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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

911チバQ:2009/10/15(木) 19:49:00
http://mytown.asahi.com/nagano/news.php?k_id=21000000910140003
県都のあした(下)市民会館誘致で綱引き
2009年10月14日

 長野市役所の隣にある市民会館の建て替えをめぐり、市中心部での誘致合戦が熱を帯びている。
 候補地として市が6月に絞り込んだのは3地区。現在地=(A)=のほか、名乗りを上げたのは、古くからの繁華街として知られる権堂地区=(B)=と、長野駅前地区=(C)。「長野のシンボルをつくり、中心市街地の活性化につなげたい」といった陳情を重ねている。市は年内に1カ所に決めたい考えだ。
 両地区が誘致に熱心なのは会館とセットで大型商業施設を造り、地区の地盤沈下を食い止める狙いがあるからだ。
 権堂地区が描く青写真は、現在のイトーヨーカドー長野店を取り壊して会館を建て、併せてすぐ近くに商業施設や駐車場を造るというものだ。事業費は約100億円を見込み、このうち会館分は49億円とはじく。商業施設へはヨーカドーの入居を念頭に置く。
 地権者でつくる権堂地区再開発研究会の市村信幸さんは「ヨーカドーは今のビルの老朽化に伴って撤退する可能性もある。撤退となれば、権堂はゴーストタウン化する」と心配する。
 長野駅前地区では、空き地になっている商業施設「WALK」の跡地近くに会館、商業施設、マンション、ホテル、駐車場などが入る複合施設を建てる計画が浮上している。駅から施設への150メートルを歩道橋でつなぐ案で、事業費は68億5千万円を見込む。
 駅前地区権利者研究会の青沼寿一さんは「市内で一番アクセスの良い場所で、長野の顔にもなる。駅前に青空駐車場があるのでは活性化につながらない」と話す。
 2地区が共有するのは空洞化への不安だ。市は中心市街地の歩行者・自転車の通行量を、06年度調査の一日26万3903人から11年度に32万人に増やす目標を立てた。しかし、09年度調査では21万2416人で低迷は続いている。
 通行量の底上げに貢献していた市街地のマンション建設も停滞気味だ。市内の新設マンションの着工戸数は05〜06年度に年間500戸を超えていたが、07年度は252戸、08年度は313戸と失速。昨年12月以降は、今年8月まで1棟もない。「大型再開発を活性化の起爆剤に」という関係者の期待は大きい。
 ただ、大型施設を造れば維持費をどうするかという問題が生じる。さらに特定の施設に頼った活性化は、その施設が立ちゆかなくなった時に頓挫する。そごう、ダイエーの相次ぐ撤退で中心市街地が空洞化に悩まされているのは、県都・長野市の苦い教訓だ。
 市全体の市街地開発をどう進め、その中に市民会館の建て替えをどう位置づけるのか。市は「規模や用途などを候補地から聞いている段階」と、態度をはっきりさせていない。
 財源の問題もある。今のところ市は05年の4町村合併に伴う合併特例債を活用して建設を進める考えだ。国が事業費の大半を負うからだが、対象は14年度末までに完成する建設事業に限られている。市の担当課は「計画を早急に進めないと建設費を捻出(ねん・しゅつ)できなくなる」と焦りを隠さない。
 文化団体などには、「どう使っていくかをしっかりしなければ、単なるハコ。地区の利害関係の中での移転ではいけない」という声も多い。
 建設計画などを考える市の第三者機関「市民会館建設検討委員会」の堀内征治委員長=県松本文化会館長=は「市街地の活性化と、文化をどう育むかをあわせて考える必要があるが、長野市がどう文化を育てるのかというポリシーがまだ見えてこない。もっと明確で誰にでもわかるような長期ビジョンを出した方がいい」と注文をつける。


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