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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

5005チバQ:2015/04/19(日) 12:06:39
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150418ddlk24010176000c.html
県都は今…:津市の課題/下 巨額負債生んだ「ポルタひさい」 副都心の実感なく 新ホール計画に懸念も /三重
毎日新聞 2015年04月18日 地方版

 現在の津市は2006年1月、旧津市を含む10市町村が合併して誕生した。現職の前葉泰幸市長(53)は11年の就任以来、「旧津市以外の住民からも『合併して良かった』と言ってもらえる津市を目指す」とし、市全域の発展に力を入れているとする。

 10市町村の一つで、旧津市に次ぐ規模を持っていた旧久居市の近鉄久居駅周辺。合併後の津市は総合計画の中で、同駅周辺を「副都心」に位置付けた。しかし活気に乏しい状況が続く。

 4月のある週末。同駅前の13階建て住居兼商業ビル「ポルタひさい」周辺は、行き交う人の姿もまばらだった。同ビルは1998年に旧久居市のランドマークとしてオープンしたが、テナント誘致が難航して多額の債務が生じた。合併後、事業失敗のツケとも言える9億2000万円の負債は、第三セクターから津市が肩代わりした。

 地元で40年以上タクシー運転手をしている60代の男性はビルを見上げ、「街づくりの中心として造られたのに、誰もが立ち寄れるような店が入っていない。駅周辺が『副都心』という実感はない」。近くに住む20代の男性会社員は「駅を降りても寄るところがなく、遊ぶ時は名古屋まで行く」と諦め顔だ。

 市は同駅周辺の「副都心」を具体化するため、合併特例債を活用し、老朽化で13年1月から休館中の久居市民会館(同市久居元町)に代わるホールを、40億円以上かけて同市久居東鷹跡町に新設する計画だ。さらに市民会館跡地に広場を整備する計画も検討している。

 合併特例債を使えば、建設費の7割を国が負担してくれる。ただし残りの返済に加え、その後の維持管理費など、市が新たなツケを背負い込む形にならないか、懸念も残る。

 旧久居市地域の人口は地価の安さなどから、06年約4万1400人がここ9年間で約2500人増えた。駅利用者が増えれば、駅周辺が活性化する期待もある。市議の1人は「これから住む人に『来て良かった』と満足してもらえるような街づくりをしなければ」とホール建設計画に期待を寄せる。一方で三重大の後藤基教授(マーケティング論)は「公共施設の拡充は一時の注目を集めても、必ずしも地域振興に結び付くわけではない。ポルタひさいの失敗を省みないと、同じ事の繰り返しになる。市民生活に密接に結び付くような街づくり計画を検討すべきだ」と慎重な見方だ。

〔三重版〕


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