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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

872チバQ:2009/10/05(月) 00:19:21
http://chubu.yomiuri.co.jp/news_top/091004_1.htm
「設楽ダム」町長選争点に ――追う
前原国交相見直し表明 推進、反対両派激突へ


設楽ダム本体工事に向けて資機材などを運ぶための取り付け道路工事(愛知県設楽町で)=谷之口昭撮影 「全国143のダム事業を順次見直していく」。前原誠司国土交通相が各地のダム事業の見直しを表明したことで、愛知県設楽町に計画されている設楽ダムが再び揺れ動き始めた。13日告示(18日投開票)の同町長選には、ダム建設の推進、中止を掲げる3人が立候補を予定。前原国交相は「議会や首長が反対しているところを優先して見直す」としており、ダムの今後を左右する町長選になりそうだ。

(大隅清司)

 設楽ダムは今年2月、計画の提示から36年を経て、住民と町、県、国が建設に合意した。8月からは本体工事に向けて資材や機材を運ぶための道路工事が始まっている。

 合意後初の町長選には、前副町長の横山光明さん(59)、元中学校長の伊奈紘さん(64)、元県職員の夏目忠昭さん(65)の3人が立候補を予定。横山さんはダム建設の推進、夏目さんがダムを容認しているのに対し、伊奈さんは中止を主張し、真っ向から対立している。

 加藤和年町長の後継者として立候補する横山さんは、「長い議論と正式な手続きを経ており、いまさら中止なんてありえない」と話す。38年の町役場勤務の大半をダムとかかわってきただけに、選挙ではダムによる地域振興策や水没住民の生活再建を訴える。

 すべてのダムを見直すという前原国交相の方針について、横山さんは「何が無駄な公共事業なのか、きちんとした裏付けをもって説明してほしい」といらだちを隠さない。

 一方、ダム建設の是非を問う住民投票を求めてきた伊奈さんは、「前原国交相の登場は、設楽ダムを止める千載一遇のチャンス」ととらえ、「もともとダムありきで進められてきた計画に住民は反対だった。ダムを根本から見直す機会にしたい」と意気込む。

 前原国交相は見直しにあたって、「事業の進捗状況を踏まえ、住民や議会、首長から反対意見の出ているところを優先する」という考えを示している。設楽ダムは本体工事が始まっておらず、伊奈さんらを支援するグループも「反対の町長が誕生すれば止められる」という思いを強めている。

 夏目さんは「ダムはない方がいいが、建設同意したものは容認せざるを得ない」という立場だ。行財政改革を進める一方、温泉開発や特産品販売による雇用確保や若者の定住を訴える。

 ただ、前原国交相の発言と、地元選出の民主党衆院議員の考えには温度差がある。設楽町を含む愛知14区の鈴木克昌衆院議員は蒲郡市長時代から、「設楽ダムは必要」という立場を取っている。鈴木議員の後援会で設楽支部長を務める伊藤堯祥さん(72)も「中止するという話は聞いていない」と話す。

 ダムの恩恵を受ける豊橋、田原市の愛知15区から初当選した森本和義衆院議員も「設楽ダムは不要とは思っていない」と支援者らに説明している。森本議員の事務所は「設楽ダムの見直しが具体的になった時点で、対応を考える」として、選挙戦を静観している。

 設楽ダム
 豊川上流に計画され、総貯水量は愛知県内で最大の9800万トン。治水、利水のための多目的ダムで、2020年に完成予定。建設費約2070億円は、国が3分の2、県が3分の1を負担する。設楽町への地域振興対策費などを含めると総事業費は約3000億円に上る。



(2009年10月4日 読売新聞)


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