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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

4351チバQ:2014/08/30(土) 11:36:56
http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2014083002100009.html

陳情合戦 裏に何が 車券場推進派攻勢 風向き変化



 競輪の場外車券売り場(サテライト)誘致計画が金沢市大徳地区で表面化したのは二〇〇七年十月。学校が近く青少年育成に悪影響を及ぼすなどと反対運動が起きた。同年十二月、市議会に反対を求める請願が出され全会一致で採択。〇八年三月定例会で当時の山出保市長も「議会の意思は市民の意思」と誘致を許さない姿勢を打ち出した。


 関係者によると、計画地のビル管理者は巻き返しを図ろうとさまざまな人脈を使い働き掛けた。その結果、大徳商工振興会が〇九年三月、地域の商業振興を目的に「西部地域商工業活動振興について」の陳情を提出。同年十二月、一〇年六月にも振興に関する陳情を出したが、いずれも採択されなかった。題名は変わっても、狙いはサテライト設置の一点だった。


 一〇年秋の市長選直前。ビル管理者は当時市議で市長選出馬を決めた山野之義氏に接触。一〇年六月の委員会で市議として反対した山野氏も、十一月の市長選目前だったせいか、管理者と「設置許可が出た後、市長として調整する」との念書を交わした。


 議会で不採択が続く中、管理者は推進を“約束”した山野氏への期待を膨らませた。当選直後の山野氏は一〇年十二月、議会答弁で「地元の議論を関心を持って見守りたい」と含みを持たせた。一一年七月、市長選で支援を受けた管理者から促され、山野氏は賛同する文書に私印を押した。秘密のやりとりが発覚する一三年三月まで、議会でも水面下でさまざまな駆け引きが続いた。


 「密室」押印から二カ月後の一一年九月。大徳商工振興会が再び陳情提出。最大会派自民は「数年前に不採択とした状況は変わらない」と反対を貫いたが、一部議員が“造反”し委員会は賛成多数で初めて採択。その後の本議会で不採択となったが、賛成一八、反対二一と拮抗(きっこう)するまでに変わった。


 一二年十二月、今度は自転車スポーツ振興名目で陳情提出。同時に反対を求める陳情も出た。推進派と反対派がせめぎ合う中で二つの陳情が審議される異例の状況。十二月定例会は継続審議で、翌年三月定例会で自民は「場所の制限」と「地域住民の合意」を条件に加える譲歩案を提示。市内で開設を認める陳情を採択する一方、大徳地区での反対も採択した。これで計画は事実上頓挫した。


 一方、議会では県外のサテライトを視察する会派もあった。賛同議員が増えていった状況を振り返り「何らかの見返りがあったのでは」と勘ぐる市議会関係者もいるが、松村理治副議長は二十八日の会見で「金銭などのやりとりはいっさいなかった」と断言した。


     ◇


 金沢市の山野前市長が辞職に追い込まれたサテライト問題。実態はどうだったのか、背景に何があったのか探る。(金沢市長辞任問題取材班)


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