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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

5013チバQ:2015/04/19(日) 13:44:52
http://www.yomiuri.co.jp/local/fukui/feature/CO015072/20150406-OYTAT50019.html
知事選2015あすへの課題
<中>新幹線経済効果と負担
2015年04月07日 05時00分
北陸新幹線金沢開業で利用客が増えているあわら温泉の足湯(あわら市で)
北陸新幹線金沢開業で利用客が増えているあわら温泉の足湯(あわら市で)

 木の香のさわやかな数寄屋造りの建物で特産の青石「笏谷しゃくだに石」の浴槽に足を浸してほっと一息――。4月最初の土曜日のあわら市。温泉街の入り口に昨春、市が造った「あわら温泉湯のまち広場」の無料の足湯は観光客でにぎわっていた。

 温泉街の旅館経営者は「街中に人が増えている。首都圏からの人も多い」と、北陸新幹線金沢開業(3月14日)の効果を実感する。ただ、宿泊客数に目立った変化はなく、「観光地までの交通の利便性向上や長期滞在できる街づくりなど新幹線が来るまでに解決すべき課題は多い」と気を引き締める。

 「ネットで事前に調べると足湯以外に何もなかったので宿泊は金沢」=東京都・松川紗那さん(24)=、「東尋坊に行きたかったが、バスの便が少な過ぎる。効率よく観光するのに時間は大事」=埼玉県・野本祥吾さん(33)=。実際、北陸新幹線と特急を乗り継いで県内に足を運びながら、早々に金沢に引き返す人が目立った。

 ◇

 北陸地方にとって50年来の念願だった新幹線。これまで関西、中京圏からの観光客が中心だった県内でも、関東甲信越からの来県者が増えると期待されている。

 一方で、「先に新幹線が通った石川、富山に取り残される」との危機感も根強く、県などの度重なる要請の結果、今年1月、金沢―敦賀間の開業が、当初の予定より3年早い2022年度に前倒しが決まった。

 県は工期短縮に向け、用地買収の担当者を31人から52人に増員した。さらに与党のプロジェクトチームでは、福井駅までの先行開業についての検討も始まり、「一日も早く」(川田達男・県経団連会長)と、経済界などで期待は高まっている。

 だが、福井は世帯当たりの自動車保有台数が全国1位の車社会だ。新幹線を降りた後の観光客の足になる公共交通網(2次交通)は脆弱ぜいじゃくで、永平寺、県立恐竜博物館、東尋坊などの著名な観光地は点在している。県も手をこまねいているわけではなく、バス便の改善などに乗り出しているが、現状では、観光客の利便がいい状態とは言い難い。

 ◇

 一方、新幹線では市町の冷静な意見も目立つ。新駅ができる越前市は、「新幹線が来て、それだけで街が発展する訳ではない」と、「南越駅」(仮称)周辺の整備は広場や駐車場など最小限度にとどめる予定だ。

 新幹線駅のない鯖江市は並行在来線の経営がJRから県や沿線自治体の運営する第3セクターに移行後、今は市に停車する特急がなくなるのではと懸念。駅舎や線路管理など3セクへの拠出金にも不安を募らせる。

 費用を沿線7市町で負担するのか、県内の全17市町で負担するのかも未定で、設備の買い取り費用や、その後の維持管理費なども不透明だ。他県では運賃値上げや赤字補填ほてんに巨額の公費が支出された例もある。3セクの「えちぜん鉄道」のほか、民間の「福井鉄道」にも既に公費が入っているだけに、新たな3セク運営も楽観視はできない。

 年間210億円の経済効果があると県が試算する新幹線。開業の先には夢だけではない現実が待ち受ける。

 <メモ>金沢―敦賀間の開業

 敦賀延伸は2012年6月に認可。開業は当初25年度の予定だったが、政府は今年1月、3年前倒しを決定。3月には与党が福井駅までの2年先行開業の検討を始めたが、太田国土交通相は技術面で「困難」と難色を示している。

2015年04月07日 05時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun


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