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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

7113チバQ:2018/11/13(火) 00:41:21
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20181107ddlk18010210000c.html
<県政の行方>2019知事選/下 経歴、政策見えぬ違い 「100年に一度」の節目、担う「代表」は /福井
11月07日 00:00毎日新聞

 自治体の首長は直接選挙で選ばれる。ゆえに知事は県民の代表とされ、福井では年間4700億円規模の予算や約4000人の人事の執行権が集中する。

 西川一誠(73)が2003年にその座を射止め、15年がたった。「スピードと決断」。就任当初の西川が好んで使ったその言葉は、来春の知事選で相対する公算が大きい人物の座右の銘に似る。「決断即実行」。かつて副知事として西川を支えた、前総務省公務員部長の杉本達治(56)だ。

 ◇トップダウン型 西川氏

 自らの考えを迅速に行政へ反映させる。西川は初当選と同時にトップダウン型の手法を導入した。象徴的なのが「政策合意」だ。マニフェストに記す政策について年度ごとに部局長の合意を取り付け、目標が達成できたか公表する。17年度は化石レプリカの商品化をはじめとする恐竜ビジネスの拡大など、152項目中132項目が「目標を上回って達成した」か「目標を達成した」と認定された。

 「節目節目に合意した政策を念頭に置くことで(職員が)仕事を進める際の指針になる」。政策合意に関し、西川は04年4月の記者会見でそう語った。利益を追求する企業の手法とも取れるが、ある県幹部は「知事は『目標を達成しろ』とは言わない。政策目標を確認するのに有意義で、努力するプロセスが大事なんだと実感できる」と話す。

 だが、上意下達を原則とした機構統治には居心地の悪さを覚える職員もいる。

 県庁7階の会議室701。西川が事業の進捗状況などをヒアリングするその部屋について、ある職員は前任者から「ナナマルイチでのやり取りは胸にしまっておけ」と聞いた。西川の質問と指摘は細微に及ぶ。膨大な資料の作成と回答の準備に追われるが「合意に従って政策立案したのに、はしごを外される時もある。知事が納得すれば『良し』として、その過程は目をつぶれということでしょう」

 ◇ボトムアップも 杉本氏

 その西川の下で、杉本は04〜07年に総務部長、総務省に一旦戻った後の13〜16年には副知事を務めた。県幹部の1人は「副知事への『再登板』は西川さんの意向があったはずで関係も良かった」と言う。知事選への出馬意向を表明した11月2日の記者会見でも、杉本はかつての上司を「尊敬する大先輩」と持ち上げた。

 ただ、連続4期にわたる県政運営についてはきっぱりとその弊害を断じている。「人が育っていない」

 副知事の頃、杉本の肝煎りで若手職員を対象に始まった試みがある。課題解決に向けたチームの編成で、政策に結びつくかは顧みずに異業種の専門家にも教えを請い、議論を重ねるよう促した。「即実行」の意気込みを伝える一方、西川と職員の間を取り持つ「潤滑油」役を務めたとも自認する。 県職員の1人は、西川と杉本が席を並べたヒアリングでその恩恵を受けた。「知事から厳しい指摘があった時、杉本さんの一言で場が和らいだ」

 杉本は、西川の政策合意について「そればかり推し進めると閉塞感が出る」と批判し、職員の提案を柔軟に取り入れるボトムアップ型の手法を導入する考えを示す。西川との差別化を図る狙いも透けるが、統治手法のあり方が県民生活に直結するとは言い難い。「その気があるなら4年待てばいい」。退職した県幹部からは、そんな声も漏れる。

 ◇「県民は困惑」

 「県民は困惑している。後々に禍根を残さぬためにも、2人はそれぞれの違いが分かるよう政策や出馬の意図について説明すべきだ」。嶺北のある首長は、相次いで出馬表明した2人から違いをくみ取れないことにいらだちを隠せない。

 原発が立地する鹿児島県と新潟県で16年にあった知事選では、原子力政策で主張をたがえる候補者が接戦を演じた。県民の生命と財産に関わる問題だが、安全性を担保するため政府の積極的な関与を求める西川の原子力政策について、杉本は記者会見で「『この部分をすぐに変える』ということはない」と話した。

 北陸新幹線の県内延伸を控える今を、西川は「100年に一度の重要な節目」、杉本は「100年に一度のチャンス」と言った。ともに自治省(現総務省)出身で副知事を経験した西川と杉本が、県政の行方をどう描くのか。知事選は共産党も市民団体と協議し、独自候補擁立を検討する。「県民の代表」をうかがうそれぞれの政策は、まだ、見えない。(敬称略)=この連載は大森治幸と岸川弘明が担当しました。


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