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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

7103チバQ:2018/11/06(火) 20:34:39
http://www.niigata-nippo.co.jp/select/shichousen-konsen3.html
<中原新潟市長誕生> 混戦の先に
【課題山積】漂う停滞感 どう対処

【写真】篠田昭市長(手前)と引き継ぎなどについて意見を交わす中原八一氏=10月30日、新潟市役所
 10月28日の新潟市長選で初当選した中原八一前参院議員(59)は30日、新潟市役所に篠田昭市長(70)を訪ねた。11月18日の市長就任までの引き継ぎなどについて話すためだ。

 面会後、中原氏は報道陣に「篠田市政は政令市の土台をつくる第1ステージで、私が担うのは第2ステージ。市民と一緒に築いていきたい」と抱負を語った。

 選挙戦で、自民党の支持を得た中原氏は自民の中心的な支持層を手堅く固め、幅広い年代に浸透した。4期16年の篠田市政に対しては中立的なスタンスを保ち、告示日には篠田氏が応援に駆け付けた。

 中原氏は9万8975票を獲得したが、得票率は3割にとどまる。選挙戦後半に篠田市政を批判した小柳聡前市議(31)と、「市政転換」を訴え続けた吉田孝志前市議(56)がいずれも約9万票を集め、接戦となったためだ。

 新潟日報社の出口調査では、4期にわたった篠田市政に否定的な回答が約6割を占めた。小柳、吉田両氏がそうした批判票の受け皿となった格好だ。

景気・雇用への期待感強く
 篠田市政への批判の背景には、新潟市を覆う停滞感がある。

 2007年に本州日本海側初の政令市になったものの、1人当たりの市民所得はこの10年でほぼ横ばい。人口は増えず、16、17年には政令市移行後初めて2年連続で転出超過の社会減となった。社会増減は富山、山形など周辺県庁所在地と比べても劣勢だ。

 選挙戦で中原氏は「拠点性の向上」を訴えたが、篠田市政下でJR新潟駅の高架化や周辺道路整備は遅れ、計画も縮小。LRT(次世代型路面電車)を断念し、導入したBRT(バス高速輸送システム)は市民の大半が支持していない。

【関連記事】BRT批判多く篠田市政に否定的6割



 都市の魅力や拠点性の指標となる中心市街地の地価は低落傾向を続け、10年前に同水準だった金沢市のほぼ半額に落ちた。9月末に新潟三越が閉店を発表するなど、市街地活性化にも暗雲が漂う。

 経済界を中心に、篠田市政は産業政策が不十分だったとの指摘もあった。

 出口調査では働き盛り世代が中原氏を支持し、重視した政策は「景気・雇用」が「医療・介護・福祉」と並んで最多。「景気・雇用」を選んだ有権者の4割近くが中原氏に投票し、経済活性化への期待を託した。

 しかし、市の財政は積極予算を組めるような状況ではない。17年度末の基金残高は約33億円で、政令市移行前の06年度に比べ10分の1以下にまで減った。18年度の社会保障予算は約793億円と10年間で約343億円増加。高齢化に伴い、さらに増える公算だ。

財政難 問われるリーダーシップ
 自治体財政に詳しい新潟大経済学部の鷲見英司准教授は「財政の硬直化が進んでいる。投資余力があまりないので我慢が大切になる」と指摘。行政サービスの効率化が迫られるとみる。

 43年ぶりの自民党系市長となる中原氏は、選挙戦で国や県とのパイプを強調した。

 国政で二階派に所属し、国土交通政務官も務めた中原氏。市幹部は「国は首長を見ている。国交省関連の国費が増えることへの期待感はある」とする。政策の方向性は花角英世知事とも共通しており、相乗効果を期待する声も上がる。

 ただ中原市政の基盤は盤石とは言えない。市長選で自民系の吉田氏と争ったことで、市議会の保守系議員も分裂した。吉田氏を支援したベテラン市議は「ほとぼりが冷めるまで様子見だ。敵対することはないが、保守系がまとまることもないだろう」と語る。

 混戦の果てに新市長となった中原氏は「市民のために必要なことは、いかなる抵抗があっても市長の責任で断行する」と意気込む。どう足元を固め、政令市の針路を描くのか-。リーダーシップが問われる。


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