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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

4174チバQ:2014/03/15(土) 10:27:26
http://senkyo.mainichi.jp/news/20140312ddlk17010530000c.html

2014知事選:「かがやき」の足元/2 金沢の交通網 /石川

毎日新聞 2014年03月12日 地方版


 ◇LRT、三セク鉄道に注目

 来春の北陸新幹線金沢開業を機に、金沢市内の渋滞解消や並行在来線の経営の行方など交通網の課題が浮かび上がる。

 金沢市内の渋滞は、県や国の道路整備が進み、近年は緩和されてきた。だが、武蔵交差点など市内中心部では今も渋滞が発生している。国土交通省北陸地方整備局などによると、金沢市内の勤労者の大半が市内で働き、野々市市など周辺市町から通勤する人も増えた。金沢への一極集中が渋滞の主因といえる。

 渋滞対策の切り札として、金沢外環状道路山側幹線が2006年に開通。これを機に、金沢を通過する車両が市内中心部を通らずに済むようになり、整備前よりも渋滞は緩和されたとされる。

 だが、通勤通学以外にも駅周辺の商業施設整備などからマイカー流入は増え、中心部は渋滞しがち。JR金沢駅東口からバスやタクシーを利用し、兼六園や近江町市場など中心部の観光地に向かう県外からの観光客が巻き込まれることになる。

 昨年12月の県議会予算委員会で、県議がこんな懸念を示した。近江町市場などが近くにある、武蔵交差点とJR金沢駅との間の1キロ足らずの道のりについて「車で20分ぐらいかかることも珍しくない」と指摘した後で、この県議は「金沢開業後に渋滞がひどくならないか」とただした。観光客の「おもてなし」にも影響しかねないとの趣旨からだ。

 県側は「百貨店のバーゲンなどの日は駐車場待ちで周辺道路が混雑することがある。バスなどの利用促進や空き駐車場の情報提供に努めたい」と答えた。

 金沢市は新年度から、中心部の渋滞緩和策として、富山市と同じ次世代型路面電車システム(LRT)などの導入を検討する。「金沢・LRTと暮らしを考える会」の谷内昭慶会長(58)は「LRTは大量輸送が可能。バスと組み合わせ、マイカーによる渋滞の解消が期待できるだろう」と話す。

  ◇    ◇

 新幹線開業を機に、JR西日本から県内の並行在来線を引き継ぐ県主導の第三セクターが「IRいしかわ鉄道」だ。通勤や通学で県内各地と金沢市を結ぶ重要な足でもある。三セク移行後も現行運賃を維持した場合、10年後の累積赤字は約11億円に上るとされ、運賃値上げを見込む。県は同社の資本金20億600万円のうち約7割の14億円を出資する最大株主で、知事は取締役会長。知事選当選者には経営責任がのしかかる。

 やがてくる運賃値上げに津幡町の看護師、川西美由紀さん(44)は「息子の通学定期代が上がれば負担は大きい。家計のやりくりが大変」と、ため息をつく。息子の陸君(15)は金沢市内の高校に通う。JR津幡駅−金沢駅間の定期代(3カ月分)は、1万4270円。さらに金沢駅から高校までのバスの定期代も4万2000円以上(4カ月分)かかる。

 新幹線開業を機にJRから経営分離される区間は北陸線の金沢、東金沢、森本、津幡、倶利伽羅の5駅を通る17・8キロ。IRは、1〜5年目は緩和措置として通学定期を据え置き、普通運賃や通勤定期は1割以上上げる。全体の平均値上げ率は約1・09倍となる見込み。だが、6〜11年目には全体の平均値上げ率を1・14倍程度に増やし、通学定期も同1・05倍に値上げする見通しだ。

 川西さんは「値上げするなら、十分に理由と効果を県民に説明してほしい」と望む。知事選の候補者には、新幹線開業を巡って経済効果などプラス面だけでなく、身近な家計に及ぼす影響についても示してほしいと考えている。【中津川甫】


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