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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

5426チバQ:2016/03/06(日) 23:21:01
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20160305ddlk20010018000c.html
<選択を前に>検証・松本市政/下 イオンモール出店 景観など考慮、変更へ /長野

03月05日 11:53毎日新聞

 ◇「もっと危機感を」の声も

 「検討に時間を要しており、大幅に遅延すると考えている」。松本市の菅谷昭市長は3日の市議会本会議で、松本駅の東約1・2キロに計画されているイオンモール東松本(仮称)の状況についてこう説明した。

 建設地は、かつて製糸業の拠点だった片倉工業(東京)の社有地約6・1ヘクタール。計画店舗面積は約4万1000平方メートルと県内屈指の規模で、完成すれば買い物客の流れが大きく変わるとみられる。敷地内にあったカタクラモール(約1万3500平方メートル)などは、既に解体された。

 ただ、当初は今秋だった開業予定が人件費・資材費高騰などを理由に「2017年度内」に変更された。それがさらにずれ込む見通しとなり、しばらくは広大な更地のままとなる可能性が高い。

 市中心部のある商店主は「モール自体には反対しないが、規模が大きすぎる。イオンが進出した都市はどこも街が壊れている」と強く警戒。一方、予定地近くで飲食店を営む男性(67)は「近所で買い物ができず本当に不便。とにかく早く開業してもらいたい」と漏らした。

   ◇    ◇

 市街地の巨大店構想を受け、市はイオンモール(千葉市)と情報交換の場を月1回程度設けている。「開発者が県に届け出る前としては異例の対応」(市商工課)という。

 市は14年6月にイオン側から示された計画概略を基にしたシミュレーションで、ピーク時は470メートルの区間に26分以上かかるなど周辺で激しい渋滞の発生を予測。景観面ではメイン棟が「ボリュームが過大」「女鳥羽川沿いの意匠に配慮が必要」と指摘した。

 市の説明では、その後の協議でイオンからメイン棟を4階建てから3階建てにして規模も縮小することや、市中心部にないシネマコンプレックス(複合映画館)の併設方針が説明された。「松本らしい開発」の求めに対し、昭和初期の建物を一部保存活用する意向も伝えられている。ただ具体的な全体像や開業時期はなかなか見えてこないのが現状だ。

   ◇    ◇

 市が松本商工会議所に委託して1986年から実施している市中心部50地点の歩行者通行量調査では、ここ数年は減少に歯止めがかかり、大型書店の進出や大型店改装があった松本駅周辺では回復傾向が見られた。周辺市町村から買い物に訪れる流入人口も増えている。市商工課は「松本城への観光客も目立つ。地方都市としては、歩いている人が多い印象がある」と説明する。

 一方、木下正次・東京商工リサーチ松本支店長は「市内の経営者の間では新幹線やリニアといった高速交通体系から取り残され、将来は街全体が埋没すると懸念する人が少なくない」と指摘する。

 少子化による市場縮小や買い物スタイルの変化など、イオン以外にもさまざまな時代の動きにさらされている商都・松本。松本商店街連盟会長で菓子店経営、木内基裕さん(68)はこう訴えた。

 「我々は商品のみならず街の地理、歴史をより深く学ぶなど、大型店にできないサービスに努めたい。市も街を守り生かすために、もっと危機感を持って問題に向き合ってほしい」【近藤隆志、古川修司】


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