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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

4176チバQ:2014/03/15(土) 10:30:02
http://senkyo.mainichi.jp/news/20140314ddlk17010510000c.html

2014知事選:「かがやき」の足元/4止 志賀原発、事故時の避難計画と活断層問題 /石川

毎日新聞 2014年03月14日 地方版


 ◇準備や想定、リーダーは明確に

 能登半島中部に位置する、北陸電力志賀原発(志賀町)。東京電力福島第1原発事故後、安全対策が進む中で、新たに問題が噴き出している。その一つは県が昨年3月に決定した新たな原発防災計画の中で定めた住民の避難計画だ。

 七尾市内で店舗を経営する男性(66)は「能登半島の先端に逃げて孤立したくないよ」と顔をしかめる。志賀原発の周辺に放射性物質が漏れた場合、原発より北の地域の人たちは南側に抜けられず、北へ向かっても能登半島から先は海。どうやって避難するのか−−。

 防災計画では国の指針に基づき、志賀原発の事故に備える重点区域を、半径10キロから半径30キロの圏内に拡大した。30キロ圏内の自治体は地元志賀町や七尾市など8市町。原発より北の輪島、珠洲両市と穴水、能登両町の奥能登地域は孤立する恐れがある。

 計画では、30キロ圏内の約15万人の住民を志賀原発の緯度を境に南北方向に分けて避難させる。奥能登方面に約3万人、金沢や加賀方面に約12万人が逃げるよう定めたほか、地区ごとに公民館や学校など具体的な避難先を割り当てた。

 だが、行政の引いた線に矛盾はないか。冒頭の男性の自宅のある地域は能登町の高校へ逃げる。一方で、男性宅から南に数メートルの隣接地区の住民は金沢へ逃げる手はずだ。男性は一緒に暮らす妻と長男、長女の顔を思い描きながら「すぐ隣の地区の人が金沢へ行くのに、なぜ奥能登へ行かないといけないのか。事故があれば金沢に逃げる」と苦笑した。

 県は漁協や海保、自衛隊の協力を得て奥能登から更に海路や空路で避難したり、救援物資を運ぶ方針だ。ただ、混乱が予想される原発事故時に、こうしたルートがどれほど機能するかは未知数だ。県は「今後の検討課題」とするにとどまる。

 経済効果など北陸新幹線金沢開業への期待が高まる県内。だが、男性は、知事選を踏まえて聞き心地のいい話だけでなく、語ってほしいことがある、と考える。「福島第1原発事故後、不安は募るが『仕方ない』と我慢してきた。県のリーダーになる人には、どんな準備や想定をすべきなのか明確に示してほしい」

  ◇    ◇

 志賀原発の敷地直下に活断層が存在する可能性が指摘され、問題となっている。直下に活断層があれば廃炉の恐れがあるため、影響は大きいからだ。

 志賀原発で先月、国の原子力規制委員会の現地調査があった。その1週間後に地質学、原子力工学など9人の専門家で構成される県原子力安全専門委員会が、志賀原発で現地調査した。

 調査2日目の終了後の委員への取材で報道陣がどよめいた。委員の1人は取材に「国と判断が分かれた場合はどうするのか」と問われ「国と意見が違わないように……」と漏らしたからだ。「規制委の見解に従って判断する」と、取られかねない答えだった。この委員は「県と国がお互いに考え方を戦い合わせ、結果を出す」とあわてて訂正した。

 羽咋市など志賀町の近隣自治体の市民らで作る「命のネットワーク」代表の多名賀哲也さん(70)は「県側は住民の生命を守る観点から、独自に安全性を検証すべきだ。専門委の委員には、誤解されるような発言は慎んでほしい」と訴える。知事選を迎え、多名賀さんは「原発問題にふれる候補者もおり、県民の関心は高いはず。安全性や再稼働の是非についてもっと訴えてほしい」と求めた。【大原一城】

  ◇    ◇

 北陸新幹線開業を控え、転機を迎えた石川県。知事選は16日に投開票され、今後4年間のかじ取り役が決まる。=おわり


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