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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

4286チバQ:2014/07/20(日) 19:03:49
http://senkyo.mainichi.jp/news/20140720ddq041010002000c.html

選挙:愛知県知事選 あと半年 自民、対大村氏に苦慮 造反にしこり/統一選控え不戦論も

毎日新聞 2014年07月20日 中部朝刊


 来年2月の愛知県知事の任期満了まで半年余りに迫る中、政権与党で県議会でも多数を占める自民党が、いまだ知事選への姿勢を打ち出せていない。再選出馬が確実視される大村秀章知事(54)との関係が微妙だからだ。大村氏は2011年2月の前回知事選で、既成の政治勢力を批判した河村たかし名古屋市長とタッグを組んで圧勝し、県民の認知度は今も高い。「対抗しても勝ち目はない」との見方が広がる一方、党に反旗を翻した経緯から安易には支持できず、結論はなかなか見えてこない。【井上直樹、町田結子】

 名古屋市内で29日に開く党県連大会の準備段階で、一部の県議から「大村知事を招いたらどうか」との声が上がった。大会出席は、党として大村氏に「お墨付き」を与える意味を持つ。しかし、県連内の大村氏への反感が根強く、結局、招待状は出されていない。県連会長の藤川政人参院議員は「こちらが迎合する必要はない」と語気を強める。

 自民党衆院議員だった大村氏は前回の知事選で、「盟友」の河村氏の打診を受けて立候補を決め、党は大村氏に除名処分の判断を下した。知事選は名古屋市長選などとの「トリプル投票」となり、自民などの既成政党を圧倒した。勢いに乗る大村氏は2カ月後の県議選で独自候補を擁立し、自民との対立は深まった。

 県政運営は対立から始まったが、12年12月に自民が政権に返り咲くと、様子が変わる。昨年9月の県議会で県民税減税の実現を模索した大村氏は、議会側の理解が得られないとみると、強引な条例提案をせずに断念した。判断を保留して自民県議らから批判を浴びた豊川上流への設楽ダム建設は同年末に容認を決断し、14年度予算編成でも配慮した。「政権与党の協力は不可欠」と県幹部は解説するが、ある自民県議は「大村さんが近づいて来ようとしているサイン」と受け止めた。

 知事選後の来年4月には統一地方選で県議選も予定される。あわよくば現職知事の力を利用したいとの思惑も見え隠れし、知事選の対応を主導する立場の県議団内に「不戦」を望む空気も流れる。自民党は今月の滋賀県知事選で敗北。11月投票の沖縄県知事選など重要選挙も控え、大村氏に強い反感を示してきた党本部が愛知に干渉する様子はない。

 一方で、昨春の名古屋市長選で前自民市議らの挑戦を寄せ付けずに3選した河村氏と大村氏の仲は、表面上は変わりない。あるベテラン自民県議は「今のままでは大村さんを支持するわけにはいかない」と、支持の条件に河村氏との関係解消を求める。自民と大村氏との間で、信頼関係構築が進んでいるわけではない。

 大村氏は再選出馬について「まずは今やっている仕事をしっかり取り組むことに尽きる」と明言を避けている。大村氏に近い関係者からは「こちらから頭を下げる必要はない。まだ選挙は先の話」「あえて自分から動いたり、敵を作ったりする必要はない」といった声も聞こえる。

      ◇

 同知事選では現時点で立候補表明はなく、各党とも大村氏の動向を見極める構えで、民主と公明は「白紙」としている。共産は候補者を擁立する方針で人選を進めている。

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 ■ことば

 ◇トリプル投票

 2011年2月6日に行われた、愛知県知事選▽出直し名古屋市長選▽同市議会解散の賛否を問う住民投票−−の同日投票。市長選は、トリプル投票を主導した河村たかし氏が市長選史上最多の約66万票を得て再選を果たした。知事選で自民県連推薦候補ら4人を破って初当選した大村秀章氏は、史上2番目の150万票余りを獲得。市議会解散請求(リコール)運動で実現した住民投票は解散賛成が過半数を占め、翌月に出直し市議選が行われた。当時の地方首長による新たな政治勢力の躍進を象徴した。


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