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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

744千葉9区:2009/07/09(木) 23:16:34
http://mytown.asahi.com/toyama/news.php?k_id=17000000907090003
開町400年目の選択(下)
2009年07月09日


現高岡駅(中央)を挟んで、公共交通による南北一体化が課題の高岡市の市街地=本社機から

高岡市長選課題を探る


公共交通


 新駅とまちづくり
 高まる市民の関心


 北陸新幹線の新高岡駅予定地周辺は横ばい、現高岡駅前商店街は下落率が半減。1日に公表された路線価の高岡市内の傾向を見て、市の都市開発担当者は胸をなで下ろした。両駅の周辺事業の影響が読み取れるからだ。


 「地価は、高いと若い世帯の流出が心配だが、下がり続けていても活気が出ない」


 事業の影響が表れたのは、地価だけではない。現駅から南へ1・5キロの場所にできる分離駅の新幹線新駅へのアクセスに対する、市民の関心も高まり、問い合わせや提言が増え続けているのだ。


 これを受けて、市は6月、中堅・若手職員による「公共交通ワーキングチーム」を発足させ、現駅と新幹線新駅を結ぶアクセス方法の検証に乗り出した。


 北陸新幹線開業まで、あと5年。今なら様々な意見や提言を、カネや時間を理由に排除せず、現実感を持って検討できる。必要に応じてJRなどの外部に協力を依頼するなど、事務レベルの論議を活性化し、整理する方針という。


  ◇ ◇ ◇


 意見や提言は、新幹線と城端線の交差地点に設けられる構想が明らかになった、城端線新駅関係に集中する。並行在来線になる北陸線と、北陸線に交差する城端線と氷見線、路面電車・万葉線からの乗り継ぎなど、これまでの鉄道の利用方法と大きく変わるからだ。


 寄せられた構想や提言では、氷見線や万葉線から城端線へ駅構内をスイッチバック方式で横断して乗り入れる▽城端線新駅の前後に沿線観光地などに合わせた「瑞龍寺駅」や「スポーツコア駅」を新設する▽城端線から新たに「枝線」を敷き、近くの病院や大型店に線路を延ばす▽鉄道は現状のままで新型バスを走らせる▽高岡駅から瑞龍寺へ徒歩で誘導する歩道整備計画……。


 しかし、駅構内でのスイッチバックは効率などの問題から、実際には困難とも。氷見線、万葉線、北陸線から城端線へ直接列車を乗り入れる場合、ダイヤ調整や、どこが運営主体になるのか、その採算性など、避けて通れない問題もある。


 万葉線を中心としたまちづくりを考える市民団体「RACDA高岡」の島正範会長は、新駅へのアクセスで「万葉線にはこだわらない」と明言する。「今ある公共交通を便利なものにして残すにはどうするのか。必要な先行投資などへの市民の関心を高めないと」と話し、技術的な論議に偏ることを心配する。


  ◇ ◇ ◇


 新幹線新駅には車の利用者の増大を想定し、市街地中心部の併設駅にまねのできない大型駐車場設置計画が進められている。「乗り換えなどが不便というイメージを変え、分離駅の強みにできれば」との狙いがある。


 JR西日本によると、現駅の乗客数は1日7864人(08年度)。県庁所在地の福井駅9981人(同)などとの比較で、少なくないとみられる。だが東海北陸道などによる車利用の拡大の流れが、新幹線新駅の利用に結びつくと、在来線の存続も危ぶまれる。公共交通とまちづくりに対する、市民のコンセンサスづくりが問われる。
(この連載は八田伸拓が担当しました)


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