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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

7811チバQ:2020/11/29(日) 21:04:53
東京から引き上げた猫田ら県議団の動きは早かった。

週明け16日には、県議団の幹部会と総会を立て続けに開き、県議団幹部が江崎を推薦すべきと表明。続投反対が多数という自信を背景に猫田は“古田支持”の幹部に厳しい態度で迫った。
「反対する人は会派を出てもらう」

19日に再度、党本部を訪れた猫田らは、野田ら国会議員と会談し、江崎の擁立を進める考えを伝えた。しかし野田は「知事の意思を尊重したい」と伝え、“保守分裂”が決定的になった。

県議団が予想外の「2人とも推薦」
古田は、11月20日、記者会見を開き、立候補を正式表明。

当日の朝に、自民党県連に推薦を要請したことを明らかにしたが、「今回も推薦をもらえればありがたいが、県連で議論しているので見守りたい」と述べるにとどめた。

推薦が得られなかった場合でも立候補するのかを問われると、
「きょうの会見は、私としての不退転の決意を申し上げるものだ。選挙に向けてまっすぐ進んでいきたい」
と自民党の結論に関係なく選挙を戦う覚悟を示した。

一方の猫田は、ほかの幹部を交えて江崎との面会を重ね、立候補の意思を確認。
県議団幹部は、22日の県議団の総会で、江崎支援で意見集約する腹づもりだった。

しかし、総会に提案されたのは、意外な選択肢だった。

「2人とも推薦する」

提案は受け入れられ全会一致で2人の推薦が決まった。
記者団から理由を問われた県連幹事長の村下貴夫は、こう説明した。
「自民党岐阜県連を割ってはいけないという大前提がある。それぞれの県議が自由に選挙運動に加わってもらいたい」

背景には現職側の巻き返し
果たして、それだけの理由だけなのか。
「昨夜一晩で相当な風が吹いた」
複数の県議が、古田を支持する国会議員や経済団体などの激しい巻き返しがあったと証言した。

「多数決を取ると、古田が江崎を上回るかもしれないという予想が出た」
「“古田支持”となれば、猫田の責任問題になりかねない」

水面下の激しい駆け引きの結果、急きょ、2人推薦という結論が導き出された。

立候補の記者会見で、県議団が2人を推薦したことについて聞かれた江崎は、自信をのぞかせてこう述べた。


「政策で選んでもらえる環境がいただけたのは大変素晴らしい」

そして冒頭に述べた通り、現職の古田を推す野田は、新人の江崎を推す猫田との対立を鮮明にした。

猫田とともに江崎を支える村下は「知事選挙は候補者が示す政策が県民にどう判断されるかであり、長老政治は争点にならないはずだ」と反発した。

党内抗争に他党は
「正直なところ、どちらかにまとまってくれないかなと思う」
こう漏らす他党の関係者もいた。

過去4回の選挙でいずれも古田を推薦してきた公明党や旧民主党・旧民進党の流れをくむ立憲民主党と国民民主党は、自民党内の対立と県議団の2人推薦という「奇策」を見守るしかなかった。

一方、自民党とは一線を画して古田の対立候補を推薦してきた共産党。「県民不在のお家騒動だ」と冷ややかに見ている。これまでの選挙と同様に、共産党などで作る市民団体からの新人の擁立を検討している。

このほか元岐阜県職員の新田雄司(36)が県政の刷新を訴えて立候補することを表明している。

主導権よりも政策で争いを
熾烈な駆け引きの末、決定的となった“保守分裂”の岐阜県知事選挙。
取材を通して目についたのは、関係者の主導権争いだった。

1月24日の投票日まで残り2か月。
新型コロナ対策など、県民の生活に直結する課題はいくつもある。有権者は、次の4年間を誰に託せば良いのか。判断の材料となる政策本位の論戦が求められている。


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