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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

5349チバQ:2015/12/06(日) 12:45:19
http://www.yomiuri.co.jp/local/fukui/news/20151201-OYTNT50139.html
<県都のあした 福井市長選の課題>上 観光
2015年12月02日

越前海岸沿いの店や民家(福井市で)
越前海岸沿いの店や民家(福井市で)

 ◇3本柱周遊 誘導策なし

 海沿いの国道脇に点在する空き店舗は、すっかり色あせ、さびついていた。11月下旬の潮風は冷たく、痛々しい。

 春から夏は、鮮やかなオレンジ色の夕日が空と海を染め、冬にはかれんな水仙が彩る福井市内の越前海岸。「日本の渚100選」に選ばれているが、観光客の足は年々遠のく。県によると、2014年は38万2000人で、10年前の04年(45万9000人)から3割近く落ち込む。

 沿岸3地区の活性化団体の設立に奔走した林和真三かずまささん(59)は「3月に北陸新幹線が金沢まで開業しても、観光バスは来ないし、自分たちで動くしかない……」とため息をつく。

 同じ11月下旬、海岸から東へ約30キロ離れた一乗谷朝倉氏遺跡の駐車場はにぎわっていた。新幹線効果か、金沢ナンバーの観光バスが目立つ。戦国時代の着物のレンタルに加え、今年は新たに館跡の再現CGが見られるタブレットも配布した。既存の国民宿舎の改修ぐらいにとどまる越前海岸とは違い、「おもてなし」もぬかりない。

 市によると、今年の観光客は3〜9月だけで83万7000人と、昨年同期(約50万人)の約1・7倍に上る。

                          ◇

 市は「一乗谷」「越前海岸」「まちなか(中心市街地)」を、観光の3本柱に据える。

 今年に入り、振興策として同遺跡にレストラン、中心市街地には市グリフィス記念館をオープンさせたが、市街地近くの養浩館庭園の観光客464人を対象に行ったアンケートでは、「一乗谷から来た」か「これから向かう」としたのは約1割だけ。現状では、「何もない」館跡を見せる一乗谷の独り勝ちだ。

 市旅館業協同組合によると、ホテル・旅館の平均稼働率(3〜9月)は45〜72%で、昨年から微増にとどまる。

 同市出身で、横浜観光コンベンション・ビューローの新町光示理事長は「『点』をつなぐ交通やサービスが乏しく、『面』となる周遊に結びついていない。資源の魅力を生かし切れていない」とみる。

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 観光は広域的な視野が必要なだけに、県都としての品格も問われる。

 観光スポットとして定着し、再開発工事に伴い来年1月にいったん撤去されるJR福井駅前の恐竜モニュメント。県が新幹線効果を狙い、駅前の市有地を借り受け設置した。

 県は「PRには最適」と工事が完了する来春以降に現在地での再設置を求めるが、市の反応は鈍い。「恐竜といえば勝山や大野で、福井市を象徴するのは繊維業などがある。期間限定ならいいが……」と常設に難色を示しているのだ。

 コンサルタント会社「ブランド総合研究所」(東京)が発表した今年の「地域ブランド調査」によると、県は14年の45位から今年は29位に上昇した。「恐竜王国のPR効果で若者の関心を集めたのが大きい」という。

 同市出身の田中章雄社長(56)は「県都なら県内各地の魅力を紹介するのが当たり前。地域ブランドを育てるため、県全体のつなぎ役として引っ張るくらいの度量がほしい」と指摘する。

                        ◇ ◇

 北陸新幹線やJR福井駅西口再開発ビル「ハピリン」の開業、高齢化に人口減……。県都は今、大きな転換点を迎えている。福井市長選(6日告示、13日投開票)を前に、希望ある〈あした〉に向けて必要なものは何か、課題を探った。

2015年12月02日 Copyright © The Yomiuri Shimbun


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