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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

7011チバQ:2018/09/24(月) 12:16:56
 ◇勝算のないまま町長選へ

 過去2回の町議選で連続トップ当選を果たしたとはいえ、それは唯一の40代以下の候補者として若い世代の票の受け皿になったからだった。1人しか選ばれない町長になるためには、より幅広い世代からの支持が欠かせない。

 自身のホームページには増田寛也元総務相や、田中角栄元首相の秘書だった浅賀昭氏など、著名人の応援コメントを並べた。増田氏は東大院時代の恩師、浅賀氏は町議時代の知り合いだ。「『こんな人たちが応援しているなら投票しよう』と思ってくれたら」と、自ら支援を依頼して回った成果だった。

 とはいえ「実際は勝算も何もなかった」と桑原氏の父雅之さん(55)は振り返る。

 自民党系の上村前町長の後援会は後継候補の擁立を模索していた。共産党の支援を受ける元町職員の半戸哲郎氏や民間出身の新人男性もすでに立候補を表明していた。そこに割り込むのは容易ではない。「悠がそこまで言うなら……」と、半ば「開き直り」(雅之さん)で親族やその友人から成る選挙スタッフは動き始めた。

 ◇町の課題を前に頓挫した前町長の後継候補選び

 流れを変えたのは6月17日の告示直前、自民党津南支部副支部長で、町の有力な建設会社「高橋工務所」の社長、高橋政徳氏の名前入りで町内の関係者に出回った1枚の文書だった。そこにはこう書かれていた。

 「候補を分析した結果、桑原悠候補者を支持する事に決定いたしました」

 実は上村前町長後援会や自民党による独自候補選びは序盤からつまずいていた。

 上村前町長は後任に小野塚均副町長を望んだが、小野塚氏は「町長がそんなつもりだったとは知らなかった」と固辞。慌てた後援会は自民系町議らに打診したが「町には課題が多すぎる」「とても自分では町政を担えない」と断られた。

 ◇「桑原氏のほうがまし」

 実際、課題は山積している。

 町の今年度一般会計予算は前年度比6.3%減の約65億円。人口減で経営が悪化した町立病院は赤字の補填(ほてん)が必要で、財政は火の車だ。14年度からは町の「貯金」である財政調整基金を取り崩している。人口減は農家の後継者不足、商店街の空き店舗問題にも直結している。

 1955年、合併で町が誕生した時に2万1909人いた人口は2015年には1万29人に半減した。総務省から「過疎地域」に指定され、有識者で構成する「日本創成会議」には「消滅可能性」のある自治体の一つにカウントされた。

 町を熟知するベテラン政治家ほど、町長が背負う責任の重さを理解していた。

 最終的に前町長後援会や自民党津南支部が出した結論は「共産党が町政を担うよりは桑原氏の方がまだまし」(高橋氏)だった。


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