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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

4568チバQ:2015/02/01(日) 20:20:03
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150130ddq041010005000c.html
「あいち」の今:’15知事選の課題/4止 町工場、業績回復せず 中小企業、人集め・機械更新も苦労
毎日新聞 2015年01月30日 中部朝刊

 「仕事は増えたけど、景気回復の実感は全くない」。名古屋市中川区の小さな鉄工所で、経営者の飯田英貴さん(45)は深いため息をついた。

 飯田さんが営む「飯田鉄工所」は約60年にわたり、工場設備の部品の加工などを続けてきた。モットーは「鉄を極める」。自動車部品メーカーの4次下請けや、さらに小さな工場とも取引している。

 飯田さんは勤務していた工作機械メーカーを2000年に退職し家業を継いだ。売上高は07年ごろがピークで、08年のリーマン・ショック直後には3〜4割まで激減した。その後は持ち直しつつあるが、7割程度にしか戻っていない。安倍政権の経済政策「アベノミクス」がもたらした円安の恩恵を受け、業績の回復が顕著なトヨタ自動車など愛知県内の自動車関連企業とは対照的だ。飯田さんは「円安で原材料費や光熱費が上がった。競争が厳しいので価格には転嫁できない」と言う。

 人集めも苦労している。多い時に10人ほどいた社員が定年や不況で徐々に減り、現在は30〜50代の4人で、20代以下はいない。

 条件によっては助成金が得られるかもしれないと、ハローワーク(公共職業安定所)を通じた採用も考えた。しかし、高齢者を受け入れる必要があるなど制約も多く、結局、自社のホームページで募集する道を選んだ。愛知県内の有効求人倍率は09年の年平均0・55から、14年は毎月1・5前後の値で推移するが、町工場が示せる条件には限りがあり、今も採用に至っていない。

 数年前には、稼働から数十年の古い機械の更新を目的に国や県の補助金制度に応募したが、選に漏れた。近年で更新できたのは、自費による1台のみだ。

 飯田さんは「日本のモノづくりの裾野は町工場が支えている自負はある」と話す。しかし、助成も採用も厳しい状況下で、将来も会社が存続できるのか不安は尽きない。「我々のような町工場が元気になれば景気は良くなる。行政にはもっと現場を知ってもらいたい」と実態に合わせた支援を求めている。【米川直己】=おわり


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