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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

4565チバQ:2015/02/01(日) 20:18:34
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150128ddq041010009000c.html
「あいち」の今:’15知事選の課題/2 「仕事なければ人来ない」 過疎に悩む東栄町、「消滅可能性」指摘も
毎日新聞 2015年01月28日 中部朝刊

 9世帯20人が暮らす愛知県東栄町の尾籠(おろう)集落。山あいの小さな集落が先月、大きな衝撃に包まれた。1組の老夫婦が町外へ引っ越すという。近所の人に理由は告げていなかった。住民は「高齢による生活の不安もあったのでは」とおもんぱかった。

 尾籠集落は、住民の半数が65歳以上の「限界集落」だ。杉林を分け入る町道の最も奥に位置するため、集落外の人の往来はめったにない。老夫婦の家の近くで1人で暮らす鈴川トシさん(81)は「私よりまだ10歳も若くて元気だったのに。涙が出るほどびっくりしてね」と戸惑いを隠さない。

 鈴川さんは6年前に夫を亡くし、1人で畑を耕す。大根や白菜を名古屋市などにいる娘や孫に送るのが楽しみだ。

 集落には助け合いがある。朝、ごみ出しに行こうとすると「置いとけば持ってくよ」と、みんなが声を掛けてくれる。12年前、自宅で危篤状態になった義母を病院に連れて行ってくれたのも、老夫婦だった。

 県の人口は約744万人。全体としては増加を続けている中で、同町を含む東三河地方は2008年11月をピークに減少に転じた。特に山間部の過疎化は深刻だ。50年前に1万人近くが暮らした同町でも、3700人を割った。民間有識者による日本創成会議が昨年、「消滅可能性がある」とした自治体の一つで、将来人口を決定づける20〜39歳の女性の減少率は、10年から30年間で74・8%と県内で最も高い。若者の流出が止まらず、町は移住促進に力を注ぐ。

 そんな町に昨春、子どもを含む7世帯18人が移住した。鉄工所を営む本村健児(けんじ)さん(66)の一家は、尾籠集落の入り口に位置する空き家を改修し、居を構えた。集落の人は「心強い」と喜ぶ。

 本村さんは、同県みよし市で経営する鉄工所を息子に任せ、「田舎暮らしを楽しむつもりだった」と笑う。だが、町長のほか大勢の町職員に口説かれ町内に鉄工所を新設。一部の従業員も一緒に移り住んだ。町民1人を新たに雇用し、敷地内には焼き肉店も開店させた。

 集落で中心になってまちづくりに取り組む金指旦夫(かなさしあきお)さん(71)は訴える。「人を呼ぶにはやっぱり仕事。雇用がなければ、みんな都会へ行ってしまう」【町田結子】=つづく


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