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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ
6475
:
名無しさん
:2017/12/15(金) 18:15:10
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171215-00005582-gifuweb-l21
美濃加茂市長有罪 市政混迷、振り回された市民
12/15(金) 9:03配信 岐阜新聞Web
美濃加茂市長有罪 市政混迷、振り回された市民
美濃加茂市の藤井浩人市長の辞職同意案を全会一致で可決した市議会本会議。藤井氏は出席しなかった=14日午前、美濃加茂市議会議場
逮捕、無罪、逆転有罪、出直し選…。事前収賄などの罪に問われた美濃加茂市の藤井浩人市長(33)は上告を棄却され、辞職に追い込まれた。めまぐるしく変化する状況に5万6千人余の市民が巻き込まれた。逮捕から3年半。市政の混迷はいったん区切りが付いた。
「主文 本件上告を棄却する」。藤井氏の元に届いた最高裁の決定通知。主任弁護人の郷原信郎弁護士が「最強」と称した弁護団だったが、高裁判決は覆らなかった。
「一切無実、現金授受はない。これは冤罪(えんざい)」と一貫して潔白を訴え続けた藤井氏の主張が届くことはなく、道半ばで辞職を決断せざるを得なかった。最高裁に異議を申し立てるが、認められる可能性は極めて低い。
事件は異例の展開をたどった。当時28歳の「全国最年少市長」として注目を集めた藤井氏が逮捕されたのは、就任から1年しかたっていない2014年6月。受け取った現金計30万円は、首長の汚職事件としては極めて少額だった。
裁判の争点は、贈賄業者の供述の信用性だった。贈賄側は現金授受を認め、藤井氏は全面否定した。一審名古屋地裁は贈賄業者を有罪とする一方で、藤井氏を無罪とする判決。司法の判断が分かれ、市民にも真相が分かりづらい状況に陥った。
ところが、二審名古屋高裁は逆転有罪判決に。検察は藤井氏と贈賄業者とのメールの回数など間接証拠を積み上げ、高裁は証言の信用性を認めた。一審とは真逆の評価。弁護側は「実質的に心証だけで有罪とした」と憤った。
そして、藤井氏の上告から1年。最高裁が「棄却」とした決定書に記されたその理由は「上告理由に当たらない」などとわずか3行半だった。
逮捕以来、司法の最終判断がここにたどり着くまでに要した3年半、市政は揺れ、市民を翻弄(ほんろう)した。「裁判を選挙に持ち込んだ」と批判もあった今年1月の出直し選。任期満了に伴う5月の選挙では「裁判が決着するまで立候補は見送るべき」と話す市民もいたが、その度に藤井氏は当選を重ねた。
その果てに市政からの退場を余儀なくされた。市民は、1年間で3回目となる市長選を来年1月に迎える。ある有権者は「(市政の混迷は)ようやくリセットできる」と受け止めた。
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