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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

7911チバQ:2021/01/29(金) 20:44:11
https://news.goo.ne.jp/article/chuplus/region/chuplus-192031.html
<異例ずくめの知事選 担当記者が振り返る>(上)
2021/01/27 05:00中日新聞Web

<異例ずくめの知事選 担当記者が振り返る>(上)

知事選で当選を確実とし、笑顔で手を振る古田さん=岐阜市で

(中日新聞Web)

 自民党県連が分裂し、現職に新人三人が挑む構図となった知事選は、古田肇知事(73)が五選を果たし、幕を閉じた。新型コロナウイルスの感染が拡大し、告示後に緊急事態宣言が県内に出される異例ずくめの選挙戦。約半年間にわたり、候補者の擁立劇や、選挙戦の動向をつぶさに追ってきた本紙の担当記者たちの目には、どう映ったのか-。

 -古田さんの勝因と、江崎禎英(よしひで)さん(56)、稲垣豊子さん(69)の敗因は。

 安福 昨年秋ごろ、すでにある政界関係者が「コロナ禍でまともな選挙にはならない」と語っていた。人を集める選挙活動ができなければ、知名度のある現職に有利に働くとの見立てだった。新人の擁立が遅れれば遅れるほど、その“効果”は大きくなる。まさにその通りになった。

 浜崎 自民党が目指した候補一本化がまとまらず、江崎さんが出馬を表明したのは投開票日の約二カ月前だった。新人として知名度を上げ、政策を浸透させる必要があるが、出遅れが響いた。それでも、草の根で支持が広がり、岐阜市では古田さんに二十二票差に迫るなど都市部では健闘したといえる。

 長崎 稲垣さんは、近年の共産系候補者と比べても得票数が特に少なかった。四人が立候補したことで、これまでと違い現職への批判票が必ずしも稲垣さんに入らなかったことが影響した。四候補の中で最も出馬表明が遅れたことも、準備不足につながった。

 -選挙期間中に出された緊急事態宣言。選挙への影響は。

 浜崎 江崎さんは良いペースで現職を追い上げていたが、年末からの新型コロナの感染者急増と宣言を境に潮目が変わった。争点がコロナ対策にしぼられ、多選の是非など他の要素は対立軸になりにくかった。集会の規模や人の動員、終了時間も制約を受けた。

 安福 古田さんは告示後、県独自の非常事態宣言を出すなど対策を次々と打ち出した。選挙期間中、毎日県庁で「新型コロナ対応」として記者会見を開き、メディアに露出した。コロナ禍で緊迫度が増していく中、未曽有の危機に専念する姿勢も好感された。

 長崎 宣言以降、稲垣さんの陣営は演説会など人が集まる集会の予定をほぼ取りやめた。インターネットを活用した選挙戦の態勢も古田さん、江崎さん陣営に比べて整っておらず、訴えの手段は街頭演説に限られてしまった。

 -古田さんはコロナ対応の公務を優先し、自らの遊説を取りやめた。どう感じたか。

 山本 公務に専念する姿を県民に見せるのは効果的だった。マスコミが連日取り上げるのを計算した上での戦略だったのでは。一方で政策を直接県民に語りかけ、県政への評価や要望を聞く機会が失われたことは非常に残念だ。リモートは意図した相手と交流できても、偶然居合わせた人から意見をもらえない。有権者とじかに触れ合う機会を設けてほしかった。

 浜崎 コロナ禍で、公務を優先する姿勢は結果として有権者から一定の評価を得た形だが、選挙は本来、県民に思いや政策を伝える機会だ。緊急事態下の選挙のあり方は今後検討されるべきだろう。

 長崎 現職知事としてはやむを得ない判断。組織が整っていれば、本人がいなくてもある程度政策は伝えられる。ただ、選挙は不要不急ではないので、土日だけでも活動する手もあったのではないか。


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