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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

3794チバQ:2013/05/11(土) 13:08:59
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shizuoka/news/20130511-OYT8T00052.htm
島田市長・市議選あす告示、市立病院の移転先争点



移転先を巡って揺れる市立島田市民病院(島田市野田で) 島田市長選、市議選の告示が12日に迫った。最大の争点は、市立島田市民病院(野田)の移転問題だ。東海地震が発生すると建物や周辺道路が被害を受けると指摘されており、移転先を巡り、行政と市民が揺れている。(佐藤純)

◇揺れる移転先

 市立病院が移転を迫られる理由は、地盤のもろさにある。市の調査では地表から岩盤までの距離は最も浅い場所で15メートル、深い所で39メートル。2メートルも掘れば岩盤に当たる市街地とは対照的で、東海地震が起きれば建物が壊れ、道路が寸断されると予測されている。

 そこで市は2012年8月、市立病院を中心部に移す基本構想を打ち出し、同年10月から識者による検討会を開催。新病院にふさわしい移転先として、旧ジャスコ跡地(本通)と市役所(中央町)の2か所に絞って比較検討を始めた。

 だが、ともに課題は多い。旧ジャスコ跡地は敷地が現病院の約1割の約5000平方メートルと手狭で建物を高層化する必要がある。市役所は、まず庁舎を移さなければならず、「最低30億円」(市幹部)とも言われる巨額の移設費用が発生する。

 市立病院は災害拠点病院に指定されているため、新病院にはヘリポート整備が求められるが、この2か所は周辺住宅への騒音が不安視されている。このため、12年度で終了予定だった検討会は、13年度にずれ込むことになった。

◇新候補地

 こうした中、第3の候補地が急浮上した。島田市横井の運動場公園に接するペーパータオルの製造工場だ。中心部に比較的近い位置にありながら、敷地は現病院よりやや広い約4万6000平方メートル。近くにはヘリポートによる騒音の影響を受けにくい大井川の緑地帯が広がる。桜井勝郎市長は3月、市議会で第3の候補地を問われ、「工場の完全撤退がいつか見えない」と述べるにとどめたが、さらなる交渉後に検討会に提示する意向を示した。

 一方、この企業の広報担当者は読売新聞の取材に応じ、工場の機能を別の工場に集約させるため、15年3月にすべての生産を停止させることを明かした。ただ、「取り壊し時期や跡地の利用法は未定」としている。

◇経済効果

 市が中心部にこだわるのは、市街地の衰退に歯止めをかけたいとの思惑があるからだ。

 市は近年、駅前に図書館や児童施設などの整備を進め、病院移設に伴う経済効果を年間2億2000万円と試算する。

 静岡県立大の小島茂教授(まちづくり論)は「少子高齢化が進む現在、病院を中心部に集約するのは全国的な流れ。病気によっては空気がきれいな郊外がよいが、にぎやかな中心部は医師や看護師も集めやすい」としている。

《市立島田市民病院》 1979年に現在地に移転、開院した。老朽化が著しく、周辺は大津谷川の谷底に位置する典型的な軟弱地盤。県が2001年に公表した地震被害想定では、震度6弱〜6強で液状化危険度が「小〜大」と判定された。病床数は536床。

(2013年5月11日 読売新聞)


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