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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

4523チバQ:2014/12/21(日) 18:33:59
http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20141220/CK2014122002000023.html
<大義はどこに・松阪市長突然の辞意>(上) 図書館の計画白紙
夕方に2回目の会見を開き、辞意について報道陣に説明する山中光茂市長(右)=16日、松阪市役所で
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 市長が辞める−。盛り上がりに欠けた衆院選が終わったばかりの師走の松阪市に激震が走った。山中光茂市長の突然の辞意は、理由の不明瞭さが衝撃に拍車をかけた。“なぜ”を解き明かしつつ、辞職という重い決断が民意に沿うのかを追う。

 「もう、ちょっと。いったん市長を辞職させていただきます」。松阪市議会十一月定例会最終日の十六日。昼の休憩で記者クラブを訪れた山中市長は、議会を痛烈に責めた後、さらりと切り出した。「二年かけ、職員と動き、市民とも協議してきた。それが否決されたのだから私が責任を取る」。本会議で松阪図書館整備計画の予算案が否決された直後だった。

 計画は昨春、市長の肝いりで始まった。築二十七年で耐震は十分。建て替えせず、カフェ設置、電子書籍・電子貸出機の導入など最新技術を取り入れ、より親しまれる施設にする目的だった。総予算は四十五億円。二〇一七年度秋の新装開館を目指した。「整備に反対する議員はいなかった」と市職員。議会が問題視したのは、手法だった。

 それは民間資金による社会資本整備(PFI)。民間主導で整備した施設を民間に運営させる。コスト削減、質の高い公共サービスにつながると、国も勧めている。松阪市は「設計段階から運営会社がかかわり、機能的な図書館づくりが期待できる」としていた。

 PFIは県内では、桑名市図書館が入る複合施設建設、四日市市で小中学校四校の建て替えで導入済み。松阪市では前例はない。導入に前のめりな市の姿勢や、本当に経費が減るのか市議会は慎重な姿勢に終始。九月定例会に引き続き、「議論が不十分」として市の提案を再び否決した。

 議会をなじる市職員がいる一方、市長に疑問を抱く市職員も多い。「責任など取ってもらわなくていい。選挙で市政の空白をつくるより、住民投票で計画の是非を問えば済む」。否決を受け、市は一六年度から五年間、図書館の運営を任せる指定管理契約を結ぶ。そうなれば計画は白紙になる。市職員は「時間はかかっても議論を重ね、せっかく作った計画で整備を進めたい。なのに、市長は一人で勝手に止めてしまった」と憤る。

 渦中の松阪図書館で働く職員も首をかしげる。「市民と協議を重ねたと言うが、ほんの一部の意識の高い人とだけ。それで『責任を取る』と言われても納得できない」。実際、計画は市を二分する話題になっていない。次期市長選に山中市長が出馬して出直し選になっても、計画が白紙なら争点にならない。

 「何のための辞職なのか」。辞意に揺れる市庁舎、議場で異口同音に聞かれた。古参職員が“別の処方箋”をつぶやいた。「市長の気持ちは分かる。でも市民のためを思うなら議会と粘り強く話し合うべきだった」

 (吉野淳一)


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