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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

986チバQ:2009/11/01(日) 13:34:12
 ◇5月に「選挙準備を」
 市長就任から日が浅い5月のことだった。市長の衆院議員時代の秘書、則竹勅仁(くにひと)市議は市長から何気なく話しかけられた。2人で地元のイベントに向かう道すがらのことだ。

 「いつ選挙になってもええように準備だけはしといてちょうよ」

 念頭にあったのは市議会の解散だ。

 実は市長が解散を思い描くようになったのは最近ではない。まだ市長選への出馬が見えなかった昨年9月、議員として新書本を出版し、こう記している。

 <私は2005年の名古屋市長選に出馬を表明した。(略)数多くのハードルを越えられなかったため断念したが、あれはまさしく地方議会の改革が目的だった。(略)なによりも重要なのは議会解散までもっていって、そこで次に候補者を立てられるかどうか、ということだろう>

 10月31日に発足した市長を支える政治団体は、まさにこの考えに沿ったもので、今のところ事態は市長の思惑通り進行している。その前提に立てば、減税をめぐり議会が副市長に提出した文書は、市長のシナリオを加速させる効果しか持たなかった。

 さらに支援者の次のような証言もある。

 「市長は就任前から『何をしても議会はすべてノーだからよ』と言っていた」

 表面化している議会との対立はすべて織り込み済み。むしろ、市長自らがシナリオに沿って状況を作り出しているとも言える。ベテラン市議は「早晩市長がこの話(解散)をするのは分かっていた。子供がそのまま60歳になったような人だから」と苦笑した。

 ◇戦闘モードに懸念も
 戦闘モードに入った河村市長には、出身母体の民主党からも懸念が出ている。

 「自分だけが民意を代表し、議会のすることはすべて悪とするのは結局、天につばするようなものだ」

 愛知県選出の民主党衆院議員はそう話す。同党県連幹部の県議も「有権者は冷静だよ。けんかを吹っかけるような政争には乗ってはこない」と市長の言動に異議を唱えた。

 地方自治は、首長と議会がともに選挙で選ばれる「二元代表」で成り立っている。双方とも民意を得ている以上、見解が異なれば議論により妥協点を見いだすしかない。

 だが「庶民革命」を旗印にする市長は、議会との妥協をみじんも示さない。市民の代表として市政の方向を決めるべき議会が、高給を得ながらその機能を果たしていないとみる立場から、28日には「偽りの妥協はしない」とまで言い切った。

 一方の議会。ベテラン市議は「市長に言われっぱなしはいかん。各会派は意見を集約して反攻に出るべきだ。まあ11月議会を楽しみにしておいて」と話すが、今のところ具体的な動きはない。

 前のめりの市長と議会の冷めた反応。接点なき二元代表制が今の名古屋市政の姿だ。

 ◇市政が停滞する−−児玉克哉・三重大教授(社会学)の話
 市長の言動は二元代表制の否定であり、このままだと市政は泥沼化し停滞する。本来リコールは議会や首長に不正が生じた時に市民が請求するもの。それがない今、36万人の署名を集めるのは厳しいのではないか。


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