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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

3979チバQ:2013/09/30(月) 22:20:43
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shizuoka/news/20130929-OYT8T00790.htm
「秘境の地」、どう立て直す 川根本町長選あす告示

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県内有数の寸又峡温泉。ここ数年、観光客の姿はまばらだ  川根本町長選、同町議選(定数12)が10月1日に告示される。南アルプスの麓に広がる同町は、自然を生かした観光業に力を入れるが、県内有数の温泉地・寸又峡温泉は衰退の一途をたどる。長距離バス事業者を対象とした新制度が導入された影響で、紅葉シーズンの観光客は大幅減が見込まれ、「秘境の地」では観光政策に注目が集まる。

 寸又峡温泉街に19日、中型バスが滑り込んだ。降り立った8人の団体客が楽しげに旅館に入ると、一帯は再び、静まり返った。

 「いろいろな手は打っているが、昔のにぎわいはなかなか戻らない」。昨年創業50年を迎えた旅館「翠紅苑」の望月孝之社長(67)の表情は硬い。予約件数は昨年同期と比べて横ばい状態という。

 川根本町まちづくり観光協会によると、温泉街にある旅館は10軒で、ピークだった1986年(25軒)の4割まで減った。古い空き家が目立ち、寂れた印象を与える悪循環に陥っている。

 さらに温泉街に通じる道は幅が狭く、大型バスで行くことはできない。秘境としての魅力は高まるものの、1度のツアーで呼べる規模は、定員29人乗りの中型バスに限られる。観光関係者らは、和紙で作った灯籠を飾るイベントを2006年に始めたり、8000冊の本を備えた山岳図書館を09年に開設したりと集客のために新たな試みを続けている。

 だが、逆風は収まらない。群馬県藤岡市の関越自動車道で昨年4月、乗客45人が死傷したバス事故を教訓に、国土交通省は今年8月、高速ツアーバスや貸し切りバスを運行する事業者に対し、運転手1人が昼間に運転できる距離の上限を原則500キロとする新基準を設けた。

 首都圏と寸又峡を往復すると上限を超える可能性があり、これまで運転手1人で東京発の日帰りツアーを企画していた事業者からは「運転手を増やすと採算が取れない」と今年は中止の動きが広がっている。

 望月社長は「今年の紅葉シーズン、関東方面から訪れる日帰り客は9割減になるかもしれない」と話し、新町長に温泉街の立て直しを期待する。

     ◇

 町長選には、再選を目指す現職の佐藤公敏氏(65)、いずれも新人で旧本川根町元町長の鈴木敏夫氏(70)、住民団体代表の益井悦郎氏(57)の3人が無所属での立候補を表明している。市議選には現職8人、元議員3人、新人4人の計15人が立候補を予定している。9月2日現在の選挙人名簿登録者数は6990人。

《寸又峡温泉》 源泉は約4キロ山側にある。旧本川根町が1962年、町民らに利用してもらおうと現在地まで湯を引いて観光化された。

(2013年9月30日 読売新聞)


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