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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

6902 チバQ:2018/06/16(土) 16:50:05
https://mainichi.jp/articles/20180613/ddl/k15/010/279000c
勝負の分かれ目検証’18知事選 /中 組織戦、薄氷の勝利 自公、人海戦術で花角氏支援 /新潟

毎日新聞��2018年6月13日 地方版

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 10日の知事選開票を見守る会場の壁一面に飾られた「祈必勝」の為書(ためが)き。組織戦を得意とする自民、公明両党が支持した元副知事の花角英世氏(60)の会場かと思いきや、野党6党派が推薦した元県議、池田千賀子氏(57)の会場の風景だ。「県民党」を掲げた花角氏の会場に為書きは一枚もなく、両陣営の戦い方の違いを象徴していた。

 4月の米山隆一前知事の辞職表明から程なくして、自民は佐渡市出身で国土交通省の幹部官僚、花角氏を「必勝を期せる候補」として擁立する方針を決定。同時に花角氏には自公の看板を背負わせず、県民党を名乗ってもらうことも決めた。

 新潟では野党が共闘態勢を構築した2016年の参院選以降、国政選挙や知事選で競り負け続けていたうえ、森友・加計学園問題で安倍政権への批判が強まっており、まともに戦っては勝てないと判断したためだ。県民党構想を主導した自民県連の柄沢正三幹事長は「国政のいざこざを知事選に持ち込ませない」と思いを語った。

 花角氏は自民の二階俊博幹事長が運輸相を務めた頃の秘書官だ。「バックに自民がいることは隠しようがなかった」(自民党職員)が、自民県連はできる限り政党色を薄められるように腐心した。

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 花角氏への立候補要請は花角氏の同級生らにお願いし、自民幹部は街頭演説に立つことを控えた。自民の丸川珠代参院議員や太田房江参院議員らは街頭に立ったものの、丸川氏は元キャスター、太田氏は元大阪府知事という「有名人枠」での登壇だった。

 一方で水面下では組織戦を徹底した。二階幹事長、竹下亘総務会長、岸田文雄政調会長、塩谷立選対委員長の党4役を筆頭に、延べ100人以上の国会議員が来県。土地改良や建設など親密団体や企業に花角氏支援を要請して回った。

 期日前投票に行った社員や家族の名簿を提出させる「踏み絵」も実施。自民職員も花角氏の選挙事務所に大量に駐留させ、選挙に不慣れな「勝手連」たちを補佐させた。

 公明も全国から議員や議員秘書を新潟に集め、県内1500社以上に足を運んだ。「国政選挙以上で史上例にない」(公明県本部幹部)人海戦術だった。

 二階幹事長は10日、地方選では珍しく党本部で開票の推移を見守った。「勝つ算段を付けられたと思ったからこそ党本部入りした」と自民筋は解説する。

 もっとも、県民党作戦も決して一枚岩で行われたわけではない。

 公明は告示の約1週間前に自民県連との選挙戦術を巡る意見の相違から一時、自主投票を通告。両党がそろって「支持」する形で決着するまで、菅義偉官房長官が仲裁に入る事態を招いた。

 花角選対に大量にいた自民職員は、県民党にこだわる県連任せでは選対運営がおぼつかないと見た党本部が送り込んだもの。国会議員の大量投入も、二階派を率いる二階幹事長や、安倍晋三首相の出身派閥「細田派」幹部の塩谷選対委員長らが自身の派閥に発破をかけた結果だった。

 花角氏は10日の当選後のあいさつで、自公の応援に謝辞を述べた。一方で東京電力柏崎刈羽原発の再稼働問題に対する自公との考え方の違いについて「私は私。今後意見が違うのであれば、支援をいただけなくなるということだと思う」と淡々と話した。【堀祐馬】


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