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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

743千葉9区:2009/07/09(木) 23:16:07
http://mytown.asahi.com/toyama/news.php?k_id=17000000907070001
開町400年目の選択(上)
2009年07月08日


内には、開町400年に合わせた世界文化遺産登録の懸垂幕が今も掲げられている=高岡市片原町

高岡市長選課題を探る

古城公園 世界遺産登録
     今も見えぬ将来像

お堀端の木々が、この時期、最も緑の濃さを増す高岡市の高岡古城公園。アジサイが咲く園内を歩くと、9月に迫った開町400年事業とともに、世界文化遺産登録運動への協力を呼びかける、カラフルな幟(のぼり)旗が並ぶ。


 古城公園などの「近世高岡の文化遺産群」は昨年9月、世界文化遺産の国内暫定リスト漏れが明らかになった。リスト入りには距離がある「候補」には残ったが、先導役の橘慶一郎市長(当時)は、同10月から要請を受けた衆院選転出に応じ、主役交代の選挙戦が展開されている。


 そんな中で、登録に向けた市民ぐるみの取り組みは、今も続けられている。


  ◇◇◇


 07年に結成された「世界文化遺産をめざす市民の会」では今年度、啓発用の幟旗100本を新たに制作した。さらにエコバックやTシャツ、ハンカチなどの記念グッズの制作にも取りかかる。


 当初千人が目標だった会員数は大幅に膨らみ、現在約5900人。だが昨秋から新規加入が激減し、勢いをなくした。県と市の補助金も今年大幅ダウンし、運営は苦しい。


「やはり行政側の姿勢が明確でないと再度盛り上がるのは難しい」と同会事務局。


 市は、利長公墓所内の整備など「個々の資産に磨きをかける」取り組みを続ける。だが資産群の中核の一つで、高岡開町の地となった古城公園は、整備方針が定まらないままだ。昨秋の審査で文化庁が求めた「顕著で普遍的価値の証明」にかかわる、城跡と歴史的に無縁な各施設の取り扱いが決まらないからだ。


  ◇◇◇


 城跡は、明治期に民間払い下げなどで破壊の危機にあった際、都市公園に変わることで存続が可能になった。その後、公園として受け入れた文化・娯楽施設が、今は世界に向けた発信への障害物ともされる状況にある。


 有識者や市民代表らによる「高岡古城公園保全・活用方針策定委員会」の会議で、埴生雅章委員長は「古城公園のあり方については、感謝と反省が必要」と述べてきた。
 明治の先人の知恵に感謝しながらも「野球場や市民会館に動物園、神社も二つ入れた。ないのは寺くらい。あまりに安易だったのではないか」と指摘する。


 これまでに野球場と美術館、図書館が公園の外へ移転した。今も残るのは、体育館と博物館、動物園、市民会館、二つの神社など。城跡が持つ歴史的な資産価値と、親しみやすい各種施設のスペース、豊かな水と緑の自然公園の3要素が入り交じり、整理されていない状況という。


 開町400年に向け、当面の整備・修復が進められたが、中長期の方向付けは、事務局の市も明確な目標を提起できないのが実情だ。


 委員会は今秋にも報告書を提出するが、委員の1人、伊藤裕夫富山大教授(文化政策)は「各要素を盛り込めば総花的になる。今後も本気で世界遺産をめざすのか、地域啓発にとどめるのか。市の姿勢が問われる」と話す。



    ◇


 12日に投開票される高岡市長選。昨秋まで想定もされなかった市長選の中で、開町400年目のまちづくりの課題を探る。


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