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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

4637チバQ:2015/03/06(金) 18:57:59
http://www.47news.jp/47topics/e/262755.php
【美濃加茂市長無罪判決】 客観証拠重視で贈収賄立件難しく 捜査幹部、困惑隠さず
 名古屋地裁は無実を訴え続けた岐阜県美濃加茂市の 藤井浩人 (ふじい・ひろと) 市長(30)に軍配を上げた。「この証拠でなぜ無罪なんだ」。 愛知県警では予想外の結果に戸惑う幹部がいる一方で、捜査を不安視する声もあった。 強引な取り調べへの批判が強まり、供述以外の客観的証拠の重要性がいっそう増す中、贈収賄事件捜査の難しさが浮き彫りになった。
 ▽確信
 ある県警幹部は判決前日、「有罪になるだろう」と確信した様子だった。しかし、判決は捜査の敗北を意味する「無罪」。幹部は「『攻めの捜査』だったが、客観的証拠は十分だったはずだ」と釈然としない表情を浮かべた。一方、弁護団の 郷原信郎 (ごうはら・のぶお) 弁護士は判決後「当然の判断」と胸を張った。
 愛知県警は2014年2月、地下水供給設備会社の社長 中林正善 (なかばやし・まさよし) 受刑者(44)=贈賄罪などで懲役4年が確定=を詐欺事件で逮捕。浄水設備導入をめぐる金銭授受の疑いがあるとみて押収したパソコンの解析を進めた。
 「お手伝いや、ご協力、そして…。なんでも遠慮なくご相談ください」「本当にいつもすいません」。メールでの2人のやりとりが明らかになり、中林受刑者から「金を渡した」とする証言を得たことで、捜査員は立件に自信を深めた。
 ▽証言頼みに不安
 一方、捜査関係者の間には不安の声もあった。ある捜査幹部は「30万円程度の金額で首長を逮捕するのか。自分ならやらない」と打ち明けた。「贈賄側の証言は信用できるのか。裏付け証拠も足りないのでは」と危ぶむ幹部もいた。
 汚職事件の捜査で自白は「証拠の王様」と言われてきた。「矛盾のないストーリーをいかに引き出すか」。 ある捜査員は、これまでの捜査手法をこう説明した。 以前は大声を出して容疑者の心理を揺さぶり「かち割る」(自供させる)こともあったという。
 ▽証言切り捨て
 ただ、強引な取り調べが問題となった03年の鹿児島県議選をめぐる選挙違反 冤罪 (えんざい) 事件(志布志事件)以降、容疑者の供述以外の客観的証拠が重要視される傾向が顕著となっている。
  捜査経験の長い幹部は「一度でも市長から自白が得られれば結論は違ったはず。これからどうやって捜査すればいいのか」と唇をかんだが、5日の判決は、検察側が立証の柱とした現金授受に関する中林受刑者の証言を「合理的疑いが残る」とし、自白偏重を戒めた。
 元検事の 落合洋司 (おちあい・ようじ) 弁護士は判決を「説得力がある」とする一方、贈賄側の供述にも「具体的な部分もあり、捜査による裏付けもあった」と話す。
 その上で 贈収賄事件の捜査手法を「抜本的に変える時期に来ているのではないか。(客観的証拠を得るために)おとり捜査などの積極的活用も検討すべきだ」と指摘した。
(共同通信)


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