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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

5351チバQ:2015/12/06(日) 12:46:11
http://www.yomiuri.co.jp/local/fukui/news/20151204-OYTNT50041.html?from=yartcl_popin
<県都のあした 福井市長選の課題>下 地域振興
2015年12月05日
地元住民(右から3人目)と一緒にオブジェを作る谷内教授(手前)と学生たち(11月29日、福井市上味見地域で)
地元住民(右から3人目)と一緒にオブジェを作る谷内教授(手前)と学生たち(11月29日、福井市上味見地域で)

 ◇産学官民 橋渡し継続を

 丸太をブナやシデの枝や葉で覆った、重さ200キロの「柴神輿みこし」。担ぎ手には2年前から、多くの〈よそ者〉の若者たちが交じるようになった。

 福井市の山あいにある住民262人の美山地区・上味見地域。地元のまちづくり団体によると、高齢化率は6割を超す。小学校は消え、30歳以下はほぼいない。約900年前から伝わり、柴神輿をシンボルとする県無形民俗文化財「じじぐれ祭」は住民だけで維持できず、県が募集した若者たちの手を借りる。

 元自治会長の高倉博雄さん(76)は「住民の大半は60〜70歳代で、担ぐのは無理な話。とにかく助かった」と感謝する。

 市内の高齢化率は、一光いかり(87・5%)、殿下でんが(49・04%)など山あいで顕著で、「3割超」は市内全49地区の半分以上。人口は2006年の27万1400人をピークに右肩下がりで、40年には21万6200人にまで減るとされる。

 市は「49地区それぞれに色を付けたい」とし、個性豊かなまちづくりに取り組む。だが、頼りにするのはボランティアと移住した若者が取り組む地域おこし協力隊。現在は市内で2人だけで、十分とはいえない。



 11月末、同じ地域内の会社倉庫で、住民と若い学生ら8人が楽しげにオブジェを作っていた。間伐材を使った「夏のかまくら」で、地域のイベントで中に入って楽しんでもらう。間伐材はほかに、看板や温泉施設の燃料にも姿を変えるという。

 外には、30基の手作り水力発電装置が目につく。自転車の車輪に羽根を付け、山の湧き水の流れを動力として活用する。これは民家の玄関先の融雪に役立った。

 いずれも福井工大の谷内眞之助教授(64)(デザイン学)と学生らの成果で、活動は6年目を迎えた。地域のホームページを作るという市の活性化事業をきっかけに始まった。

 だが、市の助成は最初だけで、大学の研究として続いている。谷内教授は言う。「短期間に、しかもホームページの制作で地域振興なんてできない。何が必要か、何度も話し合った。継続的な活動が欠かせない」

 地元住民の内田一朗さん(56)は「いてくれるだけで活力になる」。同大学2年の藤井慎太郎さん(19)も「大学ではわからない地域の人たちの生き方を学べる」と実感を込める。



 市は、地区の祭りや環境整備に助成する「地域の誇り推進事業」を続けている。約1億本で彩られ、県外からも観光客が訪れる宮ノ下地区の「コスモス広苑」もあるが、花壇整備や公民館のライトアップなど意識の差が出ている。

 この事業は各地区から申請を「待つ」仕組みで、NPOや大学と連携した取り組みは年に数例にとどまる。ある地区の男性区長(69)は「住民のアイデアには限界がある。若く柔軟な力がほしい」と打ち明ける。

 現在殿下地区の活性化に取り組む仁愛大の島岡哉准教授(村落研究)は市職員の意識改革を求める。

 「市職員も市民として積極的に意見してほしい。産学官民が語り合う場を設けたり、大学と地域のつなぎ役になったり、できることはたくさんある」

 (この連載は村上和史が担当しました)

2015年12月05日 Copyright © The Yomiuri Shimbun


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