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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

3753チバQ:2013/04/19(金) 23:27:12
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130419ddq041010006000c.html
一票の底流:4.21名古屋市長選/下 津波恐れる港区ゼロメートル地帯 災害弱者の命を守れ
毎日新聞 2013年04月19日 中部朝刊

 名古屋港にほど近い海抜ゼロメートル地帯の名古屋市港区南陽地区には、高層建物がほとんどない。南海トラフ巨大地震で想定される最大5メートルの津波に襲われれば、たちまち命の危険にさらされる。

 その一角で今月、市の斎場の建設工事が始まった。2年後に完成する2階建て建物は高さ15メートルだ。「この貴重な避難場所を津波タワーのような地域防災のシンボルにしたい」。地域防災の指導者で組織する「あいち防災リーダー会」の会長、早川澄男さん(68)=港区=が力を込める。

 港区は市内で最も巨大地震による浸水被害が懸念されるエリアだ。市が指定する津波避難ビル675カ所(2月末現在)のうち最多の215カ所があるが、すべての避難対象者をカバーできていない。

 「わしゃ年だし、津波で死んでもええわあ」。1人暮らしのお年寄りを対象に早川さんが防災の講演をすると、そんな気弱な声をよく耳にする。早川さんは「自力で逃げれば命が助かるという意識をお年寄りに根付かせたい」と話す。

 港区内の災害弱者は高齢者だけではない。東海地区の九番団地には多くの日系ブラジル人が暮らしている。外国人との交流活動をする「港区多文化共生推進協議会」の前会長、岡本昭二さん(86)によると、09年に起きた駿河湾を震源とした震度4の地震では、未体験の揺れに驚いた大勢のブラジル人が中庭に飛び出しパニック状態になった。地震が収まった後も仕事に行けないほどショックを受けていたという。

 「大地震で外国人住民がまたパニックになったら大変だ」。岡本さんはこの出来事を教訓に、ブラジル人たちに避難訓練に参加してもらうなど、防災意識の向上に努めてきた。だが言葉の壁はなかなか越えられない。岡本さんは「団地周辺にポルトガル語で書かれた津波避難ビル案内板を設置するなど、行政は彼らの命もしっかり守ってほしい」と訴える。

 大災害はいつ来てもおかしくない。だが市長選での防災論議は低調だ。早川さんはもどかしさを感じながら「誰がリーダーになっても弱者に手を差し伸べる視点だけは忘れてほしくない」と注文をつけた。【黒尾透】

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