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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

7866チバQ:2021/01/07(木) 23:31:46
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20210107k0000m010288000c.html
「小早川秀秋は誰だ」 7日告示の岐阜県知事選、「国盗り物語」さながらの権力闘争
2021/01/07 21:18毎日新聞

「小早川秀秋は誰だ」 7日告示の岐阜県知事選、「国盗り物語」さながらの権力闘争

(左から届け出順)江崎禎英氏、稲垣豊子氏、新田雄司氏、古田肇氏

(毎日新聞)

 7日告示された岐阜県知事選は、1966年9月以来54年ぶりの保守分裂選挙になった。県選出の全国会議員を独占する「自民王国」を築き上げ、中央に影響力を及ぼす地方政界の重鎮と、重鎮らによる引退工作を察知して県政初の5選に向け先手を打った現職知事の2人が、現代の「国盗(と)り物語」さながらの権力闘争を展開。他の2陣営は「県民不在だ」と批判する。有権者からは、王国分裂を機に真の政策論争を期待する声が上がる。

 「こんなナメた話があるか」。47年間にわたり県議を務める自民党の猫田孝氏(80)は、思わず声を荒らげた。現職の古田肇氏(73)が昨年10月、県議側への根回しなく報道陣を前に立候補を表明。対立が決定的となった瞬間だった。

 そもそも、2004年9月に外務省経済協力局長だった古田氏を訪ね、翌年1月の知事選で初当選させたのは猫田氏だ。その後3回の知事選でも支え、自らの影響力を高めてきた。しかし、多選とともに古田氏が「自分の主張や実力ばかり誇る」(関係者)ように映り、距離を置き始める。新型コロナウイルス対策で知事の「トップダウン」の場面が増えると、猫田氏は「この16年間、古田氏から誘われた会食は一度もなかった」とこぼすようになった。

 今回出馬した元内閣府官房審議官の新人、江崎禎英氏(56)の擁立を、猫田氏らは昨夏以前からひそかに模索した。県庁に出向経験があり職員の評判もよい。8月には自民県議31人に非公開のアンケートをした。古田氏の5選支持は3人、不支持が23人。「踏み絵」ともとれる調査をその後も1回行い、古田氏に詰め腹を切らせる動きを進めた。

 しかし、事態は急展開する。古田氏も隠密に国会議員の大半の支持を固めた。自民県連会長の野田聖子元総務相(60)は、恩義ある猫田氏とたもとを分かち、古田氏についた。「威張っているとか、言うことを聞かないとかいうことがスタートでは、有権者に説明がつかない」。野田氏は昨年12月、保守分裂の覚悟を語り、今月7日の第一声記者会見でも古田氏と並んだ。

 野田氏にとって猫田氏は「父のよう」な存在だ。県議に初当選した87年に猫田氏は県議会議長、衆院選で初当選した93年には県連総務会長だった。郵政民営化に反対し05年の「郵政選挙」で党本部に「刺客」候補を投入された野田氏を、猫田氏は「県連公認候補」として辛勝させた。党総裁選に名乗りを上げるまでに成長した野田氏は今、「長老支配の政治を変えたい」と唱え、大野泰正参院議員を除く他の国会議員も同調した。

 「小早川秀秋は誰だ」。1600年の関ケ原の戦いで徳川家康側に転じ、東軍勝利に導いた戦国武将の名を挙げ、猫田氏に近いベテラン県議が戒めたが、自民県議の古田氏不支持は崩れていった。さらに財界などが古田氏支持を示すと、猫田氏は「退路を断って正々堂々と戦う」と、23年の任期満了での引退を表明、引き締めに努めた。こうした自民の「党内対立」に、共産党の推薦を受け出馬した元小中学校教諭の新人、稲垣豊子氏(69)は「男社会の権力争い」と批判。元県職員の新人、新田雄司氏(36)も「一部有力者の代理戦争だ」と非難した。

 一方、有権者からは「しゃんしゃんで終わるだけの知事選が変わった」と好意的な声も出ている。前回、保守分裂選挙となった66年の知事選では、現職と対立する勢力の擁立した元自民衆院議員が、自民公認の現職3選を阻止した。当時を知る県議は「立会演説会に集まった聴衆の声で、候補者の演説が聞こえないほど有権者の熱の入った選挙だった」と振り返る。今回も「多選の現職知事にものが言えず、疲弊する職場を変えたい」(県職員)、「コロナで大変な今、知事を代えるタイミングではない」(飲食店経営の60代男性)など、活発な意見が交わされ始めている。【黒詰拓也、熊谷佐和子】


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