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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

4475チバQ:2014/11/13(木) 18:39:18
http://www.yomiuri.co.jp/local/niigata/feature/CO011631/20141031-OYTAT50003.html
点検 新潟市政
〈2〉合併建設計画 膨らむ財政
2014年10月31日 05時00分

2年前にオープンした江南区文化会館
 亀田菊花会同好会(新潟市江南区)の砂山瑞夫副会長(67)の心には今、喜びと憤りが混在している。

 江南区の亀田市民会館で31日から開く菊花展が60回の節目を迎えて晴れやかな気持ちがする一方、区側から、長年親しんだ会館を離れて今後は約2キロ南西にある区文化会館で開くよう打診を受けたからだ。

 文化会館は2012年完成と新しいが、人口の多い旧亀田町中心部からは遠く、車やバスの利用が前提となる。砂山さんは、「高齢者が多い亀田地域からはとても行けない。行政は何も分かっていない」と話し、こうもいぶかる。

 区は文化会館に催事を集約させて市民会館を閉じようとしているのではないか……。

 旧亀田、横越町などで構成する江南区では、市町村合併後の05年から合併建設計画に沿って文化会館のほか、横越地区公民館が建設された。今年度末の完成を目指し、武道場や福祉センターなど大規模な建設工事も進む。4施設の総工費は約55億円に上る見込みだ。

 このような現状は江南区に限らない。市が合併後に初めてまとめた「財産白書」では、市民1人当たりの市施設の面積(公営住宅を除く)が2・82平方メートルと、全国の政令市でトップになったほどだ。

 既存施設の今後50年の維持費は約1兆2200億円に上り、年間では245億円と現在の121億円から倍増するとの試算もある。

 「小学校の跡地などの市有地や安上がりな農地に無計画に施設を造りすぎた」。新潟大の田村秀教授(地方自治)は手厳しい。

 市は深刻な事態を受け、公共施設のあり方を検証する財産経営推進本部を3月に発足。老朽化した施設の統廃合も視野に、今年度中にも公共施設の再配置計画案を示す考えだ。ただ、合併建設計画は編入した旧市町村への「約束手形」だ。大幅な統廃合には地域からの反対の声も予想される。

 市議会では、新施設の建設計画に市議が疑問を呈しても、市側が建設計画の一環だと説明すると、「それならしょうがない」と引き下がるような状況で、市長をチェックする市議会も強力な推進役にはなれないのが現状だ。

 「立派な建物だから人が集まるという考えから脱却すべきだ。市民の声に根ざした居場所づくりをしていけば、大規模な建物を多く抱える必要はない」。田村教授はそう指摘している。

2014年10月31日 05時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun


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