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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

6071チバQ:2017/02/20(月) 22:12:59
河村市長「気持ちは分かるが」

 過去の首長の出直し選は主要政策が議会との対立で行き詰まり、推進の起爆剤として辞職して仕掛けるケースが多く、政策に関する明確な争点があった。大阪市の橋下徹前市長は平成26年3月に「大阪都構想」を問い、出直し選で再選。名古屋市では、市民税減税を巡って議会と対立した河村たかし市長が23年2月の出直し選で大勝した。

 その河村市長は出直し選で信を問うた藤井氏について「ああいうふうになると世の中、周りがみんな敵に見える。市民にもう一度やってもええか、ということを聞きたくなるのは分からんでもない」と一定の理解は示したが、「出直し選とは本来政策を問うもので、わしの場合とは全く違う」と指摘した。

 今回の出直し選は藤井氏の個人演説会で弁護士が「不当判決」と訴える場面があるなど「有罪判決」が争点に。出遅れた相手候補も魅力的な市政に関する論点を打ち出せず、政策論争はかすんだ。

 藤井陣営は、裁判過程で3会派に分裂した自民系会派が選対副本部長につき、国会議員も応援。浮動票だけを頼みとした前回と打って変わって、有力支援層にも支えられ、余裕の勝利だった。

 背景には、支持率の高い藤井氏の人気に背を向けられない、同じ地域の有権者を相手にする政党や議会各派の思惑も見え隠れする。

角さんの選挙のミニ版?

 刑事被告人による選挙は、ロッキード事件で受託収賄罪などに問われ、実刑判決を受けた田中角栄氏が昭和58年12月の衆院選新潟選挙区で過去最高の約22万票を得てトップ当選したのが有名。「おらが故郷のおやじ」を「いじめた」と後援会が結束したためといわれている。

 田中氏のケースとスケールはまったく違うが、今回の美濃加茂市長選も「市民(県民)感情は同じ」と指摘される。同市の70歳代の女性は「裁判は分からないけど、(藤井氏が)いじめられてるようでかわいそう」と支持した理由を話した。

出直し選「必要だったか」 5月にもまた選挙

 一方、今回の出直し選を冷めた目で見る有権者もいる。

 再選した藤井氏だが、公選法の規定により任期は1期目が終わる6月1日まで。つまり5月にも再び市長選が行われることになる。さらにこの先の裁判で有罪が確定すれば、自動失職となる。

 投票した50歳代の男性は「すぐに任期満了で選挙があるのに出直し選をする意味が分からない」と首をかしげた。棄権した40歳代の夫婦は「裁判しながら市長が務まるのか。結審してから(市長を)やればいい。騒いだ割に元の状態に戻っただけ」と批判した。

 ただこうした声は、先の圧倒的な藤井氏支持ムードの中でかき消された形だ。

3選も視野?

 藤井氏は当選翌日の記者会見で「若さにも期待を頂いた。その先も全力を尽くす」と述べ、次の市長選への出馬も視野に入れている様子をうかがわせた。ある市議は「有罪でも選んでしまう民意を動かすのは、簡単ではない」と現職の“盤石ぶり”を強調する。

 しかし、別の市議は「刑事被告人の市長はやはり普通の状態ではない。市民が冷静になれば『おかしい』という気持ちになるのを待ち、問題提起したい」と水面下での対抗馬模索の動きを示唆した。

 確かに藤井氏が3選しても倫理的、道義的問題の議論は残る。刑事被告人は渡航に裁判所の許可が必要で海外視察などにも影響するほか、判決確定で自動失職する状態は極めて不安定だ。現在の状態は一見“安定”しているようにも見えるが、次期市長選は「民意」がどう動くかが再び焦点となりそうだ。


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