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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

4477チバQ:2014/11/13(木) 18:40:16
http://www.yomiuri.co.jp/local/niigata/feature/CO011631/20141104-OYTAT50008.html

点検 新潟市政
〈4〉地域包括ケア 鍵は「市民力」
2014年11月04日 05時00分

「実家の茶の間」のオープン日には、集まった多くの地域住民の笑顔がはじけた(10月18日、新潟市東区紫竹で)

 「こんな立派な『茶の間』ができてうれしい。年をとるとどうしても出無精になるが、これならみんな集まるのではないか」。10月18日、新潟市東区紫竹の民家に集まった住民ら約100人を前に、紫竹中央コミュニティ協議会の西方四郎会長(76)は笑顔を見せた。

 長らく空き家だった木造2階建て民家はこの日、「実家の茶の間」という名前でオープンした。高齢者を中心に地域の誰もが実家のように気軽に足を運べる場として、毎週月、水曜の日中に開放される。

 整備を進めたのは市で、家賃と光熱水費を出す。市高齢者支援課は「ここを手始めに、他の地域にも広げたい」と意欲的だ。

 市がこの事業を始めた背景には、国の進める大きな施策がある。高齢者が重い要介護状態になっても住み慣れた地域で暮らせるよう、医療、介護、予防、生活支援、住居などを一体的に提供する地域包括ケアシステムだ。

 システムでは、医師や介護福祉士ら専門職だけでなく、住民やボランティアらによる運動やレクリエーション、家事援助、ごみ捨てなどの支え合い活動も一翼を担う。「茶の間」にはそうした活動の拠点となることも期待されている。

 介護保険制度の改正では、介護の必要性が低い軽度者(要支援者)へのサービスが見直され、一部が市町村に移管されることが決まった。市町村は具体的なサービスの内容や担い手、料金などを独自に定め、遅くとも2017年度までに始めなければならない。

 市によると、「茶の間」に準じるような支え合い活動は13年度現在、市内に約580ある。全国的に見ると多い方だといい、市は受け皿となる「地域力」「市民力」の掘り起こしを狙う。

 一方で、新潟医療福祉大の松山茂樹教授(福祉経営論)は、「街中と農村の違い、区の規模の違いなど、地域で状況が違うので一律のサービスにするわけにはいかない」と指摘する。

 担い手として想定される自治会などの地域組織には「新たな負担を課せられる、という不安がある」(市議の一人)のも事実で、合意形成は難航が予想される。

 市の高齢化率は05年の20・52%が、20年後の25年には30・39%になると予想される。高齢者単独世帯数は10年に約2万3000に上り、12年度の介護保険料も政令市で最も高い月5950円となった。

 待ったなしの状況の中、松山教授は「行政や民間、社会福祉協議会など、あらゆる関係者が地域性に合わせたネットワークを構築しないといけない」と話す。

2014年11月04日 05時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun


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