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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

5055チバQ:2015/04/19(日) 22:32:31
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150416ddlk10010161000c.html
’15統一地方選:地方議会と有権者は今/中 「なり手がいない」 定数削減は「応急処置」 議員報酬「低い」 /群馬
毎日新聞 2015年04月16日 地方版

 「選挙で市民の負託を受けるのが本来の在り方だという考えは変わらない」

 市議選告示まで1カ月を切った3月20日、みどり市議会で定数削減案を否決された大沢映男議員(72)は無念そうに語った。提案理由は「2回連続無投票を回避し、投票の機会を作るため」。定数20の市議選で、立候補予定者説明会の出席者は20陣営にとどまっていた。

 今回の統一地方選で定数を削減するのは9市村議会。高崎市=41→38▽太田市=34→30▽藤岡市=22→20▽安中市=24→22▽富岡市=21→18▽沼田市=22→20▽嬬恋村=14→12▽片品村=14→12▽上野村=10→8。「議員を減らせ」という激しい住民運動があったわけではない。むしろ目につくのは、なり手不足による定数割れや無投票を阻止するための「応急処置」的な削減だ。

 「今の待遇では議員になりたい若者がいても厳しいだろう」。川場村議の一人は人材枯渇の一因として議員報酬の低さを挙げる。県内最低の月額12万5000円。議員活動は平日の日中が中心で、「兼業」も難しい。この村議は「本音を言えば、働き盛りの若手に議会を刺激してもらいたい。いろいろな人に声もかけてきた。でも今の時代に議員報酬を上げるべきだとはなかなか言えない」と嘆く。

 議員報酬は、上野村14万6300円、高山村15万円と、山間部の低額ぶりが目立つ。資産家か年金生活者、自営業者らでないと引き受けにくい仕事になっているのが現実だ。必然的に、議員の高齢化が進む。毎日新聞の全国アンケートによると、県内で議員の平均年齢が最も高かったのは南牧村の69・6歳。平均年齢が60歳以上だった議会は25市町村と、県内の7割以上を占めた。今月の市議選に出馬せず引退する高崎市議の一人は「若手が入ることで議会に活力が加わる。若い人が興味を示さないのは、議会の存在感が薄くなっている証拠だ」とつぶやいた。

 地方議会の定数を減らし、報酬を低く抑えようとする現状を、一部の議会関係者は自嘲気味に「LCC」と呼ぶ。格安航空会社になぞらえた「ロー・コスト・コングレス」(安上がりの議会)の略称だ。これに対し、他県では少なくなり過ぎた議員数や安すぎる議員報酬を考え直そうとする動きも出ている。

和歌山県由良町議会は07年、それまで14だった定数を10に減らした。すると、住民の多様な声を反映しにくくなったという。玉置一郎議長(50)は「今では後悔している。まるで非正規雇用のような任期4年で、選挙費用の負担と落選のリスクもあるのに、報酬は安く、若い人に見向きもされなくなった」と失敗を認める。民主主義のコストは安ければいいというものではないとして「安易な報酬カットや定数削減は議員も住民も自分の首を絞めることになる」と訴え、本当に適正な水準を模索しているという。

 高崎経済大の増田正教授(政治学)も、なり手不足が深刻化する現状について「議員報酬を増やすなど、何らかの形で職業としての魅力を引き上げることが必要」と指摘する。【角田直哉】


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