少を更新。佐竹知事は就任直後に少子化政策本部を立ち上げ、対策に乗り出した。

 本年度は施策を本格展開する最初の年。結婚支援センターの業務開始、少子化対策に取り組む市町村や民間団体への財政支援などを打ち出している。

 知事は「ふるさと秋田元気創造プラン」の中で、出生数を3年後(13年)に04年並みの8千人にすることを目標に掲げた。ただ、県議会からは「県民の盛り上がりを生み出すことができなければ、効果を上げるのは難しいのではないか」(新みらい・土谷勝悦県議)との声も漏れる。

(2010/04/19 更新)


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