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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

6222チバQ:2017/05/11(木) 19:34:06
どうするリニアにアジア大会

 3期目にのぞむ河村氏だが、市民人気を別にすれば四面楚歌(しめんそか)に近い状態で、市政運営は不安視されている。

 これまでの2期8年では市民税10%減税や市長、市議の市民並み給与など、有権者の心をつかんだわかりやすい公約の実現を目指した。しかし、10%減税の実現は1年限りで現在は5%に。市議報酬も一度は1630万円から800万円に削減したものの、昨年3月に1455万円とする条例が可決。

 東京スカイツリーに対抗する1000メートルタワー建設など街の活性化策も幾つかぶち上げたが、アイデアだけに終わったものも多い。「思いつき」に振り回されることの多かったある市職員は「急に言われて慌てることも。(今回の市長選で)新しい人をと、少し期待したんですけどね」と現場の苦悩をのぞかせた。

 また二重行政解消にと、大村知事との「ムラムラコンビ」で取り組んだ中京都構想は、今回公約から外した。政策の変遷で不信感を募らせた大村知事は、市長選での「河村氏不支持」を表明。選挙後も「争点や対立軸がなく、盛り上がらなかった。知名度で現職が選ばれた」と冷ややかな感想をもらした。

 両者の“関係悪化”で、2026年のアジア競技大会や翌年のリニア中央新幹線開業など、大型プロジェクトへの県市の協力にも不安を残すことになった。

 一方、河村氏は減税日本の国政進出へも意欲をみせ、次期衆院選などを見据え小池百合子・東京都知事や松井一郎・大阪府知事との連携を模索している。今回の市長選では小池氏の「都民ファースト」を意識したのか、選挙公約集を「庶民ファーストナゴヤ」と名付けたほど。しかし、具体的な連携の形は見えていない。

人気は衰えず 課題はやはり議会

 今回の投票率は36・90%と、低迷した前回から2・45ポイント下回った。かねてからの公約の城の木造復元や減税など、市民にとっては新鮮さの乏しい選挙戦だった。減税日本を除く市議会各派も「反河村」の旗の下に民意の結集をもくろんだが、政策論争には発展せず空振りに終わった。

 そんな中でも河村氏の人気は相変わらずで、政策を寛容に受け止める市民も少なくない。支援者の70代女性は「年寄りに優しい市長さんで話もおもしろい。市長給与だって(減らして)800万円を続けるのは立派」と評価。河村氏に投票した40代の公務員男性は「誰がやっても大差ないけど、河村さんだと良くも悪くも注目が集まって市政に関心が向く」と話した。

 今後は再び市議会との対決が始まるが、当面は議員報酬の削減が焦点になりそうだ。河村氏は公約の実現は「市民の命令」といい、議員報酬については無作為で選んだ市民の討論会で適正額を決めるとしている。これに対し市議会は「市議報酬まで市長に決めてもらわなくてもいい」と反発。ある民進系市議は「金額などを第三者的立場で評価する市の報酬委員会の存在意義がなくなる」と話す。

 河村氏は、議員定数削減を含めた議会改革も主要政策に挙げるが、これも議会の反発は必至。「市民目線の政策の実現」を訴える河村氏だが、3期目も議会との対立が続き、政策実現の足かせになるようでは、「不毛の4年間」との批判も起こりかねない。


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