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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

6322チバQ:2017/07/23(日) 23:37:06
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/shizu_area/shizu_governor2017/list/201706/CK2017060702000089.html
県知事選2017

2017年6月7日


課題の現場から<4> 静岡空港
◆二次交通、需要高まる

静岡駅方面行きのバスに長蛇の列をつくる外国人観光客ら=静岡空港ターミナルビル前で
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 二日の夕方、静岡空港ターミナルビル前のバス停留所。外国人観光客らが続々と押し寄せ、長蛇の列ができた。お目当ては、県が運行するJR静岡駅方面行きのアクセスバス。列は五十人近くに達し、ほぼ満席の状態で出発した。

 空港会社の出野勉社長(64)は数カ月前、初めて見る光景に足を止めた。静岡駅方面行きのバスが満席で乗り切れず、一部観光客はJR島田駅行きのバスに乗るのを余儀なくされていた。出野社長は「ツアーバスの台数が明らかに減ってきている。外国人の個人旅行化が進み、空港から各地に向かう二次交通の需要が高まっている」と指摘する。

 観光庁の調査によると、観光・レジャー目的の訪日外国人は個人旅行が増加傾向で、二〇一六年は前年比7・5ポイント増の74・0%。これは、電車や新幹線の駅と接続していない静岡空港にとって深刻な意味を持つ。個人旅行客は自分で交通手段を確保する必要があるからだ。

 静岡空港ビル一階にある総合案内所でも、外国人観光客から「東京へはどうやって行きますか」など県外への交通手段に関する質問が増えている。

 静岡空港は一六年度、中国路線の相次ぐ運休が響き、国際線の搭乗者数は前年度比三割減の二十七万六千人。これと反比例するように、静岡駅方面行きバスの乗客数は二割増の三万五千人に伸びた。出野社長は「静岡駅から新幹線でそのまま東京方面に向かう外国人が多いのでは」と分析。成田、羽田、中部空港等の航空券が取れない個人観光客らが「通過点」として利用している側面が浮かぶ。

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 地元自治体も、素通りされるのを手をこまねいて見ているだけではない。藤枝市は個人観光客を呼び込もうと、空港の周辺市町で唯一、空港とJR藤枝駅前を結ぶアクセスバスを独自運行している。運行経費は年間千三百万円ほど。外国人の乗車率は約5%と低迷しているが、市公共交通政策室の平井一彰室長(52)は「待ってるだけでは来てもらえない。訪日外国人への期待は大きく、今後も続けるつもりだ」と力を込める。

 今月四日、開港八年を迎えた静岡空港。一六年度の搭乗者数は前年度比12・5%減の六十一万一千三百六十一人で、目標の七十万人には届かなかった。

 県は現在、空港ターミナルビルの増改築を進めている。一八年秋までにビルの延べ床面積を一・五倍に広げ、国際線の一時間当たりの受け入れ可能便数を一便から三便に増やす。一時は十五路線を数えた国際線も五路線に激減しており、増便や復便、新規就航を呼び込みたい考えだ。二〇年には東京五輪も控える。空港の機能強化や魅力発信とともに、二次交通の整備の重要性は一層高まるとみられる。

(佐野周平)

 <静岡空港からの二次交通> 県はJR静岡駅を経由する新静岡行きとJR島田駅行きのアクセスバス2路線を運行。就航便数などを参考にしながらバスのダイヤを調整しており、現在は新静岡行きが1日9便、島田駅行きが1日7便。このほか、藤枝市がJR藤枝駅行きのバスを、国内線を就航するフジドリームエアラインズ(FDA、静岡市)は自社便の搭乗者向けにJR掛川駅行きのバスを運行。民間タクシー会社が県の補助金を受け、浜松市街地とJR掛川駅にそれぞれ向かう乗り合いタクシーも運行している。


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