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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

5530チバQ:2016/07/18(月) 22:41:34
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/editorial/100177.html
小浜市長に松崎氏3選 課題山積、独自色いかに
(2016年7月18日午前7時30分)

 【論説】小浜市長選で現職の松崎晃治氏が3選を果たした。誠実な人柄と堅実な手腕が市民の信任を得た形だ。ただ、市長選レベルで3期連続無投票というのはいかがか。昨年4月の市議選も無投票。候補者の生の声を聞き、市の将来像を選択する機会が相次ぎ失われた点は、市民も重く受け止める必要があるだろう。

 松崎氏は、常日頃から足しげく各地区の会合や後援会組織の集まりなどに出席し、市民の声に耳を傾けてきた。誠実な人柄は、市民ならずとも知るところであり、対抗馬の動きは全くなかったのもそれゆえのことだろう。

 1、2期を振り返ると財政運営での堅実ぶりは顕著だ。人件費を削りながら事業を精査するなど行財政改革を推進。借金に当たる地方債残高を減らし、貯金に当たる財政調整基金は、2期目半ばの段階で1期目就任当初の倍近くまで増えた。ただし2期目後半は、市土地開発公社の解散や法人税率の引き下げなど負の要因もあり、苦しいやり繰りを迫られている。

 2期目は、学校耐震化の前倒しなど、元教員の松崎氏らしい施策の半面、防災行政無線や防災拠点となる公民館の整備など、東日本大震災後だけに防災力強化の優先順位は高かったが、アピール度としていまひとつの感が否めない。

 市長肝いりといえるのが「まちの駅」。今年5月、華々しいオープンを迎えたものの、ここに来て市民から冷めた声も聞こえてくる。拠点施設の旭座は、収容人員が約170〜200人と小規模イベント用だけに、にぎわいの波及には限界がある。イベント時に観光客らはシャットアウト状態というジレンマも抱える。

 ただ、全国的にも希少な明治期の芝居小屋であり、移築・復元の工程は興味深いものがある。映像化し放映するなどして、観光客が滞留できるような手立ても必要ではないか。まちなか観光の拠点としての機能を再構築すべきだろう。

 3期目の最大の課題としは北陸新幹線小浜・京都ルートの決定を挙げる。県議時代からの悲願であり、正念場を迎える中で、何とか勝ち取りたいとの思いだろう。人脈などをフルに活用してもらいたい。

 一方、さまざまな市政の課題も待ち受ける。4小学校を統合し新設校を整備するほか、クリーンセンターの改修など大規模事業が続く。2期目から先送りした浄水場や小浜縦貫道路は、結果が求められる。財政運営はさらに厳しいものになり、これまで以上に独自色を出しにくい状況だろう。

 その意味では「選挙をやりたかった」と松崎氏がこぼしたのもうなずける。票の重みを背に、3期目に勢いをつけたいと思いたくなるほど、課題は山積している。政治家として“次のステップ”も期待されるだけに、3期目のかじ取りこそ試金石といえよう。


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