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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

4600名無しさん:2015/02/24(火) 21:47:49
「普通の村」に
 

 だが、競輪の売り上げは落ち、村の一般会計への繰り出し金も平成17年度からゼロが続く。「競輪という特殊財政に支えられてきた特別な村だったが、現在は普通の村になった」と花井村議はいう。

 地方公共団体の財政力を示す財政力指数の全国市町村平均(25年度)は0.49。弥彦村は0.41で、平均をわずかに下回っている状況だ。

 そんな中で、4期目を目指した現職の大谷良孝氏(59)の前に現れたのが小林氏だった。

 小林氏は村の出身。大学を卒業後、日本経済新聞の記者として活躍。退職した60歳のときに地元に戻り、農業を営んでいた。

 平成の大合併が進む中、合併をせず、独自路線を歩んだ弥彦村。競輪による下支えがあったからこそだが、その支えが弱まる中、無投票の弊害を指摘する声もあった。1月の村長選で小林氏を支援した武石雅之村議(67)は「村政に対し、住民の声が届かなくなっていた」と話す。

. 小林氏も困っている村民の訴えが実現しないという話をいくつも聞いた。村にお金がないのが理由だったという。「(破綻状態にある)財政再生団体になったら一番大変になるのは村の人たち。まだ何とかなるのではないか。財政を強くして、次の世代に渡せたら」。そう考えて立候補し、初当選を果たした。

減少する旅館

 新村長になった小林氏は「まず財政力を強くする。財政力を強くしない限り、老人福祉も子育てについても何にもできない」と語る。だが、その前には難題が待ち受けている。

 25年度に約133万人が訪れた弥彦神社を抱え、観光は農業と並ぶ村の基幹産業の一つだ。14年度に比べ、25年度の観光客数は増えたが、村内の温泉旅館数は元年の27軒から25年には14軒にまで減少した。

 村の将来について「自分たちで歯を食いしばっても生き延びていくしかない」と小林氏は話し、観光客の村内消費を増やすための施設整備に力を入れる。

 弥彦村の状況は決して人ごとではない。無投票に関しても、23年の統一地方選では、121町村長選のうち58選挙が無投票だった。

 長く続いた無投票の状況から一歩を踏み出した弥彦村。その村を引っ張っていく小林氏は統一地方選を前に、こう訴える。

 「政治というものを自分の身近なものだと考える思考を身につけないといけない。『誰かがやってくれるものだ』と思ったら変わらない。身近なところをよくしようと考えることが大事だ」

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