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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

4976チバQ:2015/04/16(木) 22:38:50
http://www.sankei.com/region/news/150416/rgn1504160014-n1.html
2015.4.16 07:02
【統一地方選2015】
検証(下)浜松市長選 行政区再編に“宿題”





 ■対立回避の代償高く しらける「信任投票」

 「行政区の再編はまだ個々の市民にまで浸透していない。『自分たちは疎外されているのでは』という人の不安感の払拭に努めたい」。新人の嶋田博氏を約20万票の大差で破り、3選を果たした12日、報道陣の質問に答える鈴木康友氏の表情に圧勝の余韻はなかった。

 鈴木氏は昨年11月に立候補を表明して以来、連合静岡など各種団体からの推薦を早々に取り付け、その数は約500に達するなど万全の組織戦を展開。地元経済界からも強力な支援を受けていたが、告示日に後見人とも言えるスズキの鈴木修会長兼社長から「今回の選挙は信任投票だ。投票率は50、60ではなく、70%を目指さないとダメだ」と強い口調で“宿題”を出されていた。

 しかし、ふたを開けてみれば、肝心の投票率は過去最低の53・56%。陣営幹部は「7割は希望的観測にしても、『市民からの信任を得た』と胸を張るためには、やはり6割台が欲しかった」と述べ、鈴木氏が進める行政区再編に対する信任としては不十分との見方を示した。

 平成19年4月に政令指定都市に移行し、現行の7区制となった浜松市。同月に初当選を果たした鈴木氏は行財政改革路線の下、「持続可能な行政サービスの提供を目指す」と行政区再編を検討。21年7月に市長の諮問機関である行財政改革推進審議会(当時)が意見書を市に提出し、市は「26年度までに住民投票条例を制定し、27年4月の統一地方選と同時に住民投票を実施する」という工程表を作成していた。しかし、再編に慎重な姿勢を見せる市議会最大会派・自民浜松からの反発もあり、鈴木氏は「30年度までに住民投票の実施を目指す」とトーンダウンしていた。

 しかし、自民浜松は「鈴木氏と大きな対立はない」として、今回の市長選への独自候補擁立を見送り、鈴木氏も選挙戦まっただ中の今月8日に、衆院議員時代から親しい菅義偉(すが・よしひで)官房長官を応援に呼ぶなど、お互いに融和に努めた。「今日は自民の先生方も来てくれてほっとした。しっかりと市長を当選させて、使っていただきたい」と話す菅氏に、ベテラン市議5人は苦笑を見せていた。

 だが結局、鈴木氏と自民浜松の対立回避は、双方にとって望ましい結末にはならなかった。鈴木陣営が信任の目安としていた投票率は、人口が最も多い中区では50・26%と有権者の約半数が棄権したといえる結果に。一方で、行政区再編に関心の高い天竜区では68・49%に達した。

 市議選告示前に「過半数獲得を目指す」としていた自民浜松も、行政区再編への中途半端な姿勢が響いたこともあり、現職15人のうち天竜区で市議会議長を含む2人が落選。東区でも現職がわずか6票差で共産の新人に敗北した。市長選で嶋田氏を推薦し、市議選で行政区再編への反対を真っ向から訴えた共産が2議席から5議席へと躍進を見せたのとは対照的だった。

 ひとまずは信任を得たといえる中、市議会との関係をどう調整しながら、行政区再編を進めるのか。鈴木氏の市議会調整に注目が集まりそうだ。


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