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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

6602チバQ:2018/03/23(金) 18:49:44
http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20180323/CK2018032302000033.html
三重

2018年3月23日


党、会派超え分裂 県議会の定数減撤回
写真
 県議会定数を五一から四五まで削減する改正条例は、一度も選挙をせずに撤回され、来春の次回県議選は五一で行われることが決まった。定数を元に戻す条例改正が一票差で可決された二十二日の本会議は、互いを批判し合う緊迫した討論が続いた。本会議後には自民党会派が定数減への賛否を巡って分裂。対立の激しさが浮き彫りになった。

■自民 
 「県民は失望している。信頼を取り戻さねば」。本会議から四時間後、自民党で定数増に反対した水谷隆副議長ら九議員が県庁で緊急記者会見に臨んだ。十七議員が所属する自民会派から十一議員が離脱し、新会派をつくると発表した。

 自民は県北中部を中心に十三議員が定数増に反対した一方、南部の四議員が賛成。特に議長経験者でもある西場信行議員(多気郡)と山本教和議員(志摩市)は、定数増案の提出者に名を連ねた。離脱する議員らは会見で「条例提出の事前説明すらなかった。意見が異なる方と一緒にできない」と定数増反対派が賛成派とたもとを分かつ構図を強調した。

■新政みえ 
 大半の議員が定数増に賛成し、異例の定数増の原動力となった最大会派・新政みえも分裂含みだ。民進党県連の幹事長を務める舘直人議員(三重郡)ら三人が反対。舘議員は「良識を持った投票をしてほしかった」と同僚議員を批判し会派離脱の意向を示した。中瀬古初美議員(松阪市)も「定数増は県民の理解は得られない。会派で厳しい立場に置かれるのは覚悟の上だ」と話した。

■また議論?
 反対した公明の今井智広議員は本会議で、定数増で一票の格差が悪化することから「定数増派の議員は法の下の平等を知らず自分のことしか考えていない」「県は未曽有の財政危機なのに議員を増やすのは腹立たしい」など、寄せられた県民の声を読み上げた。

 県民からの強い逆風は新政側も意識しており、三谷哲央代表は「すぐにでも議員報酬や政務活動費は議論せねばならない」と説明。選挙区についても複数の新政議員が「四五も五一も問題があったから、まず定数を戻して再び議論する必要がある」と理解を求めた。

 ただ議会内に根深い対立が生じた今、これまでまとまらなかった議論がまとまる可能性は低そうだ。自民系会派の議員は「県議会は恥ずかしいことを繰り返しているだけ。県民にあきれられている」と自嘲気味に話した。

 (森耕一、吉川翔大)

◆<解説> 「禁じ手」批判の声
 「四五より減らせ」「四七はどうか」-。県議会定数を二年前から話し合った特別委員会は主張が交わらないまま、昨年末に決裂。これで終わったと思っていたところ、不意打ちのように定数増条例案が議員提出された。

 条例案の議員提出は本来、議会が一丸となって政策を提案する場合に使う。三重は「議会改革推進県」として議員の政策提案力向上を目指し、議員提出条例数で全国二位。最近は「手話言語条例」などの実績もあった。

 議会事務局も「議員定数を変えるため議員提出にするのは想定外」と認める。だが提出されれば本会議で採決せねばならない。提出議員らは「正当な手続きだ」と強調するが、制度を本来の趣旨と違う方法で使った面は否めず、「禁じ手」と批判が上がった。

 二十二日の採決は一票差の可決で、対立の激しさを物語る。変則的な手法を使い数の力で押し切ったのは、以前自分たちで減らすと決めた議員数を再び増やす条例だ。

 特に、新政みえで定数増に賛成した十三人は四年前は定数減に賛成した。なぜ考えを変えたか会見などで説明する場があってもいいと思うが「会派としては説明しない」との立場だ。勢力維持を図る会派の都合を優先させたと指摘されても仕方がないのではないか。

 県財政も厳しい中で減らせなくなる議員報酬はどうするのか。「(人口減などで)南部地域は厳しい課題が多く議員を減らしてはいけない」というが、これまで南部の議員らは地域活性化に十分貢献してきたのか。相当な覚悟で働きを示さないと、「議会改革推進県」の看板は過去のものになる。

 (森耕一)


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