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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

4393チバQ:2014/09/25(木) 20:17:56
http://senkyo.mainichi.jp/news/20140924ddlk17010150000c.html
Q・問われるもの:10・5金沢市長選/中 行き届かぬ保育サービス 「受け皿」整える必要も /石川
毎日新聞 2014年09月24日 地方版

 「本当に子供を保育所に入れられるだろうか」

 会社員の夫(29)の転勤に伴って今年6月、当時11カ月の長女も連れて関東地方から金沢市内に引っ越してきた女性(28)は不安に駆られていた。自らも家計を支えるため働きに出ようと長女の預け先を探していた。

 夫も含めて金沢は見ず知らずの土地で、つてもない。各保育所の所在地が記された地図を片手に住まいに近い順から問い合わせたが、「定員が埋まっている」などと次々断られた。心が折れかけた頃、8カ所目で自宅から約3キロ、車で約12分の保育所にようやく空きが見つかった。

 「一人で探さないといけないのかと孤独感でいっぱいだった」

 金沢市では園児募集を、入所を予定する前年10月に行っている。これまでは締め切りが過ぎると、保護者自らが空きを探して保育所と直接交渉する必要があった。

 しかし、今年度から市が最新の空き状況を随時把握し、年度途中で入所を希望してきた保護者に預け先の紹介を始めた。しかし、女性のケースが新たな制度でフォローされた形跡はない。

 女性は「せめて『この地域なら空いている』とか目安になるアドバイスをしてほしかった」と不満を漏らす。

 一方、市こども福祉課の担当者は「なぜこのような事態になってしまったのか原因が分からない」と困惑する。

 必要とする家庭が漏れなく保育サービスを利用できるよう導入された制度だが、その取り組みは道半ばだ。

   □  □

 増加する保育ニーズへの対応も課題だ。

 市内のある保育所では、定員の1・15倍までの入所を認める市の条例に沿い、定員60人に対し、上限いっぱいの69人を預かっている。年度途中で入所を希望する保護者からたびたび問い合わせがあるが、空きがない時期が多く、断ることも少なくない。

 50代の女性園長は「何とか応えてあげたいが、どうしようもない。市の担当課に連絡してみてとしかアドバイスできず、もどかしい」と嘆く。

 市によると、市内に住む5歳以下の子供は今年4月1日時点で約2万4200人と、03年と比べて2000人余り減った。一方、市内にある約110カ所の保育所の入所児童数は今年度1万1679人で、同期間で600人近く増えている。

 市こども福祉課は「女性が新たに働きに出るなど社会進出が進んだのが一因」とみている。来春の北陸新幹線金沢開業に伴い首都圏との人的交流が活発化し、子連れ世帯の転入が増える可能性もある。

 女性園長は、児童数が基準を満たしている現在でも、きめ細かい保育を行うには保育士が足りないと感じている。

 「ニーズがさらに増えるなら要員増は欠かせない。しかし、保育士の給与は高いとは言えず、なり手も少ない。待遇を良くするなど『受け皿』を整える必要がある」と求めている。=つづく


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