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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

3847チバQ:2013/06/07(金) 22:18:32
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shizuoka/feature/shizuoka1370359455039_02/news/20130606-OYT8T01224.htm
2013年 知事選 県政課題 一覧
インフラ老朽化

厳しい財政優先順位は


伊豆急行線路脇ののり面。コンクリートで崩落を防ぐ工事が進む(伊東市玖須美元和田で)  下田方面から伊東に向かう途中、伊東市玖須美元和田のトンネルをくぐると、右手に網目状のコンクリートで固められたのり面が目に飛び込んできた。

 伊豆急行(本社・伊東市)の線路だ。総延長45・7キロのうち、トンネルは31か所(計17・84キロ)。大半が斜面のそばを走るため、崩落対策などで、県内の他の私鉄よりも費用がかさむという。

 2012年度のがけ崩れ防止の費用は2億円に上った。同市玖須美元和田のトンネル付近ののり面は、10〜12年度に国や県の助成金を活用し、3分の1にあたる70メートルの補強工事は完了。残り140メートルは19年度まで続く見通しだ。

 30年以上経過した鉄道の橋やトンネルは多く、老朽化対策は待ったなしだが、財務体質が脆弱な地方鉄道にとって新規の大規模投資に踏み切るのは厳しいのが現状だ。

 県は、県内の私鉄7社に13年度中に計5億1500万円を助成する。伊豆急行の担当者は「限られた設備投資の中、短期間で補強は難しい」と漏らす。大井川鉄道(本社・島田市)の担当者も「改修した方がいい場所はたくさんあるが、資金が足りない。安全対策に手は抜けないので、補助に頼るしかない」とする。



 県管理の道路や橋梁も老朽化が進む。県道路整備課によると、県内の橋梁は約3100か所。うち設置後50年以上経過した橋梁は約700か所あり、全体の2割を超える。20年後には全体の約7割(約2300か所)を占めるという。

 県は08年度、日常点検を重視し、大規模投資を避ける「橋梁中長期管理計画」を策定したが、今年度当初予算のうち道路事業費は412億円で、うち27%にあたる112億円が維持・補修費だ。維持・補修費の割合は10年前と比べてほぼ倍増し、今後も増加の見込みという。

 県道路企画課は「高度経済成長期に完成した施設の修繕が集中している。財政を圧迫するが、命にかかわる部分の削減はできない」としている。

 一方で、県の借金は2兆円を超え、県民一人当たりの借金は単純計算で87万円。厳しい財政事情を抱える。

 静岡大の日詰一幸教授(行政学)は「インフラ(社会基盤)の老朽化対策も重要だが、介護、医療費などの扶助費も急増する。財源は限られているので、優先順位を付け、中長期的なバランスのとれた配分をするべきだ」と指摘する。

(2013年6月6日 読売新聞)


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