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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

4175チバQ:2014/03/15(土) 10:28:16
http://senkyo.mainichi.jp/news/20140313ddlk17010577000c.html

2014知事選:「かがやき」の足元/3 加賀温泉の観光PR /石川

毎日新聞 2014年03月13日 地方版


 ◇「レディー・カガ」協力、首都圏対策を

 「加賀温泉の知名度は低い。首都圏で広告や営業に努めても効果はない」−−。10年ほど前には、そう言われていた。だが北陸新幹線開業を控え、状況は変わった。山代温泉の旅館社長の萬谷浩幸さん(38)らは「2時間半で結ぶ交通インフラをPRできる。東京で勝負しないとだめだ」と、2011年から旅館の女将さんら加賀温泉郷で働く女性でつくる観光PRグループ「レディー・カガ」を仕掛けた。

 加賀市の山中温泉、山代温泉、片山津温泉と、小松市の粟津温泉を含む「加賀温泉郷」。観光客の主力は長く大阪などの関西圏で、代名詞は「関西の奥座敷」だった。萬谷さんが今の旅館の社員だった約10年前、東京の旅行代理店に営業をかけても関心を持たれなかった。

 転機は11年3月の九州新幹線の全線開通だ。新築の駅舎や地元を挙げたイベントなどの取り組みに感銘を受けた。一方、北陸新幹線の開業が迫る石川県内では、意識が薄く思えた。

 萬谷さんは「県旅館ホテル生活衛生同業組合」青年部の加賀支部の仲間と企画し、「レディー・カガ」を結成。同年11月に動画投稿サイトで公開すると注目を集めた。春からは2月下旬にニューヨークで撮影した動画の公開や、加賀市近辺の名所でメンバーを撮影した写真集など、PR攻勢を強める。

 こうした取り組みの背景には、加賀温泉郷の観光客減への危機感がある。バブル期の1986年の494万人をピークに、近年は半数以下の200万人台に減少した。廃業する旅館も増える。そしてこの影響は、加賀温泉郷のうち3温泉を抱える加賀市の財政にも影を落とす。

 地価下落による固定資産税減少に加え、観光客減による入湯税の減少、旅館の廃業に伴う失業や企業取引の縮小などの要因が加わり、市税収入は決算値で08年度の約102億円から、12年度には約91億円に減少。市は「借金」の公債費について、借り換えで減少させるなどの対応を進める。市内で雑貨店を営む女性(80)は「昔は駐車場に観光バスが連なっていたが、今は厳しい。温泉旅館は地場の主力産業。とにかく観光客が来ないとどうにもならない」と嘆く。

 一方で加賀温泉郷では、それぞれ総湯や街路の新築や、整備が進む。加賀市などは山代温泉では明治期の様式で復元した古総湯、新築した総湯と、その周囲を囲む一帯の街路を整備。一帯は12年にグッドデザイン賞を受賞した。また、片山津温泉で総湯を柴山潟湖畔に新築し、12年に「街湯」としてオープンさせるなど地元主導でハード面の整備が進む。

 萬谷さんは「県の統計では、金沢や能登の関東からの観光客は県全体の10%台を占めるが加賀は約5%。伸びしろがある」とみている。そして、知事選の候補者には「加賀温泉郷をアピールするパンフレットや外国人向けに英語などで書いたPR資料製作など、首都圏でのPR対策を県に取り組んでほしい。レディー・カガも協力して、大きな流れを作りたい」と望んでいる。【竹田迅岐】


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