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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

4554チバQ:2015/01/29(木) 23:01:29
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150127ddlk15010089000c.html
選挙:36年ぶり弥彦村長選 村変えた「投票の喜び」 両陣営「過去を繰り返さない」 政策中心、個人攻撃なし /新潟
毎日新聞 2015年01月27日 地方版

 ◇丁寧な説明から、村づくり
 36年ぶりに行われた弥彦村長選は25日、新人で元日本経済新聞出版局長の小林豊彦氏(69)=無所属=が、4選を目指した現職の大谷良孝氏(58)=同=を破って初当選した。村民は村政の「継続」ではなく「転換」を選んだことになる。久方ぶりの選挙は人口約8500人の村をどう変えたのか。【山本愛】

 過去8回にわたって無投票が続いた背景には、36年前の1979年の元助役と元村議による村長選が村を二分する激しい争いになったことがある。しこりが残ったため、村民は無投票で村長を決めることを好んできた。

 しかし、今回はその流れがストップした。大谷氏は3期12年で、職員数や議員定数を減らし、少子高齢化対策として若者世代を呼び込もうと団地を造成した。若き村長として、評価する声もあった。一方で、昨年12月議会でホテル跡地に健康増進型施設を建設すると表明したが、「予算規模もどんな施設かも分からない」「十分な説明をしてほしかった」という声が村民から上がっていた。

 「今の村政は何がどのように行われているか見えにくい」。そう語る村民がいたように、選挙のない村に閉塞(へいそく)感を感じる村民が増えていた。そうした声に推される形で、「ガラス張りの新しい村政を」と訴える小林氏が立候補した。

 もっとも、告示時点でも、かつてを知る村民からは「平和な村に波風は立てたくない」「また村が二分することになったらと思うと心配だ」などの声があったのも事実だ。

 だが、今回は両陣営共に過去を繰り返さない努力をした。政策中心の選挙戦にすると強調し、実行した部分があるからだ。焦点の一つだったホテルの跡地利用策についても、大谷氏は「健康増進型施設の建設」、小林氏は「弥彦神社の参拝客のための、レストランや直売所の設置」と異なる選択肢を村民に示した。

 選挙戦術でも、告示前は、小林氏は後援会便りやあいさつ回りで知名度アップ、大谷氏は自民党国会議員が出席した村政報告会の開催などで実績をアピールと対照的だったが、告示後は両氏共に、個人演説会中心でこまめに政策や公約を訴えた。小林氏は「大谷さんと共に、個人攻撃はしない選挙をした。(36年前の)20世紀の選挙とは違うことができた」と振り返った。

 選挙が村民にもたらしたものは何だろうか。投票所で一票を投じた後の村民に聞くと、農業の男性(52)は「待ちに待っていた初めての村長選だった」と投票できる喜びを語った。会社員の男性(44)は「今まであまり知らなかった村のことを考えるきっかけになった。やはり、候補者の意見を聞いた上で投票して、少しでも良い村にしたいと意思表示することは必要なこと。今までが異例」と話した。一方、「小さな村なので、応援した候補者の話は大きな声でできなかった。表だっていなくても、水面下で村が二分していると感じることはあった」という会社員の女性(40)もいた。

 小林村政は、波高い中での船出になるだろう。観光振興に財政問題、人口減対策と課題は山積している。しかも、村議の多くは大谷氏を支援した。選挙戦のしこりも皆無ではないはずだ。だが、小林氏は当選にわく事務所で言った。

 「ラグビーでいえばノーサイド。もう敵味方はない。みんなが弥彦村民だ。新しい村づくりをみなさんと一緒にやっていきたい」

 小林氏はその言葉通り、丁寧な説明を続けることで、村民が一つになった村を目指してほしい。村民は政策がよく分かれば、村政により関心を持ち、「投票で村政に参加するのが当たり前」という意識が広がるだろう。その時「無投票を好む村」は昔話になるはずだ。


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